JPH0528179Y2 - - Google Patents

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JPH0528179Y2
JPH0528179Y2 JP1988016573U JP1657388U JPH0528179Y2 JP H0528179 Y2 JPH0528179 Y2 JP H0528179Y2 JP 1988016573 U JP1988016573 U JP 1988016573U JP 1657388 U JP1657388 U JP 1657388U JP H0528179 Y2 JPH0528179 Y2 JP H0528179Y2
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bottom wall
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protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、金属箔の成形容器に関する。
〔従来の技術〕
アルミニウム箔などの金属箔を成形した容器に
は、通常その壁面を補強するため、リブなどの凹
凸が設けられている。特に底壁は、周壁のように
絞り成形時にしわが形成されず平坦になるため、
その補強に留意しなければならない。
この底壁の補強方法は、大別すれば二つある。
第一は、第7図に示すように、底壁1の中央部2
を窪ませる所謂セツトボトムと云われる方法であ
り、第二は、第8図のように、底壁1の中央部2
を凸状にするスライドボトムと云われる方法であ
る。
また、これらの補強方法に加えて、第8図のよ
うに、底壁2と周壁3との境界にリブ4を設ける
ことも行われている。
〔考案の課題〕 しかるに、近年コストダウンの要求が厳しいた
め、金属箔の厚みをできるだけ薄くしているが、
上述のような方法だけでは充分な強度を得ること
ができない。
そこで、この考案の課題は、薄い金属箔を用い
ても、充分な強度が得られるようリブの形状に工
夫を加えた金属箔容器を提供することである。
〔課題解決の手段〕
上記の課題を解決するため、この考案において
は、容器本体の周壁に、底壁の周縁に達する波形
リブを縦方向に設け、前記底壁の周縁近辺に、底
壁の全周にわたつて周方向に波形を有する突条を
設け、前記波形リブの波形のピツチと、前記波形
突条の外側縁の波形のピツチを異ならしめた構成
を採用したものである。
〔作用〕
底壁と平行方向の外力に対しては、波形リブに
よつて底壁の周縁が波形になつており、かつその
周縁の内側に周方向の波形突条があるため、多重
の波形となつて充分な強度を有し、底壁と垂直方
向の外力に対しては、第1の波形リブと波形突条
のピツチが異なつているため、リブと突条が平行
になることがなく、従つて変形時の支点となら
ず、強度が増加する。
〔実施例〕
第1図乃至第3図に示すように、容器本体10
は、周壁11及び底壁12を有し、周壁11の開
口縁には、フランジ13が設けられ、さらにフラ
ンジ13の周縁には、立ち上り壁14及び巻き縁
15が設けられている。
前記容器本体10は、アルミニウム箔等の金属
箔を成形したものであつて、その周壁11には、
底壁12に達する波形リブ16が設けられてい
る。このため、底壁12の周縁即ち側縁17及び
端縁18は、波形になつている。なお、周縁11
の隅角部には、前記波形リブ16が設けられてい
ないので、底壁12の隅角部12′は波形になつ
ておらず、滑らかになつている。
前記底壁12の周縁部近辺には、断面が台形で
周方向に波形を有する突条19が全周にわたつて
設けられており、この突条19の外側斜面20と
内側斜面21の波形の大きさは異なつている。な
お、必要に応じて、他の突条22等を設けてもよ
い。
前記波形リブ16と波形突条19の外側斜面2
0と内側斜面21の波形のピツチは、第4図に示
すようになつている。即ちリブ16のピツチP1
は、斜面20のピツチP2と等しくなく、かつピ
ツチP2はピツチP1の整数倍になつていない。一
方斜面21のピツチP3は、ピツチP2と異ならし
めるのが好ましいが、ピツチP1の整数倍になつ
ていてもよい。なお、それぞれ波形の山の高さ
は、ほぼ等しくしておく。
このようにピツチP1,P2,P3を設定すると、
任意の点Aをとつたとき、切線A1とA2、切線A2
とA3の傾斜が異なる。従つて、リブ16の波形
と斜面20の波形の切線が平行になることはな
く、また斜面20の波形の斜面21の波形の切線
も平行になることがない。
他の方法では、ピツチP1とピツチP2を異なつ
たピツチとし、ピツチP2がピツチP1の整数倍と
しても、ピツチの起点をずらせることによつて、
平行にならないようにすることができる。
なお、波形突条19の底壁12からの高さは、
底壁周縁からの距離や斜面20又は21の波形の
大きさ等によつて適当な範囲に定められる。低す
ぎても高すぎても強度が低下する。
上記のような容器本体の形状は、角形に限ら
ず、丸形、楕円形などいずれでもよい。
第5図及び第6図は、実施例のような長方形形
状の容器本体を厚さ65μのアルミニウム箔で形成
したものと、比較例として厚さ77μのアルミニウ
ム箔によつて形成した同形状の容器本体との強度
を比較したグラフである。
実施例は、周壁リブのピツチが5mm、底壁の突
条の外側斜面ピツチが12mm、内側斜面ピツチが10
mmであり、比較例のものは、突条に波形が無く、
それ以外は実施例のものと同様とした。実験個数
はそれぞれ2個、荷重のスピードは2mm/minで
あつた。
〔効果〕
この考案によれば、以上のように、容器本体の
周壁に、縦方向の波形リブを底壁に達するように
形成し、底壁の周縁部近辺には、波形突条を設
け、前記波形リブのピツチと波形突条の外側斜面
のピツチを異ならしめたので、底面の横方向外力
に対しては、波形リブ及び突条によつて耐力が増
加し、底面の垂直方向外力に対しては、リブと突
条のピツチが異なることによつて変形の支点とな
り難く、全体として底壁の著しい強度増加をはか
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の容器本体の一実施例を示す
正面図、第2図は同上の平面図、第3図は同上の
部分拡大縦断面図、第4図は容器本体の周壁の波
形リブと底壁の波形突条の関係を示す線図、第5
図及び第6図は実施例の容器本体と比較例のもの
と強度を示すグラフ、第7図及び第8図は従来の
底壁の補強方法を示す容器本体の断面線図であ
る。 10……容器本体、11……周壁、12……底
壁、16……波形リブ、17……底壁の側縁、1
8……底壁の端縁、19……波形突条、20……
突条の外側斜面、21……内側斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体の周壁に、底壁の周縁に達する波形リ
    ブを縦方向に設け、前記底壁の周縁近辺に、底壁
    の全周にわたつて周方向に波形を有する突条を設
    け、前記波形リブの波形のピツチと、前記突条の
    外側縁の波形のピツチとを異ならしめた金属箔容
    器。
JP1988016573U 1988-02-10 1988-02-10 Expired - Lifetime JPH0528179Y2 (ja)

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JP1988016573U JPH0528179Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JPH01126915U JPH01126915U (ja) 1989-08-30
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JPS547926B2 (ja) * 1974-05-09 1979-04-11
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