JPH0528123Y2 - - Google Patents

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JPH0528123Y2
JPH0528123Y2 JP18230687U JP18230687U JPH0528123Y2 JP H0528123 Y2 JPH0528123 Y2 JP H0528123Y2 JP 18230687 U JP18230687 U JP 18230687U JP 18230687 U JP18230687 U JP 18230687U JP H0528123 Y2 JPH0528123 Y2 JP H0528123Y2
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JP
Japan
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bumper
vehicle
bar
side cross
cover
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JP18230687U
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のボデーに装着されるバンパに関
する。
(従来技術及びその問題点) 従来、第4図に示す如くインナー1とアウター
2とからなる閉断面構造のバンパバー3の外側
を、前面の側断面形状が略円弧状の樹脂バンパカ
バー4により被覆して構成したバンパ5は公知で
ある。
斯かる従来のバンパ5において、車両対車両の
微速衝突時に相手車両のバンパ6が自己車両のフ
ロントグリル7或はヘツドランプ等により接触す
るのを防止するためには、バンパバー3の前面8
を極力前方に突き出す必要がある。しかし、バン
パカバー4の前面8の側断面形状が略円弧状の場
合、前記バンパバー3の前面8の側断面形状をバ
ンパカバー4のそれと相似形状にして、該バンパ
バー3の前面8を、該前面8全体がバンパカバー
4の内面に接触する如く可能な限り前方に突き出
すと、相手車両のバンパ6の位置が高い場合に該
相手車両のバンパ6が自己車両のバンパカバー4
の傾斜面9を滑り、自己車両のバンパ5が相手車
両のバンパ6の下へもぐり込むため、該相手車両
のバンパ6が自己車両のブロントグリル7或はヘ
ツドランプ等に接触し、これらが損傷する恐れが
多分にあつた。
このため、第5図に示す如くバンパバー3の前
面8の側断面形状を上下方向全体に亘つて連続す
る略垂直面となる形状にすれば、第4図の場合の
ような相手車両のバンパ6が自己車両のバンパカ
バー4の傾斜面9を滑るということを防止でき
る。しかし、第5図の構成のものは、バンパバー
3の前面8とフロントグリル7との間の距離Lが
短くなるため、シヨツクアブソーバ(図示省略)
のストロークが短くなり、衝撃吸収性が悪くなる
という問題があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、襲
撃吸収性が悪化することなく、車両対車両の微速
衝突時における相手車両のバンパによる自己車両
のフロントグリル或はランプ等の損傷を確実に防
止できるようにしたバンパを提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上述した問題点を解決するため本考案は、イン
ナーとアウターとからなる閉断面構造のバンパバ
ーの外側を、前面の側断面形状が略円弧状のバン
パカバーにより被覆してなるバンパにおいて、前
記アウターの前面の側断面形状を、上下方向略中
間部より下側に前方に向かつて円弧状に膨出する
膨出部を有し且つ該膨出部より上側に垂直部を有
する形状に構成したことを特徴とするものであ
る。
(作用) 相手車両のバンパが当接したとき、バンパカバ
ーの前面の略中間部より下側の略円弧形状の膨出
部がつぶれるので衝撃が吸収される。また、相手
車両のバンパがバンパカバーの傾斜面上を多少滑
るが、バンパバーの前面の略中間部より上側の略
垂直部分により、前記滑りが停止することによつ
て、フロントグリル或はランプ等の損傷が防止さ
れる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づき説明する。第1図は本考案のバンパを装着
した車両の前面斜視図、第2図は第1図の−
線に沿う断面図、第3図は、バンパカバーの斜視
図である。各図中20はバンパで、該バンパ20
は金属よりなるバンパバー(バンパバツクアツプ
ビーム)21の外側を合成樹脂よりなるバンパカ
バー(バンパフエイシヤ)22により被覆してな
る。バンパバー21は、アウター23とインナー
24とからなる閉断面構造を有する。アウター2
3は、略水平の上、下面壁25,26と、前面壁
27とを有し、該前面壁27の側断面形状は、上
下方向略中間部より下側に前方に向かつて円弧状
に膨出する膨出部28を有すると共に、該膨出部
28より上側に垂直部29を有する形状に構成さ
れている。インナー24は上下方向全体に亘つて
略垂直面とされた中間壁30の上下端に略水平の
小幅な上、下面壁31,32を後方に向けて連設
してなる。インナー24の上、下面壁31,32
が前記アウター23の上、下面壁25,26の後
端部内側面に溶接等により固着されている。
前記バンパカバー22は、略水平な上、下面壁
33,34と側断面が略円弧状の前面壁35とを
有している。バンパカバー22の上面壁33の内
側に、バンパバー21のアウター23の上面壁2
5がボルト36及びナツト37により固着されて
いる。また、バンパカバー22の下面壁34の内
側に、バンパバー21のアウター23の下面壁2
6がクリツプ38により固着されている。
しかして、相手車両のバンパ39が本考案のバ
ンパ20に衝突した場合、バンパバー21のアウ
ター23の前面壁27の膨出部28の先端部から
基端部までの間の部分Aが第2図中一点鎖線で示
す如くつぶれるので、衝撃吸収性が悪化しない。
また、相手車両のバンパ39が本考案のバンパカ
バー22の傾斜面40を多少滑つても、バンパバ
ー21のアウター23の垂直部29により、その
滑りが止められるので、フロントグリル41或い
はヘツドランプ42等が損傷しない。
(考案の効果) 以上の如く本考案はインナーとアウターとから
なる閉断面構造のバンパバーの外側を、前面の側
断面形状が略円弧状のバンパカバーにより被覆し
てなるバンパにおいて、アウターの前面の側断面
形状を、上下方向略中間部より下側に前方に向か
つて円弧状に膨出する膨出部を有し且つ該膨出部
より上側に垂直部を有する形状に構成したことを
特徴とするものである。
従つて、衝突吸収性が悪化することなく、車両
対車両の微速衝突時における相手車両のバンパに
よる自己車両のフロントグリル或はヘツドランプ
等の損傷を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案のバンパを装着した車両の前部斜
視図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、
第3図はバンパバーの斜視図、第4図及び第5図
は互いに異なる従来のバンパの第2図と同状図で
ある。 20……バンパ、21……バンパバー、22…
…バンパカバー、28……膨出部、29……垂直
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナーとアウターとからなる閉断面構造のバ
    ンパバーの外側を、前面の側断面形状が略円弧状
    のバンパカバーにより被覆してなるバンパにおい
    て、前記アウターの前面の側断面形状を、上下方
    向略中間部より下側に前方に向かつて円弧状に膨
    出する膨出部を有し且つ該膨出部より上側に垂直
    部を有する形状に構成したことを特徴とするバン
    パ。
JP18230687U 1987-11-30 1987-11-30 Expired - Lifetime JPH0528123Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18230687U JPH0528123Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18230687U JPH0528123Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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Publication Number Publication Date
JPH0185153U JPH0185153U (ja) 1989-06-06
JPH0528123Y2 true JPH0528123Y2 (ja) 1993-07-19

Family

ID=31473755

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JP18230687U Expired - Lifetime JPH0528123Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019240214A1 (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 日本製鉄株式会社 高衝突性能を有する閉断面構造材および自動車の車体骨格

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019240214A1 (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 日本製鉄株式会社 高衝突性能を有する閉断面構造材および自動車の車体骨格
JPWO2019240214A1 (ja) * 2018-06-14 2021-05-20 日本製鉄株式会社 高衝突性能を有する閉断面構造材および自動車の車体骨格
US11414032B2 (en) 2018-06-14 2022-08-16 Nippon Steel Corporation Closed cross-sectional structure member having high collision performance and automobile body structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0185153U (ja) 1989-06-06

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