JPH0528079A - 通信システムにおけるメモリ管理装置 - Google Patents

通信システムにおけるメモリ管理装置

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JPH0528079A
JPH0528079A JP3184785A JP18478591A JPH0528079A JP H0528079 A JPH0528079 A JP H0528079A JP 3184785 A JP3184785 A JP 3184785A JP 18478591 A JP18478591 A JP 18478591A JP H0528079 A JPH0528079 A JP H0528079A
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computers
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memory
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JP3184785A
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Satoyuki Kanzaki
智行 神崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は複数のコンピュータが共通に使用する
ホストコンピュータのメモリ装置を、1つのコンピュー
タが占有することによって他のコンピュータが使用する
ことができず、これにより他のコンピュータによる通信
が行えないと言ったことを無くすことができる通信シス
テムにおけるメモリ管理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 コンピュータ間の通信時に共通に使用される
メモリ手段が、コンピュータ数に応じた専用記憶領域
と、1つの共通記憶領域とに分割されて使用され、各専
用記憶領域及び共通記憶領域に送受信データが記憶され
るように構成すると共に、各専用記憶領域と共通記憶領
域とが更に多数のブロック領域に分割され、各ブロック
領域を管理するブロック管理テーブルが作成され、この
ブロック管理テーブルの参照によって送受信データがブ
ロック領域に記憶されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ間での通信
を行う通信システムにおけるメモリ管理装置に関する。
【0002】近年、コンピュータの普及と共にコンピュ
ータ通信が盛んになり、複数のコンピュータ間で通信が
行われるようになっている。例えば、複数の端末機とホ
ストコンピュータとで通信が行われる場合、複数のコン
ピュータの各々の通信データが1本のデータ回線を介し
て時分割でホストコンピュータへ送信され、ホストコン
ピュータのデータ格納用のメモリ手段に順次格納されて
行われる。また、その逆方向の通信は、ホストコンピュ
ータの通信データがメモリ手段に一旦格納された後、各
コンピュータへ送信されて行われる。
【0003】しかし、この場合、ある端末機とホストコ
ンピュータとの通信が不能になった場合、ホストコンピ
ュータがメモリ手段に送信できなくなった通信データを
蓄える。このようにデータが蓄えられても、端末機に送
信することができないので、その通信データによってメ
モリ手段の記憶領域が占有されてしまい、他の端末機に
よる通信が行えなくなってしまう。
【0004】そこで、このようなことが生じないように
メモリ手段を管理することができるメモリ管理装置が必
要とされている。
【0005】
【従来の技術】図9に従来の通信システムの概略ブロッ
ク構成図を示す。この図において、1,2,3は第1〜
第3端末機、4はホストコンピュータである。
【0006】ホストコンピュータ4は、図示せぬCPU
の他に、入出力装置5と、データ格納用のメモリ装置6
と、メモリ装置6を管理するメモリ管理装置7と、第1
〜第3端末機1〜3へ送信する通信データを作成する通
信データ作成装置8とを具備して構成されている。
【0007】各端末機1〜3とホストコンピュータ4と
は、分岐装置9を介してそれぞれ1本のデータ回線1
0,11,12,13で接続されており、一端が分岐装
置9に接続されたデータ回線10の他端はホストコンピ
ュータ4の入出力装置5に接続されている。
【0008】各端末機1〜3のホストコンピュータ4へ
のアクセスは、分岐装置9と入出力装置5間のデータ回
線10が1本であるために、時分割で行われるようにな
っている。
【0009】例えば、第1端末機1のホストコンピュー
タ4へのアクセスが終了した後で、第2端末機2がホス
トコンピュータ4へアクセスし、このアクセス終了後に
第3端末機3がアクセスを行うようになっている。
【0010】このような構成において、各端末機1〜3
からホストコンピュータ4へ通信データが送信される場
合、まず、第1端末機1がホストコンピュータ4に通信
データを送信する。
【0011】通信データが入出力装置5を介してホスト
コンピュータ4に入力されると、メモリ管理装置7がメ
モリ装置6の所望のアドレスを指定し、この指定したア
ドレスのデータ記憶領域に通信データを書き込んで記憶
する。
【0012】同様に、第2及び第3端末機2,3の通信
データがメモリ装置6に記憶される。一方、ホストコン
ピュータ4から各端末機1〜3へ通信データが送信され
る場合、ホストコンピュータ4の通信データ作成装置8
によって作成された通信データがメモリ管理装置7によ
ってメモリ装置6の所定アドレスの記憶領域に記憶さ
れ、その後、各端末機1〜3へ所望順に送信される。
【0013】以上のような動作が繰り返されることによ
って所望とする通信が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した通
信システムにおいて、例えば第1端末機1とホストコン
ピュータ4との通信が不能になった場合、ホストコンピ
ュータ4が送信できなくなった通信データをメモリ装置
に一方的に蓄えるばかりで、蓄えられたデータは送信さ
れないので、ホストコンピュータ4のメモリ装置7のデ
ータ記憶領域が、その通信データに占有されてしまうこ
とがある。
【0015】この場合、他の端末機2,3とホストコン
ピュータ4とが通信を行えないと言った問題が生じてい
た。本発明は、このような点に鑑みてなされたものであ
り、複数の端末機が共通に使用するホストコンピュータ
のメモリ装置を、1つの端末機が占有することによって
他の端末機が使用することができず、これにより他の端
末機による通信が行えないと言ったことを無くすことが
できる通信システムにおけるメモリ管理装置を提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の第1原理
説明図を示す。図中、1,2,3は複数のコンピュー
タ、4はホストコンピュータである。これらコンピュー
タ1〜3、4は、1本のデータ回線で相互に接続されて
いるので、各コンピュータ1,2,3間又は、各コンピ
ュータ1,2,3とホストコンピュータ4間で通信を行
う場合、時分割でデータ通信を行うようになっており、
この通信が行われる際には、送受信データがホストコン
ピュータ4のメモリ手段6に一旦記憶されて行われるよ
うになっている。
【0017】20は本発明の第1原理によるメモリ管理
装置であり、初期化タスク手段21とメモリ管理タスク
手段22とを具備して構成されている。初期化タスク手
段21は、メモリ手段6の記憶領域を複数に分割する制
御を行うものである。
【0018】メモリ管理タスク手段22は、初期化タス
ク手段21により複数に分割されたメモリ手段6の各記
憶領域に、送受信データを記憶する制御を行うものであ
る。また、初期化タスク手段21の制御によるメモリ手
段6の記憶領域の分割は、メモリ手段6のデータ記憶領
域を、ホストコンピュータ4とアクセスする複数のコン
ピュータ1,2,3に応じた数で、且つ複数のコンピュ
ータ1,2,3に送受信されるデータをそれぞれ専用に
記憶する専用記憶領域と、複数のコンピュータ1,2,
3に送受信されるデータの何れをも記憶することができ
る共通記憶領域とに分割されるようにすることが好まし
い。
【0019】更に、メモリ管理タスク手段22のメモリ
手段6へのデータの記憶制御は、複数のコンピュータ
1,2,3の内どのコンピュータの送受信データである
かを判断することによって、該当する前記専用記憶領域
の空き記憶領域に送受信データを記憶する制御を行うと
共に、専用記憶領域に空き記憶領域が存在しない場合に
前記共通記憶領域に送受信データを記憶する制御を行う
ようにすることが好ましい。
【0020】図2に本発明の第1原理説明図を示す。図
中、40は本発明の第2原理によるメモリ管理装置であ
り、初期化タスク手段41と、テーブル格納メモリ42
と、メモリ管理タスク手段43とを具備して構成されて
いる。
【0021】初期化タスク手段41は、メモリ手段6の
記憶領域を複数に分割する制御を行い、この制御により
得られる複数の記憶領域の各々を多数のブロック領域に
分割する制御を行うと共に、多数のブロック領域の各々
のアドレスと、多数のブロック領域にデータが記憶され
ているかいないかの使用状態を示す状態データとを対応
させたブロック管理テーブルを、複数の記憶領域毎に作
成する制御を行うものである。
【0022】テーブル格納メモリ手段42は、ブロック
管理テーブルを記憶するものである。メモリ管理タスク
手段43は、ブロック管理テーブルを参照することによ
って、多数のブロック領域に、送受信データを記憶する
制御を行うものである。
【0023】また、初期化タスク手段41は、メモリ手
段6のデータ記憶領域を、ホストコンピュータ4とアク
セスする複数のコンピュータ1,2,3に応じた数で、
且つ複数のコンピュータ1,2,3に送受信されるデー
タをそれぞれ専用に記憶する専用記憶領域と、複数のコ
ンピュータ1,2,3に送受信されるデータの何れをも
記憶することができる共通記憶領域とに分割する制御を
行い、かつ専用記憶領域及び共通記憶領域の各々を多数
のブロック領域に分割する制御を行うと共に、多数のブ
ロック領域の各々のアドレスと、多数のブロック領域に
データが記憶されているかいないかの使用状態を示す状
態データとを対応させたブロック管理テーブルを、専用
記憶領域及び共通記憶領域毎に作成する制御を行うよう
にすることが好ましい。
【0024】更に、メモリ管理タスク手段43は、複数
のコンピュータ1,2,3の内どのコンピュータの送受
信データであるかを判断した後、ブロック管理テーブル
を参照して該当する専用記憶領域の空きブロック領域に
送受信データを記憶する制御を行うと共に、専用記憶領
域に空きブロック領域が存在しない場合にブロック管理
テーブルを参照して共通記憶領域の空きブロック領域に
送受信データを記憶する制御を行うようにすることが好
ましい。
【0025】
【作用】上述した本発明の第1原理によれば、メモリ手
段6が、複数のコンピュータ1〜3数に応じた専用記憶
領域と、1つの共通記憶領域とに分割されて使用され、
各専用記憶領域及び共通記憶領域に送受信データが記憶
されるので次に記述するようなメリットがある。
【0026】例えばコンピュータ1から多量のデータが
ホストコンピュータ4へ送られ、これによって、メモリ
手段のコンピュータ1の専用記憶領域と共通記憶領域と
が占有されたとしても、他にコンピュータ2,3の2つ
の専用記憶領域は確保されるので、コンピュータ2,3
による通信が可能となる。
【0027】つまり、1組のコンピュータによる通信に
よってメモリ手段6が占有されてしまい、他のコンピュ
ータでの通信が行えないと言ったことがなくなる。第2
原理によれば、メモリ手段6の記憶領域が、各専用記憶
領域と共通記憶領域とに分割された後に、各専用記憶領
域と共通記憶領域とが更に多数のブロック領域に分割さ
れる。そして、この各ブロック領域を管理するブロック
管理テーブルが作成され、このブロック管理テーブルが
参照されて送受信データが、ブロック領域に記憶される
ようになる。
【0028】つまり、予め送受信データを記憶するブロ
ック領域の場所及び空き状態がブロック管理テーブルに
よって把握されているので、送受信データを記憶する際
にブロック管理テーブルを参照すればよい。つまり、メ
モリ手段6から記憶領域を確保してくると言った時間を
要す動作が不要となるので、その分、メモリ手段6への
データ書き込み動作が速くなる。
【0029】また、これによって、データ受信時間より
も記憶領域確保時間が長いために生じることがあったデ
ータの受信漏れがなくなる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図3は本発明の第1実施例による通信シス
テムにおけるメモリ管理装置を説明するための図であ
る。この図において図/に示す従来例の各部に対応する
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0031】図3において、1,2,3は第1〜第3端
末機、4はホストコンピュータである。ホストコンピュ
ータ4は、図示せぬCPUの他に、入出力装置5と、デ
ータ格納用のメモリ装置6と、メモリ装置6を管理する
メモリ管理装置20と、通信データ作成装置8とを具備
して構成されている。
【0032】各端末機1〜3とホストコンピュータ4と
は、分岐装置9を介してそれぞれ1本のデータ回線1
0,11,12,13で接続されている。各端末機1〜
3のホストコンピュータ4へのアクセスは、分岐装置9
と入出力装置5間のデータ回線10が1本であるため
に、時分割で行われるようになっている。
【0033】メモリ管理装置20は、初期化タスク部2
1と、メモリ管理タスク部22とを有して構成されてい
る。初期化タスク部21は、メモリ装置6のデータ記憶
領域を、ホストコンピュータ4とアクセスする端末機数
に応じた数のデータ記憶領域と、1つのデータ共通記憶
領域とに分割する制御を行うものである。
【0034】図3に示す構成の場合、ホストコンピュー
タ4に第1〜第3端末機1〜3が接続されているので、
初期化タスク部21の制御によって、図4に示すよう
に、メモリ装置6のデータ記憶領域が、第1データ記憶
領域31、第2データ記憶領域32、第3データ記憶領
域33及びデータ共通記憶領域34に分割されることに
なる。
【0035】この分割された内の第1データ記憶領域3
1は、第1端末機1の通信データ専用記憶領域、第2デ
ータ記憶領域32は第2端末機2の通信データ専用記憶
領域、第3データ記憶領域33は第3端末機3の通信デ
ータ専用記憶領域となり、データ共通記憶領域34は第
1〜第3端末機1〜3の何れの通信データでも記憶でき
る領域となる。
【0036】また、このように初期化タスク部21がデ
ータ記憶領域の分割を行う場合、図示せぬOS(Operati
ng System)の管理メモリに記憶された記憶領域分割用プ
ログラムを用いて行う。
【0037】この記憶領域分割用プログラムは、一般的
に知られているメモリ装置の記憶領域を分割するための
プログラムであり、初期化タスク部21が所定コマンド
を指定することによって読み出されるものである。
【0038】メモリ管理タスク部22は、各端末機1〜
3から送られて来た通信データを、図4に示す第1〜第
3データ記憶領域31〜33、又はデータ共通記憶領域
34に記憶する制御を行うと共に、ホストコンピュータ
4から各端末機1〜3に通信データを送信する際に、通
信データ作成装置8によって作成された通信データを、
送信先の端末機1〜3の専用記憶領域である第1〜第3
データ記憶領域31〜33、又はデータ共通記憶領域3
4に記憶する制御を行うものである。
【0039】このメモリ管理タスク部22よる通信デー
タの記憶制御を説明する。まず、メモリ管理タスク部2
2に、第1〜第3端末機1〜3から送られてきた通信デ
ータが入力されるか、又は、通信データ作成装置8から
出力された第1〜第3端末機1〜3へ送信するための通
信データが入力されたとする。
【0040】メモリ管理タスク部22は、入力された通
信データがどの端末機1〜3から送られて来たものであ
るか、又はどの端末機1〜3へ送信するものであるかを
チェックする。
【0041】このチェック結果、例えばメモリ管理タス
ク部22に入力された通信データが第1端末機1から送
られて来たものか、又は第1端末機1へ送信するものか
であった場合、メモリ管理タスク部22は、その通信デ
ータが第1端末機1に係わるものであることと、同通信
データのデータ長(バイト長)とをOSに知らせる。
【0042】この知らせを受けたOSは、第1データ記
憶領域31にアクセスして通信データを記憶する空き領
域があるかどうかを確認し、この確認結果をメモリ管理
タスク部22へ知らせる。
【0043】第1データ記憶領域31に空き領域があっ
た場合、OSはその空き領域の先頭アドレスをメモリ管
理タスク部22へ出力する。この先頭アドレスを受け取
ったメモリ管理タスク部22は、その先頭アドレスの第
1データ記憶領域31の記憶領域に、先に入力された通
信データを書き込んで記憶する。
【0044】一方、第1データ記憶領域31に空き領域
がなかった場合、空き領域のないことがOSからメモリ
管理タスク部22へ出力されるが、この場合、メモリ管
理タスク部22は、再びOSに通信データのバイト長を
出力する。
【0045】これによって、OSはデータ共通記憶領域
34にアクセスして空き領域があるかどうかを確認し、
この確認結果をメモリ管理タスク部22へ出力する。デ
ータ共通記憶領域34に空き領域があった場合、OSは
その空き領域の先頭アドレスをメモリ管理タスク部22
へ出力する。
【0046】この先頭アドレスを受け取ったメモリ管理
タスク部22は、その先頭アドレスのデータ共通記憶領
域34の記憶領域に、通信データを書き込んで記憶す
る。データ共通記憶領域34に空き領域がなかった場
合、メモリ管理タスク部22は入力された通信データを
捨てる。
【0047】以上のようにメモリ管理タスク部22は、
第1端末機1から送られて来た通信データ、又は第1端
末機1へ送信する通信データの記憶制御を行う。また、
他の第2及び第3端末機2,3から送られて来た通信デ
ータ、又は第2及び第3端末機2,3へ送信する通信デ
ータの場合についても同様な記憶制御を行うことによっ
て、第2及び第3データ記憶領域32,33又はデータ
共通記憶領域34に通信データを記憶するか、或いは捨
てるかの制御を行う。
【0048】このように第1実施例によれば、例えば、
第1端末機1とホストコンピュータ4との通信が不能に
なった場合、ホストコンピュータ4が送信できなくなっ
た通信データをメモリ装置に一方的に蓄えるので、図5
に示すように、メモリ装置6の第1データ記憶領域31
とデータ共通記憶領域34とが通信データの記憶に使用
されて占有されることはあるが、他の第2及び第3デー
タ記憶領域32,33が使用されることはないので、他
の端末機2,3とホストコンピュータ4との通信が可能
となる。
【0049】従来では、第1端末機1とホストコンピュ
ータ4との通信が不能になった場合、ホストコンピュー
タ4が送信できなくなった通信データをメモリ装置に一
方的に蓄えるばかりで、蓄えられたデータは送信されな
いので、メモリ装置6のデータ記憶領域全てが占有され
て他の端末機との通信が行えないと言ったことが生じて
いた。
【0050】次に、第2実施例について図6を参照して
説明する。この図6において図3に示す第1実施例の各
部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0051】図6に示すメモリ管理装置40は、初期化
タスク部41と、ブロック管理テーブル格納用メモリ部
42と、メモリ管理タスク部43とを有して構成されて
いる。
【0052】初期化タスク部41は、第1実施例の初期
化タスク部21と同様に、メモリ装置6のデータ記憶領
域を、ホストコンピュータ4とアクセスする端末機数に
応じた数のデータ記憶領域と、1つのデータ共通記憶領
域とに分割する制御を行うと共に、分割された各データ
記憶領域とデータ共通記憶領域とをそれぞれ多数のブロ
ック領域に分割し、このブロック領域を管理するブロッ
ク管理テーブルを作成するものである。
【0053】この初期化タスク部41によるメモリ装置
6のデータ記憶領域の分割は、第1実施例と同様に行わ
れる。即ち、図4に示すように、第1データ記憶領域3
1、第2データ記憶領域32、第3データ記憶領域33
及びデータ共通記憶領域34に分割されることになる。
【0054】この分割後は、第1〜第3データ記憶領域
31〜33、及びデータ共通記憶領域34の各々が初期
化タスク部41によって図7(a)に示すように多数の
ブロック領域に分割される。個々のブロック領域は、図
7(b)に示すようなフォーマットのものとなる。つま
り図示するように、このブロック領域の使用状態を示す
領域、次のブロック領域の先頭アドレスを示す領域、こ
のブロック領域中の使用バイト数を示す領域、通信デー
タの入る領域とからなる。
【0055】このように初期化タスク部41が各データ
記憶領域31〜33、データ共通記憶領域34を多数の
ブロック領域に分割する場合、OSの管理メモリに記憶
されたブロック領域分割用プログラムを用いて行う。
【0056】このブロック領域分割用プログラムは、一
般的に知られているものであり、初期化タスク部41が
所定コマンドを指定することによって管理メモリから読
み出されて実行されるものである。
【0057】更に、初期化タスク部41は、ブロック管
理テーブルを作成するが、このブロック管理テーブル
は、図8に示すように、個々のブロック領域のブロック
ID(Identification)と、個々のブロック領域の先頭ア
ドレスと、個々のブロック領域の使用状態とが示される
構成のものであり、第1〜第3データ記憶領域31〜3
3、データ共通記憶領域34の各々に対して作成され
る。
【0058】即ち、図7(a)に示すように多数のブロ
ック領域に分けられた後、初期化タスク部41によっ
て、個々のブロック領域のアドレスがアドレス数の小さ
いものから順に読み出され、図8に示すブロックIDの
1が示す先頭アドレスの欄から順に格納される。また、
この時、ブロック領域は未使用なので、ブロック使用状
態の欄には、0が格納されることになる。
【0059】このように作成される記憶領域31〜34
毎のブロック管理テーブルは、ブロック管理テーブル格
納用メモリ部42に格納される。メモリ管理タスク部4
3は、各端末機1〜3から送られて来た通信データを、
前述の多数のブロック領域に分けられた第1〜第3デー
タ記憶領域31〜33の各ブロック領域、又はデータ共
通記憶領域34の各ブロック領域に記憶する制御を行う
と共に、ホストコンピュータ4から各端末機1〜3に通
信データを送信する際に、通信データ作成装置8によっ
て作成された通信データを、送信先の端末機1〜3の専
用記憶領域である第1〜第3データ記憶領域31〜33
の各ブロック領域、又はデータ共通記憶領域34の各ブ
ロック領域に記憶する制御を行うものである。
【0060】メモリ管理タスク部43が各ブロック領域
に通信データを記憶する場合は、ブロック管理テーブル
格納用メモリ部42に格納されたブロック管理テーブル
を参照して行う。
【0061】このメモリ管理タスク部43よる通信デー
タの記憶制御を説明する。まず、メモリ管理タスク部4
3に、第1〜第3端末機1〜3から送られてきた通信デ
ータが入力されるか、又は、通信データ作成装置8から
出力された第1〜第3端末機1〜3へ送信するための通
信データが入力されたとする。
【0062】メモリ管理タスク部43は、入力された通
信データがどの端末機1〜3から送られて来たものであ
るか、又はどの端末機1〜3へ送信するものであるかを
チェックする。
【0063】このチェック結果、例えばメモリ管理タス
ク部43に入力された通信データが第1端末機1から送
られて来たものか、又は第1端末機1へ送信するものか
であった場合、メモリ管理タスク部43は、メモリ部4
2にアクセスして第1データ記憶領域31のブロック管
理テーブルを参照する。
【0064】これは、第1データ記憶領域31に空きブ
ロック領域があるかどうかを判断するものであり、ブロ
ック管理テーブルのブロック使用状況のデータが0であ
れば空きブロック領域があるので、そのブロック使用状
況のデータが0となっているアドレスのブロック領域に
通信データを書き込んで記憶する。
【0065】一方、ブロック使用状況のデータが全て1
となっており、空きブロック領域がない場合は、データ
共通記憶領域34のブロック管理テーブルを参照する。
このデータ共通記憶領域34に空きブロック領域があっ
た場合は、その空きブロック領域に通信データを記憶す
る。また、データ共通記憶領域34にも空きブロック領
域がない場合は、通信データを捨てる。
【0066】他の第2及び第3端末機2,3から送られ
て来た通信データ、又は第2及び第3端末機2,3へ送
信する通信データの場合についても同様な記憶制御が行
われることによって、第2及び第3データ記憶領域3
2,33の空きブロック領域、又はデータ共通記憶領域
34の空きブロック領域に通信データが記憶される。
【0067】以上説明した第2実施例によれば、予め分
割された空きブロック領域に通信データを書き込んで記
憶するので、第1実施例のように通信データを記憶する
都度、OSの制御によってデータ記憶領域から通信デー
タを記憶するための領域を確保するといった動作がなく
なり、その分、アクセス時間を速くすることができる。
【0068】なお、第1及び第2実施例にあって、各端
末機1〜3間で通信を行う場合、例えば第1端末機1と
第2端末機2とが通信を行う場合は、第1及び第2実施
例で説明したメモリ装置6の第1及び第2データ記憶領
域31,32に通信データを一旦記憶して行うことにな
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のコンピュータが共通に使用するホストコンピュー
タのメモリ手段を、通信を行っている1組のコンピュー
タが占有することによって、他のコンピュータでの通信
が行えないと言ったことがなくなる効果がある。
【0070】また、ブロック領域の場所及び空き状態を
把握することによって、送受信データを素早くブロック
領域に記憶することができるので、メモリ手段へのデー
タの書き込み時間が速くなる効果がある。
【0071】これによって、データ受信時間よりも記憶
領域確保時間が長いために生じることがあったデータの
受信漏れがなくなると言った効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1原理説明図である。
【図2】本発明の第2原理説明図である。
【図3】本発明の第1実施例による通信システムにおけ
るメモリ管理装置を説明するための図である。
【図4】メモリ装置の記憶領域を第1〜第3データ記憶
領域とデータ共通記憶領域とに分割する際の説明図であ
る。
【図5】メモリ装置の第1〜第3データ記憶領域とデー
タ共通記憶領域とに通信データが記憶された場合の一例
を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例による通信システムにおけ
るメモリ管理装置を説明するための図である。
【図7】メモリ装置の第1〜第3データ記憶領域とデー
タ共通記憶領域との各々を多数のブロック領域に分割す
る際の説明図である。
【図8】第1〜第3データ記憶領域のブロック領域とデ
ータ共通記憶領域のブロック領域とを管理するブロック
管理テーブルの構成図である。
【図9】従来の通信システムの概略ブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
1,2,3 コンピュータ 4 ホストコンピュータ 6 メモリ手段 20,40 メモリ管理装置 21,41 初期化タスク手段 22,43 メモリ管理タスク手段 42 テーブル格納メモリ手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピュータ(1,2,3) とホストコ
    ンピュータ(4) とを有し、該複数のコンピュータ(1,2,
    3) 間又は該複数のコンピュータ(1,2,3) と該ホストコ
    ンピュータ(4) 間で時分割でデータ通信を行う際に、送
    受信データを該ホストコンピュータ(4) のメモリ手段
    (6) に一旦記憶して通信を行う通信システムにおけるメ
    モリ管理装置において、 前記メモリ手段(6) の記憶領域を複数に分割する制御を
    行う初期化タスク手段(21)と、 該初期化タスク手段(21)により複数に分割された該メモ
    リ手段(6)の各記憶領域に、前記送受信データを記憶す
    る制御を行うメモリ管理タスク手段(22)とを具備して構
    成したことを特徴とする通信システムにおけるメモリ管
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記初期化タスク手段(21)が、 前記メモリ手段(6) のデータ記憶領域を、該複数のコン
    ピュータ(1,2,3) に送受信されるデータをそれぞれ専用
    に記憶する該複数のコンピュータ(1,2,3) に応じた数の
    専用記憶領域と、該複数のコンピュータ(1,2,3) に送受
    信されるデータの何れをも記憶することができる共通記
    憶領域とに分割する制御を行うようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の通信システムにおけるメモリ管理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ管理タスク手段(22)が、 前記複数のコンピュータ(1,2,3) の内どのコンピュータ
    (1又は2 又は3)の送受信データであるかを判断すること
    によって、該当する前記専用記憶領域の空き記憶領域に
    該送受信データを記憶する制御を行うと共に、該専用記
    憶領域に空き記憶領域が存在しない場合に前記共通記憶
    領域に該送受信データを記憶する制御を行うようにした
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の通信システムに
    おけるメモリ管理装置。
  4. 【請求項4】 複数のコンピュータ(1,2,3) とホストコ
    ンピュータ(4) とを有し、該複数のコンピュータ(1,2,
    3) 間又は該複数のコンピュータ(1,2,3) と該ホストコ
    ンピュータ(4) 間で時分割でデータ通信を行う際に、送
    受信データを該ホストコンピュータ(4) のメモリ手段
    (6) に一旦記憶して通信を行う通信システムにおけるメ
    モリ管理装置において、 前記メモリ手段(6) の記憶領域を複数に分割する制御を
    行い、この制御により得られる複数の記憶領域の各々を
    多数のブロック領域に分割する制御を行うと共に、該多
    数のブロック領域の各々のアドレスと、該多数のブロッ
    ク領域にデータが記憶されているかいないかの使用状態
    を示す状態データとを対応させたブロック管理テーブル
    を、該複数の記憶領域毎に作成する制御を行う初期化タ
    スク手段(41)と、 該ブロック管理テーブルを記憶するテーブル格納メモリ
    手段(42)と、 該ブロック管理テーブルを参照することによって、該多
    数のブロック領域に、 前記送受信データを記憶する制御を行うメモリ管理タス
    ク手段(43)とを具備して構成したことを特徴とする通信
    システムにおけるメモリ管理装置。
  5. 【請求項5】 前記初期化タスク手段(41)が、 前記メモリ手段(6) のデータ記憶領域を、該複数のコン
    ピュータ(1,2,3) に送受信されるデータをそれぞれ専用
    に記憶する該複数のコンピュータ(1,2,3) に応じた数の
    専用記憶領域と、該複数のコンピュータ(1,2,3) に送受
    信されるデータの何れをも記憶することができる共通記
    憶領域とに分割する制御を行い、かつ該専用記憶領域及
    び該共通記憶領域の各々を多数のブロック領域に分割す
    る制御を行うと共に、該多数のブロック領域の各々のア
    ドレスと、該多数のブロック領域にデータが記憶されて
    いるかいないかの使用状態を示す状態データとを対応さ
    せたブロック管理テーブルを、該専用記憶領域及び該共
    通記憶領域毎に作成する制御を行うようにしたことを特
    徴とする請求項4記載の通信システムにおけるメモリ管
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリ管理タスク手段(43)が、 前記複数のコンピュータ(1,2,3) の内どのコンピュータ
    (1又は2 又は3)の送受信データであるかを判断した後、
    前記ブロック管理テーブルを参照して該当する前記専用
    記憶領域の空きブロック領域に該送受信データを記憶す
    る制御を行うと共に、該専用記憶領域に空きブロック領
    域が存在しない場合に該ブロック管理テーブルを参照し
    て前記共通記憶領域の空きブロック領域に該送受信デー
    タを記憶する制御を行うようにしたことを特徴とする請
    求項4又は5記載の通信システムにおけるメモリ管理装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11193317B2 (en) 2019-07-24 2021-12-07 Ricoh Company, Ltd. Mounting position adjustment mechanism for rotating door, apparatus with rotating door, and image forming apparatus

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6086643A (ja) * 1983-10-18 1985-05-16 Ricoh Co Ltd ロ−カルエリア・ネツトワ−ク・システム
JPH01251258A (ja) * 1988-03-31 1989-10-06 Mitsubishi Electric Corp ネットワークシステムにおける共用領域管理方法
JPH02156348A (ja) * 1988-12-08 1990-06-15 Fujitsu Ltd 複数のハッシュ表のあふれ領域管理方法

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Effective date: 19970916