JPH05280728A - 石油燃焼器の油タンク構造 - Google Patents

石油燃焼器の油タンク構造

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JPH05280728A
JPH05280728A JP10537892A JP10537892A JPH05280728A JP H05280728 A JPH05280728 A JP H05280728A JP 10537892 A JP10537892 A JP 10537892A JP 10537892 A JP10537892 A JP 10537892A JP H05280728 A JPH05280728 A JP H05280728A
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tank
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Masanori Kawamura
正紀 川村
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Toyotomi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク底板1aの中央部に芯案内筒2を設
け、タンク1内に仕切り板6を入れた二重タンク構造の
油タンクに関する。 【構成】 タンク1の底板1aから通気筒を兼ねた芯案
内筒2を立設し、タンク1内設けた仕切り板6によっ
て、タンク1内を燃料を貯溜する主タンク部3と、燃焼
芯4を収容する補助タンク部5に分割する。この仕切り
板6の端部には芯案内筒2と接触するフランジ部6aを
設け、該芯案内筒2の外径よりもフランジ部6aの外径
を若干小径に設定している。一方、タンク1の底板1a
には芯案内筒2の端面と接合する接合フランジ部1bを
設け、芯案内筒2にフランジ部6aを圧入した後で、タ
ンク1の底板1aの接合フランジ部1bと芯案内筒2の
端面とを接合するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油燃焼器に用いる二重
タンク構造の油タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、石油燃焼器の油タンクで、タンク
底板から通気筒を兼ねた芯案内筒を立設し、タンク内部
を燃料が貯溜する主タンク部と、燃焼芯を収容する補助
タンク部とに二分形成する仕切り板を設け、図4に示す
従来例のようにタンク底板・芯案内筒・仕切り板とが三
重に重ね合わせた状態で溶接するものを出願人らは採用
している。
【0003】油タンクの二重タンク構造は、石油燃焼器
を転倒させた時の油漏れ量を少なくするため、昭和40
年代に多くの発明・考案が出願公告されているが、本発
明が対象とする三重に重ね合わせて溶接をする二重タン
クは、実公昭43−3347号公報、実公昭45−72
74に示される程度で、少数派に属する構造である。
【0004】即ち、当初の各メーカーの構造は、複雑な
構造で、生産コスト高、メンテナンス困難なものが多か
ったが、だんだん改良されて現在では少数派に属する上
記の構造をとるようになったから、公告されたものを従
来例として説明することは無理である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例で説明したよう
に、タンク底板・芯案内筒・仕切り板とを三枚合わせの
状態で接合(溶接が一般的)することは、作業に慎重を
期しても溶接不良が多数出て、油漏れの苦情が多いもの
であり、作業性をよくして不良率を低減することがのぞ
まれるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、タンク1の底板1aから通気筒を兼ねた
芯案内筒2を立設し、タンク1内に燃料を貯溜する主タ
ンク部3と、燃焼芯4を収容する補助タンク部5に分け
る仕切り板6を設けてなる石油燃焼器の油タンクにおい
て、タンク1の底板1aに芯案内筒2の端面と接合する
接合フランジ部1bを設け、かつ、仕切り板6の端部に
は芯案内筒2と接触するフランジ部6aを設け、該芯案
内筒2の外径よりもフランジ部6aの外径を若干小径に
設定してフランジ部6aは芯案内筒2に圧入構造とし、
かつ、タンク1の底板1aの接合フランジ部1bと芯案
内筒2の端面とを接合することによって二重タンク構造
の油タンクを構成したものである。
【0007】また、タンク底板1aの接合フランジ部1
bには、接合部の内径よりも大きな直径の段部1cを設
け、段部1cの内径は芯案内筒2の外径と仕切り板6を
合わせた板厚プラスアルファーとし、前記仕切り板6の
フランジ6aを段部1c内に位置させることによって、
芯案内筒2を仕切り板5のフランジ6aの上方から圧入
できるものである。
【0008】一方、仕切り板6のフランジ6aをタンク
底板1aの接合フランジ1cとは反対の上方に向けて形
成し、芯案内筒2の下部の外径を上部よりも大きく設定
することによって、芯案内筒2の上方から仕切り板5の
フランジ6aを圧入できる様にしたものである。
【0009】
【作用】二重タンク構造のの油タンクはタンク1内に燃
料を貯溜する主タンク部3と、燃焼芯4を収容する補助
タンク部5に分ける仕切り板6を設けており、石油燃焼
器が転倒しても仕切り板2に遮られて燃焼芯4の部分か
ら多量の燃料がこぼれ出ない構造になっている。この
為、仕切り板2の取り付けは気密が要求されており、従
来では溶接によって取り付けられていた。
【0010】この発明は作業性の悪い溶接による接合部
を少なくするもので、仕切り板6の端部で芯案内筒2と
接触するフランジ部6aの外径は、芯案内筒2の外径よ
りも若干小径に設定して圧入構造としたから、仕切り板
6と芯案内筒2とは確実に密着し、芯案内筒2の端面と
タンク底板1aとの接合だけで油タンクが完成するもの
である。
【0011】次に、具体的な油タンクの製造工程につい
て説明すると、タンク底板1aの段部1cに仕切り板6
のフランジ部6aを嵌合係止し、次に芯案内筒2を上方
から圧入することによって仕切り板6のフランジ部6a
を押し広げながら芯案内筒2と仕切り板6のフランジ部
6aとが密着嵌合し、この状態でタンク底板1aの接合
フランジ部1bと、芯案内筒2の端面とを溶接するもの
である。
【0012】また、他の油タンクの製造工程について説
明すると、タンク底板1aの上に上方に向いたフランジ
部6aを有する仕切り板6を位置させた状態で、芯案内
筒2の上方から油タンクを圧入することによって、芯案
内筒2と仕切り板6のフランジ部6aとが密着嵌合し、
次に接合フランジ部1bを芯案内筒2の端面に溶接すれ
ば二重タンクが完成するものである。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図により構成を説明する
と、1は石油燃焼器の油タンク、1aはタンク1を構成
するタンク底板、2はタンク底板1aを貫通して立設す
る通気筒を兼ねる芯案内筒、6はタンク1内を二つに分
ける仕切り板であり、この仕切り板6により、タンク1
内は主タンク部3と補助タンク部5に分けられ、この補
助タンク部5に燃焼芯4を収容している。
【0014】7は仕切り板6のに設けた主タンク部3と
補助タンク部5とを連絡する連通口であり、下部の連通
口から主タンク部3に収容した燃料を補助タンク部5へ
移動させ、代わって上部の連通口から空気が主タンク部
3に送られることによって、主タンク部3と補助タンク
部5とが大気圧となり、燃料の移動がスムースに行なわ
れるものである。
【0015】1bはタンク底板1aの中央開口部を下方
へ折曲げて形成した接合フランジ部、1cは接合フラン
ジ部1bのタンク1側に設けた接合部の内径よりも大き
な直径を有する段部であり、この段部1cの内径は仕切
り板6の板厚プラスアルファーの間隔を形成するべく、
芯案内筒2の外径プラス仕切り板6の板厚プラスアルフ
ァーが望ましい。
【0016】6aは仕切り板6の中央開口部を折曲げて
形成したフランジ部で、図1〜2の実施例ではこのフラ
ンジ部6aが前記タンク底板1aの段部1cに係止す
る。このフランジ部6aの内径(L2)は芯案内筒2の
外形(L1)より若干小径となるように設定しており、
タンク底板1aの接合フランジ部1bに芯案内筒2を嵌
合する際、仕切り板6のフランジ部6aの先端を段部1
c内で押し広げながら収容し、押し広げに無理に生じな
いようにしたものである。
【0017】芯案内筒2の圧入方向によっては必ずしも
段部1cは必要なく、図3に示すように仕切り板6のフ
ランジ6aを、タンク底板1aの接合フランジ1cとは
反対の上方に向けて形成し、更に、芯案内筒2の下部の
外径(L1)を上部よりも大きく設定することによっ
て、芯案内筒2の上方から若干小径(L2)の仕切り板
5のフランジ6aが圧入できるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上の様な構成・作用を示す
もので、タンク底板1a・芯案内筒2・仕切り板6の三
枚重ねの接合でなく、タンク底板1aと芯案内筒2の二
枚重ねによる接合で二重タンクが製造できるから、接合
作業が楽になったものであり、不良発生も大幅に軽減で
きた。
【0019】また、仕切り板6のフランジ部6aの内径
は、芯案内筒2の外形より若干小径であるから、芯案内
筒2をフランジ部6aに圧入した時に、仕切り板6のフ
ランジ部6aは外側に押し広げられた状態で圧入される
から、フランジ部6aと芯案内筒2の結合は堅く、油密
が確実に保持されるものであり、仕切り板6とタンク底
板1a、或いは仕切り板6と芯案内筒2との溶接作業を
必要としないものである。
【0020】また、タンク底板1aにはの大径の段部1
cを設けて、仕切り板6のフランジ部6aを収納できる
ようにしたので芯案内筒2は上方から圧入できるように
なり、また、芯案内筒2の下部の外径を上部よりも大き
く設定することによって、芯案内筒2の上方から仕切り
板5のフランジ6aを圧入できるようになり、いずれの
作業工程にも適用できるから、従来の工程に大幅な変更
なく本発明が実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す石油燃焼器の要部断面
図である。
【図2】本発明の一実施例の石油燃焼器部品の要部状態
を示す拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の石油燃焼器部品の要部状
態を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の従来例を示す接合部の要部拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 タンク 1a タンク底板 1b 接合フランジ部 1c 段部 2 芯案内筒 3 主タンク部 4 燃焼芯 5 補助タンク部 6 仕切り板 6a フランジ部 L1 芯案内筒の外径 L2 仕切り板のフランジ部の内径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク1の底板1aから通気筒を兼ねた
    芯案内筒2を立設し、タンク1内に燃料を貯溜する主タ
    ンク部3と、燃焼芯4を収容する補助タンク部5に分け
    る仕切り板6を設けてなる石油燃焼器の油タンクにおい
    て、タンク1の底板1aに芯案内筒2の端面と接合する
    接合フランジ部1bを設け、かつ、仕切り板6の端部に
    は芯案内筒2と接触するフランジ部6aを設け、該芯案
    内筒2の外径よりもフランジ部6aの外径を若干小径に
    設定してフランジ部6aは芯案内筒2に圧入構造とし、
    かつ、タンク1の底板1aの接合フランジ部1bと芯案
    内筒2の端面とを接合する石油燃焼器の油タンク構造。
  2. 【請求項2】 タンク底板1aの接合フランジ部1bに
    は、接合部の内径よりも大きな直径の段部1cを設け、
    段部1cの内径は芯案内筒2の外径と仕切り板6を合わ
    せた板厚プラスアルファーとし、前記仕切り板6のフラ
    ンジ6aを段部1c内に位置させた請求項1記載の石油
    燃焼器の油タンク構造。
  3. 【請求項3】 仕切り板6のフランジ6aはタンク底板
    1aの接合フランジ1とは反対の上方に向けて形成し、
    芯案内筒2の下部の外径を上部よりも大きく設定したこ
    とを特徴とする請求項1記載の石油燃焼器の油タンク構
    造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5529359U (ja) * 1978-08-14 1980-02-26
JPS57190302U (ja) * 1981-05-28 1982-12-02
JPS58116903U (ja) * 1982-02-01 1983-08-10 シャープ株式会社 二重タンク式石油タンク

Patent Citations (3)

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