JPH0527963A - 異種の浮動小数点演算命令の同時サポート方法 - Google Patents

異種の浮動小数点演算命令の同時サポート方法

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JPH0527963A
JPH0527963A JP17833691A JP17833691A JPH0527963A JP H0527963 A JPH0527963 A JP H0527963A JP 17833691 A JP17833691 A JP 17833691A JP 17833691 A JP17833691 A JP 17833691A JP H0527963 A JPH0527963 A JP H0527963A
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JP
Japan
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floating point
point arithmetic
instruction
floating
computer
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JP17833691A
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English (en)
Inventor
Takao Katayama
隆男 片山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 浮動小数点演算命令を含むロードモジュール
を実行する異種の浮動小数点演算命令の同時サポート方
法を得る。 【構成】 浮動小数点演算装置を持つ計算機で、浮動小
数点演算命令実行時に、オペレーティング・システムに
より検出し、計算機がサポートしている浮動小数点演算
装置に対応した浮動小数点演算命令に置き換え(24)
再度実行し、計算機にない他の浮動小数点演算装置に対
する浮動小数点演算命令を含むロードモジュールを実行
する。浮動小数点演算装置を持たない計算機で、浮動小
数点演算命令実行時に、オペレーティング・システムに
より検出し、オペレーティング・システム内で浮動小数
点演算命令に対応したエミュレーション処理(関数を呼
び出す処理)を行い、浮動小数点演算装置に対する浮動
小数点演算命令を含むロードモジュールを実行する。 【効果】 浮動小数点演算命令を含むロードモジュール
を、それぞれの計算機によってそのまま正しく実行でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、計算機における浮動
小数点演算命令を含むロードモジュールの実行方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の計算機において、2つ以上の浮動
小数点演算装置を持っている場合に、これらの浮動小数
点演算装置に対する浮動小数点演算命令の形式が異なる
時、浮動小数点演算命令を含むロードモジュールは2通
り以上になっており、これらのロードモジュールはそれ
ぞれ対応した浮動小数点演算装置上でのみしか動作しな
かった。また、浮動小数点演算装置を持たない計算機で
は、浮動小数点演算命令を含むロードモジュールについ
ては動作しなかった。
【0003】図5は従来の浮動小数点演算命令の処理方
法を適用した計算機のシステム構成を示すブロック図で
ある。図において、1は中央処理装置(CPU)、2は
浮動小数点演算装置(FPU)A、3は浮動小数点演算
装置(FPU)B、4は主メモリ装置、5は磁気ディス
ク装置である。
【0004】図6は図5の計算機のシステム構成におけ
る浮動小数点演算命令の処理方法を説明するためのフロ
ーチャートである。図において、41〜43は処理過程
を示すステップである。
【0005】次に、上記図5に示される計算機のシステ
ム構成における浮動小数点演算命令の処理方法について
説明する。従来の計算機のシステム構成では、2つ以上
の浮動小数点演算装置(図5に示される例では、2つの
浮動小数点演算装置A2及びB3)を持っている場合
に、これらの浮動小数点演算装置に対する浮動小数点演
算命令の形式が異なる時、浮動小数点演算命令を含むロ
ードモジュールは2通り以上になっており、これらのロ
ードモジュールはそれぞれ対応した浮動小数点演算装置
上でのみしか動作せず、異なる浮動小数点装置では正し
く動作しなかった。
【0006】ここで、図5に示されるように2つの浮動
小数点演算装置A2及び浮動小数点演算装置B3で動作
する浮動小数点数の加算命令をそれぞれ第1のFADD
及び第2のFADDとする。第1のFADDは浮動小数
点演算装置A2上で浮動小数点数の加算を行うが、浮動
小数点演算装置B3では不正命令として処理されてしま
う。この場合に、不正命令の割り込みが上がり、図6の
フローチャートに示される処理が行われ、ステップ42
ではオペレーティング・システムがそのプログラム(ロ
ードモジュール)を異常終了させるような処理を行う。
反対に、第2のFADDは浮動小数点演算装置B3上で
浮動小数点数の加算を行うが、浮動小数点演算装置A2
上では不正命令として処理されてしまう。この場合も同
様に、不正命令の割り込みが上がり、図6のフローチャ
ートに示される処理が行われ、ステップ42ではオペレ
ーティング・システムがそのプログラム(ロードモジュ
ール)を異常終了させるような処理を行う。
【0007】従って、第1のFADDを含むロードモジ
ュールは浮動小数点演算装置A2を持つ計算機でしか実
行することができず、また、第2のFADDを含むロー
ドモジュールは浮動小数点演算装置B3を持つ計算機で
しか実行することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の計算機
のシステム構成における浮動小数点演算命令の処理方法
では、例えば浮動小数点演算装置B3を持たない計算機
において、浮動小数点演算装置B3に対する浮動小数点
演算命令を含むロードモジュールを実行した場合に、そ
の浮動小数点演算命令で不正命令の割り込みが発生し、
そのために、例えば計算機が浮動小数点演算装置A2の
ような別の浮動小数点演算装置をサポートしている場合
や、計算機が浮動小数点演算装置B3を持たない場合に
は利用することができず、正しい実行を行うことができ
ないという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ある浮動小数点演算装置に対す
る浮動小数点演算命令を含むロードモジュールを、異な
る浮動小数点演算装置を持つ計算機や、浮動小数点演算
装置を持たない計算機にても実行することができる異種
の浮動小数点演算命令の同時サポート方法を得ることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る異種の浮
動小数点演算命令の同時サポート方法は、浮動小数点演
算装置を持つ計算機にて、この計算機にない他の浮動小
数点演算装置に対する浮動小数点演算命令が実行された
時に、その命令をオペレーティング・システムにより検
出し、検出した命令を計算機がサポートしている浮動小
数点演算装置に対応した浮動小数点演算命令に置き換え
て再度の実行を行うことにより、計算機にない他の浮動
小数点演算装置に対する浮動小数点演算命令を含むロー
ドモジュールを実行することができるようにしたもので
ある。
【0011】また、この発明の別の発明に係る異種の浮
動小数点演算命令の同時サポート方法は、浮動小数点演
算装置を持たない計算機にて、ある浮動小数点演算装置
に対する浮動小数点演算命令が実行された時に、その命
令をオペレーティング・システムにより検出し、検出し
た命令に対しこのオペレーティング・システム内で浮動
小数点演算命令に対応したエミュレーション処理(関数
を呼び出す処理)を行うことにより、浮動小数点演算装
置に対する浮動小数点演算命令を含むロードモジュール
を実行することができるようにしたものである。
【0012】
【作用】この発明における異種の浮動小数点演算命令の
同時サポート方法は、浮動小数点演算装置を持つ計算機
にて、この計算機にない他の浮動小数点演算装置に対す
る浮動小数点演算命令を含むロードモジュールを実行し
た場合に、その命令によって不正命令の割り込みが発生
するので、これをオペレーティング・システムで捕捉し
てその命令が何であるかを判読し、判読した命令を計算
機でサポートしている浮動小数点演算装置に対応した浮
動小数点演算命令に置き換えてから処理を再び実行し、
その結果、以前の浮動小数点演算命令が期待している形
式で値を返すことにより、あたかも当該以前の浮動小数
点演算命令が実行されたかのように処理する。
【0013】また、この発明の別の発明における異種の
浮動小数点演算命令の同時サポート方法は、浮動小数点
演算装置を持たない計算機にて、ある浮動小数点演算装
置に対する浮動小数点演算命令を含むロードモジュール
を実行した場合に、その命令によって不正命令の割り込
みが発生するので、これをオペレーティング・システム
で捕捉してその命令が何であるかを判読し、判読した命
令に対しこのオペレーティング・システム内でエミュレ
ーション処理(関数を呼び出す処理)を行い、その結
果、以前の浮動小数点演算命令が期待している形式で値
を返すことにより、あたかも当該以前の浮動小数点演算
命令が実行されたかのように処理する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例である異種の浮動小数点
演算命令の同時サポート方法を適用した計算機のシステ
ム構成を示すブロック図である。図において、1は中央
処理装置(CPU)、2は浮動小数点演算装置(FP
U)A、4は主メモリ装置、5は磁気ディスク装置であ
る。
【0015】図2は図1の計算機のシステム構成におけ
る異種の浮動小数点演算命令の同時サポート方法を説明
するためのフローチャートである。図において、21〜
27は処理過程を示すステップである。
【0016】次に、上記図1に示される計算機のシステ
ム構成における異種の浮動小数点演算命令の同時サポー
ト方法について説明する。浮動小数点演算命令を含むプ
ログラム(ロードモジュール)は磁気ディスク装置5に
格納されており、この磁気ディスク装置5を起動するこ
とにより、ロードモジュールは主メモリ装置4にロード
され、中央処理装置1及び浮動小数点演算装置A2で実
行される。このロードモジュール中の浮動小数点演算命
令はこれに対応する浮動小数点演算装置、例えば浮動小
数点演算装置A2で実行される。
【0017】ここで、図1に示される計算機のシステム
構成において、浮動小数点演算装置B3(図5参照)に
対応する浮動小数点演算命令を含むプログラム(ロード
モジュール)を起動した場合に、浮動小数点演算命令を
実行したときの動作について、図2に示されるフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0018】今、浮動小数点演算命令が実行されると、
これに対応する浮動小数点演算装置B3がないために不
正命令の割り込みを起こす。オペレーティング・システ
ムでは、まずプログラムがどこまで実行していたかを示
すプログラム・カウンタをセーブする(ステップ2
1)。次に、不正命令が何であるかをチェックする(ス
テップ22)。このチェックの結果、浮動小数点演算命
令でなかった場合はステップ26へ進み、通常の不正命
令の処理を行い、次いでステップ21でセーブしたプロ
グラム・カウンタに制御を移す(ステップ27)。浮動
小数点演算命令であった場合は、どの浮動小数点演算命
令(例えば加算命令)であるかどうかを解析する(ステ
ップ23)。次に、オペレーティング・システム内の空
きエリアに、解析した浮動小数点演算命令に対応したこ
の計算機でサポートしている浮動小数点演算装置A2で
の浮動小数点演算命令と、ステップ21でセーブしたプ
ログラム・カウンタにブランチする命令を作成する(ス
テップ24)。そして、ステップ24にて作成した命令
のあるアドレスにブランチする(ステップ25)。これ
により、図1に示される計算機のシステム構成において
も、浮動小数点演算装置B3に対する浮動小数点演算命
令を含むプログラムを正常に起動することができるもの
である。
【0019】図3はこの発明の別の発明の実施例である
異種の浮動小数点演算命令の同時サポート方法を適用し
た計算機のシステム構成を示すブロック図である。図に
おいて、1は中央処理装置(CPU)、4は主メモリ装
置、5は磁気ディスク装置である。
【0020】図4は図3の計算機のシステム構成におけ
る異種の浮動小数点演算命令の同時サポート方法を説明
するためのフローチャートである。図において、31〜
36は処理過程を示すステップである。
【0021】次に、上記図3に示される計算機のシステ
ム構成における異種の浮動小数点演算命令の同時サポー
ト方法について説明する。浮動小数点演算命令を含むプ
ログラム(ロードモジュール)は磁気ディスク装置5に
格納されており、この磁気ディスク装置5を起動するこ
とにより、ロードモジュールは主メモリ装置4にロード
され、中央処理装置1及び浮動小数点演算装置で実行さ
れる。このロードモジュール中の浮動小数点演算命令は
それに対応する浮動小数点演算装置、例えば浮動小数点
演算装置A2(図1参照)で実行される。
【0022】ここで、図3に示される計算機のシステム
構成において、浮動小数点演算装置A2に対応する浮動
小数点演算命令を含むプログラム(ロードモジュール)
を起動した場合に、浮動小数点演算命令を実行した時の
動作について、図4に示されるフローチャートに基づい
て説明する。
【0023】今、浮動小数点演算命令が実行されると、
これに対応する浮動小数点演算装置A2がないために不
正命令の割り込みを起こす。オペレーティング・システ
ムでは、まずプログラムがどこまで実行していたかを示
すプログラム・カウンタをセーブする(ステップ3
1)。次に、不正命令が何であるかをチェックする(ス
テップ32)。このチェックの結果、浮動小数点演算命
令でなかった場合はステップ36へ進み、通常不正命令
の処理を行う。浮動小数点演算命令であった場合は、ど
の浮動小数点演算命令(例えば加算命令)であるかどう
かを解析する(ステップ33)。オペレーティング・シ
ステムでは、前もって浮動小数点演算命令に対してその
動作をエミュレートする関数を作成し保持しておく。次
に、解析した浮動小数点演算命令に対応したオペレーテ
ィング・システム内の関数を呼び出す(ステップ3
4)。次いで、ステップ31でセーブしたプログラム・
カウンタにブランチする(ステップ35)。これによ
り、図3に示される計算機のシステム構成においても、
浮動小数点演算装置A2に対する浮動小数点演算命令を
含むプログラムを正常に起動することができるものであ
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明の異種の浮動小
数点演算命令の同時サポート方法によれば、浮動小数点
演算装置を持つ計算機にて、この計算機にない他の浮動
小数点演算装置に対する浮動小数点演算命令が実行され
た時に、その命令をオペレーティング・システムにより
検出し、検出した命令を計算機がサポートしている浮動
小数点演算装置に対応した浮動小数点演算命令に置き換
えて再度の実行を行うことにより、計算機にない他の浮
動小数点演算装置に対する浮動小数点演算命令を含むロ
ードモジュールを実行することができるようにしたの
で、計算機にない浮動小数点演算装置に対する浮動小数
点演算命令を含むロードモジュールを、その計算機によ
ってそのまま正しく実行することができるという優れた
効果を奏する。
【0025】また、この発明の別の発明の異種の浮動小
数点演算命令の同時サポート方法によれば、浮動小数点
演算装置を持たない計算機にて、ある浮動小数点演算装
置に対する浮動小数点演算命令が実行された時に、その
命令をオペレーティング・システムにより検出し、検出
した命令に対しこのオペレーティング・システム内で浮
動小数点演算命令に対応したエミュレーション処理(関
数を呼び出す処理)を行うことにより、浮動小数点演算
装置に対する浮動小数点演算命令を含むロードモジュー
ルを実行することができるようにしたので、浮動小数点
演算装置を持たない計算機でも、ある浮動小数点演算装
置に対する浮動小数点演算命令を含むロードモジュール
を、その計算機によってそのまま正しく実行することが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である異種の浮動小数点演算
命令の同時サポート方法を適用した計算機のシステム構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の計算機のシステム構成における異種の浮
動小数点演算命令の同時サポート方法を説明するための
フローチャートである。
【図3】この発明の別の発明の実施例である異種の浮動
小数点演算命令の同時サポート方法を適用した計算機の
システム構成を示すブロック図である。
【図4】図3の計算機のシステム構成における異種の浮
動小数点演算命令の同時サポート方法を説明するための
フローチャートである。
【図5】従来の浮動小数点演算命令の処理方法を適用し
た計算機のシステム構成を示すブロック図である。
【図6】図5の計算機のシステム構成における浮動小数
点演算命令の処理方法を説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 2 浮動小数点演算装置(FPU)A 3 浮動小数点演算装置(FPU)B 4 主メモリ装置 5 磁気ディスク装置 21〜27,31〜36,41〜43 ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮動小数点演算装置を持つ計算機におい
    て、この計算機にない他の浮動小数点演算装置に対する
    浮動小数点演算命令が実行された時にその命令を検出
    し、検出した命令を上記計算機がサポートしている浮動
    小数点演算装置に対応した浮動小数点演算命令に置き換
    えて再度の実行を行い、上記計算機にない他の浮動小数
    点演算装置に対する浮動小数点演算命令を含むロードモ
    ジュールを実行することを特徴とする異種の浮動小数点
    演算命令の同時サポート方法。
  2. 【請求項2】 浮動小数点演算装置を持たない計算機に
    おいて、ある浮動小数点演算装置に対する浮動小数点演
    算命令が実行された時にその命令を検出し、検出した命
    令に対し上記計算機内で上記浮動小数点演算命令に対応
    したエミュレーション処理を行い、上記浮動小数点演算
    装置に対する浮動小数点演算命令を含むロードモジュー
    ルを実行することを特徴とする異種の浮動小数点演算命
    令の同時サポート方法。
JP17833691A 1991-07-18 1991-07-18 異種の浮動小数点演算命令の同時サポート方法 Pending JPH0527963A (ja)

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