JPH05279539A - 電気泳動薄板に対して改善された付着力を有するプラスチゾル系 - Google Patents

電気泳動薄板に対して改善された付着力を有するプラスチゾル系

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JPH05279539A
JPH05279539A JP4246404A JP24640492A JPH05279539A JP H05279539 A JPH05279539 A JP H05279539A JP 4246404 A JP4246404 A JP 4246404A JP 24640492 A JP24640492 A JP 24640492A JP H05279539 A JPH05279539 A JP H05279539A
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Joachim Buechse
ビュクセ ヨアヒム
Peter Dr Quis
クヴィス ペーター
Susanne Steinmetz
シュタインメッツ スザンヌ
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Roehm GmbH Darmstadt
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
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    • C08L33/12Homopolymers or copolymers of methyl methacrylate
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気泳動により被覆された、場合により光沢
のある鉄薄板に対するプラスチゾルの付着力を改善す
る。 【構成】 ゲル化可能な材料として、メチルメタクリレ
ートならびに式I: R−COOH I で示される少なくとも1つのカルボキシル基含有単量体
および/または式IA: 【化1】 で示される無水物から形成される共重合体CPが、ポリ
アミド樹脂と組合せて一緒に、共重合体と相溶性の有機
可塑剤および場合により不活性充填剤ならびに他の常用
の添加剤を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に電気泳動薄板に対
して改善された付着力を有するポリアルキルメタクリレ
ートを基礎とするプラスチゾル系(所謂PMMA−プラ
スチゾル)に関する。
【0002】
【従来の技術】久しく、ポリ塩化ビニル(PVC)から
なる被覆および被膜は市場で、その多面的適用性および
その良好な使用の性質に依り傑出した役割を演じてき
た。可塑剤中のPVC粉末、所謂プラスチゾル(大抵安
定化剤および場合により顔料の添加下で)の分散液は、
大規模に、特に熱浸漬法における被覆のため、例えば金
属の腐食防止のため、織物および皮革製品の仕上げのた
め、発泡材料、接着剤等のために使用されている(Sa
rvetnik,Plastisols andOrg
anosols,Van Nostrand、ニューヨ
ーク、1972;W.BeckerおよびD.Brau
n Kunststoff−Handbuch(新版)
2/2巻、1077頁以降、Hanser Verla
g 1986参照)。西ドイツ国特許出願公開第265
4871号明細書の記載から、付着助剤として、 A)三元重合された脂肪酸と高重合された脂肪酸(X)
の高い含量を有する、重合された脂肪酸混合物および B)ポリアルキレンポリアミンの過剰量とから製造さ
れ、 イミダゾリン含分(Y)を有する縮合生成物を、プラス
チゾル配合物に対して0.5〜5重量%の割合で添加
し、かつ90℃以下の温度で焼付け、但しXまたはYの
値の1つが40%の限界を下回る場合には、もう1つの
成分の値が明白な効果の達成のため少なくとも40+Z
(この場合Zは40までの小さい数値の差である)であ
るが、しかし有利に40+2Zであるべきであることを
特徴とする、PVC−プラスチゾルを基礎とする材料の
ための被覆および接着化合物の製造法は、公知である。
【0003】西ドイツ国特許出願公開第2642514
号明細書は、西ドイツ国特許出願公開第2654871
号明細書による方法の他の態様を記載している。それに
よれば、付着助剤として A)化合物100g当たり0.1〜1.4のアゾメチン
基を有するシッフ塩基および/または B)化合物100g当たり0.1〜1.4のエナミン基
を有するエナミンが単独または混合物で、ポリ塩化ビニ
ル配合物に対して0.1〜4.0重量%の量で使用さ
れ、かつ付加的に C)エポキシ樹脂がA、B、Cの混合物に対して20〜
80重量%使用されている。
【0004】早期には、PVCが他の材料によって置き
換えられる傾向が目立っていた。しかし、全てのこの種
の努力にも拘らず、実際には、PVC生成物にありがち
な品質の著しい低下を受け入れざるを得なかった。
【0005】いくつかの分野、例えば金属の被覆におい
て、ポリ(メト)アクリレートを基礎とするプラスチゾ
ルは、成果を収めて地歩を固めることができた(所謂P
AMAプラスチゾル、西ドイツ国特許第2543542
号、同第3139090号明細書、もしくは米国特許第
4558084号、西ドイツ国特許第2722752
号、同第2454235号明細書参照)。米国特許第4
558084号明細書には、メチルメタクリレートとイ
タコン酸もしくはイタコン酸無水物とからなる共重合体
を基礎とするプラスチゾルが記載され、電気泳動的に前
処理された金属表面上の十分な付着力が証明されてい
る。
【0006】早期には、一部に乳化重合体もしくは霧状
重合体として、一部に懸濁重合体として使用される純粋
ポリメチルメタクリレート(PMMA)が使用されるP
AMAプラスチゾルを基礎とする、底部被覆が提唱され
た(西ドイツ国特許第3903669号明細書)。
【0007】特に電気泳動的に被覆された鉄薄板に対す
るゲル化後のPVCプラスチゾルの付着力は、久しく公
知のように付着助剤としてポリアミド樹脂(ポリアミノ
アミド)を使用することにより著しく改善されることが
できる(西ドイツ国特許出願公開第2512366号、
同第2654871号、同第2642514号明細書、
Ullmann′s Encyclopaedie d
er Techn.Chemie、第4版、12巻、5
52〜555、Chemie社 1976、D.E.F
loyd,Polyamide Resins,Rei
nhold,ニューヨーク;Vieweg−Kreke
ler,Kunststoff−Handbuch V
I巻、Polyamide 387〜392、Hans
er1966参照)。光沢のある鉄薄板に対して比較し
うる付着力が生じないという現象を理解するには、この
発明は本質的でなければならない。従って、付着力改善
の根拠は一面ではPVCの反応(この場合、例えばHC
l分離が公知である)の際に、他面では電気泳動下塗り
の極性の基との反応の際に求められる。特に金属性表面
の付着力の問題はPAMA−プラスチゾルの場合にも生
じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、この種類のプ
ラスチゾルの付着力を改善するという課題が課された。
確かに一面でPVC、およびもう一面でPAMAの構造
および反応性に関してのそれ程重要な差異に対して、同
時の挙動は著しく限られた範囲内でのみ期待された。従
って、ポリアミド樹脂の付着補助作用がPVCとの特殊
な相互作用に帰因する場合には、決してこのことからは
PAMAの場合に相応する効果に対する見込みが得られ
ない。実際、実験的な試験は、PVCの場合に著しく効
果的であると判明したポリアミノアミドの使用によっ
て、常法によりPAMAプラスチゾルに使用される重合
体粉末の場合には少しも電気泳動薄板に対する付着改善
が達成されなかったことが、判明した。
【0009】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、プラス
チゾルのポリ(メト)アクリレート成分がカルボキシル
基によって官能化された場合には、付着助剤としてポリ
アミド樹脂を有するPAMAを基礎とするプラスチゾル
にも電気泳動的に前処理された金属表面に対する本質的
に改善された付着力が達成されることができる。
【0010】従って本発明は、場合によりカルボキシル
基不含のポリアルキル(メト)アクリレートP以外に、
ゲル化可能な材料として、35℃を上回るガラス化温度
Tgを有し、400を上回る重合度および0.05〜5
00μmの平均粒度を有し、メチルメタクリレートなら
びに式I: R−COOH I [式中、Rは基:
【0011】
【化5】
【0012】(但し、R1は水素またはメチルを表わ
す)を表わすか、または基:
【0013】
【化6】
【0014】(但し、Aは炭素原子2〜12個を有し、
カルボキシル基に対してα位にある二重結合少なくとも
1つを有する炭化水素基を表わす)を表わす]で示され
る少なくとも1つのカルボキシル基含有単量体、および
/または式IA:
【0015】
【化7】
【0016】で示される無水物0.1〜10重量%(全
単量体に対して)から形成される共重合体CPが、1つ
または複数のポリアミド樹脂PAA2.5〜10重量%
との組合せで、共重合体CP100重量部に対して、共
重合体と相溶性の有機可塑剤W100〜1000重量部
と一緒に、および場合によっては不活性の充填剤700
重量部まで、ならびに場合によっては他の常用の添加剤
を含有する、ポリアルキル(メト)アクリレートを基礎
とする、電気泳動薄板に対して改善された付着力を有す
るプラスチゾル系に関する。
【0017】本発明によりメチルメタクリレートおよび
場合によりプラスチゾルの性質と一致させることができ
る他の単量体とともに使用される、式Iのカルボキシル
基含有単量体として、アクリル酸、特にメタクリル酸、
マレイン酸、フマル酸および殊にイタコン酸が挙げられ
る。式IAの単量体としては、水の作用下に加水分解に
よって同様にカルボキシル基も形成することができるマ
レイン酸無水物が挙げられる。定義によりカルボキシル
基含有単量体の共重合体CP中の含分は、0.1〜10
重量%、有利に0.5〜7.5重量%、殊に1〜5重量
%、特に2±1重量%である。MMAおよび式Iもしく
は式IAのカルボキシル基含有単量体とともにコモノマ
ーとして、例えばTgに関連して所定の規格値と一致さ
せることができる場合には、なお他の使用される当該コ
モノマー、殊に(メト)アクリル酸エステルがこれに該
当し、この場合この単量体の通常0〜60重量%の含量
は、存在する場合には、一般に2〜50重量%、殊に
(30±5)重量%(CPに関して)の範囲内にある。
これは一般に式II:
【0018】
【化8】
【0019】[式中、R1′は水素またはメチルを表わ
し、R2 は場合により分枝鎖状であってもよい炭素原
子1〜12個、殊に1〜8個を有するアルキル基または
シクロアルキル基を表わす]で示され、この場合R1
およびR2は同時にメチルをあらわすべきではない。例
えばブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、エチ
ルヘキシルメタクリレートが挙げられる。場合により共
重合体CPは、なお窒素を含有するか、またはヒドロキ
シル基を含有するか、もしくはアルコキシル基を含有す
る重合可能な単位HMを、共重合体CPに対して通常
0.05〜5重量%、有利に0.1〜3重量%の含量で
含有することができる。これらは有利に、有利に5員環
とともに6員環を有する窒素含有ビニル複素環の類の単
量体、および/またはアクリル酸およびメタクリル酸の
ヒドロキシアルキル置換エステル、アルコキシアルキル
置換エステル、およびアミノアルキル置換エステルまた
はアミドに属する。
【0020】窒素−複素環単量体HMとして、殊にビニ
ルイミダゾル、ビニルラクタム、ビニルカルバゾールお
よびビニルピリジンの種類からのものが挙げられる。
【0021】これらの単量体のイミダゾール化合物の何
の制限も付さない場合の例は、N−ビニルイミダゾール
(ビニル−1−イミダゾールとも呼ばれる)、N−ビニ
ル−メチル−2−イミダゾール、N−ビニル−エチル−
2−イミダゾール、N−ビニル−フェニル−2−イミダ
ゾール、N−ビニル−ジメチル−2,4−イミダゾー
ル、N−ビニル−ベンズイミダゾール、N−ビニルイミ
ダゾリン(ビニル−1−イミダゾリンとも呼ばれる)、
N−ビニル−メチル−2−イミダゾリン、N−ビニル−
フェニル−2−イミダゾリンおよびビニル−2−イミダ
ゾールである。
【0022】ラクタムから誘導される単量体の例とし
て、殊に次のような化合物:N−ビニルピロリドン、N
−ビニルメチル−5−ピロリドン、N−ビニルメチル−
3−ピロリドン、N−ビニルエチル−5−ピロリドン、
N−ビニルジメチル−5−5−ピロリドン、N−ビニル
フェニル−5−ピロリドン、N−アリルピロリドン、N
−ビニルチオピロリドン、N−ビニルピペリドン、N−
ビニルジエチル−6,6−ピペリドン、N−ビニルカプ
ロラクタム、N−ビニルメチル−7−カプロラクタム、
N−ビニルエチル−7−カプロラクタム、N−ビニルジ
メチル−7,7−カプロラクタム、N−アリル−カプロ
ラクタム、N−ビニルカプリラクタムが挙げられる。
【0023】カルバゾールから誘導される単量体には殊
に:N−ビニルカルバゾール、N−アリルカルバゾー
ル、N−ブテニルカルバゾール、N−ヘキセニルカルバ
ゾールおよびN−(メチル−1−エチレン)カルバゾー
ルが挙げられる。
【0024】更に、次の(メト)アクリル酸のヒドロキ
シ置換もしくはアルコキシ置換アルキルエステル:2−
ヒドロキシエチル(メト)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メト)アクリレート、2−メトキシエチル(メ
ト)アクリレート、2−エトキシエチル(メト)アクリ
レート、2−ブトキシエチル(メト)アクリレート、2
−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリレート、2
−(エトキシエチルオキシ)エチル(メト)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メト)アクリレート、2−
[2−(2−エトキシ−エトキシ)エトキシ]エチル
(メト)アクリレート、3−メトキシブチル−1−(メ
ト)アクリレート、2−アルコキシ−メチルエチル(メ
ト)アクリレート、2−ヘキソオキシエチル(メト)ア
クリレートが挙げられる。
【0025】更に、次の(メト)アクリル酸のアミン置
換アルキルエステルが挙げられる。
【0026】2−ジメチルアミノエチル(メト)アクリ
レート、2−ジエチルアミノエチル(メト)アクリレー
ト、3−ジメチルアミノ−2,2−ジメチルプロピル−
1−(メト)アクリレート、3−ジメチルアミノ−2,
2−ジメチルプロピル−1−(メト)アクリレート、2
−モルフォリノエチル(メト)アクリレート、2−t−
ブチルアミノエチル(メト)アクリレート、3−(ジメ
チル−アミノ)プロピル(メト)アクリレート、2−
(ジメチルアミノエトキシエチル)(メト)アクリレー
ト。
【0027】(メト)アクリルアミドの代表例として、
例えば次の単量体が挙げられる:N−メチル(メト)ア
クリルアミド、N−ジメチルアミノエチル−(メト)ア
クリルアミド、N−ジメチルアミノプロピル(メト)ア
クリルアミド、N−イソプロピル(メト)アクリルアミ
ド、N−t−ブチル(メト)アクリルアミド、N−イソ
ブチル(メト)アクリルアミド、N−デシル(メト)ア
クリルアミド、N−シクロヘキシル(メト)アクリルア
ミド、N−[3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチ
ルプロピル]−メタクリルアミド、N−ドデシル(メ
ト)アクリルアミド、N−[3−ジメチルアミノプロピ
ル](メト)アクリルアミド、N−[2−ヒドロキシ−
エチル](メト)アクリルアミド。
【0028】一般に共重合体CPの分子量Mwは100
000〜500000、有利に150000〜3000
00ダルトンの範囲内である。(H.F.Mark他、
Encyclopedia of Polymer S
cience and Engineering、第2
版、10巻、1〜18、J.Wiley 1987によ
り測定)。
【0029】重合体CPの製造は、自体公知の方法によ
り、例えば乳化重合または懸濁重合によって行なわれる
(H.Rauch−Puntigam,Th.Voel
ker,Acryl−und Methacrylve
rbindungen,Springer Verla
g 1968参照)。乳化重合を行なう場合には、有利
に乳濁液流入法または単量体流入法により処理されるこ
とができ、この場合水の一部ならびに開始剤および乳化
剤の全量または一部は予め装入される。粒度はこの方法
の場合有利に装入された乳化剤の量によって制御される
ことができる。乳化剤として、殊に陰イオン性界面活性
剤および非イオン性界面活性剤が使用できる。一般に使
用される乳化剤量は、(重合体に対して)1重量%を超過
しない。
【0030】開始剤として、乳化重合で常用の化合物、
例えば過酸化合物、例えば過酸化水素、アンモニウムペ
ルオキシジスルフェート(APS)とともに、レドック
ス系、例えばビスルフィト−APS−鉄、もしくはアゾ
開始剤も使用されることができる。開始剤の量は、一般
に重合体に対して0.005〜0.5重量%である。
【0031】重合温度は、一定の範囲内で開始剤に依存
する。このようにAPSを使用する場合には有利に60
〜90℃の範囲内で処理される。レドックス系を使用す
る場合には、低い温度の場合、例えば30℃でも重合さ
れることができる。連続重合とともに、バッチ重合の方
法によっても処理されることができる。この場合単量体
の全量もしくは一部は、全ての助剤と一緒に予め装入さ
れ、かつ重合はレドックス開始剤を用いて開始される。
この場合単量体−水−比は、発生する反応熱に適合しな
ければならない。一般に、まず単量体および助剤の半分
が水の全量中で乳化され、次に室温で重合が開始され、
かつ反応が行なわれた後、配合物が冷却され、および単
量体の残留する半分が助剤と一緒に添加されるように、
50%の乳濁液が製造される場合には、問題は発生しな
い。
【0032】固体の形での重合体の取得は、自体公知の
方法で噴霧乾燥、冷凍乾燥または沈殿によって行なうこ
とができる。場合によっては、個々のラテックス粒子を
乾燥の際により大きい単位に互いに接着させること(部
分的ガラス化)は、有利である。凝集された単位の標準
値としては、5〜200μを取ることができる。
【0033】本発明により使用される重合体CPは、パ
ール重合の方法によっても製造されることができる。こ
の場合には、常用の分散剤および常用の釜(常圧または
圧力の使用下)を使用することができる(Houben
−Weyl、第4版、XIV巻、406頁以降、および
1053頁以降、Georg Thieme−Verl
ag参照)。より良好な源であるため、明らかに100
μ未満を粒子直径を有するパール重合体が好ましい。
【0034】更に、本発明により使用される共重合体C
Pは、芯−殻−重合体としても西ドイツ国特許第272
2752号、もしくは米国特許第4 199 486号
明細書に依存して製造されることができる。この場合芯
重合体および殻重合体は有利に3:1〜1:3の重量比
にある。
【0035】原則的に、式IもしくはIAの所定の単量
体およびメチルメタクリレートならびに(メト)アクリ
ル酸エステルMAおよび場合によりまた単量体HMも、
芯−殻−重合体の製造にも適当である。
【0036】この場合、芯は一般に殆ど主にMMAか
ら、例えば少なくとも80重量%、有利に少なくとも9
6重量%(殻に対して)、殊に97.5±0.5重量%
まで、かつ式IもしくはIAの単量体から2〜3重量%
までおよび単量体HMからの残りの量で形成される。芯
材料は、MMAとともに式IもしくはIAの単量体を同
様に2〜3重量%の含量で、しかし特に式IIの単量体
を60重量%まで、殊に50±10重量%(芯材料に対
して)の含量で含有する。例えばブチル(メト)アクリ
レートが挙げられる。
【0037】芯材料と殻材料とからなる共重合体CPの
形成は、自体公知方法で一定の処理方法によって乳化重
合の際に得られる。この場合芯材料を形成する単量体は
乳濁液中で第一処理段階において重合される。第一段階
の単量体が本質的に重合し終わったら、殻材料の単量体
成分は、新規粒子の形成が回避されるという条件下で乳
濁重合体に添加される。これによって第二段階で生じた
重合体は芯材料の回りに配置される。乳化剤量が少なく
なればなる程、粒子が大きくなるという意味で、粒度は
適当な乳化剤量の選択によって影響を及ぼされる。粒子
直径は例えば0.05〜5μmの範囲内にあってよい。
【0038】芯材料が生じる重合第一段階において、陰
イオン性、陽イオン性または非イオン性乳化剤、例えば
ナトリウムラウリルスルフェート、アルキルベンゾール
スルホネート、アルキル化されたフェノールのオキシエ
チル化生成物または前記化合物の中和スルホン置換生成
物0.01〜1重量%(水相に対して)が使用される。
重合は有利に60〜100℃の間の温度で水溶性ラジカ
ル形成剤、例えば過硫酸カリウムまたは過硫酸アンモニ
ウムまたは過酸化水素を用いて惹起される。重合第二段
階の開始前に、新たに開始剤が添加されてよいが、しか
し付加的な乳化剤は第二段階においては殆ど使用されな
いかまたは全く使用されない。
【0039】得られた、大抵30〜60%の分散液を乾
燥した粉末に移行するため、分散液は自体公知の方法
で、平たい容器中かまたはローラー上での薄相の乾燥に
よってかまたは、噴霧乾燥によって乾燥される。分散液
の噴霧乾燥は自体公知の方法で行なわれることができ
る。大規模工業では、通常直流で噴霧される分散液が上
から下向きに熱風と一緒に貫流される所謂噴霧塔が使用
される。分散液は1つまたは数個のノズルによって噴霧
されるか、または有利に迅速に回転する穿孔した円盤を
用いて飛散される。惹起される熱気は100〜250
℃、有利に150〜250℃の温度を有する。噴霧乾燥
した乳化重合体の性質にとって、空気の出口温度、即ち
乾燥された粉末粒子が噴霧塔の脚部でかまたはサイクロ
ン分離器中で空気流と分離されるような温度が重要であ
る。この温度は、できるだけ乳化重合体が焼結するかま
たは溶融するような温度よりも低い。多くの場合には、
50〜90℃の出口温度が好適である。
【0040】出口温度は、一定の空気流の場合、時間単
位当たり連続的に内部噴霧される分散液の量の変化によ
って調節される。
【0041】重合体分散液の噴霧乾燥によって取得され
る共重合体CPは0.1〜5μmの範囲内の第一粒度を
有する。(Ullmanns Encyclopaed
ieder techn. Chemie 第4版、5
巻、725〜752頁により測定;粒度分布は、測定器
(Kratel社、ゲッチンゲン、の“Kratel
Partoskop F”)の測定セルを通って流れる
水中での粒子の懸濁液の吸光測定によって測定されるこ
とができる。1秒間行なわれる第一粒子の凝集は、5〜
100μmの粒子範囲内の凝集物を生じるが、しかしこ
れは同時に本発明の範囲内で使用可能である。
【0042】共重合体CPの特に好適な実施態様とし
て、以下が挙げられる: 共重合体CP−I :MMA98重量%とイタコン酸
2重量部とからなる乳化重合体を噴霧乾燥した プラスチゾル :ジイソノニルフタレート2重量
%を用いて可塑化する 共重合体CP−II :MMA48重量%からなる芯を
有する芯−殻−重合体;ブチルメタクリレート50重量
%、イタコン酸2重量%;MMA98重量%からなる
殻;イタコン酸2重量% 共重合体CP−III:CP−IIと同様の芯、MMA
100重量%からなる殻を有する芯−殻−重合体 共重合体CP−IV :MMA47.5重量%からなる
芯を有する芯−殻−重合体;ブチルメタクリレート50重
量%、メタクリル酸2.5重量%、MMA97.5重量
%からなる殻、メタクリル酸2.5重量% 比較のため、例えば次のものを採用することができる: 重合体VE−I MMA100重量%からなる乳
化重合体(Roehm社の製品PLEXIGUM(商標
登録)M 914) 共重合体VE−II MMA98重量%とN−ビニル
イミダゾール2重量%とからなる乳化重合体 共重合体VE−III MMA74重量%、ブチルメタ
クリレート21重量%、N−ビニルイミダゾール1重量
%の全組成物を有する芯−殻−重合体 ポリアミド樹脂PAA 本発明により使用されるポリアミド樹脂(ポリアミノア
ミドもしくはポリアミノイミダゾリン)PAAは、従来
技術のものである([従来の技術]参照)。製造方法
は、主に天然の不飽和脂肪酸を基礎とする分子鎖状ジカ
ルボン酸とジアミンもしくはポリアミンとの縮合を使用
する。ジカルボン酸の最も重要な代表例として天然のモ
ノまたはポリ不飽和脂肪酸、特にC原子18個を有する
ものの重合生成物が挙げられる。特に原材料として使用
されるのは、油酸、リノール酸およびリノレン酸であ
る。この種の不飽和脂肪酸の、例えば二量体への付加反
応は、粘土または酸性白土を基礎とする触媒に接して、
およびアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩の存
在下に有利に200〜270℃で実行され、この場合部
分的脱水化および異性化が惹起する。接触水素添加によ
って特に酸化安定性ポリアミノアミドに至る(西ドイツ
国特許第1134666号、西ドイツ国特許第1134
667号、西ドイツ国特許出願公開第1280852
号、同第1443938号、西ドイツ国特許公告第14
43968号明細書)。
【0043】縮合は、一般に H2N−(CH2x
[NH−(CH2xy−NH2 (但し、xは2〜6であり、およびyは0〜3である)
の構造式を有するポリアミンを用いて約200〜250
℃の温度で行なわれる。本発明により使用されるポリア
ミド樹脂PAAの所定の実施方法の場合には、有利に重
合体性の脂肪酸がポリアルキレンポリアミン、例えばジ
エチレントリアミンまたはトリエチレンテトラミンと、
前記された温度で変換され、この場合主に遊離アミノ基
を有するポリアミノアミドが得られる。280℃〜約2
80℃の温度範囲を越えて行なわれる場合には、脱水お
よび閉環下にポリアミノアミドから、同様に本発明の範
囲内で使用されることができるポリアミノイミダゾリン
が形成される。有利に使用できるポリアミノアミドの規
格値に対する標準値として、300〜900mPa.s
の粘度(75℃)および340〜410のアミン値が挙
げられる。例えば製品VERSAMID(登録商標)1
25(700〜900mPa.s/75℃;アミン値3
45〜410)および製品VERSAMID(登録商
標)140(300〜600mPa.s/75℃;アミ
ン値370〜410)、Schering社の二製品が
挙げられる。
【0044】40〜500mPa.sもしくは200〜
400mPa.sの粘度および320〜400もしくは
470〜510のアミン値を有するポリアミノイミダゾ
リンはEUREDUR(登録商標)350もしくはEU
REDUR(登録商標)370の商標下で市販されてい
る(Schering社の製品)。更に同一製造者の、
本発明により使用できるポリアミノアミドはEURET
EK(登録商標)の商標下(例えばEURETEK(登
録商標)505)で提供されている。
【0045】ポリアミノアミドPPAは付着助剤の種類
によりプラスチゾルを用いて被覆されるべき表面上に塗
布されることができるが、有利にはこれらは共重合体C
P、可塑剤と場合により他の常用のプラスチゾル成分と
の混合物中で使用される。
【0046】本発明によるプラスチゾル系は、プラスチ
ゾル中で使用するため自体公知の可塑剤Wを前記化合物
に常用の量で、例えばPAMAプラスチゾル(しかしP
VCプラスチゾルにも)にとって常用の可塑剤、例えば
フタル酸エステル、その他にアジピン酸エステルおよび
/またはセバシン酸エステル、塩化パラフィン、トリア
ルキルホスフェート、脂肪族またはアル脂肪族ポリエス
テルならびに他の重合体性可塑剤、例えば尿素軟樹脂を
含有する。(H.K.Felger,Kunststo
ff−Handbuch 第1/1C巻、Hanser
−Verlag1985ならびにH.F.Mark他、
Encyclopedia of Polymer S
cience and Engineering、増補
巻568〜647頁、J.Wiley 1989中参
照)。適当な可塑剤の選択は西ドイツ国特許第2543
542号明細書の記載からも引用されてよい。有利に、
既製のプラスチゾルの30℃で3週間を経た貯蔵期間の
場合に、出口粘度の10倍の値、特に5倍の値下で粘度
上昇を生じる可塑剤もしくは可塑剤混合物が該当する。
【0047】特に挙げられるのは、ジイソデシルフタレ
ート、ジエチルヘキシルフタレート、ジ−C7−C11
n−アルキルフタレート、ジオクチルフタレート、トリ
クレシルホスフェート、ジベンジルトルエン(LIPI
NOL(登録商標)T、Huels社の製品)およびベ
ンジルオクチルフタレートである。
【0048】既に前記されたように可塑剤は共重合体1
00重量部に対して5〜200重量部の含量で、特にプ
ラスチゾルの塗布の際の流動学的要求に適応して使用さ
れる。 更にプラスチゾルは、なお通常700重量部ま
での量の有機充填剤を含有する。例えば炭酸カルシウム
(チョーク)、酸化チタン、酸化カルシウム、流動学的
に有効な添加剤として沈澱し、かつ被覆したチョーク、
更に場合によりチキソトロープ化剤、例えば熱分解法に
より製造されたケイ酸が挙げられる。プラスチゾルは使
用条件付でなお自体公知の助剤、例えば付着助剤、湿潤
剤、安定化剤、流展剤、発酵剤を0〜5重量%(プラス
チゾルに対して)の含量で含有することができる。
【0049】例えば酒石酸カルシウムが流展剤として挙
げられる。
【0050】プラスチゾルの製造 原理的に、本発明によるプラスチゾルのための成分の混
合は種々の混合器を用いて行なわれる。しかしPVCプ
ラスチゾルおよびPAMAプラスチゾルでの経験のとお
り、緩徐に回転する遊星型ミキサー、高速混合装置もし
くはディソルバー、水平ターボミキサーおよび3本ロー
ラーミルが有利である;但し粘度の選択は製造されるプ
ラスチゾルに影響を及ぼされる。ポリアミノアミドPA
Aは付着助剤として、しかし有利にプラスチゾル中の混
合物で使用されることができる。(H.F.Mark
他、Encyclopedia of Polymer
Science and Engineering 第
2版、17巻、365〜866、J.Wiley 19
89参照)。混合は、プラスチゾル材料の均質化が惹起
するまで、行なわれる。
【0051】プラスチゾル材料は1〜5mmの層厚、1
00〜200℃の温度で30〜2分間でゲル化されるこ
とができる。
【0052】プラスチゾルの使用 金属部分の被覆のための塗布方法として、現今では吹付
け法、例えば泥状物吹付け法が有利である。この場合プ
ラスチゾルは通常高圧(約300〜400バール)を用
いてエアレス吹付けピストルを介して加工処理される。
特に重要な自動車製造/アンダーシール(unders
eal)の使用範囲においては通常、車体の電気浸積塗
工および乾燥の行なわれた後、プラスチゾルがエアレス
吹付けピストルを介して塗布されるように処理される。
加熱硬化は通常、加熱溶炉(空気循環炉または放熱器)
中で常用の滞留時間(温度に依存して)で10〜35分
および120〜190℃、有利に140〜180℃の範
囲内で行なわれる。金属基板の電気泳動被覆はさまざま
に記載されている(西ドイツ国特許出願公開第2751
498号、同第2753861号、同第2732736
号、同第2733188号、同第2833786号明細
書参照)。
【0053】
【効果】本発明による、ポリアミノアミドPAと一緒に
カルボキシル基含有共重合体CPを含有するプラスチゾ
ル系は、金属性の基板に対して、特に電気泳動薄板に対
して、驚くべきことに良好な、著しく良好とまで言える
付着力を示す。
【0054】次の例につき本発明を詳説する。
【0055】
【実施例】
a)プラスチゾル系の処方および使用 1. 共重合体系CP−Iを用いた処方 噴霧乾燥された生成物として存在する、MMA98重量
%とイタコン酸2重量%とからなる乳化重合体(Roe
hm GmbHの製品 PLEX(登録商標)4944
F)25重量%にベンジルオクチルフタレート(Mon
santo社の製品SANCTICIZER(登録商
標)261)30重量%、炭酸カルシウム(Ulmer
Fuellstoff−Werke社、7906 ブ
ラウシュタイン、製品OMYA BS)30重量部、お
よび75℃で粘度700〜900mPa−sおよび34
5〜370のアミン値を有する中程度の粘度のポリアミ
ノアミド(Schering社の製品VERSAMID
(登録商標)125)1.5重量部を、室温で一度にロ
ーラーミルを介して添加する。
【0056】この結果充填されたプラスチゾルが生じ
る。
【0057】プラスチゾル系を常法により塗布し、かつ
180℃で10分間に亙ってもしくは140℃で30分
間に亙って焼付けし、電気泳動的に下塗りした薄板(P
PG社)に対して、180℃で10分間に亙る焼付け条
件下で、同様に光沢のある鉄板に対しても付着させる。
【0058】前記の処方と同様に、概して一致する処方
の場合75℃で300〜600mPa.sの粘度および
370〜410のアミン値を有するポリアミノイミダゾ
リン(Schering社の製品 VERSAMID
(登録商標)140)も同等に良好な結果を有して使用
されることができる。
【0059】同様に良好な結果を有して、Roehm社
の製品 PLEX(登録商標)6621−0も使用され
ることができる。
【0060】2. 共重合体CP−IIを用いた処方 芯中にMMA48重量%、ブチルメタクリレート50重
量%とイタコン酸2重量%および殻中にMMA98重量
%とイタコン酸2重量%とからなる芯−殻−重合体25
重量部に、リン酸ジオクチル30重量部、炭酸カルシウ
ム(製品 OMYA BS)30重量部およびポリアミ
ノイミダゾリン(Schering社の製品 EURE
TEK 505)1.5重量部を室温で一度にローラー
ミルを介して添加する。
【0061】この結果充填されたプラスチゾルが生じ
る。
【0062】これを常法により塗布し、 180℃で10分間に亙って 140℃で30分間に亙って 120℃で30分間に亙って 電気泳動薄板に対して焼付ける。付着力に関する結果を
第1表中にまとめた。
【0063】前記の処方と同様に次の共重合体系も表わ
した。
【0064】3. 共重合体CP−IIIを用いた処方 芯−殻−重合体25重量部。CP−IIと同様の芯、M
MA100重量%からなる殻;以下はCP−IIと同様
(付着力に関する結果は、第1表参照)。
【0065】4. 共重合体CP−IVを用いた処方 MMA47.5重量%、ブチルメタクリレート50重量
%、メタクリル酸2.5重量%からなる芯、MMA9
7.5重量%、からなる殻を有する芯−殻−重合体25
重量部;メタクリル酸2.5重量%、以下はCP−II
と同様(付着力に関する結果は、第1表参照)。
【0066】次の第1表に、例2中のCP−IIと全く
同様の処方の比較生成物VE−I、VE−II、および
VE−IIIを用いた結果を記載した。
【0067】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スザンヌ シュタインメッツ ドイツ連邦共和国 グリースハイム シェ ーネヴァイバーガッセ 46

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアルキル(メト)アクリレートを基礎
    とする電気泳動薄板に対して改善された付着力を有する
    プラスチゾル系において、ゲル化可能な材料として、3
    5℃を上回るガラス化温度Tgを有し、400を上回る
    重合度および0.05〜500μmの平均粒度を有し、
    メチルメタクリレートならびに式I: R−COOH I [式中、Rは基: 【化1】 (但し、R1は水素またはメチルを表わす)を表わす
    か、または基: 【化2】 (但し、Aは炭素原子2〜12個を有し、カルボキシル
    基に対してα位にある二重結合少なくとも1つを有する
    炭化水素基を表わす)を表わす]で示される少なくとも
    1つのカルボキシル基含有単量体および/または式I
    A: 【化3】 で示される無水物0.1〜10重量%(全単量体に対し
    て)から形成される共重合体CPが、1つまたは複数の
    ポリアミド樹脂PAA2.5〜10重量%との組合せ
    で、共重合体CP100重量部に対して、共重合体と相
    溶性の有機可塑剤W100〜1000重量部と一緒に、
    および場合によっては不活性の充填剤700重量部ま
    で、ならびに場合によっては他の常用の添加剤を含有す
    ることを特徴とする、電気泳動薄板に対して改善された
    付着力を有するプラスチゾル系。
  2. 【請求項2】 式Iの単量体がアクリル酸、メタクリル
    酸およびイタコン酸からなる群から選択されている、請
    求項1記載のプラスチゾル系。
  3. 【請求項3】 共重合体CPがメチルメタクリレートお
    よび式IまたはIAの単量体以外に、更に式II: 【化4】 [式中、R1′は水素またはメチルを表わし、R2′は炭
    素原子1〜12個、殊に1〜8個を有するアルキル基ま
    たはシクロアルキル基を表わし、但し、これらは分子鎖
    状でないかまたは分子鎖状であってもよく、但しR1
    及びR2′は同時にメチルを表わすべきではない]で示
    される単量体を2〜50重量%(全重合体CPに対し
    て)の含量で含有する、請求項1または2記載のプラス
    チゾル系。
  4. 【請求項4】 共重合体CPが芯−殻−重合体として形
    成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載
    のプラスチゾル系。
JP4246404A 1991-09-17 1992-09-16 電気泳動薄板に対して改善された付着力を有するプラスチゾル系 Pending JPH05279539A (ja)

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