JPH05279349A - モノ−n−置換されたテトラアザシクロドデカン誘導体および−テトラデカン誘導体の製造方法、ならびに診断および治療用の金属錯体の製造方法 - Google Patents
モノ−n−置換されたテトラアザシクロドデカン誘導体および−テトラデカン誘導体の製造方法、ならびに診断および治療用の金属錯体の製造方法Info
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Abstract
ラアザシクロドデカン誘導体及び−テトラデカン誘導体
を提供する。 【構成】 下記式(II)の化合物を、α,β−不飽和エ
ステル、アミドまたはニトリル、エポキシド、イソチオ
シアネート、イソシアネート、アジリジンまたはビスエ
ポキシドと、溶剤を使用または使用せずに反応させ、得
られた反応混合物を冷却後、水と有機溶剤の混合物を加
え、形成された窒素原子に結合したホルミル基を有する
中間生成物を、攪拌しながら、無機塩基または酸を添加
することにより反応させ、下記式(I)の最終生成物を
生成させ、単離する製造方法。 〔式中、nは、2,3、Rは、β−カルボキシル基、β
−カルボキシレートアルキル基、β−シアニドアルキル
基、β−カルボキサミドアルキル基などを示す〕
Description
テトラアザシクロドデカン誘導体および−テトラデカン
誘導体を製造する方法に関する。
は、β−カルボキシル基またはβ−カルボキシレートア
ルキル基、β−シアニドアルキル基、β−カルボキサミ
ドアルキル基、β−ヒドロキシアルキル基、アミノカル
ボニル基、アミノチオカルボニル基、β−スルファモイ
ルアルキル基を表すかまたはビス(β−ヒドロキシ)−
アルキレン鎖を介して結合した第2のテトラアザシクロ
ドデカン分子または−テトラデカン分子を表し、その
際、カルボキシル基およびヒドロキシ基は保護された形
で存在していてもよい〕で示されるモノ−N−置換され
たテトラアザ大員環は、原子番号21〜29,31,3
2,38,39,42〜44,49または57〜83の
金属イオンとの錯体の形で診断および治療に使用され
る、トリ−N−カルボキシアルキル置換された、有利に
はトリ−N−カルボキシメチル置換されたテトラアザ大
員環の重要な前駆物質である(欧州特許第255471
号明細書を参照)。
(Macrocyclic Chemistry Congress,Hamburg 1988)の
ための決定的な化合物としての重要性のために、種々の
形式および方法における該物質の製造が試みられたが、
今日まで満足できる合成法は見出されていない。
員環の統計的モノアルキル化またはアシル化が記載され
ているが、該方法は、かなり経費のかかる出発アミンの
使用すべき多くの過剰、一部の、きわめて経費のかかる
出発物質からの生成物のクロマトグラフィーによる分
離、および多くの場合の適当な収率のために、少なくと
も、より多くの物質量の製造には特に適さない(Kaden,
Helv.Chim.Acta 69,2081(1986);木村,J.Chem.Soc.Chem.
Commun.1158(1986);Kaden,Top.Curr.Chem.121,157(198
4);欧州特許第296522号明細書および同第355
3450号明細書を参照)。
を実施する場合には、たとえば2つの構成が可能であ
る: a)統計的トリ置換により得られた、3個の窒素保護基
を有するテトラアザ大員環の反応 b)適当な合成により製造された、3個の窒素保護基を
有するテトラアザ大員環の反応 第1の構成においては、3個の窒素原子に結合した保護
基(たとえばトシレート、ベンゾエート)を有する前駆
物質を、置換されていないテトラアザ大員環の統計的ト
リ置換により製造する、従って統計的反応の前記の欠
点、たとえば少ない収率、分離の問題(特に、より多く
の物質量を製造する場合に)がこの場合にも生じる(た
とえば、Macrocyclic Chemistry Congress,Hamburg 198
8を参照)。引き続く置換基Rを導入するための適当な
モノ置換(Ciampolini,J.Chem.Soc.Chem.Commun.998(19
84):Kaden,Helv.Chim.Acta 66,861(1983);Basefield,In
org.Chem.25,4663(1986))後に、3つの窒素原子に結合
した保護基を、たとえばアンモニアの形のアルカリ金属
(Helv.Chim.Acta,56,2216(1973);Helv.Chim.Acta,59,1
566(1976);J.Org.Chem.53,3521(1988))、水素化リチウ
ムアルミニウム(F.Voegtle;Liebigs Ann.Chem.(1977),
1344)、Red−Al(R)(E.H.Gold,J.Org.Chem.(1
972)37,2208)、Na−Hg(M.Kellog.J.Org.Chem.(19
84)49,110)、電解液(M.Hesse,Helv.Chim.Acta,71(198
8)7,1708)または臭化水素酸/フェノール/酢酸(N.G.
Lukyanenko,Synthesis,1988,355)により除去しなけれ
ばならない。この保護基分離法は、一般に劣った収率と
結びつき、使用すべき試薬(たとえばNa−Hg法)に
関する装入量を制限し、特に反応しやすい基(たとえば
ヒドロキシアルキル基)を有する物質の場合は使用不能
である。
の窒素原子に結合した保護基を有するテトラアザ大員環
の前駆物質を適当な合成により製造する場合は、文献に
公知の方法(たとえばRichman,Org.Synthesis,58,86(19
78);Atkins,J.Amer.Chem.Soc.96,2268(1974))により環
を形成する2つの反応体から出発する。2つの反応体の
一方は保護された窒素原子を有し、かつ鎖端に2つの脱
離基(たとえばブロム、メシルオキシ基、トシルオキシ
基、トリフラート基またはアルコキシカルボニル基)を
有し、該基は、第1の反応体とは別の保護されたトリア
ザ化合物の、第2の反応体の末端の窒素原子により求核
性に置換される。
を使用する場合は、たとえば、環形成により生じる2つ
のアミド基を、有利にはTHF中でジボランを用いて還
元しなければならない。しかしながら、この特別な環化
形式は多くの物質量を製造するには適さない。それとい
うのも、たとえば重合反応を避けるために、この反応は
可能なかぎり希釈して実施すべきであるためである。Ta
bushi,Tetrahed,Lett.12,1049(1977):Kaden,Inorg.Che
m.25,321(1986)を参照。後続のジボラン反応の後処理も
また、特により多くの装入の場合は問題である。〕保護
基を分離後、そのようにして単離したイミノ基をアルキ
ル化またはアシル化することができる。例としては、後
続の酸性条件下でのトリチル基の分離を伴う、80〜1
50℃での、N,N′N″−トリス−(p−トリルスル
ホニル)ジエチレントリアミンのジナトリウム塩(Ciam
polini,J.Chem.Soc.Chem.Commun.998(1984))とジメチ
ルホルムアミド中のN−ビス−(2−メタンスルホニル
オキシ−エチル)−トリフェニルメチルアミンとの反応
が挙げられる。両者の反応工程の収率は、一般によくな
い。構成b)においても、第2の反応体に由来する3つ
の保護基の分離に関してa)に記載の欠点を伴う。
置換の方法のほかに、所望の置換基Rを、すでに環形成
反応に使用すべき2つの反応体の1つに含有する適当な
環合成も可能である。
そのように実施した環形成が、保護基のみを有する反応
パートナーの反応と比較して、一般に低い収率で行われ
ることが判明した(Atkins,J.Amer.Chem.Soc.96,2268(1
974);Richman,Org.Synthesis58,86(1978);Fabbrizzi,In
org.Chem.25,4131(1986);Gazetta,Chimica,Italiana11
5,399(1985))。更に、置換基Rを有する反応体をま
ず、しばしば多くの工程を含む反応順序で特別に合成し
なければならない(たとえば、Bulkowski,J.Org.Chem.4
7,412(1982))。
ず、貴重なNMRおよびレントゲン造影剤として用いら
れるトリ−N−カルボキシアルキル金属錯体のための決
定的な化合物として評価される、一般式Iのモノ−N−
置換されたテトラアザ大員環のための満足する合成法を
見出すことができなかった。
は、そのような、特に多くの物質量を製造するための適
当な方法を提供することであった。
り解決される。
ペンタデカンを、α,β−不飽和エステル、アミドまた
はニトリル、またはエポキシド、イソチオシアネート、
イソシアネートアジリジンまたはビスエポキシドと、溶
剤を使用してまたは使用せずに、0〜220℃で、有利
には室温から210℃までの温度で、1〜48時間、有
利には5〜12時間以内で、場合により100気圧まで
の圧力で反応させ、引続き、そのようにして得られた反
応混合物を−20℃〜80℃、有利には0〜30℃に冷
却後、水と有機溶剤の混合物を加え、かつ−20℃から
室温まで、有利には0℃から室温までの温度で0.5〜
12時間、有利には0.5〜3時間撹拌し、その後、そ
のようにして形成された、所望の場合は単離すべきであ
る、窒素原子に結合したホルミル基を有する中間生成物
を、0〜150℃で、有利には室温から120℃までの
温度で、1〜72時間、有利には6〜24時間以内で撹
拌しながら、無機塩基または無機酸を添加することによ
り反応させ、場合により常法で引き続き保護基の除去を
行い、式Iの最終生成物を生成し、その後常法で有利に
は塩酸として単離した場合に、一般式I:
は、β−カルボキシル基またはβ−カルボキシレートア
ルキル基、β−シアニドアルキル基、β−カルボキサミ
ドアルキル基、β−ヒドロキシアルキル基、アミノカル
ボニル基、アミノチオカルボニル基、β−スルファモイ
ルアルキル基を表すかまたはビス(β−ヒドロキシ)−
アルキレン鎖を介して結合した第2のテトラアザシクロ
ドデカン分子または−テトラデカン分子を表し、その
際、カルボキシル基およびヒドロキシ基は保護された形
で存在していてもよい〕で示されるモノ−N−置換され
たテトラアザ大員環を生じる選択的一官能性化が達成さ
れることが判明した。
テトラアザシクロトリデカンまたは−ペンタデカンは文
献に公知の方法により、たとえば1,4,7,10−テ
トラアザシクロドデカンまたは1,4,8,11−テト
ラアザシクロテトラデカンをジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタールと反応させることにより入手可能であ
る(米国特許第4085106号明細書および同第41
30715号明細書、J.Am.Soc.102,63
64(1980),欧州特許第292689号明細
書)。該反応工程を本発明による方法に含めるのが有利
であり、一般式IIの中間生成物を単離しなくてもよい
(ワンポット反応)。
式のC1〜C6−アルキル基、フェニル基またはベンジル
基を表し、この場合にフェニル基は、それぞれ1〜2個
の塩素原子、臭素原子、ニトロ基、C1〜C7−アルコキ
シ基またはアルアルコキシ基またはCO2R4基(R4は
水素原子、C1〜C6−アルキル基、フェニル基またはベ
ンジル基を表す)により置換されていてもよく、R2と
R3は、互いに独立にそれぞれR1またはCO2R4基を表
し、Aは、CN基、CO2R4基または
6は、互いに独立にそれぞれ水素原子、1〜5個のヒド
ロキシ基または1〜2個のCO2R4基により置換または
非置換の、飽和または不飽和の、直鎖または分枝鎖状ま
たは環式の、1〜8個の酸素原子または1〜3個のフェ
ニレン基またはフェニレンオキシ基により中断されてい
てもよい、16個までのC原子を有する炭化水素基、1
〜3個のヒドロキシ基またはC1〜C6−アルコキシ基に
より置換または非置換のフェニル基またはベンジル基を
表すか、またはR5とR6は、窒素原子と一緒に飽和また
は不飽和の、別の窒素原子、酸素原子、硫黄原子または
カルボニル基を含有してもよい5または6員環を表し、
該環は、1〜3個のヒドロキシ基により置換されていて
もよい1〜3個のC1〜C6−アルキル基により置換され
ていてもよく、その際、存在していてもよいヒドロキシ
基および/またはカルボキシル基は保護されていてもよ
い〕の基を表す、一般式Iの化合物を製造する方法にお
いて、テトラアザトリシクロトリデカンまたは−ペンタ
デカンを、一般式III:
ものを表し、存在していてもよいヒドロキシ基および/
またはカルボキシル基は保護されていてもよい)のエダ
クトと、溶剤を使用してまたは使用せずに、使用する際
には、溶剤として有利な非プロトン性溶剤、たとえばベ
ンゼン、トルエン、ジクロルメタン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサンまたはエーテルを使用し、0〜210℃
で、有利には50℃〜180℃で(高温の反応温度の場
合は、一般式IIIの添加されるエダクトを溶解するた
めに場合により使用した溶剤を予め真空中で留去してお
く)、12〜48時間、有利には5〜12時間以内で反
応させ、引続き、そのようにして得られた反応混合物を
−20℃〜80℃、有利には0℃〜30℃に冷却し、水
と有機溶剤、たとえばメタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、テトラヒドロフランまたはジオキサンとの
混合物を加え、−20℃から室温まで、有利には0℃か
ら室温までの温度で0.5〜12時間、有利には0.5
〜3時間撹拌し、その後、そのようにして形成された、
所望の場合は単離すべきである、窒素原子に結合したホ
ルミル基を有する中間生成物を、0〜150℃で、有利
には室温から120℃までの温度で、1〜72時間、有
利には6〜24時間以内で、撹拌しながら、無機塩基、
たとえば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化バリウムまたは水酸化カルシウム、有利
には水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムまたは無機
酸、たとえば塩酸、硫酸または臭化水素酸、有利には塩
酸を添加することにより反応させ、場合により常法で引
き続く保護基の除去を行い、式Iの最終生成物を生成
し、引続き常法で有利には塩酸として単離することを特
徴とする。
は、たとえばメチル基およびエチル基が有利である。別
の有利な基R1は、水素原子および置換または非置換の
フェニル基である。フェニル環に結合した有利な置換基
としては、ニトロ基、C1〜C7−アルコキシ基、特にメ
トキシ基およびエトキシ基、およびCO2R4基が挙げら
れ、R4は有利には水素原子、メチル基、エチル基、t
−ブチル基またはベンジル基を表す。
素原子、メチル基、エチル基、2−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル
基、1−(ヒドロキシメチル)エチル基、プロピル基、
イソプロペニル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒ
ドロキシプロピル基、2,3−ジヒドロキシプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、イソブテニル基、2−ヒ
ドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒド
ロキシブチル基、2−,3−および4−ヒドロキシ−2
−メチルブチル基、2−および3−ヒドロキシイソブチ
ル基、2,3,4−トリヒドロキシブチル基、1,2,
4−トリヒドロキシブチル基、ペンチル基、シクロペン
チル基、2−メトキシエチル基、ヘキシル基、デシル
基、テトラデシル基、トリエチレングリコールメチルエ
ーテル基、テトラエチレングリコールメチルエーテル基
およびメトキシベンジル基が挙げられる。アミド基はア
ミド−窒素原子の包囲下で形成される複素環の5または
6員環であってもよい。以下のものが有利である:ピロ
リジニル環、ピペリジニル環、ピラゾリジニル環、ピロ
リニル環、ピラゾリニル環、ピペラジニル環、モルホリ
ニル環、イミダゾリジニル環、オキサゾリジニル環、チ
アゾリジニル環。
るカルボキシル基および/またはヒドロキシ基は有利に
は保護された形で存在する。
リール基およびアラルキル基、たとえばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、フェ
ニル基、ベンジル基、ジフェニルメチル基、トリフェニ
ルメチル基、ビス(p−ニトロフェニル)メチル基、お
よびトリアルキルシリル基が該当する。
り、たとえば加水分解、水添分解、0℃〜50℃の温度
で、水性アルコール溶液中でのアルカリを用いたアルカ
リ性のエステルの鹸化、無機酸を用いた、またはたとえ
ばt−ブチルエステルの場合はトリフルオロ酢酸を用い
た酸性の鹸化により実施する。
ジル基、4−メトキシベンジル基、4−ニトロベンジル
基、トリチル基、ジフェニルメチル基、トリメチルシリ
ル基、ジメチル−t−ブチルシリル基、ジフェニル−t
−ブチルシリル基が該当する。
ル、α−アルコキシエチルエーテル、MEMエーテルと
して、または芳香族または脂肪族のカルボン酸、たとえ
ば酢酸または安息香酸とのエステルとして存在してもよ
い。ポリオールの場合は、ヒドロキシ基は、たとえばア
セトン、アセトアルデヒド、シクロヘキサノンまたはベ
ンズアルデヒドとのケタールの形で保護されていてもよ
い。
の方法により、たとえば水添分解、リチウム/アンモニ
アを用いた還元性分離、エーテルおよびケタールの酸処
理またはエステルのアルカリ処理により遊離することが
できる(たとえば、“Protective Groups in Organic S
ynthesis",T.W.Greene,John Wiley and Sons 1981を参
照)。
は、Rが
素原子、1〜10個の酸素原子、フェニレン基、フェニ
レンオキシ基またはフェニレンジオキシ基により中断さ
れていてもよいC1〜C20−アルキル基を表し、該アル
キル基は、1〜3個のC1〜C6−アルキル基、1〜3個
のトリフルオロメチル基、1〜7個のヒドロキシ基、1
〜3個のC1〜C7−アルコキシ基またはアルアルコキシ
基、1〜2個のCO2R4基および/または1〜2個の塩
素原子、臭素原子、ニトロ基またはC1〜C6−アルコキ
シ基により置換されていてもよい1〜2個のフェノキシ
基またはフェニル基により置換されていてもよく、存在
してもよいヒドロキシ基は保護された形で存在していて
もよい〕の基を表す、一般式Iの化合物を製造する方法
において、テトラアザトリシクロトリデカンまたは−ペ
ンタデカンを、一般式IV:
もよいヒドロキシ基および/またはカルボキシル基は保
護されていてもよい)のエダクトと、溶剤を使用してま
たは使用せずに、使用する際には、溶剤として有利な非
プロトン性溶剤、たとえばベンゼン、トルエン、ジクロ
ルメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサンまたはエーテルを
使用し、0℃〜220℃で、有利には50℃〜180℃
で(高温の反応温度の場合は、一般式IVの添加される
エダクトを溶解するために場合により使用した溶剤を予
め真空中で留去しておく)またはオートクレーブ内で1
〜100気圧の過圧で、1〜48時間、有利には5〜1
2時間以内で反応させ、引続き、そのようにして得られ
た反応混合物を−20℃〜80℃、有利には0〜30℃
に冷却し、水と有機溶剤、たとえばメタノール、エタノ
ール、イソプロパノール、テトラヒドロフランまたはジ
オキサンとの混合物を加え、−20℃から室温まで、有
利には0℃から室温までの温度で0.5〜12時間、有
利には0.5〜3時間撹拌し、その後、そのようにして
形成された、所望の場合は単離すべきである、窒素原子
に結合したホルミル基を有する中間生成物を、0℃〜1
50℃で、有利には室温から120℃までの温度で、1
〜72時間、有利には6〜24時間以内で撹拌しなが
ら、無機塩基、たとえば水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムまたは水酸化カ
ルシウム、有利には水酸化ナトリウムおよび水酸化カリ
ウム、または無機酸、たとえば塩酸、硫酸または臭化水
素酸、有利には塩酸を添加することにより反応させ、場
合により引き続き常法で保護基の除去を実施し、式Iの
最終生成物を生成し、その後、常法で、有利には塩酸と
して単離することを特徴とする。
ル基、エチル基、2−ヒドロキシエチル基、ヒドロキシ
メチル基、2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)
エチル基、1−(ヒドロキシメチル)エチル基、プロピ
ル基、イソプロペニル基、2−ヒドロキシプロピル基、
3−ヒドロキシプロピル基、2,3−ジヒドロキシプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、イソブテニル基、2
−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−
ヒドロキシブチル基、2−,3−および4−ヒドロキシ
−2−メチルブチル基、2−および3−ヒドロキシイソ
ブチル基、2,3,4−トリヒドロキシブチル基、1,
2,4−トリヒドロキシブチル基、ペンチル基、シクロ
ペンチル基、2−メトキシエチル基、ヘキシル基、デシ
ル基、テトラデシル基、トリエチレングリコールメチル
エーテル基、テトラエチレングリコールメチルエーテル
基およびメトキシベンジル基、ならびに、−CH2−O
−C11H22−OH−基,−CH2−O−C6H4−O−
(CH2CH2O)2−CH3−基,−CH2−O−C6H4
−O−(CH2CH2O)3−C5H11−基,−CH2−O
−C6H4−O−C4H8−OH−基,−(CH2CH2O)
5−CH3−基,−C9H18−OH−基,−C9H18−CO
OH−基,−CH2−O−C6H4−O−C6H12−COO
H−基,−CH2−O−C6H4−O−C4H8−O−CH2
−CHOH−CH2OH−基,−(CH2CH2−O)3−
C5H11−基,−CH2−O−C10H20−COOH−基,
−CH2−O−C6H4−Cl−基,−CH2−O−C6H4
−NO2−基,−CH2−O−C6H3−Cl2−基,−C
H2−O−C6H4−COOH−基,−CH2−O−C6H4
−O−CH2−COOH−,−CH2−O−C6H4−C5
H11基,−CH2OCH2−CHOH−CH2OH基およ
び−CHOH−CH2OH基である。
キシドまたはプロピレンオキシドを使用する際には、オ
ートクレーブ内で反応を実施する。
カルボキシル基および/またはヒドロキシ基は、前記の
サブストレートIIIの場合と同様に、有利には保護さ
れた形で存在する。
は、Rが
表し、かつR9は、フェニル基、1−または2−ナフチ
ル基、または直鎖または環式のC1〜C6−アルキル基を
表す〕の基を表す、一般式Iの化合物を製造する方法に
おいて、テトラアザトリシクロトリデカンまたは−ペン
タデカンを、一般式V: R9−N=C=X (XとR9は前記のものを表す)のエダクトと、溶剤を
使用してまたは使用せずに、使用する際には、溶剤とし
て有利な非プロトン性溶剤、たとえばベンゼン、トルエ
ン、ジクロルメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ヘキサン
またはエーテルを使用し、0℃〜180℃で、有利には
室温から150℃までの温度で(高温の反応温度の場合
は、一般式Vの添加されるエダクトを溶解するために場
合により使用した溶剤を予め真空中で留去しておく)、
1〜48時間、有利には5〜12時間以内で反応させ、
引続き、そのようにして得られた反応混合物を−20℃
〜80℃、有利には0℃〜30℃に冷却し、水と有機溶
剤、たとえばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、テトラヒドロフランまたはジオキサンとの混合物を
加え、−20℃から室温まで、有利には0℃から室温ま
での温度で0.5〜12時間、有利には0.5〜3時間
撹拌し、その後、そのようにして形成された、所望の場
合は単離すべきである、窒素原子に結合したホルミル基
を有する中間生成物を、0℃〜150℃、有利には室温
から120℃までの温度で、1〜72時間、有利には6
〜24時間以内で撹拌しながら、無機塩基、たとえば水
酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化バリウムまたは水酸化カルシウム、有利には水酸化
ナトリウムおよび水酸化カリウム、または無機酸、たと
えば塩酸、硫酸または臭化水素酸、有利には塩酸を添加
することにより反応させ、式Iの最終生成物を生成し、
その後、常法で、有利には塩酸として単離することを特
徴とする。
構成は、Rが −(CH2)2−NH−SO2−R10− (R10は、C1〜C6−アルキル基、−CF3−基、また
はC1〜C6−アルキル基、塩素原子、臭素原子またはニ
トロ基により置換または非置換のフェニル基を表す)の
基を表す、一般式Iの化合物を製造する方法において、
テトラアザトリシクロトリデカンまたは−ペンタデカン
を、一般式VI:
と、溶剤を使用して、0℃〜180℃で、有利には室温
から150℃までの温度で(高温の反応温度の場合は、
使用した溶剤を予め真空中で留去しておく)、1〜48
時間、有利には5〜12時間以内で反応させ、引続き、
そのようにして得られた反応混合物を−20℃〜80
℃、有利には0℃〜30℃に冷却し、水と有機溶剤、た
とえばメタノール、エタノール、イソプロパノール、テ
トラヒドロフランまたはジオキサンとの混合物を加え、
−20℃から室温まで、有利には0℃から室温までの温
度で0.5〜12時間、有利には0.5〜3時間撹拌
し、その後、そのようにして形成された、所望の場合は
単離すべきである、窒素原子に結合したホルミル基を有
する中間生成物を、0℃〜150℃、有利には室温から
120℃までの温度で、1〜72時間、有利には6〜2
4時間以内で撹拌しながら、無機塩基、たとえば水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
バリウムまたは水酸化カルシウム、有利には水酸化ナト
リウムおよび水酸化カリウム、または無機酸、たとえば
塩酸、硫酸または臭化水素酸、有利には塩酸を添加する
ことにより反応させ、式Iの最終生成物を生成し、その
後、常法で、有利には塩酸として単離することを特徴と
する。
ルフェニル基である。
は、Rが、ビス(β−ヒドロキシ)アルキレン鎖:
ベンジルオキシ基、フェニレン基、フェニレンオキシ基
またはフェニレンジオキシ基により中断されていてもよ
く、1〜6個のヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基ま
たは1〜8個のC1〜C7−アルコキシ基、ベンジルオキ
シ基またはアルアルコキシ基により置換されていてもよ
いC0〜C16−アルキレン鎖を表し、その際、存在して
もよいヒドロキシ基は保護された形で存在してもよい〕
を介して結合した第2の1,4,7,10−テトラアザ
シクロドデカン分子または−テトラデカン分子を表す、
二量体、すなわち一般式Iの化合物を製造する方法にお
いて、テトラアザトリシクロトリデカンまたは−ペンタ
デカンを、一般式VII:
ヒドロキシ基は保護された形で存在してもよい)のエダ
クトと、溶剤を使用してまたは使用せずに、使用する際
には、溶剤として有利な非プロトン性溶剤、たとえばベ
ンゼン、トルエン、ジクロルメタン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサンまたはエーテルを使用し、0℃〜220℃
で、有利には50℃〜180℃で(高温の反応温度の場
合は、一般式VIIの添加されるエダクトを溶解するた
めに場合により使用した溶剤を予め真空中で留去してお
く)またはオートクレーブ内で、1〜100気圧の過圧
で、1〜48時間、有利には5〜12時間以内で反応さ
せ、引続き、そのようにして得られた反応混合物を−2
0℃〜80℃、有利には0〜30℃に冷却し、水と有機
溶剤、たとえばメタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、テトラヒドロフランまたはジオキサンとの混合物
を加え、−20℃から室温まで、有利には0から室温ま
での温度で0.5〜12時間、有利には0.5〜3時間
撹拌し、その後、そのようにして形成された、所望の場
合は単離すべきである、窒素原子に結合したホルミル基
を有する中間生成物を、0℃〜150℃で、有利には室
温から120℃までの温度で、1〜72時間、有利には
6〜24時間以内で撹拌しながら、無機塩基、たとえば
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化バリウムまたは水酸化カルシウム、有利には水酸
化ナトリウムおよび水酸化カリウム、または無機酸、た
とえば塩酸、硫酸または臭化水素酸、有利には塩酸を添
加することにより反応させ、場合により引続き常法で保
護基の除去を行い、式Iの最終生成物を生成し、その
後、常法で単離することを特徴とする。
−CH2−,−CH2−O−CH2−,−CH2−O−CH
2−CH2−O−CH2−,−CH2−O−(CH2CH
2O)2−CH2−,−CHOH−,−CHOH−CHO
H−,−CHOH−CHOH−CHOH−,−CH2−
O−CH2−CHOH−CH2−O−CH2−,−CH2−
O−C6H4−O−CH2−,−CH2−O−C4H8−O−
CH2−,−C(CH2OH)2−,−CH(CH2OH)
−,−CH2−O−C6H4−O−C6H4−O−CH2−,
−CHOH−CHOH−CHOH−CHOH−,−CH
2−O−CH2−C(CH2OH)2−CH2−O−CH
2−,−CH2−CH(CH2OCH3)−CH2−,−C
H(OCH3)−,−CH2−O−CH2−C6H4−CH2
−O−CH2−である。
の過剰までの、有利には1.05〜2.0当量で反応す
るサブストレートIII〜VIとは対照的に、サブスト
レートVIIは0.5〜0.3当量の過少で使用する。
るヒドロキシ基は、有利には前記のサブストレートII
Iの場合と同様に、保護された形で存在する。
ない反応工程の数、所望の置換基Rの大きな変動幅、多
くの装入量(up-scaling)の問題のない実施により、部
分的に可能な溶剤の省略により、および最終生成物の問
題のない精製により優れている。
る。
キシカルボニル)エチル〕−1,4,7,10−テトラ
アザシクロドデカンからなる混合物 (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に還流加熱し、その際溶剤を一部留去し
た。引続き、窒素雰囲気下でアクリル酸エチルエステル
13.94g(139.2ミリモル)を滴加し、緩慢に
(30分以内で)80℃に加熱した。該温度で12時間
撹拌した。氷浴中で0℃に冷却し、エタノール150m
l/水20mlからなる混合物を加えた。その後室温で
30分撹拌した。真空中で蒸発乾燥し、残留物をシリカ
ゲル上でクロマトグラフィー処理した(展開剤=エタノ
ール/濃縮したアンモニア水=10/1)。主フラクシ
ョンを蒸発後、帯黄色の油状物31.71g(91%
d.Th.)が得られた。
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン エタノール150ml/水150ml中の例1aからの
標題化合物31.0g(103.2ミリモル)に、水酸
化カリウム46.32g(825.6ミリモル)を加
え、還流下で12時間沸騰させた。氷浴中で0℃に冷却
した。6N塩酸でpH6に調整し、引続き真空中で蒸発
した。残留物をメタノール300ml/塩化メチレン5
0mlからなる混合物で抽出し、塩化カリウムを濾別し
た。濾液を真空中で蒸発し、逆相カラムで精製した(R
P18/展開剤:テトラヒドロフラン/水からなる勾
配)。
帯黄色の粘着性の油状物、これは短時間の後、凝固し
た。
ラアザシクロドデカン(窒素雰囲気下で)無水トルエン
200ml中の1,4,7,10−テトラアザシクロド
デカン20.0g(116.1ミリモル)に、ジメチルホ
ルムアミド−ジメチルアセタール15.9g(133.
5ミリモル)を加えた。緩慢に還流加熱し、その際溶剤
を留去した。引続き、減圧下で濃縮した。残留物を室温
に冷却した。窒素雰囲気下でアクリル酸ニトリル9.2
4g(174.15ミリモル)を滴加し、緩慢に75℃に
加熱した。該温度で9時間撹拌した。室温に冷却し、メ
タノール120ml/水30mlからなる混合物を加え
た。室温で10分間撹拌した。引続き、水酸化ナトリウ
ム13.93g(348.3ミリモル)を加え、40℃
で24時間撹拌した。真空中で蒸発乾燥し、残留物を熱
い(80℃)トルエンで3回抽出した。有機相を水酸化
カリウム上で乾燥し、真空中で蒸発した。
淡黄色の油状物、これは放置して結晶した。
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に還流加熱し、その際溶剤を留去した。引
続き、減圧下で濃縮した。残留物を室温に冷却した。窒
素雰囲気下で2−フェニル−ビニル酸エチルエステル2
4.55g(139.32ミリモル)を滴加し、緩慢に
130℃に加熱した。該温度で12時間撹拌した。室温
に冷却し、メタノール150ml/水150mlからな
る混合物を加えた。引続き、室温で30分間撹拌した。
水酸化カリウム52.11g(928.8ミリモル)を
加え、還流下で12時間沸騰させた。氷浴中で0℃に冷
却し、濃塩酸でpH7に調整し、その後蒸発乾燥した。
残留物をメタノール250ml/塩化メチレン50ml
からなる混合物中に収容した。沈殿した塩化カリウムを
濾別し、濾液を真空中で濃縮した。残留物をシリカゲル
上でクロマトグラフィー処理した(展開剤=メチル−t
−ブチルエーテル/メタノール/濃縮したアンモニア水
=6/2/1)。
ガラス状の固形物。
ラアザシクロテトラデカン (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン20.0
g(99.83ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−
ジメチルアセタール13.68g(114.8ミリモ
ル)を加えた。緩慢に還流加熱し、その際溶剤を留去し
た。引続き、減圧下で濃縮した。残留物を室温に冷却し
た。窒素雰囲気下でアクリル酸ニトリル6.36g(1
19.8ミリモル)を滴加し、緩慢に75℃に加熱し
た。該温度で9時間撹拌した。室温に冷却し、メタノー
ル120ml/水30mlからなる混合物を加えた。室
温で10分間撹拌した。引続き、水酸化ナトリウム1
1.98g(299.5ミリモル)を加え、40℃で2
4時間撹拌した。真空中で蒸発乾燥し、残留物を熱い
(80℃)トルエンで3回抽出した。有機相を水酸化カ
リウム上で乾燥し、真空中で蒸発した。
淡黄色の油状物、これは放置して結晶した。
合物を製造した:
キシ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキセパン−5−
イル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン
からなる混合物 (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に還流加熱し、その際溶剤を一部留去し
た。引続き、窒素雰囲気下で4.4−ジメチル−3,
5,8−トリオキサビシクロ−(5,1,0)−オクタ
ン20.1g(139.32ミリモル)を滴加し、緩慢
に(1時間で)130℃に加熱した。120℃で12時
間撹拌した。室温に冷却し、メタノール120ml/水
30mlからなる混合物を加えた。その後室温で1時間
撹拌した。真空中で蒸発し、残留物をシリカゲル上でク
ロマトグラフィー処理した(展開剤=メチル−t−ブチ
ルエーテル/メタノール/濃縮したアンモニア水=15
/5/1)。主フラクションを蒸発後、淡黄色の粘着性
の油状物36.39g(91%d.Th.)が得られ、
これは放置して結晶した。
メチル−1,3−ジオキセパン−5−イル)−1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカン メタノール200ml/水50ml中の例5aからの標
題化合物35.0g(101.6ミリモル)に、水酸化
カリウム57.0g(1.02モル)を加え、還流下で
5時間沸騰させた。真空中で蒸発乾燥し、残留物を熱い
(80℃)トルエン200mlで3回抽出した。有機相
を水酸化カリウム上で乾燥し、真空中で蒸発した。
黄色の粘着性の油状物、これは放置して固体になった。
キシプロピル〕−1,4,7,10−テトラアザシクロ
ドデカンからなる混合物 (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に還流加熱し、その際溶剤を留去した。引
続き、減圧下で濃縮した。残留物を0℃に冷却した。残
留物をトルエン50mlに溶かし、溶液をオートクレー
ブに充填した。プロピレンオキシド20.23g(34
8.3ミリモル)を加え、オートクレーブを閉鎖した。
引続き、24時間で100℃に加熱した。真空中で蒸発
乾燥し、残留物をメタノール120ml/水30mlか
らなる混合物中に収容した。その後室温で1時間撹拌し
た。真空中で濃縮し、残留物をシリカゲル上でクロマト
グラフィー処理した(展開剤=メタノール/イソプロパ
ノール/濃縮したアンモニア水=10/5/1)。真空
中で主フラクションを蒸発後、淡黄色の油状物26.7
g(89%d.Th.)が得られた。
1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン 水250ml中の例6aからの標題化合物26.0g
(100.63ミリモル)に、水酸化カリウム45.2
g(805.1ミリモル)を加え、還流下で5時間沸騰
させた。真空中で蒸発乾燥し、残留物を熱い(80℃)
トルエン200mlで3回抽出した。有機相を水酸化カ
リウム上で乾燥し、真空中で蒸発した。
淡黄色の油状物、これは短時間後凝固した。
1,3−ジオキソラン−4−イル)−4−オキサ−ペン
チル〕−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に環流加熱し、その際溶剤を留去した。引
き続き減圧下で濃縮した。残留物を40℃に冷却した。
窒素雰囲気下で2,2−ジメチル−4−(2′,3′−
エポキシ)−プロポキシ−メチル−1,3−ジオキソラ
ン24.04g(127.7ミリモル)を滴加し、緩慢
に(1時間以内で)110℃に加熱した。該温度で12
時間撹拌した。室温に冷却し、メタノール120ml/
H2O30mlからなる混合物を加えた。その後室温で
30分間撹拌した。水酸化カリウム65.1g(1.1
6モル)を加え、環流下で5時間沸騰させた。引き続き
真空中で濃縮し、残留物を熱いトルエン(80℃)20
0mlで3回抽出した。合わせた有機相を水酸化カリウ
ム上で乾燥し、真空中で蒸発乾燥した。残留物をシリカ
ゲル上でクロマトグラフィー処理した(展開剤=メタノ
ール/水/濃縮したアンモニア水=8/2/1)。主フ
ラクションを蒸発乾燥し、残留物を熱いトルエン500
ml中に溶かした。未溶解物を濾別し(シリカゲル)、
蒸発乾燥した。
淡黄色の粘着性の油状物。
シプロピル〕−1,4,7,10−テトラアザシクロド
デカン(テトラ塩酸として) (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に環流加熱し、その際溶剤を留去した。引
き続き減圧下で濃縮した。残留物を室温に冷却した。窒
素雰囲気下で塩化メチレン100ml中の4−(ニトロ
フェニル)−2,3−エポキシプロピルエーテル29.
46g(150.93ミリモル)からなる溶液を滴加し
た。引き続き緩慢に120℃に加熱し、その際塩化メチ
レンを留去した(終わりには減圧下で)。120℃で1
2時間撹拌した。室温に冷却し、メタノール160ml
/水20mlからなる混合物を加えた。その後室温で3
0分間撹拌した。濃塩酸50mlを加え、環流下で12
時間加熱した。引き続き真空中で蒸発乾燥した。残留物
をメタノール/エーテルから再結晶させた。
帯黄色の結晶粉末。
ロキシプロピル〕−1,4,8,11−テトラアザシク
ロテトラデカン(テトラ塩酸として) (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン20.0
g(99.83ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−
ジメチルアセタール13.68g(114.8ミリモ
ル)を加えた。緩慢に環流加熱し、その際溶剤を留去し
た。引き続き減圧下で濃縮した。残留物を室温に冷却し
た。窒素雰囲気下で塩化メチレン100ml中の4−ニ
トロフェニル−2,3−エポキシプロピルエーテル2
3.38g(119.8ミリモル)からなる溶液を滴加
した。引き続き緩慢に120℃に加熱し、その際塩化メ
チレンを留去した(終わりには減圧下で)。120℃で
12時間撹拌した。室温に冷却し、メタノール150m
l/水20mlからなる混合物を加えた。その後室温で
30分間撹拌した。濃塩酸100mlを加え、環流下で
12時間加熱した。引き続き真空中で蒸発乾燥した。残
留物をメタノール/エーテルから再結晶させた。
帯黄色の結晶粉末。
l26.20 実測値:C42.10 H6.93 N12.90 C
l26.08。
〔2−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−1,3−
ジオキソラン−4−イル)エチル〕−1,4,8,11
−テトラアザシクロテトラデカンからなる混合物 無水トルエン200ml中の1,4,8,11−テトラ
アザシクロテトラデカン20.0g(99.83ミリモ
ル)に、窒素雰囲気下でジメチルホルムアミド−ジメチ
ルアセタール13.68g(114.8ミリモル)を加
えた。緩慢に環流加熱し、その際溶剤を留去した。引き
続き減圧下で濃縮した。残留物を室温に冷却した。窒素
雰囲気下で2−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−エチレンオキシド17.27g(1
19.8ミリモル)を滴加し、その後緩慢に130℃に
加熱した。該温度で12時間撹拌した。0℃に冷却し、
メタノール160ml/水40mlからなる混合物を加
え、引き続き室温で1時間撹拌した。真空中で蒸発乾燥
し、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理し
た(展開剤=メチル−t−ブチルエーテル/メタノール
/濃縮したアンモニア水=15/5/1)。
黄色の粘着性の油状物。
2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)エチ
ル〕−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカ
ン メタノール200ml/水100ml中の例10aから
の標題化合物32.0g(87.22ミルモル)に水酸
化カリウム39.15g(698ミリモル)を加え、環
流下で5時間沸騰させた。真空中で蒸発乾燥し、残留物
を熱い(80℃)トルエン200mlで3回抽出した。
有機相を水酸化カリウム上で乾燥し、真空中で蒸発し
た。
淡黄色の粘着性の油状物、これは短時間後凝固した。
7。
合物を製造した:
0−テトラアザシクロドデカン (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に環流加熱し、その際溶剤を留去した。引
き続き減圧下で濃縮した。残留物を0℃に冷却した。窒
素雰囲気下でフェニルイソシアネート16.6g(13
9.32ミリモル)を滴加し、緩慢に100℃に加熱し
た。該温度で12時間撹拌した。室温に冷却し、エタノ
ール160ml/水40mlからなる混合物を加えた。
その後室温で10分間撹拌した。引き続き水酸化ナトリ
ウム18.58g(464.4ミリモル)を加え、40
℃で24時間撹拌した。真空中で濃縮して乾燥し、残留
物を水400ml中に収容した。水相を塩化メチレン2
00mlで5回抽出し、有機相を硫酸マグネシウム上で
乾燥し、真空中で濃縮した。残留物をシリカゲル上でク
ロマトグラフィー処理した(展開剤=メチル−t−ブチ
ルエーテル/メタノール/濃縮したアンモニア水=6/
3/1)。
黄色の固形物。
合物を製造した:
トリルスルホニルアミノ)エチル〕−1,4,7,10
−テトラアザシクロドデカンからなる混合物 (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に環流加熱し、その際溶剤を留去した。引
き続き減圧下で濃縮した。残留物を0℃に冷却した。窒
素雰囲気下でトルエン100ml中のp−トリルスルホ
ニルアジリジン25.19g(127.71ミリモル)
からなる溶液を滴加し、引き続き80℃で8時間撹拌し
た。真空中で蒸発乾燥し、残留物をエタノール180m
l/水30mlからなる混合物中に収容した。その後室
温で30分間撹拌した。引き続き濃縮し乾燥した。残留
物をシリカゲル上でクロマトグラフィー処理した(展開
剤=メチル−t−ブチルエステル/メタノール/濃縮し
たアンモニア水=6/2/1)。
ラス状の固形物。
8.06 実測値:C54.31 H7.93 N17.58 S
7.99。
アミノ)エチル〕−1,4,7,10−テトラアザシク
ロドデカン エタノール180ml/水30ml中の標題化合物9a
40.0g(100.62ミリモル)に水酸化ナトリウ
ム20.12g(503ミリモル)を加え、環流下で1
2時間沸騰させた。蒸発乾燥し、残留物を水100ml
中に収容した。溶液のpH値を6N塩酸を加えることに
よりpH10にした。引き続き熱い(80℃)トルエン
250mlで2回抽出した。有機相を硫酸マグネシウム
上で乾燥し、真空中で蒸発した。
帯黄色のガラス状の固形物。
8.68 実測値:C55.21 H8.52 N18.90 S
8.59。
〔2−(メチルスルホニルアミノ)−エチル〕−1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン 例12aと同様に、ただしp−トリルスルホニルアジリ
ジンの代りにメチルスルホニルアジリジンを使用するこ
とができた。
9.97 実測値:C44.76 H8.53 N21.73 S
9.90。
ノ)エチル〕−1,4,7,10−テトラアザシクロド
デカン 例12bと同様に、ただし標題化合物12aの代りに例
12cからなる標題化合物を使用することができた。
10.93 実測値:C44.96 H9.34 N23.98 S
10.85。
1,7−ヘプチル)−ビス−(1,4,7,10−テト
ラアザシクロドデカン)のビス−ホルムアミドの混合物 (窒素雰囲気下で)無水トルエン200ml中の1,
4,7,10−テトラアザシクロドデカン20.0g
(116.1ミリモル)に、ジメチルホルムアミド−ジ
メチルアセタール15.9g(133.5ミリモル)を
加えた。緩慢に環流加熱し、その際溶剤を留去した。引
き続き減圧下で濃縮した。残留物を40℃に冷却した。
窒素雰囲気下でビス−〔2,3−エポキシプロピル〕エ
ーテル7.25g(55.7ミリモル)を滴加し、緩慢
に120℃に加熱した。該温度で24時間撹拌した。室
温に冷却し、メタノール200ml/水100mlから
なる混合物を加えた。引続き室温で1時間撹拌した。蒸
発乾燥し、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー
処理した(展開剤=メタノール/イソプロパノール/濃
縮したアンモニア水=8/2/1)。
ラス状の固形物。
4−オキサ−1,7−ヘプチル)−ビス−(1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカン) メタノール200ml/水100ml中の例13aから
の標題化合物18.0g(33.92ミリモル)に水酸
化カリウム28.55g(508.7ミリモル)を加
え、環流下で2時間沸騰させた。真空中で蒸発乾燥し、
残留物を熱い(80℃)トルエン200mlで3回抽出
した。有機相を水酸化カリウム上で乾燥し、真空中で蒸
発した。
淡黄色の粘着性の油状物、これは放置して凝固した。
合物を製造した:
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式I: 【化1】 〔式中、 nは、2または3の数を表し、 Rは、β−カルボキシル基またはβ−カルボキシレート
アルキル基、β−シアニドアルキル基、β−カルボキサ
ミドアルキル基、β−ヒドロキシアルキル基、アミノカ
ルボニル基、アミノチオカルボニル基、β−スルファモ
イルアルキル基を表すかまたはビス(β−ヒドロキシ)
−アルキレン鎖を介して結合した第2のテトラアザシク
ロドデカン分子または−テトラデカン分子を表し、その
際、カルボキシル基およびヒドロキシ基は保護された形
で存在していてもよい〕で示されるモノ−N−置換され
たテトラアザシクロドデカン誘導体および−テトラデカ
ン誘導体を製造する方法において、1,4,7,10−
テトラアザシクロドデカンまたは1,4,8,11−テ
トラアザシクロテトラデカンから得られた一般式II: 【化2】 で示される化合物を、α,β−不飽和エステル、アミド
またはニトリル、またはエポキシド、イソチオシアネー
ト、イソシアネート、アジリジンまたはビスエポキシド
と、溶剤を使用してまたは使用せずに、0〜220℃で
1〜48時間以内で反応させ、引続き、そのようにして
得られた反応混合物を−20℃〜80℃に冷却後、水と
有機溶剤の混合物を加え、かつ−20℃から室温までの
温度で0.5〜12時間撹拌し、その後、そのようにし
て形成された、窒素原子に結合したホルミル基を有する
中間生成物を、0〜150℃で、1〜72時間以内で撹
拌しながら、無機塩基または酸を添加することにより反
応させ、式Iの最終生成物を生成し、その後常法で単離
することを特徴とする、モノ−N−置換されたテトラア
ザシクロドデカン誘導体および−テトラデカン誘導体の
製造方法。 - 【請求項2】 Rが: 【化3】 〔式中、 R1は、水素原子、直鎖または環式のC1〜C6−アルキ
ル基、フェニル基またはベンジル基を表し、この場合に
フェニル基は、それぞれ1〜2個の塩素原子、臭素原
子、ニトロ基、C1〜C7−アルコキシ基またはアルアル
コキシ基またはCO2R4基(R4は水素原子、C1〜C6
−アルキル基、フェニル基またはベンジル基を表す)に
より置換されていてもよく、 R2とR3は、互いに独立にそれぞれR1またはCO2R4
基を表し、 Aは、CN基、CO2R4基または 【化4】 の基を表し、上記式において、R5とR6は、互いに独立
にそれぞれ水素原子、1〜5個のヒドロキシ基または1
〜2個のCO2R4基により置換または非置換の、飽和ま
たは不飽和の、直鎖または分枝鎖状または環式の、1〜
8個の酸素原子または1〜3個のフェニレン基またはフ
ェニレンオキシ基により中断されていてもよい、16個
までのC原子を有する炭化水素基、1〜3個のヒドロキ
シ基またはC1〜C6−アルコキシ基により置換または非
置換のフェニル基またはベンジル基を表すか、またはR
5とR6は、窒素原子と一緒に飽和または不飽和の、別の
窒素原子、酸素原子、硫黄原子またはカルボニル基を含
有してもよい5または6員環を表し、該環は、1〜3個
のヒドロキシ基により置換されていてもよい1〜3個の
C1〜C6−アルキル基により置換されていてもよく、そ
の際、存在していてもよいヒドロキシ基および/または
カルボキシル基は保護されていてもよい〕の基を表す、
請求項1記載の、一般式Iの化合物を製造する方法にお
いて、テトラアザトリシクロトリデカンまたは−ペンタ
デカンを、一般式III: 【化5】 (R1,R2,R3およびAは前記のものを表し、存在し
ていてもよいヒドロキシ基および/またはカルボキシル
基は保護されていてもよい)のエダクトと、溶剤を使用
してまたは使用せずに、使用する際には、溶剤として有
利な非プロトン性溶剤、たとえばベンゼン、トルエン、
ジクロルメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、ヘキサンまたは
エーテルを使用し、0〜210℃で(高温の反応温度の
場合は、一般式IIIの添加されるエダクトを溶解する
ために場合により使用した溶剤を予め真空中で留去して
おく)、12〜48時間以内で反応させ、引続き、その
ようにして得られた反応混合物を−20℃〜80℃に冷
却し、水と有機溶剤、たとえばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、テトラヒドロフランまたはジオ
キサンとの混合物を加え、−20℃から室温までの温度
で0.5〜12時間撹拌し、その後、そのようにして形
成された、窒素原子に結合したホルミル基を有する中間
生成物を、0〜150℃で1〜72時間以内で、撹拌し
ながら、無機塩基、たとえば水酸化リチウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムまたは水酸
化カルシウムまたは無機酸を添加することにより反応さ
せ、式Iの最終生成物を生成し、引続き常法で単離する
ことを特徴とする、モノ−N−置換されたテトラアザシ
クロドデカン誘導体および−テトラデカン誘導体の製造
方法。 - 【請求項3】 Rが 【化6】 〔R7とR8は、互いに独立に、それぞれ水素原子、1〜
10個の酸素原子、フェニレン基、フェニレンオキシ基
またはフェニレンジオキシ基により中断されていてもよ
いC1〜C20−アルキル基を表し、該アルキル基は、1
〜3個のC1〜C6−アルキル基、1〜3個のトリフルオ
ロメチル基、1〜7個のヒドロキシ基、1〜3個のC1
〜C7−アルコキシ基またはアルアルコキシ基、1〜2
個のCO2R4基および/または1〜2個の塩素原子、臭
素原子、ニトロ基またはC1〜C6−アルコキシ基により
置換されていてもよい1〜2個のフェノキシ基またはフ
ェニル基により置換されていてもよく、存在してもよい
ヒドロキシ基は保護された形で存在していてもよい〕の
基を表す、請求項1記載の、一般式Iの化合物を製造す
る方法において、テトラアザトリシクロトリデカンまた
は−ペンタデカンを、一般式IV: 【化7】 (R7とR8は前記のものを表し、存在してもよいヒドロ
キシ基および/またはカルボキシル基は保護されていて
もよい)のエダクトと、溶剤を使用してまたは使用せず
に、使用する際には、溶剤として有利な非プロトン性溶
剤、たとえばベンゼン、トルエン、ジクロルメタン、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルス
ルホキシド、ヘキサンまたはエーテルを使用し、0℃〜
220℃で(高温の反応温度の場合は、一般式IVの添
加されるエダクトを溶解するために場合により使用した
溶剤を予め真空中で留去しておく)またはオートクレー
ブ内で1〜100気圧の過圧で、1〜48時間以内で反
応させ、引続き、そのようにして得られた反応混合物を
−20℃〜80℃に冷却し、水と有機溶剤の混合物を加
え、−20℃から室温までの温度で0.5〜12時間撹
拌し、その後、そのようにして形成された、窒素原子に
結合したホルミル基を有する中間生成物を、0℃〜15
0℃で、1〜72時間以内で撹拌しながら、無機塩基、
たとえば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化バリウムまたは水酸化カルシウム、また
は無機酸を添加することにより反応させ、場合により引
き続き常法で保護基の除去を実施し、式Iの最終生成物
を生成し、その後、常法で単離することを特徴とする、
モノ−N−置換されたテトラアザシクロドデカン誘導体
および−テトラデカン誘導体の製造方法。 - 【請求項4】 Rが 【化8】 〔式中、 Xは、酸素原子または硫黄原子を表し、かつR9は、フ
ェニル基、1−または2−ナフチル基、または直鎖また
は環式のC1〜C6−アルキル基を表す〕の基を表す、請
求項1記載の、一般式Iの化合物を製造する方法におい
て、テトラアザトリシクロトリデカンまたは−ペンタデ
カンを、一般式V: R9−N=C=X (XとR9は前記のものを表す)のエダクトと、溶剤を
使用してまたは使用せずに、使用する際には、溶剤とし
て有利な非プロトン性溶剤、たとえばベンゼン、トルエ
ン、ジクロルメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ヘキサン
またはエーテルを使用し、0℃〜180℃で(高温の反
応温度の場合は、一般式Vの添加されるエダクトを溶解
するために場合により使用した溶剤を予め真空中で留去
しておく)、1〜48時間以内で反応させ、引続き、そ
のようにして得られた反応混合物を−20℃〜80℃に
冷却し、水と有機溶剤の混合物を加え、−20℃から室
温までの温度で0.5〜12時間撹拌し、その後、その
ようにして形成された、窒素原子に結合したホルミル基
を有する中間生成物を、0℃〜150℃で、1〜72時
間以内で撹拌しながら、無機塩基または無機酸を添加す
ることにより反応させ、式Iの最終生成物を生成し、そ
の後、常法で単離することを特徴とする、モノ−N−置
換されたテトラアザシクロドデカン誘導体および−テト
ラデカン誘導体の製造方法。 - 【請求項5】 Rが −(CH2)2−NH−SO2−R10− (R10は、C1〜C6−アルキル基、−CF3−基、また
はC1〜C6−アルキル基、塩素原子、臭素原子またはニ
トロ基により置換または非置換のフェニル基を表す)の
基を表す、請求項1記載の、一般式Iの化合物を製造す
る方法において、テトラアザトリシクロトリデカンまた
は−ペンタデカンを、一般式VI: 【化9】 (R10は前記のものを表す)のエダクトと、溶剤を使用
して、0℃〜180℃で(高温の反応温度の場合は、使
用される溶剤を予め真空中で留去しておく)、1〜48
時間以内で反応させ、引続き、そのようにして得られた
反応混合物を−20℃〜80℃に冷却し、水と有機溶剤
の混合物を加え、−20℃から室温までの温度で0.5
〜12時間撹拌し、その後、そのようにして形成され
た、窒素原子に結合したホルミル基を有する中間生成物
を、0℃〜150℃で、1〜72時間以内で撹拌しなが
ら、無機塩基または無機酸を添加することにより反応さ
せ、式Iの最終生成物を生成し、その後、常法で単離す
ることを特徴とする、モノ−N−置換されたテトラアザ
シクロドデカン誘導体および−テトラデカン誘導体の製
造方法。 - 【請求項6】 Rが、ビス(β−ヒドロキシ)アルキレ
ン鎖: 【化10】 〔Kは、1〜6個の酸素原子、1〜2個のベンジルオキ
シ基、フェニレン基、フェニレンオキシ基またはフェニ
レンジオキシ基により中断されていてもよく、1〜6個
のヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基または1〜8個
のC1〜C7−アルコキシ基、ベンジルオキシ基またはア
ルアルコキシ基により置換されていてもよいC0〜C16
−アルキレン鎖を表し、その際、存在してもよいヒドロ
キシ基は保護された形で存在してもよい〕を介して結合
した第2の1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン分子または−テトラデカン分子を表す、請求項1記載
の、一般式Iの化合物を製造する方法において、テトラ
アザトリシクロトリデカンまたは−ペンタデカンを、一
般式VII: 【化11】 (Kは前記のものを表し、存在してもよいヒドロキシ基
は保護されていてもよい)のエダクトと、溶剤を使用し
てまたは使用せずに、0℃〜220℃で(高温の反応温
度の場合は、一般式VIIの添加されるエダクトを溶解
するために場合により使用した溶剤を予め真空中で留去
しておく)またはオートクレーブ内で、1〜100気圧
の過圧で、1〜48時間以内で反応させ、引続き、その
ようにして得られた反応混合物を−20℃〜80℃に冷却
し、水と有機溶剤の混合物を加え、−20℃から室温ま
での温度で0.5〜12時間撹拌し、その後、そのように
して形成された、窒素原子に結合したホルミル基を有す
る中間生成物を、0℃〜150℃で、1〜72時間以内で
撹拌しながら、無機塩基または無機酸を添加することに
より反応させ、場合により引続き常法で保護基の除去を
実施し、式Iの最終生成物を生成し、その後、常法で単
離することを特徴とする、モノ−N−置換されたテトラ
アザシクロドデカン誘導体および−テトラデカン誘導体
の製造方法。 - 【請求項7】 反応を1,4,7,10−テトラアザシ
クロドデカンまたは1,4,8,11−テトラアザシク
ロテトラデカンから出発して中間生成物を単離せずに実
施し、一般式Iの化合物を生成する請求項1記載の方
法。 - 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項によ
り製造された、一般式Iのモノ−N−置換されたテトラ
アザシクロドデカン誘導体および−テトラデカン誘導体
を使用することによる診断および治療用の金属錯体の製
造方法。
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