JPH05278947A - 天井搬送車 - Google Patents

天井搬送車

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JPH05278947A
JPH05278947A JP11208992A JP11208992A JPH05278947A JP H05278947 A JPH05278947 A JP H05278947A JP 11208992 A JP11208992 A JP 11208992A JP 11208992 A JP11208992 A JP 11208992A JP H05278947 A JPH05278947 A JP H05278947A
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JP
Japan
Prior art keywords
package
chuck
ceiling
chucks
packages
Prior art date
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Pending
Application number
JP11208992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Yamaguchi
義明 山口
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH05278947A publication Critical patent/JPH05278947A/ja
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一台に品種の異なる複数のパッケージを把持
し、例えば複数織機の緯糸供給ステーションの各々に特
定品種のパッケージを供給することができる天井搬送車
を提供する。 【構成】 パッケージ用チャック23の複数が下向きに
突設された昇降台14を吊下自在に有し、レール3に沿
って走行自在な天井搬送車において、前記昇降台14
は、基板15と、該基板15に対しスライド自在に装着
され、前記チャック23がスライド方向に配列されたチ
ャック台16とからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機へ緯糸供給システ
ムなどに用いられる天井搬送車であって、パッケージ用
チャックの複数が下向きに突設された昇降台を吊下自在
に有し、レールに沿って走行自在な天井搬送車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】織物工場においては、多数台の織機が設
置されており、近年この織機にかけられる緯糸は糸量の
大きいコーン状パッケージとして供給され、該パッケー
ジを織機にセットして使用している。そこで、織機回り
の整頓や作業の自動化の為に織機への緯糸供給システム
が望まれるようになった。
【0003】この緯糸供給システムとしては、特開平1
−317965号公報に開示されるような、パッケージ
をストックした倉庫等に接続されたパッケージ供給ステ
ーションと、織機近傍の緯糸供給ステーションとの間
に、パッケージを把持して搬送する天井搬送車を走行さ
せるシステムが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した緯
糸供給システムにおける織機が供給するパッケージは単
一品種ではなく、多品種となる場合がある。この場合、
特定品種のパッケージを特定の織機の緯糸供給ステーシ
ョンまで天井搬送車が搬送するためには、一つの品種の
パッケージしか搬送できず、天井搬送車の搬送効率が低
下するという問題点を有していた。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、一台に品種の異なる複数のパッケージを把持
し、例えば複数織機の緯糸供給ステーションの各々に特
定品種のパッケージを供給することができる天井搬送車
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の天井搬送車は、パッケージ用チャックの複
数が下向きに突設された昇降台を吊下自在に有し、レー
ルに沿って走行自在な天井搬送車において、前記昇降台
は、基板と、該基板に対しスライド自在に装着され、前
記チャックがスライド方向に配列されたチャック台とか
らなるものである。
【0007】
【作用】チャック台が基板に対してスライドすることに
より、特定品種のパッケージを把持したチャックを選択
して供給ステーションの真上に位置させうる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の天井搬送車を示す図であり、同
図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。
【0009】図1において、2は天井搬送車、3はレー
ル、12は走行台車、13は巻揚ベルト、14は昇降台
である。図示のように、昇降台14は巻揚ベルト13を
介して走行台車12に対して吊下自在に取り付けられて
いる。昇降台14は巻揚ベルト13の下端が固着された
基板15と、基板15に装着されたチャック台16とか
らなっている。チャック台16はリニアモーションガイ
ド17を介して基板15に対してa方向スライド自在で
ある。また、チャック台16の端に固着されたラックギ
ア18と基板15に軸支されたピニオンギア19が噛み
合っており、ギアードモータ20の回転制御により、チ
ャック台16を所定位置までスライドさせて停止させる
ことができる。また、チャック台16の下面に3本のチ
ャック23が下向きに突設されており、その配列方向は
チャック台16のスライド方向aと一致している。した
がって、チャック台16のスライドによって、例えばb
位置にあるパッケージPをc位置に移動させることがで
きる。そして、チャック23は各個に開閉動作が可能と
なっている。なお、チャック台16のスライドは、通常
基板15の凸部15aが走行台車12の凹部12aに嵌
入し、昇降台14が走行台車12に固定した状態即ち、
天井搬送車2の走行途中に行われる。
【0010】上述した天井搬送車2の作動を図1により
説明する。供給ステーションで停止した天井搬送車2か
ら昇降台14を吊下して、各チャック23が異なる品種
のパッケージPを把持する。そして、巻揚ベルト13を
巻いて昇降台14を走行台車12と一体化させ、特定品
種のパッケージPを要求する他の供給ステーションまで
走行する。この走行途中で、特定品種のパッケージPが
昇降台14の中央に位置するようにチャック台16をス
ライドさせておく。そして、他の供給ステーションで停
止した天井搬送車2から昇降台14を吊下して、特定品
種のパッケージPを所定のトレイ28に挿立させる。こ
のように、一台の天井搬送車2で多品種のパッケージを
一度に搬送して、特定品種のパッケージPを選択して供
給するという動作が可能となる。
【0011】次に、チャック台16に突設されパッケー
ジPを把持するチャック23の一例を図2及び図3によ
り説明する。図2はチャックの断面図、図3は図2のX
−X断面図である。チャック23は、開閉自在な3本の
爪24と、スプリングで付勢された120度円周配列の
3個のパッド25を有している。爪24は軸26で回転
自在に支持されており、三角カム27に爪24の側面が
接するようになっている。図3において、三角カム27
が実線位置にあると、先端27aが爪24の側面を押し
て開いた状態になり、ボビンBの小径側のかえり部分を
引っ掛けるようになっている。逆に、三角カム27が二
点鎖線位置にあると、爪24の側面が自由となり、ボビ
ンBの小径側内径より小さくなる閉じた状態となる。こ
の三角カム27はチャック台16内のシリンダ29によ
り60度の間で往復回転する。爪24が閉じた状態でチ
ャック台16が降下すると、パッド25がパッケージP
側面に当たり、パッケージPを位置決めする。そして、
爪24が開くとパッケージPを引っ掛け、パッド25で
パッケージPの姿勢が保たれる。なお、シリンダ29は
各チャック23毎に設けられ、各チャック23は単独作
動が可能である。
【0012】図4及び図5は天井搬送車2の走行台車の
正面図及び側面図である。走行台車12は、天井の梁4
4等にUボルト45を介して取りつけられたハンガー4
6上のレール3を走行する駆動車輪48と、従動車輪5
1とを有し、更に駆動車輪48を駆動させる走行モータ
50を有している。また、走行台車12の上部には、こ
のレール3上での横揺れを防止するためにレール3の適
所に係合する複数のガイドローラ51が設けられてい
る。さらに、走行台車12の適所には、停止・通過等を
検出するためのセンサー52が所望数設けられている。
【0013】走行台車12が昇降台を所定高さに吊下す
る機構は次の通りである。走行台車12は、昇降台を吊
下する複数本の巻揚ベルト13の巻き取り及び繰り出し
を行うための一対の水平シャフト53を有している。こ
の水平シャフト53は、それぞれ両端部に、巻揚ベルト
13を直接巻き付けられるドラム54が取りつけられて
いる。また、水平シャフト53は、互いに同期して回動
されるようにタイミングベルト55を介して連結され
る。そして、一方の水平シャフト53は、ベルト56を
介して昇降モータ57により回動され、それにより巻揚
ベルト13の巻き取り及び繰り出しを行う。他方の水平
シャフト53の端部には、巻揚ベルト13の巻き取り又
は繰り出し量を測定するエンコーダ58が設けられてい
る。なお、昇降台の最上端位置を検出するためのリミッ
トスイッチ59も適所に設けられている。
【0014】さらに、本発明の天井搬送車2が適用され
る緯糸供給システムを図6により説明する。図におい
て、1a〜1dは織機であり、天井搬送車2の循環レー
ル3の下側に多数台(図示例では簡単のため4台として
いる)が設置されている。また、織機1の横側に緯糸供
給ステーション4a〜4dが設置されている。さらに、
レール3の下側にパッケージ供給ステーション5と、空
紙管回収ステーション6とが続きで設置されている。こ
のパッケージ供給ステーション5には品種別切り出し装
置7が接続されている。また、8は移載ステーション、
9は移載ロボット、10は倉庫、11は制御装置であ
る。
【0015】図7において、品種別切り出し装置7は8
列のストレージコンベア31を有し、ストッパー32に
よりトレイの一個ずつを送り出すことができるようにな
っている。また、搬送コンベア33が両側4列のストレ
ージコンベア31の中央に位置している。この搬送コン
ベア33はパッケージ供給ステーション5及び移載ステ
ーション8を経て、連絡コンベア34につながってい
る。連絡コンベア34は8列のストレージコンベア31
の入口につながっている。このストレージコンベア31
は特定品種〜のパッケージが挿着されたトレイ28
を貯溜している。そして、要求された順に特定品種のト
レイを搬送コンベア33に送り出し、パッケージ供給ス
テーション5のA又はB又はC位置へと搬送する。ま
た、空のトレイ28は移載ステーション8で停止し、移
載ロボット9から特定品種のパッケージの補充を受け
る。そして、連絡コンベア34を経て所定のストレージ
コンベア31に戻る。このように、トレイ28自体は循
環使用される。なお、35,36は各ステーションでト
レイ28を一旦停止させるための退出自在なストッパー
である。
【0016】上述した緯糸供給システムの作動を図6に
より説明する。例えば、織機1bが品種を要求し、織
機1cが品種を要求し、織機1dが品種を要求した
とする。この要求信号は通信線f1を経て制御装置11
に入力され、制御装置11は通信線f2を介して品種別
切り出し装置7を予め組み込まれたプログラムに基づい
て駆動させる。まず、品種のストレージコンベア31
から一つのトレイが搬送コンベア33に送り出される。
そして、このトレイはパッケージ供給ステーション5の
A位置で停止する。同様に、品種のトレイがB位置で
停止し、品種がC位置で停止する。そして、天井搬送
車2がパッケージ供給ステーション5の真上で停止し、
昇降台14を下降させて品種のパッケージを把持
する。昇降台14を上昇させた後天井搬送車2が走行
し、図示されないチャック台をa方向にスライドさせた
後、緯糸供給ステーション4bの真上で停止し、昇降台
14を下降させ、品種のパッケージを供給する。同様
に、品種のパッケージを緯糸供給ステーション4cに
供給し、品種のパッケージを緯糸供給ステーション4
dに供給に供給する。なお、天井搬送車2が運ぶ空紙管
は、空紙管回収ステーション6の上まで運ばれボックス
の中に落とされる。
【0017】なお、天井搬送車2が特定品種のパッケー
ジを搬送した後に、パッケージ供給ステーション5に残
された空トレイ28は移載ステーション8に搬送され、
移載ロボット9により倉庫10から品種のパッケ
ージの補充を順に受ける。そして、連絡コンベア34を
経てこれらのトレイが品種のストレージコンベア
に戻る。
【0018】以上の繰り返しにより、特定品種のパッケ
ージを織機に供給することができ、品種を任意に選べる
ので、多品種生産の織機ラインに適している。
【0019】
【発明の効果】本発明の天井搬送車は、昇降台を、基板
と、該基板に対しスライド自在に装着され、前記チャッ
クがスライド方向に配列されたチャック台とからなるも
のとし、チャック台が基板に対してスライドすることに
より、特定品種のパッケージを把持したチャックを選択
して供給ステーションの真上に位置させるので、天井搬
送車が一度に異なる品種のパッケージを搬送することが
できる。したがって、この天井搬送車を用いることによ
って、特定の品種を要求する織機などの多品種少量生産
に適した緯糸供給システムなどを簡単に構築することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井搬送車を示す図である。
【図2】チャックの断面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】走行台車の正面図である。
【図5】走行台車の側面図である。
【図6】本発明の天井搬送車を用いた緯糸供給システム
のレイアウト図である。
【図7】品種別切り出し装置の上面図である。
【符号の説明】
2 天井搬送車 3 レール 13 巻揚ベルト 14 昇降台 15 基板 16 チャック台 17 リニアモーションガイド 23 チャック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ用チャックの複数が下向きに
    突設された昇降台を吊下自在に有し、レールに沿って走
    行自在な天井搬送車において、前記昇降台は、基板と、
    該基板に対しスライド自在に装着され、前記チャックが
    スライド方向に配列されたチャック台とからなることを
    特徴とする天井搬送車。
JP11208992A 1992-04-03 1992-04-03 天井搬送車 Pending JPH05278947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208992A JPH05278947A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 天井搬送車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208992A JPH05278947A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 天井搬送車

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JPH05278947A true JPH05278947A (ja) 1993-10-26

Family

ID=14577830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11208992A Pending JPH05278947A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 天井搬送車

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