JPH05278802A - 厨芥処理設備及びその装置 - Google Patents

厨芥処理設備及びその装置

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Publication number
JPH05278802A
JPH05278802A JP3344545A JP34454591A JPH05278802A JP H05278802 A JPH05278802 A JP H05278802A JP 3344545 A JP3344545 A JP 3344545A JP 34454591 A JP34454591 A JP 34454591A JP H05278802 A JPH05278802 A JP H05278802A
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JP
Japan
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garbage
kitchen
cylinder
outlet
kitchen waste
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Application number
JP3344545A
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English (en)
Inventor
Akifusa Higano
秋総 日向野
Kyohei Mizushima
協平 水島
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】厨芥を半固形物としたのち、密閉室内で自動的
に梱包し、ディスポーザーにより処理した厨芥を簡単な
構造で且つ小型の装置により、僅かな動力を利用して、
同時に外部に全く悪臭を出すことなく、効率的な回収と
廃棄処理を可能にした厨芥処理設備及び同設備に適用さ
れる処理装置等を提供する。 【構成】厨房台の排水口に厨芥を粉砕処理するディスポ
ーザーを連結し、粉砕された厨芥を水平方向に移送しな
がら脱水と圧縮を同時に行う横型の移送・脱水・圧縮装
置を前記ディスポーザーに連結し、更に前記移送・脱水
・圧縮装置により脱水・圧縮された厨芥を密封空間内で
プラスチック袋に収納すると共に、同厨芥が所定量に達
すると同プラスチック袋の口部を自動的に溶融切断して
密封包装する梱包装置とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨房台の排水口に接続
して厨芥を粉砕したあと、連続的に脱水・梱包して取り
出し得るようにした厨芥の自動処理設備と、それぞれの
処理装置等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の厨芥処理設備としては、
密閉容器内の厨芥垂直移送部に縦型有軸スクリュー式脱
水機を配し、前段のディスポーザーにより粉砕されたス
ラリー状の厨芥(厨芥スラリー)を前記縦型有軸スクリ
ュー式脱水機の下部に送り、前記スクリュー式脱水機で
水切りしながら上方へと押出して移送し、該スクリュー
式脱水機の上部出口に接続された排出管を介して、入口
が予め排出管の先端に取付けられたプラスチック袋内に
厨芥を水切り状態にして排出しようとするものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記有軸ス
クリュー式脱水機は、その軸部に糸状の厨芥が巻き付き
易く、またその構造上から自己クリーニングが不可能で
あったため、厨芥づまりによる故障が頻繁に発生すると
いう不具合があった。また通常は、前記スクリュー式脱
水機の回転数は低いため、移送される厨芥には遠心力が
作用せず、更には背圧調整弁の機構を備えていないた
め、厨芥に対する圧縮力も小さく、脱水が不完全で取扱
上不便であるばかりでなく、厨芥の収納袋は一回毎に人
為的に交換する必要があって、排出管への収納袋の取付
けが密閉不完全な構造であるため、臭気の発散と液漏れ
による周辺環境への影響も大きく、環境衛生上からも厨
芥の廃棄処理構造としては不完全なものであった。
【0004】本発明はかかる状況を踏まえ、厨芥を確実
に脱水して半固形物としたのち、密閉室内で自動的に梱
包して厨房台下方又はその近傍に貯留できるようにし、
ディスポーザーにより処理した厨芥を簡単な構造で且つ
小型の装置により、僅かな動力を利用し、同時に外部に
は全く悪臭を出すことなく、効率的に回収して廃棄処理
が可能な厨芥処理設備及び同設備に適用される処理装置
等を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、厨房台の排水口に連結される厨芥を粉砕処理
するディスポーザーと、該ディスポーザーに連結され、
粉砕された厨芥を水平方向に移送しながら脱水と圧縮を
同時に行う横型の移送・脱水・圧縮装置と、該移送・脱
水・圧縮装置に密封空間内で連結され、脱水・圧縮され
た厨芥をプラスチック袋に収納すると共に、同厨芥が所
定量に達すると自動的に密封包装する梱包装置とを備え
てなる厨芥の処理設備を主要な構成としている。
【0006】更に詳しくは、前記横型の移送・脱水・圧
縮装置としては、厨芥の出入口と少なくとも下半分に多
数の排水孔を有する横置きの固定中空ドラムと、該ドラ
ム内に配され、同ドラムの内壁面に接触して水平軸線回
りを回転するシャフトレス・スクリューと、前記厨芥の
出口に背圧調整部材とから構成され、更には前記出口の
内部に突出固定され、同出口部のシャフトレス・スクリ
ュー先端の内径部に接触する厨芥掻落し手段を備えてい
る。
【0007】また、前記シャフトレス・スクリューは、
そのスクリュー幅が厨芥の移送方向に漸次減少してな
り、更には同シャフトレス・スクリューの回転に連動し
て、前記固定中空ドラムの外周面上でローラーブラシを
接触回転させる。そして前記厨芥の出口外部には背圧調
整部材を配設し、該背圧調整部材は付勢力を外部から調
整可能な構成として、前記出口を閉方向に弾性的に付勢
する。
【0008】前記梱包手段は、厨芥導入口を有する装置
外に引出し可能な容器と、該容器内の前記厨芥導入口の
周縁部に取外し自在に取り付けられ、内部に筒状プラス
チックフィルムを収納すると共に、下面に前記筒状プラ
スチックフィルムの環状引出し口を有する筒状プラスチ
ックフィルムの収納容器と、該収納容器の下方に配され
前記筒状プラスチックフィルムを水平方向に溶融切断す
る溶断装置と、該溶断装置により作成されたプラスチッ
ク袋内に収集された厨芥の重量を測定し、同重量が所定
量に達すると前記溶断装置に溶断指令信号を発する自動
秤量装置とから構成されている。
【0009】
【作用】起動スイッチを入れると、シンクの排水口から
落下してディスポーザーの内部に集められた厨芥は、デ
ィスポーザーが作動して粉砕されスラリー状となり、矢
印で示すようにパイプを通って流入筒から移送・脱水・
圧縮装置の内部に送り込まれる。このとき、ケージ・シ
リンダーの内部でシャフトレス・スクリューが回転して
いる。ケージ・シリンダーの内部に送り込まれた厨芥ス
ラリーは前記シャフトレス・スクリューの回転により下
部に集まりながら前方に送られ、その途中で水分の殆ど
が同シリンダーの排水孔から下部のホッパー部内へと移
動する。ここで、出口の前面に配設された背圧調整部材
の開き具合を予め調整しておけば、ケージ・シリンダー
内部の厨芥スラリーには圧縮力が作用して更に脱水が促
進される。
【0010】前記厨芥スラリーには、野菜等の糸屑状の
厨芥が多数混在しており、これがシャフトレス・スクリ
ューの羽根に巻き付くことがある。しかして、本発明で
は前記スクリュー羽根を前方に行くに従って漸次幅狭に
形成すると共に、出口の上部に前記スクリューの先端部
に一部接触するシャフトレス・スクリューの振れ止めを
兼ねた掻落し部材を設けてあるため、厨芥の巻付力を緩
めると同時に掻き落とされ、確実に出口へと送り出され
る。
【0011】出口から落下する脱水された半固形状の厨
芥は、プラスチックフィルムの袋内に収容される。この
収容される厨芥の重量は、秤量装置により処理毎に秤量
され、所定の重量に達すると上記溶断装置が作動して、
その上部がヒートシーラーにより溶融切断され梱包され
る。この溶融切断により上部プラスチックフィルムの下
端が閉じられ、新たな包装袋を作る。該包装袋に次回の
処理済厨芥が収容されるとき、その自重で収納容器18
内の筒状プラスチックフィルムは自動的に収納容器から
引き出される。収納容器内のプラスチックフィルムが無
くなったときは、新たな収納容器と交換する。
【0012】上記一連の作業はシーケンスコントローラ
ーによって行われ、前記諸動作が終了すると例えば表示
灯が点灯し、厨芥の一梱包が出来上がったことを表示す
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の代表的な実施例を図面を参照
しながら具体的に説明する。図1は本発明の一実施例で
ある厨芥処理設備の内部断面を示す全体図であり、図2
は同設備に設置される移送・脱水・圧縮装置の一構造例
を示す図1のII−II線における矢視断面図、図3は同移
送・脱水・圧縮装置の一部を切開して示す全体斜視図、
図4は前記設備に設置される梱包装置に適用されるプラ
スチック袋の溶断器を示す斜視図、図5は同装置の自動
秤量器の構造を示す斜視図、図6は同装置に適用される
筒状プラスチックフィルム収納容器例を示す斜視図であ
る。
【0014】本発明の厨芥処理設備は、図1に示すよう
にシンク34の排水口に接続するディスポーザー32
と、該ディスポーザー32に蛇腹状のパイプ35を介し
て連結された移送・脱水・圧縮装置Aと、該移送・脱水
・圧縮装置Aの厨芥出口の下方に配設される梱包装置B
とからなる。
【0015】前記ディスポーザー32は公知であるの
で、その詳細については説明を省略するが、該ディスポ
ーザー32は蛇腹状のパイプ35を介して移送・脱水・
圧縮装置Aの入口と接続されている。
【0016】移送・脱水・圧縮装置Aには、図1〜図3
に示すように厨芥スラリーの流入部に配設されたスラリ
ー流入管1に前記蛇腹状のパイプ35が接続される。前
記スラリー流入管1は、厨房台の下部に設置されたフレ
ーム11に水平に固定されると共に、回転フランジ2の
中心にOリング及び軸受を介して嵌挿され、同回転フラ
ンジ2を回転自在に支持している。前記回転フランジ2
は背面にプーリー5を有しており、ケーシングの上面に
設置された可変速電動モーター8の出力軸6に伝動ベル
ト7を介して連結され、同可変速電動モーター8により
直接に駆動回転する。該回転フランジ2の一表面はケー
ジ・シリンダー9の一開放端と水封状態で遊嵌され、回
転フランジ2は前記ケージ・シリンダー9の一開放端で
回転自在にハウジングの一部に止めカバー10を介して
支持されており、また同回転フランジ2の外周面の一部
にはローラーブラシ4の一端が回転自在に支持され、ロ
ーラーブラシ4は前記ケージ・シリンダー9の外周面に
軸線に平行して接触している。
【0017】前記回転フランジ2の前面中心部には、渦
巻き状に延びる羽根により構成されたシャフトレス・ス
クリュー3の一端がその軸線を水平にして取り付けられ
ている。該シャフトレス・スクリュー3の外周は全体に
わたり上記ケージ・シリンダー9の内周面に接触してお
り、その羽根幅は自由端部にかけて漸次狭くなるように
設定されている。
【0018】ケージ・シリンダー9は、図3に示すよう
に本体が円筒体をなしており、その下半部には微細な多
数の排水孔が形成され、その厨芥スラリー移送方向の前
面が下部の厨芥排出口を残して閉塞された状態で、上記
ローラーブラシ4と共にハウジング内に収納固定されて
いる。前記厨芥排出口からは圧縮筒14が前方に突出さ
れ、また前記ハウジングの下部は排水パイプ37に接続
されるホッパー部13とされている。前記圧縮筒14の
先端には、同圧縮筒14の出口を開閉する方向に回動す
る背圧調整板15の上部が枢着され、該背圧調整板15
は外部から調節ネジを操作することにより、引張スプリ
ング16のスプリング力を調節して、前記背圧調整板1
5の背圧が好適な圧力となるように調整できる構造とな
っている。
【0019】また、上記ケージ・シリンダー9の閉塞面
を共有するハウジングの下部厨芥排出口の上部には、厨
芥の掻取り部材50をケージ・シリンダー9の内部に向
けて突出させて固設してある。該掻取り部材50は図1
及び図3に示すように略拳形状をなしており、シャフト
レス・スクリュー3の先端羽根の内径部分に接触するよ
うに配置されている。
【0020】前記圧縮筒14の出口は、ハウジングの一
部により包囲されている。即ち、図1に示すようにハウ
ジングの一部が前記圧縮筒14の出口及び背圧調整板1
5を囲み、且つ下部に円筒状の厨芥落し口を有してい
る。また、ハウジングの前記圧縮筒14の出口の上方に
は消臭剤入りカプセル31を配置するための開閉可能な
取付け口が形成され、同取付け口から消臭剤入りカプセ
ル31を交換できるようにしてある。
【0021】上記梱包装置Bは上部に前記厨芥落し口と
密嵌する開口を有するボックス状の外観を呈しており、
図1に示すように前記開口がハウジングの前記厨芥落し
口に外部から水封状態で且つ気密的に嵌め込まれる。前
記梱包装置Bの前記厨芥落し口に対応する内壁部にはカ
ートリッジタイプの筒状プラスチックフィルム収納容器
18を交換可能に支持するためのフックを有する係止部
材19が取り付けらており、該係止部材19と前記厨芥
落し口との間に前記筒状プラスチックフィルム収納容器
18が交換可能に取り付けられる。
【0022】この収納容器18は、図6に示すようにド
ーナッツ状カートリッジケースからなり、その内部には
長尺の筒状プラスチックフィルム21がベローズ状に折
畳まれて収納されており、その下端面には前記筒状プラ
スチックフィルム21の下端が連続的に引出せるように
引出し口が形成されている。収納容器18はボックスの
外部に突出するフック外しボタン20を操作することに
より、前記係止部材19のフックを収納容器18に係脱
できるようにされている。
【0023】前記厨芥落し口の下方には、前記筒状のプ
ラスチックフィルム21を引出し方向と直交する水平方
向で溶融切断する溶断装置B−1が設置されている。こ
の溶断装置B−1は、図4に示すようにプラスチックフ
ィルム21のヒートシーラー22と、それを両端で支持
し、プラスチックフィルム21を挟むようにして配設さ
れた一対のアーム23と、該アーム23の基端にリンク
機構24を介して連結されるカム円盤40と、該カム円
盤40の中心に出力軸が固着され、所定の回転角を可逆
回転するトルクモーター25とからなる。該トルクモー
ター25は秤量装置B−2の重量センサー28の信号を
受けて作動する。
【0024】秤量装置B−2は前記溶断装置B−1の下
方に設置され、同溶断装置B−1により溶融切断されて
形成される筒状のプラスチックフィルム21の包装袋に
所定量の厨芥が溜まると、図5において見られるように
秤量台42を支持している圧縮スプリング27が弾力に
抗して変形し、マイクロスイッチ28を作動するように
する。このマイクロスイッチ28からの信号によりヒー
トシーラー22が閉じ、厨芥包装袋の口が溶断して封じ
られると同時に、次回の包装袋の底が形成される。その
ため、前記ヒートシーラー22は、幅方向の中央が突出
して長手方向に延びるカッターと、その両側に配される
溶着部とから構成され、前記筒状のプラスチックフィル
ム21を幅方向に溶着すると共に、その中央部で切断分
離するようにされている。
【0025】また、前記秤量装置B−2の前面にあたる
部分は扉ヒンジ43を介して開閉できる開閉扉26とさ
れており、該開閉扉26には把手44が取り付けられ、
梱包済のプラスチック袋を内部から容易に取り出せるよ
うにしている。さらに、前記秤量装置B−2の下方に
は、図1に示すように排水孔29が形成されており逆止
弁30を介して排水パイプ36に接続され、上記移送・
脱水・圧縮装置Aのホッパー部13に接続された排水パ
イプ37と途中の3方継手管38で合流し、外部に排水
できるようになっている。
【0026】上記構成からなる本発明の厨芥処理設備
は、ディスポーザー32を除く移送・脱水・圧縮装置A
及び梱包装置Bが、水密で且つ気密な1ユニットとして
一体に組み込まれており、更に前記ユニットを厨房台の
内部から外部に移動可能としている。本実施例では、該
ユニットの下面にキャスター39が取り付けられてい
る。
【0027】以上の構成において、スイッチ33をON
にすると、シンク34の排水口から落下してディスポー
ザー32の内部に貯留する厨芥は、ディスポーザー32
が作動して粉砕されスラリー状となり、矢印で示すよう
にパイプ35を通って流入筒1から移送・脱水・圧縮装
置Aの内部に送り込まれる。このとき、回転フランジ2
は変速電動モーター8により伝動ベルト7を介して駆動
回転しており、ケージ・シリンダー9の内部でシャフト
レス・スクリュー3を矢印方向に回転させると同時に、
ローラーブラシ4をケージ・シリンダー9の外周面上を
円周方向に回転させるとともに自転させる。
【0028】ケージ・シリンダー9の内部に送り込まれ
た厨芥スラリーは前記シャフトレス・スクリュー3の回
転により下部に集まりながら前方に送られ、その途中で
水分の殆どは同シリンダー9の排水孔からホッパー部1
3内へと移動する。ここで、圧縮筒14の全面に配設さ
れた背圧調整板15の押開き強さを予め調整しておけ
ば、ケージ・シリンダー9の内部の厨芥スラリーには圧
縮力が作用して更に脱水が促進される。
【0029】前記厨芥スラリーには、野菜等の糸屑状の
厨芥が多数混在しており、これがシャフトレス・スクリ
ュー3の羽根に巻き付くことがある。しかして、本発明
では前記スクリュー羽根を前方に行くに従って漸次幅狭
に形成すると共に、出口の上部に前記スクリュー3の先
端部に一部接触する掻落し部材50を設けてあるため、
厨芥の巻付力を緩めると同時に掻き落とされ、確実に圧
縮筒14へと送り出される。しかも、前記掻落し部材5
0はスクリュー羽根の先端に接触しているために、回転
中のシャフトレス・スクリュー3の振れ止めの機能をも
有している。
【0030】圧縮筒50から落下する脱水されて半固形
状の厨芥は、プラスチックフィルム21の袋内に収容さ
れる。この収容される厨芥の重量は、秤量装置B−2に
より処理毎に秤量され、所定の重量に達すると上記溶断
装置B−1が作動して、その上部がヒートシーラー22
により溶融切断され梱包される。この溶融切断により上
部プラスチックフィルム21の下端が閉じられ、新たな
包装袋を作る。該包装袋に次回の処理済厨芥が収容され
るとき、その自重で収納容器18内の筒状プラスチック
フィルム21は自動的に収納容器18から引き出され
る。収納容器18内のプラスチックフィルム21が無く
なったときは、フック外しボタン20を操作して係止部
材19のフックを前記収納容器18から外し、新たな収
納容器18と交換する。
【0031】上記一連の作業はシーケンスコントローラ
ーによって行われ、前記諸動作が終了すると表示灯39
が点灯し、厨芥の一梱包が出来上がったことを表示す
る。排水孔29は万一に厨芥梱包袋が破れ、汚水が洩出
たときに下水に排水するために設けてあり、逆止弁30
は汚水が下水から逆流することを防止する。ホッパー1
3に集められる汚水はは排水パイプ37を介して下水管
へと導く。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、いかなる地区において
もディスポーザーを流し台に取付けて使用することが出
来る。また、厨芥は一定量毎に密封梱包されるので廃棄
取扱上極めて便利である。本発明による厨芥処理装置は
全て密閉されて作動するので悪臭が流し台の下部に洩れ
ることもなく極めて衛生的であり、特にケージシリンダ
ーの孔は1m/mφ以下の細かい孔に構成出来るので、
下水に厨芥屑が流れる量が少なくなり衛生上は勿論のこ
と公害防止に役立つ。また、本発明の厨芥処理設備は、
普段の手入れの必要が全くなく、故障の発生も極めて少
ないため、月に1〜2回の梱包厨芥の取出しと、年1〜
2回の梱包フィルム格納容器の交換のみで十分である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厨芥処理設備の全体構成を示す内部断
面図である。
【図2】図1のII-II 矢視断面図である。
【図3】上記厨芥処理設備に適用される移送・脱水・圧
縮装置の一部を切開して示す斜視図である。
【図4】本発明の厨芥処理設備に適用される梱包装置内
に装備された溶断装置例の斜視図である。
【図5】同梱包装置内に装備される秤量装置例を示す斜
視図である。
【図6】同梱包装置内に収納されるカートリッジタイプ
の筒状プラスチックフィルムの収納容器例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 (粉砕厨芥スラリー)流入筒 2 回転フランジ 3 シャフトレス・スクリュー 4 ローラーブラシ 5 プーリー(受動側) 6 出力軸 7 伝導ベルト 8 可変速電動モーター 9 ケージ・シリンダー 10 止めカバー 11,12 フレーム 13 ホッパー 14 圧縮筒 15 背圧調整板 16 引張スプリング 17 調節ネジ 18 (筒状フィルム)収納容器 19 係止部材 20 フック外しボタン 21 (筒状長尺の)プラスチックフィルム 22 ヒートシーラー 23 アーム 24 リンク 25 トルクモーター 26 開閉扉 27 秤量スプリング 28 マイクロスイッチ 29 排水孔 30 逆止弁 31 消臭剤カプセル 32 ディスポーザー 33 起動・停止用スイッチ 34 シンク 35 パイプ 40 カム 41 電線 42 秤量台 43 扉ヒンジ 44 扉把手 45 フィルムすべり止め 50 掻落し部材 A 移送・脱水・圧縮装置 B 厨芥梱包装置 B-1 溶断装置 B-2 秤量装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨房台の排水口に連結され、厨芥を粉砕
    処理するディスポーザーと、該ディスポーザーに連結さ
    れ、粉砕された厨芥を水平方向に移送しながら脱水と圧
    縮を同時に行う横型の移送・脱水・圧縮装置と、該移送
    ・脱水・圧縮装置に密封空間内で連結され、脱水・圧縮
    された厨芥をプラスチック袋に収納すると共に、同厨芥
    が所定量に達すると自動的に密封梱包する梱包装置とを
    備えてなることを特徴とする厨芥処理設備。
  2. 【請求項2】 前記横型の厨芥の出入口及び少なくとも
    下半分に多数の排水孔を有する横置きの固定中空シリン
    ダーと、該シリンダー内に配され、同シリンダーの内周
    面に接触して水平軸線回りを回転するシャフトレス・ス
    クリューと、前記厨芥の出口部に配される背圧調節部材
    とからなることを特徴とする厨芥の移送・脱水・圧縮装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シャフトレス・スクリューは、その
    スクリューの羽根幅が厨芥の移送方向に漸次減少してな
    る請求項2記載の移送・脱水・圧縮装置。
  4. 【請求項4】 前記シャフトレス・スクリューの回転に
    連動して、前記固定中空シリンダーの外周面上を接触回
    転するローラーブラシを有してなる請求項2又は3記載
    の移送・脱水・圧縮装置。
  5. 【請求項5】 前記出口の内部に突出固定され、同出口
    部のシャフトレス・スクリュー先端の内径部に接触する
    厨芥掻落し部材を有する請求項2乃至4のいずれか記載
    の移送・脱水・圧縮装置。
  6. 【請求項6】 前記背圧調節部材は、前記出口外部の上
    部に枢着され、外部から閉方向に弾性的に付勢されてな
    り、該付勢力が装置外から調整可能とされた板材からな
    る請求項2乃至5のいずれか記載の厨芥処理装置。
  7. 【請求項7】 厨芥導入口を有する密閉室と、前記厨芥
    導入口から密閉室内に引出し可能で、且つ前記厨芥導入
    口の周縁部に取外し自在に取り付けられる筒状プラスチ
    ックフィルムの収納容器と、該収納容器の下方に配され
    前記筒状プラスチックフィルムを水平方向で溶融切断す
    る溶断器と、該溶断器により作成されるプラスチック袋
    内に収集される厨芥の重量を測定し、同重量が所定量に
    達すると前記溶断手段に溶断指令信号を発する自動秤量
    器とからなることを特徴とする厨芥梱包装置。
  8. 【請求項8】 全体が環状をなし、内部に筒状プラスチ
    ックフィルムを収納すると共に、下面に前記筒状プラス
    チックフィルムの環状引出し口を有することを特徴とす
    る筒状プラスチックフィルム収納容器。
JP3344545A 1991-12-26 1991-12-26 厨芥処理設備及びその装置 Pending JPH05278802A (ja)

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