JPH05278513A - 長尺物搬送用三輪電動運搬車 - Google Patents

長尺物搬送用三輪電動運搬車

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JPH05278513A
JPH05278513A JP4084048A JP8404892A JPH05278513A JP H05278513 A JPH05278513 A JP H05278513A JP 4084048 A JP4084048 A JP 4084048A JP 8404892 A JP8404892 A JP 8404892A JP H05278513 A JPH05278513 A JP H05278513A
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JP
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opening
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Application number
JP4084048A
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Souichirou Nagasako
壮一郎 永迫
Satohiko Kamata
聡彦 鎌田
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Todo Seisakusho Ltd
Original Assignee
Todo Seisakusho Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 長さに左右されず、被搬送物を小型化でき、
且つ、構造簡単で、安価で取扱い易い長尺物搬送用三輪
電動運搬車を提供する。 【構成】 長手方向に開口部があるコ字型台車1と、こ
の上に開口部の開口方向を一致させ往復移動可能に載置
されたコ字型フレーム20と、移動機構50と、コ字型
フレーム20上に配されて被搬送長尺物を支持し、搬送
時にはコ字型台車1の上方に持ち上げて保持し、積み降
ろし時には移動機構50によるコ字型フレーム20の前
記往復移動に伴ってコ字型台車1の開口部又はこの開口
部の外側に移動して回動する一対の支持アーム9を有す
る支持機構40と、水平方向に自由に方向を変えて旋回
すると共にこの旋回を任意方向に固定できる一対の従動
車輪2、及び、他方の端部の中央部に配された舵取り可
能な電動駆動車輪3を有する走行機構30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維産業等において、
経糸ビーム、クロスロール等の長尺物を搬送する運搬車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の運搬車としては、特公昭
53−33807号公報「長尺物搬送用4方向進行可能
な電動運搬車」や実開平2−145269号公報「ビー
ム装着装置を備えた運搬車」に記載のものが提案されて
いる。
【0003】第1従来例の特公昭53−33807号公
報「長尺物搬送用4方向進行可能な電動運搬車」に記載
のものは、前後方向に長い車体全体の一側面前後部より
一対のアウトリガーが突設され、先端に被搬送物支持部
があり、前記一対のアウトリガー間の空間で、被搬送物
を支持し、固定軸を中心に上下に揺動する一対の揺動ア
ームと、車体の前後部に設けられた駆動車輪及び各アウ
トリガーの先端部に設けられた従動車輪とを有する走行
機構とを備えている。
【0004】第2従来例の実開平−145269号公報
「ビーム装着装置を備えた運搬車」に記載のものは、コ
字型運搬台車と、コ字型運搬台車のコ字型空間内で被搬
送物を支持して上下に揺動する一対の揺動アームを有す
るビーム装着装置と、このビーム装着装置をコ字型運搬
台車のコ字型空間内でコ字型開口部方向とコ字型閉鎖部
方向とに往復移動させる往復摺動機構と、前後に各一対
の車輪を有する走行機構とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
では、下記の問題点がある。
【0006】第1従来例の特公昭53−33807号公
報「長尺物搬送用4方向進行可能な電動運搬車」に記載
のものの場合には、被搬送物を支持して上下に揺動する
一対の揺動アームは固定軸(車体本体に、軸心を前後に
して固定されている。)を中心に揺動している。従っ
て、この一対の揺動アームは、前記一対のアウトリガー
間の空間では、被搬送物を支持して上下できるが、前記
一対のアウトリガー間の外側では被搬送物を取り扱えな
いという問題点があり、経糸ビームやクロスロール等の
被搬送物を繊維加工機械に直接積み降ろしする場合に
は、繊維加工機械の経糸ビームやクロスロール等の保持
機構部、又は、繊維加工機械全体が前記一対のアウトリ
ガー間の空間に嵌まり込まねばならず、前記一対のアウ
トリガー間の空間の長さを繊維加工機械の経糸ビームや
クロスロール等の保持機構又は繊維加工機械全体の長さ
よりも大きくする必要があるので、車体本体が非常に長
くて大型になり、取扱が非常に難しくなるという問題点
が発生する。
【0007】更に、第1従来例の特公昭53−3380
7号公報に記載のものの場合には、車体の前後部に設け
られた一対の駆動車輪及び各アウトリガーの先端部に設
けられた一対の従動車輪とを有する走行機構を備えてい
るが、このような4輪車の走行機構の場合には、電動駆
動車輪が最小2輪必要(電動駆動車輪が1輪では、走行
面に凹凸がある場合に、全荷重が他の3輪で支えられ、
その電動駆動車輪の1輪が浮き上がってしまって、走行
できなくなる場合がある。)であり、駆動輪が2輪ある
場合、電動運搬車を所望の方向に移動させるためには、
この2輪の駆動輪を所望の方向に合わせて連動させる必
要があり、走行機構が複雑になり高価になるという問題
点がある。
【0008】次に、第2従来例の実開平2−14526
9号公報「ビーム装着装置を備えた運搬車」に記載のも
のの場合には、ビーム装着装置をコ字型運搬台車のコ字
型空間内でコ字型開口部方向とコ字型閉鎖部方向とに往
復移動させる往復摺動機構を備えているので、ビーム装
着装置は、コ字型空間内だけでは無く、コ字型空間の外
側でも、被搬送物を支持して上下できる。従って、経糸
ビームやクロスロール等の被搬送物を繊維加工機械に直
接積み降ろしする場合には、前記第1従来例の特公昭5
3−33807号公報に記載のもののが有する、繊維加
工機械の経糸ビームやクロスロール等の保持機構又は繊
維加工機械全体が前記一対のアウトリガー間の空間に嵌
まり込む必要があるという問題点は無くなり、運搬車
を、繊維加工機械の前の所定位置に移動させれば良い。
しかし、第2従来例の実開平2−145269号公報に
記載のものが備えている、前後に各一対の車輪を有する
4車輪の走行機構については、前記の第1従来例の特公
昭53−33807号公報に記載のものの場合と同様の
問題点がある。この問題点の内容については、前記と同
じなので説明を省略する。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決し、積み降
ろしの対象になる生産機械の長さに左右されず、被搬送
長尺物の長さを扱えるだけの長さに小型化でき、且つ、
構造簡単で、安価で取扱い易い長尺物搬送用三輪電動運
搬車を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の長尺物搬送用三
輪電動運搬車は、上記の課題を解決するために、長手方
向に開口部があるコ字型台車と、このコ字型台車上に前
記開口部と開口方向を一致させこの開口方向に往復移動
するように載置されたコ字型フレームと、このコ字型フ
レームを前記往復移動させる移動機構と、前記コ字型フ
レーム上に配されて被搬送長尺物を支持し、搬送時には
コ字型台車の上方に被搬送長尺物を持ち上げて保持し、
積み降ろし時には前記移動機構によるコ字型フレームの
前記往復移動に伴ってコ字型台車の開口部又はこの開口
部の外側に移動して被搬送長尺物を支持又は開放するよ
うに回動する一対の支持アームを有する支持機構と、コ
字型台車の長手方向の一方の端部の両側部に配されて水
平方向に自由に方向を変えて旋回すると共にこの旋回を
任意方向に固定できる一対の従動車輪、及び、コ字型台
車の長手方向の他方の端部の中央部に配された舵取り可
能な電動駆動車輪を有する走行機構とを備えることを特
徴とする。
【0011】
【作用】本発明の長尺物搬送用三輪電動運搬車の走行機
構は、コ字型台車の長手方向の一方の端部の両側部に配
されて水平方向に自由に方向を変えて旋回すると共にこ
の旋回を任意方向に固定可能な一対の従動車輪、及び、
コ字型台車の長手方向の他方の端部の中央部に配された
舵取り可能な電動駆動車輪を有する3輪構造なので、1
輪の舵取り可能な電動駆動車輪には、常に、運搬車とそ
の被搬送物との荷重の1/2が掛かり、走行面に凹凸が
あっても、この1輪の舵取り可能な電動駆動車輪が走行
面から浮き上がることはなく、安定した舵取りで、搬送
できる。そして、前記一対の従動車輪の旋回を、走行方
向と平行に固定して、従動車輪側を先頭にして走行する
と、長尺物搬送用三輪電動運搬車の先頭にある一対の従
動車輪を任意の位置に容易に移動させることができ、こ
の移動後に、この一対の従動車輪の片側の位置を移動さ
せずに、前記1輪の舵取り可能な電動駆動車輪を移動さ
せて、長尺物搬送用三輪電動運搬車の後端を、前記片側
の従動車輪側の横方向に移動させ得るので、例えば、経
糸ビームやクロスロール等の被搬送物を繊維加工機械に
直接積み降ろしする場合には、長尺物搬送用三輪電動運
搬車を、繊維加工機械の経糸ビームやクロスロール等の
保持機構の前に接近して平行に容易に位置決めできる。
【0012】又、本発明の長尺物搬送用三輪電動運搬車
は、長手方向に開口部があるコ字型台車と、このコ字型
台車上に前記開口部と開口方向を一致させこの開口方向
に往復移動するように載置されたコ字型フレームと、こ
のコ字型フレームを前記往復移動させる移動機構と、前
記コ字型フレーム上に配されて被搬送長尺物を支持し、
搬送時にはコ字型台車の上方に被搬送長尺物を持ち上げ
て保持し、積み降ろし時には前記移動機構によるコ字型
フレームの前記往復移動に伴ってコ字型台車の開口部又
はこの開口部の外側に移動して被搬送長尺物を支持又は
開放するように回動する一対の支持アームを有する支持
機構とを備えているので、例えば、経糸ビームやクロス
ロール等の被搬送物を繊維加工機械から直接積み取る場
合には、前記のようにして、長尺物搬送用三輪電動運搬
車を、経糸ビームやクロスロール等を保持している繊維
加工機械の保持機構の前に接近して平行に位置決めした
後に、コ字型フレーム上に配された支持機構によって、
一対の支持アームを下方へ回動させた後に、移動機構に
よって、コ字型フレームをコ字型台車の開口部側(繊維
加工機械に近づく方向)に移動させ、この一対の支持ア
ームが、繊維加工機械の保持機構が保持している経糸ビ
ームやクロスロール等の重心の下方に位置する状態に
し、前記支持機構によって、この一対の支持アームを上
方へ回動させて、経糸ビームやクロスロール等を持ち上
げた後、移動機構によって、コ字型フレームをコ字型台
車の閉鎖側(繊維加工機械から離れる方向)に移動させ
て、直接積み取ることができる。この場合、3輪の車輪
を、繊維加工機械に平行に位置させておくと、直接積み
取りの際に、長尺物搬送用三輪電動運搬車が繊維加工機
械から受ける反力を、車輪のブレーキ無しで、受け止め
ることができる。
【0013】勿論、本発明の長尺物搬送用三輪電動運搬
車を使用して、例えば、経糸ビームやクロスロール等の
被搬送物を繊維加工機械に直接降ろす場合には、上記の
動作の反対の動作をさせれば良いことはいうまでもな
い。
【0014】上記は、繊維加工機械で使用する経糸ビー
ムやクロスロール等を例に挙げたが、これに限定される
ことは無く、他の長尺物の搬送に使用できることは勿論
である。
【0015】
【実施例】本発明の長尺物搬送用三輪電動運搬車の一実
施例を図1〜図5に基づいて説明する。
【0016】図1は本実施例の平面図、図2は本実施例
の正面図、図3は本実施例の側面図である。
【0017】図1〜図3において、本実施例の長尺物搬
送用三輪電動運搬車は、コ字型台車1と、コ字型台車1
の長手方向の一方の端部の両側部に配され、コ字型台車
1の長手方向と平行に方向を固定した一対の固定従動車
輪2(水平方向に自由に方向を変えて旋回すると共にこ
の旋回を任意方向に固定可能な従動車輪を配し、この従
動車輪の水平方向の旋回を、コ字型台車1の長手方向と
平行に方向を固定しても、その作用効果は同様であ
る。)、及び、コ字型台車1の長手方向の他方の端部の
中央部に配された舵取り可能な電動駆動車輪3、及び、
舵取り可能な電動駆動車輪3を舵取りするハンドル4、
及び、動力電源用バッテリー5を有する走行機構30
と、コ字型フレーム20の両端を構成するサイドプレー
ト6、6、及び、これらサイドプレート6、6に貫通し
回転可能に連結しコ字型フレーム20の一部を構成する
軸7、及び、両端をサイドプレート6、6に回動可能に
枢着されコ字型フレーム20の一部を構成する六角軸8
を有すると共に前記コ字型台車1上に開口部の方向をこ
のコ字型台車の開口部の方向と一致させて開口方向に往
復移動可能に載置されたコ字型フレーム20と、一端を
前記六角軸8上に摺動可能に且つ六角軸8に対する回転
を固定した状態で嵌合されている一対の支持アーム9、
9、及び、一端をサイドプレート6、6に回動可能に枢
着した一対の油圧シリンダー10、10、及び、一端を
六角軸8の両端に夫々固定し他端を前記一対の油圧シリ
ンダー10、10の可動端に回動可能の枢着し油圧ポン
プ(図示せず)による油圧シリンダー10の伸縮によっ
て回動し六角軸8と一対の支持アーム9、9とを回動さ
せ被搬送物を上下に移動させる一対の支持アーム駆動レ
バー11、11を有する支持機構40と、サイドプレー
ト6、6に回転可能に枢着されコ字型台車1の両側部分
に載ってコ字型フレーム20を長手方向に垂直な略水平
方向に往復移動させる一対のローラ15、15、及び、
一端をサイドプレート6に回動可能に枢着し他端をコ字
型台車1に回動可能に枢着し油圧ポンプ(図示せず)に
よって伸縮してコ字型フレーム20を長手方向に垂直な
略水平方向に往復移動させる油圧シリンダー12、及
び、サイドプレート6、6の外側に出ている前記軸7の
両端部に固定した歯車13、13、及び、コ字型台車1
の両側部分上面に固定され前記歯車13、13と噛み合
って、前記往復移動するコ字型フレーム20の両サイド
を同期させるラック14、14、及び、通常は地面から
浮き上がっていてその上端をサイドプレート6、6の先
端下面に取り付けられコ字型フレーム20がコ字型台車
1の開口部よりも外側に張り出して移動した場合に地面
に接して荷重の一部を支持してコ字型台車1の横転を防
止する一対の補助車輪16、16を有する移動機構50
とを備えている。
【0018】次に、本実施例の動作を図4、図5に基づ
いて説明する。
【0019】図4は、地面上に置いてある経糸ビーム2
1−1を、本実施例の長尺物搬送用三輪電動運搬車が掬
い上げる場合の動作図である。先ず、油圧シリンダー1
0、10を短縮して、一対の支持アーム9、9を下降さ
せる。次に、油圧シリンダー12を伸ばして、コ字型フ
レーム20を、コ字型台車1の開口部より張り出す形に
移動させる。この状態で、油圧シリンダー10、10を
油圧ポンプ(図示せず)により伸ばすことにより、地面
上に置いてある経糸ビーム21−1を、一対の支持アー
ム9、9の先端にある鉤部分で掬い上げることができ
る。この状態に続いて、油圧シリンダー12を油圧ポン
プ(図示せず)により短縮させることにより、コ字型フ
レーム20は、コ字型台車1の開口部の中に戻り、経糸
ビーム21−1は、経糸ビーム21−2の位置に来る。
そして、この場合、舵取り可能な電動駆動車輪3と固定
従動車輪2、2(又は、固定可能な従動車輪2、2)と
をコ字型台車1の長手方向と平行に(被搬送物である経
糸ビーム21−1の移動方向と垂直に)固定すると、特
別のブレーキ装置なしに、被搬送物の移動の反力による
コ字型台車1の位置ずれを防止できる。
【0020】図5は、旋回方向を固定可能な従動車輪
2、2を、コ字型台車1の長手方向と平行に固定し(図
5では、コ字型台車1の長手方向と平行に固定した従動
車輪2、2を使用しているが、その作用効果は同様であ
る。)、舵取り可能な電動駆動車輪3によって、本実施
例の長尺物搬送用三輪電動運搬車を、矢印Aの方向に移
動させて、繊維加工機械60に接近させるときの、コ字
型台車1の従動車輪2、2側の端面の中心の軌跡を点線
Bに示す。図5で判るように、ハンドル4で舵取り可能
な電動駆動車輪3を旋回させることによって、極めて簡
単・容易に、長尺物搬送用三輪電動運搬車を、繊維加工
機械の前面との間隙を小さくして平行に接近させること
ができる。そして、従動車輪2、2の軸心とコ字型台車
1の端面間の寸法Cが小さいので、本実施例の長尺物搬
送用三輪電動運搬車を、繊維加工機械の前面に直角方向
から接近させて、従動車輪2の一方を繊維加工機械の前
面に接近させてから、ハンドル4を操作し、舵取り可能
な電動駆動車輪3を繊維加工機械の前面に接近させるこ
とによって、繊維加工機械の前面と平行になるようにし
ても、長尺物搬送用三輪電動運搬車と繊維加工機械の前
面との間隔Dを小さな値にして、極めて簡単・容易に、
長尺物搬送用三輪電動運搬車を、繊維加工機械の前面に
平行に接近させることができる。
【0021】尚、第1従来例の場合には、図5におい
て、開口部の長さL(油圧シリンダー10、10間の距
離)を、繊維加工機械60の長さEよりも大きくする必
要があり、車体全体が非常に長くて大型になる。
【0022】本発明の長尺物搬送用三輪電動運搬車は、
上記の実施例に限らず種々の態様が可能である。例え
ば、下記の通りである。
【0023】長手方向に開口部があるコ字型台車と、コ
字型フレームと、移動機構と、一対の支持アームと、支
持機構と、一対の従動車輪と、舵取り可能な電動駆動車
輪と、走行機構等の設計は、目的に合わせて自由に設計
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の長尺物搬送用三輪電動運搬車の
走行機構は、コ字型台車の長手方向の一方の端部の両側
部に配されて水平方向に自由に方向を変えて旋回すると
共にこの旋回を任意方向に固定可能な一対の従動車輪、
及び、コ字型台車の長手方向の他方の端部の中央部に配
された舵取り可能な電動駆動車輪を有する3輪構造なの
で、その1輪の舵取り可能な電動駆動車輪には、常に、
運搬車とその被搬送物との荷重の1/2が掛かるので、
走行面に凹凸があっても、この1輪の舵取り可能な電動
駆動車輪が走行面から浮き上がることはなく、安定した
舵取りで、搬送でき、前記一対の従動車輪の一方を被搬
送物の積み降ろし対象生産機械に接近させるように運転
することによって、容易に、長尺物搬送用三輪電動運搬
車を対象生産機械の前面に平行に接近させることがで
き、且つ、電動駆動車輪が1輪なるが故に、走行機構が
簡単で、扱い易く、しかも、安価であるという効果を奏
する。
【0025】又、本発明の長尺物搬送用三輪電動運搬車
は、上記の効果と組み合わせて、長手方向に開口部があ
るコ字型台車と、このコ字型台車上に前記開口部と開口
方向を一致させこの開口方向に往復移動するように載置
されたコ字型フレームと、このコ字型フレームを前記往
復移動させる移動機構と、前記コ字型フレーム上に配さ
れて被搬送長尺物を支持し、搬送時にはコ字型台車の上
方に被搬送長尺物を持ち上げて保持し、積み降ろし時に
は前記移動機構によるコ字型フレームの前記往復移動に
伴ってコ字型台車の開口部又はこの開口部の外側に移動
して被搬送長尺物を支持又は開放するように回動する一
対の支持アームを有する支持機構とを備えているので、
長尺物搬送用三輪電動運搬車を対象生産機械の前面に平
行に位置させて、被搬送長尺物を、直接、対象生産機械
から積み降ろしできるので、積み降ろしの対象になる生
産機械の長さに左右されず、被搬送長尺物の長さを扱え
るだけの長さに小型化でき、取扱い易く、作業能率が向
上し、且つ、安価になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】本発明の一実施例の正面図である。
【図3】本発明の一実施例の側面図である。
【図4】図1、2、3の動作図である。
【図5】図1、2、3の動作図である。
【符号の説明】
1 コ字型台車 2 固定従動車輪(固定可能な従動車輪) 3 舵取り可能な電動駆動車輪 4 ハンドル 5 動力電源用バッテリー 6 サイドプレート 7 軸 8 六角軸 9 一対の支持アーム 10 油圧シリンダー 11 支持アーム駆動レバー 12 油圧シリンダー 13 歯車 14 ラック 15 ローラ 16 補助車輪 20 コ字型フレーム 30 走行機構 40 支持機構 50 移動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に開口部があるコ字型台車と、
    このコ字型台車上に前記開口部と開口方向を一致させこ
    の開口方向に往復移動するように載置されたコ字型フレ
    ームと、このコ字型フレームを前記往復移動させる移動
    機構と、前記コ字型フレーム上に配されて被搬送長尺物
    を支持し、搬送時にはコ字型台車の上方に被搬送長尺物
    を持ち上げて保持し、積み降ろし時には前記移動機構に
    よるコ字型フレームの前記往復移動に伴ってコ字型台車
    の開口部又はこの開口部の外側に移動して被搬送長尺物
    を支持又は開放するように回動する一対の支持アームを
    有する支持機構と、コ字型台車の長手方向の一方の端部
    の両側部に配されて水平方向に自由に方向を変えて旋回
    すると共にこの旋回を任意方向に固定できる一対の従動
    車輪、及び、コ字型台車の長手方向の他方の端部の中央
    部に配された舵取り可能な電動駆動車輪を有する走行機
    構とを備えることを特徴とする長尺物搬送用三輪電動運
    搬車。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115107919A (zh) * 2022-08-29 2022-09-27 中建八局第一建设有限公司 一种建筑材料运输装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115107919A (zh) * 2022-08-29 2022-09-27 中建八局第一建设有限公司 一种建筑材料运输装置
CN115107919B (zh) * 2022-08-29 2022-11-04 中建八局第一建设有限公司 一种建筑材料运输装置

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