JPH0444459Y2 - - Google Patents

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JPH0444459Y2
JPH0444459Y2 JP3926788U JP3926788U JPH0444459Y2 JP H0444459 Y2 JPH0444459 Y2 JP H0444459Y2 JP 3926788 U JP3926788 U JP 3926788U JP 3926788 U JP3926788 U JP 3926788U JP H0444459 Y2 JPH0444459 Y2 JP H0444459Y2
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front wheel
pallet
wheeled
wheels
drive mechanism
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばロールボツクスパレツト等の
車輪付パレツトを運搬する際に用いられる昇降運
搬機に関する。
(従来の技術) 従来、例えば宅配便や百貨店等で小荷物を取扱
うトラツク配送基地に於ては、ロールボツクスパ
レツト等の車輪付パレツトを用いて出荷や集荷が
行なわれる例が増してきている。
車輪付パレツト100は、一側が開閉可能な箱
状の本体101と、これの下部に設けた固定輪1
02並びに自由輪103とから成つている。
ところが、この様な車輪付パレツトは、多くの
場合、固定輪と自由輪を利用して人力に依り移動
していたので、運搬能率が悪いだけでなく、大き
な人力がいる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消す
る為に創案されたもので、その目的とする処は、
車輪付パレツトを能率良く安全に運搬できる様に
した昇降運搬機を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の昇降運搬機は、機体と、機体の前側に
後部が昇降可能に設けられて車輪付パレツトの本
体下方に挿入される前輪支持体と、機体に旋回可
能に設けられた後輪と、後輪を回転させる回転駆
動機構と、前輪支持体の前端に設けられて車輪付
パレツトの固定輪に略並列する前輪と、機体に対
して前輪支持体の後部を昇降させると共に車輪付
パレツトの後側を持上げるための掛受体を昇降さ
せる昇降駆動機構と、前輪支持体の後側に設けら
れて車輪付パレツトの自由輪側の本体下部に掛合
する掛受体と、から構成した事に特徴が存する。
(作用) 回転駆動機構を施動させると、後輪が回転され
て昇降運搬機が走行する。
後輪を施回させると、昇降運搬機が換向する。
とくにこの運搬機は小廻りができるように左右90
度まで、換向できるようになつている。
昇降駆動機構を作動させると、機体に対して前
輪支持体の後部が昇降する。
前輪支持体の後部が昇降すると、掛受体も昇降
する。
車輪付パレツトは、固定輪が接地されたまま、
自由輪側の本体下部が掛受体に依り持上げられて
自由輪が離地される。
この時、車輪付パレツトの固定輪は、運搬機前
輪と略並列し、この様な状態で昇降運搬機に依り
運搬される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
第1図は、本考案の実施例に係る昇降運搬機と
車輪付パレツトを示す側面図。第2図は、運搬状
態を示す平面図。第3図は、運搬状態を示す側面
図である。
昇降運搬機1は、機体2、前輪支持体3、後輪
4、回転駆動機構5、前輪6、昇降駆動機構7、
掛受体8とからその主要部が構成されている。
機体2は、昇降運搬機1の要めを為すものであ
る。
この例では、箱状を呈している。
機体2の左右下部には、転倒防止用自由輪9が
設けられている。
転倒防止用自由輪9は、支体10と、これに横
軸に依り枢結された車輪11とから成り、支体1
0が機体2に旋回可能に取付けられていて、無負
荷の90度旋回時などの機体転倒防止に役立つてい
る。
前輪支持体3は、機体2の前側に昇降可能に設
けられて車輪付パレツト100の本体101下方
に挿入されるものである。
この例では、左右一対のフオークを後側で連結
したものにしてある。
前輪支持体3は、昇降駆動機構7の上部と後輪
4に連結されたクランク12に依り機体2に昇降
可能に連結されている。
後輪4は、機体2に旋回可能に設けられたもの
である。
この例では、支体13と、これに横軸に依り枢
結された車輪14とから成り、支体13が機体2
の中程下部に旋回可能に取付けられている。
回転駆動機構5は、後輪4を回転させるもので
ある。
この例では、電動機15と減速機16等から成
り、後輪4の支体13の上部に取付けられている
と共に、出力軸が後輪4の車輪14に連繋されて
いる。
電動機15は、機体2の内部に設けられたバツ
テリに依り起動される。
前輪6は、前輪支持体3の前端に設けられてい
る。
前輪6は、パレツト運搬時には、車輪付パレツ
ト100の固定輪102と略並列する様にしてあ
る。
昇降駆動機構7は、機体2に対して前輪支持体
3の後部を昇降させると共に掛受体8を昇降させ
るものである。
この例では、回転駆動機構5と前輪支持体3の
後側上部との間に介設した油圧シリンダ17と、
これを駆動する油圧ポンプ18と、これを作動す
るハンドル19から成つている。
ハンドル19は、後輪4の旋回にも兼用され
る。
掛受体8は、前輪支持体3の後側に設けられて
車輪付パレツト100の自由輪103側の本体1
01下部に掛合するものである。
この例では、前輪支持体3の後側に突出したク
ランク12と、これに俯仰可能に設けたL型片2
0とから成つている。
次に、この様な構成に基づいて作用を述解す
る。
昇降運搬機1は、後輪4と前輪6が接地してい
る。
回転駆動機構5に依り後輪4を回転させると、
昇降運搬機1が走行する。
ハンドル19を旋回操作して後輪4を旋回させ
ると、昇降運搬機1が換向する。
車輪付パレツト100を運搬する場合は、次の
様に行なう。
第1図に示す如く、昇降運搬機1を走行させて
前輪支持体3を車輪付パレツト100の本体10
1下方に挿入する。
この時、車輪付パレツト100の自由輪103
側から挿入する。
ハンドル19を俯仰操作して昇降駆動機構7を
作動させると、第3図に示す如く、機体2に対し
て前輪支持体3の後部が上昇すると共に、掛受体
8も上昇する。
掛受体8が上昇すると、車輪付パレツト100
の自由輪103側の本体101下部が持上げられ
て自由輪103が離地される。
この時、車輪付パレツト100の固定輪102
は、接地されたままであるので、パレツト運搬時
のパレツトの左右安定を保つことができる。
前輪6は、第2図に示す如く、最前端にあるの
で、パレツトに接触してもそれを傷つけることな
く一杯に挿入すると、車輪付パレツト100の固
定輪102と略並列する。
回転駆動機構5に依り後輪4を回転させると、
昇降運搬機1と車輪付パレツト100が共に走行
する。
この時、車輪付パレツト100の自由輪103
側が離地しているので、その荷重が掛受体8を通
じて昇降運搬機1に掛るが、前輪が前に延びてい
るので、後輪すなわち駆動輪に多く掛ることにな
る。このため粘着力が増し、駆動力を十分に発揮
させることができる。
ハンドル19を旋回操作して後輪4を旋回させ
ると、昇降運搬機1と車輪付パレツト100が共
に換向する。
この時、車輪付パレツト100の自由輪103
が離地していると共に、前輪6と車輪付パレツト
100の固定輪102が略並列しているので、い
かに小廻りしてもこれらがスリツプする事がな
く、換向が容易に行なえる。
車輪付パレツト100の自由輪103が離地し
ていると共に、前輪6と車輪付パレツト100の
固定輪102が略並列しているので、走行路面の
途中に坂があつても、昇降運搬機1と車輪付パレ
ツト100が常に同じ状態に保たれ、両者が不用
意に遊離したり接触する事がない。
車輪付パレツト100を卸す場合は、前述の逆
の要領で行なう。
尚、前輪支持体3は、先の実施例では、フオー
ク状であつたが、これに限らず、例えばテーブル
状であつても良い。
回転駆動機構5は、先の実施例では、電動機1
5を用いたが、これに限らず、例えばエンジンを
用いても良い。
前輪6は、先の実施例では、前輪支持体3の先
端に固定しているが、これに限らず、例えばそれ
に対して俯仰可能であつたり上下可能であつてパ
レツトトラツク作業を兼用するものであつても良
い。
昇降駆動機構7は、先の実施例では、油圧シリ
ンダ17、油圧ポンプ18、ハンドル19から成
る所謂手動式油圧ジヤツキを用いたが、これに限
らず、例えば手動式機械ジヤツキや動力式油圧ジ
ヤツキや動力式機械ジヤツキを用いても良い。
掛受体8は、先の実施例では、クランク12と
L型片20とで構成したが、これに限らず、例え
ばクランクL型片20を前輪支持体3に固定して
も良い。
(考案の効果) 以上既述した如く、本考案に依れば、次の様な
優れた効果を奏する事ができる。
(1) 機体、前輪支持体、後輪、回転駆動機構、前
輪、昇降駆動機構、掛受体とで構成したので、
車輪付パレツトを能率良く楽にかつ安全に運搬
できる。
(2) 車輪付パレツトの本体の片側を持上げて自由
輪を離地させると共に、車輪付パレツトの固定
輪を接地させて運搬する様にしたので、左右安
定を保ちつつ、運搬機の駆動輪に負荷を与える
ので、スリツプすることなく駆動力を発揮させ
るために十分な粘着力を持たせることができ
る。
(3) 車輪付パレツトの自由輪を離地させると共
に、前輪と車輪付パレツトの固定輪を略並列さ
せて運搬する様にしたので、これらがスリツプ
する事がなく、換向が容易に行なえる。
(4) 車輪付パレツトの自由輪を離地させると共
に、前輪と車輪付パレツトの固定輪を略並列さ
せて運搬する様にしたので、走行路面の途中に
坂があつても、昇降運搬機と車輪付パレツトが
常に同じ状態に保たれ、両者が不用意に遊離し
たり、接触する事がない。
(5) 前輪を昇降できるようにしておき、掛受体を
前輪支持体の後側に取外せるように設けておく
と、通常のパレツト作業も行なう事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る昇降運搬機と
車輪付パレツトを示す側面図。第2図は、運搬状
態を示す平面図。第3図は、運搬状態を示す側面
図である。 1……昇降運搬機、2……機体、3……前輪支
持体、4……後輪、5……回転駆動機構、6……
前輪、7……昇降駆動機構、8……掛受体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体と、機体の前側に後部が昇降可能に設けら
    れて車輪付パレツトの本体下方に挿入される前輪
    支持体と、機体に旋回可能に設けられた後輪と、
    後輪を回転させる回転駆動機構と、前輪支持体の
    前端に設けられて車輪付パレツトの固定輪に略並
    列する前輪と、前輪支持体の後部を昇降させると
    ともに車輪付パレツトの後側を持上げるための掛
    受体を昇降させる昇降駆動機構と、前輪支持体の
    後側に設けられて車輪付パレツトの自由輪側の本
    体下部に掛合する掛受体と、から構成した事を特
    徴とする昇降運搬機。
JP3926788U 1988-03-24 1988-03-24 Expired JPH0444459Y2 (ja)

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JP3926788U JPH0444459Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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JP3926788U JPH0444459Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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JPH01142371U JPH01142371U (ja) 1989-09-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020183149A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 株式会社オカムラ 搬送車
JP2021146936A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社リコー 運搬装置及び運搬方法
JP2022049826A (ja) * 2020-09-17 2022-03-30 川上産業株式会社 牽引装置

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