JPH05278313A - 熱転写プリンタのインクリボン走行方法 - Google Patents

熱転写プリンタのインクリボン走行方法

Info

Publication number
JPH05278313A
JPH05278313A JP8371792A JP8371792A JPH05278313A JP H05278313 A JPH05278313 A JP H05278313A JP 8371792 A JP8371792 A JP 8371792A JP 8371792 A JP8371792 A JP 8371792A JP H05278313 A JPH05278313 A JP H05278313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
ribbon
time ink
winding
marker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8371792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Yorozu
秀紀 萬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP8371792A priority Critical patent/JPH05278313A/ja
Publication of JPH05278313A publication Critical patent/JPH05278313A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチタイムインクリボンを巻戻した場合
に、マルチタイムインクリボンの印字領域の先端が自動
的に印字部へ配置することができるようにした熱転写プ
リンタのインクリボン走行方法を提供する。 【構成】 印字領域32の両端にリーダテープ33部を
設けるとともに、少なくとも印字領域32とリーダテー
プ33部との境界にマーカ35,36を設け、複数回の
印字に供することができるマルチタイムインクリボン3
を用いた熱転写プリンタ1のインクリボン走行方法にお
いて、前記マルチタイムインクリボン3の走行方向後尾
側のマーカ36を少なくとも印字部よりインクリボン送
出し側に設けた検出手段4により検出した場合には、マ
ルチタイムインクリボン3の走行を停止させ、その後マ
ルチタイムインクリボン3の走行方向先頭側に設けたマ
ーカ35を検出手段4が検出するまでマルチタイムイン
クリボン3をインクリボン送出し側へ巻戻して停止さ
せ、その後マルチタイムインクリボン3の印字領域32
の走行方向先端を印字部までインクリボン巻取り側へ巻
取ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドの発熱
により所定の文字等の画像を用紙等の記録媒体に印字す
る熱転写プリンタのインクリボン走行方法に係り、特
に、複数回の印字が可能なマルチタイムインクリボンを
用いた熱転写プリンタのインクリボン走行方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラテンの前方に用紙等の記録
媒体とインクリボンとを支持しておき、複数の発熱素子
を配列させたサーマルヘッドをキャリッジとともにプラ
テンに沿って往復動させながら、印字信号に基づいて前
記サーマルヘッドに整列配置されている発熱素子を印字
情報に基づいて選択的に発熱させることにより、用紙等
の記録媒体上に所望の文字等の印字を行う熱転写プリン
タが、高印字品質、低騒音、低コスト、メンテナンスの
容易性等の理由により、コンピュータ、ワードプロセッ
サ等の出力装置として多用されている。
【0003】そして、このような熱転写プリンタにおい
ては、サーマルヘッドとプラテンとが当接した状態でキ
ャリッジを移動させ、サーマルヘッドとプラテンとによ
り挟持されたインクリボンはキャリッジの移動ととも
に、キャリッジの移動距離と等しい長さだけ送出される
ようになっている。
【0004】したがって、インクリボンの消費量が多
く、他の方式によるプリンタ、例えば、インクジェッ
ト、ワイヤドット等のプリンタに対してランニングコス
トの増加を招くという問題があった。
【0005】そこで、ランニングコストを低下させるた
めに、種々の方法が提案されている。このランニングコ
ストを低下させるための方法の一つとして、ワンタイム
インクリボンと称される1回しか印字ができないインク
リボンに対して、複数回の印字が可能なマルチタイムイ
ンクリボンを用いた熱転写プリンタが提案されている。
【0006】このような熱転写プリンタにおいては、キ
ャリッジに、サーマルヘッドと、マルチタイムインクリ
ボンを収納し、このマルチタイムインクリボンをサーマ
ルヘッドとプラテンとの間に案内するリボンカセット
と、マルチタイムインクリボンの走行方向先頭と後部と
を検出する適宜な検出手段と、前記マルチタイムインク
リボンを走行させる巻取り機構と巻戻し機構を併設され
た送出し機構とからなるインクリボン走行装置とが配設
されている。そして、前記検出手段は検出手段の位置を
サーマルヘッドによる印字位置と同位置とすることが物
理的に困難であるため、サーマルヘッドによる印字部よ
りマルチタイムインクリボンの走行方向の上流側に配置
されている。
【0007】また、この種の従来の熱転写プリンタに用
いられるマルチタイムインクリボンは、印字領域の両端
にリーダーテープ部を設けるとともに、少なくともリー
ダーテープ部と印字領域との境界部分に適宜なマーカが
設けられている。そして、このマーカはインクリボン走
行状態において、印字領域のインクリボン走行方向先端
を示す先頭マーカと、印字領域のインクリボン走行方向
後端を示す後尾マーカとなる。
【0008】前記マルチタイムインクリボンの走行動作
を説明すると、印字動作を繰り返すとマルチタイムイン
クリボンが巻取り機構により順次巻取られる。そして、
前記マルチタイムインクリボンの後尾マーカが検出手段
の位置へ到達し、検出手段により後尾マーカが検出され
ると、前記巻取り機構が停止され、その後送出し機構に
併設されている巻戻し機構が稼働してマルチタイムイン
クリボンを巻戻す。さらに、この巻戻しによりマルチタ
イムインクリボンの先頭マーカが検出手段の位置へ到達
し、検出手段により先頭マーカが検出されると前記巻戻
し機構が停止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の熱転写プリンタの巻戻し動作によるマルチタイ
ムインクリボンの先頭マーカの停止位置は検出手段の設
置位置と同一であり、サーマルヘッドの印字部にリーダ
ーテープ部が配置されることとなる。
【0010】したがって、巻戻し動作の終了したマルチ
タイムインクリボンを再び印字に用いる前に、人手によ
りキャリッジからリボンカセットを取りだして、マルチ
タイムインクリボンの印字部を所望の位置まで巻取らな
ければならないという問題点があった。
【0011】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、前述した従来のものにおける問題点を克服し、
マルチタイムインクリボンを巻戻した場合に、マルチタ
イムインクリボンの印字領域の先端が自動的に印字部へ
配置することができるようにした熱転写プリンタのイン
クリボン走行方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の熱転写プリンタのインクリボン走行方法
は、印字領域の両端にリーダテープ部を設けるととも
に、少なくとも印字領域とリーダテープ部との境界にマ
ーカを設け、複数回の印字に供することができるマルチ
タイムインクリボンを用いた熱転写プリンタのインクリ
ボン走行方法において、前記マルチタイムインクリボン
の走行方向後尾側のマーカを少なくとも印字部よりイン
クリボン送出し側に設けた検出手段により検出した場合
には、マルチタイムインクリボンの走行を停止させ、そ
の後マルチタイムインクリボンの走行方向先頭側に設け
たマーカを検出手段が検出するまでマルチタイムインク
リボンをインクリボン送出し側へ巻戻して停止させ、そ
の後マルチタイムインクリボンの印字領域の走行方向先
端を印字部までインクリボン巻取り側へ巻取ることを特
徴としている。
【0013】
【作用】前述した構成からなる本発明の熱転写プリンタ
のインクリボン走行方法によれば、インクリボンの印字
領域の走行方向先端を、巻戻し動作終了後に、印字部ま
で巻取ることができるので、熱転写プリンタの巻戻し動
作により、サーマルヘッドの印字部にリーダーテープ部
が配置された場合において、印字を開始する前に人手に
よりキャリッジからリボンカセットを取りだして、マル
チタイムインクリボンの印字部を所望の位置まで巻取ら
なければならないという不都合を除去することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図7につい
て説明する。
【0015】図1は本発明に係る熱転写プリンタのイン
クリボン走行方法を適用する熱転写プリンタの一実施例
の全体構成の概略を示す平面図であり、図2は巻取り軸
の縦断面図であり、図3は巻取り機構を示す要部の斜視
図であり、図4は送出し軸の縦断面図であり、図5は巻
戻し機構が併設された送出し機構を示す要部の斜視図で
あり、図6は本発明に係る熱転写プリンタの走行方法を
適用するマルチタイムインクリボンを示す要部の正面図
である。
【0016】図1に示すように、本実施例の熱転写プリ
ンタ1は、図示しない適宜なキャリッジに、サーマルヘ
ッド2と、マルチタイムインクリボン3を収納し、この
マルチタイムインクリボン3をサーマルヘッド2とプラ
テン(図示せず)との間に案内するリボンカセット(図
示せず)と、マルチタイムインクリボン3の印字領域の
先頭と後尾とを判別する光スイッチ等の適宜な検出手段
4と、前記マルチタイムインクリボン3を走行させる巻
取り機構5と送出し機構6とからなるインクリボン走行
装置とが配設されている。そして、前記検出手段4は従
来と同様に、サーマルヘッド2の図中矢印Aで示すマル
チタイムインクリボン3の走行方向の上流側に配置され
ている。
【0017】前記インクリボン走行装置についてさらに
説明する。
【0018】前記巻取り機構5は、図2および図3に示
すように、巻取り軸7を有している。この巻取り軸7の
下端部には、外方に突出する駆動ギア8が一体に形成さ
れており、前記巻取り軸7には巻取りギア9が前記駆動
ギア8と独立して回転自在に遊嵌されている。また、巻
取り軸7の上端部には、リボンカセットの巻取り孔(図
示せず)に係合される巻取りボビン10が固着されてい
る。この巻取りボビン10の外周面には、所望の数の係
合爪11が突出形成されており、前記巻取りボビン10
の下面には、環状の保持溝12が形成されている。前記
巻取り軸7の外周面には、上端部が前記巻取りボビン1
0の保持溝12に保持されるとともに、下端部が前記巻
取りギア9の上面に当接される付勢ばね13が配設され
ている。そして、この付勢ばね13の付勢力により、前
記巻取りギア9を前記駆動ギア8にスリップ機構として
のフェルト14を介して圧接させている。また、リボン
巻取りモータ15の回転軸16には、駆動ギア17が固
着されており、この駆動ギア17には、大径の主伝達ギ
ア18が噛合されている。この主伝達ギア18の回転軸
19の上端部には、主伝達ギヤ18とともに回転する回
転軸19に固着された弧状の揺動アーム20が揺動自在
に取付けられており、この揺動アーム20の一端部(図
3において上方側端部)には、前記主伝達ギア18に噛
合され前記揺動アーム20の反時計方向の揺動により前
記巻取りギア9に噛合される巻取り用補助伝達ギア21
が回転自在に取付けられている。また、前記揺動アーム
20の他端部には、前記揺動アーム20の時計方向の揺
動により前記駆動ギア8に噛合される駆動用補助伝達ギ
ア22が回転自在に取付けられている。この駆動用補助
伝達ギア22は適宜なアイドルギア23を介して前記主
伝達ギア18に連結されている。
【0019】また、前記送出し機構6は、図4および図
5に示すように、送出し軸24を有している。この送出
し軸24の下端部には、外方に突出する従動駆動ギア2
5が一体に形成されているとともに、支持フランジ26
が遊嵌されている。また、前記支持フランジ26の下面
側と前記送出し軸24の従動駆動ギア25との間には、
スリップ機構としてのフェルト14が介設されており、
前記送出し軸24の上端部には、前記キャリッジの上面
に露出してリボンカセットの送り出し孔(共に図示せ
ず)に係合される送出しボビン27が固着されている。
この送出しボビン27の外周面には、適宜な数の係合爪
11が周方向等分位置に突出形成されており、前記送出
しボビン27の下面には、環状の保持溝12が形成され
ている。前記送出し軸24の外周側には、上端部が前記
送出しボビン27の保持溝12に保持されるとともに、
下端部が前記支持フランジ26の上面に当接される付勢
ばね13が配設されている。また、リボン巻戻しモータ
28の回転軸29には、駆動ギア30が固着されてお
り、この駆動ギア30と前記従動駆動ギア25との間
は、適宜なワンウェイクラッチを内在させた一方向ギア
31が噛合されて巻戻し手段を形成している。
【0020】また、本発明の熱転写プリンタ1に用いら
れるマルチタイムインクリボン3について図6により説
明する。
【0021】図6に示すように、本発明のマルチタイム
インクリボン3は、印字を行うために、インクが塗工さ
れた適宜な長さL00の印字領域32と、長さ方向巻頭側
に設けられた所望の長さL10のリーダーテープ33a
と、長さ方向巻末側に設けられた所望の長さL10のリー
ダーテープ33bとにより形成されている。さらに、前
記各リーダーテープ33a,33bの前記印字領域32
のインクが塗工された面と同一面の印字領域32との境
界部分には、前記検出手段4を作動させる作動部材3
4、例えば検出手段4が光センサの場合には反射部材が
設けられており、巻頭側を先頭マーカ35、巻末側を後
尾マーカ36とされている。
【0022】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0023】まず、通常の印字時においてマルチタイム
インクリボン3の通常の巻取りを行なう場合は、図示し
ない適宜な制御部からの指令により、リボン巻取りモー
タ15を駆動して駆動ギア17を図3において矢印B方
向に回転させる。これにより、主伝達ギア18が反時計
方向に回転され、この主伝達ギア18の回転が回転軸1
9を介して揺動アーム20に伝達される。これに伴い、
揺動アーム20が巻取り用補助伝達ギア21とー緒に反
時計方向に揺動され、巻取り用補助伝達ギア21が巻取
りギア9に噛合される。これにより、前記巻取りギア9
が回転駆動されるとともにその回転力が前記フェルト1
4の摩擦力により前記巻取り軸7に伝達される。これに
より前記巻取りボビン10が回転されて、マルチタイム
インクリボン3の巻取りが行なわれる。一方、インクリ
ボン走行装置の送出し機構6においては、マルチタイム
インクリボン3の巻取り状態で、リボン巻戻しモータ2
8が自由状態とされるとともに、一方向ギア31により
送り出しボビン27が回転自在とされ、送り出しボビン
27がマルチタイムインクリボン3の走行とともに回転
する。
【0024】そして、前記検出手段4が後尾マーカ36
を検出すると、マルチタイムインクリボン3の巻戻し動
作が行われる。このマルチタイムインクリボン3の巻戻
し動作は、リボン巻戻しモータ28を駆動して駆動ギア
30を駆動させ、一方向ギア31を介して従動駆動ギア
25を回転駆動させて前記送出し軸29に伝達される。
これにより前記送出しボビン27がマルチタイムインク
リボン3の走行方向と逆方向に回転されて、マルチタイ
ムインクリボン3の巻戻しが直接行なわれる。一方、イ
ンクリボン走行装置の巻取り機構5においては、マルチ
タイムインクリボン3の巻戻し状態で、リボン巻取りモ
ータ15が自由状態とされ、巻取りボビン10がマルチ
タイムインクリボン3の走行とともに回転する。
【0025】そして、前記検出手段4が先頭マーカ35
を検出すると、マルチタイムインクリボン3の巻戻し動
作が終了し、その後マルチタイムインクリボン3の印字
領域32の先端をサーマルヘッド2の位置(印字部)に
巻取る頭出し動作が行われる。このマルチタイムインク
リボン3の頭出し動作は、図示しない適宜な制御部によ
り、前記リボン巻取りモータ15を所定の時間のみ逆方
向に回転駆動し、駆動ギア17を図3において矢印D方
向に回転駆動させる。これに伴い、前記揺動アーム20
が時計方向に揺動され、前記巻取り用補助伝達ギア21
と巻取りギア9との噛合が解除されて、前記駆動用補助
伝達ギア22が駆動ギア8に噛合される。これにより、
前記駆動ギア8が、主伝達ギア18、アイドルギア23
および駆動用補助伝達ギア22を介して直接回転駆動さ
れ、同軸とされた巻取りボビン10をゆるみなく直接回
転させるようにしてマルチタイムインクリボン3の頭出
しを行うことができる。
【0026】つぎに、本実施例によるマルチタイムイン
クリボン3の走行動作を図7のフローチャートによりさ
らに説明する。
【0027】まず、ステップST11において、マルチタ
イムインクリボン3の巻取りにより、検出手段4を通過
する後尾マーカ36の検出を行う。
【0028】つぎに、ステップST12において、リボン
巻戻しモータ28を駆動させてマルチタイムインクリボ
ン3を巻戻して、つぎのステップST13へ進行する。
【0029】つぎに、ステップST13において、検出手
段4を先頭マーカ35が通過したかどうかを判断し、N
Oの場合には、ステップST12へ戻り、ステップST13
の判断がYESとなるまで動作を繰り返し、YESの場
合には、つぎのステップST14に進行し、リボン巻取り
モータ15を駆動させて、マルチタイムインクリボン3
の印字領域32の所定の位置(走行方向先端)をサーマ
ルヘッド2による印字位置まで走行させて頭出しを行い
終了する。
【0030】したがって、本実施例においては、熱転写
プリンタ1の走行装置の巻取り機構5と巻戻し機構を併
設した送出し機構6とにより、印字時にマルチタイムイ
ンクリボン3の印字領域32の巻末側にある後尾マーカ
36が検出手段4を通過した場合に、マルチタイムイン
クリボン3を検出手段4に対して先頭マーカ35の位置
まで巻戻し、その後マルチタイムインクリボン3の印字
領域32の先端をサーマルヘッド2による印字位置まで
自動的に走行させて頭出しを行うことができるので、マ
ルチタイムインクリボン3を巻き戻す度に、人手により
マルチタイムインクリボン3を熱転写プリンタ1のキャ
リッジから取り外さなければならないという煩雑さを除
去するとともに、人手による頭出しをしなければならな
いという不都合を確実に防止することができる。
【0031】また、マルチタイムインクリボン3の後尾
マーカ36が検出手段4を通過した場合には、リボン巻
戻しモータ28からの回転力を一方向ギア31を介して
送出し軸24へ直接伝達するようにしたので、マルチタ
イムインクリボン3の回転負荷がかかった場合でも、送
出し軸24がスリップしてしまうことがなく、送出し軸
24の回転むらの発生を防止することができ、マルチタ
イムインクリボン3の後尾マーカ36をタイムラグなく
確実に検出することができる。
【0032】また、マルチタイムインクリボン3の先頭
マーカ35が検出された場合において、リボン巻取りモ
ータ15からの回転力を主伝達ギア18、駆動用補助伝
達ギア22、駆動ギア8をそれぞれ介して巻取り軸7へ
直接伝達するようにしたので、マルチタイムインクリボ
ン3の回転負荷がかかった場合でも、巻取り軸7がスリ
ップしてしまうことがなく、巻取り軸7の回転むらの発
生を防止することができ、マルチタイムインクリボン3
の印字領域32の先端をサーマルヘッド2による印字部
へ確実に頭出しさせることができる。
【0033】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱転写プリ
ンタのインクリボン走行方法によれば、マルチタイムイ
ンクリボンの巻き戻しと頭出しとを自動的に行うことが
できるので、マルチタイムインクリボンを巻き戻す度に
人手により頭出しをしなければならず面倒であるという
煩雑さを確実に防止することができるという極めて優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写プリンタのインクリボン走
行方法を適用する熱転写プリンタの一実施例の全体構成
の概略を示す平面図
【図2】巻取り軸の縦断面図
【図3】巻取り機構を示す要部の斜視図
【図4】送出し軸の縦断面図
【図5】巻戻し機構が併設された送出し機構を示す要部
の斜視図
【図6】マルチタイムインクリボンを示す要部の正面図
【図7】マルチカラーインクリボンの走行動作を説明す
るフローチャート
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ 2 サーマルヘッド 3 マルチタイムインクリボン 4 検出手段 5 巻取り機構 6 送出し機構 10 巻取りボビン 15 リボン巻取りモータ 27 送出しボビン 28 リボン巻戻しモータ 32 印字領域 33 リーダーテープ 34 作動部材 35 先頭マーカ 36 後尾マーカ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字領域の両端にリーダテープ部を設け
    るとともに、少なくとも印字領域とリーダテープ部との
    境界にマーカを設け、複数回の印字に供することができ
    るマルチタイムインクリボンを用いた熱転写プリンタの
    インクリボン走行方法において、前記マルチタイムイン
    クリボンの走行方向後尾側のマーカを少なくとも印字部
    よりインクリボン送出し側に設けた検出手段により検出
    した場合には、マルチタイムインクリボンの走行を停止
    させ、その後マルチタイムインクリボンの走行方向先頭
    側に設けたマーカを検出手段が検出するまでマルチタイ
    ムインクリボンをインクリボン送出し側へ巻戻して停止
    させ、その後マルチタイムインクリボンの印字領域の走
    行方向先端を印字部までインクリボン巻取り側へ巻取る
    ことを特徴とする熱転写プリンタのインクリボン走行方
    法。
JP8371792A 1992-04-06 1992-04-06 熱転写プリンタのインクリボン走行方法 Withdrawn JPH05278313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8371792A JPH05278313A (ja) 1992-04-06 1992-04-06 熱転写プリンタのインクリボン走行方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8371792A JPH05278313A (ja) 1992-04-06 1992-04-06 熱転写プリンタのインクリボン走行方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05278313A true JPH05278313A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13810266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8371792A Withdrawn JPH05278313A (ja) 1992-04-06 1992-04-06 熱転写プリンタのインクリボン走行方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05278313A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651653B1 (ko) * 2004-07-23 2006-12-01 한국화학연구원 광학 활성을 갖는2-[6-(아미노알킬)-1,3-다이옥산-4-일]아세트산 유도체의제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651653B1 (ko) * 2004-07-23 2006-12-01 한국화학연구원 광학 활성을 갖는2-[6-(아미노알킬)-1,3-다이옥산-4-일]아세트산 유도체의제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5677722A (en) Thermal transfer printer for printing on both sides of a paper sheet
EP0539090B1 (en) Multi-pass thermal printer
JPH05278313A (ja) 熱転写プリンタのインクリボン走行方法
JPH0357680A (ja) 熱転写プリンタのカラーリボン頭出し方法
JPH082078B2 (ja) 手動走査型印字装置
JP3815125B2 (ja) ロール状のウエッブの弛み除去装置
JPH05286212A (ja) インクリボンおよびその走行方法並びに熱転写プリンタ
JP2761446B2 (ja) サーマルプリンタ
JPH0712014Y2 (ja) リボン駆動装置
JP2693068B2 (ja) インクリボン駆動機構及びその駆動方法
JPS60224572A (ja) 転写記録装置
JPH0229080Y2 (ja)
JPH03121859U (ja)
JP2911237B2 (ja) 熱転写式プリンタ
JPS63276588A (ja) 記録装置
JPH0811405A (ja) 転写式プリンタ
JPH04275175A (ja) 印字装置
JPH059193Y2 (ja)
JPH01210373A (ja) 印字装置
JP2865941B2 (ja) リボンカセット
JP2788894B2 (ja) 熱転写プリンタの印字機構
JP3085883B2 (ja) 券処理装置
JP3346532B2 (ja) 転写紙
JPS63283980A (ja) インクリボンカセツト
JPH04164679A (ja) 熱転写プリンタのインクリボン送り機構

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608