JPH05277355A - 無機物粒子含有樹脂複合球状物粉体 - Google Patents

無機物粒子含有樹脂複合球状物粉体

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JPH05277355A
JPH05277355A JP4078978A JP7897892A JPH05277355A JP H05277355 A JPH05277355 A JP H05277355A JP 4078978 A JP4078978 A JP 4078978A JP 7897892 A JP7897892 A JP 7897892A JP H05277355 A JPH05277355 A JP H05277355A
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Toshiki Matsui
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒子サイズが広範囲に亘って制御でき、無機
物粒子の含有量が高く、且つ、球形を呈しており、しか
も、環境安定性が優れており、導電性の制御が可能であ
る無機物粒子含有樹脂複合球状物粉体を提供する。 【構成】 表面が親油化処理されている無機物粒子と硬
化したフェノール樹脂とからなる球形を呈した複合物で
あって、該複合物の数平均粒子径が10μmを越え10
00μm以下で、且つ、前記無機物粒子の含有量が80
〜99重量%である複合球状物の表面が金属で被覆され
ている無機物粒子含有樹脂複合球状物粉体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒子サイズが広範囲に
亘って制御でき、無機物粒子の含有量が高く、且つ、球
形を呈しており、しかも、環境安定性が優れており、導
電性の制御が可能である無機物粒子含有樹脂複合球状物
粉体に関するものである。
【0002】本発明に係る無機物粒子含有樹脂複合球状
物粉体の主な用途は、磁性キャリア及び磁性トナー等の
静電潜像現像剤用材料、電磁波吸収材及び電磁波シール
ド用材料、ブレーキシュー及び研磨用材料、潤滑用材
料、磁気分離用材料、磁石用材料、イオン交換樹脂用材
料、固定化酵素担体、ディスプレー用表示材料、制振用
材料、塗料用材料、ゴム・プラスチック用着色材料、充
填材料、補強材料並びにペンキ、絵具及び接着剤用着色
材料、艶消材料等である。
【0003】
【従来の技術】近年、高度な性能や新規な機能を有する
材料として異種材料間における複合化がさかんに行われ
ており、その一つとして無機物粒子と有機高分子とから
なる複合物(以下、複合物という。)の研究、開発が種
々行われており、実用化されている。
【0004】これら複合物は、無機物粒子として磁性粒
子が用いられる場合は、主として磁性キャリア及び磁性
トナー等の静電潜像現像剤用材料粉末として、無機物粒
子として着色顔料粒子が用いられる場合には、主として
ゴム・プラスチック用、ペンキ、絵具及び接着剤用着色
剤や艶消剤として使用されている。
【0005】上記いずれの分野においても複合物に要求
される特性は、用途に応じて、所望の大きさの複合物
の選択が可能となる様に粒子サイズが広範囲、殊に、1
0μmを越え1000μm以下の範囲に亘って制御でき
ること、無機物粒子の諸特性及び諸機能を十分に発揮
できる様に上記無機物粒子の含有量が可及的に高いこ
と、流れ特性や充填性等の粉体特性の向上の為には、
複合物の形状が球形を呈していること、耐湿性等の環
境安定性に優れていること及び用途に応じて、導電性
が制御できることである。
【0006】複合物中に含まれる無機物粒子の含有量に
ついて言えば、特開昭60−188419号公報の「エ
マルジョン重合法およびサスペンジョン重合法の場合の
もう一つの欠点は、粒子に無機質あるいは有機質粒子を
一般に多く配合できないことである。特に比重の重い無
機粒子を多量に配合することは困難で、このような粒子
の実現が望まれていた。」なる記載の通り、可及的に高
いことが要求される。
【0007】複合物の平均粒子径について言えば、従来
キャリア用材料粉末としては、特開平1−282563
号公報の「‥‥キャリア粒子の粒径は、前記の現像剤寿
命と感光体キャリア付着及び画質とのバランス上から、
平均粒径20〜400μm‥‥とするのが適当であり‥
‥」なる記載の通り、20〜400μm程度の複合物
が、磁性トナー用材料粉末としては、特開平1−172
972号公報の「‥‥トナーの平均粒径が25μmを超
えると補給性が悪く画像がぼそついたものとなる。‥
‥」なる記載の通り、25μm以下の複合物が要求され
ている。
【0008】複合物の環境安定性について言えば、特開
平3−203745号公報の「摩擦帯電量が湿度により
著しく変動する電荷制御剤を含有したトナーを用いる
と、温湿度の変化により画質が変化してしまい、常に良
質な品質の画像を提供することが極めて困難になる。」
なる記載の通り、温度や湿度等の変動により摩擦帯電量
が変化しないことが要求される。ビヒクル中での相溶性
について言えば、複合物の表面がビヒクル等の相溶性に
優れた樹脂によって十分且つ均一で強固に被覆されてい
ることが要求されている。
【0009】次に、複合体粒状物は各種分野において導
電性を有していることが強く要求されている。近年、安
全面、衛生面や精度面からクリーンルームの使用が多く
なり、クリーンルームのほこりやごみを極力少なくする
為、クリーンルームに帯電防止された素材が使用され始
めている。また、ICやLSIの放電破壊を防ぐ為にも
帯電防止が必要となっている。一般に、帯電防止された
素材は、導電性を有する複合物を塗料、ゴム、プラスチ
ック等に分散させて導電性を付与することにより製造さ
れている。
【0010】静電潜像現像剤の分野においては、磁性ト
ナーとして一般に、強磁性体微粒子及び樹脂に加えてカ
ーボン等の導電性材料を添加した導電性磁性トナーが知
られている。また、近時、導電性磁性トナーを用いて現
像した画像は、他の記録体上へ静電的に転写することが
困難であるという欠点があり、この欠点を改良する方法
として導電性トナーに代えて体積電気抵抗が1012Ωc
m以上の高電気抵抗の磁性トナーを用いて現像する方法
がある。そして、この高電気抵抗の磁性トナーを用いる
場合の欠点である現像性を改良する為に、高電気抵抗の
磁性トナーとともに該トナーの平均粒径より小さい導電
性の複合体粒状物を使用することが提案されている。
【0011】ところで、従来、有機高分子としては、大
別して、ビニル系、スチレン系、アクリル酸系樹脂など
の熱可塑性樹脂とフェノール系樹脂、メラミン系樹脂、
エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂とが知られているが、
複合物を製造する為の樹脂としては一般に粒状化が容易
な熱可塑性樹脂が用いられており、熱硬化性樹脂は粒状
化、殊に、球状化が困難である為実用上問題があった。
【0012】一方、熱硬化性樹脂は、熱可塑性樹脂に比
べ、耐久性、耐衝撃性、耐熱性に優れているので、これ
らの利点を生かした無機物粒子と熱硬化性樹脂とからな
る複合物が強く要求されている。
【0013】従来、無機物粒子と熱硬化性樹脂とからな
る複合物を得る方法としては、無機物粒子とフェノール
樹脂及び硬化剤等を混練後冷却、粉砕する方法、無機物
粒子の存在下にフェノールとホルムアルデヒドとを保護
コロイドの助けにより重合させる方法(特開昭54−8
8995号公報)及び無機物粒子の存在下にフェノール
とホルムアルデヒドとを重合させるにあたり、水不溶性
の無機塩類や水溶性高分子等の懸濁安定剤を存在させて
おく方法(特開昭62−27455号公報、特開平2−
220068号公報)等が知られている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】無機物粒子と熱硬化性
樹脂であるフェノール樹脂とからなり、用途に応じて粒
子サイズが広範囲に制御でき、無機物粒子の含有量が可
及的に高く、且つ、粒子形状が球形を呈しており、しか
も、耐湿性等の環境安定性が優れており、導電性の制御
が可能である複合物は、現在最も要求されているところ
であるが、前出公知方法による場合には、未だこのよう
な複合物は得られていない。
【0015】即ち、無機物粒子とフェノール樹脂及び硬
化剤等を混練後冷却、粉砕する方法による場合には、無
機物粒子の含有量はある程度高いものも可能であるが、
複合物の形状は不定形である。
【0016】また、前出特開昭54−88995号公報
に記載の方法による場合には、無機物粒子の含有量は高
々75重量%程度であって含有量に限界があり、複合物
の形状も不定形に比べ曲面が増加するが球形とは言い難
かった。
【0017】更に、前出特開昭62−27455号公報
及び特開平2−220068号公報に記載の方法による
場合には、用途に応じて粒子サイズが広範囲に制御で
き、無機物粒子の含有量が高く、且つ、球形を呈した複
合物が得られるが、該複合球状物を生成する為に添加し
た水不溶性の無機塩類や水溶性高分子等の懸濁安定剤が
複合球状物の表面に必然的に多量残存し、その結果、複
合球状物の環境安定性が劣り、また、複合球状物の表面
を金属によって均一且つ強固に被覆することが困難であ
ることに起因して導電性の制御が困難であった。そし
て、これら水不溶性の無機塩類や水溶性高分子等の懸濁
安定剤は、水洗や酸で洗浄するなどの方法によっても完
全に除去することは困難であった。
【0018】そこで、本発明は、用途に応じて粒子サイ
ズが広範囲に制御でき、無機物粒子の含有量が高く、且
つ、球形を呈しており、しかも、水不溶性の無機物塩類
や水溶性高分子等の懸濁安定剤を全く含まないことによ
って環境安定性が優れており、導電性の制御が可能であ
る無機物粒子含有樹脂複合球状物粉体を得ることを技術
的課題とする。
【0019】
【課題を解決する為の手段】前記技術的課題は、次の通
りの本発明によって達成できる。即ち、本発明は、表面
が親油化処理されている無機物粒子と硬化したフェノー
ル樹脂とからなる球形を呈した複合物であって、該複合
物の数平均粒子径が10μmを越え1000μm以下
で、且つ、前記無機物粒子の含有量が80〜99重量%
である複合球状物の表面が金属で被覆されている無機物
粒子含有樹脂複合球状物粉体である。
【0020】次に、本発明実施にあたっての諸条件につ
いて述べる。本発明における無機物粒子としては、水に
不溶性の酸化鉄、フェライト、酸化チタン、酸化亜鉛等
の金属酸化物、水酸化物、水酸化アルミニウム等の金属
水酸化物並びにその他硫化物、炭化物等から選ばれた一
種又は二種以上を使用できる。
【0021】本発明における無機物粒子は、あらかじめ
親油化処理をしておくことが肝要であり、親油化処理が
されていない無機物粒子を用いる場合には、球形を呈し
た複合物を得ることが困難となる。
【0022】親油化処理は、シラン系カップリング剤や
チタネートカップリング剤等のカップリング剤で処理す
る方法又は界面活性剤を含む水性媒体中に無機物粒子を
分散させ、粒子表面に界面活性剤を吸着させる方法等が
ある。
【0023】シラン系カップリング剤としては、疎水性
基、アミノ基、エポキシ基を有するものがあり、疎水性
基を有するシランカップリング剤としては、ビニルトリ
クロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル・ト
リス(β−メトキシ)シラン等があり、チタネート系カ
ップリング剤としては、イソプロピルトリイソステアロ
イルチタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンス
ルホニルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチル
ピロホスフェート)チタネート、等がある。
【0024】アミノ基を有するシラン系カップリング剤
としては、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N
−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−β(アミノエチル)−γアミノプロピル
メタルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、等がある。
【0025】エポキシ基を有するシラン系カップリング
剤としては、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、β−(3,4−エトキシシクロヘキシル)トリメト
キシシラン等がある。
【0026】界面活性剤としては、市販の界面活性剤を
使用することができ、無機物粒子や該粒子表面に有する
水酸基と結合が可能な官能基を有するものが望ましく、
イオン性で言えばカチオン性、あるいはアニオン性のも
のが好ましい。
【0027】上記何れの処理方法によっても本発明の目
的を達成することができるが、フェノール樹脂との接着
性を考慮するとアミノ基、あるいはエポキシ基を有する
シラン系カップリング剤による処理が好ましい。
【0028】本発明に係る複合球状物は、数平均粒子径
が10μmを越え、1000μm以下の球形を呈した複
合物であり、無機物粒子の含有量は80〜99重量%で
ある。
【0029】複合球状物の粒子サイズは、数平均粒子径
が10μmを越え1000μmの範囲で自由に制御する
ことができる。
【0030】無機物粒子の含有量が80重量%未満の場
合には、無機物粒子の諸特性及び諸機能を十分に発揮で
きる複合球状物を得ることができない。99重量%を越
える場合には、フェノール樹脂による無機物粒子の結着
が弱くなる。
【0031】本発明における複合球状物の表面に被覆す
る金属は、周知のNi、Co、Cu及びAg等であり、
金属の種類や量を変化させることによって導電性を制御
することができる。
【0032】金属の被覆量は、複合球状物に対し0.0
5重量%以上であり、0.05重量%未満の場合には、
不十分且つ不均一な被膜となりやすく、本発明の目的と
する導電性を自由に制御することが困難となる。また、
被覆量が多すぎると複合球状物中の無機物粒子含有量が
低下し、無機物粒子の有する諸特性及び諸機能を十分発
揮できなくなる。好ましくは0.1〜10重量%であ
る。
【0033】本発明に係る無機物粒子含有樹脂複合球状
物粉体は、無機物粒子及び塩基性触媒の存在下で、フェ
ノール類又はフェノール樹脂とアルデヒド類とを水性媒
体中で攪拌しながら反応・硬化させて、無機物粒子と硬
化したフェノール樹脂とからなる複合物を生成させるに
あたり、前記無機物粒子として表面が親油化処理されて
いる無機物粒子を用いるとともに、前記攪拌を1m/秒
以上の攪拌翼周速度で行うことにより、表面が親油化処
理されている無機物粒子と硬化したフェノール樹脂とか
らなる球形を呈した複合物であって、該複合物の数平均
粒子径が10μmを越え1000μm以下で、且つ、前
記無機物粒子の含有量が80〜99重量%である複合球
状物を得、該複合球状物を化学めっき等により金属で被
覆することにより得られる。
【0034】上記反応において、80℃以上で反応と同
時に硬化反応を進行させることにより、表面が親油化処
理されている無機物粒子と硬化したフェノール樹脂とか
らなる複合球状物を生成させた後、40℃以下に冷却す
ると、複合球状物を含む水分散液が得られる。
【0035】次に、この水分散液を濾過、遠心分離等の
常法に従って固液を分離した後、洗浄、乾燥することに
より、表面が親油化処理されている無機物粒子と硬化し
たフェノール樹脂とからなる複合球状物が得られる。
【0036】上記反応において、無機物粒子の量は、フ
ェノール類に対して重量で0.5〜200倍が好まし
い。さらに生成する複合球状物粉体の強度を考慮すると
4〜100倍であることが好ましい。
【0037】フェノール類としては、フェノールの他、
m−クレゾール、p−tert−ブチルフェノール、o
−プロピルフェノール、レゾルシノール、ビスフェノー
ルA等のアルキルフェノール類並びにベンゼン核又はア
ルキル基の一部又は全部が塩素原子又は臭素原子で置換
されたハロゲン化フェノール類等のフェノール性水酸基
を有する化合物があり、複合球状物の形状を考慮すれば
フェノールが好ましい。
【0038】フェノール樹脂としては、一般的にノボラ
ック型、レゾール型、さらに天然樹脂変成型のいずれで
も構わないが、アルコールやアセトン等の水可溶性の溶
剤に溶解するものが望ましい。
【0039】アルデヒド類としては、ホルマリン又はパ
ラホルムアルデヒドのいずれかの形態のホルムアルデヒ
ド及びフルフラール等があるが、ホルムアルデヒドが好
ましい。
【0040】アルデヒド類のフェノール類に対するモル
比は、1〜4が好ましく、更に好ましくは1.2〜3で
ある。モル比が1未満の場合は、複合球状物が生成し難
く、生成したとしても樹脂の強度が弱かったりする傾向
がある。一方、モル比が4を越える場合には、反応後に
水性媒体中に残留する未反応のアルデヒド類が増加する
傾向がある。
【0041】塩基性触媒としては、通常のレゾール樹脂
製造に使用される塩基性触媒を使用することができ、ア
ンモニア水、ヘキサメチレンテトラミン、ジエチルトリ
アミン、ポリエチレンイミン等のアルキルアミンがあ
る。これら塩基性触媒のフェノール類に対する量は、モ
ル比で0.02〜0.7が好ましい。
【0042】反応は、水性媒体中で行われるが、この場
合の水仕込量は、全固形分濃度が30〜95重量%、特
に、60〜90重量%になるようにすることが望まし
い。
【0043】複合球状物の球形化及び重質化は、上記反
応における攪拌時の回転速度に伴う剪断・圧密作用によ
り影響される為、攪拌速度は重要な因子であり、1m/
秒以上の速い攪拌翼周速度で行うことが肝要である。1
m/秒以上の場合には、速度が早くなる程得られる複合
球状物の平均粒子径は徐々に小さくなる傾向にあり、3
m/秒程度の速い攪拌速度になると、複合球状物の平均
粒子径が10μm以下となったり、または、複合球状物
の破壊が生起する現象が現れることがある。更に、複合
球状物表面に被覆する樹脂の接着性に影響をおよぼす複
合球状物表面の多孔性が失なわれることになる。攪拌速
度が1m/秒未満のゆるやかな攪拌条件になると、造粒
化そのものが進まなくなったり、粒子サイズを制御する
ことが困難となったり、また、複合球状物の強度が弱く
なったりする。
【0044】反応においては、無機物粒子の種類及び
量、反応に使用する水の量によって適当な剪断・圧密が
かかるように攪拌翼周速度を変化、調整することによっ
て得られる複合球状物の平均粒子径を所望の範囲に制御
できる。尚、ここで攪拌翼周速度とは、攪拌羽の先端の
周速度のことを言う。
【0045】金属による被覆に際して用いる複合球状物
は、あらかじめ真空乾燥したもの、常圧で乾燥したも
の、さらに、濾過した直後の湿った状態のもののいずれ
をも使用することができる。
【0046】複合体粒状物は、周知の化学めっきをする
ことにより金属で被覆することができる。即ち、化学め
っきする方法としては、被めっき物を強酸性塩化第一錫
溶液に浸漬し、次いで、強酸性塩化パラジウム溶液に浸
漬して活性化処理をした後、化学めっきする方法(特開
昭56−25770号公報、特公昭59−5663号公
報)、被めっき物を強酸性パラジウム−錫コロイド溶液
に接触させ、化学めっきのための触媒作用を行うパラジ
ウムを付与し、次いで、化学めっきする方法(米国特許
3011920号公報)、被めっき物を含む水懸濁液と
陽イオン性、陰イオン性及び非イオン性界面活性剤から
選ばれた一種又は二種以上を含むパラジウムヒドロゾル
とを混合攪拌して前記被めっき物の表面にパラジウムコ
ロイドを吸着させ、次いで、水洗、濾過した後、該パラ
ジウムコロイドが吸着されている被めっき物を化学めっ
きする方法(特公平2−58353号公報)及び被めっ
き物表面を予めアルカリ土類金属塩化物又は第4周期遷
移金属塩の水溶液で前処理した後、該前処理した被めっ
き物を含む水懸濁液と陰イオン性及び/又は非イオン性
界面活性剤を含むパラジウムヒドロゾルとを混合攪拌し
て前記被めっき物の表面にパラジウムコロイドを吸着さ
せ、次いで、水洗、濾過した後、該パラジウムコロイド
が吸着されている被めっき物を化学めっきする方法(特
公平2−58354号公報)等のいずれの方法による場
合でもよい。
【0047】化学めっきの為の金属イオン溶液として
は、通常使用されるニッケル、コバルト、銅、銀等の一
種又は二種以上を使用することができる。
【0048】
【作用】先ず、本発明において最も重要な点は、表面が
親油化処理されている無機物粒子と硬化したフェノール
樹脂とからなる球形を呈した複合物であって、該複合物
の数平均粒子径が10μmを越え1000μm以下で、
且つ、前記無機物粒子の含有量が80〜99重量%であ
る複合球状物の表面が金属で被覆されている無機物粒子
含有樹脂複合球状物粉体は、粒子サイズが広範囲に亘っ
て制御でき、複合物中の無機物粒子の含有量が高く、且
つ、球形を呈しており、水不溶性の無機塩類や水溶性高
分子等の懸濁安定剤が表面に存在しないことに起因して
耐湿性等の環境安定性が優れており、導電性の制御が可
能であるという事実である。
【0049】本発明における複合球状物の粒子サイズ
は、複合球状物の生成にあたって仕込まれる原料中の固
形物濃度、無機物粒子に対するフェノール樹脂成分の割
合、無機物粒子表面の親油化の程度等により数平均粒子
径が10μmを越え1000μm以下の範囲で制御する
ことができ、これらの値が大きくなる程生成する複合球
状物の粒子サイズは大きくなる傾向にある。また、前述
した通り、攪拌速度が1m/秒以上の早い攪拌翼周速度
では攪拌速度が速くなる程生成する複合球状物の粒子サ
イズが小さくなる傾向にある。
【0050】本発明において、無機物粒子の含有量が高
い複合球状物が得られる理由について、本発明者は、後
出する比較例に示す通り、無機物粒子の粒子表面が親油
化処理されていない場合には、無機物粒子の含有量が制
限されることから、無機物粒子の粒子表面が親油化処理
されていることによるものと考えている。
【0051】本発明において、水不溶性の無機塩類や水
溶性高分子等の懸濁安定剤を使用しない場合にも球形を
呈した複合物が得られる理由について、本発明者は、後
述する実施例及び比較例に示す通り、親油化処理されて
いない無機物粒子を使用した場合には、球形を呈した複
合物が得られないことから、親油化処理された無機物粒
子を用いたことによるものと考えている。
【0052】本発明においては、複合球状物表面に水不
溶性の無機塩類や水溶性高分子等の懸濁安定剤が存在し
ないことに起因して、耐湿性等の環境安定性に優れると
ともに、金属の十分且つ均一な被覆が可能となることに
よって、少ない金属被覆量で効果的に導電性を制御する
ことができ、また、金属の種類によって導電性を自由に
制御することができる。
【0053】本発明においては、複合球状物に含有され
る無機物粒子の含有量が高い為に複合球状物の表面には
多数の凹凸が形成されており、その為、該複合球状物の
表面に被覆される金属は強固に被覆され、衝撃や摩擦等
の機械的応力によりはがれにくいものである。
【0054】
【実施例】次に、実施例並びに比較例により、本発明を
説明する。尚、以下の実施例並びに比較例における数平
均粒子径は、レーザー回折式粒度分布計(堀場製作所
(株)製)により計測した値で示し、また、複合物の粒
子形態は、走査型電子顕微鏡S−800((株)日立製
作所製)で観察したものである。飽和磁化は、振動試料
型磁力計VSM−3S−15(東英工業(株)製)を用
いて、外部磁場10KOeのもとで測定した値で示し
た。複合物における無機物粒子の含有量は、複合物の真
比重をマルチボリウム密度計(マイクロメリティクス社
製)を用いて測定し、この比重の大きさから計算によっ
て算出した値で示した。
【0055】導電率は、TRG142電流発生器(タケ
ダ理研(株)製)及びME−540電圧計(SOAR
(株)製)を用いて四端子法により測定したものであ
る。
【0056】耐湿性は、温度33℃、関係湿度90%の
環境下(以下、環境Aという。)と温度15℃、関係湿
度15%の環境下(以下、環境Bという。)のそれぞれ
で測定したトナー帯電量で示した。即ち、両環境下にお
けるトナー帯電量の変動巾が小さい程環境安定性に優れ
ていることを意味する。
【0057】上記トナーの帯電量は、この複合球状物9
5重量部と市販のトナーCLC−200ブラック(商品
名)(キャノン(株)製)5重量部との混合物200m
gをブローオフ帯電量測定機MODEL TB−200
(東芝ケミカル(株)製)を用いて測定した値A(μ
c)から式〔A×1/0.2×0.05(μc/g)〕
に従って求めたg当りの換算値として計算した値で示し
た。
【0058】<複合物の製造> 実施例1〜10 比較例1〜3; 実施例1 ヘンシェルミキサー内に平均粒子径0.24μmの球状
マグネタイト粒子400gを仕込み良く攪拌した後、チ
タネート系カップリング剤(プレンアクトTTS:味の
素(株)製)2.0gを添加し、約100℃まで昇温し
30分間良く混合攪拌することにより上記プレンアクト
TTSで被覆されている球状マグネタイト粒子を得た。
別に1 lの四ツ口フラスコに、フェノール40g、3
7%ホルマリン60g、親油化処理されたマグネタイト
400g、28%アンモニア水10g、水60gを2m
/秒の翼周速度で攪拌しながら40分間で85℃に上昇
させ、同温度で180分間反応・硬化させ、TTSで被
覆されているマグネタイト粒子と硬化したフェノール樹
脂とからなる複合物の生成を行った。次に、フラスコ内
の内容物を30℃に冷却し、0.5 lの水を添加した
後、上澄み液を除去し、さらに下層の沈澱物を水洗し、
風乾した。次いで、これを減圧下(5mmHg以下)に
50〜60℃で乾燥して複合球状物(以下、複合球状物
Aという)を得た。
【0059】得られた複合球状物Aは、数平均粒子径が
70μmであり、図1の走査型電子顕微鏡写真(×10
00)に示す通り、真球に近い球形を呈しており、図2
の走査型電子顕微鏡写真(×10000)に示す通り、
複合球状物の表面は凹凸を呈していた。また、マグネタ
イト粒子の含有量は、86.3重量%であって、飽和磁
化は74emu/gであった。
【0060】実施例2〜10、比較例1〜2 無機物粒子の種類及び量、親油化処理剤の種類及び量、
フェノール類の種類及び量、37%ホルマリンの量、塩
基性触媒の種類及び量、水の量並びに攪拌翼速度を種々
変化させた以外は、実施例1と同様にして複合物B乃至
Lを得た。 この時の主要製造条件を表1に、複合物の
諸特性を表2に示す。
【0061】実施例2〜10で得られた複合物は、走査
型電子顕微鏡観察の結果、いずれも真球に近い球形を呈
していた。実施例3及び実施例4で得られた複合球状物
を、図3の走査型電子顕微鏡写真(×300)、図4の
走査型電子顕微鏡写真(×3000)にそれぞれ示す。
比較例1で得られた複合物は、図5の走査型電子顕微鏡
写真(×300)に示す通り、不定形を呈していた。ま
た、比較例2で得られた複合物は、走査型電子顕微鏡観
察の結果、平均粒子径が10μm以下の小粒径であっ
た。
【0062】尚、親油化処理剤として、実施例2、3、
5、8の各実施例で用いた「KBM−602(商品名:
信越化学(株)製)」はアミノ基を有するシランカップ
リング剤であり、実施例4、6、7、9、10の各実施
例で用いた「KBM−403(商品名:信越化学(株)
製)」はエポキシ基を有するシランカップリング剤であ
る。また、実施例9は、フェノール樹脂として、市販の
ノボラック樹脂である「バーカムTD−213(商品
名:大日本インキ化学(株)製)」を用い、反応開始時
に水に溶解させる為に水に加えてメタノール20gを用
いた。実施例10は、フェノール樹脂として、市販の水
溶性レゾール樹脂である「プライオーフェン5023
(商品名:大日本インキ化学(株)製)」を用いた。
【0063】比較例3 1 lの三ツ口フラスコに、フェノール50g、37%
ホルマリン6.5g、平均粒子径0.24μmの球状マ
グネタイト400g、28%アンモニア水7.8g、フ
ッ化カルシウム1g、水100gを攪拌しながら投入
し、2m/秒の翼周速度で攪拌しながら40分間で85
℃に上昇させ、同温度で180分間反応、硬化させ、マ
グネタイトと硬化したフェノール樹脂からなる複合物を
生成させた。次に、フラスコ内の内容物を30℃に冷却
し、0.5 lの水を添加した後、上澄み液を除去し、
さらに下層の複合物を水洗し、風乾した。次いで、これ
を減圧下(5mmHg以下)に50〜60℃で乾燥して
複合球状物(以下、複合球状物Mという)を得た。得ら
れた複合球状物Mの諸特性を表2に示す。
【0064】<金属による被覆> 実施例11〜17 比較例4; パラジウムヒドロゾルの調整 試料A〜C; 試料:A 塩化パラジウム(II)50μmolを塩化ナトリウム
250μmolを含む水溶液2.5mlに溶解し、次い
で純水で94mlに希釈した。この溶液を激しく攪拌し
ながら、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド
10mgを含む水溶液1mlを加え、次いで、水素化ホ
ウ素ナトリウム200μmolを含む水溶液5mlを滴
下すると、溶液の色が急変し、pH9.0の黒褐色透明
なパラジウムヒドロゾルを得た。
【0065】試料:B 界面活性剤としてポリエチレングリコール−p−ノニル
フェニルエーテル(ポリエチレングリコールの重合度1
0)を使用した以外は、試料Aと同様にしてpH8.5
のパラジウムヒドロゾルを得た。
【0066】試料:C 界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ムを使用した以外は、試料Aと同様にしてpH8.7の
パラジウムヒドロゾルを得た。
【0067】金属めっき液の調整 試料I〜III; 試料:I(ニッケルめっき液の調製) 無水塩化ニッケル(II)0.1molを4mol/l
のアンモニア水溶液に溶解し、該溶液に0.2mol/
lの次亜リン酸ナトリウム500mlを加えて全容1
lとした後、濃塩酸により溶液のpHを8.9に調整し
た。
【0068】試料:II(コバルトめっき液の調製) 0.05molの硫酸コバルト(II)・7水塩、0.
2molの次亜りん酸ナトリウム、0.2molのクエ
ン酸ナトリウム・2水塩および0.5molの硫酸アン
モニウムを純水に溶解して全容1 lとし、該溶液に
7.4mol/lのアンモニア水溶液を加えてpHを1
0に調整した。
【0069】試料:III(銅めっき液の調製) 0.8mol/lのロッセル塩と、0.8mol/lの
水酸化ナトリウムおよび0.5mol/lの硫酸銅(I
I)5水塩を純水に溶解して100mlとし、さらに3
5%ホルムアルデヒド溶液100mlを混合した。
【0070】実施例11 平均粒子径70μmの複合体粒状物A(導電率6.3×
10-8S/cm)10gを試料Aのパラジウムヒドロゾ
ル300mlに室温下60分間浸漬した後、水洗、濾別
した。上記パラジウムコロイドが吸着された複合体粒状
物Aを試料Iのニッケル化学めっき液に室温下浸漬した
後、水洗、乾燥した。得られた複合体粒状物の導電率は
1.3S/cmであり、電子顕微鏡観察の結果、粒子表
面に均一且つ強固にめっきがされていることが確認され
た。
【0071】実施例12〜16、比較例4 被めっき物である複合体粒状物、パラジウムヒドロゾル
の種類及び化学めっき液の種類を種々変えた以外は実施
例11と同様にして金属めっきされた複合球状物を得
た。この時の主要製造条件及び金属めっきされた複合球
状物の諸特性を表3に示す。また、実施例11〜16の
各実施例で得られた金属めっきされた複合球状物は、い
ずれも電子顕微鏡観察の結果、粒子表面が均一且つ強固
にめっきされていることが確認された。比較例4で得ら
れた金属めっきされた複合球状物は、フッ化カルシウム
の存在に起因して導電性の制御が十分でないことから、
金属による被覆が十分且つ均一でないことが認められ
る。
【0072】実施例17 複合体粒状物A10gを塩化第一錫1.7g、濃塩酸
3.0ml及び水150mlからなる溶液に分散混合
し、60分間放置した後、濾別した。得られた粒子粉末
を塩化パラジウム0.13g、濃塩酸3.0ml及び水
150mlからなる溶液に分散混合し、60分間放置し
た後、濾別して活性化処理を行った。活性化処理がされ
た複合体粒状物を試料Iのニッケルめっき液を用いて実
施例11と同一の手順でニッケルめっきを行った。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】
【発明の効果】本発明に係る無機物粒子含有樹脂複合球
状物は、表面が親油化処理されている無機物粒子とフェ
ノール樹脂とからなる球形を呈した複合物であって、該
複合物の数平均粒子径が10μmを越え1000μm以
下で、且つ、前記無機物粒子の含有量が80〜99重量
%である複合球状物の表面が金属で被覆されたものであ
るから、粒子サイズが広範囲に亘って制御でき、無機物
粒子の含有量が高く、且つ、球形を呈しており、しか
も、水不溶性の無機塩類や水溶性高分子等の懸濁安定剤
が表面に存在していないことに起因して耐湿性等の環境
安定性が優れており、また、金属被覆が十分且つ均一で
あることにより導電性の制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた複合球状物の粒子構造を示
す走査型電子顕微鏡写真(×1000)である。
【図2】実施例1で得られた複合球状物の表面の粒子構
造を示す走型査電子顕微鏡写真(×10000)であ
る。
【図3】実施例3で得られた複合球状物の粒子構造を示
す走査型電子顕微鏡写真(×300)である。
【図4】実施例4で得られた複合球状物の粒子構造を示
す走査型電子顕微鏡写真(×3000)である。
【図5】比較例1で得られた複合球状物の粒子構造を示
す走査型電子顕微鏡写真(×300)である。
【図6】実施例11で得られた金属で被覆された複合球
状物の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真(×100
0)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 7/12 PSK 7211−4J C09J 11/04 JAR 7415−4J C09K 3/14 B X C12M 1/40 Z G03G 9/083 9/107 9/113 G03G 9/08 302 9/10 331 351 (72)発明者 今井 知之 広島県大竹市明治新開1番4戸田工業株式 会社大竹工場内 (72)発明者 松井 敏樹 広島県大竹市明治新開1番4戸田工業株式 会社大竹工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が親油化処理されている無機物粒子
    と硬化したフェノール樹脂とからなる球形を呈した複合
    物であって、該複合物の数平均粒子径が10μmを越え
    1000μm以下で、且つ、前記無機物粒子の含有量が
    80〜99重量%である複合球状物の表面が金属で被覆
    されていることを特徴とする無機物粒子含有樹脂複合球
    状物粉体。
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