JPH05277271A - 送り歯下降装置 - Google Patents
送り歯下降装置Info
- Publication number
- JPH05277271A JPH05277271A JP10929492A JP10929492A JPH05277271A JP H05277271 A JPH05277271 A JP H05277271A JP 10929492 A JP10929492 A JP 10929492A JP 10929492 A JP10929492 A JP 10929492A JP H05277271 A JPH05277271 A JP H05277271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed
- feed dog
- dog
- link
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】自動押え上げ装置を切って押え金を針板上面に
下降させるときに、布及び縫い目の糸を傷つけないよう
にする。 【構成】送り歯１を備えた送り台２の一端と上下送り腕
４の揺動端との間に連結される上下送りリンクを上部リ
ンク５1 及び下部リンク５2 によって構成し、それらの
ヒンジ連結部6aを水平方向に移動させることによって送
り歯１を昇降可能とし、送り歯１が押え金17上昇時に下
降し、縫製再開１針目の送り歯戻し運動時に復帰する。
下降させるときに、布及び縫い目の糸を傷つけないよう
にする。 【構成】送り歯１を備えた送り台２の一端と上下送り腕
４の揺動端との間に連結される上下送りリンクを上部リ
ンク５1 及び下部リンク５2 によって構成し、それらの
ヒンジ連結部6aを水平方向に移動させることによって送
り歯１を昇降可能とし、送り歯１が押え金17上昇時に下
降し、縫製再開１針目の送り歯戻し運動時に復帰する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動押え上げ装置を
有するミシンにおける押え金下降時に送り歯が針板下へ
下降している装置に関するものである。
有するミシンにおける押え金下降時に送り歯が針板下へ
下降している装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の自動押え上げ装置は、図３に示す
ように、電磁マグネット、エアーシリンダー等のアクチ
ュエーター９によって駆動されるリンク１３、１４を介
して昇降腕１５を揺動させることによって、押え棒１６
を上昇、下降させるようにしている。なお、針板下方に
は、送り歯１が固定された送り台２、水平送りリンク
３、上下送り腕４、上下送りリンク５よりなる送り歯駆
動装置が存在している。
ように、電磁マグネット、エアーシリンダー等のアクチ
ュエーター９によって駆動されるリンク１３、１４を介
して昇降腕１５を揺動させることによって、押え棒１６
を上昇、下降させるようにしている。なお、針板下方に
は、送り歯１が固定された送り台２、水平送りリンク
３、上下送り腕４、上下送りリンク５よりなる送り歯駆
動装置が存在している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の自動押え上げ装
置は、押え金１７が下降する最中の動作をコントロール
することができず、上記アクチュエーター９を作動させ
るための自動押え上げスイッチ１８が切られたときに、
押え金１７が押えばね圧により、押え上げ部品の重量の
慣性力を伴って布上に大きな力で圧接する。この押え金
１７の大きな圧接力を受けた布は、送り歯１先端のエッ
ジ部によって傷つけられたり、縫い込まれた糸が切られ
て不良品となることがある。
置は、押え金１７が下降する最中の動作をコントロール
することができず、上記アクチュエーター９を作動させ
るための自動押え上げスイッチ１８が切られたときに、
押え金１７が押えばね圧により、押え上げ部品の重量の
慣性力を伴って布上に大きな力で圧接する。この押え金
１７の大きな圧接力を受けた布は、送り歯１先端のエッ
ジ部によって傷つけられたり、縫い込まれた糸が切られ
て不良品となることがある。
【０００４】この発明は、自動押え上げ装置を切って押
え金を針板上面に下降させるときに、布及び縫い目の糸
を傷つけないようにすることを目的としている。
え金を針板上面に下降させるときに、布及び縫い目の糸
を傷つけないようにすることを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の送り歯下降装置は、送り歯を備えた送り
台の一端と上下送り腕の揺動端との間に連結される上下
送りリンクを上部リンク及び下部リンクによって構成
し、それらのヒンジ連結部を水平方向に移動させること
によって送り歯を昇降可能とし、送り歯が押え金上昇時
に下降し、縫製再開１針目の送り歯戻し運動時に復帰す
るものである。
に、この発明の送り歯下降装置は、送り歯を備えた送り
台の一端と上下送り腕の揺動端との間に連結される上下
送りリンクを上部リンク及び下部リンクによって構成
し、それらのヒンジ連結部を水平方向に移動させること
によって送り歯を昇降可能とし、送り歯が押え金上昇時
に下降し、縫製再開１針目の送り歯戻し運動時に復帰す
るものである。
【０００６】
【作 用】上記のように構成された送り歯下降装置にお
いては、縫製終了時の押え金の上昇に同期して、上部、
下部上下送りリンクのヒンジ連結部が水平方向に移動す
ることにより、送り歯の下降が行われ、縫製再開１針目
の送り歯戻し運動時に、上部、下部上下送りリンクのヒ
ンジ連結部が元に戻されることにより、復帰する。
いては、縫製終了時の押え金の上昇に同期して、上部、
下部上下送りリンクのヒンジ連結部が水平方向に移動す
ることにより、送り歯の下降が行われ、縫製再開１針目
の送り歯戻し運動時に、上部、下部上下送りリンクのヒ
ンジ連結部が元に戻されることにより、復帰する。
【０００７】
【実施例】図１及び図２を参照し、この発明の送り歯下
降装置について説明する。
降装置について説明する。
【０００８】この送り歯下降装置は、上面に送り歯１が
固定された送り台２と、一端が機枠に揺動可能に支持さ
れ、他端が送り台２の一端にヒンジ連結された水平送り
リンク３と、一端が機枠に揺動可能に支持された上下送
り腕４と、一端が送り台２の他端にヒンジ連結された上
部上下送りリンク５1 と、一端が上下送り腕４の他端に
ヒンジ連結された下部上下送りリンク５2 と、上部上下
送りリンク５1 及び下部上下送りリンク５2 の各他端に
形成された各孔に挿通される軸６ａを有するスライダー
６と、スライダー６を上下方向に摺動可能に保持する支
点溝ブロック７と、水平方向に進退するロッド８ａを有
し、その先端が支点溝ブロック７に固定されたエアーシ
リンダー等のアクチュエーター８とより構成されてい
る。
固定された送り台２と、一端が機枠に揺動可能に支持さ
れ、他端が送り台２の一端にヒンジ連結された水平送り
リンク３と、一端が機枠に揺動可能に支持された上下送
り腕４と、一端が送り台２の他端にヒンジ連結された上
部上下送りリンク５1 と、一端が上下送り腕４の他端に
ヒンジ連結された下部上下送りリンク５2 と、上部上下
送りリンク５1 及び下部上下送りリンク５2 の各他端に
形成された各孔に挿通される軸６ａを有するスライダー
６と、スライダー６を上下方向に摺動可能に保持する支
点溝ブロック７と、水平方向に進退するロッド８ａを有
し、その先端が支点溝ブロック７に固定されたエアーシ
リンダー等のアクチュエーター８とより構成されてい
る。
【０００９】縫製時には、アクチュエーター８のロッド
８ａが伸ばされて、上部上下送りリンク５1 及び下部上
下送りリンク５2 が、真っ直ぐ一直線に延びている。こ
の状態で上下送り腕４が揺動すると、スライダー６が支
点溝ブロック７の溝中を上下に摺動するので、上部上下
送りリンク５1 及び下部上下送りリンク５2 は、従来の
１つのリンクからなるものと変わらず、一体化し、送り
台２に運動を伝える。
８ａが伸ばされて、上部上下送りリンク５1 及び下部上
下送りリンク５2 が、真っ直ぐ一直線に延びている。こ
の状態で上下送り腕４が揺動すると、スライダー６が支
点溝ブロック７の溝中を上下に摺動するので、上部上下
送りリンク５1 及び下部上下送りリンク５2 は、従来の
１つのリンクからなるものと変わらず、一体化し、送り
台２に運動を伝える。
【０００９】図１は、ロッド８ａを引っ込めて支点溝ブ
ロック７を後退させることによって、上部上下送りリン
ク５1 及び下部上下送りリンク５2 を屈曲させたときの
ものである。このように上部上下送りリンク５1 、下部
上下送りリンク５2 を屈曲させると、一直線伸ばしたと
きより、上部上下送りリンク５1 の上端から下部上下送
りリンク５2 の下端までの距離が短縮するので、送り歯
１は下がって針板下に没する。
ロック７を後退させることによって、上部上下送りリン
ク５1 及び下部上下送りリンク５2 を屈曲させたときの
ものである。このように上部上下送りリンク５1 、下部
上下送りリンク５2 を屈曲させると、一直線伸ばしたと
きより、上部上下送りリンク５1 の上端から下部上下送
りリンク５2 の下端までの距離が短縮するので、送り歯
１は下がって針板下に没する。
【００１１】次に、図２のブロック線図を参照して送り
歯１の下降、上昇（復帰）動作を説明する。
歯１の下降、上昇（復帰）動作を説明する。
【００１２】この送り歯１を下げる動作、即ち、アクチ
ュエーター８のロッド８ａを引っ込める動作は、縫製終
了時における自動押え上げ装置の作動、即ち、押え金１
７の上昇と同期して行うようにする。即ち、例えばペダ
ル１０を踏んでペダルセンサー１１が働き、その信号が
中央処理装置ＣＰＵに送られると、中央処理装置ＣＰＵ
から送り歯下降用のアクチュエーター８、自動押え上げ
装置操作用のアクチュエーター９にそれぞれ動作信号が
送られる。このようにすれば、縫製布を交換する時に送
り歯１で縫製布を傷つけることはなく、次の縫製開始時
に自動押え上げ装置を切って押え金１７を下降させると
きに、押え金１７と送り歯１に挟まれて縫製布が傷つく
こともない。
ュエーター８のロッド８ａを引っ込める動作は、縫製終
了時における自動押え上げ装置の作動、即ち、押え金１
７の上昇と同期して行うようにする。即ち、例えばペダ
ル１０を踏んでペダルセンサー１１が働き、その信号が
中央処理装置ＣＰＵに送られると、中央処理装置ＣＰＵ
から送り歯下降用のアクチュエーター８、自動押え上げ
装置操作用のアクチュエーター９にそれぞれ動作信号が
送られる。このようにすれば、縫製布を交換する時に送
り歯１で縫製布を傷つけることはなく、次の縫製開始時
に自動押え上げ装置を切って押え金１７を下降させると
きに、押え金１７と送り歯１に挟まれて縫製布が傷つく
こともない。
【００１３】逆に下がっている送り歯１を戻す動作、即
ち、アクチュエーター８のロッド８ａを伸ばす動作は、
ミシンの回転位相を検知するシンクロナイザー１２から
発せられるミシンのスタート信号、回転位相信号が中央
処理装置ＣＰＵに送られ、ミシンのモーターＭが駆動を
開始すると共に、中央処理装置ＣＰＵにおいて最初の縫
製の１針目に送り歯がいわゆる四送り運動の戻し運動の
範囲（針板下面で戻る運動をしている間）の予め設定さ
れた所定位相が演算され、その出力信号が送り歯下降用
のアクチュエーター８に送られて行われる。なお、送り
歯１の下降タイミングも、シンクロナイザー１２から発
せられるミシンのスタート信号、回転位相信号の入力に
より、中央処理装置ＣＰＵで演算して決定するようにし
てもよい。
ち、アクチュエーター８のロッド８ａを伸ばす動作は、
ミシンの回転位相を検知するシンクロナイザー１２から
発せられるミシンのスタート信号、回転位相信号が中央
処理装置ＣＰＵに送られ、ミシンのモーターＭが駆動を
開始すると共に、中央処理装置ＣＰＵにおいて最初の縫
製の１針目に送り歯がいわゆる四送り運動の戻し運動の
範囲（針板下面で戻る運動をしている間）の予め設定さ
れた所定位相が演算され、その出力信号が送り歯下降用
のアクチュエーター８に送られて行われる。なお、送り
歯１の下降タイミングも、シンクロナイザー１２から発
せられるミシンのスタート信号、回転位相信号の入力に
より、中央処理装置ＣＰＵで演算して決定するようにし
てもよい。
【００１４】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【００１５】即ち、送り歯が押え金上昇時に下降し、縫
製再開１針目の送り歯戻し運動時に復帰するので、押え
金下降時に布を傷つけることがなく、縫製再開時に送り
歯を復帰させるときにも布を傷つけることがない。ま
た、押え金が上昇しているときに布を着脱する際にも、
針板上面より送り歯が引っ込んでいるので、送り歯先端
に布を引っかけて傷めることもない。
製再開１針目の送り歯戻し運動時に復帰するので、押え
金下降時に布を傷つけることがなく、縫製再開時に送り
歯を復帰させるときにも布を傷つけることがない。ま
た、押え金が上昇しているときに布を着脱する際にも、
針板上面より送り歯が引っ込んでいるので、送り歯先端
に布を引っかけて傷めることもない。
【図１】この発明の送り歯下降装置の斜視図である。
【図２】この発明の送り歯下降装置の駆動系統のブロッ
ク線図である。
ク線図である。
【図３】従来の自動押え上げ装置及び布送り装置の関係
を示す概略図である。
を示す概略図である。
１ 送り歯 ２ 送り台 ４ 上下送り腕 ５1 上部上下送りリンク ５2 下部上下送りリンク ６ スライダー ７ 支点溝ブロック ８ 歯下降用アクチュエーター
Claims (1)
- 【請求項１】送り歯を備えた送り台の一端と上下送り腕
の揺動端との間に連結される上下送りリンクを上部リン
ク及び下部リンクによって構成し、それらのヒンジ連結
部を水平方向に移動させることによって送り歯を昇降可
能とし、送り歯が押え金上昇時に下降し、縫製再開１針
目の送り歯戻し運動時に復帰する送り歯下降装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10929492A JPH05277271A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 送り歯下降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10929492A JPH05277271A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 送り歯下降装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05277271A true JPH05277271A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14506533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10929492A Pending JPH05277271A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 送り歯下降装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05277271A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10127967A (ja) * | 1996-06-18 | 1998-05-19 | Juki Corp | ミシンの布送り方法及び布送り装置 |
| KR100586266B1 (ko) * | 1999-02-08 | 2006-06-07 | 쥬키 가부시키가이샤 | 톱니 높이 조절 기구 |
| CN109440307A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-08 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 缝纫机送布牙的高度调节机构及其使用方法 |
-
1992
- 1992-04-02 JP JP10929492A patent/JPH05277271A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10127967A (ja) * | 1996-06-18 | 1998-05-19 | Juki Corp | ミシンの布送り方法及び布送り装置 |
| KR100586266B1 (ko) * | 1999-02-08 | 2006-06-07 | 쥬키 가부시키가이샤 | 톱니 높이 조절 기구 |
| CN109440307A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-08 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 缝纫机送布牙的高度调节机构及其使用方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5331909A (en) | Presser foot and needle drive device in an embroidery machine | |
| JPH07178272A (ja) | ミシンの中押え高さ調整装置 | |
| JPS5940475B2 (ja) | ミシンの布押え装置 | |
| JPH05277271A (ja) | 送り歯下降装置 | |
| KR101184462B1 (ko) | 재봉틀 | |
| JPH06134164A (ja) | ミシン | |
| JP3897641B2 (ja) | ミシン | |
| JP4789360B2 (ja) | 針糸通し装置を備えたミシン | |
| JP3529414B2 (ja) | 上下送りミシン | |
| JPH0652782U (ja) | ミシンのワイパー装置 | |
| SU1261987A1 (ru) | Машина дл изготовлени изделий с прошивным ворсом | |
| JPS6349265Y2 (ja) | ||
| JP2752453B2 (ja) | 布押え単独駆動装置 | |
| US6837172B1 (en) | Needle guard mechanism for sewing machines | |
| JPS633666Y2 (ja) | ||
| JPH0718394Y2 (ja) | ジグザグミシン | |
| JPS6215024Y2 (ja) | ||
| JP2024094779A (ja) | 縫製装置 | |
| JPS59222186A (ja) | ミシン | |
| JPH09299643A (ja) | ミシン | |
| JPH0133009Y2 (ja) | ||
| JPS6364995B2 (ja) | ||
| JPS5836386Y2 (ja) | ミシンの布押え装置 | |
| JP4031884B2 (ja) | 自動ミシンの生地移動装置 | |
| JPH07124364A (ja) | サイクルミシンの制御装置 |