JPH05276783A - モータの速度信号検出装置 - Google Patents

モータの速度信号検出装置

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JPH05276783A
JPH05276783A JP4064573A JP6457392A JPH05276783A JP H05276783 A JPH05276783 A JP H05276783A JP 4064573 A JP4064573 A JP 4064573A JP 6457392 A JP6457392 A JP 6457392A JP H05276783 A JPH05276783 A JP H05276783A
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JP
Japan
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speed signal
motor
rotor
position detecting
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4064573A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Inoue
智寛 井上
Takashi Nagamitsu
隆 永光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4064573A priority Critical patent/JPH05276783A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着磁の際に着磁ヨークとマグネットの位置あ
わせがずれて、マグネットの磁極間隔が不均一であって
も速度信号の精度が低下しない、モータの速度信号検出
装置を提供する。 【構成】 ロータ位置検出器を構成する第1の位置検出
素子8と、この位置検出素子の一つEと機械的に180
°位置に配置された第2の位置検出素子Fと、上記二つ
の位置検出素子E,Fの信号を加算合成することにより
磁極間隔の不均一を吸収して一定周期のモータの速度信
号を出力する加算合成回路とを備えたモータの速度信号
検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種音響用のキャプス
タンモータの回転数制御を行うための、モータの速度信
号を精度よく検出するモータの速度信号検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、音響用のキャプスタンモータの高
精度化にともない、モータの速度信号の高精度検出が要
求されつつある。図5は速度信号検出装置を備えた従来
のモータの構成を示すものである。図5において、1は
軸受、2はフレーム、3はシャフト、4はロータ、5は
マグネット、6は巻線、7は巻線コア、8はロータの位
置検出器を構成する位置検出素子、9は固定基板であ
る。
【0003】ロータ4に取り付けられたマグネット5の
磁極分布は位置検出素子8、たとえばホール素子によっ
て検出される。この検出信号はモータを回転させるコミ
ュテーション信号であるが、従来のモータではこのコミ
ュテーション信号の立ち下がりまたは立ち上がりのゼロ
クロスでトリガーパルスを作り、それをモータの速度信
号として利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ロータのマグネットを着磁する際に着磁
ヨークとマグネットの位置あわせがずれるとマグネット
の磁極間隔は均一でなくなり、モータの速度信号である
トリガーパルスも周期が均一でなくなって、モータの速
度信号の精度が低下する問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、着磁の際の着磁ヨークとマグネットの位置あわせの
ずれによってマグネットの磁極間隔の不均一があっても
速度信号の精度が低下しない、モータの速度信号検出装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のモータ速度信号検出装置は、ロータ位置検出
器を構成する位置検出素子と、この位置検出素子の一つ
Eと機械的に180°位置に配置された位置検出素子F
と、上記二つの位置検出素子E,Fの信号を加算合成し
てモータの速度信号を出力する加算合成回路とを備えて
いる。
【0007】
【作用】着磁の際の着磁ヨークとマグネットの位置あわ
せのずれによって生じるマグネットの磁極間隔の不均一
は360度周期で発生する。したがって、機械的に18
0°位置の二つの位置検出素子E,Fは一方が磁極間隔
の狭い部分にある場合、他方は磁極間隔の広い部分にあ
るので、二つの位置検出素子の信号を加算合成すること
によって、平均の磁極間隔の検出信号を得ることができ
る。
【0008】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1実施例を、図
面を参照しながら説明する。図1において、1は軸受、
2はフレーム、3はシャフト、4はロータ、5はマグネ
ット、6は巻線、7は巻線コア、8は第1の位置検出素
子、20は第2の位置検出素子Fで位置検出素子8のう
ちの一つのEと180°位置に配置する。9は固定基板
である。本発明ではモータの速度信号はホール素子Eお
よびFの検出信号を加算合成して得る。加算合成回路を
図3に示す。
【0009】図3において、R2,R3はバイアス抵抗
である。トランジスタQ1,Q2およびQ4,Q5は差
動増幅器で、トランジスタQ2,Q5のコレクタを共通
とすることによりホール素子E,Fの信号が加算合成さ
れる。上記加算合成された信号である電流Igがカレン
トミラー構成されたトランジスタQ7,Q8によって得
られる。定電流減Irはカレントミラー構成トランジス
タQ10,Q3,Q8によって差動増幅器の動作電流と
なり、トランジスタQ9,Q10によって出力取り出し
用の電流源として供給される。
【0010】出力トランジスタQ11は加算合成された
電流Igと定電流Irの差電流によってオンオフを行
う。抵抗R1は負荷抵抗である。
【0011】以上のように構成されたモータの速度信号
検出装置の動作を図1,図3,図4を用いて説明する。
ロータ4に取り付けられているマグネット5の磁極間隔
は、着磁時の位置ずれにより、磁極間隔が狭い部分と広
い部分が180度位置にある不均一な分布をしている。
したがって、180度位置にあるホール素子Eとホール
素子Fが検出する磁極分布の波形は各々、図4のEEと
FFに示す波形となる。すなわち、ホール素子Eが磁極
間隔が狭い部分T1を検出している時にはホール素子F
は磁極間隔が広い部分T2を検出している。したがっ
て、ホール素子Eとホール素子Fが検出する信号を合成
するとT1とT2が平均化されロータ1周にわたって等
しい磁極間隔Tの検出信号を得ることができる。
【0012】図3の加算合成回路の動作を繰り返すと、
ホール素子E,Fの検出信号によってトランジスタQ
2,Q5のコレクタ電流が流れ、このコレクタ電流を加
算合成した電流Igと定電流Irの差がトランジスタQ
11のベースに供給され、トランジスタQ11の出力H
がトリガーパルス発生回路16に供給され、トリガーパ
ルス発生回路16はトリガーパルスTRを発生し、この
トリガーパルスTRがモータの速度信号としてモータ制
御回路17に供給され、トリガーパルスTRの周期、換
言すれば加算合成されたロータ磁極間隔はTで一定であ
る。
【0013】以上のように本実施例によれば、着磁時の
位置ずれによりロータ磁極間隔にずれがあっても、機械
的に180°位置にある二つのホール素子の検出信号を
加算合成することによって、ずれのない精度のよい速度
信号を得ることができる。
【0014】(実施例2)以下本発明の第2実施例を、
図面を参照しながら説明する。図2において、1は軸
受、2はフレーム、3はシャフト、5はマグネット、6
は巻線、7は巻線コア、10は整流子、11はブラシ、
12はブラケット、13は速度信号用ロータ、8は第1
の位置検出素子、20は第2の検出素子で位置検出素子
8と180°位置に配置する。9は固定基板である。図
1の構成と異なるのは、速度信号用ロータ13を設け、
これによりモータの速度信号を二つの位置検出素子8,
20によって取り出し、合成して使用した点である。
【0015】上記のように構成された装置において、速
度信号を取り出す方法は実施例1と同じであり、機械的
に180°位置にある二つの位置検出素子の信号を合成
することによって、精度のよい速度信号を得ることがで
きる。
【0016】なお、第1の実施例において、マグネット
5とは別に、第2の実施例のように速度信号用ロータを
設けて、これによりモータの速度信号を取り出してもよ
い。
【0017】また、上記第1および第2の実施例では、
シュミレーション計算の結果、着磁時のセンターずれに
よりロータ磁極間隔のエラーが0.2%発生した場合、
二つのホール素子の取付精度が機械角にて±0.15
°,ホール素子および差動増幅器のオフセット±10m
V,ホール出力のばらつき20〜200mVp−pとし
た場合、速度信号の精度を0.033%以下に抑えるこ
とが可能であり、優れたモータ速度信号検出装置を実現
できるものである。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明のモータの速度信号
検出装置は、ロータ位置検出器を構成する位置検出素子
と、この位置検出素子の一つEと機械的に180°位置
に配置された位置検出素子Fと、上記二つの位置検出素
子E,Fの信号を加算合成してモータの速度信号を出力
する加算合成回路とを備えたモータの速度信号検出装置
で、着磁の際に着磁ヨークとマグネットの位置あわせが
ずれて、マグネットの磁極間隔が不均一であっても二つ
の位置検出素子E,Fの信号を加算合成することにより
精度のよい速度信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータの速度信号検出装置を備えたモ
ータの構造分解図
【図2】本発明の第2の実施例におけるモータの構造分
解図
【図3】位置検出信号の加算合成回路の回路図
【図4】位置検出信号波形の説明図
【図5】従来のモータ速度信号検出装置を備えたモータ
の構造分解図
【符号の説明】
4 ロータ 5 マグネット 8 第1の位置検出素子(位置検出素子E) 13 速度信号用ロータ 20 第2の位置検出素子(位置検出素子F)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ位置検出器を構成する位置検出素
    子と、この位置検出素子の一つEと機械的に180°位
    置に配置された位置検出素子Fと、上記二つの位置検出
    素子E,Fの信号を加算合成してモータの速度信号を出
    力する加算合成回路とを備えたモータの速度信号検出装
    置。
  2. 【請求項2】 ロータに直結された速度信号用ロータ
    と、上記速度信号用ロータの磁極位置を検出する機械的
    に180°位置に配置された二つの位置検出素子と、上
    記二つの位置検出素子の信号を加算合成してモータの速
    度信号を出力する加算合成回路とを備えたモータの速度
    信号検出装置。
  3. 【請求項3】 二つの位置検出装置の信号を二つの差動
    増幅器により加算合成した請求項1または2記載のモー
    タの速度信号検出装置。
JP4064573A 1992-03-23 1992-03-23 モータの速度信号検出装置 Pending JPH05276783A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197684A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスモータ
JP2008271774A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Taida Electronic Ind Co Ltd モーター及び制御回路
CN103066756A (zh) * 2011-10-19 2013-04-24 普罗蒂恩电子有限公司 一种电动机或发电机

Cited By (4)

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JP4725109B2 (ja) * 2005-01-12 2011-07-13 パナソニック株式会社 ブラシレスモータ
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