JPH05276774A - サーボ制御装置 - Google Patents

サーボ制御装置

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JPH05276774A
JPH05276774A JP6865292A JP6865292A JPH05276774A JP H05276774 A JPH05276774 A JP H05276774A JP 6865292 A JP6865292 A JP 6865292A JP 6865292 A JP6865292 A JP 6865292A JP H05276774 A JPH05276774 A JP H05276774A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要に応じてサーボ制御装置に外部回生放電
抵抗ユニットを接続する場合に、サーボ制御装置全体で
の部品の利用効率を向上すると共に、外部回生放電抵抗
ユニットと制御装置本体との接続の簡略化を図れるサー
ボ制御装置を提供する。 【構成】 サーボ制御装置本体1の内部回生放電抵抗1
0と外部回生放電抵抗とを直列または並列に接続する。
そして、内部回生放電抵抗10を加熱検出回路4により
過熱検出し、加熱検出回路4の出力により全ての回生放
電抵抗10の使用負荷率を制限して、過熱防止を行う。
これにより、制御装置全体での部品の利用効率を向上す
ると共に相互接続の簡略化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ制御により
モータの駆動を制御するサーボ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インバータ制御によりモータの駆
動を制御するサーボ制御装置は、モータを停止させる際
に制御装置に回生される運動エネルギーを消費するため
回生放電抵抗を有している。図3は、一般的なサーボ制
御装置の電力制御を行うインバータ制御部の構成を示す
回路図である。このサーボ制御装置は、サーボ制御装置
本体1を有しており、サーボ制御装置本体1は、モータ
を制御する電力制御部2、サーボ制御装置本体内部のサ
ーマルリードスイッチ3の出力により検出する加熱検出
回路4及び各部を制御する回生放電制御回路5を有して
いる。更に、電力制御部2は、交流電源6から供給され
る交流電流を直流電流に変換する整流ダイオードブリッ
ジ7及び平滑コンデンサ8と、モータ9の停止時に回生
されるモータ9の運動エネルギーを消費する内部回生放
電抵抗10と、内部回生放電抵抗10への通電をオン、
オフするトランジスタ11、及び整流ダイオードブリッ
ジ7及び平滑コンデンサ8に変換された直流電流を交流
電流に変換してモータ9へ送る整流インバータブリッジ
12とを有している。サーボ制御装置本体1は、端子群
13、14、15、16、17を有している。端子1
3、14は内部回生放電抵抗10に接続されており、端
子15は整流ダイオードブリッジ7と整流インバータブ
リッジ12とを結ぶ線に接続されており、端子16、1
7はサーマルリードスイッチ3に接続されており、端子
14、15間は結線18により接続されており、かつ端
子16、17間は結線19により接続されている。ま
た、サーボ制御装置本体1は、図4に示されるように、
所望の回生電力消費能力を確保するために必要に応じて
外部に所望の抵抗値かつ許容損失の外部回生放電抵抗を
備える外部回生放電抵抗ユニット20を接続し得るよう
になっている。外部回生放電抵抗ユニット20は、端子
群21、22、23、24を有している。端子21、2
2間には、内部回生放電抵抗10と同じ抵抗値で許容損
失のみが数倍になっている外部回生放電抵抗25、26
が並列に接続されており、端子23、24間には、外部
回生放電抵抗ユニット20内の熱を検出するためのサー
マルリードスイッチ27が接続されている。外部回生放
電抵抗ユニット20をサーボ制御装置本体1に接続する
場合、結線18、19を切り、端子13と21とを結線
28により接続し、端子15と22とを結線29により
接続し、端子16と23とを結線30により接続し、端
子17と24とを結線31により接続する。
【0003】次に動作について説明する。交流電源6か
ら供給される交流電流は電力制御部2内の整流ダイオー
ドブリッジ7と、平滑コンデンサ8によって直流電圧に
交換される。12は、パワートランジスタ等の電力スイ
ッチング素子群で構成されたインバータブリッジで、こ
れらをON/OFF制御することにより、モータ9に任
意の駆動電流を与える。図5は、図3に示したサーボ制
御装置によりモータ9を加減速運転した時のモータ速
度、モータトルク、及びモータ出力について表したタイ
ムチャートである。サーボ制御装置が、モータ加速トル
ク+Ta に相当する駆動電流を出力することにより、モ
ータは正方向に加速動作を開始する。taは、モータの
加速時間であり、この時間が終了すると、モータは所定
の速度W0に到達する。定速度動作時間t0 において
は、負荷トルク+Te に相当する電流がサーボ制御装置
より、モータに供給される。定速動作時間が終了する
と、サーボ制御装置は、モータ減速トルクに相当する電
流を出力し、モータは減速動作を開始する。ここで、減
速時間を加速時間に等しいとすると、減速トルクT
d は、Jを、モータと負荷の供給イナーシャとすると、 Td =−J(W0 /ta )+Te となる。又、加速条件より、 Ta =J(W0 /ta )+Te だから、結局、減速トルクTd は、 Td =−Ta +2・Te =−(Ta −2Te ) となる。モータは、停止後に、ts の休止時間を経て、
ここまでの一連の動作を1サイクル時間tc とした繰り
返し動作を行う。図5(c)中のモータ出力Pは、モー
タ速度W及びモータトルクT(図5(b)参照)との関
係式 P=T・W によって表したものである。これにより、モータ出力が
正符号となる減速動作中は、モータが発電機として動作
していることがわかる。1サイクル時間tc 内の実効ト
ルクTc は、モータの定格トルクをTm とすると、Tc
≦Tm の関係が成立する。よって、 Tm ≧Tc ={(Ta 2 ・ta +Te 2 ・t0 +Td 2 ・td )/tc 1/2 ここで、Te をTe =βTm (βは定数)に置き換える
と、 Tm ≧{(Ta 2 ・ta +(βTm 2 (t0 −ts −2ta )+(Ta −2 βTm 2 ・ta )/tc 1/2 となる。これを式変形すると、停止動作デューティta
/tc は、 ta /tc ≦{(Tm 2 −β2 m 2 )/2(Ta −βTm 2 }+{(β2 m 2 )/2(Ta −βTm 2 }ts /tc a /tc ≦(1−β2 +β2 s /tc )/2{(Ta /Tm )−β}2 = {1−β2 (tc −ts )/tc }/2{(Ta /Tm )−β}2 …(1) となる。また、図5(c)に示す減速時モータ出力波形
の面積U(斜線部)は、次式のように示される。但し、
積分範囲はt1 からt2 までとする。
【0004】 U=∫Pdt=1/2(Pd ・ta ) …(2) モータ出力波形の面積Uは、モータが発電機となって、
負荷も含めた運動エネルギーをサーボ制御装置に回生す
るエネルギー量になる。回生される運動エネルギーは、
図3の電力制御部2では、コンデンサ8の静電エネルギ
ーに形態をかえる。モータ減速開始時t=t1 のコンデ
ンサ電圧をV0 、コンデンサ容量をCとすると、モータ
停止時t=t2 のコンデンサ電圧Vは、エネルギー授受
関係より、 1/2・C(V2 −V0 2 )=1/2・Pd ・ta で表され、結果としてコンデンサ電圧が上昇することに
なる。
【0005】図3において、回生放電制御回路5は、コ
ンデンサ電圧を入力として、2つのスレッシュホールド
電圧V1 、V2 (但し、V1 >V2 )を持ったヒステリ
シス回路になっており、コンデンサ電圧Vが、V>V1
となると、放電トランジスタ11をON動作させること
により、コンデンサ8の静電エネルギーをサーボ制御装
置本体1内部の内部回生放電抵抗10を介して放電消費
させ、この後、V>V2 となると、トランジスタをOF
F動作させ、放電動作を停止させる機能を持つ。(1)
式、(2)式と図5のタイムチャートより、回生放電抵
抗10の損失PR は、 PR =U/tc =1/2・Pd ・ta /tc ≦{1−β2 (tc −ts )/tc }/4{(Ta /Tm )−β}2 ・Pd …(3) となる。ここで、 Pd =Td ・W0 =(Ta −2βTm )W0 ={(Ta /Tm )−2β}Tm ・W0 であるから、W0 をモータ定格速度とすると、モータ定
格出力Pm は、 Pm =Tm ・W0 となるから、これらを(3)式に代入に、PR をPm
表すと、 PR ≦{1−β2 (tc −ts )/tc }/4{(Ta /Tm )−β}2 ・Pd ={1−β2 (tc −ts )/tc }/4{(Ta /Tm )−β}2 ・{(Ta /Tm )−2β}・Pm …(4) 例えば、一般的な数値として、Ta /Tm =3、β=
0.3、(tc −ts )/tc =1/2を(4)式に代
入すると、 PR ≦(1−0.32 ・0.5)/4(3−0.3)2 ・(3−0.6)Pm となる。これは、定格トルクでかつ定格速度を条件とす
る加減速運転を行うと、モータ定格出力の10%近い許
容損失を持つ放電回生抵抗が必要となることを示してい
る。しかしながら、上式が示すごとく、同一の駆動能力
のサーボ制御装置においても、適用されるモータの定格
出力の違いや、用途によって決まる定速走行時のモータ
速度等によって、放電回生抵抗に要求される許容損失は
大きく変わってしまう。このため、サーボ制御装置のコ
スト、大きさを考慮最適な構成を指向して、通常サーボ
制御装置本体には、適用される最大モータ容量におい
て、要求される最大許容損失の数分の1の能力を持つ回
生放電抵抗を設置し、この能力を超える用途では、制御
装置本体の外部に、大きな許容損失を持つ、外部回生放
電抵抗ユニットを設置して対応するシステム構成が採用
される。また、回生放電抵抗の抵抗値Rは、本体内部設
置であるか外部設置であるかにかかわらず、瞬時損失V
2 /Rが、モータの瞬時最大回生電力Pd より大きく設
定しなければならないため、一様に決定できる。
【0006】図3において、制御装置本体内部の回生放
電抵抗10の過熱は、サーマルリードスイッチ3と、こ
の出力を入力とする過熱検出回路4とにより検出され
る。そして、過熱検出時には、過熱検出回路4は、整流
インバータブリッジ12の動作を停止させ、モータ9の
回生動作を中止するとともに、制御装置が異常な温度上
昇を招くことを未然に防止する。また、過熱検出が発生
する用途では、外部放電抵抗ユニットの設置による許容
損失アップが必要となる。そこで、図4に示すように、
サーボ制御装置本体1に外部回生放電抵抗ユニット20
を接続する。外部回生放電抵抗ユニット20を接続する
場合は、サーボ制御装置本体1側の結線18をとりはず
し、サーボ制御装置本体端子13、15と、外部放電抵
抗ユニット20の端子21、22をそれぞれ結線28、
29により接続すれば、外部回生放電抵抗25、26を
サーボ制御装置の回生放電抵抗として動作させられる。
更に、外部回生放電抵抗25、26の過熱を検出するサ
ーマルリードスイッチ27は、制御装置本体1側の結線
19をとりはずし、制御装置本体側端子16、17と外
部回生放電抵抗ユニット20の端子23、24をそれぞ
れ結線30、31により接続すれば、外部回生放電抵抗
25、26の過熱状態をサーボ制御装置本体1内の過熱
検出回路4で検出可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例では、外部回生放電抵抗ユニット取付時には、
サーボ制御装置本体内部の回生放電抵抗及び内部サーマ
ルリードスイッチが使用できず、システムトータルで考
えて部品の利用効率が悪くなってしまう。また、外部生
放電回生抵抗ユニットに過熱検出用サーマルリードスイ
ッチを設けることは、その動作温度の選定と、取付箇
所、及び取付方法が複合的に関係しあって、設計上難し
く、必然的に制御装置本体との接続線数が多くなるとい
う問題があった。
【0008】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、本発明の目的は、必要に応じてサ
ーボ制御装置に外部生放電抵抗ユニットを接続する場合
に、サーボ制御装置全体での部品の利用効率を向上する
と共に、外部回生放電抵抗ユニットと制御装置本体との
接続の簡略化を図れるサーボ制御装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るサーボ制御
装置は、モータから回生される運動エネルギーを内部回
生放電抵抗により消費させるサーボ制御装置本体を備
え、モータの駆動を制御するとともに、必要に応じてサ
ーボ制御装置本体外部に所定抵抗値かつ許容損失の外部
回生放電抵抗群を接続して所望の回生電力消費能力を確
保するサーボ制御装置において、サーボ制御装置本体の
内部回生放電抵抗と外部回生放電抵抗群とを直列または
並列に接続するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0010】
【作用】本発明に係るサーボ制御装置においては、サー
ボ制御装置本体の内部回生放電抵抗と外部回生放電抵抗
群とが直列または並列に接続される。このとき、内部回
生放電抵抗の過熱検出により、全ての回生放電抵抗の使
用負荷率を制限でき、過熱防止が行える。制御装置全体
での部品の利用効率を向上すると共に相互接続の簡略化
が実現される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。図1は、本発明の一実施例を図3に対応させて示
すブロック図であり、同一構成要素には同一番号を符し
て説明を省略する。本実施例では、サーボ制御装置本体
1と外部回生放電ユニット20との接続のための引き出
し端子は、制御装置本体1内に設置される内部回生放電
抵抗10から外部への引き出し端子13、14、15の
みで、過熱検出用サーマルリードスイッチ3から外部へ
の引き出し端子は持っていない。
【0012】外部回生抵抗ユニット20を接続する場合
は、図2に示すように、サーボ制御装置本体1側の結線
18を取り外し、制御装置本体端子13、14、15を
結線32、33、34により、外部回生放電ユニットの
端子35、36、37とそれぞれ接続することで、外部
回生放電抵抗38、39をサーボ制御装置の回生放電抵
抗として動作させることができる。ここで、外部回生放
電抵抗124及び125の抵抗値と許容損失は以下の手
法により決定する。
【0013】(a)抵抗値の決定 図2に示す接続方式によれば、制御装置本体1内の内部
回生放電抵抗10に対して外部回生放電抵抗38は直列
に、39は並列に接続されることになる。回生放電抵抗
10、38、39の抵抗値をそれぞれR、R1 、R2
する。これらの合成抵抗値は、Rと等しくとるため、R
2 =αRとすると、R1 は次のように決められる。 R=R・R2 /(R+R2 )+R1 ={R・R2 +R1 (R+R2 )}/(R+R2 ) ={αR2 +R1 R(1+α)}/(1+α)R ={αR+R1 (1+α)}/(1+α) よって、 R1 =R/(1+α) …(5) R2 =αR …(6) (b)許容損失の決定 次に、サーボ制御装置本体1の内部放電回生抵抗10の
みの適用時において、過熱検出用サーマルリードスイッ
チ3が動作するモータの加減速運転条件を考える。1サ
イクル動作内における放電トランジスタのON時間合計
をts 、1サイクル時間をtc 、ONデューティをγs
(γs =ts /tc )、ON時回生放電抵抗をiとする
と、内部の回生放電抵抗の損失PRSL は、 PRSL =i2 ・R・γs …(7) となる。同様に、外部回生放電抵抗接続時におけるモー
タの加減速運転を考える。1サイクル動作中のONデュ
ーティをγとすると、回生放電抵抗10、38、39の
消費電力PRS、PR1、RR2は、(5)、(6)式より、 PRS={αR/(R+αR)i}2 ・R・γ =α2 /(1+α)2 ・i2 ・R・γ …(8) PR1=i2 ・R1 ・γ=1/(1+α)・i2 ・R・γ …(9) RR2={αR/(R+αR)i}2 ・R・γ =α/(1+α)2 2 ・R・γ …(10) となる。ここで、内部回生放電抵抗10の過熱検出用サ
ーマルリードスイッチが動作する、ONデューティをγ
0 とすると、この時の内部回生放電抵抗10の損失は
(7)式に等しいから、 i2 ・R・γs =α2 /(1+α)2 ・i2 ・R・γ0 γ0 =(1+α)2 /α2 ・γs …(11) が成立する。
【0014】よって、この時の外部回生放電抵抗の消費
電力PR1L 、RR2L は、(7)〜(11)式より、以下
の様になる。
【0015】 PR1L =1/(1+α)・i2 ・R・γ0 =1/(1+α)・(1+α)2 /α2 ・i2 ・R・γs =(1+α)/α2 ・i2 ・R・γs =(1+α)/α2 ・PRSL …(12) RR2L =α/(1+α)2 ・i2 ・R・γ0 =α/(1+α)2 ・(1+α)2 /α2 ・i2 ・R・γs =1/α・i2 ・R・γs =1/α・PRSL …(13) これにより、回生放電抵抗の総合消費電力は、 PRL=PRSL +PR1L +RR2L =(1+(1+α)/α2 +1/α)PRSL ={(1+α)/α}2 ・PRSL …(14) となって、外部回生放電抵抗ユニットの接続により、サ
ーボ制御装置の許容回生電力を{(1+α)/α}2
に増大する。
【0016】すなわち、サーボ制御装置に要求される回
生電力消費能力PRLが、制御装置本体内部の回生放電抵
抗の許容損失PRSL を超える時は、(14)式を変形し
て求められる次式 α=1/{(PRL/PRSL 1/2 −1} …(15) により、対応するαを算出し、このαに基づいて、外部
回生放電抵抗ユニット20の抵抗値R1 、R2
(5)、(6)式により決定する。また、これらの最大
許容損失は、(12)、(13)式より求める値で制限
できるため、抵抗の温度上昇などより、判断して適当な
使用負荷率となる定格電力の抵抗を選定してやれば良い
ことになる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部回生放電抵抗ユニット設置時には、ユニット内の抵
抗群をサーボ制御装置内部の内部回生放電抵抗に直列ま
たは並列に接続するように構成したので、制御装置全体
での放電抵抗の利用率を向上することができる。また、
外部回生放電抵抗ユニットの個々の抵抗値及び許容損失
を、サーボ制御装置に要求される回生電力消費能力の大
きさと、制御装置内部の回生放電抵抗の抵抗値及び許容
損失との関係式から一義的に決定でき、内部回生放電抵
抗の過熱を検出防止するのみで、外部回生放電抵抗群の
最大損失、すなわち温度上昇も合わせて制限することが
できる。これにより、外部回生放電抵抗ユニットに、過
熱検出用サーマルリードスイッチを取り付ける必要がな
くなり、外部回生放電抵抗ユニットの構成を簡略化する
ことができ、制御装置本体内部との結線の簡略化を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るサーボ制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施例に係るサーボ制御装置本体と外部回生
放電抵抗ユニットとの接続を示す図である。
【図3】従来のサーボ制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】従来のサーボ制御装置本体と外部回生放電抵抗
ユニットとの接続を示す図である。
【図5】従来例の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 サーボ制御装置本体 3 サーマルリードスイッチ 4 加熱検出回路 5 回生放電制御回路 6 交流電源 7 整流ダイオードブリッジ 8 平滑コンデンサ 9 モータ 10 内部回生放電抵抗 12 整流インバータブリッジ 38、39 外部回生放電抵抗 18、32、33、34 結線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータから回生される運動エネルギーを
    内部回生放電抵抗により消費させるサーボ制御装置本体
    を備え、モータの駆動を制御するとともに、必要に応じ
    てサーボ制御装置本体外部に所定抵抗値かつ許容損失の
    外部回生放電抵抗群を接続して所望の回生電力消費能力
    を確保するサーボ制御装置において、 サーボ制御装置本体の内部回生放電抵抗と外部回生放電
    抵抗群とを直列または並列に接続するように構成したこ
    とを特徴とするサーボ制御装置。
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