JPH0527653Y2 - - Google Patents

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JPH0527653Y2
JPH0527653Y2 JP1988025755U JP2575588U JPH0527653Y2 JP H0527653 Y2 JPH0527653 Y2 JP H0527653Y2 JP 1988025755 U JP1988025755 U JP 1988025755U JP 2575588 U JP2575588 U JP 2575588U JP H0527653 Y2 JPH0527653 Y2 JP H0527653Y2
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side hinge
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車のフード等の開閉体のヒン
ジ構造に関する。
従来の技術 自動車のフードヒンジには、各々断面L字状に
形成されたボデイ側ヒンジプレートとフード側ヒ
ンジプレートとの縦壁部が重合された状態で軸支
されたものがある。
この一例を第6,7図によつて説明すると、フ
ードヒンジ1はボデイ側ヒンジプレート2とフー
ド側ヒンジプレート3とを備えており、上記ボデ
イ側ヒンジプレート2は水平部2aと縦壁部2b
とで断面L字状に形成され、またフード側ヒンジ
プレート3も水平部3aと縦壁部3bとで断面L
字状に形成されている。
そして、上記ボデイ側ヒンジプレート2の縦壁
部2bとフード側ヒンジプレート3の縦壁部3b
の各端部が背中合わせに重合され、この部分がピ
ン4によつて軸支されている。
このように構成されたフードヒンジ1を取り付
けるに当たつては、ボデイ側ヒンジプレート2の
水平部2aの取付孔5,5にボルト7を挿通して
車体パネル8に締め付けると共にフード側ヒンジ
プレート3の水平部3aの取付孔6,6にボルト
9を挿通してフードパネル10に締め付けてい
る。尚、上記フード側ヒンジプレート3の後端部
には、フードパネル10の突出時にボデイ側ヒン
ジプレート2の後端部に係止するストツパ11が
設けられている(この類似構造は、例えば、実開
昭60−96176号公報に示されている)。
考案が解決しようとする課題 上記構成のフードヒンジ1にあつては、フエン
ダパネル12の後付けが可能となるため、フード
パネル10の建付調整がフードパネル10を閉じ
た状態で可能となる点で有利であるが、取付孔
5,5と取付孔6,6の中心とヒンジセンタとに
オフセツトA,Bが生じるため、とりわけオフセ
ツトBにより車両前面衝突時にフードパネル10
が後方に押されるモーメントMが働き、フードヒ
ンジ1の先端周囲が鎖線で示すように曲がり易
く、これを防止するためにフードヒンジ1を補強
すると、重量増加及びコストアツプにつながると
いう問題が生ずる。
そこで、この考案は重量増加及びコストアツプ
を生ずることなく強度的に有利な自動車の開閉体
ヒンジ構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 各々断面L字形に形成されたボデイ側ヒンジプ
レートと開閉体側ヒンジプレートとを備え、これ
らボデイ側ヒンジプレートと開閉体側ヒンジプレ
ートの各々の縦壁部が重合された状態で軸支され
ている自動車の開閉体ヒンジ構造において、上記
各々の縦壁部が平面視において交差して配置さ
れ、上記ボデイ側ヒンジプレートの車体への取付
部が開閉体側ヒンジプレート寄りに設定されてい
る。
作 用 縦壁部が交差して配置され、ボデイ側ヒンジプ
レートの車体への取付部が開閉体側ヒンジプレー
ト寄りに設定されていることで、ボデイ側ヒンジ
プレートと開閉体側ヒンジプレートのヒンジセン
タと、ボデイ側ヒンジプレートとのオフセツト量
を小さくすることができるため、上記開閉体に衝
撃力が作用した際の開閉体ヒンジの先端周辺に働
くモーメントを最小限に抑えられる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一態様部分に同一符合を付して詳述
する。
第1〜5図において、開閉体ヒンジとしてのフ
ードヒンジ1がボデイ側ヒンジプレート2と開閉
体ヒンジプレートとしてのフード側ヒンジプレー
ト3を備えている点、及び、ボデイ側ヒンジプレ
ート2が水平部2aと縦壁部2bとで断面L字状
に形成され、また、フード側ヒンジプレート3も
水平部3aと縦壁部3bとで断面L字状に形成さ
れ、ボデイ側ヒンジプレート2の縦壁部2bとフ
ード側ヒンジプレート3の縦壁部3bの各端部が
背中合わせに重合され、この部分がピン4によつ
て軸支されている点は前記従来と同様である。
ここで、前記ボデイ側ヒンジプレート2の縦壁
部2bは、平面視において、フード側ヒンジプレ
ート3の縦壁部3bに交差するように湾曲形成さ
れていて、この縦壁部2bの後端部には、フード
側ヒンジプレート3の水平部3aに形成された孔
13から突出するストツパ11が立ち上げ形成さ
れている。
そして、上記ボデイ側ヒンジプレート2の水平
部2aには取付部としての取付孔5,5が形成さ
れ、一方フード側ヒンジプレート3の水平部3a
には取付孔6,6が形成され、これら取付孔5,
5,6,6にボルト7,7,9,9を挿入して車
体パネル8とフードパネル10に締め付けるよう
にしてある。
したがつて、上記ボデイ側ヒンジプレート2の
縦壁部2bはフード側ヒンジプレート3の縦壁部
3bに交差して配置され、上記ボデイ側ヒンジプ
レート2の車体パネル8への取付孔5,5がフー
ド側ヒンジプレート3寄りに設定されているた
め、ボデイ側ヒンジプレート2の水平部2aに形
成された取付孔5,5はヒンジセンタからのオフ
セツトB量が小さなものとなつている。
このように構成されたボデイ側ヒンジプレート
2は、取付孔5,5にボルト7,7を挿入して車
体パネル8に締め付けられ、一方フード側ヒンジ
プレート3は、取付孔6,6にボルト9,9を挿
入してフードパネル10に締め付けられている
(第4,5図参照)。
上記実施例構造によれば、車両前面衝突時にフ
ードパネル10の前端部に衝撃荷重が入力される
と、この衝撃荷重によりフード側ヒンジプレート
3が後方に移動しようとするため、ヒンジセンタ
には実線矢印で示す荷重Fが作用し、この荷重F
によつてフードヒンジ1先端の周辺にはモーメン
トMが作用する。
しかし、ボデイ側ヒンジプレート2の取付孔5
とヒンジセンタとの間の距離Bが小さいためフー
ドヒンジ先端の周辺にかかる曲げモーメントMは
小さくしたがつて、フードヒンジ1先端周辺の曲
げ変形を最小限に抑えることができる。
また、上記フードパネル10の後方移動によつ
てフード側ヒンジプレート3が後方へ移動しよう
とすると、ボデイ側ヒンジプレート2のストツパ
11が相対的にフード側ヒンジプレート3の孔1
3に係止するためフードパネル10の後方への移
動が規制されフードパネル10の突つ込みを確実
に防止することができる。
この場合、上記ストツパ11による係止力はフ
ード側ヒンジプレート3全体に作用するため、フ
ード側ヒンジプレート3の板厚を増加したり、フ
ードパネル10とフード側ヒンジプレート3との
結合力を必要以上にアツプさせる等の特別の対策
を施さなくても十分に信頼性を確保することがで
きる。
更に、上記フード側ヒンジプレート3とボデイ
側ヒンジプレート2の各々の縦壁部3b,2bが
平面視において交叉して配置してあるため、フー
ドヒンジ1全体をコンパクト化することができる
点で有利となる。
尚、この考案は上記実施例に限られるものでは
なく、フードパネル以外の開閉体、例えばトラン
クリツト等にも適用できる。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、ボ
デイ側ヒンジプレートと開閉体側ヒンジプレート
の各々の縦壁部が平面視において交差して配置さ
れ、上記ボデイ側ヒンジプレートの車体への取付
部が開閉体側ヒンジプレート寄りに設定されてい
ることにより、これら縦壁部が交差している分だ
けボデイ側ヒンジプレートの車体への取り付け位
置がヒンジ部分に近接し、したがつて開閉体に対
して外部から衝撃荷重が作用した場合にヒンジ部
分にかかるモーメントを小さくすることができ、
ヒンジ部分周辺の変形を最小限に食い止めること
ができるという効果がある。
したがつて、ボデイ側ヒンジプレート及び開閉
体側ヒンジプレートの板厚を増加させることな
く、またこれらボデイ側ヒンジプレート及び開閉
体側ヒンジプレートの各々の取り付け強度を増加
させることなく、軽量で、かつ信頼性の高いもの
とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜第5図はこの考案の一実施例を示し、第
1図は平面図、第2図は側面図、第3図は斜視
図、第4図は装着状況を示す斜視図、第5図は第
4図の−線に沿うフードパネル閉状態の断面
図、第6図は従来技術の平面図、第7図は従来技
術の第5図相当断面図である。 2……ボデイ側ヒンジプレート、2b……縦壁
部、3……フード側ヒンジプレート(開閉体側ヒ
ンジプレート)、3b……縦壁部、5……取付孔
(取付部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各々断面L字形に形成されたボデイ側ヒンジプ
    レートと開閉体側ヒンジプレートとを備え、これ
    らボデイ側ヒンジプレートと開閉体側ヒンジプレ
    ートの各々の縦壁部が重合された状態で軸支され
    ている自動車の開閉体ヒンジ構造において、上記
    各々の縦壁部が平面視において交差して配置さ
    れ、上記ボデイ側ヒンジプレートの車体への取付
    部が開閉体側ヒンジプレート寄りに設定されてい
    ることを特徴とする自動車の開閉体ヒンジ構造。
JP1988025755U 1988-02-26 1988-02-26 Expired - Lifetime JPH0527653Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988025755U JPH0527653Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988025755U JPH0527653Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01129467U JPH01129467U (ja) 1989-09-04
JPH0527653Y2 true JPH0527653Y2 (ja) 1993-07-14

Family

ID=31246768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988025755U Expired - Lifetime JPH0527653Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26

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JP (1) JPH0527653Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833682A (ja) * 1981-08-18 1983-02-26 日産自動車株式会社 フ−ドヒンジ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833682A (ja) * 1981-08-18 1983-02-26 日産自動車株式会社 フ−ドヒンジ

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Publication number Publication date
JPH01129467U (ja) 1989-09-04

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