JPH0730848Y2 - 自動車用ドアロックのストライカ - Google Patents

自動車用ドアロックのストライカ

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JPH0730848Y2
JPH0730848Y2 JP1990043030U JP4303090U JPH0730848Y2 JP H0730848 Y2 JPH0730848 Y2 JP H0730848Y2 JP 1990043030 U JP1990043030 U JP 1990043030U JP 4303090 U JP4303090 U JP 4303090U JP H0730848 Y2 JPH0730848 Y2 JP H0730848Y2
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latch
striker
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door lock
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達之 高石
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドアロック本体のラッチと噛合することによ
りドアを閉止状態に拘束する自動車用ドアロックのスト
ライカに関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置としては、例えば第7図に示すよう
なものがある。
すなわち、ドアロック本体(101)は、ドア側に固定さ
れるとともに、ボディ(102)とカバープレート(104)
との間にラッチ(106)と、このラッチ(106)の第1係
合部(106a)に噛合してドアをハーフラッチ状態に拘束
し、第2係合部(106b)に噛合してドアをフルラッチ状
態に拘束するポール(107)とを回動可能に枢着して構
成されている。
ストライカ(110)は、車体に固定されるとともに、矩
形のベースプレート(111)に、ロッドをコ字形に折曲
形成した係合部材(120)の両端部をかしめて植設して
構成されている。
ドアを閉じると、ストライカ(110)の係合部材(120)
の第1係合杆(121)がカバープレート(104)に形成さ
れたストライカ進入溝(103)に進入して、ラッチ(10
6)の第1係合部(106a)に当接することにより、ラッ
チ(106)が回動して、第1係合部(106a)がポール(1
07)に係合し、ドアは、ハーフラッチ状態に拘束され
る。さらに、ラッチ(106)が回動すると、二点鎖線で
示すように第2係合部(106b)がポール(107)に係合
して、ドアはフルラッチ状態に拘束される。
上述のように、ストライカ(110)がラッチ(106)に噛
合することにより、特に、ハーフラッチ状態において、
ラッチ(106)とストライカ(110)との間に車両前後方
向に引っ張り荷重が作用すると、ストライカの連結杆
(123)がラッチ(106)の第2係合部(106b)に係合し
て、ラッチ(106)とストライカ(110)との噛合を保持
することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、荷重が大きいとラッチ(106)の第2係合部(1
06b)がカバープレート(104)のストライカ進入溝(10
3)の近傍を外側に捲り上げるように変形して、ついに
は、ラッチ(106)とストライカ(110)との噛合が外れ
てしまうおそれがある。
この噛合強度は、カバープレート(104)及びラッチ(1
06)の板厚を厚くすることにより向上させることができ
るが、ドアロック本体の重量が重くなる問題点が生じ
る。
また、ハーフラッチ状態において、ラッチ(106)に作
用する曲げモーメントが小さくなるようにして、できる
限り第2係合部(106b)に作用する荷重の着力点(X)
をストライカ進入溝(103)の側縁(103a)に接近させ
ることにより、ラッチ(106)及びカバープレート(10
4)の変形を最小限に押さえることができる。
しかし、一般的にドアの立て付け精度などを考慮して、
ストライカ(110)は、ストライカ進入溝(103)の中心
線(B)に沿つて進入するように設定されているため、
荷重の着力点(X)は、ストライカ進入溝(103)の中
止線(B)上に設定され、それ以上側縁(103a)に接近
させることは困難である。
また、無理にストライカの係合部材(120)をストライ
カ進入溝(103a)に接近させると、ドア閉止時に、第1
係合杆(121)が円滑にストライカ進入溝(103)に進入
できなくなるおそれがある。
本考案は、従来技術が有する上記のような種々の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡
単な構成によって、ラッチとストライカとの噛合強度を
向上させることができるようにした自動車用ドアロック
のストライカを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案の装置は、第1係合杆
(21)と第2係合杆(22)の一端同士を連結杆(23)を
もって連結することによりコ字状に形成した係合部材
(20)における前記第1係合杆(21)と第2係合杆(2
2)の他端を、車体に取り付けたベースプレート(11)
に固着し、前記係合部材(20)がドアロック本体(1)
に形成されたストライカ進入溝(3)に進入して、ドア
ロック本体(1)に枢着されたラッチ(6)の係合部
(6a)(6b)に噛合可能な自動車用ドアロックのストラ
イカにおいて、前記係合部材(20)とラッチ(6)との
噛合時に、第1係合杆(21)がストライカ進入溝(3)
の中心線上(B)に位置するとともに、第2係合杆(2
2)が中心線(B)よりラッチ軸側に接近するように偏
位し、かつ連結杆(23)が中心線(B)に対して傾くよ
うにして、ベースプレート(11)を車体に取付けたこと
を特徴としている。
〔作用〕
ドアを閉じると、ストライカ(11)の第1係合杆(21)
は、ドアロック本体(1)のストライカ進入溝(3)の
中心線(B)に沿つてストライカ進入溝(3)の奥部に
進入して、ラッチ(6)の第1係合部(6a)に当接する
ことにより、ラッチ(6)は、回動させられて第1係合
部(6a)がポール(7)に係合し、ハーフラッチ状態に
拘束される。
さらに、ラッチ(6)が回動すると、第2係合部(6b)
がポール(7)に係合して、フルラッチ状態に拘束され
る。
特に、ハーフラッチ状態において、車両前後方向に荷重
が作用すると、連結杆(23)が第2係合部(6b)に噛合
する。このとき、荷重の着力点は、中心線Bより寸法
(L)だけストライカ進入溝(3)の側縁(3a)側に接
近する。したがって、車両前後方向の荷重に対しての第
2係合部(6b)に作用する曲げモーメントは、側縁(3
a)と着力点(F)との距離が従来より小さくなるの
で、第2係合部(6b)及びカバープレート(4)の変形
を最小限に押さえることができ、カバープレート
(4)、ラッチ(6)の板厚を厚くすることなく、噛合
強度を向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図に基づいて説
明する。
(1)は、自動車のドア側に固着された公知のドアロッ
ク本体で、合成樹脂によって形成されたボディ(2)
と、ストライカ進入溝(3)が形成された金属板のカバ
ープレート(4)と、ボディ(2)とカバープレート
(4)の間に軸(5)により枢着され、二股状の第1及
び第2係合部(6a)(6b)を有するラッチ(6)と、ボ
ディ(2)とカバープレート(4)の間に枢着され、か
つラッチ(6)の第1係合部(6a)の先端に係合するこ
とによりドアをハーフラッチ状態に拘束すとともに、第
2係合部(6b)の先端に係合することによりドアをフル
ラッチ状態に拘束するポール(7)とから構成されてい
る。
(10)は、車体側に取り付けられたストライカ本体で、
金属板をプレス加工により形成された平面形が矩形状の
ベースプレート(11)に、ロッド等をコ字状に折曲形成
した係合部材(20)を固着して構成されている。
係合部材(20)は、外周がラッチ(6)との当接時に緩
衝作用をなす合成樹脂部材(30)により被覆されるとと
もに、ベースプレート(11)の中心線(A)上に下端が
立設された第1係合杆(21)と、中心線(A)から上方
に所定量偏位した位置に下端が立設された第2係合杆
(22)と、第1係合杆(21)と第2係合杆(22)の上端
を連結して、中心線(A)に対して傾斜した連結杆(2
3)とから形成されている。
(14)は、ベースプレート(11)に穿設された上下(第
5図において上下方向)1対のボルト挿通用の取付孔で
ある。
ストライカ本体(10)は、ドアを閉じたときに、ベース
プレート(11)の中心線(A)とドアロック本体(1)
のストライカ進入溝(3)の中心線(B)とが合致する
ようにして取付孔(14)を介して車体側にボルトにより
固定されることにより、第1係合杆(21)は、ストライ
カ進入溝(3)の中心線(B)に沿つてストライカ進入
溝(3)内に進入して、ラッチ(6)の第1係合部(6
a)に当接するとともに、第1係合部(6a)と第2係合
部(6b)間に噛合する。
また、第2係合杆(22)は、中心線(B)よりラッチ
(6)の軸(5)が枢着された側のストライカ進入溝
(3)の側縁(3a)に接近する側に偏位して、ストライ
カ進入溝(3)内に進入するとともに、連結杆(23)
は、中心線(B)に対して傾いた状態でストライカ進入
溝(3)に進入し、車両前後方向に荷重が作用したと
き、第2図係合部(6b)の側面に噛合する。
ラッチ(6)の第1係合部(6a)がポール(7)に係合
したときのハーフラッチ状態において、連結杆(23)が
第2係合部(6b)に噛合したときの前後方向の荷重の着
力点(F)は、ストライカ進入溝(3)の側縁(3a)か
ら寸法(L1)の位置にある。この寸法(L1)は、中心線
(B)から寸法(L)の位置にあり、従来より寸法
(L)だけストライカ進入溝(3)の側縁(3a)に接近
している。
次にこの実施例の作用について説明する。
ドアを閉じると、ストライカ(11)の第1係合杆(21)
は、ドアロック本体(1)のストライカ進入溝(3)の
中心線(B)に沿つてストライカ進入溝(3)の奥部に
進入して、ラッチ(6)の第1係合部(6a)の当接する
ことにより、第1図に示すように、ラッチ(6)は、時
計方向に回動させられて、第1係合部(6a)がポール
(7)に係合して、ハーフラッチ状態に拘束される。
さらに、ラッチ(6)が回動すると、第2係合部(6b)
がポール(7)に係合して、第3図に示すように、フル
ラッチ状態に拘束される。
特に、ハーフラッチ状態において、車両前後方向に荷重
が作用すると、連結杆(23)が第2係合部(6b)に噛合
する。このとき、荷重の着力点(F)は、中心線(B)
より寸法(L)だけストライカ進入溝(3)の側縁(3
a)側に接近する。
したがって、車両前後方向の荷重に対しての第2係合部
(6b)に作用する曲げモーメントは、側縁(3a)と着力
点(F)との距離が従来より小さくなり、第2係合部
(6b)及びカバープレート(4)の変形を最小限に押さ
えることができ、カバープレート(4)、ラッチ(6)
の板厚を厚くすることなく、噛合強度を向上させること
ができる。
〔考案の効果〕
(a)係合部材がラッチと噛合している状態で、万一自
動車用が他物と衝突し、車体とドアとの間に前後方向を
向く大きな衝撃荷重が掛った場合でも、係合部材の両
端、すなわち第1係合杆と第2係合杆の両方が、ベース
プレートに固着されており、かつその係合部材の中間部
でラッチ側からの衝撃荷重を受けることができるので、
相当大きな衝撃荷重にも耐えることができる。
(b)しかも、係合部材の向きを、上述のように、スト
ライカ進入溝の中心線に対して傾くように配置して、係
合部材とラッチとの噛合いが深くなるようにしたので、
それらの噛合強度を向上させることができ、そのことに
よっても、上記のような自動車衝突時等の大きな衝撃荷
重に対しても、充分耐えることができるようになる。
(c)さらに、ベースプレートに対する第2係合杆の植
設位置を若干変更するか、又は車体に対するベースプレ
ートの取付け位置を従来のものより若干変更するだけの
簡単な構成で、上述のような大きな効果が得られ、ラッ
チやカバープレート等の板厚を厚くすることなく、噛合
強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、本考案の一実施例を示し、第1図
は、ハーフラッチ時におけるドアロック本体の正面図、 第2図は、噛合前におけるドアロック本体の正面図、 第3図は、フルラッチ時におけるドアロック本体の正面
図、 第4図は、第3図におけるIV-IV線断面図、 第5図は、ストライカ本体の正面図、 第6図は、第5図のVI矢視図、 第7図は、従来技術のドアロック本体の正面図である。 (1)ドアロック本体、(3)ストライカ進入溝 (4)カバープレート、(6)ラッチ (6a)第1係合部、(6b)第2係合部 (7)ポール、(10)ストライカ本体 (11)ベースプレート、(20)係合部材 (21)第1係合杆、(22)第2係合杆 (23)連結杆 (A)ストライカ本体の中心線 (B)ストライカ進入溝の中心線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1係合杆と第2係合杆の一端同士を連結
    杆をもって連結することによりコ字状に形成した係合部
    材における前記第1係合杆と第2係合杆の他端を、車体
    に取り付けたベースプレートに固着し、前記係合部材が
    ドアロック本体に形成されたストライカ進入溝に進入し
    て、ドアロック本体に枢着されたラッチの係合部に噛合
    可能な自動車用ドアロックのストライカにおいて、前記
    係合部材とラッチとの噛合時に、第1係合杆がストライ
    カ進入溝の中心線上に位置するとともに、第2係合杆が
    中心線よりラッチ軸側に接近するように偏位し、かつ連
    結杆が中心線に対して傾くようにして、ベースプレート
    を車体に取付けたことを特徴とする自動車用ドアロック
    のストライカ。
JP1990043030U 1990-04-24 1990-04-24 自動車用ドアロックのストライカ Expired - Lifetime JPH0730848Y2 (ja)

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