JPH0452371Y2 - - Google Patents

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JPH0452371Y2
JPH0452371Y2 JP1984042128U JP4212884U JPH0452371Y2 JP H0452371 Y2 JPH0452371 Y2 JP H0452371Y2 JP 1984042128 U JP1984042128 U JP 1984042128U JP 4212884 U JP4212884 U JP 4212884U JP H0452371 Y2 JPH0452371 Y2 JP H0452371Y2
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JP
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striker
latch
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door
release lever
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のドア本体の自由端側に設けら
れ、ドア閉鎖時に車体側のストライカと係合させ
てドア本体を閉鎖状態で保持するドアロツク装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のドアロツク装置としては、実公
昭55−53648号公報に記載のように、樹脂製ベー
スの表裏面に取付板と金属製ベースプレートとを
固定したものが知られている。上記ドアロツク装
置において、樹脂製ベースにはストライカ導入用
開口が設けられ、この樹脂製ベースの表側にスト
ライカに係合するラツチとこのラツチを係止する
ラチエツトとを設け、裏側にはドアハンドルと連
動して上記ラチエツトを解除方向に動作させるロ
ツク解除レバーを設けたものが通常である。
ところで、金属製ベースプレートが樹脂製ベー
スの裏面全面を覆う場合、ドアロツク装置全体の
重量が増すため、金属製ベースプレートの中央
部、つまりストライカ導入用開口と対応する位置
に大きな窓孔を設け、金属製ベースプレートの重
量軽減を計つたものがある。このような窓孔を設
けると、重量軽減だけでなく、ロツク解除レバー
の一部が窓孔に対応してドアロツク装置全体の厚
みを薄くできるとともに、樹脂製ベースの裏側に
配置される部品の作動点検用窓孔として利用する
こともできる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、金属製ベースプレートに窓孔を設け
たドアロツク装置の場合、次のような問題があつ
た。即ち、万一正面衝突事故を起こしたりする
と、車体側に設けたストライカがドアロツク装置
のストライカ導入用開口の奥方へ突入し、樹脂製
ベースの開口底壁を破損させる可能性がある。そ
して、破損した樹脂破片が窓孔を介して背後のロ
ツク解除レバーをロツク解除方向に押し、ドアロ
ツクが外れてドアが開く恐れがあつた。もしドア
が開くと、乗員が車外に放り出される危険性があ
り、車体変形量も大きくなるという問題がある。
そこで、本考案の目的は、金属製ベースプレー
トに窓孔を設けたドアロツク装置において、衝突
事故時にドアが不意に開くのを防止したドアロツ
ク装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、ストライ
カ導入用開口を有する樹脂製ベースの表側に、ス
トライカと係合するラツチと該ラツチを係止する
ラチエツトとを設け、樹脂製ベースの裏側には、
上記ストライカ導入用開口と対応する位置に窓孔
を持つ金属製ベースプレートと、一部が上記窓孔
に臨み、ドアハンドルと連動して上記ラチエツト
を解除方向に動作させるロツク解除レバーとを設
けてなるドアロツク装置において、上記ロツク解
除レバーのストライカと対向する部位であつて、
ロツク解除方向への回動方向と反対側の側部に、
ストライカの一端部まで延びかつストライカと平
行および垂直な側縁を有する角形の突片を一体に
形成したものである。
〔作用〕
衝突事故を起こすと、車体側に設けたストライ
カがドアロツク装置のストライカ導入用開口の奥
方へ突入し、樹脂製ベースの開口底壁を破損させ
ることがある。しかし、樹脂製ベースの破片がロ
ツク解除レバーに当たつた時、突片のためにその
荷重の殆どがロツク解除レバーの板厚方向に作用
し、特にロツク解除方向へのモーメントを発生さ
せない。そのため、ロツク解除レバーは解除方向
には回動しない。
〔実施例〕
図面において、1は自動車のドア本体Aに固定
されたドアロツク装置の樹脂製ベースで、その表
側には金属製取付板2、裏側には金属製ベースプ
レート3がそれぞれ固定されている。上記樹脂製
ベース1の表面側には、車体B側に固定されたス
トライカ4が側方から入り込むストライカ導入用
開口5が形成され、これに対応して取付板2にス
トライカ導入用切欠6が形成されている。
上記樹脂製ベース1と取付板2との間には、ス
トライカ4と係合するラツチ7と、このラツチ7
を所定位置で係止するラチエツト8とが取り付け
られている。そして、ドア閉鎖時にストライカ4
が開口5に入り込むと、ストライカ4の一方の軸
部4aはラツチ7の溝7aに係合しつつラツチ7
を第2図左回り方向に回動させ、一定角度回動し
た位置でラチエツト8の先端がラツチ7の爪部7
bを係止するため、ストライカ4が開口5の奥部
に嵌り込んだ位置、即ちドア閉鎖位置でロツクさ
れる。
上記金属製ベースプレート3の裏側には、ロツ
ク解除レバー9が上記ラチエツト8の支軸10と
同軸上に取付けられており、かつピン11によつ
てロツク解除レバー9とラチエツト8とが連結さ
れ、両者は一体に回動するようになつている。ま
た、金属製ベースプレート3の裏側には、ドアハ
ンドルに連結されたオープンリンク12と連動す
る上下動自在なオープンレバー13が取付けられ
ている。そして、ドアハンドルを操作すると、オ
ープンレバー13が下動してその下端部13aが
ロツク解除レバー9の一端部9aを押し、ロツク
解除レバー9を第3図左回り方向に回動させる。
このロツク解除レバー9の回動につれて、ピン1
1によつて連結されたラチエツト8は第2図右回
り方向に回動し、ラツチ7の係止を解除する。こ
れにより、ラツチ7は自身の復帰力により第2図
右回り方向に回動し、ストライカ4の軸部4aを
溝7aから開放し、ドアロツクを解除するように
なつている。
上記ロツク解除レバー9の他端部9bは上記ロ
ツク解除動作時にオープンレバー13の側面に当
たつて停止できるように水平方向に折曲されてお
り、この他端部9bはストライカ4の突入位置の
背後に位置している。そして、この他端部9bの
近傍には、ストライカ4の一端部(図3の右端
部)まで延びかつストライカ4と平行および垂直
な側縁を有する角形の突片9cが一体に形成され
ている。また、金属製ベースプレート3の中央部
には、軽量化、部品の作動点検孔および上記ロツ
ク解除レバー9の他端部9bとの干渉防止のため
に、窓孔3aが形成されている。
上記構成において、衝突事故時にストライカ4
が樹脂製ベース1の開口5の底壁に追突すると、
樹脂製ベース1が割れてその破片がロツク解除レ
バー9を押すことになる。従来のように、ロツク
解除レバー9の側縁部に傾斜面9b(第3図中破
線で示す)を有すると、破片の板厚方向の押圧力
の分力がロツク解除レバー9をロツク解除方向に
回動させる恐れがある。ところが、上記ロツク解
除レバー9はストライカ4の右端部との対向位置
に角形の突片9cを有しているため、ロツク解除
レバー9は板厚方向に変形しても、ロツク解除方
向には回動せず、ドアが不用意に開く恐れはな
い。
第4図は本考案の他の実施例を示し、ロツク解
除レバー9の他端部9bがオープンレバー13の
側面と面で当接できるように傾斜させておき、こ
の他端部9b近傍に上記ストライカ4と対向する
角形の突片9cを形成したものである。この場合
も、ロツク解除レバー9が板厚方向に押圧されて
も、ロツク解除方向に回動する恐れはない。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば
ロツク解除レバーの反ロツク解除側の側部に角形
突片を形成し、ロツク解除レバーのストライカと
対向する部位を幅広としたので、樹脂製ベースの
破片でロツク解除レバーが板厚方向に押されたと
き、ロツク解除レバーはその荷重を面で受け、そ
のためロツク解除レバーは板厚方向に変形するも
のの、ロツク解除方向には回動しない。したがつ
て、衝突事故時にドアが不用意に開く恐れがな
く、安全である。また、従来ロツク解除レバーの
形状を一部変更するのみで、別部品を一切必要と
しないため、構造が複雑化することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるドアロツク装置を設け
た自動車のドア部分の横断面図、第2図はそのド
アロツク装置の正面図、第3図はドアロツク装置
の背面図、第4図はドアロツク装置の他の実施例
の背面図である。 1……樹脂製ベース、2……取付板、3……金
属製ベースプレート、3a……窓孔、4……スト
ライカ、5……ストライカ導入用開口、7……ラ
ツチ、8……ラチエツト、9……ロツク解除レバ
ー、9c……突片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ストライカ導入用開口を有する樹脂製ベースの
    表側に、ストライカと係合するラツチと該ラツチ
    を係止するラチエツトとを設け、樹脂製ベースの
    裏側には、上記ストライカ導入用開口と対応する
    位置に窓孔を持つ金属製ベースプレートと、一部
    が上記窓孔に臨み、ドアハンドルと連動して上記
    ラチエツトを解除方向に動作させるロツク解除レ
    バーとを設けてなるドアロツク装置において、 上記ロツク解除レバーのストライカと対向する
    部位であつて、ロツク解除方向への回動方向と反
    対側の側部に、ストライカの一端部まで延びかつ
    ストライカと平行および垂直な側縁を有する角形
    の突片を一体に形成したことを特徴とする自動車
    のドアロツク装置。
JP1984042128U 1984-03-24 1984-03-24 自動車のドアロツク装置 Granted JPS60154561U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984042128U JPS60154561U (ja) 1984-03-24 1984-03-24 自動車のドアロツク装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1984042128U JPS60154561U (ja) 1984-03-24 1984-03-24 自動車のドアロツク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60154561U JPS60154561U (ja) 1985-10-15
JPH0452371Y2 true JPH0452371Y2 (ja) 1992-12-09

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ID=30552589

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984042128U Granted JPS60154561U (ja) 1984-03-24 1984-03-24 自動車のドアロツク装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017133U (ja) * 1973-06-09 1975-02-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017133U (ja) * 1973-06-09 1975-02-24

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JPS60154561U (ja) 1985-10-15

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