JPH05276371A - カラー画像処理方法 - Google Patents

カラー画像処理方法

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JPH05276371A
JPH05276371A JP4070989A JP7098992A JPH05276371A JP H05276371 A JPH05276371 A JP H05276371A JP 4070989 A JP4070989 A JP 4070989A JP 7098992 A JP7098992 A JP 7098992A JP H05276371 A JPH05276371 A JP H05276371A
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JP
Japan
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signal
color
color image
neural network
image signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4070989A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Fujiwara
義久 藤原
Hirokazu Genno
広和 源野
Hiroshi Ichikawa
寛 市川
Seiji Fukushima
清司 福島
Hiroshi Kano
浩 蚊野
Hideto Fujita
日出人 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05276371A publication Critical patent/JPH05276371A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色空間の連続性を崩さないようなカラー画像
処理を行うことを目的とする。 【構成】 ファジィ推論回路2を利用して教師データを
得、この教師データにてニューラルネット5の学習を行
う。このニューラルネット5をルックアップテーブル化
し、このニューラルネットルックアップテーブル7を利
用して画像処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー複写機等の画像
出力機器に利用し得るカラー画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラー複写機において、入力さ
れたカラー原画を忠実に複写するのではなく、原画を基
に、肌色の美しいカラーコピー画を得たい場合がある。
このような人間の感性を考慮した画像処理の方法が、画
像電子学会研究会予稿90−40−04に掲載されてい
る。この方法は、ファジィ理論を利用して、色空間の連
続性を崩すことなく、人間の感性にあった色の選択的調
整を自動的に行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ファジィ理論を利用し
て色調整をする場合、以下のような問題を生じる。即
ち、数1は、ファジィ推論の中で実用的であることで利
用される簡略化ファジィ推論式を示している。
【0004】
【数1】
【0005】但し、μiは適合度、viはルールとして
与えられた変数、iはルール番号を示る。
【0006】この数1において、Yは各ルールの重みを
考慮して線形的加重平均を算出した値であることが分か
る。また、この式における各ルールは独立なものとして
扱っている。従ってこの推論方法を用いると、各ルール
の接点、変化点、境界において出力値Yの変化の滑らか
さが損なわれる場合が考えられる。これは、前述の画像
処理方法において、色空間の連続性を崩す場合があるこ
とを意味する。
【0007】更に、カラー原画は、どのような光源の下
で撮影されたかによって色合いが変化する。従って、光
源を考慮した画像処理を行えば、より汎用性のある画像
処理が行える。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ニ
ューラルネットの非線形性を用いて、かかる不都合を解
決するものである。
【0009】即ち、まづ、カラー画像信号を入力信号と
してファジィ推論を利用した画像処理を行い、出力信号
として補正カラー画像信号を得る。次にこの入力信号と
出力信号の関係を、ニューラルネットに学習させる。こ
のようにして学習されたニューラルネットに対してカラ
ー画像信号を入力し、出力信号として補正カラー画像信
号を得る。こうして得られた補正カラー画像信号に基づ
いて入力カラー画像信号を補正し、出力信号としてのカ
ラー画像信号を得る。
【0010】更に、光源の色温度をニューラルネットの
入力信号として追加して、光源を考慮したカラー画像信
号を出力信号として得る構成としている。
【0011】
【作用】上記構成によれば、ファジィ推論のみを利用し
た画像処理の不都合が、ニューラルネットの非線形性に
より解消される。更に、ニューラルネットの入力信号と
して光源の色温度を追加したことにより、汎用性のある
画像処理となっている。
【0012】
【実施例】ニューラルネットを利用したカラー画像処理
方法を以下に説明する。
【0013】図1はニューラルネットに学習させる教師
データを得るための第1ステップを実現する回路ブロッ
クを示している。この実施例では、ファジィ推論を用い
て画像処理を行い、教師データを得ている。このファジ
ィ推論を用いた画像処理方法は、例えば、先に述べた画
像電子学会研究会予稿90−40−04に詳しく記載さ
れている。
【0014】カラー原画をスキャナーにて走査して、R
GB色信号を得る。この色信号を、変換回路1にて明度
* 、彩度Cab *、色相Hab°に変換し、これをファ
ジ推論回路2の入力とし、出力として、明度、彩度、色
相の各補正量(ΔL*、ΔCa b *、ΔHab°)を得る。
この補正量を変換回路3にてRGB色信号の補正量(Δ
R、 ΔG、ΔR)に変換する。このようにして、得ら
れたRGB信号の入力と出力の関係をメモリに記憶し
て、ファジィルックアップテーブル4を形成する。
【0015】図2は、前記ステップにて得られた入力信
号と出力信号の関係を、ニューラルネットに学習させる
第2ステップを実現する回路ブロックを示している。こ
の実施例では、前記第1ステップにて形成されたファジ
ィルックアップテーブル4とニューラルネット5にてニ
ューラルネット学習回路6を構成している。
【0016】ニューラルネット5の入出力式としては、
数2を利用することができる。
【0017】
【数2】
【0018】この式において、Xjはj番目のユニット
からの出力、θiは閾値、wijは各ユニット間の結合
度合の強弱を示す結合係数である。また、f()は、飽
和型の非線形の関数であるシグモナイド関数を用いる。
このような式から算出されるニューラルネットの出力は
非常に滑らかであることが知られている。
【0019】図2に示すニューラルネット学習回路6に
対して、入力値としてRGB色信号データを入力し、フ
ァジィルックアップテーブル4の出力値ΔR、ΔG、Δ
Bをニューラルネットワークの出力値として学習を行
う。
【0020】この学習の結果得られたRGB信号の入力
と出力の関係にて、図3に示すニューラルネットルック
アップテーブル7を形成する。第3ステップでは、かか
るニューラルネットルックアップテーブル7に対してR
GB色信号を入力して、その出力として補正RGB色信
号を得ることができる。
【0021】この補正RGB信号に基づいて入力RGB
信号を補正して、色調整された信号を得る。カラーコピ
ー画を得るためには、このRGB信号をY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)信号に変換する。
【0022】さて、これまで説明した実施例では、カラ
ー原画がどのような光源の下で撮影されたかが、考慮さ
れていない。以下、光源を考慮した画像処理について、
説明する。
【0023】光源の種類が分からない場合には、カラー
原画から光源を推定しなければならないが、この推定方
法は本発明の要旨ではないので説明は省略するが、従来
方法を利用することができる。
【0024】光源の色データとしては、RGB値を利用
するのが一般的であるが、画像データの3変数と合わせ
ると、合計6つの変数をニューラルネットに入力するこ
とになり、ニューラルネット構造が複雑となる。そこ
で、本発明では、光源データとして色温度を利用する。
演色性の良い光源については、色温度データで光源デー
タが近似できることが知られている。
【0025】図4はRGB色信号と色温度を入力とした
ニューラルネット8を示しており、入力層ユニット数
4、中間層ユニット数20、出力層ユニット数3の3層
構造バックプロパゲーションとなっている。
【0026】このニューラルネット8に対する学習方法
は先に説明した方法と同様である。また、実際に画像処
理をする為には、処理速度を高速化すべく、先に説明し
た場合と同様に、学習されたニューラルネット8をルッ
クアップテーブル化すると良い。
【0027】
【発明の効果】画像処理において重要なことは、処理後
においても、色空間の連続性を保っていることである。
ニューラルネットを利用した本発明によれば、色空間の
連続性を保った状態で色の選択的な調整が行える。明度
*、彩度Cab *、色相Hab°の 入力のうち、彩度C
ab *を固定し、明度L*、色相Hab°を変化させた場合
におけ る色相ΔHab°の変化の状態を示すことによ
り、本発明の効果を示す。
【0028】即ち、図5はニューラルネットワークを利
用した本発明の場合を示しており、図6はファジィ推論
を利用した従来の場合を示しているが、これらの図から
図5の方が色の連続性を保った状態で滑らかに変化して
いることが分かる。
【0029】更に、色温度を考慮することにより、より
汎用性のある画像処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】教師データを得るステップを実現する回路ブロ
ックを示す。
【図2】ニューラルネットに学習させるステップを実現
する回路ブロックを示す。
【図3】ルックアップテーブル化されたニューラルネッ
トを示す。
【図4】色温度が入力されるニューラルネットを示す。
【図5】本発明にて処理した場合の、色相の変化状態を
示す。
【図6】従来技術にて処理した場合の、色相の変化状態
を示す。
【符号の説明】
1 変換回路 2 ファジィ推論回路 3 変換回路 4 ファジィルックアップテーブル 5 ニューラルネット 6 ニューラルネット学習回路 7 ニューラルネットルックアップテーブル 8 ニューラルネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G03G 15/00 303 (72)発明者 福島 清司 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 蚊野 浩 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 藤田 日出人 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像信号を入力信号としてファジ
    ィ推論を利用した画像処理を行い、出力信号として補正
    カラー画像信号を得るステップと、 前記ステップにて得られた入力信号と出力信号の関係
    を、ニューラルネットに学習させるステップと、 前記ステップにて学習されたニューラルネットに対して
    カラー画像信号を入力し、出力信号として補正カラー画
    像信号を得るステップと、 前記ステップにて得られた補正カラー画像信号に基づい
    て入力カラー画像信号を補正することを特徴とするカラ
    ー画像処理方法。
  2. 【請求項2】 カラー画像信号及びこのカラー画像信号
    から推測される光源の色温度を入力信号としてファジィ
    推論を利用した画像処理を行い、出力信号として補正カ
    ラー画像信号を得るステップと、 前記ステップにて得られた入力信号と出力信号の関係
    を、ニューラルネットに学習させるステップと、 前記ステップにて学習されたニューラルネットに対して
    カラー画像信号及びこのカラー画像信号から推測される
    色温度を入力し、出力信号として補正カラー画像信号を
    得るステップと、 前記ステップにて得られた補正カラー画像信号に基づい
    て入力カラー画像信号を補正することを特徴とするカラ
    ー画像処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0720390A2 (en) * 1994-12-30 1996-07-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Non-linear color corrector and method thereof
CN114885094A (zh) * 2022-03-25 2022-08-09 北京旷视科技有限公司 一种图像处理方法、图像处理器、图像处理模组及设备
JP2023044689A (ja) * 2021-09-18 2023-03-31 株式会社ツバサファクトリー 画像処理装置

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