JPH06245060A - モデルに基づくカラー画像の中間階調化方法 - Google Patents

モデルに基づくカラー画像の中間階調化方法

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JPH06245060A
JPH06245060A JP5287273A JP28727393A JPH06245060A JP H06245060 A JPH06245060 A JP H06245060A JP 5287273 A JP5287273 A JP 5287273A JP 28727393 A JP28727393 A JP 28727393A JP H06245060 A JPH06245060 A JP H06245060A
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JP
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color
image
signal
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model
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Application number
JP5287273A
Other languages
English (en)
Inventor
Thrasyvoulos N Pappas
ニコラウ パパス スラシヴォウロス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
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Publication date
Application filed by American Telephone and Telegraph Co Inc filed Critical American Telephone and Telegraph Co Inc
Publication of JPH06245060A publication Critical patent/JPH06245060A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カラー入力信号に対応するカラー中間調出力
画像を生成するモデルに基づく印刷方法とシステムとを
提供する。 【構成】 個々のプリンタタイプのモデルは、プリンタ
に適用されたとき、高品質のカラー中間調画像を生成す
る出力信号を生成する方法でカラー信号を修正するため
に使用されうる予測プリンタ誤差信号が生成されるのを
可能とする。他の態様によれば、(1)目モデルフィル
タによりろ波されたカラー画像入力に対応する予測知覚
画像と(2)目モデルフィルタが後続する、プリンタを
モデル化するフィルタにより出力画像のろ波から生じた
カラー中間調画像との差に基づいて、誤差関数を最小と
する出力画像信号が選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示技術の分野に
関し、特に、カラー画像を近似する2値画素を使用する
画像表示に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル中間階調化(「空間ディザ
法」ともいう)は、連続階調画像という錯覚を作り出す
ために限られた数の色で画素パターンを作り出す方法で
ある。上記錯覚は、集合することにより、人間の目に連
続画像として知覚される近接円形スポット(すなわち、
ドット)の配置により作り出される。ディジタル中間階
調化は、連続階調の直接翻訳が不可能なメディアにおい
て、連続階調画像を表示するために使用される。ディジ
タル中間階調の使用のありふれた例は、紙へのカラー画
像の印刷である。
【0003】「完全」プリンタは、方形インクドットを
生じる。これらの方形ドットの寸法は、T×Tである
(ただし、Tは、ドット間隔)。しかし、大抵のプリン
タは、円形ドットを生じる。「理想」プリンタによれ
ば、ドットは、T/21/2の半径を有する円形である。
これは、1頁全体をインクでカバーするのに必要な最小
半径である。しかし、これは、隣合うドットの重なりが
存在することを意味する。この重なりは、印刷画像の色
の歪み源である。また、T/21/2より大きい半径を有
するインクドットを生じるプリンタも存在するので、さ
らに大きい歪みを生じることになる。カラープリンタ
は、3色のインク(代表的な場合、シアン、マゼンタお
よび黄)を使用する。したがって、ドットの重なりは、
同一色、または、互いに異色のドット間で生じる虞があ
る。ドットの重なりは、非理想プリンタによって引起こ
される幾つかのタイプの歪みのひとつにすぎない。
【0004】従来の中間階調化技術は、カラードットを
群として(すなわち、マクロドットとして)印刷するこ
とにより、ドットの重なりのようなプリンタ歪みに影響
されない。このような技術は、「古典的」集合ドット配
列ディザである。この技術によれば、画像強度は、マク
ロドット(ドット間隔は一定である)の寸法により表現
される。この古典的技術は、新聞画像印刷で使用される
伝統的アナログ中間階調化技術を模倣する。カラー印刷
では、3色からなるマクロドットが印刷される。代表的
な場合、互いに異なる色からなるマクロドットが重なる
ので、プリンタ歪みは、画像の全体の明るさだけでな
く、色にも影響する。したがって、これらの従来方法
は、空間解像力およびカラー解像力を犠牲にすれば、歪
みに影響されない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カラー中間
階調化にプリンタモデルを使用するための一般的骨組を
与える。本発明は、プリンタ歪みの影響を受けないよう
にするよりも、ドットの重なり、および、色の相互作用
のような歪みを利用することにより、結果として生じる
表示カラー画像の色解像力および空間解像力を増大させ
る。上記歪みは、カラー中間階調化過程においてプリン
タモデルを使用することにより利用される。
【0006】
【課題を解決するための手段】複数のカラープリンタモ
デルを組込む本発明の実施例が開示される。これらのモ
デルは、印刷ドットがほぼ円形であり、頁を完全にカバ
ーするのに必要な最小寸法よりも大きいことを仮定す
る。上記モデルは、近接する同一色のドット、および、
互いに異色のドット間の重なりを補償する。誤差拡散中
間階調化でのプリンタモデルの適用に関する第1実施例
が開示される。第2実施例は、最小二乗中間階調化での
プリンタモデルを組込む。
【0007】両実施例は、画像がプリンタでの中間階調
化に適する非中間階調形式で伝達される、カラー画像フ
ァクシミリ伝送の文脈において提示される。この文脈
は、利用可能な技術による受信位置への伝送のため、画
像の符号化(これにより、低ビット伝送速度を達成す
る)を可能とし、プリンタモデルにおいて表現されたプ
リンタ特性の知識により上記受信位置での画像の中間階
調化(これにより、印刷画像の品質を向上させる)を可
能とする発明の有利な使用を説明する。中間階調化は、
プリンタモデルに関して表現されたプリンタ特性の知識
または推定値が与えられるならば、発信位置においても
なしうる。
【0008】明細書中での議論は、本発明がカラープリ
ンタに適用された場合に絞られているが、本発明が陰極
線管(CRT)表示装置のような他の表示システムにも
適用できることを理解すべきである。
【0009】
【実施例】I.序論 A.視知覚モデル 中間階調化は、目が近接するカラースポットの集合を色
の影として知覚することにより、機能する。または、目
は、空間低域通過フィルタを内蔵するかのように動作す
ると言いうる。多くの研究者は、目の(しばしば、変調
伝達関数(MTF)と称される)空間周波数感度を推定
してきた。その代表例は、(最初、符号化された画像の
主観的品質を予測するために使用された)以下の推定式
である。
【0010】
【数1】
【0011】数式中、fは、サイクル/度で表される。
マノス,ジェイ・エル.(Mannos,J.L.)、および、ディ
ー.ジェイ.サクリソン(D. J. Sakrison)の「画像符号
化に関する視覚的忠実性基準の効果」(IEEE Trans. on
Info. Th.、第IT−20巻第4号第525〜536ペ
ージ、1974年7月)を参照してほしい。マノス・サ
クリソン思想に基づく、この変調伝達関数は、図1に示
されている。数式(1)で示されているように、目は、
8サイクル/度前後の周波数に対して最も敏感である。
他の研究者もピーク感度が3〜10サイクル/度に存在
すると種々試算している。より高い周波数での感度低下
は、一般的に、目の光学的特性(例えば、瞳孔寸法)に
帰せられる。
【0012】図1は、目の感度が約3サイクル/度およ
び16サイクル/度でのピークから3dB下落し、35
サイクル/度で20dB下落し、60サイクル/度で約
46dB下落したことを示す。低周波数での感度低下
は、(あるカラー水準の領域は、より暗いカラー水準に
囲まれたときよりも、より明るいカラー水準に囲まれた
ときの方が暗く見える)「同時対比の錯覚」を補償し、
(互いに異なるカラー水準の2つの領域が端縁で出会う
とき、目が端縁の明るい側に明るい帯域を知覚し、端縁
の暗い側に暗い帯域を知覚する)マッハバンド効果を補
償する。
【0013】目は、斜めのパターンに対してよりも、水
平もしくは垂直正弦状パターンに対して敏感である。具
体的には、目は、45度シヌソイドに対して最も感度が
小さい。その差は、10サイクル/度で約0.6dBで
あり、30サイクル/度で約3dBである。これは、大
きいとは思われない。しかし、これは、プリンタのため
の最も普通に使用される中間階調化技術に使用され良い
効果を生じる。
【0014】人間の視知覚の中心特性を把握しようとす
る多数のモデルが提案されている。例えば、ジェイン,
エイ.ケイ.(Jain, A. K.)の「ディジタル画像処理の
基礎」(プレンティス ホール(Prentice Hall)、エン
ゲルウッド クリフス,ニュージャージー(Englewood C
liffs, N. J.)1989年,特に、第56〜57頁)、
コーンズウィーク,ティー.エヌ.(Cornsweek, T. N.)
の「視知覚」(アカデミック出版、ニューヨーク、ニュ
ーヨーク州、1970年)、および、ネトラヴァリ、エ
イ.エヌ.(Netravali, A. N.)およびビー.ジィー.ハ
スケル(B. G.Haskell)の「ディジタル画像:再現と圧
縮」(プレナム、ニューヨーク、ニューヨーク州、19
88年、特に、第292〜297頁)を参照してほし
い。最も単純な視知覚モデルは、フィルタ(例えば、数
式(1)のフィルタ)のみを含む。多分、最も普通に引
用される他の視知覚モデルは、図2に示されているよう
に、無記憶非線形性を含む。図2において、xで表され
た入力画像は、フィルタ202(例えば、数式(1)の
フィルタ)によってろ波される前に、無記憶非線形性2
01に曝されることにより、修正画像yを生じるものと
して示されている。フィルタ202の出力zは、知覚画
像である。このような非線形性は、最も小さい有意強度
変化は、強度(すなわち、灰色レベル)に比例すると言
うウェーバーの法則を補償する。最も普通には、これ
は、対数、または、べき乗(例えば、x3)則として表
現される。さらに複雑なモデルは、例えば、非線形性2
01の前にあるフィルタ、または、フィルタ202の代
りにフィルタバンクを含む。
【0015】多くの場合、実用上の考慮により、目の特
性をモデル化するための有限長インパルス応答フィルタ
の使用を決める。例えば、1次元離散空間モデルは、以
下の形を取りうる。
【0016】
【数2】
【0017】数式中、xkは、(1行目または1列目か
らの)カラー画像の標本であり、zkは、(認識の基礎
となる)モデル出力であり、M(・)は、2m+1個の
独立変数(mは、負でない整数である)を有するすべり
ウインドウである。このようなモデルは、容易に無記憶
非線形性および有限長インパルス応答フィルタを組込み
うる。使用できる代表的モデルは、以下の形を有する。
【0018】
【数3】
【0019】数式中、n(・)は、無記憶非線形性であ
り、h-m,hmは、有限長インパルス応答フィルタのイ
ンパルス応答であり、星印*は、たたみこみを意味す
る。また、状況により、非線形関数201は、以下の式
が適切である。
【0020】
【数4】
【0021】数式中、x1,x2,x3は、画像の色成分
であり、r1,r2,r3は、実数である。例えば、他の
者は、r1=r2=r3=1/3が最良であることを発見
した。mは、できるかぎり大きいように選定する方が有
利であるが、19次の有限長インパルス応答フィルタに
対するm=9という値(その周波数応答は、300dp
iで採られ76.2cm(30インチ)で見られた標本
に対してほぼ1となった)は、多くの適用例に対して妥
当な水準の計算の複雑性を含むことが判明した。有限長
インパルス応答フィルタのインパルス応答と周波数応答
とは、それぞれ、図3と図4とに示されている。図4
中、実曲線は、比較のため、図1の目の変調伝達関数f
s=1/τ=157.1サイクル/度を示す。図3中、
τは、0.0064度に等しい。
【0022】以下の形を有する目の特性の2次元離散空
間モデルを使用しうる。
【0023】
【数5】
【0024】数式中、xk,lは、カラー画像標本であ
り、Ni,jは、位置(i,j)の有限周辺であり、zi,j
は、(認識の基礎となる)モデル出力であり、M(・)
は、すべりウインドウ関数である。このようなモデル
は、有限長インパルス応答フィルタが後続する無記憶非
線形性を容易に組込むことができる。使用しうる代表的
モデルは、以下の形を有する。
【0025】
【数6】
【0026】数式中、n(・)は、(1次元の場合と同
一の)無記憶非線形性であり、hi, jは、有限長インパ
ルス応答フィルタのインパルス応答であり、星印*は、
たたみこみを意味する。300dpiで採られ76.2
cm(30インチ)の距離で見られた標本について、h
i,j=hij(ただし、hkは、図3と図4とに示された
1次元フィルタである)により、2次元フィルタが与え
られうる。さらに複雑なフィルタは、非分離とすること
ができ、上述した45度シヌソイドに対する目の小さい
感度を補償することができる。
【0027】B.プリンタモデル ここでは、本発明の実施例に使用されるプリンタモデ
ル、および、カラーレーザプリンタの幾つかの具体的モ
デルのための骨組を紹介する。本発明の技術思想は、種
々のタイプのプリンタに適用されうるものであるが、本
発明に使用されるプリンタの一例は、(400dpiの
電気図的プリンタである)CANON CLC300プ
リンタである。プリンタの他の一例は、(300dpi
感熱プリンタである)QMSカラースクリプト100プ
リンタである。
【0028】最初の近似に対して、上記プリンタは、T
インチの水平間隔および垂直間隔を有するデカルト座標
格子のいずれの位置にも、紙上に、(通常、ドットと称
する)カラースポットを出力する能力がある。Tの逆数
は、一般的に、dpi単位でのプリンタ解像度という。
【0029】多くのカラープリンタは、シアン(C)、
マゼンタ(M)および黄(Y)の3色のインクを使用す
る。プリンタは、2値成分を含む3次元ベクトルのNW
×NH配列によって制御される。各ベクトルは、以下の
形を有する。
【0030】
【数7】
【0031】数式中、bC i,j=1は、上端からi×Tイ
ンチ離れ画像の左端からj×Tインチ離れた位置(i,
j)にシアン色ドットが配置されるべきことを示し、b
C i,j=0は、位置(i,j)にいずれのシアン色ドット
も配置されるべきでないことを示す。マゼンタ色のbM
i,j成分と黄色のbY i,j成分も、同様に定義される。bC
i,j=0、bM i,j=0およびbY i,j=0のとき、位置
は、白色のままとなる。このような白色の位置は、白色
ドットという。2個以上の成分が1に等しいときは、互
いに異色のインクが刷り重ねられ、赤、緑、青または黒
のドット(シアン、マゼンタおよび黄の組合せの代りに
黒インクを使用して黒ドットを印字するプリンタもあ
る)、したがって、各ドットについて、23=8種の色
を指示しうる。
【0032】シアン、マゼンタおよび黄は、減色系の基
礎を形成する。中間調カラー画像は、加色の赤(R)、
緑(G)および青(B)によっても表現しうる。このよ
うな場合には、各ベクトルは、以下の形となる。
【0033】
【数8】
【0034】数式中、aR i,j=1は、位置(i,j)に
おける赤色成分の出現が阻止されていないことを示し、
R i,j=0は、赤色成分が0であることを示す。その他
の色成分も同様に定義される。理想インクを仮定する
と、2つの表現間の変換は、以下のようになる。
【0035】
【数9】
【0036】
【数10】
【0037】理想インクの仮定は、シアン色インクが緑
と青との出現を阻止しない状態で、赤色成分の出現を1
00%阻止する一方、マゼンタ色インクが緑色成分の出
現を100%阻止する一方、赤と青との出現を阻止せ
ず、黄色インクが青色成分の出現を100%阻止する一
方、赤と緑との出現を阻止しないことを意味する。本発
明の実施例に関する以下の議論は、赤、緑および青の加
色系の文脈で示される。しかし、当業者は、上述した減
色系を含めて、他の表色系にも使用できることを理解し
よう。
【0038】上述したプリンタは、正方形ドットでなく
円形ドットを生じる。図5は、上記プリンタの大部分に
よって引起される歪み(インクの拡がりが位置(i,
j)で生じたかのように、この位置(i,j)をカバー
するのに必要な最小寸法より大きいドット)の重要な理
由を示す。この図において、各正方形は、位置(i,
j)を表現する。各ぼかし円は、インクドットを表現す
る。インクの色は、各位置内の順に並んだ3個の数字に
よって示される。だから、例えば、加色系の3個の数字
0,1,0は、位置における緑色ドットを示し(aG i,j
=1)、赤色ドットおよび緑色ドットを示さない(aR
i,j=aB i,j=0)。
【0039】熱仕上、紙内への光の反射および他の現象
によって引起される他の種々のプリンタ歪みも存在す
る。また、インクは、理想インクでなくてもよい。結果
として、位置(i,j)において、プリンタにより生成
されたカラー水準は、若干複雑な方法でベクトルai,j
と周辺ドットとにより決まる。しかし、ドット間の接近
した間隔と目の空間的解像力の制限とのために、カラー
水準は、位置(i,j)の平均カラー水準に等しい位置
(i,j)についての一定値Pi,jを有するものとして
モデル化されうる。
【0040】従って、カラープリンタモデルは、以下の
形となる。
【0041】
【数11】
【0042】数式中、Wi,jは、ai,jと周辺位置とを含
む位置マトリックス、または、位置ウィンドウ(例え
ば、ai,jを中心位置とする3×3位置ウインドウ)で
あり、プリンタモデルPは、Wi,jの関数である。した
がって、印刷されるべきドットパターンを指定する配列
[ai,j]が与えられれば、プリンタモデルPは、原ド
ット配列と同一次元を有する新カラー水準配列
[Pi,j]を生成する。
【0043】1.非分離型プリンタモデル プリンタモデルPは、印刷された頁の隣合う位置におい
て、重なり合うカラードットの幾何学的配置と光吸収性
とに関係する。幾何学的配置は、図6に示されている。
【0044】図6に示されているように、1個の正方形
画素位置は、互いに異色のセグメントを含みうる。上記
画素とその8個の周辺画素(すなわち、Wi,j)につい
てのカラー指定により、画素(i,j)の各セグメント
は、インクスポット0(インク無)または1個以上のイ
ンクスポット(または、その一部)の存在により生成さ
れるいずれの色をも呈しうる。各セグメントの色が不明
のときは、プリンタモデルPは、例えば、RGB(加
色)領域での平均色Pi,jを種々のセグメントの色の重
み付き合計として指定できる。各セグメントの重みは、
セグメントの面積に等しい。この面積は、図7に示され
たパラメータα,βおよびγに基づいて計算しうる。
【0045】
【数12】
【0046】パラメータα,βおよびγはT2に対する
図7に示されたぼかし領域の面積の比である。これらの
パラメータは、理想ドット半径T/21/2に対する実ド
ット半径の比であるρによって表現しうる。上述したC
ANONプリンタとQMSプリンタとの両方について、
実ドット寸法は、理想ドット寸法(すなわち、ρ=1,
α=0.143,β=0およびγ=0)に近似する。
【0047】さらに具体的に言えば、非分離型モデル
は、以下の式および図9を参照して理解される。
【0048】
【数13】
【0049】 数式中、面積(k)=ε,k=1,2,3,4 面積(k)=δ,k=5,6,7,8 面積(k)=ζ,k=9,10,11,12 面積(k)=η,k=13 および Pij,1=印刷カラー(C,M,Y) aR ij=0,または、aR i-1,j=0,または、aR i,j-1
=0,または、aR i-1,j- 1=0のときは、C=1であ
る。aG ij=0,または、aG i-1,j=0,または、aG
i,j-1=0,または、aG i-1,j- 1=0のときは、M=1
である。aB ij=0,または、aB i-1,j=0,または、
B i,j-1=0,または、aB i-1,j- 1=0のときは、Y=
1である。k=2,3,…,13についても、Pij,k
同様に定義される。
【0050】関数、印刷カラー(シアン,マゼンタ,
黄)は、選定されたインクに基づいて確定されうる。ま
た、この関数の(赤、緑、青)成分は、例えば、以下の
表として指定しうる。
【0051】
【表2】
【0052】総計8(すなわち、23)個の独立変数に
ついても同様である。関数、印刷カラーの値は、例え
ば、単独で、または、他のインクとの組合せで、或る色
の出現を阻止するインクの能力によって決まる。
【0053】この結論は、3×3ウィンドウWi,jを有
する非分離型のプリンタモデルを明らかにする。より高
い次元のウィンドウ群を使用するプリンタモデルが同様
な方法で生じることが理解されよう。
【0054】2.分離型プリンタモデル すべてのインクが理想インクであると仮定されるとき
は、位置(i,j)の平均色Pi,jは、赤色成分、緑色
成分および青色成分のいずれとも無関係に確定されう
る。したがって、数式(11)は、以下のようになる。
【0055】
【数14】
【0056】数式中、各色成分は、円形ドット重なりモ
デルによって指定される。
【0057】円形ドット重なりモデルは、印刷された画
素から反射される色成分(赤、緑または青)の光の割合
を予測(すなわち、推定)する。各色成分について、円
形ドット重なりモデルは、以下のように定義される(赤
成分について例示する)。
【0058】
【数15】
【0059】数式中、WR i,jは、aR i,jを囲む(aR i,j
とその8個の周辺画素を含む)ウィンドウを示す。この
ウィンドウは、磁針方向を使用して、以下のように指数
化してもよい。
【0060】
【数16】
【0061】関数f1は、赤色成分が0の水平方向およ
び垂直方向の周辺ドットの数(すなわち、集合{aR n
R e,aR s,aR w}における0の数)である。関数f2
は、赤色成分が0であり、赤色成分が同様に0である水
平方向または垂直方向のいずれの周辺ドットにも隣合う
ことのない対角線方向において近接する(すなわち、
{aR nw,aR ne,aR se,aR sw}に囲まれた)ドットの
数である。(赤色成分が0であり、赤色成分が同様に0
である水平方向または垂直方向のいずれの近接ドットに
も隣合うことのない)対角線方向において近接するドッ
トの一例は、aR nw=0およびaR n=aR zw=1である。
関数f3は、(一方が位置(i,j)の水平方向近接ド
ットであり、他方が位置(i,j)の垂直方向近接ドッ
トである)赤色成分が0である近接ドット対の数である
(例えば、aR n=aR w=0は、このような近接ドット対
のひとつである)。
【0062】緑色成分および青色成分は、数式(15)
および数式(16)に関連して上述した赤色成分と同様
に定義される。
【0063】理想ドット半径に対する実ドット半径の比
であるρにより、α、βおよびγは、以下のように表さ
れうる。
【0064】
【数17】
【0065】
【数18】
【0066】
【数19】
【0067】これらの数式は、1≦ρ≦21/2、すなわ
ち、色成分ドットは、T×Tの正方形をカバーするのに
十分な大きさであるが、1個の白色ドットによって(水
平方向または垂直方向において)隔てられたドットが重
なる大きさでないことを仮定する。3個のパラメータの
うち最大であるパラメータαは、ドットによりカバーさ
れる水平方向または垂直方向の近接位置の画分を表す。
モデルは、紙が各色成分に対して強度0で飽和するとい
う事実によって、入力ビットにおいて線形でないことに
留意すべきである。
【0068】この議論は、3×3ウィンドウWi,jを有
する分離型プリンタモデルを明らかにする。より大きな
ウィンドウを使用するプリンタモデルも同様な方法で生
じうることは、明らかであろう。
【0069】C.ハードウェアの実施例 説明を明瞭にするために、本発明の実施例は、(「プロ
セッサ」と名づけられた機能ブロックを含む)個々の機
能ブロックから成るものとして示されている。これらの
ブロックが表現する機能は、ソフトウェアを実行する能
力を有するハードウェア(限定されないが)を含めて、
共用もしくは専用ハードウェアの使用により得ることが
できる。
【0070】「プロセッサ」という用語の使用は、ソフ
トウェアを実行する能力を有するハードウェアのみを指
すものと解釈されるべきでない。
【0071】実施例は、例えば、AT&T DSP16
またはDSP32Cのようなディジタル信号プロセッサ
(DSP)、以下に述べる演算を行うソフトウェア、お
よび、従来の半導体メモリ(例えば、ランダムアクセス
メモリ、および、読出し専用メモリ)から構成しうる。
超大規模集積ハードウェアからなる本発明の実施例、お
よび、ディジタル信号プロセッサと超大規模集積との混
成からなるものも使用されうる。
【0072】本発明の、プリンタモデルに基づく中間階
調化技術の適用例は、他のハードウェアを使用しうる
し、また、適切な場合には、上記適用例の特殊な要件に
適合するソフトウェアを使用しうる。例えば、プリンタ
を修正する場合に、必要な処理は、プリンタに組込まれ
たマイクロプロセッサによって行われうる。モデル情報
と制御用ソフトウェアとは、便宜が良ければ、読出し専
用メモリ装置(ROM)に格納しうる。
【0073】II.本発明の実施例 以下、本発明の2つの実施例を示す。第1実施例は、色
誤差拡散中間階調化過程にプリンタモデルを組込む例で
ある。第2実施例は、色最小二乗中間階調化過程にプリ
ンタモデルを組込む例である。
【0074】A.色誤差拡散モデルに基づく中間階調化 誤差拡散中間階調化によれば、各画素は、(通常、着目
画素の上方に存在する画素および左方に存在する)
「前」画素によって決まるしきい値と比較される。換言
すると、各画素は、過去誤差を補償するために、補正係
数が最初の色強度に適用された後、固定しきい値と比較
される。[xi,j]を2次元の連続カラー階調画像とす
れば、以下の数式は、i行j列に位置する画素を示す。
【0075】
【数20】
【0076】画像[xi,j]は、従来型走査の結果であ
り、左から右へ、および、上から下へ処理される。当
然、他の順序も可能である。走査の結果として、画像
[xi,j]は、1個の生成されるべきドットについて、
1個の画素から構成されることもある。指定された画像
の画素標本の数が生成されるべきドットの数より少ない
ときは、画像の補間が必要である。補間は、例えば、従
来の双線形補間、または、等リプル低域通過有限長イン
パルス応答フィルタと結合されたエキスパンダの使用
(例えば、プレンティスホールの第107頁のオッペン
ハイム(Oppenheim)とシェイファー(Schafer)による「離
散時間信号処理」(1989年)参照)のような高級技
術によって行われてもよい。画素xi,jの各色成分の強
度は、0と1との間で変化する。
【0077】標本化された画像[xi,j]に応答して、
誤差拡散法により生成された画像[ai,j]は、以下の
1組の数式に従う信号処理によって得られる。
【0078】
【数21】
【0079】
【数22】
【0080】
【数23】
【0081】数式中、Vi,jは、「補正」連続カラー階
調画素である。いずれの「瞬時」(i,j)における誤
差ei,jも、補正画素Vi,jと中間調画素ai,jとの差と
して定義される。「過去」誤差は、しきい値と比較され
ることにより中間調画素ai,jを得る前に、色成分毎に
低域通過ろ波され、現画像値xi,jから差引かれる。低
域通過フィルタのインパルス応答は、[hi,j]であ
る。したがって、中間階調化誤差は、画像全体に「拡
散」される。
【0082】従来の色誤差拡散中間階調化の概略図が図
11に示されている。画像[xi,j]は、左から右へ、
および、上から下へ(すなわち、左上から出発して右下
で終了するように)走査される。通常、誤差拡散中間階
調化は、画像を1回通過することを必要とするだけであ
る。ブロック110によって表現されるしきい値のTR i
,jは、説明のため、(色強度目盛の中間である)値0.
5に固定されている。緑色成分と青色成分とのしきい値
も、同様に設定されうる。
【0083】下つき、および、上つきで示されているよ
うに、しきい値Tは、位置から位置へ変化し、色から色
へ変化し得る。
【0084】差分回路は、図中、120および125で
示されている。低域通過フィルタ115は、インパルス
応答[hi,j]を有する。低域通過フィルタは、非対称
中間平面支持(因果性2次元同値)を有し、(安定性を
保証するため)合計が1となる正の係数群を有する。す
なわち、(左方または上方の)「前」画素の効果は、補
償されうるが、(走査順序において未だ生じていない)
「将来」画素は、いずれの誤差信号にも寄与しない。
【0085】誤差拡散法で使用される種々のフィルタ
は、既に文献に示唆されている。このようなフィルタの
説明に役立つのは、ジャーヴィス(Jarvis)、ジュディス
(Judice)、および、ニンケ(Ninke)により提案された、
「2水準表示装置による連続階調画像の表示技術の評
価」(5 コンピュータグラフィクスと画像処理、第1
3〜40ページ(1976年))である。このフィルタ
の特性は、表1により示される。
【0086】
【表1】
【0087】図8は、色誤差拡散中間階調化に関して、
本発明の実施例を示す。原連続階調カラー画像1は、伝
送位置に存在する従来型カラースキャナ5により走査さ
れる。カラースキャナ5は、JPEG符号器のような従
来型カラー符号器6による符号化のためのカラー画素を
生成する。カラー符号器6から出力された符号化画素
は、通信チャネル2を通じて、受信位置の(JPEG復
号器のような)カラー復号器7に伝送される。
【0088】本発明の実施例のため、通信チャネルは、
装置、または、システム間で情報を通信するためのいず
れかの経路からなる。このような経路は、例えば、RO
MまたはRAMのようなメモリ装置もしくはシステムか
ら構成されうる。また、このような経路は、例えば、コ
ンピュータ通信網またはバス、ならびに、電話網のよう
な通信網、無線通信リンクもしくは網から構成されう
る。
【0089】上記復号されたカラー画素の数は、(上述
された通りに動作する)補間プロセッサ8によって調整
され、差分回路130に供給される。図に示された均衡
は、プリンタモデル140の使用プリンタ9との結合、
補正済過去カラー画像値の蓄積のためのメモリ132、
プリンタモデル140内のメモリ141および142お
よび低域通過フィルタ150の使用を示すように修正さ
れた図11に類似する。要素151は、表1の係数を使
用するものとして上述された低域通過ろ波を行う。当業
者であれば、種々のろ波係数を使用しうることを理解す
るであろう。
【0090】しきい値プロセッサ135の出力(すなわ
ち、プリンタへ送られる実カラー2値パターン)は、入
力値を修正するために、上記入力値がしきい値プロセッ
サに提供される前にフィードバックされるべき誤差信号
を生成するために使用されない。逆に、プリンタモデル
140に従って処理されプリンタ特性を反映する2値パ
ターンの修正版は、フィードバックシーケンスとして使
用される。
【0091】プリンタモデル140は、上述された従来
型半導体メモリと上述されたディジタル信号プロセッサ
ハードウェアとを使用することにより、数式(14)〜
(19)または(12)〜(13)に従って実現されう
る。各誤差信号ei,j m,nは、「補正」カラー画素Vm,n
とプリンタモデル140の出力との差として定義され
る。したがって、実施例は、プリンタ歪みとともに量子
化効果を補償する。
【0092】図8の実施例は、以下の式に従って動作す
る。
【0093】
【数24】
【0094】
【数25】
【0095】
【数26】
【0096】数式中、(m,n)<(i,j)は、走査
順序において、(m,n)が(i,j)に先行すること
を意味する。
【0097】
【数27】
【0098】数式中、Wi,j m,nは、am,nの行列および
周辺画素である。しかし、この数式では、周辺画素a
k,lは、(k,l)<(i,j)についてのみ決定され
ていた。周辺画素は、(k,l)≧(i,j)に対して
のものと理解される。
【0099】誤差拡散中間階調化の複数パス実施例によ
れば、(k,l)≧(i,j)に対する周辺画素ak,l
は、前通過において得られた値を取りうる。
【0100】「過去」画素のドット重なりの貢献のみが
数式(27)で使用されうるので、「過去」画素は、よ
り多くの2値が算出されるにつれて、更新され続ける。
したがって、過去誤差とプリンタモデル出力とは、「瞬
時」(i,j)によって決定される。
【0101】数式(24)中のインパルス応答h
m,nは、各色成分について異なりうことを理解すべきで
ある。
【0102】説明として、差分回路130と低域通過フ
ィルタ150とは、数式(24)で示された信号処理を
実現するものとする。しきい値回路135は、数式(2
5)で示されたしきい値演算を実現する。最後に、差分
回路145とプリンタモデル140とは、数式(26)
および(27)によって示された演算を実現する。しき
い値回路135、低域通過フィルタ150とプリンタモ
デル140とは、上述の関連数式によって指定された信
号処理を行うようにプログラムされたディジタル信号プ
ロセッサハードウェアによって実現されうる。
【0103】図8の実施例の動作に関しては、与えられ
た信号xi,jは、差分回路130に入力される。差分回
路130は、(低域通過フィルタ150によって生成さ
れた)補正信号を入力信号xi,jから差引くことによ
り、修正もしくは補正入力信号Vi ,jを形成する。低域
通過フィルタ150により生成された補正信号は、数式
(21)の方法で1個以上の過去誤差信号ei,j i-m,j-n
を反映する(上つきi,jは、現入力信号の位置を示
し、下つきi−mおよびj−nは、過去の位置を示
す)。過去誤差信号は、過去修正入力信号Vi-m,j-n
過去表示装置(Pi,j i-m,j-n)によって形成された中間
調画像域を予測する過去信号との差を反映する。したが
って、「現」修正入力信号Vi,jは、現入力信号xi,j
過去誤差信号と過去誤差信号の重み付き総和、ei,j
i-m,j-nとの差に基づく(数式(21)に従う)。
【0104】各現修正入力信号は、しきい値関数135
に供給される。しきい値関数135は、数式(25)に
従って、信号ai,jを生成する。信号ai,jは、プリンタ
9のような表示装置に供給される2値パターン(すなわ
ち、中間調画像)を形成する。
【0105】信号ai,jは、プリンタモデル140にも
供給される。プリンタモデル140は、プリンタによっ
て生成される画像の位置(i−m,j−n)の色のモデ
ル化または予測に使用するために、上記信号ai,jをメ
モリ141に蓄積する。予測されたカラー水準信号は、
図8中、プリンタモデル140の出力Pi,j i-m,j-nとし
て示されている。
【0106】予測された信号Pi,j i-m,j-nは、差分要素
もしくは回路145に供給される。差分回路145は、
予測された信号Pi,j i-m,j-nから、上述されメモリ13
2に蓄積された修正過去入力信号Vi-m,j-nを差引くこ
とにより、カラー水準誤差ei ,j i-m,j-nの推定値を生成
する。予測された信号Pi,j i-m,j-nを形成するプリンタ
モデル140の使用により、カラー水準誤差ei,j
i-m,j-nは、(メモリ141に蓄積された過去2値信号
に応答して)印刷カラー画像を生成するとき、プリンタ
によって引起こされる歪みを考慮する。ついで、カラー
水準誤差は、入力信号の補正信号の形成に使用される低
域通過フィルタ150に供給される。低域通過フィルタ
150は、数式(21)のたたみこみ総和を形成する合
計メモリ152を含む。
【0107】図8の装置の動作の上記説明が回帰過程に
おける1個のみのステップを例外とすることは、理解さ
れるべきである。図11に示された従来型の誤差拡散中
間階調化と同様に、図8に示された本発明の実施例の動
作は、回帰的文脈の中で正当に理解される。
【0108】分離型プリンタモデルの使用を仮定すれ
ば、数式(27)および(26)は、分離的に実現され
うる(すなわち、成分毎基準で)。数式(24)および
(25)は、分離的なので、図8に示された誤差拡散法
は、数式(14)〜(19)に従って、各色成分につい
て独立的に実施されうる。このような独立実施は、並列
またはパイプラインハードウェアアーキテクチャにおい
て有利に適用されうる。並列アーキテクチャの場合に
は、ベクトルが色成分を表すスカラーによって置換され
た(例えば、Vi,j→VR i,j)図8の実施例は、3回実
施されうる。各回の実施は、同時に行われることによ
り、各色成分を処理する。パイプラインアーキテクチャ
の場合には、ベクトルが一の色成分を表すスカラーによ
って置換された(例えば、Vi,j→VR i,j)図8の実施
例は、3個の連続した処理時間内に行われうる。各処理
時間は、3種の色成分の指定されたものと関連する全て
の処理を行う。もちろん、上述したような非分離型プリ
ンタモデルも、本発明の実施例に使用しうる。
【0109】リスト1(表3〜表12)は、周知のC言
語によるコンピュータプログラム標本(例えば、サンマ
イクロシステムズによって市販されているスパークステ
ーションモデル1+プロセッサのような代表的な汎用コ
ンピュータ上で実行されたとき、図8に示され上述され
た処理を行う)である。リスト1は、分離型プリンタモ
デルを組込む。リストは、標本化されたカラー画像[x
i,j]の入力値が、低域通過フィルタ値および他の必要
とされるデータおよびプログラムを有するものとして、
プロセッサのメモリに蓄積されていることを仮定する。
当業者であれば、必要に応じて、リスト1に挙げられた
手続を他のコンピュータおよび言語に適合させうるであ
ろう。プリンタへの出力は、明細書に述べた全ての場合
と同様に、ai,jについての値である。
【0110】B.最小二乗モデルに基づくカラー中間階
調化 最小二乗モデルに基づく(LSMB)中間階調化は、
(i)中間調入力信号に応答するプリンタ視覚モデル縦
列の出力信号と(ii)原連続階調カラー画像信号を処
理した視覚モデルの出力信号との差に基づいて形成され
る2乗された誤差信号を最小化するしようとする方法で
ある。繰返しの実施例によれば、誤差信号は、中間調画
像入力信号の修正の基礎として使用されうる。ついで、
修正入力信号は、さらに修正するため繰返し過程に供給
される。
【0111】最小二乗モデルに基づく中間階調化を採用
する本発明の実施例は、図9に示されている。図は、最
小二乗モデルに基づく中間階調化印刷システムに結合さ
れたカラー画像ファクシミリ伝送システムを示す。
【0112】図示されているように、カラー画像1は、
カラーファクシミリ伝送システム2のスキャナ3によっ
て走査される。連続色調符号器4(例えば、従来のJP
EG符号器)は、色調受信器5への伝送のため、走査さ
れた画像を符号化する(例えば、通信チャネルを介する
JPEG)。中間階調化のための連続階調カラー画像信
号[xi,j]は、受信器5の出力として供給される。画
像[xi,j]は、生成されるべき印刷可能ドット当り1
個の画素からなる(上述の通り、補間もなされうる)。
この画像は、ライン225a上の視覚もしくは「目」フ
ィルタに入力される。フィルタ220aは、非線形プロ
セッサ230aと、インパルス応答フィルタとからな
る。フィルタ220aは、以下の数式に従って、出力画
像標本Zi,jを生成する。
【0113】
【数28】
【0114】数式中、「*」は、たたみこみを示し、n
は、上述した非線形プロセッサ230aを示す。目フィ
ルタ220aが1回だけ画像[xi,j]に作用する必要
があることを理解すべきである。これは、実施例で使用
される画像[Zi,j]が、繰返し最小二乗過程の間、変
化しないことを意味する。
【0115】さらに、図に示されているように、中間階
調化された画像を形成する信号[ai,j]は、プリンタ
モデル210aに供給される。この中間階調化画像は、
初期中間階調化画像、または、実施例の最小二乗法の中
間もしくは最終結果から構成されうる。実施例の目的の
ため、初期中間調画像は、例えば、単色ドット、また
は、黒色もしくは白色ドットの画像のようないずれの画
像でもあってもよい。この初期画像は、上述した色誤差
拡散中間階調化のようないずれの中間階調化法の出力か
らも構成されうる。複数パス誤差拡散中間階調化がこの
目的のため使用されるとすれば、利点がある。
【0116】プリンタモデル210aは、上述の数式
(12)〜(13)または(14)〜(19)に従って
動作する。本質的に、プリンタモデルは、該モデルによ
って表現されたプリンタの出力の推定値を形成する信号
からなる画像[Pi,j]を出力する。画像[Pi,j]は、
第2目フィルタ220bに入力される。
【0117】フィルタ220bは、インパルス応答[h
i,j]を有する有限長インパルス応答フィルタ240b
と結合された非線形プロセッサ230bからなる。フィ
ルタ220bの出力は、以下の数式に従って決定される
画像[Wi,j]である。
【0118】
【数29】 数式中、「*」は、たたみこみを示し、nは、非線形プ
ロセッサ230bである。
【0119】本発明の実施例によれば、目フィルタ22
0aおよび220bは、同一の分離型2次元有限長イン
パルス応答フィルタを含めて、同一方法で実現されう
る。これらのインパルス応答[h´i,j]および
[hi,j]は、図3および図4に示されているように、
目の変調伝達関数の1次元近似値の積により得ることが
できる。しかし、目フィルタ220aおよび220b
が、例えば、非線形プロセッサを除くフィルタのような
他の形でも実現されうることを理解すべきである。ま
た、インパルス応答は、等しいことを必要としない。ま
た、場合によっては、目モデル220aによる画像[x
ij]のろ波を省略する(すなわち、[zij]=[xij
と設定する)ことは利点がある。これにより、より鮮鋭
に中間階調化された画像が生じうる。
【0120】画像信号[zi,j]および[wi,j]は、誤
差プロセッサ250に供給される。この誤差信号は、プ
ロセッサ250により確定された誤差信号を減少させる
ように、中間調画像標本[ai,j]を修正するように動
作する決定プロセッサ260に供給される。プリンタモ
デル210a、目フィルタ220b、誤差プロセッサ2
50および決定プロセッサ260は、繰返し動作するこ
とにより、中間階調化された画像近似値[ai,j]を供
給する。繰返し過程は、画像[ai,j]が決定プロセッ
サ260により決定された誤差基準を満足するとき、終
了する。
【0121】実例として、プロセッサ260は、二乗さ
れた誤差を最小とする画像[ai,j]を決定する。
【0122】
【数30】
【0123】数式中、図9に示されているように、
【0124】
【数31】
【0125】および、‖・‖2=(・R2+(・G2
(・B2である。また、*は、たたみこみを示す。境界
条件は、以下の通りである。
【0126】
【数32】
【0127】これらの境界条件は、インクが画像輪郭外
に配置されないことを決定する。
【0128】数式(28),(29)および(31)中
のインパルス応答hm,nおよびh´m ,nは、各色成分につ
いて異なりうることを理解すべきである。
【0129】数式(30)の2次元最小二乗解は、繰返
し技術により与えられうる。繰返し技術の実施例によれ
ば、各画像位置(i,j)について、(なんらかの一定
またはランダムな順序により、通常、ラスタ走査によ
り)[ai,j]の初期推定値が与えられれば、決定プロ
セッサ260は、2乗された誤差を最小にする画素a
i,jを決定する。
【0130】
【数33】
【0131】数式中、λおよびμは、画像[ai,j]内
の領域を定義する整数である。λ=μ=0であることが
望ましい。繰返しは、最小化が各画像位置の各色成分に
ついて行われるときに、完全となる。
【0132】したがって、例えば、画像位置(i,j)
について、プロセッサ260は、ai,jの8個の可能値
のいずれがλおよびμで定義された画像域内で(プロセ
ッサ250により決定される)小さな誤差を与えるかを
決定する。ついで、決定プロセッサ260は、ai,j
ついて、この値を選択する。数回(代表的には、5〜1
0回)の繰返しで十分である。過程の収束は、連続する
繰返しのために、誤差測定(例えば、数式(30))の
正規化された差がプロセッサ260により決定されるし
きい値より小さくなるとき、生じるものと判断される。
出発点が修正誤差拡散結果のときは、より少ない回数の
繰返ししか必要でない。上記方法を使用して生成された
画像は、最小二乗問題の極小にすぎない。実際には、出
発点によって、指定された画像について複数個の極小が
存在しうる。収束が決定したときは、画像[ai,j
は、プリンタ9により直ぐに印刷される。
【0133】上記繰返し技術の変形例によれば、全ての
画像位置(i,j)について(一定の、または、ランダ
ムな順序、通常、ラスタ走査により)中間階調化された
画像[ai,j]の初期推定値が与えられれば、k=i−
1,…,i+i2,l=j−j1,…,j+j2に対する
値ak,lは、2乗化された誤差を最小とするように選択
される。
【0134】
【数34】
【0135】数式中、λ,μ,i1,i2,j1,j2は、
一定の整数である。また、λ=μ=0であることが望ま
しい。計算量は、整数i1,i2,j1,j2のうちの1つ
の各増分について2倍となる。収束するためには、数回
の(代表的な場合、3〜5回)の繰返しが必要である。
【0136】数式(30)の誤差関数を最小とするため
に、他の繰返し技術および非繰返し技術が採用してもよ
いことを理解すべきである。
【0137】分離型プリンタモデル、および、例えば、
数式(4)におけるような分離型非線形の仕様を仮定す
れば、数式(31)中の3番目の数式中の3個の成分
は、独立となり、数式(30)の最小化は、各色成分に
ついて個別に実現されうる。このような場合、図9の実
施例は、分離型誤差拡散法に関して上述されたのと同様
の方法により、各色成分について、独立に実施されう
る。
【0138】リスト2(表13〜表24)は、例えば、
サンマイクロシステムズのマークの入った、スパークス
テーションモデル1+プロセッサのような代表的汎用コ
ンピュータで実行されたとき、図9に示され上述された
処理を行うC言語コンピュータプログラムの標本であ
る。リスト2は、分離型プリンタモデルを組込む。この
リストは、標本化されたカラー画像[xi,j]について
の入力値が低域通過フィルタ値および他の必要データと
プログラムとを有するものとして、処理済メモリ内に蓄
積されていると仮定する。当業者であれば、リスト2内
の手続を必要により特定の他のコンピュータおよび言語
に適合させることができるであろう。プリンタへの出力
は、明細書中に記載された全ての場合と同様に、ai,j
についての値である。
【0139】上述されたモデル、ウィンドウサイズフィ
ルタ係数、他のシステムパラメータ、および、方法パラ
メータは、説明のためのものに過ぎないと理解されるべ
きである。他の特定のプリンタ(および目)モデルがあ
る事情において利点があると判明しうることは、当業者
には明らかであろう。
【0140】上述した処理の前に、プリンタパラメータ
が定められ、前以って知られると仮定されているが、こ
のような制限は、本発明に必須ではない。すなわち、時
間超過のようなプリンタパラメータにおける変化を説明
するようにモデルを調整することは、事情により、利点
がある。特に、プリンタパラメータを検知することは可
能である。
【0141】
【発明の効果】本発明によれば、ディジタルカラー中間
階調化にプリンタモデルを使用するための一般的骨組が
得られる。また、本発明によれば、プリンタ歪みの影響
を受けないようにするよりも、ドットの重なり、およ
び、色の相互作用のような歪みを利用することにより、
結果として生じる表示カラー画像の色解像力および空間
解像力を増大させる。すなわち、このような歪みは、カ
ラー中間階調化過程においてプリンタモデルを使用する
ことにより、利用され高品質のカラー中間調画像を生成
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】人間の目についての周波数感度特性を示すグラ
フである。
【図2】目のモデルの一例を示すブロック線図である。
【図3】目のモデルの有限長インパルス応答フィルタの
インパルス応答の一例を示すグラフである。
【図4】図3に示された有限長インパルス応答フィルタ
の周波数応答の一例を点線で示すグラフである(実線
は、参照のため図1の特性を示す)。
【図5】プリンタのインクドット重なり歪みを示す模式
図である。
【図6】位置(i,j)と隣合う複数個の位置による、
位置(i,j)でインクドット重なりの幾何学的配置図
である。
【図7】プリンタモデルに使用されるパラメータα,β
およびγの定義を示す説明図である。
【図8】カラー誤差拡散中間階調化に関する本発明の一
実施例を示すブロック線図である。
【図9】カラー最小二乗モデルベース中間階調化に関す
る本発明の一実施例を示すブロック線図である。
【図10】図6の幾何学的配置に関する非分離型プリン
タモデルの出力を示す説明図である。
【図11】従来のカラー誤差拡散中間階調化の模式図で
ある。
【符号の説明】
5 カラースキャナ 6 カラーJPEG符号器 7 カラーJPEG復号器 8 補間プロセッサ 9 プリンタ 135 しきい値関数 140 プリンタモデル 150 低域通過フィルタ 220a 目モデル 230a 非線形プロセッサ 230b 非線形プロセッサ 210a プリンタモデル 250 誤差プロセッサ 260 決定プロセッサ
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を特徴づける入力信号の配列
    に応答して、カラー中間調画像を生成する表示装置に適
    用するのに適した出力信号の配列を生成する方法におい
    て、 (a)人間の目に知覚されるカラー画像の推定物を表現
    する第1信号を派生させるため、人間の視覚特性を反映
    する目モデルフィルタを使用して上記入力信号をろ波す
    るステップと、 (b)上記表示装置の出力の推定物を表現する第2信号
    を出力するため、 上記表示装置を表現する特性を反映するフィルタを使用
    して画像信号列をろ波するステップと、 (c)第3信号を出力するため、目モデルフィルタを使
    用して上記第2信号をろ波するステップと、 (d)上記第1信号と第3信号との差を表現する誤差信
    号を形成するステップと、 (e)上記表示装置へ入力されるべき入力画像信号とし
    て、上記誤差信号の予め選択された基準を実現する画像
    信号列を選択するステップとからなることを特徴とする
    モデルに基づくカラー画像の中間階調化方法。
  2. 【請求項2】 カラー画像を特徴づける入力信号の配列
    に応答して、カラー中間調画像を生成する表示装置に適
    用するのに適した出力信号の配列を生成する方法におい
    て、 1個以上の過去誤差信号に応答して、上記複数の入力信
    号のそれぞれを修正するステップであって、上記過去誤
    差信号は、修正過去入力信号と、入力された画像信号に
    応答して上記表示装置により形成されたカラー中間調画
    像域を予測する過去信号との差を反映する修正ステップ
    と、 上記複数の修正入力信号のそれぞれに応答して画像信号
    を形成するステップとからなることを特徴とするモデル
    に基づくカラー画像の中間階調化方法。
JP5287273A 1992-10-23 1993-10-25 モデルに基づくカラー画像の中間階調化方法 Pending JPH06245060A (ja)

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