JP4172932B2 - カラーハーフトーン用確率的スクリーンの設計方法及び装置 - Google Patents
カラーハーフトーン用確率的スクリーンの設計方法及び装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像/テキスト印刷または表示システムの技術に関するものであり、特に、印刷または表示プロセスにおいて最大インク分散および最適化空間周波数レスポンスを得るために区切り式確率的スクリーンすなわち相関式確率的スクリーンでハーフトーン処理(連続トーン画像を二値表示で表すこと)を実施する方法及び装置に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】
今日のビジネスや科学の分野では、カラーが通信構成要素として重要になっている。カラーは、知識およびアイデアの共有を容易にする。デジタル・カラー・プリント・エンジンの開発に関係している会社は、製品の精度および全画像品質を改善する方法を絶えず探し求めている。
【0003】
カラー画像は、普通、1つまたはそれ以上のセパレーションとして表される。各セパレーションは、単一の一次あるいは二次カラーについてのカラー記録密度信号からなる。カラー記録密度信号は、普通、デジタルのグレイ画素または連続階調(コントーン)画素として表され、最小から最大まで大きさが変わり、間のグラジエントの数が、システムのビット記録密度と一致する。したがって、共通の8ビット・システムは、各原色について256の階調を提供する。従って、或るカラーは、各画素の大きさの組み合わせと考えることができる。これらの組み合わせは、一緒に見たときに、組み合わせカラーを与える。通常、プリンタ信号は、3つの減法混色の原色信号(シアン、マゼンタ、イエロー)とブラック信号を含んでおり、これらが一緒になってプリンタ着色剤信号となると考えることができる。各カラー信号は、セパレーションを形成しており、これが他のセパレーションと組み合ったときにカラー画像を形成する。
【0004】
文書処理装置(DPS)は、文書及びそれらの構成要素を構築、生成、印刷、送信、走査、記憶、アーカイブする1セットの装置をいう。これらの装置は、エンジン、プリンタ、スキャナ、ファックス、電子ライブラリなどを包含し、これらの多くは、電子写真環境において使用され得る。本発明は、特に印刷システムに関連した状況を扱い、或る文書処理システムの主要例として説明するが、このような特定の印刷用途のいずれにも限定するつもりはない。どんなDPSも、本発明の利点から利益を得ることができると考えられる。
【0005】
プリンタは、有限数の出力可能性を提供し、普通、二値である。すなわち、プリンタは、所与の画素位置でドットを生成するか、あるいはまったくドットを生成しないかである。したがって、各加法混色の原色について256の階調を持つカラーセパレーションが与えられた場合、コントーン効果を表す1セットの二値プリンタ信号が生成されなければならない。このプロセスは、ハーフトーン処理と呼ばれる。このような構成においては、所与の領域および多数のコントーン画素を有するセパレーションにわたって、領域内のコントーン画素アレイの各画素値が、1セットの予め選択された閾値のうちの1つと比較される(閾値は、ディザ・マトリックスとして記憶されてもよく、そして、このマトリックスよって生成された反復パターンがハーフトーン・セルと考えられる)。このような構成の効果は、画像がコントーンである領域について、マトリックス内の閾値のいくつか限度を超えることである。すなわち、或る特殊な位置での画像値が、その同じ位置についてディザ・マトリックスに記憶された値より大きくなるということである。二値の場合、閾値が限度を超えた画素またはセル要素は、ブラックまたは或るカラーとして印刷されるかもしれないが、他の要素は、データよって描かれる実際の物理的な量に依存して、ホワイトのままであるか、あるいは、無着色であってもよい。人間の視覚系は、急速に変化する空間パターンを平均化する傾向があって、プリンタよって生成されたスポット・カラーにおける微小変動の空間的平均だけを知覚するので、上記のハーフトーン処理プロセスは、コントーン入力における所望のカラーに近いカラーを生成するのに用いることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
閾値のディザ・マトリックスは、しばしば、「スクリーン」と呼ばれ、スクリーンを使用してコントーン画像から二値画像を生成するプロセスは、「スクリーニング」と呼ばれている。普通のデジタル・ハーフトーンは、多数の孤立ドットとして開始し、これらのドットは、紙面で要求される着色剤が多くなるにつれて大きく成長する。これらのスクリーンは、クラスタード・ドット・スクリーンと呼ばれる。クラスタード・ドット・スクリーンにおいてドットが繰り返される基本的な比率は、普通、スクリーンの空間周波数と呼ばれる。スクリーン空間周波数が高くなれば高くなるにつれて、出現する画像がより細かい、そして、より滑らかになり、また、画像における精細部を表すドットの能力が大きくなる。ディザリングは、特にセパレーション間の位置合わせが理想よりも低い印刷システムにおいては、多数のセパレーションにおいて類似した反復パターンを重畳するとき、画像を通るスクリーンの反復パターンがモアレその他の人為構造を生じさせる可能性があるという問題を提起する。
【0007】
確率的、すなわち、非周期的スクリーニングは、普通のクラスタード・ドット・スクリーンに代わるものである。文書上の着色剤の増大と共に成長するドットを生成する代わりに、確率的スクリーニング法は、間隔を置いた画素位置で孤立ドットが良く分散したパターンを生成する。したがって、ドットにおける基本的な周期性はまったくないが、その代わりに、スクリーンの設計は、快いノイズ特性を持つパターンを生成しようとする。快いノイズ特性は、人間の視覚系がかなり減力された感度を有する高い空間周波数の領域にノイズ・エネルギーを分散させるようにスクリーンを設計することよって達成される。確率的、すなわち、非周期的なスクリーニングの、周期的なスクリーニングを超える利点のうちの1つは、モアレの抑制である。
【0008】
カラー確率的スクリーニングは、従来技術では、代表的には、すべてのセパレーション(ドット・オン・ドット)に対して同じスクリーンを使用するか、あるいは、独立スクリーン(おそらく、単一スクリーンをシフト/回転/フリップすることによって得られる)を使用することによって実施されていた。これらの方法は、異なったセパレーションについての印刷ドット間のオーバーラップについて制御しないので、最大インク分散および最適化空間周波数レスポンスでハーフトーンを生成しない。スクリーニング・プロセスでの成功率が低ければ、生じた画像の滑らかさが少なくなる。すなわち、粒状の画像となる。もちろん、本発明の全体的な目的は、粒状性が最小限に抑えられ、滑らかさが向上し、意図したカラーを正確に再現できるように画像を生成することにある。
【0009】
単一スクリーンの望ましい態様を設計し、促進する1つの方法は、スクリーンに「メリット関数」を適用、評価することである。ここで、1からNまでのN個の閾値を有するハーフトーン・スクリーンを考える。二値出力B(x、y)は、ディザリング規則よって決定される。
B(x,y) = 1 G(x,y)≧T(x,y)の場合;
B(x,y) = 0、上記以外の場合 式(1)
ここで、x、yは空間座標であり、Tは(x、y)での閾値であり、Gは0からNまでのグレイ・レベル入力である。出力Bの値1は、ホワイト画素を表しており、0はブラック画素を表している。ドットのオーバーラップのない場合、一定の入力レベルGに対応する二値ハーフトーン・パターンが、ハーフトーン・スクリーンによって定められた領域内で、Gブラック画素およびN-Gホワイト画素を有することになる。このハーフトーン・パターンの視覚的外観は、ブラック画素またはホワイト画素がマイノリティであるかどうかに依存する。ホワイト画素がG<N/2である場合、出力の外観はホワイト画素の分布に基づくはずである。一方、外観はブラック画素の分布に基づくはずである。メリット関数は、すべてのレベルの評価を結合するのに用いることができる。したがって、メリットの半分はブラック画素の分布に基づき、別の半分はホワイトに基づく。ハーフトーン出力についての視覚的評価の量的測度は、所望スクリーンの仕様によって変化する。たとえば、確率的スクリーンの出力に「均一に」分散されたすべてのマイノリティ画素を有することは、視覚的には快い。数学的には、任意2つのマイノリティ間のすべての距離の合計を最大化するように変換される。一般的に、各グレイ・レベルからのメリット関数への寄与度は、このレベルで現れるすべてのマイノリティのグレイ・レベルおよび位置の関数として書くことができるということである。したがって、マイノリティかマジョリティかは式(1)によるディザリング規則によって決定されるので、レベルGでの寄与度Qは、Gおよびハーフトーン・スクリーンにおける対応する閾値の位置の関数として書くことができる。
Q(G) = Q(G; x1, y1; x2, y2, ... xG, yG)、 G < N/2の場合
上記以外の場合は
Q(G) = Q(G;xG+1, yG+1, xG+2、xG+2, yG+2, ... xN, yN) 式(2)
ここで、xT、yTは閾値Tの座標である。
【0010】
メリット関数M全体は、すべてのレベルからの寄与度Q(G)の合計として定義し得る。
式(3)
ここで、W(G)は、Gの加重関数である。最適化の目標は、上記の単一値メリット関数Mを最大化(または最小化)することにある。メリットが最適化プロセス全体を通じて使われるので、設計は、すべてのグレイ・レベルの最良バランスおよびサイズ、形状その他の幾何学的要件における所与の制約間の最高の妥協を達成することができる。
【0011】
シミュレートしたアニーリングは、標準の最適化技術であり、多くの異なった変形例、修正例を有する。それは、最適化メリット値を同定するようにメリット関数の反復演算におけるスクリーン閾値のランダム・スワッピングのアクセプタンスを制御するように温度を類推することよってハーフトーン・スクリーン設計に有効に適用することができる。アクセプタンスは、温度によって確率的にセットされ、スワッピングによるメリット関数の変化と比較される。
【0012】
温度が高いとき、負の結果さえ容認され得る。したがって、最適化は局所的最低値になりにくい。温度は、最適化プロセス中に徐々に低下させられ、温度がローエンドまで低下したときに最終結果が保存される。図1のフローチャートは、単一ハーフトーン・スクリーン・デザインのための基本的な最適化プロセスを示している。始めに、ハーフトーン・スクリーンのすべての閾値が、先の設計からランダムに設定あるいはコピーされる。制御温度τは温度t1に設定される(ステップ20)。特殊なハーフトーン・スクリーンについてどんなメリット関数が定められるかが計算される(ステップ22)。
【0013】
最適化ループは、2つの閾値T1、T2のランダムな選択で開始する(ステップ24)。選択閾値をスワッピング後、スワッピングによるメリット関数の変化が計算される(ステップ26)。一般的に、メリット関数M全体を再計算する必要はなく、その代わりに、メリット関数T1、T2間のレベルの寄与度のみが計算される。メリット関数の変化がシミュレートアニーリングの現温度によって設定されたアクセプタンスを満たす場合(ステップ28)、スワップされた順序が保持され、温度τが低下させられる(ステップ30)。プロセスは、次のスワッピング・ループに進む(ステップ32)。さもなければ、順序は、次のループについてのスワッピングおよび移動の前にリストアされる(ステップ34)。この反復プロセスは、温度が所望低レベルτ0に達し、スクリーンの最終構成が保存されるまで続けられる(ステップ36)。もちろん、結果が不満足である場合には、温度が再設定され、最適化が再び開始される。確率的スクリーンの場合、式(2)、すなわち、各グレイ・レベルGでのメリット関数Q(G)を合算形態に簡略化することができる。
上記は、G<N/2の場合である。
上記はそれ以外の場合である。
式(4)
ここで、qは一対の閾値のG及び位置にのみ依存する。このような環境の下で、メリット関数の計算は圧縮され得る。たとえば、両選択閾値が平均値、すなわちT1<T1<N/2より小さい場合、スワッピングによるメリット関数の変化ΔMは、以下の式のように書くことができる。
式(5)
【0014】
理想的な確率的スクリーンは、すべてのマイノリティ画素が「均一に」区切られるような、任意一定の入力Gを有する出力パターンを作り出すことになる。数学的に、上記の説明は、式(4)よって与えられるメリット関数Q(G)を最小化することに等しい。この場合、q(G; xI, yI、xj, yj)は、(xj、yj)間の距離の関数である。すなわち、
式(6)
【0015】
式(3)によって与えられるメリット関数Mは、選択された加重関数w(G)ですべてのレベルのQ(G)を合計する。この加重関数w(G)は、たとえば、次のように定義される。
w(G) =N/G、 G<N/2の場合、
w(g) = N/(N-G)、上記以外の場合 式(7)
【0016】
上記のメリット関数を用いることで、個々の確率的ハーフトーン・スクリーンが、異なったサイズ、形状で設計され得る。ハーフトーン・スクリーンがディザリング・プロセスにおいて反復適用されるので、周期性についての付加的な考慮が、式(6)によって与えられる関数qに対して行われなければならない。実際に、画素間の予め計算した関数qを持つルックアップ・テーブルを利用する場合、最適化に伴うたいていの計算は、単純な加算であり、シミュレートしたアニーリングが非常に急速に進行できる。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数のカラーセパレーションのカラー・ハーフトーン処理で使用することを意図した複数の相関した確率的スクリーンを設計する方法およびシステムを得ることができる。メリット関数が、各スクリーンまたはスクリーン部と関連づけられる。メリット関数は、特にインク分散を最大化し、空間周波数レスポンスを最適化することに関して、スクリーンの望ましさの程度を表す。付加的なメリット関数が、スクリーンおよびスクリーン部と関連づけられる。付加的なメリット関数は、インク分散および組み合わせ空間周波数レスポンスに関してスクリーン組み合わせの望ましさの程度を表す。スクリーンは、メリット関数を最適化するように構築される。画像は、複数のカラーセパレーションを有する普通のカラー・ハーフトーン処理プロセスにおいて選択スクリーンを使用して生成される。
【0018】
一実施例において、個々のメリット関数は、加重平均を使用して単一複合メリット関数に結合され、スクリーン構築プロセスがこの複合メリット関数を最適化する。別の実施例で、スクリーン構築プロセスにおいて個々のメリット関数を利用してもよいし、単純な加重平均以外の組み合わせの形態を使用してもよい。
【0019】
複数のスクリーンの構築は、好ましくは、各スクリーンおよびスクリーン組み合わせの望ましさを表すメリット関数を最適化する反復プロセスを包含する。このプロセスは、スクリーンのランダムな初期セットで開始し、選択メリット値(単数または複数)を最適化するためにスクリーンを反復修復する。メリット関数は、好ましくは、複数のトーン、カラー値についてマイノリティ画素を設置することに基づいている。
【0020】
本発明の主要な利点は、画像形成プロセスにおいて最大インク分散を達成し、空間周波数レスポンスを最適化する、カラー・ハーフトーン処理で有用なスクリーンを設計する方法である。
【0021】
本発明の別の利点は、一次画素位置の評価を通じて最大インク分散度および最適化空間周波数レスポンスを表すメリット関数値を評価することよってスクリーン設計を容易にするスクリーン設計方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明は、インク分散を最大にし、多数のカラーセパレーションの結合印刷のための滑らかさを改良する確率的スクリーン設計、実施のための方法およびシステムに関する。この方法は、区分した単数の確率的スクリーンまたは複数の個別のスクリーンのいずれかの概念を多色設定に適用するものであり、区分したスクリーンまたは複数の個別のスクリーンは、それぞれと関連したカラーセパレーションについてセパレーション相互のオーバーラップを最小化し、そして、スクリーン組み合わせの外観を個々のスクリーンに加えて最適化するように同時に設計される。
【0023】
一実施例において、第2の区分すなわち第2のスクリーンは、第1のスクリーン(すなわち第1の区分)の共役であり、閾値は逆の順序になっている。
【0024】
別の実施例においては、メリット関数は、スクリーン構成を最適化するのに使用され、マイノリティ(少数)画素の分散を最大にするようにスクリーンの組み合わせを分析するためのメリット・ファクタを含んでいる。メリット関数は、いくつかの式からなり得るものであり、実行されるどんな実施例でも、個別のスクリーンまたは区分間のカラー関係が演算されて所望のシステム出力またはプリント品質に対応する最大最適化値を識別する。
【0025】
説明のために、ここで、オンにされた画素の数において所望の確率的スクリーンが線形となるように設計されているものと仮定する。確率的スクリーンは、たとえば、1と255の間の128×128閾値アレイである。画像(1個のセパレーション)をハーフトーン処理するとき、画素の画像値が閾値を超える場合に画素がオンにされる。スクリーンの直線性は、値Vを有する一定の画像をハーフトーン処理するとき、出力におけるオンにされた画素のフラクション(1部分)が0と255の間のVのすべての値についてV/255(または最も近い入手可能な近似値)であることを意味する。図2(a)は、その閾値によるスクリーンを表している。図2(a)における線形アレイは、左から右へ、1から255まで続く増加順序でスクリーンにおけるドットの閾値を表している。各閾値は、画像がまさにその値に達したときにオンにされるすべての画素を表している。ドットの或る特定の閾値または閾値領域は、1つのセパレーションによってで満たされ、そのセパレーションりのドットがその閾値/閾値領域に対応する画素を完全に覆っていることを示している。
【0026】
2つのカラーセパレーションについて、セパレーション間のオーバーラップを最小化する簡単な方法の1つは、一方のセパレーションについてのドットと、他のセパレーションりについての閾値conjugate(x,y) = 256-閾値(x,y)を設定することによって得られる共役ドットとを使用することである。(たとえば、チェッカー盤上の相補的なホワイトます目対ブラックます目)。
【0027】
オリジナル、共役ドットで同時に満たしたときのハーフトーン・ドットの任意のプアーな空間周波数特性は、ドット設計プロセスにおいて適当な制約を組み入れることよって克服し得る。本発明のためのスクリーン設計の場合、Wangの米国特許第6,014,500号に記載された方法を使用する。区分処理に基づいて共役パターンを使用して完全なスクリーンSを空間的に2つの領域S1、S2に区分する(例えば、チェッカー盤のホワイト画素に対応する領域はS1にあり、ブラック画素に対応する領域はS2にある)。スクリーンのメリット関数は、
M(S) = w0M(S) + w1M(S1) + w2M(S2) 式(8)
であり、ここで、M()は、通常の確率的スクリーンについてのメリット関数である。本発明の一具体例では、ウェイトは、w0=1、w1=3、w2=3となるように選んだ。この重量選択背後の正当性は後に説明する。メリット関数全体は、3つの部分、すなわち、スクリーンのS1部分(チェッカー盤のホワイト部分)だけに印刷されるテクスチャの品質を評価するM(S1)と、スクリーンのS2部分(チェッカー盤のブラック部分)だけに印刷されるテクスチャの品質を評価するM(S2)と、スクリーンのS1、S2両部分に同時に印刷されるテクスチャの品質を評価するM(S)との加重組み合わせである。各セパレーションについての完全な塗りつぶし(フィル)順序は、選ばれたシーケンスにおける異なったセットの画素位置についてのフィル順序を連結することによって得られる。そして、完全なフィル順序はスクリーンを作成するのに利用される。スクリーン設計プロセスは、領域S1、S2の各々についての画素のフィル順序を戻し、その順序に従って画素が塗りつぶされるとき、(a)S1のみが塗りつぶされる場合、(b)S2のみが塗りつぶされる場合、(c)S1、S2の両方が同時に塗りつぶされる場合の3つの場合すべてにおいて所望の空間周波数特性を持つようにする。
【0028】
ひとたびスクリーンを設計したならば、2つの区切りのハーフトーン処理のためにそれを次のように使用することができる。一方の区切りは、50%ポイントまでの順序でS1に対応する画素を連続して塗りつぶすことによって開始し、次いで、逆の順序でS2に対応する画素を塗りつぶす。第2の区切りは、50%ポイントまでの順序でS2に対応する画素を塗りつぶすことによって開始し、次いで、逆の順序でS1に対応する画素を塗りつぶす。この規則は、第1セパレーションについての閾値ベースの確率的スクリーンに変換することができる。その場合、レベル0〜50%がドット設計から得られたフィル順序でチェッカー盤のS1部分における画素をオンにし、レベル50%〜100%が設計から得られたフィル順序と逆の順序でチェッカー盤のS2部分における画素をオンにする。こkで、「Sckr」は、この方法で設計されたスクリーンを示し、「tckr(x,y)」は、このスクリーンに対応する閾値アレイ・マトリックスを示す。それ故、第2セパレーションに対する規則は、共役の閾値スクリーン(閾値conjugate(x,y)=256−閾値(x,y)として先に定義した)を使用することに対応する。いま、50%有効範囲に達するまでシングル区切りがチェッカー盤の半分にのみ印刷するので、メリット関数M(S1)、M(S2)を重く加重することが重要であり、従って、メリット関数におけるウェイトがw0=1、w1=3、w2=3のように選択された。これらのウェイトの付加的な最適化を実行して性能を向上させることができる。
【0029】
このハーフトーン処理方法は、「閾値におけるセパレーション」(後述する)を持つK、Cについて同じスクリーン、Mについて共役スクリーン、そして、独立した回転スクリーン上のYを用いることによってCMYKハーフトーン処理に一般化される。Yセパレーションがプリントにおける輝度を殆ど変化させず、イエロー着色剤の望ましくない吸収性が最も小さくなる傾向があるため、イエローについて独立ハーフトーン・スクリーンを使用することで、画質の低下を最小限にすることができる。基本的な観念は、まず、Kセパレーションをハーフトーン処理し、次いで、Cセパレーションを修正してスクリーンの次のより高いレベルを占有することにある。したがって、それぞれ、iK及びiCというK及びCのコントーン値を持つ一定の画像について、Kセパレーションは、ハーフトーン・スクリーンの第1のiK閾値を占有する。そして、なんらオーバーラップが必要ない場合(iK+iC<255)には、シアンセパレーションがiK+1からiK+iCまでの閾値を占有する(図2(b)参照)。オーバーラップが必要な場合、閾値はゼロから始まって再利用される。これは、図2(c)に示してある。この目標を達成するためにシアンセパレーションにおいて必要とする実際の修正は、単に、ブラックセパレーションからのハーフトーン・エラーを追加(コントーン入力−ハーフトーン出力)だけである。
【0030】
CMYK画像を処理するための完全なアルゴリズムが図4(a)及び4(b)に例示してある。これは次のように要約することができる。
1.特別に設計されたスクリーンSckrのための閾値アレイtckr(x,y)及びイエローセパレーションのための独立した回転スクリーンtY(x,y)を読み込む(ステップ40:その平面は、これらのスクリーンでタイル張りされて各画素位置についての閾値を得ている)。
2.画像をCMYKコントーンセパレーションiC(m,n)、iM(m,n)、iY(m,n)、iK(m,n)に区切る(ステップ42)。
3.特別に設計されたスクリーンSckrを用いてKセパレーションをハーフトーン処理し(ステップ44)、バイレベルK出力bK(m,n)を獲得(ステップ46、48、50)する。
(iK(m,n)>tckr(m,n))の場合、bK(m,n)=255を設定する。
それ以外の場合、bK(m,n)=0を設定する。
4.Kセパレーションに対してハーフトーン・エラーを加えることによってシアンセパレーションを修正する(ステップ52)。
iC(m,n)=iCr(m,n)+(iK(m,n)-bK(m,n))
5.特別に設計されたスクリーンSckrを用いて修正済みのシアンセパレーションをハーフトーン処理(ステップ54)してバイレベルC出力bC(m,n)を獲得する(ステップ56、58、60)。
(iC(m,n)>tckr(m,n))の場合、bC(m,n)=255を設定する。
それ以外の場合、bC(m,n)=0を設定する。
6.特別に設計されたスクリーンSckrの共役を使用してMセパレーションをハーフトーン処理(ステップ62)して、以下を獲得する(ステップ64、66、68)する。
(iM(m,n)>(256-tckr(m,n))の場合、bM(m,n)=255を設定する。
それ以外の場合、bM(m,n)=0を設定する。
7.独立のYスクリーンを使用してYセパレーションをハーフトーン処理(ステップ68)し、バイレベルY出力bY(m,n)を獲得する(ステップ70、72、74)。
(iY(m,n)>tY(m,n))の場合、bY(m,n)=255を設定する。
それ以外の場合、bY(m,n)=0を設定する。
記述をより簡単にするために、画像全体をCMYKコントーンセパレーションに区切ることができる。実際問題として、アルゴリズムは、ピクセル毎に又は走査ライン毎に適用することができ、画像をセパレーションに分解する必要はない。
【0031】
ここで、それぞれiC、iM、iKとしてCMKセパレーションについてのコントーン値を有する一定の画像をハーフトーン処理すると考える(Yセパレーションは、独立スクリーンを使用してハーフトーン処理されるので、この説明では省略している)。C、M、Kセパレーション間になんらオーバーラップが必要ない場合(iC+iM+iK<255)、上記アルゴリズムからのON CMK画素は、図2(d)に示すように、ドットSckrの閾値を占有する。明らかなように、異なった区切りについてのON画素は、別々の閾値を占有し、したがって、オーバーラップを回避している。それに加えて、ハーフトーンは、設計プロセスに両端からの同時印刷を組み入れている設計基準を考慮して、良好な空間周波数特性を有する。
【0032】
ここで、本発明が、設計プロセスにおけるスクリーンの交互の空間区分を使用するように、あるいは、両方向(0からの昇順及び255からの降順)からの同時フィル(塗りつぶし)の下で良好な空間特性をもって直接設計するように一般化され得ることに注目されたい。また、シアン領域が、ブラックの次ではなくてマゼンタ(閾値における)と隣接する可能性があり、そして、閾値の割り当て方式がセパレーション間で入れ替えられ得ることにも注目されたい。
【0033】
本発明を結合スクリーン区分または共役スクリーンを設計し、これらの設計したスクリーンを可視化して画質を向上させることに関して説明してきたが、本発明は、最大インク分散および最適化空間周波数レスポンスを達成するように個別であるが相関したスクリーンを設計するのに設計プロセスを使用する別の実施例にも適用可能である。
【0034】
普通の確率的スクリーンの最適化基準を使用するばかりでなく、同時に、スクリーン最適化のために設計プロセス中に付加的なメリット要件を適用することよって2つまたはそれ以上の確率的スクリーンを設計することができる。メリット関数は、適切なスクリーンの組み合わせの効果を識別するのに適用され、それぞれのカラーセパレーションについて使用される場合、所望のインク分散および特別な周波数レスポンスを提供する。
【0035】
図3のフローチャートを特に参照して、ここには、異なったカラーセパレーションについて同時スクリーン設計に使用できる2つ以上の確率的スクリーンのための設計プロセスが示してある。2つのランダムに選んだスクリーン構成s1及びs2をまず選択する(ステップ80及び82)。各スクリーンについての最適化メリット関数は前述の要領で、M(s)によって与えられる(ステップ84)。最適化確率的スクリーンの評価および設計のためにランダム・スワッピングを使用する。しかしながら、重要なことには、メリット関数は、2つの相関した確率的スクリーンの設計について次のように修正される(ステップ86)。
Mall = w1M(s1) + w2M(s2) + w3M'(s1 + s2) 式(9)
ここで、M'(s1 + s2)は、両スクリーンs1、s2の結合マイノリティ画素についての付加的な「メリット・ファクタ」であり、w1, w2 w3は、画質全体をバランスさせるためのウェイトである。式(9)のメリット関数は、すべての可能性のあるスクリーン設計のために適用され、その結果、最適化メリット値 Mallが識別され(ステップ86)、この最適化メリット値に対応するスクリーン設計s1、s2を画像可視化(ステップ88)のために選ぶことができる。
【0036】
2つのスクリーンによって使用されるマイノリティの組み合わせについての可能性は4つある。すなわち、s1によるブラック・マイノリティおよびs2によるブラック・マイノリティと、s1, s2によるホワイト、s1によるブラックおよびs2によるホワイトと、s2によるブラックおよびs1によるホワイトである。これらの可能性は、カウントされ得る。あるいは、或る種の用途の場合、たとえば、ハイライト・カラー出力を滑らかにする場合、ブラックとブラックの組み合わせのみをカウントする必要がある。したがって、M'(s1 + s2)の定義は、上記のシングル・スクリーン・メリット関数M(s)に非常に類似しているが、但し、新しいメリット関数がs1、s2の両方によって生成されるすべてのマイノリティ画素をカウントする場合を除く。
【0037】
特に図5のフローチャートを参照して、ここには、異なったカラーセパレーションのハイライト領域のために区分を使用することができる1個の空間的に区切られた確率的スクリーンのための設計プロセスが示してある。特に、図3のプロセスにおけるような第1、第2のスクリーンに対応して、オリジナルのスクリーンSが初期化され(ステップ90)、その2つの空間区分s1、s2が定められる(ステップ92)。すべての可能性あるスクリーン区分及び組み合わせのための最適化メリット関数は、前述の要領で定められる(ステップ94)。評価メリット値を使用してスクリーンSの反復修正(ステップ96)を行って最適化確率的スクリーンを構築する。2つの相関確率的区分の設計のためのメリット関数は、s1、s2が2つの空間区分に対応する上記の式9と同じである。最適化スクリーン設計は、画像可視化(ステップ98)のために選ぶことができる。
【0038】
本発明は、また、式9のメリット関数のフレームワークにおけるスクリーン設計プロセスへ付加的な制約を組み入れることも意図している。このような制約の1例としては、s1、s2が共役スクリーンである場合、すなわち、N個のグレイ・レベルを有するスクリーンについて閾値_s1(x,y)=N- 閾値_s2(x,y)、の場合がある。このファクタは、オリジナル、共役スクリーンを異なった区切りについて使用するとき、組み合わせのためのハーフトーン・テクスチャもまた最適化されるようにシングル・スクリーンを生成することになる。シングル・スクリーンを有する利点は、1セパレーション毎に区別した独立スクリーンについての要件よりもシステム記憶要件を低減することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 単一の独立した確率的スクリーンを設計するプロセスのためのメリット関数の適用を例示するフローチャートである。
【図2(a)】 増加順序におけるドット閾値を示す概略図である。
【図2(b)】 増加順序におけるドット閾値を示す概略図である。
【図2(c)】 増加順序におけるドット閾値を示す概略図である。
【図2(d)】 増加順序におけるドット閾値を示す概略図である。
【図3】 本発明の一実施例であるプロセス・ステップを例示するフローチャートである。
【図4(a)】 本発明の別の実施例による、CMYK画像を処理するためのプロセス・ステップを例示するフローチャートである。
【図4(b)】 本発明の別の実施例による、CMYK画像を処理するためのプロセス・ステップを例示するフローチャートである。
【図5】 本発明の別の実施例のためのプロセス・ステップを例示するフローチャートである。
Claims (3)
- カラー・ハーフトーン処理で用いるための複数の相関した確率的スクリーンを設計する方法であって、
前記スクリーンの各々に、該スクリーンの望ましさの測度を表すメリット関数を関連させるステップと、
前記スクリーンの選定した組み合わせに、インクの分散および組み合わせ空間周波数レスポンスに関する前記スクリーンの選定した組み合わせの望ましさの測度を表す付加的なメリット関数を関連づけるステップと、
前記メリット関数を最適化するように複数のスクリーンを構築するステップとを包含し、
前記最適化されたメリット関数は、以下の式で表される、
M all = w1M(s1)+w2M(s2)+w3M’ ( s1+s2)
ここで、s1及びs2は、選定された2つのスクリーンを指し、M’(s1+s2)は、2つのスクリーンs1及びs2の結合マイノリティ画素についての前記付加的なメリット関数であり、w1、w2、w3は選択的に選定したウェイトである、
を包含することを特徴とする方法。 - 請求項1記載の方法において、前記最適化ステップが、メリット関数の選択的な加重平均の最適化を包含することを特徴とする方法。
- 請求項2記載の方法において、前記構築ステップが、各スクリーンの望ましさおよびスクリーン組み合わせを示すメリット値を演算するための反復プロセスを包含することを特徴とする方法。
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