JP2002044449A - 適応ハーフトーン化方法 - Google Patents
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Abstract
視覚的活動と低い視覚的活動が混合した画像に対応する
適応ハーフトーン化のための方法および装置を提供す
る。 【解決手段】a)第1のディザ出力信号Lを生成するた
めの元画像の選択画素の閾値を設定する段階と、b)第
2のディザ出力信号Sを生成するための前記選択画素の
閾値を設定する段階と、c)前記選択画素を含む前記元
画像の領域(400)内の画素値から計算したエッジ活
動指標パラメータと混合抑制パラメータの少なくとも1
つにしたがって前記第1と第2のディザ出力信号の重み
付けした組合せを生成する段階と、を含む方法。
Description
る。本発明は、特に連続階調画像のディジタル・ハーフ
トーン処理に関する。
に、連続階調を、レーザ・プリンタなどの印刷装置が実
現することができる離散的階調レベルに変換するハーフ
トーン化プロセスを必要とする。元画像と描画画像との
視覚的に感知可能な差を最小にしながら離散的な描画装
置上で再現可能なハーフトーン画像を作成するためには
高性能なハーフトーン化方法が設計される。
ーフトーン処理技術は、クラスタ化ドット・ディザリン
グと呼ばれる。画像をハーフトーン化するために閾値ま
たはハーフトーン・マトリクスが使用される。一般に、
ハーフトーン値は、選択した各画素ごとに、選択画素の
階調値とハーフトーン・マトリクスの対応する位置にお
ける値の関数として計算される。最終ハーフトーン・ド
ット構造のパターンとサイズは、ハーフトーン・マトリ
クスのエントリとサイズによって決定される。
て、高空間周波数スクリーンとして大きいアレイ・サイ
ズを設計することができるが、一般に、大きいマトリク
ス・サイズを使用するほど低い空間周波数スクリーンが
実現される。低空間周波数スクリーンは、実質的に一定
かまたは徐々に変化する領域には有効かつ的確である
が、低空間周波数スクリーンは、線やエッジなどの細部
を滑らかにしたりぼやけさせる傾向がある。低空間周波
数スクリーンは、再現画像のビジー領域(busyarea)に
おける細部の誤差や損失を犠牲にして十分に滑らかな階
調領域を再現する傾向がある。
ーフトーン化画像の細部が実質的に維持されるように、
画像の視覚的ビジー領域内の細部を表現することができ
る。しかしながら、高空間周波数スクリーンは、元画像
と比較したとき、実質的に一定かまたは徐々に変化する
階調領域で知覚的アーティファクトをもたらす傾向があ
る。高空間周波数スクリーンを使用すると、写真の塗り
つぶし領域や縁なし領域のような画像の滑らかな領域に
おける誤差の導入を犠牲にしてビジー領域における詳細
性を高める傾向がある。
ィジタル・ハーフトーン化プロセスによる1つの欠点
は、高空間周波数を有する閾値マトリクスと低空間周波
数を有する閾値マトリクスのいずれかだけを選択するこ
とにより、必然的に細部が階調品質と引き換えにされる
ことである。
制限を考慮して、高い視覚的活動と低い視覚的活動が混
合した画像に対応する適応ハーフトーン化のための方法
および装置が提供される。印刷エンジンの欠陥のため
に、ホワイト・ギャップ削減と可変暗色化(variable
darkening)の適応が実現される。
方法は、第1のディザ出力信号Lを生成するために元画
像の選択画素の閾値を設定する段階を含む。選択画素に
は、また、第2のディザ出力信号Sを生成する閾値が設
定される。第1と第2のディザ出力信号の重み付けした
組合せが、エッジ活動指標(edge activity indicato
r)パラメータ(EAI)と混合抑制パラメータ(η)
の少なくとも一方によって生成される。
域内の変化の頻度を示す。組合せ段階は、EAIが、選
択領域内のより大きい領域の階調値が変化しないかまた
はゆっくりと変化することを示す比較的小さい変化を示
すとき、(低空間周波数を使用した閾値設定による)第
1のディザ出力信号の方を有利に重み付けする。組合せ
段階は、EAIが、元画像の選択領域内のエッジと細い
線を示すより大きい量の変化を示すときに、(高空間周
波数を使用した閾値設定による)第2のディザ出力信号
の方を有利に重み付けする。
で第1のディザ出力信号に対する第2のディザ出力信号
の重み付けを抑制し、さらにアンチエイリス処理したエ
ッジの鋭さを維持するために使用される。
ディザ出力信号に使用されるものより高い高空間周波数
での閾値設定による)は、第1のディザ出力信号Lと組
み合わされる前に、可変暗色化パラメータγを使用して
値Vに増強され、ドット・ゲイン分離の問題に対応する
ことができる。γを0にセットすることによって、可変
暗色化をなくすことができる。
階調領域とほとんど白の領域の間のエッジに沿ったより
有利なドット発生を補償することができる。EIパラメ
ータは、特に、プリンタ異常によるホワイト・ギャップ
削減の処理に適している。
および以下の詳細な説明から明らかになろう。
付図面の図において制限ではなく例として示され。
範囲が実質的に制限されない画像のことを指す。たとえ
ば、写真は、連続階調画像である。しかしながら、ディ
ジタル・ハードウェアは、色または階調を有限数のビッ
トあるいは単一ビット(すなわち、「オン」と「オ
フ」)の範囲内で表現するように制限される。グレース
ケーリングとディザリングは、連続階調画像をディジタ
ル・ハードウェアの制限の範囲内で近似させるために使
用される2つの方法である。
ーンの使用によって連続階調の錯覚を作り出す方法であ
り、各ドットは、異なる濃淡を有することができる。ド
ットは、様々な任意の形状でよい。印刷用途では円形ま
たは楕円形のドットが一般的である。コンピュータ・モ
ニタなどの表示技術では、長方形または正方形のドット
(たとえば、画素)が、一般的な幾何学的形状である。
グレースケールの数は必然的に有限であるが、ある濃淡
の度合いと次の濃淡の度合いの違いが人間の目に感じ取
れないほど十分な濃淡の度合い(たとえば、8ビットの
画素では256)がある。
およびサイズを変化させることによって新しい色と濃淡
の錯覚を作り出す方法である。個々のドットの濃淡のレ
ベルを変化させることはできない。したがって、黒白画
像の場合は、黒白ドットの密度とパターンを変化させる
ことによって異なる濃淡をシミュレートする。印刷にお
いて、ディザリングはハーフトーン化と呼ばれ、また特
定のパターンの黒白ドットによって実現された濃淡は、
ハーフトーンと呼ばれる。
クリーンを介して画像を撮影することによって作成され
る。スクリーン周波数は、灰色の各スポットを作成する
ために使用されるドットの数を決定する。ディジタル画
像処理において、スクリーニング・パラメータには、ス
クリーン周波数、記録装置の解像度とハーフトーン・ド
ット、およびドットのサイズと形状がある。従来のスク
リーニングと対照的に、ディジタル画像処理のための画
像のディザリングまたはハーフトーン化は、通常、空間
領域内の閾値アレイを使用して特定の質感を最終的な2
値画像で達成することによって行われる。
ーン化する領域の「活動状態(activity)」に基づいて
ハーフトーン・アレイすなわちスクリーンを計算する。
たとえばページを、文字、線画、領域塗りつぶしおよび
写真の混合物で描画するとき、線画や写真の縁などの
「ビジー領域」は、「非ビジー領域」よりも高い解像度
のスクリーンで描画される。いくつかのディジタル画像
処理装置において、塗りつぶし領域や写真の非エッジ領
域などの滑らかな領域は、低解像度のスクリーンを使用
した方がうまく表現することができる。
数に基づく適応ハーフトーン化方法の1つの実施形態を
示す。ステップ110で、画像の選択領域の活動指数が
計算される。ステップ120で、選択領域に低周波数ハ
ーフトーン・スクリーンが適用されて、低周波数ハーフ
トーン・データが生成される。ステップ130で、選択
領域に高周波数ハーフトーン・スクリーンが適用されて
高周波数ハーフトーン・データが生成される。ステップ
140で、選択領域のハーフトーンが、活動指数に基づ
いて低周波数と高周波数のハーフトーン・データの加重
平均として計算される。
す。元画像の選択領域200の活動分析210を行っ
て、1つまたは複数のパラメータを含む活動指数を生成
する。1つの実施形態において、元画像は、中間調白黒
画像である。代替として、元画像は、中間調色の画像で
もよい。低空間周波数スクリーンに対応する大きいディ
ザ・マトリクス230が、画像の選択領域200に適用
される。同様に、高空間周波数スクリーンに対応する小
さいディザ・マトリクス220が、画像の選択領域20
0に適用される。低周波ディザ・マトリクスと高周波デ
ィザ・マトリクスの適用により、元画像の多数のグレイ
・レベルを維持するが、ハーフトーン・スクリーンまた
はアレイによって決定されるドット構造を与えるハーフ
トーン画像データを生成することができる。1つの実施
形態において、低周波数スクリーン(すなわち、大きい
ディザ・マトリクス)は、クラスタ化したドット・スク
リーンである。
よって提供される活動指数により、小さいマトリクス・
ディザリングと大きいマトリクス・ディザリングによる
結果の加重平均を計算する。活動指数が高い場合、重み
付けは、高周波数スクリーン(すなわち、小さいディザ
・マトリクスの結果)の方にバイアスされる。活動指数
が低い場合、重み付けは、低周波数スクリーン(すなわ
ち大きいディザ・マトリクス)の方にバイアスされる。
必要に応じて、多重レベルのハーフトーン化プロセス2
50を適用して、描画装置に送られるグレースケール・
レベルの数を減少させることができる。
ンタなどのカラー描画装置には、追加の調整が必要な場
合がある。電子写真式(EP)レーザ・プリンタは、回
転ドラムのような帯電した転写装置上に描画画像を作成
することによって動作する。画像は、レーザ光源を使用
してレーザをパルスで送ることによって各画素ごとに光
導電媒体(たとえば、ドラム)を露光することによって
作成される。いくつかのレーザ・プリンタは、画素のオ
ン/オフ制御しかできず、したがって、レーザ・パルス
は幅が固定されている。他のレーザ・プリンタは、レー
ザ光源のパルス幅を変化させることができ、したがって
ある程度の画素制御が可能である。静電引力によって、
トナーが光導電体の転写装置に付着されて画像の形で付
着する。転写装置は、トナーを用紙などの最終媒体に転
写する。プリンタ・エンジンの詳細により、このプロセ
スは、元画像のアンチエイリアス処理エッジによる可視
アーティファクト、カラー・レーザ・プリンタの見当合
わせ不良(misregistration)によるホワイト・ギャッ
プ、エッジ後退(receding edge)、およびその他の異
常を作り出しやすいことがある。
化プロセスは、特に、シアン−マジェンタ−イエロー・
ブラック(CMYK)の色空間のカラー・ハーフトーン
化に適しているが、他の色空間の実施態様にも同様に適
応することができる。CMYK色空間において、1画素
当たり1色平面8ビットの表現において、階調値0は白
に対応し、255は完全飽和に対応する。階調値は、範
囲[0、1]に正規化することができ、この場合、0は
白に対応し、1は完全飽和に対応する。
テップ310で、画像の選択領域の活動指数を計算す
る。図3の活動指数は、大きいマトリクス・ディザリン
グと小さいマトリクス・ディザリングの結果を重み付け
するために使用される追加のパラメータを含む。詳細に
は、エッジと線の向きと濃さをより良く示すために、エ
ッジ活動指数(EAI)パラメータが提供される。エッ
ジの明るい側の低周波数ディザリング・マトリクスの重
み付けを抑制し、またアンチエイリス処理エッジの鋭さ
を保持するために、混合抑制パラメータ(η)が提供さ
れる。
対処するために、他のパラメータが提供されることがあ
る。たとえば、いくつかのプリンタは、特に、エッジ後
退の問題に弱いことがある。エッジ後退は、一般に、ト
ナーが付着されないかまたは必要量よりも少ないトナー
が付着される露光プロセスまたはトナー転写プロセスの
問題によって生じる。エッジ後退を補正するために、エ
ッジ・ドット補正パラメータ(ガンマすなわちγ)が提
供される。
ど白の領域の間のエッジに沿ってホワイト・ギャップを
作り出す。そのようなプリンタでは、暗いエッジが少し
後退し、エッジに沿ったホワイト・ギャップが残る。こ
のギャップは、普通の状況において必要なものよりも暗
い階調レベルをエッジに沿って印刷することによってな
くすことができる。1つの実施形態において、エッジの
存在を検出するエッジ指標(EI)パラメータを使用し
て、いくつかのプリンタ・エンジンに必要なホワイト・
ギャップの削減を可能にする。他のパラメータは、特定
のプリンタ・エンジンの傾向にハーフトーン化プロセス
を合わせるために、プロセス全体にわたって提供される
ことがある。
周波数スクリーンでハーフトーン化され、高周波数ハー
フトーン・データが生成される。ステップ322で、必
要に応じて、可変暗色化が行われることがある。可変暗
色化は、近隣ドットの相互作用のようなEP特性を補正
する。可変暗色化は、活動指数のγパラメータにしたが
って実行される。ステップ330で、選択領域が低周波
数スクリーンでハーフトーン化され、低周波数ハーフト
ーン・データが生成される。
ンが、活動指数とトラッピング指標により、低周波数ハ
ーフトーン・データと高周波数ハーフトーン・データの
加重平均として計算される。トラッピングは、見当合わ
せ不良と呼ばれるいくつかの装置による異なる色平面の
不適切な位置合わせを補正するために必要なことがあ
る。ミスレジストレーションは、異なる色領域間のエッ
ジに沿って印刷されない領域を生じさせることがある。
色平面間を重ならせるためにエッジに沿って薄い色を下
地印刷することによってそのような領域を減少させるプ
ロセスがトラッピングと呼ばれる。
って濃い色を不十分な濃度で印刷するために使用される
ことがある。1つの実施形態において、トラッピング指
標は、トラッピング・フラグと、隣接した薄い色の値を
含む。トラッピング・フラグは、トラッピングが使用可
能かどうかを示す。トラッピングが必要でない場合(た
とえば、非カラー・レーザ・プリンタの場合)、トラッ
ピングを使用不能にして、加重平均の計算がトラッピン
グ指標に依存しないようにすることができる。ホワイト
・ギャップ削減ステップ350は、また、レーザ・プリ
ンタのトナー付着特性のために普通導入される可能性の
あるホワイト・ギャップを処理するために実行されるこ
とがある。
す。1つまたは複数のパラメータを含む活動指数を生成
するために、活動分析410が、画像の選択領域400
に対して実行される。大きいディザ・マトリクス(低空
間周波数スクリーンに対応する)と小さいディザ・マト
リクス(高空間周波数スクリーンに対応する)は、それ
ぞれブロック430と420で画像の選択領域に適用さ
れる。可変暗色化が必要な場合は、小さいディザ・マト
リクス・ブロックの出力(5)が、可変暗色化ブロック
422に提供される。任意の可変暗色化は、活動分析ブ
ロック410によって提供される活動指数のガンマ
(γ)パラメータ成分にしたがって実行される。
大きいディザ・マトリクス・ブロック430の出力
(L)が、混合ブロック440に提供される。混合ブロ
ック440は、活動分析ブロック410によって提供さ
れるエッジ活動指数パラメータ、混合抑制パラメータ
(η)、およびトラッピング指標によって加重平均を計
算する。
生成することができるパラメータを示す。詳細には、活
動分析ブロック510は、元画像の選択領域を分析して
色のハーフトーン化に使用される複数のパラメータを生
成する。パラメータは、混合ブロックのためのエッジ活
動指数(EAI)512と混合抑制パラメータ(η)5
14を含む。近傍暗色調整パラメータ(γ)516が、
図4の可変暗色化ブロック422に提供される。さら
に、ホワイト・ギャップ削減の応答を制御するために、
エッジ指標(EI)パラメータ518が提供される。
域は、3x3画素ウィンドウである。各画素に8ビット
の無符号整数を使用して連続階調値が近似される。した
がって、各画素は、0〜255の範囲の値を有すること
ができる。以下の計算では、3x3画素ウィンドウが、
以下のような識別子p1〜p9と関連付けられる。
算される。
に計算される。
d1〜d3およびD1〜D3は、次のように計算される。
めることができる。
ナム(sn(x))は、以下のように定義される。
は、2つの最も大きい振幅mag0−mag7に対応する
値の合計の4分の1として定義される。したがって、た
とえばmag2とmag3が、組{mag0,ma
g1,...mag7}のうちの最も大きい2つの値(す
なわち、どれか他の値よりも大きいかまたは等しい)場
合は、 次のようになる。
を使用してエッジが形成されるときに、エッジ強度が階
調値間の差をもたらすようにする傾向がある。したがっ
て、EAIによって定義されるエッジ強度は、向きに依
存しない。
調レベルとエッジ活動指数と共に使用され、エッジの明
るい側の小さいディザ・マトリクスの混合物を抑制す
る。混合抑制パラメータは、また、アンチエイリアス・
エッジの鋭さを保つために使用されることもある。エッ
ジ強度は、2つの中間調レベル間の遷移であるアンチエ
イリス処理されていないエッジに沿って目に見える望ま
しくないアーティファクトを発生させることがある。高
いエッジ強度は、最終的なハーフトーン化出力において
大きいディザ・マトリクスがあまり使用されていないこ
とを示す。ある中間調から別の中間調に遷移するとき、
最終ハーフトーンにおける小さいディザ・マトリクスの
部分的抑制(すなわち、ハーフトーンなし)が必要な場
合がある。小さいディザ・マトリクスは、大きいディザ
・マトリクスの周期性を損なう傾向があり、それにより
望ましくないアーティファクトが作成される。
方法を示す。ステップ610で、xが、magx=ma
x{mag0,mag1,mag2,... mag7}
になるように選択される。ステップ620は、xが偶数
かどうか判定する。xが偶数の場合は、ステップ622
で、もう1つの指数変数<x>の値がx+1にセットされ
る。そうでない場合は、ステップ624で、<x>がx−
1にセットされる。ここで<x>は、図においてxの上に
−を付けたものとして表される。ステップ622と62
4のいずれかの後で、ステップ630は、magx=0
かどうかを試験し決定する。magx=0の場合は、ス
テップ632によって示されたようにηが0にセットさ
れ、プロセスはステップ690で完了する。
が、signx=0かどうかを判定する。signx=0
の場合は、ステップ642がη=1にセットし、プロセ
スはステップ690で完了する。そうでない場合は、ス
テップ650が、η=min(mag<x>/T,1)
にセットし、ここで、Tは所定の値、「min」は、引
数リストから、値のリスト内の他のどの値よりも小さい
かまたは等しい値を選択する関数である。1つの実施形
態において、Tは約25である。
{mago0,mag1,mag2,...mag7}がゼ
ロでない場合は、エッジ指標は1である。その他の場合
は、エッジ指標は0である。エッジ指標は、ホワイト・
ギャップ削減のために使用される。
がある場合に、画素のレーザ・パルス幅を広げることに
よって可変暗色化を行うために使用される。明るい領域
では、画素は自然に適切に「輝き」たり現れたりするこ
とができず、したがって、画素のレーザ・パルス幅値を
広げなければならない。
(p5)の近傍を使用して、以下のように正規化平均S
nを計算する。 Sn=(p1+p2+p3+p4+p6+p7+p8+p9)/
(8・255)
うに定義されたSnの区分的線形関数である。
関係を示す。詳細には、γ(Sn)は、710で示した
ような区分的線形関数である。y切片720は1+qに
あり、ここで、qは、「ガンマ付加最大値(gamma add
ed max.)」と呼ばれる。第1の区切り点730のX軸
座標は、「ガンマ削減点(gamma cut point)」rに
ある。第2の区切り点740のX軸座標は、「ガンマ上
昇点(gamma boostpoint)」sにある。
のいくつかのモデルではq=3.5、r=0、およびs
=0.2〜0.5など、プリンタによって値の割り当て
が異なる。
償する。小さいマトリクスのディザ出力信号Sが0〜1
の正規化パルス幅に対応し、ここで0が白またはゼロ・
パルス幅であり1が全パルス幅の場合、可変暗色化ブロ
ックによって生成される暗色化したパルス幅は、次のよ
うに計算される。
γ
効である。したがって、1つの実施形態において、可変
暗色化は、約1.0に等しいγ(すなわち、γ≒1.
0)を選択することによって抑制される。
ン化する画素の連続階調値(p5)にしたがって、大き
いディザ・マトリクスと可変暗色化ブロックの結果を組
み合わせて描画装置のパルス幅出力を制御する。
般的な関数は、次のように表わすことができる。
η)
と可変暗色化出力(V)に対して線形であると仮定する
と、混合出力は、以下のように表すことができる。
γ
ザ・マトリクスと可変暗色化出力に与えられる重みに対
応する。この場合も、γ=1の場合は、可変暗色化はな
く、V=Sであり、重み係数Wvが事実上小さいディザ
・マトリクスの重み係数Wsになる。
の関数F1とF2として表される。
に関して、F1は、EAIパラメータの非増加関数であ
り、F2は、EAIパラメータの非減少関数である。こ
れにより、EAIが比較的高い値を有する領域において
小さいディザ・マトリクスに大きい重みが付与されるよ
うになる。1つの実施形態において、重み係数は、以下
のように、合計の重みが1.0になるように正規化され
る。
2(p5,EAI,η)=1.0
に関して、F1とF2は、値LOW_CUTとHIGH
_CUT1を使って以下のように定義される。 F2(p5,EAI,η)=0, EAI<LOW_CUTの場合 F2(p5,EAI,η)=η・(EAI−LOW_CUT)/(HIGH_CUT2−LOW_CUT) LOW_CUT<EAI<HTGH_CUT2の場合 F2(p5,EAI,η)=η, その他の場合 ここで、HIGH_CUT2=MAX(p5,HIGH
_CUT1)、F1(p5,EAI,η)=1.0−F
2(p5,EAI,η)である。
って示される。詳細には、F1 810は、F2 82
0と相補的である。LOW_CUT830とHTGH_
CUT2 840は、区分的線形重み関数F1およびF
2における区切り点を示す。
CUTとHTGH_CUTの値は、プリンタによって異
なるが、LOW_CUT=0やHIGH_CUT=40
〜63などの値の割当ては、レーザ・プリンタの一部の
モデルに有効であると思われる。
ク430は、低空間周波数ハーフトーン化を実行する。
当技術分野において周知のように、大きいディザ・マト
リクスは画像に適用され、大きいディザ・マトリクス内
の値は、画像をハーフトーン化する閾値としてはたら
く。1つの実施形態において、ディザ・マトリクスは、
ルックアップ・テーブルを使用して実現される。ディザ
または低空間周波数スクリーンの出力(L)は、レーザ
光源のパルス幅値に対応する。8ビット画素とN次のデ
ィザ・マトリクスの場合、サイズが28×Nの2次元ル
ックアップ・テーブルを使用することができる。ハーフ
トーン化プロセスは、ハーフトーン化する画素の位置が
与えられると、以下のようにディザ・マトリクス・セル
番号を計算する。
素のディザ・セル指数と連続階調値から参照される。
階調値)
ック430の2次元パルス幅ハーフトーン・ルックアッ
プ・テーブル900の1つの実施形態を示す。行(たと
えば、910)は、画素の様々な階調レベル値(たとえ
ば、p5)を表す。列(たとえば、920)は、様々な
ディザ・セル指数に対応する。行と列の交点が、特定の
連続階調レベルとディザ・セル指数のパルス幅エントリ
(たとえば、930)である。したがって、「63」
は、ディザ・セル指数「3」と階調レベル「253」に
示される値である。したがって、この例では、L=63
である。
域におけるデータをハーフトーン化するために使用さ
れ、ディザ・マトリクス・サイズは、大きいディザ・マ
トリクス・ブロック430の有効なサイズよりも小さく
なくてはならない。さもなければ、小さいディザ・マト
リクス・ブロックは、大きいディザ・マトリクス・ブロ
ック430と同じことを実行する。
・マトリクスのそれぞれの線周波数は、ユーザの裁量に
まかされる しかしながら、空間周波数が互いに接近し
ている場合は、知覚的に望ましくない「ステッチング」
効果が生じることがある。大きいディザ・マトリクスが
141lpi(行/インチ)の空間周波数を有し、小さ
いディザ・マトリクスが212lpiの空間周波数を有
する例を検討する。これらの空間周波数はそれぞれ、6
00dpi(ドット/インチ)の解像度でハーフトーン
化するときにしばしば使用される。しかしながら、これ
らのハーフトーン化マトリクスを組み合わせた結果、知
覚的に望ましくないアーティファクトとなりうる1イン
チ当たり71(すなわち、212−141)のステッチ
が生じることがある。大きいディザ・マトリクスと小さ
いディザ・マトリクスの角度が互い異なる場合は、異な
る向きと場所にあるディザ・マトリクス・スクリーン間
の相互作用で別のステッチング効果が生じることがあ
る。
マトリクスは、大きい方のディザ・マトリクスの奇数空
間高調波である空間周波数を有するように選択される。
したがって、たとえば、大きいディザ・マトリクスが、
0°で100lpiに設計される場合、小さいディザ・
マトリクスは、0°で300lpiなどの奇数倍になる
ように選択される。この手法により、ステッチング効果
なしに詳細領域で使用できるハーフトーン・ドットの数
を多くすることができる。
ザ・マトリクスは1×1マトリクスである。この小さい
ディザ・マトリクスの選択により、ハーフトーン化は行
われない。連続階調画像入力は、パルス幅出力を直接示
す指数となる。小さいディザ・マトリクスでこのNを選
択することにより、大きいディザ・マトリクスの空間周
波数と関係なくステッチが生じないことが保証される。
・マトリクスの間の相互作用のもう1つの問題点は、階
調の整合と線形化である。この2つのディザ・マトリク
スは、大きい領域内で入力画像が同じ連続階調レベルで
あるときに、同じ平均階調応答を有するように較正する
ことができる。
またはホワイト・ギャップ削減が必要なことがある。ホ
ワイト・ギャップ問題は、一般に、暗い方の階調領域と
ほとんど白の領域の間のエッジに沿って生じる。トナー
の付着特性により、エッジの暗い側が後退し、明るい側
に完全に付着できないことがある。このアーティファク
トは、エッジの明るい側に余分なトナーを付着させるこ
とによってなくすかまたは削減することができる。
に使用される方法を示す。ステップ1010における判
定で、処理する平面がCMYK色空間のうちのK平面で
ある場合、プロセスは、ホワイト・ギャップ削減なし
に、ステップ1090で終了する。そうでない場合は、
ステップ1020でエッジ指数(EI)が検査される。
EIが1.0でない場合、プロセスは、ホワイト・ギャ
ップ削減なしにステップ1090で終了する。そうでな
い場合は、ステップ1030で、パルス幅出力が、所定
のドット発生閾値と比較される。パルス幅が、閾値より
も大きいかまたはそれと等しい場合、プロセスは、パル
ス幅の変更なしにステップ1090で終了する。そうで
ない場合は、ステップ1040でパルス幅がドット発生
閾値にセットされた後で、ステップ1090でプロセス
が終了する。
ス幅が変更されないことは明らかである。エッジ・ドッ
ト成長補正は、ドット発生閾値をたとえば0をセットす
ることによって回避することができる。
ルス幅がドット発生閾値よりも少しだけ大きいときにそ
の領域にトナーが付着し始めるように選択されなければ
ならない。したがって、白領域でパルス幅がドット発生
閾値にセットされると、トナーは付着されない。このサ
イズのパルス幅は、また、エッジ後退の問題の解決にも
役立つ。
は、特に、コンピュータ援用設計(CAD)アプリケー
ションによって生成されるような細い線とベクトルによ
る画像印刷に適している。また適応ハーフトーン化プロ
セスは、近飽和レベルと白い背景の間のエッジのギザギ
ザを滑らかにするために使用することができる。そのよ
うなエッジは、普通ならば大きいディザ・マトリクスの
角度の結果としてぎざぎざに見える場合がある。他の平
滑化機能がない場合、大きいディザ・マトリクスはま
た、アンチエイリアス処理した境界にぎざぎざのエッジ
を生成する傾向がある。図3のプロセスは、大きいディ
ザ・マトリクスによってハーフトーン化したアンチエイ
リス・エッジによって生じるギザギザをなくす傾向があ
る。
けプロセスによる活動の様々なレベルを適合させる機能
のために、大きいディザ・マトリクスによる滑らかで安
定した塗りつぶしを維持しながら、小さいディザ・マト
リクスの使用によって高活動領域においてより高い詳細
を保持することを可能にする。EAIとηパラメータ
は、重み付け関数を制御するために使用される。γパラ
メータは、ドット成長のゲイン補償を可能にする。エッ
ジ指数パラメータは、最終ハーフトーン化画像における
ホワイト・ギャップを減少させるために使用される。図
3のプロセスは、様々な色(カラー・レーザ・プリン
タ)と様々なグレーレベル印刷(白黒プリンタ)の細い
線とベクトルの印刷を可能にする。
の特定の実施例に関して説明した。特許請求の範囲で説
明したような本発明のより広い趣旨と範囲から逸脱する
ことなく様々な修正を変更を行うことができる。したが
って、明細と図面は、制限ではなく例示の意味に考えら
れるべきである。
るための元画像の選択画素の閾値を設定する段階と、
b)第2のディザ出力信号Sを生成するための前記選択
画素の閾値を設定する段階と、c)前記選択画素を含む
前記元画像の領域(400)内の画素値から計算したエ
ッジ活動指標パラメータと混合抑制パラメータの少なく
とも1つにしたがって前記第1と第2のディザ出力信号
の重み付けした組合せを生成する段階と、を含む方法。
を、暗色化パラメータγにしたがってSの関数として出
力する段階と、ii)前記第1のディザ出力信号Lを重
みW Lで重み付けする段階と、iii)前記暗色化出力
Vを重みWVで重み付けする段階と、iv)前記重み付
けした組合せをWL・L+WV・Vとして計算する段階
と、 を含む上記1に記載の方法。
上記2に記載の方法。
の方法。
階調値、エッジ活動指標およびηの関数であり、ここ
で、0≦WV≦1.0である上記2に記載の方法。
数が、LOW_CUTにおけるX軸切片を有する区分的
線形関数であり、HIGH_CUT1が前記区分的線形
関数の所定の区切り点であり、HTGH_CUT2=M
AX(選択画素階調値,HIGH CUT1)であり、 WV=0, EAI<LOW_CUTの場合 WV=η・(EAI−LOW_CUT)/(HIGH_CUT2−LOW_CUT) LOW_CUT<EAI<HTGH_CUT2の 場合 WV=η, その他の場合 である上記5に記載の方法。
V=1.0(1.0−S)γとして計算される上記2に
記載の方法。
選択画素の近傍の正規化した和(S n)、ガンマ付加最
大定数(q)、およびガンマ削減点定数(r)と、ガン
マ上昇点定数(s)の区分的線形関数であり、ここで、 γ=1.0+q Sn<rの場合 γ=1.0 Sn>sの場合 γ=1.0+q・(s−Sn)/(s−r) その他の場合 である上記2に記載の方法。
るために前記組み合わせたディザ出力信号の値を上昇さ
せ、前記処理する色平面が前記ブラック(K)色平面で
なく、かつエッジが前記選択領域内にあることをエッジ
指標パラメータ(EI)が示し、かつ前記組み合わされ
たディザ出力信号が前記ドット発生閾値よりも小さい場
合に、前記組み合わされたディザ出力信号が、所定のド
ット発生閾値と等しくセットされる上記1に記載の方
法。
イが、前記第1のディザ出力信号を生成するために使用
され、第2の空間周波数を有する閾値アレイが、前記第
2のディザ出力信号を生成するために使用され、前記第
2の空間周波数が、前記第1の空間周波数の奇数高調波
である上記1に記載の方法。
て、高い視覚的活動と低い視覚的活動が混合した画像に
対応する適応ハーフトーン化のための方法および装置が
提供される。
す図である。
す図である。
ステムの構成要素を示す図である。
形態を示す図である。
関数として示す図である。
マトリクスの結果を組み合わせるためのエッジ活動指標
の関数として区分的線形関数F1およびF2の1つの実
施形態を示す図である。
・テーブルを示す図である。
削減に適応させるためにハーフトーン値を後処理する方
法を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 a)第1のディザ出力信号Lを生成する
ための元画像の選択画素の閾値を設定する段階と、 b)第2のディザ出力信号Sを生成するための前記選択
画素の閾値を設定する段階と、 c)前記選択画素を含む前記元画像の領域内の画素値か
ら計算したエッジ活動指標パラメータと混合抑制パラメ
ータの少なくとも1つにしたがって前記第1と第2のデ
ィザ出力信号の重み付けした組合せを生成する段階と、
を含む方法。
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