JPH05275441A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH05275441A
JPH05275441A JP6610892A JP6610892A JPH05275441A JP H05275441 A JPH05275441 A JP H05275441A JP 6610892 A JP6610892 A JP 6610892A JP 6610892 A JP6610892 A JP 6610892A JP H05275441 A JPH05275441 A JP H05275441A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な耐環境性を持つ半導体装置を提供す
る。 【構成】 このトランジスタは、ノンドープのSiC基
板111上に、p+ −SiC層160,p−SiC層1
50,n+ −SiC層140,p−ダイアモンド層13
0,p+ −ダイアモンド層120が順次形成され、p+
−SiC層160にはコレクタ電極230が、n+ −S
iC層140にはベース電極220が、p+ −ダイアモ
ンド層120にはエミッタ電極210が、それぞれ形成
され電気的に接続された構造を有し、p型ダイアモンド
とn型SiCによるヘテロ接合を有するPNPトランジ
スタである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、良好な耐環境性を持つ
半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1947年のトランジスタの発明以来、
トランジスタからIC,LSIなどが開発され、半導体
技術は大きな進歩を遂げている。特に、シリコン半導体
技術は確立されたものになっており、様々な回路が集積
化され広く利用されている。しかし、シリコンの物性に
起因する素子の動作上の限界があり、また、一部の用途
についてはシリコン以外の材料による半導体が用いられ
るようになっている。
【0003】例えば、衛生通信などマイクロ波という非
常に高い周波数の通信分野においては、シリコンの持つ
キャリア移動度が素子開発上のネックになっている。こ
の対策として、素子を非常に微細に製作するという方法
があるが、微細に製作すると耐熱性を含む許容電力上の
問題が生じることになる。そのため、このような用途に
は、材料にシリコンにかえてより大きなキャリア移動度
をもつGaAsを用いたものが使われるようになってき
ている。高速のディジタル回路(例えば、スーパーコン
ピュータなど)についても同様な問題があり、GaAs
を材料に用いたディジタルICが開発され利用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シリコンを用いてバイ
ポーラトランジスタを構成した場合、単にPNPの層構
造をもたせただけでは電流増幅率即ち利得は余り大きな
ものにならない。また、コレクタ耐圧も大きくならな
い。そのためより大きな電流増幅率を得るように又は、
より大きなコレクタ耐圧を得るように構造上、回路構成
上のくふうをしているが現状である。また、シリコン半
導体では、温度が上昇すると、ジャンクションのリーク
電流が増加するため、使用温度に限界がある。これらの
ことは、大電力の用途に用いるのに限界があることを示
しており、特に大電力、高周波においては、低いホール
移動度によって用いるのには無理がある。さらに、シリ
コンは、放射線によってから殻外電子が励起され、これ
が素子の動作に悪影響を及ぼすため、放射線の強いとこ
ろでは、動作が保証されない。
【0005】このような用途には、バンドギャップの大
きな材料が望ましい。従来のシリコンバイポーラ半導体
に代わるものの一つとしてヘテロ接合トランジスタが考
えられており、例えば、特開昭62−216364,特
開昭62−2657762,特開昭62−16076
0,特開昭62−159463などがある。これらは、
シリコンと、炭化シリコンなどとの間にできるヘテロ接
合を利用したトランジスタである。しかし、シリコンを
材料として用いていることから、低耐圧性、低耐環境性
の問題に対して根本的な解決にならない。ダイアモン
ド,炭化シリコンといった材料は、現在知られている材
料ではバンドギャップの大きなものであるため、このよ
うな用途においても良好な動作が得られることが予想さ
れる。また、これらは地球上に多く存在する元素でなる
ことも魅力的な点の一つである。しかし、これらの材料
は、研磨,切削といったその大きな硬度を利用した機械
加工の分野で利用されているにすぎないのが現状であ
る。かってはシリコン半導体を用い得る分野でのニーズ
が大きく、このような材料を用いなければならない分野
のニーズが大きくなかったため、シリコンほど精力的な
研究開発がなされなかったからである。しかし、シリコ
ン半導体では不可能な用途に対して、例えば、本件出願
人による「特開昭64−55862」記載の発明のよう
に、より良好な半導体材料として研究開発がなされつつ
ある。
【0006】本発明は、前述の問題点に鑑み、既存の半
導体の限界を越え得る性能を持つ半導体装置を提案する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の半導体装置は、炭化ケイ素を主成分とし、
所定の多数キャリアを有する第1の半導体層と、炭化ケ
イ素を主成分とし、第1の半導体層とは反対極性の多数
キャリアを有する第2の半導体層と、ダイアモンド構造
の結晶構造を有する炭素(単結晶または多結晶)を主成
分とし、第1の半導体層と同極性の多数キャリアを有す
る第3の半導体層とを備え、第1の半導体層をコレクタ
領域に、第2の半導体層をベース領域に、第3の半導体
層をエミッタ領域に有し、第1,第2,第3の半導体層
が順次基板上に形成され、第3の半導体層が最上層にな
っていることを特徴としても良い。
【0008】第1,第2の半導体層は、六方晶または立
方晶の炭化ケイ素で形成されていることを特徴としても
良い。
【0009】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
基板上に、炭化ケイ素を主成分とし、所定の多数キャリ
アを有する第1の半導体層を形成する第1の工程と、炭
化ケイ素を主成分とし、第1の半導体層とは反対極性の
多数キャリアを有する第2の半導体層を第1の半導体層
上に形成する第2の工程と、ダイアモンド結晶構造の炭
素を主成分とし、第1の半導体層と同極性の多数キャリ
アを有する第3の半導体層を前記第2の半導体層上に形
成する第3の工程と、第1の半導体層に接続するコレク
タ電極、第2の半導体層に接続するベース電極及び第3
の半導体層に接続するエミッタ電極を形成する第4の工
程とを有することを特徴とする。
【0010】第3の工程は、選択的に成長させることで
第3の半導体層を形成することを特徴としても良い。
【0011】第4の工程では、第1,第2,第3の半導
体層が、これらの層上のエミッタ電極、ベース電極及び
コレクタ電極を形成する部分の近傍を残して除去され、
第1,第2,第3の半導体層のうち残された層の側壁に
絶縁膜を形成し、残された層および絶縁膜を用いて自己
整合的にベース電極及びコレクタ電極を形成することを
特徴としても良い。
【0012】
【作用】本発明の半導体装置では、ダイアモンド結晶構
造の炭素,炭化ケイ素(六方晶または立方晶の結晶構造
をもつもの)を主成分としてエミッタ領域,ベース領
域,コレクタ領域が形成されている。特に、エミッタ−
ベース間には、ダイアモンド結晶構造の炭素−炭化ケイ
素のヘテロ接合が形成され、このヘテロ接合によるポテ
ンシャル障壁によって少ないベース電流で大きなコレク
タ電流を得られる。即ち大きな電流増幅率を持つ。これ
はダイアモンド結晶構造の炭素,炭化ケイ素によるもの
であるため、耐放射線性も有し、非常に高い温度におい
ても良好に動作する。また、コレクタのバンドギャップ
が大きいため、コレクタ耐圧が高い。また、ダイアモン
ド結晶構造の炭素を主成分とする第3の半導体層は形成
しにくいが、最上層に形成するようにしているため、比
較的容易なものになる。
【0013】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、第1,第2,第3の半導体層が順次基板上に形成
され、良好な動作をする上記半導体装置を製作すること
ができる。
【0014】自己整合的にベース電極及びコレクタ電極
を形成する場合、ベース抵抗の低減、べース、コレクタ
容量低減により素子の高性能化が図れる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1には、一実施例であるトランジスタの構造が示され
ている。このトランジスタは、ノンドープのSiC基板
111上に、p+ −SiC層160,p−SiC層15
0,n+ −SiC層140,p−ダイアモンド層13
0,p+ −ダイアモンド層120が順次形成され、p+
−SiC層160にはコレクタ電極230が、n+ −S
iC層140にはベース電極220が、p+ −ダイアモ
ンド層120にはエミッタ電極210が、それぞれ形成
され電気的に接続された構造になっている。ここではま
ず、SiCが立方晶の結晶構造(3C−SiC又はβ−
SiCと呼ばれる)をもつものとして説明する。
【0016】このトランジスタは、つぎに示す工程で製
作される。
【0017】まず、SiC基板111上に、減圧CVD
法にて、p+ −SiC層160,p−SiC層150,
+ −SiC層140を順に形成する。このとき、原料
ガスにC3 8 /SiHCl2 の1:2の混合ガスを用
い、また、H2 をキャリアガスとし、圧力200Pa,
セ氏900〜1200度の条件で成長させた。ここで、
+ −SiC層140を成長させる際、原料ガスにPH
3 を混入させてPドープする。また、p−SiC層15
0,p+ −SiC層160を成長させる際、原料ガスに
2 6 を混入させてBドープし、p−SiC層15
0,p+ −SiC層160を成長させる。この後、マイ
クロ波CVD法にて、p−ダイアモンド層130,p+
−ダイアモンド層120を順に形成する。このとき、マ
イクロ波の周波数2.45GHz,出力400Wで、原
料ガスにCH4 /H2 の4:100の混合ガスを用い、
圧力500Torr,セ氏600〜900度の条件で成
長させた。ここで、原料ガスには、B2 6 を混入させ
てBドープし、その混入量を変えてp+ −ダイアモンド
層120,p−ダイアモンド層130を成長させている
(図2(a))。
【0018】つぎに、エミッタ領域,ベース領域となる
部分を残すようにマスクをし、ダイアモンド層120,
130を「Ar+N2 O(20%)」の混合ガスのRI
BE(反応性イオンビームエッチング)にて、エッチン
グする(図2(b))。この後、ダイアモンド層12
0,130上のレジスト等をマスクとしてRIE(反応
性イオンエッチング)にて、p−SiC層150及びn
+ −SiC層140をエッチングする(図2(c))。
このときの反応ガスには、CF4 +O2 (5%)の混合
ガスを用いる。そして、AlSiのエミッタ電極21
0,TaSiのベース電極220,Mo/Auのコレク
タ電極230を形成して配線する。この工程でサンプル
を作成し、特性を測定した結果、電流利得1200,コ
レクタ耐圧20Vが得られ、セ氏300度においても良
好な動作が得られた。
【0019】このトランジスタは、p型ダイアモンドと
n型SiCによるヘテロ接合を有するPNPトランジス
タであり、エミッタ−ベース間には、ヘテロ接合ととも
にキャリア濃度の低いp−ダイアモンド層130が、ま
た、コレクタ−ベース間のキャリア濃度の低いp−Si
C層150が設けられている。このトランジスタは、ホ
ールを多数キャリアとして動作がなされ、図3(a)に
示すようなバンドダイアグラムを有するものと推定され
る。エミッタ領域のバンドギャップはおよそ5.5e
V、ベース領域,コレクタ領域のバンドギャップはおよ
そ2.2eVで、エミッタ−ベース間は、約3.3eV
のバンドギャップ差がある。
【0020】図3(b)は、直流増幅させた状態のバン
ドダイアグラムである。この図において、ベース領域
(n+ −SiC層140)の伝導帯の下端のエネルギー
レベルより上の部分において電子がフェルミ−ディラッ
ク分布し、価電子帯の上端のエネルギーレベルEV1,E
V2より上の部分においてホールがフェルミ−ディラック
分布して様子を示している。ここで、ホールについて
は、下向きの方向が高いエネルギーである。この図3
(b)を用いて直流増幅動作を説明するとつぎのように
なる。
【0021】エミッタを正電圧、ベースを負電圧とする
順バイアスがかけられて、エミッタ領域に対しベース領
域が持ち上げられる。また、コレクタを負電圧とするバ
イアスによりコレクタ領域が持ち上げられる。ベースか
らは少数キャリアである電子が注入されるが、エミッタ
領域のポテンシャル障壁により、この障壁よりも高い僅
かな電子しかエミッタ領域に流れない。一方、ホールに
ついては、ヘテロ接合により価電子帯のポテンシャル障
壁が小さくなっており、また、バイアスによりポテンシ
ャル障壁がより小さくなる。そのため、エミッタ領域の
ホールの多くが、ベース領域を越えてコレクタ領域に流
れる。これにより、少ないベース電流で大きなコレクタ
電流が流れることになり、大きな電流増幅率が得られ
る。従来のSic/Siのバンドギャップ差は1.1e
Vであり、これに比べ著しく大きな電流増幅率が得られ
る。
【0022】Siと比較して大きなバンドギャップ(S
iは、約1.1eV)を持つため、高い温度において
も、若干バンドギャップは小さくなるが、上述の動作は
良好に保たれる。これに加えて、高いコレクタ電圧にお
いても動作をする。層厚などのパラメータを適切に保つ
ことなどによって現状のシリコントランジスタを越える
ものになる。
【0023】また、基板に熱伝導率が高く、誘電率の低
いSicを使用していることから、放熱が良好になる。
また、配線の浮遊容量が減少する。これらは、大電力,
高周波で用いるのに大きな利点となっている。
【0024】さらに、p−ダイアモンド層130,p+
−ダイアモンド層120が最上層に有するものであるの
で、製造工程上、これらを最後に形成することになる。
そのため、この層を形成する際に、エミッタサイズ程度
(1〜10μm)のダイアモンド層を選択的に成長させ
るようにすることが可能になる。この点に付いては後述
する。
【0025】また、ダイアモンド層130,120は単
結晶が望ましいが多結晶でも良い。多結晶の場合では、
電流注入効率や電流増幅率が若干低下するが、製造上は
好適なものである。(110)面が95%以上を占める
比較的配向性の揃った多結晶のダイアモンド層を成長さ
せて試作した結果、電流利得250のトランジスタが得
られた。
【0026】図4は、前述のトランジスタを自己整合的
に製作した場合の構造を示したものである。
【0027】このトランジスタは、ダイアモンド層13
0,120の側壁に設けたSi02の保護膜170によ
ってベース電極220を自己整合的に形成するとともに
この形成されたベース電極220上のSi02 の保護膜
180を使ってコレクタ領域のエッチング,コレクタ電
極230の形成を行ったものである。図5にはその製造
工程が示されている。
【0028】前述の図2と同様に、SiC基板111上
に、p+ −SiC層160,p−SiC層150,n+
−SiC層140を順次形成する(図5(a))。その
後、エミッタ領域となる部分を残すようにマスクをし、
p−ダイアモンド層130,p+ −ダイアモンド層12
0を前述の選択成長で形成し、保護膜170を形成する
(図5(b))。次いで、ベース電極220,Si02
の保護膜180を形成し、これをマスクとしてn+ −S
iC層140、p−SiC層150,p+ −SiC層1
60,のエッチングを行う(図5(c))。そして、エ
ミッタ電極210及びコレクタ電極230を形成する
(図5(d))。これによって、このエピタキシャル成
長が比較的容易なものになり、全面に成長させるよりも
歩留まりが向上するようになる。この製造方法にて、ダ
イアモンド層を2μm形成したものにおいて、電流利得
900という非常に電流増幅率の大きいのトランジスタ
が得られた。
【0029】また、保護膜170,180などをマスク
として、エッチングを行い、電極の形成を行っているた
め、製造工程上フォトマスクが少なくて済む上にレジス
トを塗布するなどのフォトリソグラフィによる工程が簡
素化される。また、マスクのアラインメントなどによる
誤差要因が少なくなり、より微細に製作することができ
るようになる。
【0030】本発明は前述の実施例に限らず様々な変形
が可能である。
【0031】例えば、SiCが立方晶の結晶構造をもつ
ものとして説明したが、六方晶の結晶構造のもの(6H
−SiC又はα−SiCと呼ばれる)でも良い。6H−
SiCは、バンドギャップが2.86eVあり(バンド
ギャップ差1.54eV)、3C−SiCの場合よりも
高い電圧の動作が要求されるが、耐熱性,コレクタ耐圧
が向上したものになる。
【0032】
【発明の効果】以上の通り本発明の半導体装置によれ
ば、コレクタのバンドギャップが大きいため、高い電圧
でも動作させることが可能になる。そのうえ、耐放射線
性も有し、これらが非常に高い温度においても保たれ、
良好な動作を得ることができる。
【0033】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、良好な動作をする上記半導体装置を製作すること
ができる。
【0034】自己整合的にベース電極及びコレクタ電極
を形成する場合、これらの配線などを形成するための工
程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の構成図。
【図2】図1のトランジスタの製造工程図。
【図3】図1のトランジスタのバンドダイアグラム。
【図4】他の実施例の構成図。
【図5】図4のトランジスタの製造工程図。
【符号の説明】
111…SiC基板,120…p+ −ダイアモンド層,
130…p−ダイアモンド層,140…n+ −SiC
層,150…p−SiC層,160…p+ −SiC層,
170,180…保護層,210…エミッタ電極,22
0…ベース電極,230…コレクタ電極。
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】例えば、SiCが立方晶の結晶構造をもつ
ものとして説明したが、六方晶の結晶構造のもの(6H
−SiC又はα−SiCと呼ばれる)でも良い。6H−
SiCは、バンドギャップが2.86eVあり(バンド
キャップ差1.54eV)、3C−SiCの場合よりも
高い電圧の動作が要求されるが、耐熱性,コレクタ耐圧
が向上したものになる。本発明で示すSiC基板は、も
ちろんSiをさらに下に有する構造、すなわちヘテロエ
ピタキシャル成長したSiC/Si基板である場合を含
む。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化ケイ素を主成分とし、所定の多数キ
    ャリアを有する第1の半導体層と、 炭化ケイ素を主成分とし、前記第1の半導体層とは反対
    極性の多数キャリアを有する第2の半導体層と、 ダイアモンド構造の結晶構造を有する炭素を主成分と
    し、前記第1の半導体層と同極性の多数キャリアを有す
    る第3の半導体層とを備え、 前記第1の半導体層をコレクタ領域に、前記第2の半導
    体層をベース領域に、前記第3の半導体層をエミッタ領
    域に有し、 前記第1,第2,第3の半導体層が順次基板上に形成さ
    れ、前記第3の半導体層が最上層になっていることを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2の半導体層は、六方晶ま
    たは立方晶の炭化ケイ素で形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第3の半導体層は単結晶のダイアモンド
    結晶構造の炭素であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 第3の半導体層は多結晶のダイアモンド
    結晶構造の炭素であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  5. 【請求項5】 基板上に、炭化ケイ素を主成分とし、所
    定の多数キャリアを有する第1の半導体層を形成する第
    1の工程と、 炭化ケイ素を主成分とし、前記第1の半導体層とは反対
    極性の多数キャリアを有する第2の半導体層を前記第1
    の半導体層上に形成する第2の工程と、 ダイアモンド結晶構造の炭素を主成分とし、前記第1の
    半導体層と同極性の多数キャリアを有する第3の半導体
    層を前記第2の半導体層上に形成する第3の工程と、 前記第1の半導体層に接続するコレクタ電極、前記第2
    の半導体層に接続するベース電極及び前記第3の半導体
    層に接続するエミッタ電極を形成する第4の工程とを有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第3の工程は、選択的に成長させる
    ことで第3の半導体層を形成することを特徴とする請求
    項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第4の工程では、前記第1,第2,
    第3の半導体層が、これらの層上の前記エミッタ電極、
    前記ベース電極及び前記コレクタ電極を形成する部分の
    近傍を残して除去され、前記第1,第2,第3の半導体
    層のうち残された層の側壁に絶縁膜を形成し、前記残さ
    れた層および前記絶縁膜を用いて自己整合的に前記ベー
    ス電極及び前記コレクタ電極を形成することを特徴とす
    る請求項5記載の半導体装置の製造方法。
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