JPH05274971A - 遅れスイッチ - Google Patents

遅れスイッチ

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JPH05274971A
JPH05274971A JP6885992A JP6885992A JPH05274971A JP H05274971 A JPH05274971 A JP H05274971A JP 6885992 A JP6885992 A JP 6885992A JP 6885992 A JP6885992 A JP 6885992A JP H05274971 A JPH05274971 A JP H05274971A
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Tomiyuki Ota
富之 太田
Masuo Kitamura
満寿雄 北村
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2か所から一つの負荷を操作できるようにし
て、開閉素子の操作では負荷をオフ遅延させることが可
能な遅れスイッチを提供するにある。 【構成】開閉接点S1 は切り換えスイッチSWの第2の
接点b側投入状態で接点S1 をオンすると換気扇3に電
源ACを供給する。遅延回路Bは電流検出回路1の検出
出力により電流検出回路1の変流器CTの1次側と接点
2 と換気扇3との直列回路に並列接続しているスイッ
チング素子Q1 をオンする。開閉接点S 1 がオフされる
と、電流検出回路1の検出出力が無くなるが、遅延回路
Bはタイマ回路5と、導通保持回路4とでスイッチング
素子Q1 のオン状態を一定時間保持する。従って換気扇
3は一定時間遅れて動作が停止する。開閉接点S1 のの
オフ状態で、切り換えスイッチSWは第1の接点aと、
第2の接点bとの間で切り換え接続を行なえば、換気扇
3をオンオフすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷を遅延動作させる
遅れスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレや、洗面所に換気扇を設
け、スイッチ操作で一定時間換気扇を動作させてその後
停止させるために遅れスイッチが設けられることがあ
る。しかし、この遅れスイッチは別のスイッチを接続し
て2か所から操作することができるようになっていなか
ったため、トイレと洗面所とに共通の換気扇を設け夫々
の場所で換気扇を操作するようなことができず、やむを
得ず3路スイッチを設けて換気扇をオン、オフすること
ができるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合遅れ
スイッチでないため、トイレの換気が充分に行なえない
という問題があった。本発明は、上述の問題点に鑑み
て、別の場所に設けた切り換えスイッチを接続すること
により、同じ負荷を切り換えスイッチでもオンオフ操作
することが可能な遅れスイッチを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、負荷と電源との直列回路の両端を接続
する第1、2の端子と、両端子間に開閉接点を介して接
続される電流検出回路と、上記電流検出回路の検出出力
の発生から、この発生が無くなって一定時間経過するま
で出力を発生する遅延回路と、上記電流検出回路と開閉
接点との直列回路に並列に接続され、上記遅延回路の出
力が発生している間オン動作を保持するスイッチング素
子とを具備するととも、上記第1の端子に共通接続され
た送り端子を設け、この送り端子に2接点の切り換えス
イッチの第1の第1接点を、上記第2の端子に切り換え
スイッチの第2の接点を接続し、上記切り換えスイッチ
の共通端子と上記第1の端子との間に負荷と電源との直
列回路を接続することにより切り換えスイッチで負荷の
オンオフを可能としたものである。
【0005】尚上記負荷を2か所の換気を行なう換気扇
としても良い。
【0006】
【作用】而して本発明によれば、送り端子に2接点の切
り換えスイッチの第1の第1接点を、上記第2の端子に
切り換えスイッチの第2の接点を接続するとともにこの
切り換えスイッチの共通端子と上記第1の端子との間に
負荷と電源との直列回路を接続するだけで、遅れスイッ
チ側の開閉接点がオフ状態でも負荷を別の場所に設けた
切り換えスイッチの操作でオンオフでき、また切り換え
スイッチがオフの場合には開閉接点で負荷をオンオフで
きるのは勿論のこと、オンからオフ操作時には負荷をオ
フ遅延させることができる。
【0007】ここで例えばトイレと洗面所との換気を共
通の換気扇で行なう場合に、洗面所に切り換えスイッチ
を、トイレに本発明遅れスイッチを設けて上記のように
接続すれば、切り換えスイッチの操作でも、遅れスイッ
チの操作でも換気扇を操作することができ、トイレ側の
遅れスイッチの操作では換気扇の動作をオフ遅延でき
て、充分な換気が可能となる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図1は
本発明の実施例の回路を示しており、この実施例の回路
では開閉接点S 1 を電流検出回路1を構成する変流器C
Tの1次側と動作表示用発光ダイオードLEDの駆動用
変流器CT0 の2次側を介して電源端子Eと負荷接続端
子L1 との間に接続し、変流器CT0 、CTの1次側の
共通接続点を送り端子L0 に接続してある。
【0009】また遅延回路Bは、上記電流検出回路1の
変流器CTの1次側と第2の接点S 1 との直列回路に並
列接続されたトライアックからなるスイッチング素子Q
1 と、上記電流検出回路1の変流器CTの2次側の検出
出力が発生してから、検出出力がなくなって一定時間経
過するまで出力を発生するタイマ回路5と、このタイマ
回路5の出力が発生している間スイッチング素子Q1
オン動作を保持する導通保持回路4と、後述する誤動作
防止回路6とからなる。
【0010】タイマ回路5は、CRの時定数回路で構成
しており、電流検出回路1の変流器CTの2次出力をダ
イオードブリッジDB1 で整流した出力でコンデンサC
1 を充電するようにしてあり、このコンデンサC1 の両
端に接続された可変抵抗VRの設定により決まるコンデ
ンサC1 の放電時間により換気扇3の遅延動作時間を設
定するものである。ここで、導通保持回路4のダイオー
ドブリッジDB2 の整流出力は抵抗R2 とツエナダイオ
ードZDからなる電圧規制回路で波高値を規制してあ
り、この電圧規制回路の出力で逆流阻止用のダイオード
1 を介してコンデンサC1 を充電するようにしてあ
る。導通保持回路4は、ダイオードブリッジDB2 、S
CRQ2 、トランジスタQ3 、FETQ4 等を用いて構
成してあり、コンデンサC1 の充電電圧が一定電圧以上
である間、スイッチング素子Q1 を導通状態に保持す
る。
【0011】次にこの図1の回路動作を説明する。まず
図11に示すようにトイレXと洗面所Yと換気扇3とを
ダクト2で接続して1台の換気扇3でトイレXと洗面所
Yとの換気を行なう場合について説明する。この場合図
1に示すように送り端子L0 に洗面所Yに設けた切り換
えスイッチSWの第1の接点aを、また負荷接続端子L
1 に切り換えスイッチSWの第2接点bを接続し、電源
端子Eと、切り換えスイッチSWの共通端子との間に電
源ACと、負荷である換気扇3との直列回路を接続す
る。
【0012】しかして遅延スイッチ側の開閉接点接点S
1 がオフの状態で、切り換えスイッチSWが図1に示す
ように第2の接点bに投入されている状態では、タイマ
回路4のコンデンサC1 が充電されず、FETQ4 にバ
イアスがかかっている(ディプレッションモード)。従っ
て、電源AC、変流器CT0 の1次側、抵抗R9 、ダイ
オードブリッジDB2 、抵抗R6 、抵抗R8 、FETQ
4 、ダイオードブリッジDB2 、切り換えスイッチSW
の第2の接点b、換気扇3、電源ACの経路で電流が流
れる。このため、トランジスタQ3 のベース電位が引き
下げられ、トランジスタQ3 がオフとなる。よってSC
RQ2 にはゲート電流が供給されず、SCRQ2 もオフ
で、スイッチング素子Q1 を導通するトリガがかからな
いようになっている。この場合変流器CT2 の1次電流
が小さいため、2次出力は大きくならず、発光ダイオー
ドLEDは発光しない。一方ネオン管NEは電源AC、
抵抗R0 、ネオン管NE、切り換えスイッチSW、換気
扇3、電源ACの経路で電流が流れて発光し、開閉接点
1 がオフ状態であることを表示する。
【0013】尚コンデンサC1 の両端に接続されたトラ
ンジスタQ5 及びこのトランジスタQ5 の導通を制御す
るトランジスタQ6 は、この待機時にノイズがコンデン
サC 1 に直接に重畳されて充電されないようにする誤動
作防止回路6を構成する。次に開閉接点Aがオン操作さ
れて接点S1 がオンすると、電源AC、変流器CT0
1次側、変流器CTの1次側、接点S1 、切り換えスイ
ッチSWの第2の接点b、換気扇3、電源ACの経路で
電流が流れて、換気扇3は動作を開始する。
【0014】そして変流器CT0 の2次側出力が大きく
なって発光ダイオードLEDが点灯し、また抵抗R0
ネオン管NEとの直列回路が短絡されるため、ネオン管
NEは消灯する。つまり負荷である換気扇3がオンした
ことを表示する。一方電流検出回路1の変流器CTの2
次側にも出力、つまり検出出力が発生する。この2次側
出力によりまたコンデンサC1 が充電され、FETQ4
のゲート・ソース間に負電圧が印加されるので、この場
合にはFETQ4 がオフする。このようにして、FET
4 がオフすると、トランジスタQ3 にオンとなるバイ
アスがかかり、このトランジスタQ3 のオンとなってS
CRQ2 にゲート電流が供給され、SCRQ2 がオンと
なる。従って、SCRQ2 のオンによりダイオードブリ
ッジDB 2 を介してスイッチング素子Q1 にトリガがか
かり、スイッチング素子Q1 がオンとなる。
【0015】次に遅延スイッチの開閉接点S1 がオフさ
れると、電流検出回路1の変流器CTの2次出力がなく
なるが、コンデンサC1 の両端電圧が可変抵抗VRを介
して放電し、やがてFETQ4 のカットオフ電圧以下に
低下するまでスイッチング素子Q1 のオン状態が継続す
る。ネオン管NE及び発光ダイオードLEDの状態はス
イッチング素子Q1 がオンしている間は変化しない。
【0016】やがて一定時間経過してコンデンサC1
両端電圧がFETQ4 がオンする電圧まで低下すると、
FETQ4 に電流が流れ、トランジスタQ3 がオフとな
る。従って、SCRQ2 もオフとなり、スイッチング素
子Q1 にトリガがかからなくなり、換気扇3への電源A
Cの供給が停止され、待機状態に戻る。なお、上述のよ
うにFETQ4 に電流が流れると、トランジスタQ5
6 がオンとなるので、この際にはコンデンサC1 の充
電電荷が急速に放電される。よって、換気扇3の動作を
停止する際の切換がスムーズに行われる。
【0017】そして発光ダイオードLED及びネオン管
NEの状態は反転して元に状態に戻る。図1のように開
閉接点S1 がオフされているときに、洗面所X側に設け
た切り換えスイッチSW1 を第1の接点a側に切り換え
ると、電源AC、変流器CT0の1次側、送り端子
0 、切り換えスイッチSWの第1の接点a、換気扇
3、電源ACの経路で電流が流れて、換気扇3が動作す
ることになる。
【0018】この状態でトイレY側で遅れスイッチの開
閉接点S1 が開閉されても、電流検出回路1の変流器C
Tの1次側に電流が流れず、遅延回路Bは動作しない。
他方開閉接点S1 がオフ状態で洗面所X側の切り換えス
イッチSWが第2の接点b側に切り換えられると、換気
扇3への電源供給が無くなるため、換気扇3は停止す
る。また開閉接点S1 がオン状態で切り換えスイッチS
Wが第2の接点b側に切り換えられると、換気扇3への
電源供給が行なわれてその動作は継続し、遅れスイッチ
の開閉接点S1 がオフされた時に一定時間遅延した後動
作が停止する。
【0019】本実施例の遅れスイッチのスイッチ構造は
所謂ピアノハンドル式のスイッチ構造となっており、図
2乃至図4にその分解斜視図を示す。開閉接点S1 及び
遅延回路B等を内蔵する器体7は合成樹脂製のボディ7
aと、合成樹脂製のカバー7bとで形成され、カバー7
bの対向する一対の側面から垂下したボディ係合脚10
に設けたボディ係合孔10aをボディ7aの係合突起9
に係合させて結合するようになっている。
【0020】カバー7bには更に両側面に、取付枠8の
両側片8b, 8bの縦片に穿設してある一対の係合孔8
cに夫々対応した係合爪11b, 11bを夫々一体に突
設し、一方の係合爪11bの背部にはカバー7bの外壁
を上下に貫通した孔よりなるたわみ代を得るための空間
12を形成して、係合爪11bが内側へ弾性的にたわむ
ことができるようになっている。
【0021】また、ボディ7aの中央両側に接続端子収
納部13, 14を形成し、一方の接続端子収納部13に
は電源端子Eを構成する電源端子板15、鎖錠ばね1
6、解除釦17からなる速結端子を収納し、他方の接続
端子収納部14には送り端子L 0 を構成する端子板1
8、鎖錠ばね19からなる速結端子と、負荷接続端子L
1を構成する端子板20、鎖錠ばね21からなる速結端
子と、各端子L0 、L1 に共通の解除釦22とを収納し
ている。ボディ7aの下面には図5に示すように各端子
E、L1 、L2 に対応する電線挿入孔71、72、73
が設けられ、これら電線挿入孔71、72、73に電線
の芯線を挿入することにより速結端子からなる各端子
E、L0 、L1 に電源AC、切り換えスイッチSW、換
気扇3を図1に示すように電気的に接続することができ
るようになっている。
【0022】負荷接続端子L1 の端子板20は図6に示
すように接続端子収納部14の隔壁を乗り越えて中央収
納部23内に延出してあり、この延出片20aには固定
接点27aを設けている。送り端子L0 の端子板18は
リード線28により、後述するプリント基板60に実装
されている変流器CT0 、CT1 の1次側共通接続点に
接続している。
【0023】中央収納部23には上記電源端子板15に
電気的に接続された支持板25を配設しており、この支
持板25上に開閉接点S1 を持つ開閉体Aが配置され
る。上記開閉体Aは導電板により形成してあり、中央収
納部23内に入れられ、両端を中央収納部23の側壁に
設けたV状凹部23a(図7に示す)にはめ込んで下端
縁が上記支持板25に接した状態でV状凹部23aの下
部を中心に回動自在となっている。
【0024】そして、開閉体Aの上端両側に上方へ突設
してある突片に設けてある可動接点S1 が開閉体Aの回
動に応じて固定接点27a, 27bに接触、開離して、
電源端子Eと、第1, 第2の負荷接続端子L1 、L2
の間をオン、オフするようになっている。この開閉体A
を反転駆動するのがコイルスプリング30と、反転ハン
ドル31と、押釦ハンドル32及びスライドカム33等
とから構成される反転機構である。
【0025】コイルスプリング30は上記開閉体Aの中
央上縁に設けたばね座24に下部を係合させ、上部を反
転ハンドル31の下部に一体に突設させている筒部31
a内に挿入させて反転ハンドル31の両側方向への動き
に応じて開閉体Aを反転駆動するようになっている。反
転ハンドル31はカバー7bの凹部51の底部に開口し
た孔52に下方から挿入され、反転ハンドル31の下部
の筒部31aの両側に設けた逆三角形状の軸31cをカ
バー7bの内壁の軸受け50に回動自在に枢支してあ
り、反転ハンドル31の上部の直方体部31bの両側上
部には上記スライドカム33に掛合する掛合突起34,
34を突設している。
【0026】押釦32は上記カバー7bの凹部51の両
側内壁面に形成された上下方向の係合溝35に係合突起
36, 36を係合して上下動自在に凹部51内に収納さ
れており、平片37bから下向きに開拡した2つの復帰
ばね片37a,37aを下方に向けて一体延設して構成
した復帰ばね37を平片37bに穿設した孔37dに押
釦32の下面に突設した突起32aを挿入することによ
り、押釦32下面に取り付けられ、この復帰ばね37の
復帰ばね片37a、37a先端を凹部51の底面に弾接
することにより上方に常時付勢されている。
【0027】スライドカム33はポリアセタールのよう
な弾性に富む熱可塑性樹脂により略ロ状に成形されたも
ので、両側の側辺部の下面に上記反転ハンドル31の掛
合突起34に対応する断面逆三角形状の掛合カム体(図
示せず)を突設し、更に別の側辺部の内側にはハ状に一
体突設した一対のばね片33a, 33aを備え、このば
ね片33a, 33aの先端間に押釦32の下面に形成し
ている係合部(図示せず)を挿入して押釦32の下面に
おいてスライドカム33を摺動自在に装着し且つばね片
33a, 33aの弾性によって反摺動方向への復帰力を
与えるようになっている。
【0028】プリント基板60は上記の遅延回路B等を
構成する電子部品を実装したものであって、ボディ7a
の上面開口部に載置されてタッピングねじ61にて固定
され、両端下面に実装した部品をボディ7aの両端に設
けた部品収納部62、63に図8に示すように収納され
る。またプリント基板60の中央の窓孔64は反転ハン
ドル31の筒部31aを上部からボディ7a内に挿入す
るための孔である。ランプカバー65はプリント基板6
0に実装されている上記回路における発光ダイオードL
ED及びネオン管NEを図7に示すように被蔽するため
のもので、カバー7bの中央片側に設けた窓66に被着
するようになっている。
【0029】このように構成した遅れスイッチは金属製
の取付枠8の窓孔8aに下方から器体7を嵌めるように
して、取付枠8の一方の側片2bの縦辺の下端をカバー
7bの周辺上面に当接した状態でこの当接点を支点とし
て回動させれば支点側の係合爪11aが係合孔8cに係
入し、他方の側片2bの縦辺の下端が空間12のたわみ
代と、カバー7bの材質の弾性力によって内方向に押圧
させて係合爪11bを乗り越え、係合爪11bを係合孔
8cに係入する。係合爪11b, 11bを係合孔8c,
8cに夫々係入させて取付枠8に器体7が固定された状
態では押釦32は図8、図9に示すように取付枠8の窓
孔8aから突出することになる。
【0030】このようにして取付枠8に取り付けた状態
で図10に示すようにピアノハンドル43を取付ければ
ピアノハンドル式の遅れスイッチが完成する。ピアノハ
ンドル43は一側縁に設けた支点リブ43bをカバー7
bの一側部の凹部54に回動自在に挿入係合し、また、
ピアノハンドル43の他側縁に形成した係合足43aを
カバー7bの他側部の空間12に上下動自在に係合して
装着されている。この際ピアノハンドル43の中央片側
の透光部43cに上記ランプカバー65が臨み、ランプ
カバー65を通じた発光ダイオードLED及びネオン管
NEの光で照光されるようになっている。
【0031】またピアノハンドル43は支点リブ43b
の部分を支点として回動自在となっており、該ピアノハ
ンドル43を押し回動させることにより押釦32を押し
駆動することができるのである。つまりピアノハンドル
43を押し下げると、押釦32を復帰ばね片37aに抗
して押し下げ、押釦32の押し下げによりスライドカム
33が下降してスライドカム33の一側部下面の掛合カ
ム体(図示せず)の内側傾斜面の基部付近が、傾いた状
態にある反転ハンドル31の一方の掛合突起34に当た
り、更に押釦32を押すと掛合カム体(図示せず)の内
側傾斜面に沿うように掛合突起34が押し下げられて反
転ハンドル31が反転回動する。
【0032】上記のようにして反転ハンドル31が反転
回動するとコイルスプリング30が反転揺動して開閉体
Aを反転させ、開閉接点S1 が固定接点27aに接触す
るのである。この反転後ピアノハンドル43の押し下げ
力を解除すると、復帰ばね37の復帰ばね片37aで押
釦32が押し上げられて、ピアノハンドル43も元の状
態に戻ることになる。同時にスライドカム33もばね片
33aのばね力で中央部位に摺動復帰する。この状態で
ピアノハンドル43を押し下げれば上述と同様な操作に
よって開閉体Aが反転して、開閉接点S1 が固定接点2
7aから開離することになる。この反転後においてピア
ノハンドル43の押し下げ力を解除すれば元の状態に戻
る。
【0033】このように本発明の遅れスイッチはピアノ
ハンドル43の操作で開閉素子S1をオンオフすること
ができるのである。尚上記実施例では換気扇3を負荷と
して用いているが特にこれに限定されるものでない。
【0034】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成しているの
で、送り端子に2接点の切り換えスイッチの第1の第1
接点を、上記第2の端子に切り換えスイッチの第2の接
点を接続するとともにこの切り換えスイッチの共通端子
と上記第1の端子との間に負荷と電源との直列回路を接
続するだけで、遅れスイッチの開閉接点がオフ状態でも
別の場所に設置した切り換えスイッチの操作で負荷をオ
ンオフでき、また切り換えスイッチがオフの場合には遅
れスイッチの開閉接点で負荷をオンオフできるのは勿論
のこと、オンからオフ操作時には負荷をオフ遅延させる
ことができるという効果がある。
【0035】またトイレと洗面所との換気を共通の換気
扇で行なう場合に、洗面所に切り換えスイッチを、トイ
レに本発明遅れスイッチを設けて上記のように接続すれ
ば、切り換えスイッチの操作でも、遅れスイッチの開閉
接点の操作でも換気扇を操作することができ、トイレ側
の操作では換気扇の動作をオフ遅延できて、充分な換気
が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】同上の一部省略した分解斜視図である。
【図3】同上の一部省略した分解斜視図である。
【図4】同上の一部省略した分解斜視図である。
【図5】同上の器体の裏面図である。
【図6】同上のボディの上面図である。
【図7】同上のピアノハンドルを取り付けていない状態
の断面図である。
【図8】同上の取付枠に取り付けた状態で且つピアノハ
ンドルを取り付けていない状態の一部破断せる側面図で
ある。
【図9】同上の取付枠に取り付けた状態で且つピアノハ
ンドルを取り付けていない状態の正面図である。
【図10】同上の側面図である。
【図11】同上の使用例の説明図である。
【符号の説明】
1 電流検出回路 3 換気扇 4 導通保持回路 5 タイマ回路 S1 開閉接点 Q1 スイッチング素子 AC 電源 SW 切り換えスイッチ a 第1の接点 b 第2の接点 B 遅延回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷と電源との直列回路の両端を接続する
    第1、2の端子と、両端子間に開閉接点を介して接続さ
    れる電流検出回路と、上記電流検出回路の検出出力の発
    生から、この発生が無くなって一定時間経過するまで出
    力を発生する遅延回路と、上記電流検出回路と開閉接点
    との直列回路に並列に接続され、上記遅延回路の出力が
    発生している間オン動作を保持するスイッチング素子と
    を具備するととも、上記第1の端子に共通接続された送
    り端子を設け、この送り端子に2接点の切り換えスイッ
    チの第1の第1接点を、上記第2の端子に上記切り換え
    スイッチの第2の接点を接続し、上記切り換えスイッチ
    の共通端子と上記第1の端子との間に負荷と電源との直
    列回路を接続することにより切り換えスイッチで負荷の
    オンオフを可能としたことを特徴とする遅れスイッチ。
  2. 【請求項2】上記負荷を2か所の換気を行なう換気扇と
    したことを特徴とする請求項1記載の遅れスイッチ。
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