JPH05274326A

JPH05274326A - 商品プレゼンテーション方法及び装置

Info

Publication number: JPH05274326A
Application number: JP6691492A
Authority: JP
Inventors: Shinichiro Miyaoka; 伸一郎宮岡; Makoto Nomi; 誠能見; Makoto Kato; 誠加藤; Yuji Ogiwara; 雄二荻原
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1992-03-25
Filing date: 1992-03-25
Publication date: 1993-10-22

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、計算機システムを利用して商品の販
売を支援する方法及び装置に関し、特に商品のプレゼン
テーション及び、商品の色や柄などのカスタマイズを一
貫して支援する方法及び装置に関する。【構成】上記目的は、商品のカタログ情報をテキスト、
グラフィクス、静止画、動画、音声などのマルチメディ
情報の形態に電子化して蓄積し(101)、検索要求に応じ
て対話的に商品情報を提供し(102)、選択された商品に
ついて色や柄、オプション部品などの仕様を対話的に特
定化し(103)、その外観を映像化して表示し(104)、カス
タマイズされた商品に関し情報の外部出力(106)、見積
り、納期問い合わせ(107)、受注処理(109)などを行うこ
とにより達成される。【効果】多種多様な商品に関する情報を効果的に提供
し、商品をカスタマイズするのをビジュアルに支援し、
その結果を通常の販売業務に関連付けることにより、計
算機システムにより一貫して販売業務を支援することが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムを利用
した商品のプレゼンテーション方法及び装置に関し、特
に自動車や住宅系設備など大型耐久消費材を、マルチメ
ディア情報を利用して対話的に紹介し、選択された商品
に対し色やオプション部品などの仕様をカスタマイズす
るのに好適な方法及び装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年の消費者のニーズの多様化、製造・
販売の一体化を背景として、店頭やショールームで、計
算機システムを利用し、消費者が商品を選択したりある
いはデザインするのを支援するシステムが登場してい
る。

【０００３】日経ＣＧ、1988年11月号、p159-162に記載
のシステム(以下、Aと呼ぶ)では、ベッドの色柄を多種
登録しておき、顧客の要望に沿って取捨選択し、完成ベ
ッドのイメージをディスプレイ上に表示する。

【０００４】また、電気学会論文誌D分冊、平成3年12月
号、p1015-1022(以下，Bと呼ぶ)には、写真画像をデジ
タル化して、画像合成などの方法により、室内のインテ
リアイメージを作成するシステムが記されている。この
システムでは、まずユーザが、作成しようとするインテ
リアの概念的イメージを表現するキーワードを、メニュ
ーの中から指定する。イメージ検索部は指定されたキー
ワードに適合するインテリア写真を、イメージデータベ
ースの中から複数枚検索しユーザに示す。ユーザは、提
示された写真の中から最も自分の概念的イメージに近い
ものを選択する。イメージモデル作成部は、イメージデ
ータベースに保持されている個々の物体画像を、あらか
じめ入力されている部屋構造データに合わせてマッピン
グし、選択された写真の印象に近いインテリアイメージ
を作成表示する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術Aは、多種多様な商品系列を効果的に紹介する情
報提供の方法について触れていない。また、色、柄、オ
プション部品などの仕様を特定化したときの商品の価格
の見積り、納期の問い合わせ、受注処理といった通常の
販売業務との関連についても触れていない。

【０００６】また、上記従来技術Bについても、イメー
ジ作成の方法については述べられているものの、効果的
な商品情報の提供の方法、通常の販売業務との連携につ
いては触れられていない。

【０００７】本発明の目的は、計算機システムを利用
し、商品の販売を一貫して支援する方法及び装置を提供
することである。

【０００８】このためには、まず多種多様な商品に関す
る情報を効果的に提供する方法が必要である。これに関
しては、本出願人より、マルチメディア情報を利用して
対話的にプレゼンテーションを行う方法として、特開平
2-144672号公報の内容を出願している。

【０００９】また、選択された商品に対し、色や柄のバ
リエーション、オプション部品のバリエーションの中か
ら所望のものを選択し、カスタマイズされた商品の外観
を映像化して提示する機能が望まれる。このうち、画像
中の物体(商品)の色変更を行い映像化して提示する方法
に関しては、本出願人より、特開平3-41570号公報の内
容を出願している。また、柄を変更したりオプション部
品を装着したときの様子を、映像化して提示する方法に
ついては、本出願人より、特願平03-279263を出願して
いる。また、カスタマイズした商品の使用環境との調和
を見るため、背景画像に埋込合成する機能が望まれる
が、これに関しては、本出願人より、特願平02-330712
を出願している。

【００１０】商品の販売を一貫して支援するためには、
上記の機能だけでは不十分であり、さらに見積、納期問
い合わせなどの通常の販売業務と、連携をとることが必
要となる。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的は、商品のカタ
ログ情報をテキスト、グラフィクス、静止画、動画、音
声などのマルチメディア情報の形態で電子化して蓄積
し、検索要求に応じて対話的に商品情報を提供し、選択
された商品について対話的に仕様を特定化し、仕様を特
定化したときの外観を映像化して表示し、仕様を特定化
した該商品に関して情報の外部出力、見積、納期問い合
わせ、受注処理などを行うことにより達成される。

【００１２】また、上記商品情報の提供は、具体的に
は、キーワードによる検索方法、あるいはディスプレイ
に表示された情報を直接指示して関連情報を引き出す検
索方法によって達成される。

【００１３】また、上記仕様の特定化は、具体的には、
商品の色、柄、オプション部品などに関し、当該項目の
バリエーションに対応するメニューを提示し、該メニュ
ーの中から１つを選択する方法によって達成される。

【００１４】また、上記仕様の特定化は、選択された
色、オプション部品などの組合せが、事前に設定された
組み合わせ整合条件に合致するかチェックする処理を有
することによって、より信頼度高く達成される。

【００１５】また、上記仕様を特定化したときの外観の
映像化は、具体的には、あらかじめスキャナあるいはカ
メラから商品画像を入力し、ディジタル画像処理によっ
て商品の色変更、柄変更、オプション部品の変更などを
行うことにより達成される。また、上記仕様を特定化し
たときの外観を、使用環境との調和まで分かるように映
像化するという課題は、仕様を特定化した商品の画像を
背景画像に埋込合成して映像化することによって達成さ
れる。

【００１６】また、上記仕様を特定化したときの外観の
映像化は、具体的には、商品のＣＡＤデータを利用しグ
ラフィクス処理により行うことにより達成される。

【００１７】また、上記仕様を特定化した商品に関する
情報の外部出力は、具体的には、当該商品の画像を含む
情報を、プリンタ用紙のような静的記録媒体、ＶＴＲの
ような映像記録媒体に出力することによって達成され
る。

【００１８】

【作用】マルチメディア情報を利用した対話的な商品情
報提供機能によって、多種多様な商品を、動きを伴った
形で（動画利用）、リアルに（高精細静止画利用）、ま
たスペック等を厳密に（テキスト、数値利用）、消費者
の興味に従って（対話的）紹介することが出来る。所望
の商品仕様が分かっている場合はキーワード検索によ
り、また商品イメージ自体を固めていきたい場合は、デ
イスプレイに表示された情報を直接指示して関連情報を
引き出す方法（ハイパーテキスト、ハイパーメディア）
によって、必要な商品情報を得ることが出来る。

【００１９】この結果、消費者によって１つの商品が選
択されるが、その商品に、色、柄、オプション部品など
のバリエーションが有る場合、消費者がメニューを選択
して、色、柄、オプションなどをカスタマイズする。ま
た、その時の外観を映像化して提示することにより、カ
スタマイズされた商品のイメージを的確に伝えることが
出来る。外観の映像化では、スキャナなどから入力され
た商品の画像をベースに、デジタル画像処理によって、
商品の色変更、柄変更、オプション部品変更等を行う。
又、商品のＣＡＤデータが利用できる場合は、グラフィ
クス処理によって上記の変更を行うこともできる。

【００２０】カスタマイズされた商品に関し、プリン
タ、ＶＴＲなどに商品映像を含む情報を出力すれば、カ
スタマイズされたカタログを提供できる。

【００２１】さらに、このようにして選択され、カスタ
マイズされた商品について、計算機システム上で、価格
の見積り、納期問い合わせ、受注処理などを行う。

【００２２】以上の方法によって、計算機システム上
で、商品の販売を一貫して支援することが可能となる。

【００２３】

【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1から図7を参
照して説明する。図1は、本発明の商品プレゼンテーシ
ョン方法の一実施例を示すフローチャートである。この
フローチャートは、図2に示す計算機システムにより実
行される。

【００２４】まず、図1の処理ステップ101では、図2の
キーボード202、スキャナ203、カメラ204などの入力装
置から入力された、商品に関するマルチメディア情報
を、処理装置201で編集し外部記憶装置205に蓄積する。

【００２５】図1の処理ステップ102では、図2の外部記
憶装置205から商品情報を読み出し、検索要求に応じて
図2の表示装置209に表示する。商品情報のうち、動画情
報に関しては、デジタル動画の形態で外部記憶装置205
に蓄積しても良いし、又レーザディスクなどのアナログ
情報の形態で動画記憶装置208に蓄積し、スーパーイン
ポーズ装置207を介して表示装置209に表示しても良い。

【００２６】マルチメディア情報の編集・蓄積（図1、
ステップ101）、マルチメディア情報の提供（図1、ステ
ップ102）に関しては、本出願人による特開平2-144672
号公報に詳しく記載されている。その要点を、以下で説
明する。

【００２７】図3(a)に、マルチメディア情報を提供する
際の画面例を示す。図3のページ301は、表示装置209の1
画面に対応している。ページ301は、テキスト302、静止
画303、動画304等から構成される。テキスト中には、キ
ーとなる単語の領域305が、また静止画中には特定物体
あるいはその一部に対応するキーとなる領域306（この
例では自動車のフロント部）が設定されている。以下で
は、これらを単にキー領域と呼ぶ。

【００２８】上記キー領域は、図3(b)に示すように、関
連情報とリンクされて(対応付けられて)いる。ここで関
連情報とは、キー領域中の単語あるいは特定物に関連す
る（詳しい説明など）情報であり、これ自体がまたマル
チメディア情報で構成されている。たとえば図3(b)で、
キー領域305は別ページである関連情報307にリンクさ
れ、又、キー領域306は関連情報308にリンクされてい
る。さらに、図3(b)に示すように、関連情報307がまた
キー領域309をふくみ、他の関連情報308にリンクされて
いても良い。

【００２９】キー領域を、図2のマウス210等のポインテ
ィングデバイスでピックすることによって、関連情報を
外部記憶装置205、動画記憶装置208から読みだし、表示
装置209に表示する。これによって、表示装置に表示さ
れた情報を直接指示して、関連情報を次々と引き出す検
索が可能となる。この情報検索方式を実現する際のデー
タ構造および検索処理手順については、上述の特開平2-
144672号公報に記載が有る。

【００３０】また、上記商品情報の検索は、従来のキー
ワードによる条件検索方式によっても実現できる。

【００３１】以上で、図1の、ステップ102までの説明を
終わる。

【００３２】図1のステップ103では、選択した商品の仕
様の特定化を行う。この様子を、商品が自動車である場
合を例にとって、図4に従い説明する。図4(a)は、色を
選択するときのメニュー画面である。コマンドメニュー
から色変更401を選択した後、色メニュー402から好みの
色を選択する。また図4(b)には、オプション部品を選択
する場合の画面を示す。コマンドメニューから部品変更
404を選択したのち、部品メニュー405から好みの部品を
選択する。

【００３３】色や部品のバリエーションが非常に多く、
或る商品に対し適用可能なものとそうでないものが有る
場合、又、組合せによっては適用不可なケースが有る場
合、事前に組み合わせ整合条件を設定しておき、特定化
された仕様が、この条件に合致するか否かチェックする
機能をステップ103に追加することにより、より信頼度
高く仕様の特定化を行うことが出来る。

【００３４】図1のステップ104では、ステップ103で仕
様を特定化された商品の外観を、映像化して表示する。
これを、デジタル画像処理により行う場合の処理手順
を、仕様の特定化の部分も含めて、図5のフローチャー
トに従い以下で説明する。

【００３５】色変更や部品変更を行う前処理として、商
品画像を入力し(図5(a)、ステップ501)、画像から対象
物(商品あるいはその一部)を切りだし(ステップ502)、
ファイルに登録しておく(ステップ503)必要が有る。例
えば、、自動車の場合は、図6(b)に示すようにボディー
領域611、窓の領域612、ホイールの領域613などが切り
出され、領域分離された画像(構造化画像)がファイルに
登録される。なお、デジタル画像処理によって、画像中
から対象物を切り出す方法については、色情報を利用し
て切り出す方法として、特開平3-218581号公報の内容
を、本出願人より出願している。

【００３６】図5のステップ505では、商品情報提供のス
テップで選ばれた商品の画像を、画像構造化ファイル50
4から検索し、表示する。ステップ506では、図4(a)〜
(c)の画面に示すコマンドメニューを選択する。

【００３７】まず、色変更が選択された場合、ステップ
507で色メニューから特定の色を選択した後、ステップ5
10で商品の色変更処理を行う。例えば自動車の場合は、
図6(b)に示すボディー領域611に対し色変更処理が施さ
れる。陰影やハイライトを自然に保った色変更の方法に
ついては、本出願人より、特開平3-41570号公報の内容
を出願している。

【００３８】また、部品変更が選択された場合は、ステ
ップ508で部品を特定し、ステップ511で部品変更の処理
を行う。例えば自動車の場合の一例は、ホイールの変更
であり、図6(b)のホイール領域613に対し処理を施すこ
とになる。映像上で部品変更を行う方法に関しては、テ
クスチャマッピングを利用した方法として、本出願人よ
り、特願平03-279263を出願している。

【００３９】また、背景合成が選択された場合は、ステ
ップ509で背景画像のメニュー(図4(c)、408)から一つの
背景画像を選択し、ステップ512で背景合成処理を行
う。この場合は、商品全体(図4(c)、409)を背景画像(図
4(c)、410)に埋め込むことになる。背景合成の方法に関
しては、本出願人より、特願平02-330712を出願してい
る。

【００４０】ステップ513では、ステップ510〜512の処
理の結果得られる商品の外観を、映像として表示し、ス
テップ514で終了判定を行う。さらに、仕様を変更して
その外観を見たいという要求が有った場合は、ステップ
506に戻り上記の手順を繰り返す。

【００４１】図5のフローチャートの処理において、色
や部品を変更した商品を背景画像に合成する、あるいは
背景合成された商品に対し色や部品を変更したいという
要求も有る。この場合、図5(b)ステップ510の色変更処
理は、背景合成画(図4(c))の中での色変更処理、またス
テップ508の部品変更処理も、背景合成画中での部品変
更処理になる。又、ステップ512の背景合成処理は、色
や部品を変更した商品を背景画像の中に合成する処理と
なる。

【００４２】これは、図6(a)に示すようにデータと処理
を関連付けることによって実現可能である。図6(a)にお
いてデータ601は商品画像、データ602はマスク画像(図
6、(b)に示すような領域分離の結果に対し、別領域に別
コードを付与した画像)、データ605は商品画像601に対
し色又は部品を変更した画像、データ607は部品画像、
データ608は背景画像、データ610は背景合成した画像で
ある。処理604は、商品画像601あるいは色/部品変更画
像605に対する色変更処理、また、処理606は、商品画像
601あるいは色/部品変更画像605に対する部品合成処理
である。又、処理609は、色/部品変更画像605を背景画
像608に合成する背景合成処理である。

【００４３】図6を参照し、図5のステップ512で、色変
更した商品を背景合成する場合の処理について説明す
る。図6の商品画像601を、マスク画像602を参照しなが
ら、指定色603に色変更し(604)、色変更画像605が得ら
れる。さらに、色変更画像605を背景画像608に合成する
ことにより、色変更した商品の背景合成画像610が得ら
れる。

【００４４】同様に図6を参照し、図5のステップ510
で、背景合成した画像の中で色変更する場合の処理につ
いて説明する。この場合、表示装置には、図4(c)の背景
合成画像が表示されているが、処理手順としては、色変
更した商品を背景画像に合成するときと同様である。ま
ず、図6(a)で、色変更した画像605を作成し、その後背
景合成画像610を作成する。但し、色変更画像605の表示
を行わないので、表示上は、背景画像の中で、色変更が
行われたように見える。このとき、合成処理を行う領域
を、商品画像を含む矩形領域に限定し、処理量を低減す
る方法が、合成時間の短縮に有効である。

【００４５】以上色変更の場合を例にとり、色変更をし
た商品を背景画像に合成する方法、及び背景合成した画
像の中で色変更する方法について説明したが、部品合成
に関しても同じことが、同様の手順で行うことが出来
る。

【００４６】また、色と部品を独立に扱うのではなく、
色を変更しかつ部品を変更した画像を背景画像に合成す
る、あるいは背景画像に合成された商品の色と部品をと
もに変更するといった処理も可能となる。例えば、まず
色を変更し、次に部品を変更し、これを背景画像に合成
する場合は、以下のようになる。図6(a)において、商品
画像601の色を変更し色変更画像605を作成する。次に色
変更画像605に対し、部品画像607を参照して部品合成を
行い(606)、部品も同時に変更した画像605(色変更画像
のデータ領域と同一領域)を作成する。色及び部品を変
更した画像605を背景画像608に合成し(609、)背景合成
画像610が得られる。

【００４７】以上述べた、ステップ104、外観の映像化・
表示の処理は、商品のCADデータを利用し、コンピュー
タグラフィクスのレンダリングの機能により実現するこ
とも可能である。

【００４８】以上で、図1、ステップ104の説明を終わ
る。

【００４９】次に図1のステップ105では、仕様を特定化
した結果対し、満足か否かの判定を行う。満足であると
いう指示が入力されれば、ステップ106に進み、満足で
ない場合は、ステップ110に進む。

【００５０】ステップ107では、仕様を特定化した商品
に対しその外観映像を含む情報を、図2のプリンタ206な
どにより外部出力する。これは、表示装置209の画面
を、ダウンコンバータ211によってダウンコンバージョ
ンして、ビデオテープレコーダ212に出力することによ
っても行うことが出来る。これに関しては、本出願人よ
り特開平3-222070号公報の内容を出願している。

【００５１】ステップ107では、特定化した仕様を計算
機システム内に保持し、これに基づき、仕様を特定化し
た該商品に対し、見積り、納期問い合わせの処理を行
う。見積りおよび納期問い合わせに関しては、従来の販
売業務システムで用いられている方法を利用する。

【００５２】ステップ108では、見積及び納期問い合わ
せの結果に満足するか否か判断する。満足すると入力さ
れた場合ステップ109に進み、満足でない場合はステッ
プ110に進む。

【００５３】ステップ109では、仕様を特定化した該商
品に関し受注処理を行う。受注処理に関しては、従来の
販売業務システムで用いられている方法を利用する。

【００５４】ステップ110では、別の商品を選択しなお
すか否かの判定を行う。別の商品を選択すると入力され
た場合は、ステップ102に戻り、商品情報の提供のステ
ップから上記手順を繰り返す。また、別の商品を選択し
ない場合は、ステップ103に戻り、仕様の特定化のステ
ップから上記手順を繰り返す。

【００５５】以上で、図1に示した本発明の一実施例の
説明を終了する。

【００５６】図7には、本発明の一実施例の装置構成図
を示す。商品情報編集装置701は、マルチメディア情報
の入力機能を備えた計算機システムである。商品情報蓄
積装置702は、ハードディスク、CD-ROMなどの外部記憶
装置である。プレゼンテーション装置は703は、映像、
音声出力機能を備えた計算機システムである。外部出力
装置704は、映像を含む情報の出力媒体であるプリン
タ、ビデオテープレコーダなどである。販売業務処理装
置705は見積、納期問い合わせ、受注処理等を行う計算
機システムである。

【００５７】これらの装置は、以下のように動作する。
商品情報編集装置で701では、商品情報を編集し、商品
情報蓄積装置702に蓄積する(図1のステップ101の処
理)。プレゼンテーション装置703は、商品情報蓄積装置
702から情報を読みだし、商品情報の提供(図1、ステッ
プ102の処理)、商品の仕様特定化(図1の、ステップ103
の処理)、外観の映像化・表示(図1の、ステップ104の処
理)を行う。外部出力装置704は、仕様を特定化された商
品に関し映像を含む情報を外部出力する(図1、ステップ
106の処理)。販売業務処理装置705は、仕様を特定化さ
れた該商品に関し、見積り、納期問い合わせ(図1、ステ
ップ107)、受注処理(図1、ステップ109)を行う。

【００５８】

【発明の効果】本発明によれば、多種多様な商品をマル
チメディア情報を用いて効果的にプレゼンテーション
し、色や部品などにバリエーションがある商品に関して
は、仕様を特定化したときの外観を映像化して提示し、
さらにこれに対し、見積、納期問い合わせ、受注処理な
どを行うことによって、計算機システムを利用し、一貫
して販売業務を支援することが可能となる。

【００５９】また、本発明のプレゼンテーション方法に
よれば、色や部品を変更した商品画像をその使用環境で
ある背景画像に合成して提示する、あるいは、背景合成
した画像の中で自由に、商品の色や部品を変更して見る
ことが出来るので、より的確に使用環境との調和を見な
がら、商品の色や部品などの仕様をカスタマイズするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。

【図２】本実施例で利用する計算機システムのブロック
図である。

【図３】マルチメデイア情報の編集・検索の概念説明図
である。

【図４】仕様の特定化の際の選択画面である。

【図５】特定化された仕様にたいする外観の映像化のフ
ローチャートである。

【図６】外観映像化におけるデータと処理の関係の説明
図である。

【図７】本発明の一実施例の装置構成図である。

【符号の説明】

101〜110…処理ステップ、201…処理装置、202…キーボ
ード、203…イメージスキャナ、204…カメラ、205…外
部記憶装置、206…プリンタ、207…スーパーインポーズ
装置、208…動画記憶装置、209…表示装置、210…ポイ
ンテイングデバイス、211…ダウンコンバータ、212…ビ
デオテープレコーダ、301…ページ(表示装置の1画面に
対応)、302…テキスト領域、303…静止画領域、304…動
画領域、305…キー領域、306…キー領域、307…キー領
域305の関連情報、308…キー領域306の関連情報、401…
色変更コマンド、402…色メニュー、403…色変更領域
(ボディー部)、404…部品変更コマンド、405…部品メニ
ュー、406…部品変更対象領域(ホイール)、407…背景合
成コマンド、408…背景メニュー、409…合成対象物(自
動車)、410…背景合成画、501〜514…処理ステップ、60
1…商品画像、602…マスク画像、603…指定色、604…色
変更処理、605…色/部品変更画像、606…部品合成処
理、607…部品画像、608…背景画像、609…背景合成処
理、610背景合成画像、701…商品情報編集装置、702…
商品情報蓄積装置、703…プレゼンテーション装置、704
…外部出力装置、705…販売業務処理装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者荻原雄二神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム開発本部内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】計算機システム上で、商品のカタログ情報
をテキスト、グラフィクス、静止画、動画、音声の少な
くとも何れか一つを含むマルチメディア情報の形態に電
子化して蓄積し、選択された仕様を特定化した該商品に
関して情報の外部出力、見積、納期問い合わせ、受注処
理の少なくとも何れか一つを行うことを特徴とする商品
プレゼンテーション方法。
【請求項２】前記商品に関する情報の提供は、キーワー
ドによる検索方法、あるいはディスプレイに表示された
情報を直接指示することによって関連情報を引き出す検
索方法の何れかの方法により行う請求項１の商品プレゼ
ンテーション方法。
【請求項３】前記仕様の特定化は、商品の色、柄、オプ
ション部品の少なくとも何れか一つの項目に関し、該項
目のバリエーションに対応するメニューを提示し、該メ
ニューの中から１つを選択することにより行う請求項１
の商品プレゼンテーション方法。
【請求項４】前記仕様の特定化は、選択された色、オプ
ション部品などの組合せが、事前に設定された組合せ整
合条件に合致するかチェックする処理を有する請求項１
または３の商品プレゼンテーション方法。
【請求項５】前記仕様を特定化したときの外観の映像化
は、あらかじめスキャナあるいはカメラから商品画像を
入力し、デジタル画像処理によって商品の色変更、柄変
更、オプション部品変更のいずれかを行う請求項１の商
品プレゼンテーション方法。
【請求項６】前記仕様を特定化したときの外観の映像化
は、仕様を特定した商品の画像を背景画像に埋込合成し
て映像化する請求項１の商品プレゼンテーション方法。
【請求項７】前記仕様を特定化したときの外観の映像化
は、商品のＣＡＤデータを利用しグラフィクス処理によ
って行う請求項１の商品プレゼンテーション方法。
【請求項８】前記仕様を特定化した商品に関する情報の
外部出力は、該商品の画像を含む情報をプリンタ用紙の
ような静的記録媒体、ＶＴＲのような映像記録媒体の少
なくとも何れか一方に出力する請求項１の商品プレゼン
テーション方法。
【請求項９】商品のカタログ情報をテキスト、グラフィ
クス、静止画、動画、音声の少なくとも何れか一つを含
むマルチメディア情報の形態に電子化して編集する手段
と、編集された該商品情報を蓄積する手段と、検索要求
に応じて対話的に該商品情報を検索して提供し、選択さ
れた商品について対話的に仕様を特定化し、仕様を特定
化したときの外観を映像化して表示する手段と、仕様を
特定化した該商品に関して情報の外部出力を行う手段
と、仕様を特定化した該商品に関し見積、納期問い合わ
せ、受注処理の少なくとも何れか一つを行う手段を有す
ることを特徴とする商品プレゼンテーション装置。
【請求項１０】デジタル画像処理により、物体の色変
更、部品変更、背景合成を行うシステムにおいて、物体
画像を保持するデータ領域Aと背景合成画像を保持する
データ領域Bを備え、色変更あるいは部品変更を行った
物体画像を領域Aに保持し、領域Aに保持された物体画像
に対し背景合成を行い領域Bに保持することにより、色
変更あるいは部品変更した物体画像の背景合成、及び背
景合成画像中での色又は部品変更を行うことを特徴とす
るプレゼンテーション方法。