JPH07295998A - 電子カタログ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電子出版媒体を別の電子カタログ
装置に装着しても、最新データを、見ることのできる電
子カタログ装置を提供するものである。また、本発明
は、余分な品を発注しない電子カタログ装置を提案する
ものである。また、本発明は、商品の検索に、好適な仕
組みを提案するものである。 【構成】 本発明の電子カタログ装置は、読み出した商
品に関する情報を取り込む。また変更データを電子出版
媒体(20)に書き込む。また、履歴情報（既読情報、発注
品リスト）を電子出版媒体(20)に書き込む。また、発注
リストを表示し、これを変更出来、この変更後に、実際
の発注操作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カタログ販売会社が発
行した電子出版媒体から、カタログを再生する電子カタ
ログ装置に関する。特に、通信回線により、データの送
信／受信を行って発注する電子カタログ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】カタログ販売は、カタログ販売会社が発
行したカタログ本から、購買者が希望の商品を選択し、
この選択商品番号をカタログ販売会社に通知することに
よって、為される。このカタログ本を、電子出版物(電
子出版媒体)にすることが、従来から提案されている。

【０００３】この電子出版媒体は、例えば、ＣＤ−ＲＯ
Ｍにより構成される。このＣＤ−ＲＯＭには、最新の情
報が格納されるが、当然、ＣＤ−ＲＯＭ発行後に変更さ
れる場合もある。このために、変更データを格納する格
納部を備えた電子カタログ装置が提案されている。この
ため、ＣＤ−ＲＯＭを別の電子カタログ装置に装着した
場合、この変更データは、元の電子カタログ装置に格納
されたままであるので、これを別の電子カタログ装置に
おいて、最新の情報を容易に見ることができない。

【０００４】本発明は、この欠点を解決するものであ
る。また、電子カタログ装置は、自動的に通信回線を使
用して、カタログ販売会社に発注している。そして、支
払能力を判定して発注する電子カタログ装置が提案され
ている。本発明は、余分な品を発注しない電子カタログ
装置を提案するものである。

【０００５】また、電子カタログ装置では、多くの品の
データが収納されている。このために、利用者が、一度
見た商品を再度見る場合、一度も見ていない商品を見る
場合、及び、一度見た商品を認識しながら商品を検索す
る場合に、好適な仕組みを提案するものである。尚、電
子カタログ装置は、特開平5-298337号公報(G06F15/2
1)、特開平5-298338号公報(G06F15/21)、特開平5-25794
8号公報(G06F15/21)等において、提案されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子出版媒
体を別の電子カタログ装置に装着しても、最新データ
を、見ることのできる電子カタログ装置を提供するもの
である。また、本発明は、余分な品を発注しない電子カ
タログ装置を提案するものである。

【０００７】また、本発明は、商品の検索に、好適な仕
組みを提案するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の電子カタログ装
置は、カタログ情報が格納された電子出版媒体(20)から
商品情報を読み出すと共に、この商品情報の変更データ
を前記電子出版媒体(20)に書き込む読出書込手段(10)を
備えることを特徴とする。本発明の電子カタログ装置
は、カタログ情報が格納された電子出版媒体から商品情
報を読み出す読出手段(10)と、この商品情報の変更デー
タを前記電子出版媒体とは別の着脱自在の記録媒体に書
き込む書込手段(11)とを備えることを特徴とする。

【０００９】そして、本発明の電子カタログ装置は、こ
の変更データは、前記読出書込手段(10)にて読み出され
た商品情報に関して外部ホストから通信手段(18)によっ
て得たデータであることを特徴とする。本発明の電子カ
タログ装置は、カタログ情報が格納された電子出版媒体
(20)から商品情報を読み出す読出手段(10)と、この読出
手段(10)にて読み出された商品情報の関連情報を外部ホ
ストから得る通信手段(18)とを備えることを特徴とす
る。

【００１０】本発明の電子カタログ装置は、カタログ情
報が格納された電子出版媒体(20)から商品情報を読み出
すと共に、履歴情報を前記電子出版媒体(20)に書き込む
読出書込手段(10)を備えることを特徴とする。本発明の
電子カタログ装置は、カタログ情報が格納された電子出
版媒体(20)から商品情報を読み出す読出手段(10)と、履
歴情報を前記電子出版媒体とは別の着脱自在な記録媒体
に書き込む書込手段(11)とを備えることを特徴とする。

【００１１】本発明の電子カタログ装置の履歴情報と
は、表示部(16)に表示された商品に対応する既読情報で
あることを特徴とする。また、この履歴情報とは、利用
者が注文した発注商品情報であることを特徴とする。本
発明の電子カタログ装置は、カタログ情報が格納された
電子出版媒体(20)から情報を読み出し読出手段(10)と、
このカタログ情報から利用者が指定した複数の注文品よ
り発注データを作成する仮発注作成手段(S4)と、この発
注データを出力する出力手段(16、S5)と、を備えること
を特徴とする。

【００１２】そして、この出力手段(S5)は、複数の注文
品による合計金額も出力することを特徴とする。本発明
の電子カタログ装置は、カタログ情報が格納された電子
出版媒体(20)から情報を読み出す読出手段(10)と、この
カタログ情報から利用者が指定した複数の注文品からな
る発注データを作成する仮発注作成手段(S4)と、この発
注データの変更のためにこの発注データを出力する出力
手段(16、S5)と、変更した前記発注データを外部ホスト
に発注する通信手段(S6、18)とを備えることを特徴とす
る。

【００１３】

【作用】本発明によれば、商品情報の変更データも電子
出版媒体(20)に書き込まれる。本発明によれば、商品情
報の変更データを着脱自在な記録媒体に書き込める。本
発明によれば、全ての情報ではなく、読み出された商品
情報の関連情報が外部ホストから得られる。

【００１４】本発明によれば、電子出版媒体(20)に書き
込まれる商品情報の変更データは、電子出版媒体(20)か
ら読出書込手段(10)にて読み出された商品情報に関して
外部ホストから通信手段(18)によって得たデータであ
る。本発明によれば、履歴情報を電子出版媒体(20)に書
き込まれる。本発明によれば、履歴情報を着脱自在な記
録媒体に書き込める。

【００１５】この履歴情報とは、表示部(16)に表示され
た商品を指定する既読情報である。または、この履歴情
報とは、利用者が注文した発注商品情報である。本発明
によれば、このカタログ情報から利用者が指定した複数
の注文品データをが出力手段(16)に出力される。本発明
によれば、この出力手段(16、S5)は、複数の注文品によ
る合計金額も出力する 本発明によれば、利用者が指定した複数の注文品からな
る発注データを仮発注作成手段(S4)で作成し、この発注
データを出力手段(S5、16)に出力し、変更した発注デー
タを通信手段(S6、18)により外部ホストに発注する。

【００１６】

【実施例】図1〜図20を参照しつつ、本発明の第１実施
例を説明する。図1は、概略ブロック図を示している。
(10)は、ディスクドライブ部である。このディスクドラ
イブ部(10)には、電子出版媒体が装着される。この電子
出版媒体は、光磁気ディスクである。つまり、書込(記
録)可能なディスクである。ディスクドライブ部(10)
は、電子出版媒体より商品情報を読み出すとともに、後
述する変更データ及び履歴情報の書き込み読み出しを行
う書込読出手段である。

【００１７】(12)は、制御回路である。(14)は、操作の
為の入力回路である。(16)は、表示部である。(18)は、
モデムである。このモデム(18)は、電話回線を介して、
この電子カタログ装置を、カタログ販売会社のカタログ
販売用のホストコンピュータと接続される。

【００１８】図2は、外観を示している。(20)は、電子
出版媒体であり、光磁気ディスクである。(14)は、入力
回路を形成するマウスである。(16)は、カタログ商品等
を表示する表示部である。(C)は、表示部(16)に表示さ
れたカーソルである。

【００１９】(TEL)は、電話回線である。次に、この実
施例の動作を説明する。説明を簡単にするために、ま
ず、その操作について、表示画面内容を示した図3〜図1
3及び図1図2を参照して説明する。利用者は、カタログ
販売会社より、販売されているカタログショッピング用
の電子出版媒体である光磁気ディスク(20)を購入する。

【００２０】この光磁気ディスク(20)を電子カタログ装
置に装着する。電子カタログ装置は、光磁気ディスクよ
り初期データを読み込んで、図2の如く、初期画面を表
示する。この初期データとしては、販売会社のホストコ
ンピュータにアクセスすらための電話番号、及び、この
電子カタログを動作させる為のプログラム等である。

【００２１】電子カタログ装置は、この動作プログラム
に従って動作する。図2に示すように、表示部(16)の右
部分には、操作指示用のエリア(E1〜E6)が設けられてい
る。まず、商品を表示する。図2の如く、マウス(14)に
より、カーソル(C)を表示エリア(E1)に移動させ、マウ
ス(14)のボタン(14a)をクリックする。

【００２２】これにより、表示モードとなり、ディスク
より目次データを読み込み、図3の如く、表示部(16)
に、目次を表示する。さらに、ここで、商品「２．××
×」を見たいのであれば、マウスにより、カーソル(C)
を「２．×××」近辺に移動させ、マウスをダブルクリ
ック操作する。

【００２３】これにより、ディスクより商品「２．××
×」の商品リストデータを読み込み、図4の如く、商品
「２．×××」の商品リストを表示する表示モードとな
り、図4の如く、細かな目次を表示する。さらに、ここ
で、商品「２−３．×××Ｃ」を見たいのであれば、マ
ウスにより、カーソル(C)を「２−３．×××Ｃ」近辺
に移動させ、マウスをダブルクリック操作する。

【００２４】これにより、ディスクより商品「２．××
×Ｃ」の商品データを読み込み、図5の如く、商品
「２．×××Ｃ」の商品データを表示する。ここで、こ
の商品について、興味があれば、マウスにより、カーソ
ル(C)を問い合わせエリア(E2)に移動させ、マウスをク
リック操作する。これにより、制御部(12)は、モデムを
介して、販売会社のホストコンピュータに電話し、これ
と接続する。

【００２５】そして、制御部(12)は、この商品「２．×
××Ｃ」の最新データを得る。この最新データとして
は、価格、在庫等のデータである。そして、制御部(12)
は、この商品最新データを表示する。図６では、価格
が、変動した例を示している。ここで、この商品「２−
３．×××Ｃ」を注文したいなら、マウスにより、カー
ソル(C)を指定エリア（Ｅ３）内に移動させ、マウスを
クリック操作する。

【００２６】これにより、この商品「２−３．×××
Ｃ」は、制御回路(12)内の発注書リスト用メモリに追加
格納される。この様な操作を繰り返して、複数の商品を
指定する。この後、マウスにより、カーソル(C)を伝票
エリア(E4)内に移動させ、マウスをクリック操作する。

【００２７】これにより、制御部(12)は、図7の如く、
発注リスト用メモリに記録されている指定された商品を
表示し、購買合計金額も計算して表示する。ここで、利
用者が、リスト１の商品「×××Ｃ」について、再考し
たいのあれば、マウスにより、カーソル(C)を商品「×
××Ｃ」近辺に移動させて、マウスをクリック操作す
る。これにより、図８の如く、この商品「×××Ｃ」が
特定される。

【００２８】そして、図9の如く、マウスにより、カー
ソル(C)をサーチエリア(E7)に移動させて、マウスをク
リック操作する。これにより、図10の如く、この商品
「×××Ｃ」の商品情報が再度表示される。この後、マ
ウスにより、カーソル(C)を伝票エリア(E4)内に移動さ
せ、マウスをクリック操作すると、再度、発注リストを
表示させる。

【００２９】利用者が、リスト１の商品「×××Ｃ」に
ついて、発注取り止めしたいのあれば、マウスにより、
カーソル(C)を商品「×××Ｃ」近辺に移動させて、マ
ウスをクリック操作する。これにより、図8の如く、こ
の商品「×××Ｃ」が特定される。そして、図11の如
く、マウスにより、カーソル(C)を削除エリア(E8)に移
動させて、マウスをクリック操作する。これにより、図
12の如く、この商品「×××Ｃ」の商品情報が削除さ
れ、残りの商品リストが表示され、且つ、購入合計金額
も再度計算・表示される。

【００３０】そして、図12の如く、マウスにより、カー
ソル(C)を発注エリア(E8)に移動させて、マウスをクリ
ック操作する。これにより、制御回路(12)は、モデム(1
8)を介して、販売会社のホストコンピュータに再度接続
され、制御回路(12)内の発注書リスト用メモリの発注デ
ータを出力する。最後に、図13の如く、マウスにより、
カーソル(C)を終了エリア(E6)に移動させて、マウスを
クリック操作する。これにより、制御回路(12)は、前記
変更データ、既読情報データ、発注リストデータを、デ
ィスク(20)に書き込む。

【００３１】次に、図14〜図20を参照しつつ、本実施例
の動作を説明する。尚、説明を分かり易くするために、
この図14〜図20には、本実施例の動作の流れを簡単に表
している。図14にこの実施例のメインルーチンを表して
いる。つまり、電子カタログ装置は、ステップ(S1)で、
図２の操作指示用のエリア(E1〜E6)がクリック操作され
たことを検出し、これに応じたステップ(S2〜S7)の処理
を行う。

【００３２】図14の表示ステップ(S2)の簡略的な動作を
図15に示す。図15では、まず、表示する商品を指定する
処理をステップ(S8)で行う。この動作は、図3、図4に示
したようなリスト中から希望の商品をサーチする検索処
理でもよい。また、順にページをめくるページめくり処
理でも良い。この様にして、商品を指定され、ステップ
(S9)で、この指定された商品のデータをディスクドライ
ブ部により電子出版媒体から読み出す。

【００３３】そして、この読み出した商品データを、ス
テップ(S10)で、表示部(16)に表示する。また、この読
み出した商品に対応する情報をステップ(S11)で記憶す
る。この読み出した商品に対応する情報(既読情報)と
は、利用者が既に見たことを表すデータであり、商品情
報のカタログでの頁や行，商品情報のインデックス，こ
の商品情報が格納された光磁気ディスクでのセクタ番号
等の情報である。

【００３４】図14の問合ステップ(S3)の簡略的な動作を
図16に示す。図16では、まず、表示されている商品に関
しての問い合わせを行う。ステップ(S12)でモデム(18)
によりカタログ販売会社のホストコンピュータにアクセ
スする。そして、表示されている商品に関しての変更デ
ータを含む最新の関連データを問い合わせる。カタログ
販売会社のホストコンピュータは、商品に関しての「価
格・在庫」等に関しての最新データを返送する。

【００３５】そして、ステップ(S13)で、図6に示した様
に、この商品を変更データを表示部(16)に追加表示す
る。図14の指定ステップ(S4)の簡略的な動作を図17に示
す。図17では、ステップ(S17)で、表示されている商品
データを発注書リスト用メモリに書き込む。図14の伝票
ステップ(S5)の簡略的な動作を図18に示す。図18では、
ステップ(S18)で、既に記憶されている発注書リスト用
メモリの商品データを表示部(16)に表示する。なお、図
7に示すように、この時の合計金額も算出して、表示す
る。そして、ステップ(S19)で、図8〜図11で説明したよ
うに発注商品に変更があれば、この変更処理を行い発注
書リスト用メモリの商品データを変更確定する。

【００３６】図14の発注ステップ(S6)の簡略的な動作を
図19に示す。図19では、ステップ(S20)で、モデム(18)
によりカタログ販売会社のホストコンピュータにアクセ
スする。そして、ステップ(S21)で、発注書リスト用メ
モリの商品データカタログ販売会社に送出する。これに
より、発注処理は終了する。図14の終了ステップ(S7)の
簡略的な動作を図20に示す。図20では、ステップ(S22)
で、ディスクドライブ部(10)を駆動して、商品の変更デ
ータを光磁気ディスク(20)に書き込む。更に、ステップ
(S23)で、既読情報を光磁気ディスク(20)に書き込む。
更に、ステップ(S24)で、発注書リスト用メモリの商品
データを光磁気ディスク(20)に書き込む。このように、
本実施例では、変更データ、及び、履歴情報（既読情
報、発注書リスト用メモリの商品データ）を書き込み可
能な電子出版媒体(20)に書き込んでいる。尚、この変更
データ、及び、履歴情報が、既に電子出版媒体(20)に書
き込まれている場合は、これに追加して、書き込むこと
になる。

【００３７】尚、上記実施例では、電子出版媒体とし
て、光磁気ディスクを示したが、本願は、別にこれに限
定されるわけではない。つまり、書き込み可能な媒体で
あればよい。また、この媒体全てが書き込み可能な媒体
でなくてもよい。つまり、一部書き込み可能なパーシャ
ルＲＯＭと呼ばれるディスクでもよい。また、この実施
例では、電子出版媒体（光磁気ディスク）に履歴情報と
変更データとを書き込んでいるが、これは、別の着脱自
在な光磁気ディスク等の記録媒体に書き込むようにして
もよい。別の着脱自在な光磁気ディスクに書き込む場合
は、この光磁気ディスクと、電子出版媒体とを、セット
で装着するようにしなければならないので、着脱が繁雑
であるが、他の電子カタログ装置でも履歴情報及び変更
データを見ることができる。

【００３８】又、上記実施例では、１商品毎に、問合エ
リアをクリック操作して、最新データを取り込んだが、
本願は、別にこれに限定されるわけではない。つまり、
発注リスト表示時に問合エリアをクリック操作すると、
この発注リスト内の複数の商品の最新データを、一度に
問い合わせして取り込み、表示するようにしてもよい。

【００３９】次に、上記の履歴情報（既読情報、発注書
リスト用メモリの商品データ）を利用する第２実施例に
ついて、図21〜図30を参照しつつ、説明する。電子カタ
ログに多くの商品を掲載できれば、利用者は多くの商品
を選択出来便利である。しかし、商品が多いと所望の商
品を探し出す作業が厄介となる。このために、検索方法
が考えられている。

【００４０】この第２実施例は、この検索のための１提
案である。図21にこの電子カタログ装置のブロック図を
示す。第１実施例と同一部分には同一符号を付した。(1
0)は、ディスクドライブ部である。このディスクドライ
ブ部(10)には、電子出版媒体が装着される。この電子出
版媒体は、ＣＤ−ＲＯＭである。つまり、読み出し専用
のディスクである。

【００４１】(11)は、ディスクドライブ部である。この
ディスクドライブ部(11)には、光磁気ディスクが装着さ
れる。そして、この光磁気ディスクには、第１実施例で
説明した履歴情報と変更データとが書き込まれている。
この第２実施例は、第１実施例と同様に操作される。つ
まり、この第２実施例は、変更データと履歴情報が書き
込まれる記録媒体が、電子出版媒体(20)と別体である。
このため、この別体の記録媒体のために、履歴情報と変
更データとを書き込み読み出しするための書込読出手段
（ディスクドライブ部:11)を設けている。このため、こ
のディスクをもう一枚装着しなくてはならないが、図2
〜図13で説明した操作に関しては、第１実施例と同様で
ある。

【００４２】この実施例の第１実施例との差である特徴
操作を説明する。図22のカーソルをサーチ領域でダブル
クリック操作すると、ディスクから履歴情報を読み出す
とともに、図23のメニューが表示される。このサーチ領
域でのダブルクリック操作により、図30の動作が為され
る。つまり、ステップ(S25)により、ディスクドライブ
部(11)に装着されたディスクから履歴情報を読み出す。
その後、図23のメニューに応じて、ステップ(S27〜S32)
等の動作が為される。

【００４３】つまり、詳細は後述するが、「階層検索」
によりステップ(S27)の階層検索が為される。「既読分
に限定」によりステップ(S28)のセレクトモードとな
り、これからの商品の表示は、既読分のみとなる。「未
読分に限定」によりステップ(S29)のセレクトモードと
なり、これからの商品の表示は、未読分のみとなる。
「限定解除」によりステップ(S28,S29)でのセレクトモ
ードが解除される。「既読分一覧表示」によりステップ
(S31)の既読分の一覧表示状態となる。「未読分一覧表
示」によりステップ(S32)の未読分の一覧表示状態とな
る。

【００４４】各動作について、説明する。図23のメニュ
ーの「階層検索」をクリック操作すると、ディスクドラ
イブ部(10)に装着されたディスクから商品の目次情報を
読み出す。この「階層検索」は、同じ階層の目次（また
は商品）のリストから、見たいものを選択するものであ
る。

【００４５】そして、図24の如く、この目次が画面に表
示される。このときに、既読情報により、一度見たもの
は、識別して表示される。この、目次項目のうちの「×
××」をクリックすると、図25の如く、この項目の商品
リストが表示される。そして、同様に既読の商品に対し
ては、識別して表示される。

【００４６】この、商品リストのうちの「×××Ｃ」を
クリックすると、図26の如く、この項目の商品が表示さ
れる。図23のメニューの「既読分に限定」をクリック操
作すると、これ以降、このモードを解除しない限り、こ
の電子カタログ装置に表示される商品または目次は、こ
の既読情報に対応したものだけである。つまり、一度見
たもののみが表示される。

【００４７】つまり、利用者の見たい商品のジャンル
は、そうは、変わらないため、興味のある商品は、反復
して見ることになる。そして、その範囲を外れて他の商
品をみることは、まずない。従って、この「既読分に限
定」モードに設定することにより、使用者は見たい商品
のカタログのみを見ることができる。つまり、実質的に
個人カタログが作成される。

【００４８】これと反対に「未読分に限定」をクリック
操作すると、これ以降、このモードを解除しない限り、
この電子カタログ装置に表示される商品または目次は、
この既読情報に対応しない商品だけである。つまり、一
度も見ていないもののみが表示される。つまり、利用者
が、今までに一度も見ていない商品を見たい場合もあ
る。従って、この「未読分に限定」モードに設定するこ
とにより、使用者は今までに見ていない商品のカタログ
のみを見ることができる。

【００４９】また、図23のメニューの「限定解除」は、
上記のモードの解除を行う。図23のメニューの「既読分
一覧表示」をクリック操作すると、既読情報を参考に、
今までに見た商品の情報をディスクドライブ部(10)に装
着されたディスク(20)から読み出す。この、既読情報に
対応した商品情報をディスク(20)から読み出して、図27
の如く表示する。

【００５０】尚、図27においては、商品発注品データを
ディスクドライブ部(11)に装着されたディスクから読み
出して、この発注品の表示を修飾することにより識別し
て表示する。この画面で、希望の商品を図27の如く、カ
ーソルにより指示して、クリックすれば図26の如く、こ
の商品が表示される。

【００５１】図23のメニューの「未読分一覧表示」をク
リック操作すると、ディスクから既読情報を読み出す。
そして、既読情報に記録されていない商品情報をディス
クドライブ部(10)に装着されたディスク(20)から読み出
して、表示する。この「未読分一覧表示」、「既読分一
覧表示」において、表示する商品が、１画面を越える場
合には、複数画面として、ページめくりを行うようにし
てもよい。

【００５２】尚、この第２実施例の図25に示す階層表示
は、２層であるが、商品数が多ければ、もっと多層にし
てもよい。また、図27のように、同じ分類の商品（この
例では、ＴＶとビデオディスクシステム，バッグと巾
着，ヘッドホンとオーディオコンポ，電子オルガンとシ
ンセサイザ）が、重複する場合には、図28の如く、一つ
を商品を代表として、表示してもよい。

【００５３】この図28の場合に、バッグの部分をクリッ
クすると、図29の如く、まとめられていた商品が表示さ
れる。

【００５４】

【発明の効果】本発明の請求項１によれば、カタログ情
報が格納された電子出版媒体(20)から商品情報を読み出
すと共に、この商品情報の変更データを前記電子出版媒
体(20)に書き込む読出書込手段(10)を備えているので、
電子出版媒体(20)を他の電子カタログ装置に装着して
も、変更データを再度入力する必要がない。

【００５５】本発明の請求項２によれば、カタログ情報
が格納された電子出版媒体(20)から商品情報を読み出す
読出手段(10)と、この商品情報の変更データを着脱可能
な別の記録媒体に書き込む書込手段(11)を備えているの
で、電子出版媒体(20)を他の電子カタログ装置に装着し
ても、この着脱可能な別の記録媒体も装着すれば、変更
データを再度入力する必要がない。

【００５６】本発明の請求項３によれば、カタログ情報
が格納された電子出版媒体(20)から商品情報を読み出す
読出手段(20)と、この読出手段(20)にて読み出された商
品情報の関連情報を外部ホストから得る通信手段(18)と
を備えている。つまり、全ての商品ではなく、必要な商
品に関する情報を得ているので、通信時間を短縮でき
る。

【００５７】本発明の請求項４によれば、商品情報の変
更データを着脱自在な前記記録媒体に書き込む書込手段
(10)(11)に備え、且つ、この変更データは、外部ホスト
から通信手段(18)によって得たデータである。従って、
この記録録媒体を他の電子カタログ装置に装着すれば、
変更データを再度入力する必要がない。本発明の請求項
５、６、７、８によれば、履歴情報を着脱自在な記録媒
体に書き込む書込手段(10)(11)を備えているので、この
な記録媒体を他の電子カタログ装置に装着しても、表示
部(16)に表示された商品を指定する既読情報・注文した
発注商品情報等の履歴情報を外部ホストから再度通信に
より入力する必要がない。本発明によれば、利用者が
「見た商品」について、既読情報により格納しているの
で、再検索時の参考に出来る。また、本発明では、利用
者が「発注した商品」の情報データを電子出版媒体に書
き込んでいるので、この電子出版媒体を他の電子カタロ
グ装置に装着した場合、販社のホストコンピュータ（外
部ホスト）から上記の情報を取り込まなくても、判り、
電話回線の使用を低減できる。

【００５８】本発明の請求項９によれば、カタログ情報
が格納された電子出版媒体(20)から情報を読み出す読出
手段(10)と、このカタログ情報から利用者が指定した複
数の注文品より発注データを作成する仮発注作成手段(S
4)と、この未発注データを出力する出力手段(S5)と、を
備える。従って、複数の商品をまとめて発注しこの発注
前に発注内容を利用者に知らせることができる。従っ
て、利用者はこの未発注データを元に発注を再考でき
る。つまり、電子発注する電子カタログ装置において
も、従来からカタログ販売と同様に、発注するまえに、
購入物および、購入合計金額のチェックができる。

【００５９】本発明の請求項１０によれば、前記出力手
段(S5)は、複数の注文品による合計金額も出力手段(16)
に表示するので、利用者はこの合計金額により発注を再
考できる。本発明の請求項１１によれば、カタログ情報
が格納された電子出版媒体(20)から情報を読み出す読出
手段(10)と、このカタログ情報から利用者が指定した複
数の注文品からなる発注データを作成する仮発注作成手
段(S4)と、この発注データの変更のためにこの発注デー
タを出力手段(16)に出力する出力手段(S5)と、変更した
前記発注データを外部ホストに発注する通信手段(S6、1
8)とを備えている。従って、発注品を変更して発注出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例の概略ブロック図である。

【図２】この実施例の外観図である。

【図３】この実施例の表示内容を表す図である。

【図４】この実施例の表示内容を表す図である。

【図５】この実施例の表示内容を表す図である。

【図６】この実施例の表示内容を表す図である。

【図７】この実施例の表示内容を表す図である。

【図８】この実施例の表示内容を表す図である。

【図９】この実施例の表示内容を表す図である。

【図１０】この実施例の表示内容を表す図である。

【図１１】この実施例の表示内容を表す図である。

【図１２】この実施例の表示内容を表す図である。

【図１３】この実施例の表示内容を表す図である。

【図１４】この実施例の動作を説明するための図であ
る。

【図１５】この実施例の動作を説明するための図であ
る。

【図１６】この実施例の動作を説明するための図であ
る。

【図１７】この実施例の動作を説明するための図であ
る。

【図１８】この実施例の動作を説明するための図であ
る。

【図１９】この実施例の動作を説明するための図であ
る。

【図２０】この実施例の動作を説明するための図であ
る。

【図２１】本発明の第２実施例の概略ブロック図であ
る。

【図２２】この実施例の表示内容を表す図である。

【図２３】この実施例の表示内容を表す図である。

【図２４】この実施例の表示内容を表す図である。

【図２５】この実施例の表示内容を表す図である。

【図２６】この実施例の表示内容を表す図である。

【図２７】この実施例の表示内容を表す図である。

【図２８】この実施例の表示内容を表す図である。

【図２９】この実施例の表示内容を表す図である。

【図３０】この実施例の動作を説明するための図であ
る。

【符号の説明】

(10)・・・・・ディスクドライブ部（読出書込手段，読出手
段）、 (11)・・・・・ディスクドライブ部（読出書込手段，書込手
段）、 (12)・・・・・制御回路、 (14)・・・・・マウス（入力部）、 (16)・・・・・表示部、 (18)・・・・・モデム、 (20)・・・・・光磁気ディスク（電子出版媒体）、 (C)・・・・・・カーソル。

フロントページの続き (72)発明者 市浦 秀一 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カタログ情報が格納された電子出版媒体
   (20)から商品情報を読み出すと共に、この商品情報の変
   更データを前記電子出版媒体(20)に書き込む読出書込手
   段(10)を備えることを特徴とする電子カタログ装置。
2. 【請求項２】 カタログ情報が格納された電子出版媒体
   から商品情報を読み出す読出手段(10)と、この商品情報
   の変更データを前記電子出版媒体とは別の着脱自在の記
   録媒体に書き込む書込手段(11)とを備えることを特徴と
   する電子カタログ装置。
3. 【請求項３】 カタログ情報が格納された電子出版媒体
   (20)から商品情報を読み出す読出手段(10)と、 この読出手段(10)にて読み出された商品情報の関連情報
   を外部ホストから得る通信手段(18)とを備えることを特
   徴とする電子カタログ装置。
4. 【請求項４】 前記変更データは、前記読出書込手段(1
   0)にて読み出された商品情報に関して外部ホストから通
   信手段(18)によって得たデータであることを特徴とする
   請求項１又は請求項２の電子カタログ装置。
5. 【請求項５】 カタログ情報が格納された電子出版媒体
   (20)から商品情報を読み出すと共に、履歴情報を前記電
   子出版媒体(20)に書き込む読出書込手段(10)を備えるこ
   とを特徴とする電子カタログ装置。
6. 【請求項６】 カタログ情報が格納された電子出版媒体
   (20)から商品情報を読み出す読出手段(10)と、 履歴情報を前記電子出版媒体とは別の着脱自在な記録媒
   体に書き込む書込手段(11)とを備えることを特徴とする
   電子カタログ装置。
7. 【請求項７】 前記履歴情報とは、表示部(16)に表示さ
   れた商品に対応する情報であることを特徴とする請求項
   ５又は請求項６の電子カタログ装置。
8. 【請求項８】 前記履歴情報とは、利用者が注文した発
   注商品情報であることを特徴とする請求項５又は請求項
   ６の電子カタログ装置。
9. 【請求項９】 カタログ情報が格納された電子出版媒体
   (20)から情報を読み出す読出手段(10)と、 このカタログ情報から利用者が指定した複数の注文品よ
   り発注データを作成する仮発注作成手段(S4)と、 この発注データを出力する出力手段(S5)と、 を備えることを特徴とする電子カタログ装置。
10. 【請求項１０】 前記出力手段(S5)は、複数の注文品に
    よる合計金額も出力することを特徴とする請求項９の電
    子カタログ装置。
11. 【請求項１１】 カタログ情報が格納された電子出版媒
    体(20)から情報を読み出す読出手段(10)と、 このカタログ情報から利用者が指定した複数の注文品か
    らなる発注データを作成する仮発注作成手段(S4)と、 この発注データの変更のためにこの発注データを出力す
    る出力手段(S5)と、 変更した前記発注データを外部ホストに発注する通信手
    段(S6、18)とを備えることを特徴とする電子カタログ装
    置。