JP2002041987A - 情報提供サービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来製品の部品交換作業では、実際に部品の
交換や取付けを行なわずにイメージを確認することがで
きなかった。また、熟練した販売員や作業員の知識によ
って販売力、作業力が影響されていた。 【解決手段】 本発明の情報提供サービスシステムは、
複数の部品より構成された製品の製品情報を記憶する製
品情報記憶部と、製品を構成する部品や交換、取付けが
可能な部品の部品情報を記憶する部品情報記憶部と、接
客情報や作業情報や部品関係情報との少なくともいずれ
か１つの情報を記憶するノウハウ情報記憶部と、部品情
報または製品情報を用いて、ノウハウ情報記憶部に記憶
された接客情報や作業情報や部品関係情報を取得して販
売作業や組立作業を支援する支援情報を生成する支援ツ
ールを備え、販売や組立作業を均質化する。また、イメ
ージ表示部を備えて、部品の交換や取付け後のイメージ
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明の情報提供サービス
システムは、交換可能な部品より構成される製品（複合
部品による組立完成品）の要素情報と、その製品を構成
する部品自体（構成部品）の要素情報とをデータベース
に登録し、製品と部品との相互の情報を組み合わせた検
索、検証を行なうことにより、販売支援、設計支援、組
立作業支援に関する情報を提供するための情報の登録方
式、管理方式、出力方式、利用方式を規定し、販売、商
品選択の新方式を提供する情報提供サービスシステムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】製品の販売や製品を構成する部品の交換
作業を実施する場合、部品の交換、部品の取付けが可能
かどうかの確認や、取りつけたイメージを得るために
は、部品の交換や取付けに大きな工数がかかる場合であ
っても、実際に交換取付け作業を行わなければ、交換や
取付け、交換後や取付け後の製品の動作や画像イメージ
が得られなかった。また、販売のノウハウや作業は熟練
した販売員や作業員の知識により販売力、作業性が影響
されていた。ＣＡＤデータやシミュレーションデータ
は、製造過程のみで利用されており、販売、修理の作業
過程では活用されていていない。

【０００３】購買を目的とした顧客は、数多く展示され
た商品群より顧客が必要とする部品を選択するが、選択
した部品が顧客の交換しようとする複合部品による組立
完成品に適合するかを同時に判断し、取付けたイメージ
を想像したり、写真を用意し紙で合成しイメージを確認
する必要がある。また、その取付け作業、交換作業の手
順を付属の製品マニュアルを取り出して知る必要があ
る。また、電子化されたマニュアルが用意されていた場
合でも、顧客が選択した部品のメーカと異なるメーカの
類似する代用可能な部品を検索、調査することができな
かった。また、新規開発、新規に販売された製品データ
が利用可能になるまでに、物理媒体の配布、導入を必要
とし利用可能になるまでに多くの時間を費やしていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の部品或いは製品
の販売には、店舗の面積、容量から商品の展示数に制限
があった。また、展示品以外の商品の検索、購入には店
員に問い合せが必要であった。また、展示品についても
既に購買者が持つ組み立て完成品に適合するかを調べ
て、選択して、かつ実際の取付けが可能かを確認する必
要があった。このため、販売者には多くの商品知識を必
要とし、取付け作業者には、多くの作業知識、経験を必
要とする問題点があった。

【０００５】また、部品の購入者（利用者）にとって
は、取付けイメージの確認、動作の確認等を行う場合
は、実際に取付け作業を実施しなくてはならないとう問
題があった。

【０００６】また、新規開発、発表された部品データ情
報の入手や電子的なデータ加工（部品データ情報をパー
ソナルコンピュータに入力することと、カタログやマニ
ュアルから統一したフォーマットや単位系（例えばｃｍ
とｍｍ）を変更して統一させる作業のこと）は、多くの
時間がかかり、デジタルデータとして利用するまでに時
間を必要とした。

【０００７】この発明の情報提供サービスシステムは、
上記のような問題点を解決するためになされたもので、
製品を構成する部品の販売に必要な販売ノウハウをシス
テム化された情報提供により得る、あるいは構成部品の
取付け、交換作業を作業ノウハウをシステム化された情
報提供により得ることにより、販売、作業の効率化を実
現すると同時に販売技術、作業技術の均質化、高度化を
図ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明に係る情報提供
サービスシステムは、以下の要素を備えることを特徴と
する。 （ａ）複数の部品により組立られて構成される製品を定
義する製品情報を記憶する製品情報記憶部、（ｂ）上記
製品を構成する複数の部品を定義する部品情報と、上記
製品を構成する部品と交換可能であることと追加の取付
けが可能であることとのいずれかが可能である別の部品
を定義する部品情報とを記憶する部品情報記憶部、
（ｃ）上記製品を販売するための接客ノウハウを定義す
る接客情報と、上記部品情報記憶部に記憶された部品情
報間の関係を定義する部品関係情報と、上記製品を構成
する部品の組立作業のノウハウを定義する作業情報との
少なくともいずれか１つの情報を記憶するノウハウ情報
記憶部、（ｄ）上記ノウハウ情報記憶部に記憶された接
客情報と部品関係情報と作業情報との少なくとも１つの
情報を用いて、上記製品情報記憶部に記憶された製品情
報と上記部品情報記憶部に記憶された部品情報との少な
くともいずれか一方の情報をアクセスして、上記製品の
販売作業と上記製品の組立作業とのいずれかの作業を行
う支援情報を生成する支援ツール。

【０００９】また、この発明に係る情報提供サービスシ
ステムは、上記製品情報記憶部は、上記製品情報として
少なくとも製品のイメージを表す製品画像情報を記憶
し、上記部品情報記憶部は、上記部品情報として少なく
とも部品のイメージを表す部品画像情報を記憶し、上記
支援ツールは、製品を選択する製品選択情報を入力する
とともに、上記製品を構成する部品と交換する別の部品
と上記所定の製品に追加の取付けを行う別の部品の少な
くともいずれか一方の部品を選択する部品選択情報とを
入力する選択情報入力部と、上記選択情報入力部により
入力された上記製品選択情報に基づいて上記製品情報記
憶部に記憶された製品情報を取得し、上記選択情報入力
部により入力された上記部品選択情報に基づいて上記部
品情報記憶部に記憶された別の部品を定義する部品情報
とを取得するとともに、上記部品選択情報に基づいて上
記ノウハウ情報記憶部に記憶された部品関係情報と作業
情報とを取得し、さらに上記取得した別の部品を定義す
る部品情報と関係のある別の部品を定義する部品情報を
上記部品情報記憶部より取得して、上記作業情報に定義
されている上記製品を構成する部品の組立作業のノウハ
ウに従い、上記別の部品を上記製品に組み込んだ場合の
イメージを、上記製品画像情報と上記部品画像情報とを
合成して表示するイメージ表示部とを備えたことを特徴
とする。

【００１０】また、この発明に係る情報提供サービスシ
ステムは、上記製品情報記憶部は、上記製品情報として
少なくとも製品を構成する複数の部品を示す構成部品情
報を記憶し、上記部品情報記憶部は、上記部品情報を、
上記製品情報記憶部に記憶された製品情報として記憶さ
れている構成部品情報と対応させて記憶し、上記情報提
供サービスシステムは、さらに、上記製品情報と上記部
品情報とを入力して、入力した製品情報を上記製品情報
記憶部に登録するとともに、入力した部品情報を上記構
成部品情報と対応させて上記部品情報記憶部に登録する
登録ツールを備えたことを特徴とする。

【００１１】また、この発明に係る情報提供サービスシ
ステムは、上記支援ツールは、上記製品選択情報に基づ
いて上記製品情報記憶部をアクセスする場合の製品アク
セス情報と、上記部品選択情報に基づいて上記部品情報
記憶部をアクセスする場合の部品アクセス情報との少な
くともいずれか一方のアクセス情報を取得して、取得し
た上記アクセス情報をマーケティング情報として提供す
るマーケティング情報提供部を備えたことを特徴とす
る。

【００１２】また、この発明に係る情報提供サービスシ
ステムは、さらに、上記登録ツールにより上記製品情報
を上記製品情報記憶部に記憶する場合と上記部品情報を
上記部品情報記憶部に記憶する場合に、所定のネットワ
ークを介して行ない、上記登録ツールを上記ネットワー
クを介して提供することを特徴とする。

【００１３】また、この発明に係る情報提供サービスシ
ステムは、さらに、上記イメージ表示部より表示された
上記別の部品を上記製品に組み込んだ場合のイメージを
再生可能な媒体と視覚による確認が可能な媒体の少なく
ともいずれか一方の媒体に保存するイメージ保存部を備
えたことを特徴とする。

【００１４】さらに、この発明に係る情報提供サービス
システムは、上記部品情報記憶部は、上記部品情報とし
て上記部品の設計時に考慮した設計事項を示す情報を少
なくとも記憶し、上記情報提供サービスシステムは、さ
らに、上記部品情報記憶部に記憶された部品の設計時に
考慮した設計事項を示す情報を用いて別の新たな部品を
設計する場合のシュミレーションを行なうシュミレーシ
ョン実行部を備えたことを特徴とする。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の情報提供サービスシステ
ムは、業者と顧客間のやり取り業務及び製品と作業者間
の業務の支援をインターネットを通じた情報の提供や、
ツールの提供を行う機能を備えており、詳しくは、基本
となる製品（複合部品による組立完成品）の要素情報、
基本となる製品（複合部品による組立完成品）を構成す
る交換可能な部品の要素情報として寸法、２次元構成デ
ータ、３次元構成データ、製品実図、写真、グラフィッ
クイメージの静止画、動画のビジュアル情報を登録し、
登録された情報をもとにパーソナルコンピュータ（以
下、パーソナルコンピュータをＰＣと称する）操作によ
り適合検証、イメージ合成を活用し、従来人間が実施し
てきた販売の接客ノウハウを取り込むことにより、販売
支援を実施するための情報あるいは、部品の取付け、交
換作業を実施する場合の作業支援をするための情報及び
支援ツールを提供するサービスを行うしくみについて、
以下の実施の形態で説明を行う。 実施の形態１．この実施の形態１の情報提供サービスシ
ステムは、複合部品による組立完成品の要素情報データ
ベースと構成部品の要素データベースと、販売、作業ノ
ウハウデータベースシステムとこの機能を提供するため
のネットワーク及びＰＣによりそれを活用する機能備え
るものである。図１はこの発明の機能及びデータ構成を
示すシステム構成図である。図１において、１は販売業
の接客情報や、作業者の作業情報等のノウハウ情報を登
録したり製品の製品情報や、製品を構成する構成部品の
部品情報を登録したり、製品を構成する部品と交換可能
な部品の部品情報を登録したり、製品に取付け可能な部
品の部品情報を登録する登録ツールである。２は登録ツ
ール１より、入力された情報を保管、管理するデータベ
ース群であり、それぞれのテータベース２ａ，２ｂ，２
ｃとが連携した関係を持つ。２ａは接客情報や作業情報
などのノウハウ情報を記憶するノウハウデータベースで
ある。２ｂは製品を構成する部品の部品情報や、製品を
構成する部品と交換可能な部品の部品情報や、製品に取
付け可能な部品の部品情報などを記憶する部品データベ
ースである。２ｃは製品の製品情報を記憶する完成品デ
ータベースである。３は、支援ツールであり、部品デー
タベース２ｂに記憶されている部品情報や完成品データ
ベース２ｃに記憶されている製品情報にノウハウデータ
ベース２ａに記憶されている接客情報や作業情報を付加
した販売作業や製品の組立作業を支援する支援情報を生
成するツールである。１０は、情報提供サービスシステ
ムであり、支援ツール３より生成された支援情報を顧客
に提供することを可能にした一連の情報提供サービスの
ビジネスモデルによる対価を得る。

【００１６】自動車と自動車部品を例に情報提供サービ
スシステムの具体例を説明する。自動車に交換部品を取
りつけて高速で走らせた場合や、まわりの背景が変わっ
た場合のイメージを確認するためには、従来、実際に車
を走行させる場所を変える必要があり、現実的には不可
能であった。しかし、本発明を利用した場合は、交換部
品を取付けた自動車をイメージしたり、いろいろな走行
場面でその自動車が走行しているイメージの入手が可能
である。図２は、支援ツールの備える機能の詳細を示す
図である。３１は、支援ツール３が備える選択情報入力
部であり、顧客より製品（ここでは自動車を選択する）
を選択する製品選択情報を入力すると共に、部品（ここ
では自動車を構成する部品を交換する別の部品、或いは
自動車に追加の取付けを行う別の部品を選択する）を選
択する部品選択情報とを入力する。３２はイメージ表示
部であり、ここでは自動車に別の部品を取付けた場合の
イメージ、或いは自動車を構成する部品を別の部品と交
換した場合のイメージを表示する。図３は、情報提供サ
ービスシステムを用いて自動車のメンテナンスを行う顧
客の動作を示すフローチャートである。図３の顧客の動
作に従い情報提供サービスシステムの動作を説明する。
初めに、Ｓ１において、顧客より製品選択情報である車
種を選択させる。Ｓ１の動作を行うのは、選択情報入力
部３１によって行う。選択はコンピュータの画面に表示
されている車種の中から顧客が選択したい車種を指定し
て行う。図４にコンピュータの画面上に表示された車種
の中から顧客が任意の車種を選択する選択画面の例を示
す。図４のようにまず、選択画面には、自動車を販売し
ているメーカー名を表示させて選択させることによっ
て、次に選択する車種をある程度絞り込む。例えば最初
の画面で「ＴＯＹＯ」を顧客が選択すると、次の画面で
は「ＴＯＹＯ」の自動車メーカーが販売している車種で
ある自動社名を表示して顧客に選択させるようにしてい
る。顧客が「ＲＯＷＮ」の自動車を選択すると、３つ目
の画面では「ＲＯＷＮ」の自動車の外観イメージ図が表
示される。図４の画面のように選択させる自動車メーカ
や車種を表示させる為に、完成品データベース２ｃには
組立完成品メーカここでは自動車メーカによって自動車
名（車種）及び自動車メーカ名が登録されている。さら
に、完成品データベース２ｃには車種毎にイメージを表
す製品画像情報として、自動車の寸法や２次元構成デー
タ、３次元構成データ、製品実写、写真、グラフィック
イメージの静止画、動画のビジュアル情報などが登録さ
れているものとする。選択情報入力部３１は、顧客より
選択された自動車メーカ及び車種に基づいて完成品デー
タベース２ｃより製品実写或いは写真、或いはグラフィ
ックイメージの静止画或いは動画のビジュアル情報など
を取得し、取得した情報をイメージ表示部３２に渡しイ
メージ表示部３２によって、図４の３番目（一番右側の
表示例）に示されている画面表示の例のように自動車の
イメージ表示を行う。

【００１７】次に、Ｓ２によって顧客より部品選択情報
である自動車の部品を選択させる。この動作は選択情報
入力部３１によって行う。部品の選択はコンピュータの
画面上に表示された自動車の部品群の中から顧客が任意
の部品を選択する。図５に顧客によってコンピュータの
画面上に表示された部品群の中から任意の部品を選択す
る例を示す。図５において、初めに車、この場合はＳ１
で自動車メーカ「ＴＯＹＯ」の車種「ＲＯＷＮ」が既に
選択されているので、上記車種の自動車を構成する部品
群を表示する。例えば顧客が「アルミホイール」を選択
する。選択すると次の画面で「アルミホイール」のイメ
ージ図が表示される。最後に自動車にアルミホイールが
取付けられたイメージが表示されるが、これはこれから
説明を行うＳ５の処理によって表示される。図５に示す
ように、顧客に対して選択された自動車メーカの自動車
を構成している部品を表示するために、部品データベー
ス２ｂには自動車を構成する部品群が登録されている。
また、部品のイメージを表示するために部品データベー
ス２ｂには部品の寸法、２次元構成データ、３次元構成
データ、部品実写、写真、グラフィックイメージの静止
画、動画のビジュアル情報などが部品画像情報として記
憶されている。図５の真ん中にアルミホイールのイメー
ジが表示されているが、選択情報入力部３１は、顧客よ
り選択された部品の部品画像情報を部品データベース２
ｂより取得し、イメージ表示部３２に渡す。イメージ表
示部３２は、渡された部品画像情報を基に図５のアルミ
ホイールのようにイメージを表示する。

【００１８】Ｓ３では、必要に応じてＳ２で顧客が選択
した部品を代用する部品をコンピュータの画面上に表示
させる。Ｓ２で選択された部品を代用する部品は、ノウ
ハウデータベース２ａより顧客より選択された部品に基
づいて部品関係情報を取得し、部品関係情報に基づいて
部品データベース２ｂをアクセスし、顧客により選択さ
れた部品を代用する部品の部品情報を取得する。この動
作は、顧客が自分でコンピュータの画面を操作して行っ
ても良いが、自動車販売店や部品販売店の従業員が顧客
へのサービスとして、代用可能な部品を検索して情報を
提供するサービスを行っても構わない。更に、従業員が
コンピュータの画面からノウハウデータベース２ａに登
録されている接客情報を取得して、部品データベース２
ｂに登録されている部品情報からは判らないような販売
員のノウハウより提供することができる。代用部品の部
品情報を提供することも可能である。Ｓ２で顧客が自分
で選択した部品の特徴や代用可能な部品の特徴を顧客に
提供し、幅広い選択肢の中から顧客のニーズにあった部
品を選択するための情報を提供する。

【００１９】次に、Ｓ４において、選択された部品を選
択された自動車に取付ける、或いは、自動車の部品を交
換してメンテナンスを行った後の自動車のイメージを生
成する。イメージの生成はイメージ表示部３２によって
行う。イメージ表示部３２はノウハウデータベース２ａ
より自動車に選択された部品を取付ける、或いは部品を
交換する場合の作業情報を取得し、作業情報に基づいた
部品の取付け作業、或いは部品の交換作業をシュミレー
ションして、メンテナンスした自動車のイメージを生成
する。最後にＳ５でイメージ表示部３２により生成され
たイメージをコンピュータの画面上に表示して、顧客に
メンテナンスした自動車のイメージ情報を提供するサー
ビスを行う。先に説明した図５の右側の画面表示例がＳ
５によって提供される情報の例である。

【００２０】自動車のアフター部品を対象に、複合完成
品である自動車と構成部品である自動車部品業界に適用
した情報サービスを考案した場合、販売店で実際に取り
つけを行なったとしても高速で走らせた場合や、まわり
の背景が変わった場合のイメージをみる時は場所を変え
る必要があったりと、現実的には不可能であったが、本
発明の情報提供サービスシステムを利用した場合は、自
動車の場合等、いろいろな場面で走行しているイメージ
の入手が可能である。

【００２１】イメージ表示部３２による画像情報を合成
して表示したり、動画イメージを表示することにより自
動車（製品）の説明や、内容の理解とをわかりやすくす
る。そして、取付け作業や交換作業を実施しなくても、
画面に自動生成された自動車（製品）のイメージを確認
することにより、顧客へのサービスが向上でき、集客能
力を向上させることができる。自動車（製品）を構成す
る部品の一部の交換、及び追加の部品を取付けるための
作業情報は、販売員の説明、展示品あるいは商品台帳、
カタログ等の分散された情報により入手する必要があっ
た。また、展示可能なスペース等の制約により、商品羅
列には限界があった。しかし、本発明の情報提供サービ
スシステムを用いることにより、コンピュータの画面か
ら必要とする作業情報や部品情報の入手が可能になる。

【００２２】完成品データベース２ｃには自動車の車種
（製品）とその自動車を構成する部品を示す構成部品情
報とが記憶されている。そして、部品データベース２ｂ
には完成品データベース２ｃに記憶されている構成部品
情報と対応させて部品情報が記憶されている。これによ
り、図３のＳ２で顧客が選択した自動車の車種を構成す
る部品群を図５のようにコンピュータの画面上に表示さ
せることができる。また、図５の真ん中の画面表示例の
ように、選択された部品と部品のイメージ図とが部品デ
ータベース２ｂに対応させて記憶されているために、選
択された部品のイメージ図を表示させることができる。
本発明の情報提供サービスシステムを活用する事によ
り、部品の商品選択を行う場合には自動車（製品）を構
成する部品と交換可能な部品、及び新たに追加の取付け
が可能な部品の部品群が選択肢となるので、顧客或い
は、販売者の経験不足や提供された情報の理解不足や勘
違いなどにより、誤った部品を選択することを防ぐこと
ができる。このことにより、交換、追加可能な部品種類
が多くなればなるほど、適合しない部品も多くなり、検
索や選択に時間を要するという従来の問題点を解消でき
る。部品の交換取付け時には自動車（製品）構成部品の
説明書、自動車（製品）の説明書を検索し、内容を調べ
て交換や取付け手順を確認する必要があった。しかし、
交換、取付け手順を動画で表示したり、図面を表示した
り等の販売員や顧客の希望の方式で情報を提供できる。

【００２３】部品の選択を希望する顧客あるいは販売員
は、端末からデータベース２に登録された情報を自由に
参照する事が可能であり、その選択においては複数の部
品により構成された製品、または構成部品の品種を指定
する等の選択肢の絞り込みを行って、部品の選択或いは
製品の選択が可能となる。

【００２４】また、支援ツール３は販売員或いは顧客よ
り選択された部品の部品情報を用いてノウハウデータベ
ース２ａをアクセスして、製品の販売作業を支援する支
援情報を生成する。従来は、販売員の経験に基づく接客
ノウハウにより接客作業を実現していた。しかし、あら
かじめ高いノウハウを持った販売員の接客ノウハウを定
義する接客情報をノウハウデータベース２ａに登録して
おくことによって、経験の浅い販売員であっても支援ツ
ール３によって生成された支援情報を利用して、経験の
高い販売員と同様の接客作業を行うことができる。ま
た、顧客がこの発明の情報提供サービスシステムを用い
て支援ツール３により生成される支援情報を利用するこ
とによって、無人店舗であっても、経験の高い販売員に
よる接客サービスを受けることができると共に、コンピ
ュータを２４時間稼働させることによって２４時間対応
の接客が可能となる。

【００２５】また、従来は、故障等の部品交換の時など
に販売店に出向き展示されている製品、展示されている
カタログにより部品情報や製品情報の入手を実施してい
た。しかし、図１には図示していないがこの発明の情報
提供サービスシステムをインターネットに接続し、さら
に支援ツール３を動作させる為のプログラムをインター
ネットよりダウンロードしてデータベース部２の参照を
可能にすることによって、ネットワークの利用が可能な
端末があればいつでもどこからでも支援ツール３が利用
可能となる。そして、部品メーカや製品メーカ或いは販
売員或いは組立作業者による部品情報や製品情報や接客
情報や作業情報などを活用することができ、交換部品等
の指示をコンピュータの画面上から受けることができ
る。また、故障による出張サービスについても作業者が
ネットワークにアクセス可能な携帯端末を携帯すること
で、故障現場においても支援情報を利用することが可能
となる。有人店舗では複数の顧客もあり時間をかけたイ
メージの確認や調査が行う事ができなかったが、ネット
ワークを用いて情報提供サービスシステムを実現するこ
とによって、販売員が直接顧客に対応することなく、顧
客が直接コンピュータの画面上から販売を支援する情報
を活用し、製品或いは部品の特徴や、部品を製品に取付
けたり、部品交換を行った場合のシュミレーションの結
果を十分検討する環境を実現することが可能である。

【００２６】図１の登録ツール１は製品を構成する構成
部品、複数の部品により構成された製品のそれぞれの情
報を個別のデータベースに登録し、登録された情報の内
容確認を独立で実施している。このため、製品を構成す
る部品の部品情報や、製品を構成する部品と交換可能な
別の部品の部品情報や、製品に取付けることが可能な別
の部品の部品情報と製品情報とを、異なるタイミングで
登録することが可能となっている。また、登録後すぐに
内容確認しているので、登録された情報はすぐに活用す
ることができる。また、データベースに登録されている
データを業種毎にグループ化すれば、販売作業や組立作
業の何れかを支援する支援情報を生成する支援ツールの
他に、例えば図６のように、石油スタンドにおいて利用
できるような支援情報を生成する支援ツールを、後から
容易に追加することができる。支援ツールの追加が容易
であるので、業界、業務等へ拡大したサービスが可能で
ある。

【００２７】図１の登録ツール１によって個々の部品の
部品情報や製品情報や接客情報、部品関係情報、作業情
報などの情報をそれぞれのデータベースに登録し、相互
のデータベースの連携関係を構成しながら情報群として
管理することにより、情報が登録された時点で、入力情
報の内容チェックを行うと説明した。この入力データチ
ェックは、例えば、入力寸法単位や小数点入力の桁数等
の形式が正しいか、データ連携等をチェックする。ま
た、接客情報や作業情報として入力された製品適合チェ
ックのための情報や、シミュレーションを行うための情
報は、入力された情報を活用可能な形式で保存する。そ
して、登録されるデータ項目は接客ノウハウや組立作業
のノウハウから特徴的なデータを選択して、入力形式
や、単位を決定する。また、ノウハウデータベース２ａ
と部品データベース２ｂと完成品データベース２ｃに登
録された情報とを連携させて管理することにより、支援
ツール３によって計算したり適合部品を選択する時に処
理を簡略、効率化することが可能となる。

【００２８】この実施の形態１では、交換可能な部品よ
り構成される基本となる製品（複合部品による組立完成
品）の情報を登録する機能と、その構成する部品自体
（構成部品）の情報を登録する機能と、登録された情報
を保管、管理する仕組みと、登録されたそれぞれの情報
を活用するためのノウハウ情報を保持する機能と、その
ノウハウ情報により販売の支援、作業の支援をするため
の情報を入手する仕組みを活用し、販売、作業の均質化
を実現して製品の販売、選択、作業を行う時の情報提供
サービスを実施する情報提供サービスシステムの一例を
説明した。

【００２９】また、非常に多くの部品から利用者との対
話により、製品への詳細な説明、製品の制約、設置、交
換条件等を考慮し、条件に適合した部品の選択、デザイ
ン、動作状態、導入例を画像データ合成組み合せ表示、
動画イメージ表示により提供することで説明、内容の理
解をわかりやすく工夫した。このことにより営業支援、
作業支援が可能となり顧客に対する均質なサービスを可
能とする情報提供サービスシステムの一例を説明した。

【００３０】また、交換可能な部品により構成される基
本となる製品（複合部品による組立完成品）の情報を登
録、その製品を構成する部品（構成部品）となりうる個
々の部品の情報を登録し、相互の連携関係を構成しなが
ら情報群とする管理を行う。その情報群の構成は、複合
組立て完成品とそれを構成する構成部品それぞれ単体
と、その構成部品の設計で必要な特徴要素、購買、販売
に関する特徴データを抽出し登録し、上記その情報群を
抽出して登録する情報提供サービスシステムの一例を説
明した。

【００３１】実施の形態２．この実施の形態２では、情
報提供サービスシステムのサービスを開始し、支援ツー
ルの利用時には部品の選択条件、シミュレーション状
況、イメージ出力検討状況をリアルタイムに取得し、ユ
ーザによって活用された統計情報処理が可能となる情報
提供サービスシステムの一例を説明する。複合部品によ
る組立完成品、構成部品の情報提供側である製造元、販
売元に情報提供とすることで製品マーケティング情報を
提供できる。

【００３２】図７は実施の形態２における情報提供サー
ビスシステムを示す構成図である。図７において、デー
タベース群２はデータベース２１とデータベース２２と
データベース２３より構成されている。それぞれのデー
タベース２１〜２３は、個々のデータベースを備えてい
る。データベース２３はマーケティング情報用データベ
ースであり、支援ツールが収集したマーケティング情報
を記憶するデータベースである。図７の情報提供サービ
スシステムは業種の異なる３３〜３７の５つの支援ツー
ルを備えている。データベース群２は流通業４０とガソ
リンスタンド業４１と中古自動車販売業４２と修理業４
３と自動車メーカ３７の５つの業種よりアクセスが行わ
れる。３３は流通業４０における販売支援ツールであ
り、３４はガソリンスタンド業４１における販売支援ツ
ールであり、３５は中古自動車販売業４２における販売
支援ツールであり、３６は修理業４３におけるサービス
支援ツールであり、３７は自動車メーカ４４における販
売支援ツールである。

【００３３】図７の（１）の部分のデータベース２への
登録では、自動車の部品メーカは、図示しないインター
ネットを通じて登録ツール１をダウンロードして、デー
タ化した部品情報をデータベース２に登録する。このこ
とにより、従来陳列不可能であった部品のデータを登録
することで、販売側や顧客による部品或いは部品メーカ
の選択が拡大され、流通側の販売が促進される。また、
登録ツール１はインターネットを通じダウンロードした
プログラムを用いるため、データ化された部品は統一さ
れた形式になっている。また、登録時に部品情報のチェ
ックを行うようにすることによって、正しいデータが部
品データベースに登録されることになる。また、登録す
る部品の使用箇所や形によって部品情報を体系的に分類
する事も可能である。このことにより、部品データベー
スを検索することが容易になる。（２）の部分のデータ
ベースへの登録では、複合部品による組立完成品メーカ
（自動車メーカ）は、上記（１）の説明に記載したよう
に自動車の構成部品をデータベースに登録する他に、マ
ーケティング情報提供部４によって３３〜３６の各支援
ツールによるデータベース群２に対するアクセス情報を
取得しマーケティング情報としてマーケティング情報用
データベース２３に登録を行う。マーケティング情報提
供部４により、自動車メーカ４４以外の４０〜４３の業
種においてもマーケティング情報用データベース２３を
アクセスすることによって、マーケティング情報を別の
業種でも活用することができる。（３）の部分の販売支
援（ＳＩ）ツール３３では、データベース群２に登録さ
れた情報を活用し、販売に向けたノウハウを提供して、
顧客への接客能力の均質化が図れ、トラブルも減少、資
料の調査等を省力し、対応することで接客容量が増大す
る。例えば、以下の情報を提供できる。 ・バーチャル合成機能（自分の車に部品を取付けたイメ
ージを画面に自動生成） ・在庫、納品情報の提供 （４）の部品のサービス支援ツール、販売支援ツールで
は、登録されたデータベース群２の情報を活用し、構成
部品の取付け方法のビデオ情報や取付けの説明、図面情
報を提供し、交換、代替部品を自動検索することによ
り、作業の均質化、効率化が図れる。

【００３４】本発明の情報提供サービスシステムでは、
構成部品、複合組立て完成品（製品）をそれぞれ構成部
品メーカ、複合組立て完成品メーカよりインターネット
を介してダウンロードした登録ツールを用いて、仕様情
報入力、あるいは設計、製造情報のＣＡＤデータ、紙ベ
ース資料により入手した情報をデジタル化、体系だった
データ構成に基づく情報の入力を実施する。そして、本
発明の情報提供サービスシステムを入力された情報を管
理する情報提供センタとして運用する。さらに、データ
ベースセンタには別途データベース群２に登録された情
報を活用する業務システム応用ツールとしてのシミュレ
ーションや商品説明、選択の支援を実施する支援ツール
を用意する。用意する支援ツールは、製品の販売向け
や、組立作業向け等作業別に用意し、インターネットを
活用した端末により操作可能な形式で作成する。このデ
ータと用意されたツールを元に製品販売店舗や修理サー
ビス等の事業所に対価を取り、ネットワークによる情報
提供サービスの展開を行う。利用を希望する事業所には
利用する端末、ネットワーク接続サービス、支援ツール
の利用を合わせて提供する。また、購入商品選択後の販
売方法や流通方式は自由に選択可能であり、情報提供セ
ンタにより一括受注、現状の流通マーケットや通信販売
事業とすることも可能である。

【００３５】この実施の形態２では、構成部品の選択条
件、シミュレーション状況、イメージ出力検討状況をリ
アルタイムに取得して、マーケティング情報を提供し
た。このため、統計情報処理が可能となり、複合部品に
よる組立完成品、構成部品の情報提供側である製造元、
販売元に情報提供可能とすることで、製品マーケティン
グ情報を提供できる情報提供サービスシステムの一例を
説明した。

【００３６】実施の形態３．登録された情報や支援情報
は、デジタル情報提供で実施する他に、利用者が支援ツ
ールを活用して構成部品と組み立て完成品のイメージ出
力を実施した結果情報をＣＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ媒体、等
の記録した情報を再生する事が可能である媒体に保存す
る、或いは紙などの視覚による確認が可能な媒体に保存
するイメージ保存部を支援ツールが備えることによっ
て、媒体による情報提供サービスがが可能となり、媒体
を変更し販売することを実現できる。

【００３７】この実施の形態３では、登録された情報
は、インターネット等ネットワークを通じたデジタル情
報によって提供する他に、利用者が構成部品と組み立て
完成品のイメージ出力を実施した結果情報をＣＤ−ＲＯ
Ｍ，ＤＶＤ媒体、紙による書籍媒体に保存しておき、支
援ツールを必要としない形式で、情報提供サービスが可
能となり、媒体を変更し販売する形態を実現する情報提
供サービスシステムの一例を説明した。

【００３８】実施の形態４．構成部品単体、複合構成製
品の設計、製造で利用したシミュレーション情報やＣＡ
Ｄ情報等の設計事項を示す情報を部品情報としてデータ
ベースに保存することにより、実際には製造されていな
い部品の設計段階において、既に製造された部品の部品
情報を元にしたシミュレーションを行うシュミレーショ
ン実行部を支援ツールが備える。これにより、オーダ設
計での予約及び新規開発予定製品を採用したシミュレー
ション、イメージが入手可能となり、製品の調達期間を
削減できる。

【００３９】この実施の形態４では、構成部品単体、複
合構成製品の設計、製造で利用したシミュレーション情
報やＣＡＤ情報を部品情報として記憶する事により、シ
ュミレーション実行部によりそれぞれ単体で実施した結
果を組み合せて、実際製造されていない部品の設計段階
でのデータを元にしたシミュレーションが得られる情報
提供サービスシステムの一例を説明した。

【００４０】上記に説明した実施の形態１〜４における
情報提供サービスシステムの一例では、従業員が一人の
店舗であっても、部品交換例の提示や、情報の提供サー
ビス、コンサルテーションの均質なサービスが可能であ
る。また、部品情報や製品情報をシミュレートすること
で干渉チェックや、動的な適合性、限界のチェックも容
易となり、販売、修理作業を円滑に実施することが可能
である。また、製造メーカの製造番号、製造型名での情
報検索機能の提供、仕様情報による代替部品情報の提供
等により修理業界、サービスを重視するガソリンスタン
ド等への適用拡大が可能となる。

【００４１】

【発明の効果】支援ツールを備えることによって製品情
報記憶部に記憶された製品情報と部品情報記憶部に記憶
された部品情報との少なくとも何れか一方の情報を用い
て、ノウハウ情報記憶部に記憶された接客情報と部品関
係情報と作業情報との少なくとも１つの情報を取得して
製品の販売作業と製品の組立作業との何れかの作業を支
援する支援情報を生成する。支援情報を利用することに
よって、販売組立作業の均質化を実現し、製品の販売
や、製品或いは部品の選択、部品の組立作業を行うとき
の情報提供サービスを容易に行うことができる効果があ
る。

【００４２】また、顧客あるいは販売者の希望する条件
に適合する製品あるい部品を選択する場合にイメージ表
示部によって部品或いは製品の外観イメージや動作状
態、或いは選択した部品を製品に取付けたり製品の一部
の部品を交換した後のイメージ図を、実際に製品に部品
を取付けたり交換する作業を行わずに確認することがで
きる。このため、部品を交換したり、部品を取付けたり
するイメージを確認してから部品或いは製品を選択でき
るので、顧客が安心して部品或いは製品を購入すること
ができる効果がある。また、顧客に対して均質なサービ
スを提供することができ、営業支援や作業支援が容易に
行える効果がある。

【００４３】また、登録ツールを備えることによって、
製品を構成する複数の部品を示す構成部品情報と、部品
情報記憶部に記憶されている部品情報とを対応させて記
憶する。このため、製品を構成する部品の一部を交換す
る場合に、交換可能な部品の選択肢を、容易にかつ確実
に選ぶことができる効果がある。そして、部品の選択肢
を確実に選ぶことによって、顧客が安心して部品を選択
できると共に、顧客に対して均質なサービスを提供する
ことができる効果がある。

【００４４】また、マーケティング情報提供部を備える
ことによって、製品を生産するメーカや部品を生産する
部品メーカに容易にかつ信頼性のあるマーケティング情
報を提供することができる。このため、部品メーカ或い
は製品の生産メーカは、売れ筋情報や在庫情報などの経
営情報を自動的に把握し、営業目標や生産目標を容易に
定めることができる効果がある。

【００４５】また、所定のネットワークを介して登録ツ
ールを提供することによって、統一された形式の部品情
報或いは製品情報或いはノウハウ情報とを登録すること
ができる。また、所定のネットワークを介して登録ツー
ルを提供することによって、ネットワークに接続可能な
コンピュータを有しているユーザは低コストで製品情報
記憶部あるいは部品情報記憶部に情報を登録することが
できる効果がある。

【００４６】また、イメージ保存部によって、イメージ
表示部より表示されたイメージを再生可能な媒体或いは
視覚による確認が可能な媒体の少なくとも何れか一方の
媒体に保存することができる。このため、例えばＣＤ−
ＲＯＭ或いはＤＶＤなどの媒体または紙による書籍媒体
にイメージを保存し、その媒体を販売することによっ
て、更に営業を展開させることができる効果がある。

【００４７】更に、シュミレーション実行部を備えるこ
とによって、これから開発を行う部品のシュミレーショ
ンを容易に行うことが出来る。このため、開発コストを
抑えることができると共に、新しい部品或いは製品が設
計段階であってもシュミレーションした情報を顧客或い
は販売者に提供することによって、新しい製品或いは部
品の情報をより早く提供することができる効果がある。

【００４８】

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施の形態１における情報提供サ
ービスシステムシステムの構成図である。

【図２】 この発明の実施の形態１における支援ツール
の備える機能を説明する図である。

【図３】 この発明の実施の形態１における顧客による
部品或いは製品の選択手順を説明するフローチャート図
である。

【図４】 この発明の実施の形態１における部品或いは
製品の選択手順の一例を説明する図である。

【図５】 この発明の実施の形態１における部品或いは
製品の選択手順の一例を説明する図である。

【図６】 この発明の実施の形態２における情報提供サ
ービスシステムシステムの構成図である。

【図７】 この発明の実施の形態３における情報提供サ
ービスシステムシステムの構成図である。

【符号の説明】

１ 登録ツール、２ データベース部、２ａ ノウハウ
データベース、２ｂ部品データベース、２ｃ 完成品デ
ータベース、３ 支援ツール、４ マーケティング情報
提供部、１０ 情報提供サービスシステム、２１ 自動
車業界用データベース、２２ 石油スタンド用データベ
ース、３１ 自動車業界用支援ツール、３２ 石油スタ
ンド業界用支援ツール、３３ 販売支援ツール、３４
販売支援ツール、３５ 販売支援ツール、３６ サービ
ス支援ツール、３７ 販売支援ツール、４０ 流通業、
４１ ガソリンスタンド業、４２ 中古自動車販売業、
４３ 修理業、４４ 自動車メーカ、３３１ 選択情報
入力部、３３２ イメージ表示部。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 以下の要素を備えることを特徴とする情
   報提供サービスシステム （ａ）複数の部品により組立られて構成される製品を定
   義する製品情報を記憶する製品情報記憶部、（ｂ）上記
   製品を構成する複数の部品を定義する部品情報と、上記
   製品を構成する部品と交換可能であることと追加の取付
   けが可能であることとのいずれかが可能である別の部品
   を定義する部品情報とを記憶する部品情報記憶部、
   （ｃ）上記製品を販売するための接客ノウハウを定義す
   る接客情報と、上記部品情報記憶部に記憶された部品情
   報間の関係を定義する部品関係情報と、上記製品を構成
   する部品の組立作業のノウハウを定義する作業情報との
   少なくともいずれか１つの情報を記憶するノウハウ情報
   記憶部、（ｄ）上記ノウハウ情報記憶部に記憶された接
   客情報と部品関係情報と作業情報との少なくとも１つの
   情報を用いて、上記製品情報記憶部に記憶された製品情
   報と上記部品情報記憶部に記憶された部品情報との少な
   くともいずれか一方の情報をアクセスして、上記製品の
   販売作業と上記製品の組立作業とのいずれかの作業を行
   う支援情報を生成する支援ツール。
2. 【請求項２】 上記製品情報記憶部は、上記製品情報と
   して少なくとも製品のイメージを表す製品画像情報を記
   憶し、 上記部品情報記憶部は、上記部品情報として少なくとも
   部品のイメージを表す部品画像情報を記憶し、 上記支援ツールは、製品を選択する製品選択情報を入力
   するとともに、上記製品を構成する部品と交換する別の
   部品と上記所定の製品に追加の取付けを行う別の部品の
   少なくともいずれか一方の部品を選択する部品選択情報
   とを入力する選択情報入力部と、 上記選択情報入力部により入力された上記製品選択情報
   に基づいて上記製品情報記憶部に記憶された製品情報を
   取得し、上記選択情報入力部により入力された上記部品
   選択情報に基づいて上記部品情報記憶部に記憶された別
   の部品を定義する部品情報とを取得するとともに、上記
   部品選択情報に基づいて上記ノウハウ情報記憶部に記憶
   された部品関係情報と作業情報とを取得し、さらに上記
   取得した別の部品を定義する部品情報と関係のある別の
   部品を定義する部品情報を上記部品情報記憶部より取得
   して、上記作業情報に定義されている上記製品を構成す
   る部品の組立作業のノウハウに従い、上記別の部品を上
   記製品に組み込んだ場合のイメージを、上記製品画像情
   報と上記部品画像情報とを合成して表示するイメージ表
   示部とを備えたことを特徴とする請求項１記載の情報提
   供サービスシステム。
3. 【請求項３】 上記製品情報記憶部は、上記製品情報と
   して少なくとも製品を構成する複数の部品を示す構成部
   品情報を記憶し、 上記部品情報記憶部は、上記部品情報を、上記製品情報
   記憶部に記憶された製品情報として記憶されている構成
   部品情報と対応させて記憶し、 上記情報提供サービスシステムは、さらに、上記製品情
   報と上記部品情報とを入力して、入力した製品情報を上
   記製品情報記憶部に登録するとともに、入力した部品情
   報を上記構成部品情報と対応させて上記部品情報記憶部
   に登録する登録ツールを備えたことを特徴とする請求項
   １記載の情報提供サービスシステム。
4. 【請求項４】 上記支援ツールは、上記製品選択情報に
   基づいて上記製品情報記憶部をアクセスする場合の製品
   アクセス情報と、上記部品選択情報に基づいて上記部品
   情報記憶部をアクセスする場合の部品アクセス情報との
   少なくともいずれか一方のアクセス情報を取得して、取
   得した上記アクセス情報をマーケティング情報として提
   供するマーケティング情報提供部を備えたことを特徴と
   する請求項２記載の情報提供サービスシステム。
5. 【請求項５】 上記情報提供サービスシステムは、さら
   に、上記登録ツールにより上記製品情報を上記製品情報
   記憶部に記憶する場合と上記部品情報を上記部品情報記
   憶部に記憶する場合に、所定のネットワークを介して行
   ない、上記登録ツールを上記ネットワークを介して提供
   することを特徴とする請求項３記載の情報提供サービス
   システム。
6. 【請求項６】 上記情報提供サービスシステムは、さら
   に、上記イメージ表示部より表示された上記別の部品を
   上記製品に組み込んだ場合のイメージを再生可能な媒体
   と視覚による確認が可能な媒体の少なくともいずれか一
   方の媒体に保存するイメージ保存部を備えたことを特徴
   とする請求項２記載の情報提供サービスシステム。
7. 【請求項７】 上記部品情報記憶部は、上記部品情報と
   して上記部品の設計時に考慮した設計事項を示す情報を
   少なくとも記憶し、 上記情報提供サービスシステムは、さらに、上記部品情
   報記憶部に記憶された部品の設計時に考慮した設計事項
   を示す情報を用いて別の新たな部品を設計する場合のシ
   ュミレーションを行なうシュミレーション実行部を備え
   たことを特徴とする請求項１記載の情報提供サービスシ
   ステム。