JPH0527415A - リソグラフイ−用ペリクル - Google Patents

リソグラフイ−用ペリクル

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JPH0527415A JP3206588A JP20658891A JPH0527415A JP H0527415 A JPH0527415 A JP H0527415A JP 3206588 A JP3206588 A JP 3206588A JP 20658891 A JP20658891 A JP 20658891A JP H0527415 A JPH0527415 A JP H0527415A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は帯電防止することによってゴミの
付着を減少するようにしたリソグラフィ−用ペリクルの
提供を目的とするものである。 【構成】 本発明のリソグラフィ−用ペリクルはペリ
クル膜の表面を化学的および/または物理的手段により
親水層として静電気の発生、蓄積を防止してなることを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリソグラフィ−用ペリク
ル、特にはLSI、超LSI などの半導体装置あるいは液晶表
示板を製造する際のゴミよけとして使用される、実質的
に500nm 以下の光を用いる露光方式における帯電防止さ
れたリソグラフィ−用ペリクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI、 超LSI などの半導体装置あるいは
液晶表示板などの製造においては、半導体ウェハ−ある
いは液晶用原版に光を照射してパタ−ニングを作成する
のであるが、この場合に用いる露光原版にゴミが付着し
ていると、このゴミが光を吸収したり、光を曲げてしま
うため、転写したパタ−ニングが変形したり、エッジが
がさついたものとなるほか、白地が黒く汚れたりして、
寸法、品質、外観などが損なわれるという問題があっ
た。
【0003】このため、これらの作業は通常クリ−ンル
−ムで行われているが、このクリ−ンル−ム内でも露光
原版を常に清浄に保つことが難しいので、これには露光
原版の表面にゴミよけのための露光用の光をよく通過さ
せるペリクルを貼着する方式が取られており、このペリ
クルとしてはニトロセルロ−ス、酢酸セルロ−スなどの
薄膜が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのニト
ロセルロ−ス、酢酸セルロ−スなどで作られたペリクル
では、210 〜400nm のような短波長域で大きな吸収端が
できるほか、安定性に乏しく使用中に黄変したり、亀裂
が発生するため、このものはデバイスの製造の際にエキ
シマレ−ザ−やi線の紫外線のように波長域が210 〜 4
00nmの露光を行う超LSI 用や高密度の微細晶表示板など
のリソグラフィ−用には使用できないという制約があ
る。
【0005】また、このリソグラフィ−用ペリクルにつ
いてはテトラフルオロエチレンとフッ化ビニリデンとの
共重合体もしくはテトラフルオロエチレンとヘキサフル
オロプロピレンおよびフッ化ビニリデンとの三元共重合
体からなる樹脂透明膜を使用することが提案されており
(特開昭60-83032号公報参照)、これはフッ化ビニリデ
ンを含有させることによって透明性の向上を計ったもの
であるが、この共重合体は基本的には線状構造を主体と
するものであるために、i線やエキシマレ−ザ−を長時
間照射すると樹脂の結晶化が進行して結晶粒が生成し、
その結果入射光の散乱が起るために経時的に透明性が低
下し、実用性に耐えなくなるという欠点がある。
【0006】なお、この欠点を解決するものとしてはテ
トラフルオロエチレンと環状パ−フルオロエ−テル基を
有する含フッ素モノマ−を共重合して得られる非晶性重
合体の透明膜からなるペリクルもすでに提案されている
(特開平3-39963 号公報参照)が、このペリクルには有
機高分子で電気絶縁性の膜に特有な静電気を帯電し易い
という不利があり、ペリクルが帯電すると、レクチル上
のゴミよけ用として使用するペリクルが逆にゴミを吸着
し、これがむしろゴミの発生源となってしまうので、こ
のペリクルについては帯電を防止することが大きな課題
となっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不利
を解決した帯電防止されたりソグラフィ−用ペリクルに
関するものであり、これはペリクル膜の表面のみを化学
的および/または物理的に親水層にして静電気の発生や
蓄積を防止するようにしてなることを特徴とするもので
ある。
【0008】すなわち、本発明者らは短波長域での使用
に適した帯電防止されたリソグラフィ−用ペリクルを開
発すべく種々検討した結果、従来公知のリソグラフィ−
用ペリクルの表面をプラズマ処理、コロナ処理、エキシ
マレ−ザ−処理あるいはシンクロトロン放射光処理し
て、親水性とすると、この面が電気抵抗の小さいものと
なるので静電気が発生し難くなるし、仮に静電気が付与
されても直ちに電荷が中和され、放電が行なわれて帯電
が防止されることを見出した。
【0009】また、このリソグラフィ−用ペリクルにつ
いては500nm 以下の光を用いる露光方式において帯電防
止されるリソグラフィ−用ペリクの膜材料としては特に
テトラフルオロエチレンと環状パ−フルオロエ−テル基
を有する含フッ素モノマ−を共重合体して得られる非晶
性重合体の透明膜を使用すると、このものがg線(波長
436nm)、i線(波長365nm)、 エキシマレ−ザ−(波長24
8nm)の使用範囲である210 〜500nm においてすぐれた透
過性を示し、しかも長時間使用しても透過性の低下が認
められず、これは顕著な帯電防止性を示すということを
確認して本発明を完成させた。以下にこれをさらに詳述
する。
【0010】
【作用】本発明は帯電防止されたリソグラフィ−用ペリ
クルに関するものであり、これはリソグラフィ−用ペリ
クル膜、特にはテトラフルオロエチレンと環状パ−フル
オロエ−テル基を有する含フッ素モノマ−を共重合して
得られる非晶性重合体から作られた透明膜の表面を化学
的および/または物理的手段で親水性に改質し、静電気
の帯電を防止してなることを要旨とするものである。
【0011】本発明におけるリソグラフィ−用ペリクル
はどのような膜で作られたものであってもよい。したが
って、これは従来公知のニトルセルロ−ス、酢酸セルロ
−スなどで作られたもの、テトラフルオロエチレンとフ
ッ化ビニリデンとの共重合体、テトラフルオロエチレ
ン、ヘキサフルオロプロピレおよびフッ化ビニリデンの
三元共重合体から作られたものであってもよいが、これ
らには前記したような不利があることから、これにはテ
トラフルオロエチレンと環状パ−フルオロエ−テル基を
有する含フッ素モノマ−とを共重合して得られる非晶性
重合体の透明膜からなるものとすることがよい。
【0012】このテトラフルオロエチレンと環状パ−フ
ルオロエ−テル基含有含フッ素モノマ−を共重合で得ら
れる非晶性重合体は、公知のテトラフルオロエチレンに
【化3】
【化4】 などで例示される環状パ−フルオロエ−テル基を有する
含フッ素モノマ−を共重合させることによって得ること
ができるが、この共重合体は例えばステンレス鋼の振盪
管に上記した
【化5】 で示される環状パ−フルオロエ−テル基含有含フッ素モ
ノマ−とパ−フルオロプロピオニルパ−オキサイドおよ
び1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トルフルオロ
エタンを入れて−50℃に冷却し、これにテトラフルオロ
エチレンを加えて振盪し、自然発生力下に5〜50℃に加
熱することによって行なうことができる(特公昭63-189
64号公報参照)。
【0013】なお、この共重合は上記した
【化6】 で示される環状パ−フルオロエ−テル基含有含フッ素モ
ノマ−とトリクロロトリフルオロエタンおよび式
【化7】 で示される重合開始剤とを耐圧ガラス製のアンプルに入
れ凍結脱気後、ここにテトラフルオロエチレンを仕込
み、インキュベ−タ−で振盪させながら30℃で重合させ
ればよい(特開昭63-238115 号公報参照)が、この前者
のものについては米国デュポン社から「テフロンAF」
という商品名で市販されているものがあり、後者のもの
については旭硝子(株)から「サイトップ」という商品
名で市販されているものを使用してもよい。
【0014】このようにして得られたテトラフルオロエ
チレンと環状パ−フルオロエ−テル基含有モノマ−との
共重合体はついで成膜してリソグラフィ−用ペリクルと
されるのであるが、この成膜はこの共重合体をフッ素の
溶剤、例えばパ−フルオロ(2−ブチルテトラヒドロフ
ラン)やパ−フルオロ(2−プロピルテトラヒドロピラ
ン)などの溶剤を用いて3〜10%の濃度に溶解したの
ち、この溶液をスピンコ−タ−やナイフコ−タ−などを
用いる溶液キャスタ−法で成膜すればよいが、この膜の
厚みは機械的強度と透過率とのかね合いから0.5 〜10μ
m 、好ましくは0.8 〜5μm とすることがよい。
【0015】この透明膜は実用的な面から光の透過率が
95%以上、より好ましくは98%以上のものとすることが
よいが、この透過率が膜の厚みと透過光の波長に依存す
るので、目安としては厚みが5μm 以上のものについて
波長が210 〜500nm の光の透過率が90%以上のものとす
ることが必要とされる。なお、このようにして得られた
膜はアルミニウムなどの枠体にしわのないように接着固
定することによってリソグラフィ−用ペリクルとされ
る。
【0016】本発明のリソグラフィ−用ペリクルはこの
ようにして得たリソグラフィ−用ペリクルの表面を化学
的および/または物理的手段によって親水性とすること
によって得ることができるが、この親水性基の導入は酸
素、酸素と水素との混合ガスあるいはアンモニアガスな
どの存在下に、これをコロナ放電処理あるいはプラズマ
放電処理するか、これにエキシマレ−ザ−かシンクロト
ロン放射光を照射すればよく、これによればこの膜表面
に親水性基が導入されるので、この部位における静電気
の発生が防止されるし、静電気が発生してもこれは荷電
が中和されたり、放電が行なわれ、これにはすぐれた帯
電防止性が付与される。
【0017】すなわち、本発明のリソグラフィ−用ペリ
クルには上記のようにして帯電防止性が付与されてお
り、したがってこのペリクル膜がゴミを吸着し、それが
ゴミの発生源となるということがなくなるので、これは
長期間にわたり使用できるという有利性が与えられるの
であるが、これにはその透明膜の片面または両面にMgF2
やCaF2などのような反射防止膜を設けてその透過性を向
上させるようにしてもよい。
【0018】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例をあげる。 実施例1、比較例1 一般式
【化8】 で示され、m/n+m=0.66である、テトラフルオロエチレン
と環状パ−フルオロエ−テル基を有する含フッ素モノマ
−との共重合体、テフロンAF1600(米国デュポン社製商
品名)を、主成分がパ−フルオロ(2−ブチルテトラヒ
ドロフラン)であるフッ素系溶剤、フロリナ−トFC-75
(米国スリ−エム社製商品名)に溶解させて濃度8.0 %
の溶液を調製した。
【0019】ついで、この溶液を直径200mm、厚さ3mmの
表面研磨した石英基板面に流し、スピンコ−タ−を用い
て膜の厚みが1.21μm の透明膜を形成させ、水中でこの
膜を石英基板から剥離して直径150mm のテフロン製枠に
移し、これを80℃で5時間真空乾燥した後、1辺が100m
m の四角形アルミニウムフレ−ムにエポキシ系接着剤・
アラルダイトラビット[昭和高分子(株)社製商品名]
を用いて、しわのないように接着固定してリソグラフィ
−用ペリクルを作った。
【0020】つぎにこのペリクル膜を13.56MHzのプラズ
マ装置中に装入し、装置内を1.56ト−ルに減圧し、酸素
を1容量%含有するアルゴンガス雰囲気中において5分
間プラスマ処理し、このものをクラス1,000のクリ−ン
ル−ム中に1日放置した後の0.3 μm 以上のゴミの付着
量をペリクル全面について測定したところ、これは1個
だけであったが、比較のために上記したプラズマ処理を
しなかったものについてのゴミの付着量をしらべたとこ
ろ、このものには80個のゴミの付着していることが確認
された。
【0021】また、このようにして得られたペリクル膜
の親水性を確認するために、このペリクル膜表面にスプ
レ−で水を噴霧したところ、このものは水で全面が濡れ
たが、プラズマ処理しなかったものは水を撥じいてい
た。なお、このプラズマ処理をしたペリクル膜について
はそのもの光線透過率を測定したところ、後記する第1
表に示したとおりの結果が得られ、またこのペリクルに
90W/cm2 の照射エネルギ−のi線を1,500 時間連続照射
したのちの光線透過率の変化を測定したところ、後記す
る第2表に示したとおりの結果が得られたが、このもの
は黄変したり、亀裂を発生することもなかった。
【0022】実施例2 一般式
【化9】 で示され、m/n+m=0.7 である、テトラフルオロエチレン
と環状パ−フルオロエ−テル基を有する含フッ素モノマ
−との共重合体・サイトップ[旭硝子(株)製商品名)
を、フッ素系溶剤、フロリナ−トFC-75 (前出)に溶解
し、濃度5.0 %の溶液を調製した。
【0023】ついで、この溶液を実施例1と同様に処理
して膜の厚みが3.35μm の膜をつくり、これから実施例
1と同様に処理してペリクルを製作し、このペリクル膜
の表面に酸素/水素を1/2 の割合で混合したガス雰囲気
でエキシマレ−ザ−(KrFレ−ザ−)を1時間照射したと
ころ、このものは水を撥じく疎水性のものであったがこ
の処理後はよく水に濡れる親水性のものとなった。
【0024】つぎにこのように処理したペリクル膜への
ゴミ付着試験を実施例1と同じ方法で行なったところ、
この付着量は3個であったが、比較のためにこのような
処理をしなかったペリクル膜について同様の試験を行な
ったところ、これは124 個と多かった。また、このエキ
シマレ−ザ−で処理したペリクルの光線透過率を測定し
たところ、下記の表1に示したとおりの結果が得られ、
またこのペリクルに90W/cm2 の−照射エネルギ−をもつ
i線を1,500 時間連続照射したのちの光線透過率の変化
を測定したところ、下記の表2に示したとおりの結果が
得られ、このものは黄変したり、亀裂を発生することが
なかった。
【0025】
【表1】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明は帯電防止性の付与されたリソグ
ラフィ−用ペリクルに関するものであり、これは前記し
たようにペリクル膜の表面を化学的および/または物理
的手段により親水性として静電気の発生、蓄積を防止し
てなることを特徴とするものであるが、これによればリ
ソグラフィ−用ペリクル膜が親水性をもつものとなり、
その結果静電気の発生を防止し、蓄積を防止するように
なって帯電防止性の付与されたものとなるので、このも
のは使用中に静電気によってゴミを吸着することがなく
なるし、これはまたこのペリクル膜をテトラフルオロエ
チレンと環状パ−フルオロエ−テル基を有する含フッ素
モノマ−との共重合により得られるひ非晶性重合体の透
明膜からなるものとすると、210 〜500nm の短波長域の
紫外線の光透過率が高く、使用中に黄色変したり、亀裂
の発生することもないので、LSI、超越LSI などの大規模
集積回路あるいは超微細な液晶表示板の露光用ペリクル
として有用であり、さらには光透過率が優れていること
から、露光時間の短縮、厚膜化によるペリクル膜強度の
向上が期待できという有利性が付与される。
フロントページの続き (72)発明者 野口 仁 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膜の表面を化学的および/または物理的手
    段により親水層として静電気の発生と蓄積を防止してな
    ることを特徴とするリソグラフィ−用ペリクル。
  2. 【請求項2】膜がテトラフルオロエチレンと環状パ−フ
    ルオロエ−テル基を有する含フッ素モノマ−を共重合し
    て得られた非晶性重合体の透明膜からなるものである請
    求項1に記載したリソグラフィ−用ペリクル。
  3. 【請求項3】膜材の非晶性重合体がフッ素系溶剤に可能
    であり、5μm 以上の膜の厚みのものの210 〜500nm の
    波長の光の平均透過率が90%以上である請求項1に記載
    したリソグラフィ−用ペリクル。
  4. 【請求項4】膜材の非晶性重合体が一般式 【化1】 (ここにm/n+m=0.1 〜0.9)で示されるものである請求項
    1に記載したリソグラフィ−用ペリクル。
  5. 【請求項5】膜材の非晶質重合体が一般式 【化2】 (ここにm/n+m=0.1 〜0.9)で示されるものである請求項
    1に記載したリソグラフィ−用ペリクル。
  6. 【請求項6】膜の表面をプラズマ、コロナ、エキシマレ
    −ザ−またはシンクロトロン放射光で処理する請求項1
    に記載したリソグラフィ−用ペリクル。
JP20658891A 1991-07-23 1991-07-23 リソグラフィ−用ペリクル Expired - Lifetime JP3020320B2 (ja)

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