JPH05273729A - プリント収容装置 - Google Patents
プリント収容装置Info
- Publication number
- JPH05273729A JPH05273729A JP7066692A JP7066692A JPH05273729A JP H05273729 A JPH05273729 A JP H05273729A JP 7066692 A JP7066692 A JP 7066692A JP 7066692 A JP7066692 A JP 7066692A JP H05273729 A JPH05273729 A JP H05273729A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sorter
- photographic
- accommodating
- prints
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 第1ソータから第2ソータへのプリントの移
動を円滑に行うことができるプリント収容装置を得る。 【構成】 第1ソータ34は、収容板58で区画され傾
斜して配列された複数の収容部を備え、この収容部はチ
ェン56の駆動に伴って循環移動される。また第1ソー
タ34に隣接する第2ソータ36も第1ソータ34と同
様に構成される。第1ソータ34の収容部内に収容され
た写真プリントPはプッシャー68に押圧されて第2ソ
ータ36へ移動される。第1ソータ34の図示しない端
部には収容部へ写真プリントPを挿入する挿入手段が設
けられており、挿入手段によって挿入される写真プリン
トPの寸法が所定値以上の場合には、この写真プリント
Pを収容する収容部の斜め下側の収容部にプリントが挿
入されないように制御する(選択図参照)。これによ
り、プッシャー68を移動させるときに、写真プリント
Pによって大きく撓んだ収容板58がプッシャー68に
干渉することはない。
動を円滑に行うことができるプリント収容装置を得る。 【構成】 第1ソータ34は、収容板58で区画され傾
斜して配列された複数の収容部を備え、この収容部はチ
ェン56の駆動に伴って循環移動される。また第1ソー
タ34に隣接する第2ソータ36も第1ソータ34と同
様に構成される。第1ソータ34の収容部内に収容され
た写真プリントPはプッシャー68に押圧されて第2ソ
ータ36へ移動される。第1ソータ34の図示しない端
部には収容部へ写真プリントPを挿入する挿入手段が設
けられており、挿入手段によって挿入される写真プリン
トPの寸法が所定値以上の場合には、この写真プリント
Pを収容する収容部の斜め下側の収容部にプリントが挿
入されないように制御する(選択図参照)。これによ
り、プッシャー68を移動させるときに、写真プリント
Pによって大きく撓んだ収容板58がプッシャー68に
干渉することはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント収容装置に係
り、特に、複数の収容部を備えプリントをオーダ毎に異
なる収容部に収容するプリント収容装置に関する。
り、特に、複数の収容部を備えプリントをオーダ毎に異
なる収容部に収容するプリント収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真処理工程において、印画紙はプリン
タによってネガフィルムに記録された画像が焼付けされ
ると共に、画像1コマ毎にカットマークが付与され、1
件のオーダに対応する所定コマ毎にソートマークが付与
される。プリンタで画像等が焼付けされた印画紙は、プ
ロセッサで現像、定着、水洗、乾燥の各処理が行われた
後に前記カットマークに基づいて画像1コマ毎に切断さ
れ、多数枚のプリントとなる。各プリントは、前記ソー
トマークに基づいて1件のオーダ分毎にまとめられてネ
ガフィルムと照合され、対応するネガフィルムと共に袋
詰めされて出荷される。
タによってネガフィルムに記録された画像が焼付けされ
ると共に、画像1コマ毎にカットマークが付与され、1
件のオーダに対応する所定コマ毎にソートマークが付与
される。プリンタで画像等が焼付けされた印画紙は、プ
ロセッサで現像、定着、水洗、乾燥の各処理が行われた
後に前記カットマークに基づいて画像1コマ毎に切断さ
れ、多数枚のプリントとなる。各プリントは、前記ソー
トマークに基づいて1件のオーダ分毎にまとめられてネ
ガフィルムと照合され、対応するネガフィルムと共に袋
詰めされて出荷される。
【0003】一方、最近は例えば焼付工程から照合工程
までを単一の装置で自動的に処理するようにしたプリン
タプロセッサが普及しつつある。このプリンタプロセッ
サでは照合工程での照合が容易なように、多数の収容部
を備え多数枚のプリントをオーダ1件分毎に異なる収容
部に収容、保管するようにしたプリント収容装置(所謂
ソータ)を備えている。このプリント収容装置は、一例
として図18に示すように構成される。なお、図18は
プリント収容装置の第1ソータ120及び第2ソータ1
22の一部(接続部分)が示されている。
までを単一の装置で自動的に処理するようにしたプリン
タプロセッサが普及しつつある。このプリンタプロセッ
サでは照合工程での照合が容易なように、多数の収容部
を備え多数枚のプリントをオーダ1件分毎に異なる収容
部に収容、保管するようにしたプリント収容装置(所謂
ソータ)を備えている。このプリント収容装置は、一例
として図18に示すように構成される。なお、図18は
プリント収容装置の第1ソータ120及び第2ソータ1
22の一部(接続部分)が示されている。
【0004】第1ソータ120は、水平から傾斜した方
向に沿って配設された無端のチェン124と、チェン1
24に取付けられた複数の収容板126と、を備え、収
容板126によって複数のプリント収容部が形成されて
いる。第2ソータ122(想像線で図示)も第1ソータ
120と同様に構成され、チェンが略水平方向に沿って
配設されている。第1ソータ120の図示しない他端側
は1枚毎にカットされた写真プリントPを集積する図示
しない集積部に対応しており、1件のオーダに対応する
写真プリントPが集積されると、集積された写真プリン
トPは図示しない挿入手段によって集積部に対応してい
る収容部内へ挿入される。
向に沿って配設された無端のチェン124と、チェン1
24に取付けられた複数の収容板126と、を備え、収
容板126によって複数のプリント収容部が形成されて
いる。第2ソータ122(想像線で図示)も第1ソータ
120と同様に構成され、チェンが略水平方向に沿って
配設されている。第1ソータ120の図示しない他端側
は1枚毎にカットされた写真プリントPを集積する図示
しない集積部に対応しており、1件のオーダに対応する
写真プリントPが集積されると、集積された写真プリン
トPは図示しない挿入手段によって集積部に対応してい
る収容部内へ挿入される。
【0005】第1ソータ120は、1件分の写真プリン
トPが収容部内に挿入される毎に、隣接する収容部が集
積部に対応するように図示しない駆動手段によってチェ
ン124が駆動される。これにより、第1ソータ120
の隣接する収容部に順次写真プリントPが収容される。
なお、第1ソータ120の収容部に挿入された写真プリ
ントPは、収容部の斜め下側を区画する収容板126に
寄り掛かった状態で支持される。
トPが収容部内に挿入される毎に、隣接する収容部が集
積部に対応するように図示しない駆動手段によってチェ
ン124が駆動される。これにより、第1ソータ120
の隣接する収容部に順次写真プリントPが収容される。
なお、第1ソータ120の収容部に挿入された写真プリ
ントPは、収容部の斜め下側を区画する収容板126に
寄り掛かった状態で支持される。
【0006】また、第1ソータ120と第2ソータ12
2との接続部には案内ロッド128が取付けられてお
り、接続部の側方には、第1ソータ120の収容部に収
容された写真プリントPを第2ソータ122の収容部へ
横移動させるための移動部材130が配設されている。
接続部まで移動された写真プリントPは、収容板126
が案内ロッド128より下方へ移動することによって案
内ロッド128に支持される(図18(A)参照)。移
動部材130は図示しない駆動手段によって図18紙面
手前方向へ突出するように移動される。写真プリントP
は移動部材130に押圧されることによって第1ソータ
120の収容部から第2ソータ122の収容部へ移動さ
れる。
2との接続部には案内ロッド128が取付けられてお
り、接続部の側方には、第1ソータ120の収容部に収
容された写真プリントPを第2ソータ122の収容部へ
横移動させるための移動部材130が配設されている。
接続部まで移動された写真プリントPは、収容板126
が案内ロッド128より下方へ移動することによって案
内ロッド128に支持される(図18(A)参照)。移
動部材130は図示しない駆動手段によって図18紙面
手前方向へ突出するように移動される。写真プリントP
は移動部材130に押圧されることによって第1ソータ
120の収容部から第2ソータ122の収容部へ移動さ
れる。
【0007】前述のように第1ソータ120及び第2ソ
ータ122には多数の収容部が形成されているので、プ
リント収容装置は多数件のオーダに対応する写真プリン
トPを収容することができる。なお、照合作業を行う場
合には、作業者は第2ソータ122の近傍に位置し、第
2ソータ122の1つの部屋に収容された写真プリント
Pを取り出してネガフィルムと照合し、取り出した写真
プリントP及び対応するネガフィルムを同一のDP袋に
収納する照合作業を行う。
ータ122には多数の収容部が形成されているので、プ
リント収容装置は多数件のオーダに対応する写真プリン
トPを収容することができる。なお、照合作業を行う場
合には、作業者は第2ソータ122の近傍に位置し、第
2ソータ122の1つの部屋に収容された写真プリント
Pを取り出してネガフィルムと照合し、取り出した写真
プリントP及び対応するネガフィルムを同一のDP袋に
収納する照合作業を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タプロセッサで処理される写真プリントPの寸法は一定
ではなく、例えばオーダ1件分毎に異なる寸法の写真プ
リントPを処理することがある。写真プリントPの寸
法、特に長さ方向寸法が大きくかつ多数枚の写真プリン
トPが第1ソータ120の収容部に収容された場合、例
えば図18(B)に示す写真プリントP1 が収容部に収
容された場合には、写真プリントPの自重により該収容
部の斜め下側を区画する収容板126の撓み量が大きく
なる。これにより、撓み量が大きくされた収容板126
の斜め下側の収容部が接続部に位置した状態(図18
(B)に示す状態)で、前記収容板126が移動部材1
30の移動範囲内へ突出するので、移動部材130が移
動する際に収容板126が移動部材130に干渉し、写
真プリントPが円滑に移動されないことがあった。
タプロセッサで処理される写真プリントPの寸法は一定
ではなく、例えばオーダ1件分毎に異なる寸法の写真プ
リントPを処理することがある。写真プリントPの寸
法、特に長さ方向寸法が大きくかつ多数枚の写真プリン
トPが第1ソータ120の収容部に収容された場合、例
えば図18(B)に示す写真プリントP1 が収容部に収
容された場合には、写真プリントPの自重により該収容
部の斜め下側を区画する収容板126の撓み量が大きく
なる。これにより、撓み量が大きくされた収容板126
の斜め下側の収容部が接続部に位置した状態(図18
(B)に示す状態)で、前記収容板126が移動部材1
30の移動範囲内へ突出するので、移動部材130が移
動する際に収容板126が移動部材130に干渉し、写
真プリントPが円滑に移動されないことがあった。
【0009】また、プリント収容装置において第2ソー
タ122へのプリントの移動は、プリントが揃っていな
い等の理由により失敗することがあり、前記移動が失敗
した場合にはアラームを発しオペレータに報知するよう
構成されていたが、オペレータを呼ぶ回数が多く、オペ
レータに負担をかけていた。
タ122へのプリントの移動は、プリントが揃っていな
い等の理由により失敗することがあり、前記移動が失敗
した場合にはアラームを発しオペレータに報知するよう
構成されていたが、オペレータを呼ぶ回数が多く、オペ
レータに負担をかけていた。
【0010】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、第1ソータから第2ソータへのプリントの移動を円
滑に行うことができるプリント収容装置を得ることが目
的である。
で、第1ソータから第2ソータへのプリントの移動を円
滑に行うことができるプリント収容装置を得ることが目
的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るプリント収容装置は、仕切板で区画され
た複数の収容部が傾斜して配列され前記収容部が循環移
動される第1ソータと、前記第1ソータに隣接して配設
された第2ソータと、前記第1ソータの収容部へプリン
トを挿入する挿入手段と、前記挿入手段によって挿入さ
れるプリントの寸法を検出する検出手段と、前記第1ソ
ータの収容部内に収容されたプリントを第2ソータへ移
動させる移動手段と、前記プリントの寸法が所定値未満
の場合には隣接する収容部に順次前記プリントが挿入さ
れ、前記プリントの寸法が所定値以上の場合にはプリン
トを挿入する収容部の斜め下側の収容部にプリントが挿
入されないように前記挿入手段を制御する制御手段と、
を有している。
に本発明に係るプリント収容装置は、仕切板で区画され
た複数の収容部が傾斜して配列され前記収容部が循環移
動される第1ソータと、前記第1ソータに隣接して配設
された第2ソータと、前記第1ソータの収容部へプリン
トを挿入する挿入手段と、前記挿入手段によって挿入さ
れるプリントの寸法を検出する検出手段と、前記第1ソ
ータの収容部内に収容されたプリントを第2ソータへ移
動させる移動手段と、前記プリントの寸法が所定値未満
の場合には隣接する収容部に順次前記プリントが挿入さ
れ、前記プリントの寸法が所定値以上の場合にはプリン
トを挿入する収容部の斜め下側の収容部にプリントが挿
入されないように前記挿入手段を制御する制御手段と、
を有している。
【0012】また、前記第2ソータは、仕切板で区画さ
れかつ循環移動可能に略水平方向に配列された複数の収
容部を備え、前記制御手段は、プリントの寸法に拘わら
ず第2ソータの隣接する収容部にプリントが順次移動さ
れるように前記移動手段を制御することが好ましい。
れかつ循環移動可能に略水平方向に配列された複数の収
容部を備え、前記制御手段は、プリントの寸法に拘わら
ず第2ソータの隣接する収容部にプリントが順次移動さ
れるように前記移動手段を制御することが好ましい。
【0013】また、前記移動手段は、前記第1ソータの
収容部に収容されたプリントを前記第2ソータ側へ押圧
して移動させる移動部材と、第2ソータへのプリントの
移動が完了したか否かを検出する検出手段と、を備え、
前記移動部材を複数回動作させても前記検出手段が移動
の完了を検出しなかった場合にアラームを発することが
好ましい。
収容部に収容されたプリントを前記第2ソータ側へ押圧
して移動させる移動部材と、第2ソータへのプリントの
移動が完了したか否かを検出する検出手段と、を備え、
前記移動部材を複数回動作させても前記検出手段が移動
の完了を検出しなかった場合にアラームを発することが
好ましい。
【0014】
【作用】本発明では、挿入手段によって第1ソータの収
容部に挿入されるプリントの寸法を検出し、プリントの
寸法が所定値以上の場合にはプリントを挿入する収容部
の斜め下側の収容部にプリントが挿入されないように挿
入手段を制御する。第1ソータの複数の収容部は傾斜し
て配列されているので、プリントの寸法が所定値以上の
場合には該プリントを収容する収容部の斜め下側を区画
する仕切板の撓み量が大きくなる。このため、前記収容
部の斜め下側の収容部に収容されたプリントを移動手段
によって移動させると、撓み量が大きくされた仕切板と
移動手段とが干渉し、プリントを円滑に移動させること
ができない。しかしながら、本発明では上記のように、
寸法が所定値以上のプリントを収容する収容部の斜め下
側の収容部にプリントが挿入されないように制御するの
で、撓み量が大きくされた仕切板が移動手段と干渉する
ことはない。
容部に挿入されるプリントの寸法を検出し、プリントの
寸法が所定値以上の場合にはプリントを挿入する収容部
の斜め下側の収容部にプリントが挿入されないように挿
入手段を制御する。第1ソータの複数の収容部は傾斜し
て配列されているので、プリントの寸法が所定値以上の
場合には該プリントを収容する収容部の斜め下側を区画
する仕切板の撓み量が大きくなる。このため、前記収容
部の斜め下側の収容部に収容されたプリントを移動手段
によって移動させると、撓み量が大きくされた仕切板と
移動手段とが干渉し、プリントを円滑に移動させること
ができない。しかしながら、本発明では上記のように、
寸法が所定値以上のプリントを収容する収容部の斜め下
側の収容部にプリントが挿入されないように制御するの
で、撓み量が大きくされた仕切板が移動手段と干渉する
ことはない。
【0015】また、プリントの寸法が所定値未満の場合
には、隣接する収容部に順次プリントが挿入されるよう
に制御する。プリントの寸法が所定値未満の場合には、
該プリントを収容する収容部の斜め下側を区画する仕切
板の撓み量が小さく、前記収容部の斜め下側の収容部に
プリントを収容させ、移動手段によってこのプリントを
移動させても前記仕切板と移動手段とが干渉することは
ない。このため、第2ソータへのプリントの移動が円滑
に行われると共に、第1ソータに形成された収容部を有
効利用し、多数件のプリントを収容することができる。
には、隣接する収容部に順次プリントが挿入されるよう
に制御する。プリントの寸法が所定値未満の場合には、
該プリントを収容する収容部の斜め下側を区画する仕切
板の撓み量が小さく、前記収容部の斜め下側の収容部に
プリントを収容させ、移動手段によってこのプリントを
移動させても前記仕切板と移動手段とが干渉することは
ない。このため、第2ソータへのプリントの移動が円滑
に行われると共に、第1ソータに形成された収容部を有
効利用し、多数件のプリントを収容することができる。
【0016】なお、第2ソータが、仕切板で区画されか
つ循環移動可能に略水平方向に配列された複数の収容部
を備え、プリントの寸法に拘わらず第2ソータの隣接す
る収容部にプリントが順次移動されるように移動手段を
制御することが好ましい。これにより、第2ソータに形
成された収容部を有効利用し、多数件のプリントを収容
することができる。なお、第2ソータの収容部を略水平
に配列しているので、収容部に寸法が所定値以上のプリ
ントが収容されても各収容部を区画する仕切板の撓み量
は小さく、プリントの移動等に悪影響を及ぼすことはな
い。
つ循環移動可能に略水平方向に配列された複数の収容部
を備え、プリントの寸法に拘わらず第2ソータの隣接す
る収容部にプリントが順次移動されるように移動手段を
制御することが好ましい。これにより、第2ソータに形
成された収容部を有効利用し、多数件のプリントを収容
することができる。なお、第2ソータの収容部を略水平
に配列しているので、収容部に寸法が所定値以上のプリ
ントが収容されても各収容部を区画する仕切板の撓み量
は小さく、プリントの移動等に悪影響を及ぼすことはな
い。
【0017】また、移動手段が、第1ソータの収容部に
収容されたプリントを第2ソータ側へ押圧して移動させ
る移動部材と、第2ソータへのプリントの移動が完了し
たか否かを検出する検出手段と、を備え、移動部材を複
数回動作させても検出手段が移動の完了を検出しなかっ
た場合にアラームを発することが好ましい。上記移動部
材によるプリントの移動はプリントが揃っていない等の
理由により失敗することがあるが、1回目の動作で移動
が失敗したもののプリントが揃い、2回目以降の動作で
移動が成功する可能性がある。本発明では移動部材を複
数回動作させてもプリントの移動が完了しなかった場合
にアラームを発するので、アラームを発する回数が減少
しオペレータの負担を減らすことができる。
収容されたプリントを第2ソータ側へ押圧して移動させ
る移動部材と、第2ソータへのプリントの移動が完了し
たか否かを検出する検出手段と、を備え、移動部材を複
数回動作させても検出手段が移動の完了を検出しなかっ
た場合にアラームを発することが好ましい。上記移動部
材によるプリントの移動はプリントが揃っていない等の
理由により失敗することがあるが、1回目の動作で移動
が失敗したもののプリントが揃い、2回目以降の動作で
移動が成功する可能性がある。本発明では移動部材を複
数回動作させてもプリントの移動が完了しなかった場合
にアラームを発するので、アラームを発する回数が減少
しオペレータの負担を減らすことができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1から図4には本発明が適用されたプリ
ンタプロセッサ10が示されている。最初に、このプリ
ンタプロセッサ10の全体構成を説明する。
に説明する。図1から図4には本発明が適用されたプリ
ンタプロセッサ10が示されている。最初に、このプリ
ンタプロセッサ10の全体構成を説明する。
【0019】(全体構成)このプリンタプロセッサ10
はプロセッサ部12の前方にプリント部13が、後方に
プリント送り出し部14が各々一体的に設けられてい
る。プリント部13には、予め現像処理されたネガフイ
ルムFがリール16に巻取られた状態でセットされる。
ネガフィルムFは先端部がリール16から引出されて図
示しない搬送手段によって搬送され、焼付位置に配置さ
れたネガマスク18を介して矢印A方向へ送り出され
る。
はプロセッサ部12の前方にプリント部13が、後方に
プリント送り出し部14が各々一体的に設けられてい
る。プリント部13には、予め現像処理されたネガフイ
ルムFがリール16に巻取られた状態でセットされる。
ネガフィルムFは先端部がリール16から引出されて図
示しない搬送手段によって搬送され、焼付位置に配置さ
れたネガマスク18を介して矢印A方向へ送り出され
る。
【0020】ネガマスク18の上方には光学系19が設
けられており、ネガマスク18の下方には光源部22が
設けられている。光学系19の上方には、ロール状に巻
き取られた長尺状の印画紙を収容するマガジン21が装
填されている。プリント部13では、マガジン21から
引出された印画紙に焼付位置に位置決めされたネガフイ
ルムFの画像を焼付け、1画像コマ毎にカットマーク付
与すると共にオーダ1件分毎にソートマークを付与し、
プロセッサ部12内へ搬送する。
けられており、ネガマスク18の下方には光源部22が
設けられている。光学系19の上方には、ロール状に巻
き取られた長尺状の印画紙を収容するマガジン21が装
填されている。プリント部13では、マガジン21から
引出された印画紙に焼付位置に位置決めされたネガフイ
ルムFの画像を焼付け、1画像コマ毎にカットマーク付
与すると共にオーダ1件分毎にソートマークを付与し、
プロセッサ部12内へ搬送する。
【0021】プロセッサ部12内には図示しない現像
槽、定着槽、水洗槽、乾燥部等が順次配列されている。
プロセッサ部12内で現像、定着、水洗、乾燥の各処理
が施された印画紙は、プロセッサ部12の下流側に配置
されたプリント送り出し部14で1画像コマ毎にカット
され、写真プリントPとして送り出される(図1矢印D
方向)。
槽、定着槽、水洗槽、乾燥部等が順次配列されている。
プロセッサ部12内で現像、定着、水洗、乾燥の各処理
が施された印画紙は、プロセッサ部12の下流側に配置
されたプリント送り出し部14で1画像コマ毎にカット
され、写真プリントPとして送り出される(図1矢印D
方向)。
【0022】プリント送り出し部14から送り出された
写真プリントPは横ソータ32に収積される。この横ソ
ータ32には第1ソーター34が隣接配置されている。
横ソータ32にオーダ1件分の写真プリントPが収積さ
れると、横ソータ32は写真プリントPを第1ソータ3
4へ移動させる。第1ソータ34に移動された写真プリ
ントPは矢印F方向へ搬送され、第1ソータ34に隣接
する第2ソータ36へ送られる。
写真プリントPは横ソータ32に収積される。この横ソ
ータ32には第1ソーター34が隣接配置されている。
横ソータ32にオーダ1件分の写真プリントPが収積さ
れると、横ソータ32は写真プリントPを第1ソータ3
4へ移動させる。第1ソータ34に移動された写真プリ
ントPは矢印F方向へ搬送され、第1ソータ34に隣接
する第2ソータ36へ送られる。
【0023】一方、ネガマスク18から矢印A方向に送
り出されたネガフイルムFは、複数個の案内ローラ24
によって矢印A方向と直交する矢印B方向へ案内され、
ネガカットインサータ26へ搬送される。このネガカッ
トインサータ26にはネガフイルムFの駒位置を検知し
ネガフイルムFを各オーダ毎に切断し、さらに数コマ毎
(一例として6コマ毎)のピースネガに切断するカッタ
ーを備えている。ピースネガを収容するためのネガシー
トSはシートリール28に巻き取られており、ピースネ
ガはネガ挿入部102においてシートリール28から引
き出されたネガシートS内へ順次挿入される。ネガシー
トSは1オーダ分のネガフイルムFを収容すると切断部
104で切断され、シート収積部29内に集積される。
り出されたネガフイルムFは、複数個の案内ローラ24
によって矢印A方向と直交する矢印B方向へ案内され、
ネガカットインサータ26へ搬送される。このネガカッ
トインサータ26にはネガフイルムFの駒位置を検知し
ネガフイルムFを各オーダ毎に切断し、さらに数コマ毎
(一例として6コマ毎)のピースネガに切断するカッタ
ーを備えている。ピースネガを収容するためのネガシー
トSはシートリール28に巻き取られており、ピースネ
ガはネガ挿入部102においてシートリール28から引
き出されたネガシートS内へ順次挿入される。ネガシー
トSは1オーダ分のネガフイルムFを収容すると切断部
104で切断され、シート収積部29内に集積される。
【0024】なお図11に示すように作業者25は、シ
ート収積部29に集積されたネガシートSに手が届き、
かつ第2ソータ36に収容された写真プリントPに手が
届く所定の作業位置に、第2ソータ36に沿って配設さ
れた照合台30に向かって(矢印C方向)座り、照合作
業を行う。すなわち、シート収積部29に集積されたネ
ガシートS及び第2ソータ36に収容された写真プリン
トPを取出して画像を照合し、1件のオーダに対応する
写真プリントPとネガフイルムFが収容されたネガシー
トSとを同一のDP袋に袋詰めする。
ート収積部29に集積されたネガシートSに手が届き、
かつ第2ソータ36に収容された写真プリントPに手が
届く所定の作業位置に、第2ソータ36に沿って配設さ
れた照合台30に向かって(矢印C方向)座り、照合作
業を行う。すなわち、シート収積部29に集積されたネ
ガシートS及び第2ソータ36に収容された写真プリン
トPを取出して画像を照合し、1件のオーダに対応する
写真プリントPとネガフイルムFが収容されたネガシー
トSとを同一のDP袋に袋詰めする。
【0025】なお、作業者25の近傍には第2ソータ3
6を連続移動させるために、手元にはスイッチ27が、
足元にはフットスイッチ31が、各々配設されている。
スイッチ27及びフットスイッチ31は制御回路96に
接続されている(図10参照)。次にプリント送り出し
部14、横ソータ32、第1ソータ34、第2ソータ3
6の詳細を説明する。
6を連続移動させるために、手元にはスイッチ27が、
足元にはフットスイッチ31が、各々配設されている。
スイッチ27及びフットスイッチ31は制御回路96に
接続されている(図10参照)。次にプリント送り出し
部14、横ソータ32、第1ソータ34、第2ソータ3
6の詳細を説明する。
【0026】(プリント送り出し部14の構成)図10
に示すように、プリント送り出し部14には印画紙搬送
路近傍に配置され印画紙に付与されたカットマークを検
出するカットマークセンサ94と、ソートマークを検出
するソートマークセンサ95と、が配設されている。カ
ットマークセンサ94及びソートマークセンサ95は制
御回路96に接続されており、検出結果を制御回路96
へ出力する。なお、プリンタプロセッサ10は幅寸法の
異なる複数種類の印画紙を処理可能とされているが、プ
リント送り出し部14を含む各処理部では、印画紙の幅
寸法に拘わらず幅方向の中心付近が略一定の位置を移動
するように印画紙を搬送する。
に示すように、プリント送り出し部14には印画紙搬送
路近傍に配置され印画紙に付与されたカットマークを検
出するカットマークセンサ94と、ソートマークを検出
するソートマークセンサ95と、が配設されている。カ
ットマークセンサ94及びソートマークセンサ95は制
御回路96に接続されており、検出結果を制御回路96
へ出力する。なお、プリンタプロセッサ10は幅寸法の
異なる複数種類の印画紙を処理可能とされているが、プ
リント送り出し部14を含む各処理部では、印画紙の幅
寸法に拘わらず幅方向の中心付近が略一定の位置を移動
するように印画紙を搬送する。
【0027】また印画紙搬送路に沿って配設された複数
の搬送ローラのうちの1つはエンコーダ97に連結され
ており、エンコーダ97は制御回路96に接続されてい
る。前記搬送ローラは印画紙の搬送量に応じて回転し、
この回転はエンコーダ97に伝達されて搬送ローラの回
転量、すなわち印画紙の搬送量に応じたパルス数のパル
ス信号に変換され、制御回路96へ出力される。このエ
ンコーダ97及び前記カットマークセンサ94は本発明
の検出手段を構成している。
の搬送ローラのうちの1つはエンコーダ97に連結され
ており、エンコーダ97は制御回路96に接続されてい
る。前記搬送ローラは印画紙の搬送量に応じて回転し、
この回転はエンコーダ97に伝達されて搬送ローラの回
転量、すなわち印画紙の搬送量に応じたパルス数のパル
ス信号に変換され、制御回路96へ出力される。このエ
ンコーダ97及び前記カットマークセンサ94は本発明
の検出手段を構成している。
【0028】カットマークセンサ94配設部位の下流側
には、印画紙搬送路を挟んで一対のカッタ98が対向配
置されている。カッタ98は制御回路96に接続されて
おり、制御回路96からの信号によって印画紙を1画像
コマ毎に切断する。切断された印画紙は写真プリントP
として、図5に示す送り出し口14Aを介してプリント
送り出し部14から送り出され、横ソータ32の後述す
る収容板42へ向けて自重によって落下され、収容板4
2上に写真プリントPの厚さ方向が水平に対して所定角
度を成すように集積される。
には、印画紙搬送路を挟んで一対のカッタ98が対向配
置されている。カッタ98は制御回路96に接続されて
おり、制御回路96からの信号によって印画紙を1画像
コマ毎に切断する。切断された印画紙は写真プリントP
として、図5に示す送り出し口14Aを介してプリント
送り出し部14から送り出され、横ソータ32の後述す
る収容板42へ向けて自重によって落下され、収容板4
2上に写真プリントPの厚さ方向が水平に対して所定角
度を成すように集積される。
【0029】なお、図5では送り出し口14Aの下方に
支持部材99が装着されている。支持部材99は着脱自
在とされており、送り出される写真プリントPの長手方
向寸法が小さい場合に装着され、送り出された写真プリ
ントPの下面を支持して収容板42への落下を安定させ
る役目を有している。
支持部材99が装着されている。支持部材99は着脱自
在とされており、送り出される写真プリントPの長手方
向寸法が小さい場合に装着され、送り出された写真プリ
ントPの下面を支持して収容板42への落下を安定させ
る役目を有している。
【0030】(横ソータ32の構成)図5に示すよう
に、横ソータ32は上方に向けて開放された略コ字型の
収容板42を備えている。また、プリント送り出し部1
4のケーシングの上部には、ブラケット37を介してガ
イドとしての帯状のテープ38が取付けられており、テ
ープ38の先端部は収容板42の底部付近まで延設され
ている。テープ38は可撓性を有する部材(例えばフィ
ルムのベースとして用いられるポリエステル等)で形成
されており、幅寸法がプリンタプロセッサ10で処理可
能な最も幅寸法の小さい印画紙よりも小さくされてい
る。また、テープ38の中間部は、送り出し口14Aか
ら送り出された写真プリントPが収容板42へ向けて落
下した時の写真プリントPの幅方向中心付近の移動軌跡
に略沿うように配設されている。
に、横ソータ32は上方に向けて開放された略コ字型の
収容板42を備えている。また、プリント送り出し部1
4のケーシングの上部には、ブラケット37を介してガ
イドとしての帯状のテープ38が取付けられており、テ
ープ38の先端部は収容板42の底部付近まで延設され
ている。テープ38は可撓性を有する部材(例えばフィ
ルムのベースとして用いられるポリエステル等)で形成
されており、幅寸法がプリンタプロセッサ10で処理可
能な最も幅寸法の小さい印画紙よりも小さくされてい
る。また、テープ38の中間部は、送り出し口14Aか
ら送り出された写真プリントPが収容板42へ向けて落
下した時の写真プリントPの幅方向中心付近の移動軌跡
に略沿うように配設されている。
【0031】プリント送り出し口14Aを介して送り出
される写真プリントPは、プロセッサ部12における乾
燥処理で加熱され幅方向の一端から他端に亘って湾曲し
た状態、すなわちカールした状態となっている。テープ
38は写真プリントPのカールの内側となる面に対応す
るように配設されている。
される写真プリントPは、プロセッサ部12における乾
燥処理で加熱され幅方向の一端から他端に亘って湾曲し
た状態、すなわちカールした状態となっている。テープ
38は写真プリントPのカールの内側となる面に対応す
るように配設されている。
【0032】一方、収容板42を挟んでプリント送り出
し部14の反対側には、収容板42の上部に斜め方向に
沿うようにプレート39が取付けられており、このプレ
ート39にはブラケット41を介して押圧部材としての
帯状のテープ40が取付けられている。テープ40もテ
ープ38と同様に可撓性を有する部材で形成されてい
る。テープ40の先端部は収容板42の底部付近まで延
設されてテープ38の先端部付近と接触している。
し部14の反対側には、収容板42の上部に斜め方向に
沿うようにプレート39が取付けられており、このプレ
ート39にはブラケット41を介して押圧部材としての
帯状のテープ40が取付けられている。テープ40もテ
ープ38と同様に可撓性を有する部材で形成されてい
る。テープ40の先端部は収容板42の底部付近まで延
設されてテープ38の先端部付近と接触している。
【0033】また、収容板42の第1ソータ34側の端
部近傍には、ガイドロッド33が取付けられている。ガ
イドロッド33はプレート39が取付けられている側か
ら突出しており、収容板42のプリント送り出し部14
側の側壁との距離が第1ソータ36側へ向けて徐々に小
さくなるように屈曲されている(図3も参照)。これに
より、収容板42上に集積され後述するロッド50に押
圧されて移動される写真プリントPの通路は、幅が写真
プリントPの移動方向下流側、すなわち第1ソータ34
側へ向けて徐々に小さくなるように形成されている。
部近傍には、ガイドロッド33が取付けられている。ガ
イドロッド33はプレート39が取付けられている側か
ら突出しており、収容板42のプリント送り出し部14
側の側壁との距離が第1ソータ36側へ向けて徐々に小
さくなるように屈曲されている(図3も参照)。これに
より、収容板42上に集積され後述するロッド50に押
圧されて移動される写真プリントPの通路は、幅が写真
プリントPの移動方向下流側、すなわち第1ソータ34
側へ向けて徐々に小さくなるように形成されている。
【0034】図6に示すように、収容板42の第1ソー
タ34側の端部には、図示しない支持部材によって回転
可能に支持されたシャフト43が配置されており、シャ
フト43の両端には一対のスプロケットホイル44A、
44Bが固着されている。また、長手方向他端側にも、
同様に一対のスプロケットホイル46A、46Bが固着
されたシャフト45が配置されている。スプロケットホ
イル44A及び46Aとスプロケットホイル44B及び
46Bとには各々無端のチェン47が掛け渡されてい
る。チェン47はモータ48(図10参照)の駆動力が
伝達されて回転する。モータ48はドライバ49を介し
て制御回路96に接続されており、制御回路96によっ
て駆動が制御される。
タ34側の端部には、図示しない支持部材によって回転
可能に支持されたシャフト43が配置されており、シャ
フト43の両端には一対のスプロケットホイル44A、
44Bが固着されている。また、長手方向他端側にも、
同様に一対のスプロケットホイル46A、46Bが固着
されたシャフト45が配置されている。スプロケットホ
イル44A及び46Aとスプロケットホイル44B及び
46Bとには各々無端のチェン47が掛け渡されてい
る。チェン47はモータ48(図10参照)の駆動力が
伝達されて回転する。モータ48はドライバ49を介し
て制御回路96に接続されており、制御回路96によっ
て駆動が制御される。
【0035】2本のチェン47の間には2本のロッド5
0が掛け渡されて固定されている。収容板42のコ字状
の両脚部には、チェン47が回転されたときのロッド5
0の移動軌跡に対応して長手方向に沿って溝51が設け
られている。従って、チェン47が回転されるとロッド
50は溝51を通って収容板42の内側を移動し、さら
にチェン47が回転されるとロッド50は収容板42の
下方を通って循環移動される。モータ48はロッド50
が収容板42の内側を矢印E方向に移動するようにチェ
ン47を回転させる。横ソータ32のロッド50、チェ
ン47及びモータ48は本発明の挿入手段を構成し、前
述のようにチェン47が回転されることにより、収容板
42内に集積された写真プリントPはロッド50に押圧
され矢印E方向、すなわち第1ソータ34へ向けて移動
され、横ソータ32に対応する挿入部60に位置してい
る収容部(後述)内に収容される。
0が掛け渡されて固定されている。収容板42のコ字状
の両脚部には、チェン47が回転されたときのロッド5
0の移動軌跡に対応して長手方向に沿って溝51が設け
られている。従って、チェン47が回転されるとロッド
50は溝51を通って収容板42の内側を移動し、さら
にチェン47が回転されるとロッド50は収容板42の
下方を通って循環移動される。モータ48はロッド50
が収容板42の内側を矢印E方向に移動するようにチェ
ン47を回転させる。横ソータ32のロッド50、チェ
ン47及びモータ48は本発明の挿入手段を構成し、前
述のようにチェン47が回転されることにより、収容板
42内に集積された写真プリントPはロッド50に押圧
され矢印E方向、すなわち第1ソータ34へ向けて移動
され、横ソータ32に対応する挿入部60に位置してい
る収容部(後述)内に収容される。
【0036】(第1ソータ34の構成)第1ソータ34
は、横ソータ32と略同高さに配置される上スプロケッ
トホイル54と、上スプロケットホイル54の斜め下方
に回転軸が平行となるように配置された下スプロケット
ホイル55と、を備えている。前記一対のスプロケット
には無端チェン56が巻き掛けられている。この無端チ
ェン56には、一端側が略直角に屈曲されて取付部58
Aが形成された多数枚の収容板58が、一定のピッチPT
隔てて無端チェン56から直角に突出するように取付け
られている。
は、横ソータ32と略同高さに配置される上スプロケッ
トホイル54と、上スプロケットホイル54の斜め下方
に回転軸が平行となるように配置された下スプロケット
ホイル55と、を備えている。前記一対のスプロケット
には無端チェン56が巻き掛けられている。この無端チ
ェン56には、一端側が略直角に屈曲されて取付部58
Aが形成された多数枚の収容板58が、一定のピッチPT
隔てて無端チェン56から直角に突出するように取付け
られている。
【0037】対向する収容板58の間は写真プリントP
の収容部とされており、前記挿入部60に位置している
収容部に写真プリントPが挿入されると、収容部の底部
を形成する前記取付部58Aは写真プリントPの下側の
エッジを支持する。この状態で、収容部に配置された写
真プリントPは該収容部と斜め下方に配置された収容部
とを区画する収容板58に寄りかかって支持されること
になり、前記収容板58は写真プリントPの重量によっ
て多少の撓みが生ずる。
の収容部とされており、前記挿入部60に位置している
収容部に写真プリントPが挿入されると、収容部の底部
を形成する前記取付部58Aは写真プリントPの下側の
エッジを支持する。この状態で、収容部に配置された写
真プリントPは該収容部と斜め下方に配置された収容部
とを区画する収容板58に寄りかかって支持されること
になり、前記収容板58は写真プリントPの重量によっ
て多少の撓みが生ずる。
【0038】無端チェン56はモータ62(図10参
照)の駆動力が伝達されて矢印F方向に移動され、これ
に伴って収容部が循環移動され、挿入部60で写真プリ
ントPが挿入された収容部は第2ソータ36に対応する
取出部61へ向けて移動される。なお、モータ62はド
ライバ63を介して制御回路96に接続されており、制
御回路96によって駆動が制御される。
照)の駆動力が伝達されて矢印F方向に移動され、これ
に伴って収容部が循環移動され、挿入部60で写真プリ
ントPが挿入された収容部は第2ソータ36に対応する
取出部61へ向けて移動される。なお、モータ62はド
ライバ63を介して制御回路96に接続されており、制
御回路96によって駆動が制御される。
【0039】図6に示すように、第1ソータ34の取出
部61と第2ソータ36の挿入部88との間には、案内
ロッド66が配設されている。案内ロッド66は、図示
しないフレームに取付けられたブラケットに長手方向中
間部が固着されて配置されている。案内ロッド66は一
端が第1ソータ34の取出部61に入り込んでおり、他
端は第2ソータ36の挿入部60に入り込んでいる。こ
のため、前記一端と収容板58とが当接しないように各
収容板58には切欠部58Bが形成されている。なお、
案内ロッド66の両端は第1ソータ34、第2ソータ3
6の幅方向中央部よりも外方に延長されており、写真プ
リントPを確実に支持できるようになっている。
部61と第2ソータ36の挿入部88との間には、案内
ロッド66が配設されている。案内ロッド66は、図示
しないフレームに取付けられたブラケットに長手方向中
間部が固着されて配置されている。案内ロッド66は一
端が第1ソータ34の取出部61に入り込んでおり、他
端は第2ソータ36の挿入部60に入り込んでいる。こ
のため、前記一端と収容板58とが当接しないように各
収容板58には切欠部58Bが形成されている。なお、
案内ロッド66の両端は第1ソータ34、第2ソータ3
6の幅方向中央部よりも外方に延長されており、写真プ
リントPを確実に支持できるようになっている。
【0040】取出部61へ至った第1ソータ34の収容
板58は下スプロケットホイル55への巻掛部付近で反
転される。写真プリントPに寄り掛かられている収容板
58の反転時には、収容板58が案内ロッド66よりも
下方へ回転した状態で前記写真プリントPが案内ロッド
66に受け渡される(図7参照)。なお、図7に示すよ
うに、写真プリントPの長手方向寸法が大きい場合に
は、写真プリントPはプリンタプロセッサ10のケーシ
ング64の端部にも支持されることになる。
板58は下スプロケットホイル55への巻掛部付近で反
転される。写真プリントPに寄り掛かられている収容板
58の反転時には、収容板58が案内ロッド66よりも
下方へ回転した状態で前記写真プリントPが案内ロッド
66に受け渡される(図7参照)。なお、図7に示すよ
うに、写真プリントPの長手方向寸法が大きい場合に
は、写真プリントPはプリンタプロセッサ10のケーシ
ング64の端部にも支持されることになる。
【0041】第1ソータ34の取出部61を挟んで第2
ソータ36配設部位の反対側にはプッシャー68が配置
されている。プッシャー68はスライドバー69の一端
に固着されており、スライドバー69はローラ46によ
って写真プリントPの送り出し方向(矢印G方向)に移
動可能とされている。スライドバー69はレバー70の
先端部付近に連結されており、レバー70は中間部がク
ランク71へ連結されている。クランク71はモータ7
2の駆動軸に取付けられている。モータ72はドライバ
73を介して制御回路96に接続されている(図10参
照)。クランク71がモータ72の駆動力によって回転
されるとレバー70が往復揺動し、プッシャー68が第
2ソータ36へ往復移動される。これらプッシャー6
8、スライドバー69、レバー70、クランク71、モ
ータ72は本発明の移動手段を構成している。
ソータ36配設部位の反対側にはプッシャー68が配置
されている。プッシャー68はスライドバー69の一端
に固着されており、スライドバー69はローラ46によ
って写真プリントPの送り出し方向(矢印G方向)に移
動可能とされている。スライドバー69はレバー70の
先端部付近に連結されており、レバー70は中間部がク
ランク71へ連結されている。クランク71はモータ7
2の駆動軸に取付けられている。モータ72はドライバ
73を介して制御回路96に接続されている(図10参
照)。クランク71がモータ72の駆動力によって回転
されるとレバー70が往復揺動し、プッシャー68が第
2ソータ36へ往復移動される。これらプッシャー6
8、スライドバー69、レバー70、クランク71、モ
ータ72は本発明の移動手段を構成している。
【0042】図9に示すように、プッシャー68には切
欠68Aが設けられており、前記案内ロッド66に干渉
することなく案内ロッド66に支持された写真プリント
Pに接触し、写真プリントPを第2ソータ36へ向けて
矢印G方向に送り出す。またプッシャー68には、写真
プリントPとの接触時に写真プリントPの上面に対応す
る辺と、下面に対応する辺と、の各々に、第2ソータ3
6へ向けて突出するフランジ68B、68Cが形成され
ている。
欠68Aが設けられており、前記案内ロッド66に干渉
することなく案内ロッド66に支持された写真プリント
Pに接触し、写真プリントPを第2ソータ36へ向けて
矢印G方向に送り出す。またプッシャー68には、写真
プリントPとの接触時に写真プリントPの上面に対応す
る辺と、下面に対応する辺と、の各々に、第2ソータ3
6へ向けて突出するフランジ68B、68Cが形成され
ている。
【0043】図8に示すように、第1ソータ34の取出
部61よりも若干上流側、より詳しくは第1ソータ34
の取出部61よりも収容部の1ピッチ分だけ上流側には
リミットスイッチ74が設けられている。リミットスイ
ッチ74の検出アーム74Aは収容板58の切欠部58
Bと反対側に設けられた切欠部58C内へ入り込んでお
り、収容板58に支持されている写真プリントPの端部
と当接して写真プリントPの有無を検出できるようにな
っている。リミットスイッチ74は制御回路96に接続
されており、検出結果を制御回路96へ出力する。
部61よりも若干上流側、より詳しくは第1ソータ34
の取出部61よりも収容部の1ピッチ分だけ上流側には
リミットスイッチ74が設けられている。リミットスイ
ッチ74の検出アーム74Aは収容板58の切欠部58
Bと反対側に設けられた切欠部58C内へ入り込んでお
り、収容板58に支持されている写真プリントPの端部
と当接して写真プリントPの有無を検出できるようにな
っている。リミットスイッチ74は制御回路96に接続
されており、検出結果を制御回路96へ出力する。
【0044】また、取出部61を挟んでプッシャー68
側には発光素子76Aが、第2ソータ36側には受光素
子76Bが各々配設されている。これら発光素子76A
及び受光素子76Bはセンサ76(図10参照)を構成
しており、制御回路96に接続されている。発光素子7
6Aから射出された光は、取出部61に写真プリントP
が存在していない場合には受光素子76Bで受光され、
写真プリントPが存在している場合には該写真プリント
Pによって反射され受光素子76Bに到達しないように
なっている。これにより、写真プリントPが取出部61
に存在しているか否かが検出される。
側には発光素子76Aが、第2ソータ36側には受光素
子76Bが各々配設されている。これら発光素子76A
及び受光素子76Bはセンサ76(図10参照)を構成
しており、制御回路96に接続されている。発光素子7
6Aから射出された光は、取出部61に写真プリントP
が存在していない場合には受光素子76Bで受光され、
写真プリントPが存在している場合には該写真プリント
Pによって反射され受光素子76Bに到達しないように
なっている。これにより、写真プリントPが取出部61
に存在しているか否かが検出される。
【0045】(第2ソータ36の構成)第2ソータ36
は、同高さに配置された第1スプロケットホイル82と
第2スプロケットホイル83との間に無端チェン84が
掛け渡されており、この無端チェン84に収容板86の
取付部86Aが固着されて収容部が形成されている。無
端チェン84はモータ78(図10参照)の駆動力が伝
達されることによって矢印H方向に回転し、これに伴っ
て収容板86及び各収容部が循環移動される。モータ7
8はドライバ79を介して制御回路96に接続されてお
り、制御回路96によって駆動が制御される。なお、前
述のフットスイッチ31も制御回路96に接続されてい
る。
は、同高さに配置された第1スプロケットホイル82と
第2スプロケットホイル83との間に無端チェン84が
掛け渡されており、この無端チェン84に収容板86の
取付部86Aが固着されて収容部が形成されている。無
端チェン84はモータ78(図10参照)の駆動力が伝
達されることによって矢印H方向に回転し、これに伴っ
て収容板86及び各収容部が循環移動される。モータ7
8はドライバ79を介して制御回路96に接続されてお
り、制御回路96によって駆動が制御される。なお、前
述のフットスイッチ31も制御回路96に接続されてい
る。
【0046】これらの収容板86にも第2ソータ36側
へ突出する案内ロッド66の端部に対応して切欠部86
Bが形成されている。第2ソータ36は第1ソータ34
の取出部61に対応した部分が挿入部88とされ、水平
方向の反対側にある第2スプロケットホイル83に対応
した部分が取出部89とされている。挿入部88から取
出部89の間で写真プリントPを取り出せない場合には
収容板86が第2スプロケットホイル83を中心にして
反転して下方へ移動するので、収容された写真プリント
Pは載置部92(図2参照)に落下されるようになって
いる。
へ突出する案内ロッド66の端部に対応して切欠部86
Bが形成されている。第2ソータ36は第1ソータ34
の取出部61に対応した部分が挿入部88とされ、水平
方向の反対側にある第2スプロケットホイル83に対応
した部分が取出部89とされている。挿入部88から取
出部89の間で写真プリントPを取り出せない場合には
収容板86が第2スプロケットホイル83を中心にして
反転して下方へ移動するので、収容された写真プリント
Pは載置部92(図2参照)に落下されるようになって
いる。
【0047】図7及び図8に示すように、第1ソータ3
4の取出部61及び第2ソータ36の挿入部88におい
て、収容板86は案内ロッド66よりも若干下方に配置
された状態で移動が停止され、収容板58はこの収容板
86よりもさらに下方に配置された状態で移動が停止さ
れる。従って、案内ロッド66上へ載置された写真プリ
ントPはプッシャー68がモータ72で矢印G方向に駆
動されると一端66Aから一端66B上へスライドし、
第2ソータ36の収容板86よりも若干だけ上方に移動
される。この状態で第2ソータ36が矢印H方向に移動
すると一端66B上に載置されている写真プリントPが
収容板86に掬い取られて第2ソータ36へ受け渡され
るようになっている。
4の取出部61及び第2ソータ36の挿入部88におい
て、収容板86は案内ロッド66よりも若干下方に配置
された状態で移動が停止され、収容板58はこの収容板
86よりもさらに下方に配置された状態で移動が停止さ
れる。従って、案内ロッド66上へ載置された写真プリ
ントPはプッシャー68がモータ72で矢印G方向に駆
動されると一端66Aから一端66B上へスライドし、
第2ソータ36の収容板86よりも若干だけ上方に移動
される。この状態で第2ソータ36が矢印H方向に移動
すると一端66B上に載置されている写真プリントPが
収容板86に掬い取られて第2ソータ36へ受け渡され
るようになっている。
【0048】この受渡し動作を円滑に行うために第2ソ
ータ36のスプロケットホイル82は第1ソータ34の
スプロケットホイル55よりも、長さLだけ下方に配置
されている(図7参照)。
ータ36のスプロケットホイル82は第1ソータ34の
スプロケットホイル55よりも、長さLだけ下方に配置
されている(図7参照)。
【0049】なお、第2ソータ36の取出部89の直前
等の必要位置には、各収容部にある写真プリントPの有
無を検出するためのセンサ90(図2及び図3参照)が
設けられており、このセンサ90は収容板86の切欠部
86Bに対応している。
等の必要位置には、各収容部にある写真プリントPの有
無を検出するためのセンサ90(図2及び図3参照)が
設けられており、このセンサ90は収容板86の切欠部
86Bに対応している。
【0050】(本実施例の作用)次に、図12乃至図1
5のフローチャートを参照して本実施例の作用を説明す
る。まず図12のフローチャートを参照して本実施例の
メインルーチンを説明する。なお、このメインルーチン
は、プロセッサ部12で処理された印画紙の先端部がプ
リント送り出し部14に到達すると実行される。
5のフローチャートを参照して本実施例の作用を説明す
る。まず図12のフローチャートを参照して本実施例の
メインルーチンを説明する。なお、このメインルーチン
は、プロセッサ部12で処理された印画紙の先端部がプ
リント送り出し部14に到達すると実行される。
【0051】ステップ200では制御回路96のメモリ
上に設けられたフラグ用のエリアを「0」にすると共
に、後述するカウンタのカウント値を「0」にする。ス
テップ202では印画紙を搬送する。この搬送に伴って
搬送路に沿って複数配設された搬送ローラが回転し、エ
ンコーダ97から印画紙の搬送量に応じたパルス数のパ
ルス信号が出力される。ステップ204ではカットマー
クセンサ94が印画紙のエッジ等に付与されるカットマ
ークを検出したか否か判定する。ステップ204の判定
が否定された場合にはステップ202へ戻り、ステップ
204の判定が肯定されるまで印画紙の搬送を継続す
る。
上に設けられたフラグ用のエリアを「0」にすると共
に、後述するカウンタのカウント値を「0」にする。ス
テップ202では印画紙を搬送する。この搬送に伴って
搬送路に沿って複数配設された搬送ローラが回転し、エ
ンコーダ97から印画紙の搬送量に応じたパルス数のパ
ルス信号が出力される。ステップ204ではカットマー
クセンサ94が印画紙のエッジ等に付与されるカットマ
ークを検出したか否か判定する。ステップ204の判定
が否定された場合にはステップ202へ戻り、ステップ
204の判定が肯定されるまで印画紙の搬送を継続す
る。
【0052】ステップ204の判定が肯定されるとステ
ップ206へ移行し、前記フラグ用のエリアが「0」か
否か判定する。ステップ206の判定が肯定されると、
ステップ208でカウント値が「0」か否か判定する。
ステップ208の判定が肯定された場合には、ステップ
210でエンコーダ97から入力されるパルス信号のパ
ルス数のカウントを開始する。ステップ214では印画
紙をカットマークセンサ94配設部位とカッタ98配設
部位との距離に相当する所定距離だけ搬送した後に、カ
ッタ98を作動させて印画紙のカット処理を行う。この
とき、カットマークが付与された部分が除去されるよう
にカッタ98は2回作動される。これにより、印画紙先
端の不要部分が除去される。
ップ206へ移行し、前記フラグ用のエリアが「0」か
否か判定する。ステップ206の判定が肯定されると、
ステップ208でカウント値が「0」か否か判定する。
ステップ208の判定が肯定された場合には、ステップ
210でエンコーダ97から入力されるパルス信号のパ
ルス数のカウントを開始する。ステップ214では印画
紙をカットマークセンサ94配設部位とカッタ98配設
部位との距離に相当する所定距離だけ搬送した後に、カ
ッタ98を作動させて印画紙のカット処理を行う。この
とき、カットマークが付与された部分が除去されるよう
にカッタ98は2回作動される。これにより、印画紙先
端の不要部分が除去される。
【0053】ステップ216では印画紙に付与されたソ
ートマークがソートマークセンサ95によって検出され
たか否か判定する。ステップ216の判定が否定された
場合にはステップ202へ戻り、印画紙の搬送を再開す
る。再びカットマークが検出されると、ステップ20
4、206の判定が肯定されると共に、パルス数のカウ
ントが行われているのでステップ208の判定が否定さ
れ、ステップ212でカウントを停止すると共に現在の
カウント値を記憶する。この記憶したカウント値は1件
のオーダの先頭の写真プリントPの長手方向寸法に対応
している。また本ステップ212ではフラグ用のエリア
を「1」にする。これにより、次にフラグ用エリアが
「0」にされるまでの間はステップ206の判定が否定
され、パルスのカウントは行われない。
ートマークがソートマークセンサ95によって検出され
たか否か判定する。ステップ216の判定が否定された
場合にはステップ202へ戻り、印画紙の搬送を再開す
る。再びカットマークが検出されると、ステップ20
4、206の判定が肯定されると共に、パルス数のカウ
ントが行われているのでステップ208の判定が否定さ
れ、ステップ212でカウントを停止すると共に現在の
カウント値を記憶する。この記憶したカウント値は1件
のオーダの先頭の写真プリントPの長手方向寸法に対応
している。また本ステップ212ではフラグ用のエリア
を「1」にする。これにより、次にフラグ用エリアが
「0」にされるまでの間はステップ206の判定が否定
され、パルスのカウントは行われない。
【0054】次のステップ214でのカット処理によ
り、切断された印画紙の先端部は写真プリントPとして
送り出し口14Aを介して送り出され、横ソータ32の
収容板42へ向けて落下する。このとき、写真プリント
Pはプロセッサ部12における乾燥処理で加熱されて幅
方向の一端から他端に亘って湾曲した状態、すなわちカ
ールした状態となっている。しかしながら、送り出し口
14Aの外方には、プリント送り出し部14から収容板
42に亘り写真プリントP落下時の幅方向中心付近の移
動軌跡に略沿うようにテープ38が配設されているの
で、図16に示すように写真プリントPは幅方向中心付
近がテープ38に対応した状態で矢印D方向へ落下され
る。
り、切断された印画紙の先端部は写真プリントPとして
送り出し口14Aを介して送り出され、横ソータ32の
収容板42へ向けて落下する。このとき、写真プリント
Pはプロセッサ部12における乾燥処理で加熱されて幅
方向の一端から他端に亘って湾曲した状態、すなわちカ
ールした状態となっている。しかしながら、送り出し口
14Aの外方には、プリント送り出し部14から収容板
42に亘り写真プリントP落下時の幅方向中心付近の移
動軌跡に略沿うようにテープ38が配設されているの
で、図16に示すように写真プリントPは幅方向中心付
近がテープ38に対応した状態で矢印D方向へ落下され
る。
【0055】前述のように、写真プリントPは幅方向の
一端から他端に亘ってカールしており、テープ38の幅
寸法は写真プリントPのプリントの幅寸法よりも充分小
さいので、、プリントが落下している状態でテープ38
の幅方向両端部が写真プリントPに接触し、写真プリン
トPが幅方向(矢印D方向と直交する方向)に移動する
ことが制限され、収容板42上のおおよそ一定の位置に
落下する。ステップ216の判定が肯定されるまではス
テップ202乃至ステップ216の処理が繰り返される
ので、プリント送り出し部14から1件のオーダに対応
する写真プリントPが次々に送り出され、収容板42に
向けて落下する。
一端から他端に亘ってカールしており、テープ38の幅
寸法は写真プリントPのプリントの幅寸法よりも充分小
さいので、、プリントが落下している状態でテープ38
の幅方向両端部が写真プリントPに接触し、写真プリン
トPが幅方向(矢印D方向と直交する方向)に移動する
ことが制限され、収容板42上のおおよそ一定の位置に
落下する。ステップ216の判定が肯定されるまではス
テップ202乃至ステップ216の処理が繰り返される
ので、プリント送り出し部14から1件のオーダに対応
する写真プリントPが次々に送り出され、収容板42に
向けて落下する。
【0056】これにより、収容板42上に既に落下して
集積されている写真プリントPは、落下してくる写真プ
リントPに接触し干渉することがあるが、収容板42上
に落下して集積されている写真プリントPは可撓性を有
するテープ40の撓みにより幅方向中心付近が厚さ方向
(図16矢印I方向)へ押圧されているので、幅方向へ
の移動が制限される。さらに収容板42上の写真プリン
トPの集積量が徐々に増加し、集積された写真プリント
P全体の厚み寸法が大きくなっても、テープ40の撓み
量が大きくなることによってさらに押圧力が増加される
ので、写真プリントPは幅方向位置が一定の状態で安定
して収容板42上に集積される。
集積されている写真プリントPは、落下してくる写真プ
リントPに接触し干渉することがあるが、収容板42上
に落下して集積されている写真プリントPは可撓性を有
するテープ40の撓みにより幅方向中心付近が厚さ方向
(図16矢印I方向)へ押圧されているので、幅方向へ
の移動が制限される。さらに収容板42上の写真プリン
トPの集積量が徐々に増加し、集積された写真プリント
P全体の厚み寸法が大きくなっても、テープ40の撓み
量が大きくなることによってさらに押圧力が増加される
ので、写真プリントPは幅方向位置が一定の状態で安定
して収容板42上に集積される。
【0057】1件のオーダに対応する写真プリントPが
集積されると、ソートマークセンサ95によってソート
マークが検出され、ステップ216の判定が肯定され、
ステップ218へ移行する。ステップ218では前記ス
テップ212で記憶したカウント値が所定値以上か否か
判定する。前記所定値としては、例えば長手方向寸法が
110mm の場合のパルス数のカウント値が設定されてお
り、写真プリントPの長手方向寸法が110mm 未満(例え
ばEサイズ、Lサイズ等)であれば前記判定が否定さ
れ、ステップ220でメモリ上に設けられた第1ソータ
34の移動ピッチ格納用のエリアを「1」とする。ま
た、長手方向寸法が110mm 以上(例えばブローニサイ
ズ、パノラマサイズ等)であれば前記判定が肯定され、
ステップ222で前記移動ピッチ格納用のエリアを
「2」にする。
集積されると、ソートマークセンサ95によってソート
マークが検出され、ステップ216の判定が肯定され、
ステップ218へ移行する。ステップ218では前記ス
テップ212で記憶したカウント値が所定値以上か否か
判定する。前記所定値としては、例えば長手方向寸法が
110mm の場合のパルス数のカウント値が設定されてお
り、写真プリントPの長手方向寸法が110mm 未満(例え
ばEサイズ、Lサイズ等)であれば前記判定が否定さ
れ、ステップ220でメモリ上に設けられた第1ソータ
34の移動ピッチ格納用のエリアを「1」とする。ま
た、長手方向寸法が110mm 以上(例えばブローニサイ
ズ、パノラマサイズ等)であれば前記判定が肯定され、
ステップ222で前記移動ピッチ格納用のエリアを
「2」にする。
【0058】次のステップ224ではソータ駆動処理を
行う。このソータ駆動処理の詳細については後述する。
次のステップ226では例えば印画紙の後端を検出する
ことにより処理する写真プリントPが無くなったか否か
判定する。ステップ226の判定が否定された場合には
ステップ200へ戻り、フラグ用のエリア及びカウント
値を「0」にして上記処理を繰り返す。これにより次の
1件のオーダに対しても、対応する写真プリントPを1
枚毎にカットすると共に、先頭の写真プリントPの長手
方向寸法を検出する。なお、ステップ226の判定が肯
定された場合には本メインルーチンの処理を終了する。
行う。このソータ駆動処理の詳細については後述する。
次のステップ226では例えば印画紙の後端を検出する
ことにより処理する写真プリントPが無くなったか否か
判定する。ステップ226の判定が否定された場合には
ステップ200へ戻り、フラグ用のエリア及びカウント
値を「0」にして上記処理を繰り返す。これにより次の
1件のオーダに対しても、対応する写真プリントPを1
枚毎にカットすると共に、先頭の写真プリントPの長手
方向寸法を検出する。なお、ステップ226の判定が肯
定された場合には本メインルーチンの処理を終了する。
【0059】次に、図13のフローチャートを参照して
ソータ駆動処理の詳細を説明する。なお本ルーチンが実
行されるときには、前述のように横ソータ32の収容板
42上には1件のオーダに対応する写真プリントPが集
積されており、かつ移動ピッチ格納用のエリアに「1」
または「2」が設定されている。
ソータ駆動処理の詳細を説明する。なお本ルーチンが実
行されるときには、前述のように横ソータ32の収容板
42上には1件のオーダに対応する写真プリントPが集
積されており、かつ移動ピッチ格納用のエリアに「1」
または「2」が設定されている。
【0060】ステップ250ではリミットスイッチ74
がオンか否か判定する。リミットスイッチ74がオフの
場合は検出アーム74Aが写真プリントPに接触してい
ない状態であり、第1ソータ34の取出部61よりも収
容部の1ピッチ分だけ上流側の収容部に写真プリントP
が収容されていない。この場合にはステップ252でモ
ータ62を駆動して第1ソータ34を収容部の1ピッチ
分だけ下流側(矢印F方向)へ移動させ、ステップ26
0へ移行する。
がオンか否か判定する。リミットスイッチ74がオフの
場合は検出アーム74Aが写真プリントPに接触してい
ない状態であり、第1ソータ34の取出部61よりも収
容部の1ピッチ分だけ上流側の収容部に写真プリントP
が収容されていない。この場合にはステップ252でモ
ータ62を駆動して第1ソータ34を収容部の1ピッチ
分だけ下流側(矢印F方向)へ移動させ、ステップ26
0へ移行する。
【0061】一方、リミットスイッチ74がオンの場合
は検出アーム74Aが写真プリントPに接触している状
態であり、取出部61よりも1ピッチ分上流側の収容部
に写真プリントPが収容されている。この場合には、ス
テップ254で前記ステップ252と同様に第1ソータ
34を移動させる。これにより、前記リミットスイッチ
74によって検出された写真プリントPは、収容板58
の移動に伴って取出部61へ移動され、収容板58が案
内ロッド66よりも下方へ移動することによって案内ロ
ッド66に支持されることになる。次のステップ256
では、前記写真プリントPを第1ソータ34から第2ソ
ータ36へ横移動させる横送り処理を行う。
は検出アーム74Aが写真プリントPに接触している状
態であり、取出部61よりも1ピッチ分上流側の収容部
に写真プリントPが収容されている。この場合には、ス
テップ254で前記ステップ252と同様に第1ソータ
34を移動させる。これにより、前記リミットスイッチ
74によって検出された写真プリントPは、収容板58
の移動に伴って取出部61へ移動され、収容板58が案
内ロッド66よりも下方へ移動することによって案内ロ
ッド66に支持されることになる。次のステップ256
では、前記写真プリントPを第1ソータ34から第2ソ
ータ36へ横移動させる横送り処理を行う。
【0062】この横送り処理の詳細について、図14の
フローチャートを参照して説明すると、ステップ300
ではモータ72を駆動しプッシャー68を往復移動させ
る。これにより、取出部61に位置している写真プリン
トPは、大体の場合、プッシャー68によって幅方向一
端が押圧されると共に、上面及び下面がプッシャー68
に形成されたフランジ68B、68Cに接触し押圧によ
ってカールの度合いが大きくなることが制限され、第2
ソータ36の挿入部88へ移動される。
フローチャートを参照して説明すると、ステップ300
ではモータ72を駆動しプッシャー68を往復移動させ
る。これにより、取出部61に位置している写真プリン
トPは、大体の場合、プッシャー68によって幅方向一
端が押圧されると共に、上面及び下面がプッシャー68
に形成されたフランジ68B、68Cに接触し押圧によ
ってカールの度合いが大きくなることが制限され、第2
ソータ36の挿入部88へ移動される。
【0063】ステップ302ではセンサ76から入力さ
れる信号に基づいて、取出部61に写真プリントPが残
っているか否か判定する。ステップ302の判定が否定
された場合には本横送り処理を終了する。例えば全ての
写真プリントPを移動することができず、1件分の写真
プリントPのうちの一部が取出部61に残って等により
ステップ302の判定が肯定された場合には、ステップ
304で前記ステップ300と同様に再度プッシャー6
8を往復移動させる。これにより、例えば取出部61に
残っていた写真プリントPが移動される等により、殆ど
の場合に写真プリントPは第2ソータ36の挿入部88
へ移動される。ステップ306では前記ステップ302
と同様に取出部61に写真プリントPが残っているか否
か判定する。ステップ306の判定が否定された場合に
は写真プリントPの横送り処理を終了する。
れる信号に基づいて、取出部61に写真プリントPが残
っているか否か判定する。ステップ302の判定が否定
された場合には本横送り処理を終了する。例えば全ての
写真プリントPを移動することができず、1件分の写真
プリントPのうちの一部が取出部61に残って等により
ステップ302の判定が肯定された場合には、ステップ
304で前記ステップ300と同様に再度プッシャー6
8を往復移動させる。これにより、例えば取出部61に
残っていた写真プリントPが移動される等により、殆ど
の場合に写真プリントPは第2ソータ36の挿入部88
へ移動される。ステップ306では前記ステップ302
と同様に取出部61に写真プリントPが残っているか否
か判定する。ステップ306の判定が否定された場合に
は写真プリントPの横送り処理を終了する。
【0064】ステップ306の判定も肯定された場合に
は何らかの理由で写真プリントPを自動的に横送りする
ことができないと判断し、ステップ308でアラームを
発してオペレータに報知し、ステップ310で再駆動の
指示が有るまで待機する。オペレータは前記アラームに
よって異常を検知し、例えば取出部61に位置している
写真プリントPのカールを直す等の対策を講じ、再駆動
を指示する。これにより、ステップ310の判定が肯定
されたステップ300へ戻り、上記と同様に横送り処理
を行う。このように、プッシャー68を2回動作させて
も写真プリントPを移動させることができなかった場合
にアラームを発するので、アラームを発する回数が減少
しオペレータの負担を減らすことができる。
は何らかの理由で写真プリントPを自動的に横送りする
ことができないと判断し、ステップ308でアラームを
発してオペレータに報知し、ステップ310で再駆動の
指示が有るまで待機する。オペレータは前記アラームに
よって異常を検知し、例えば取出部61に位置している
写真プリントPのカールを直す等の対策を講じ、再駆動
を指示する。これにより、ステップ310の判定が肯定
されたステップ300へ戻り、上記と同様に横送り処理
を行う。このように、プッシャー68を2回動作させて
も写真プリントPを移動させることができなかった場合
にアラームを発するので、アラームを発する回数が減少
しオペレータの負担を減らすことができる。
【0065】横送り処理が終了し写真プリントPの第2
ソータ36への移動が完了すると図13のフローチャー
トのステップ258へ移行し、モータ78を駆動して第
2ソータ36を収容部の1ピッチ分だけ下流側(矢印H
方向)へ移動させ、ステップ260へ移行する。なお、
この時点ではステップ252またはステップ254の処
理が実行されているので、第1ソータ34は収容部1ピ
ッチ分だけ移動されている。ステップ260では移動ピ
ッチ格納用のエリアが「2」となっているか否か判定す
る。ステップ260の判定が否定された場合には、横ソ
ータ32の収容板42に集積されている写真プリントP
が、長手方向寸法が所定値未満の写真プリントであると
判断し、ステップ272へ移行する。ステップ272で
はロッド50が収容板42の内側を矢印E方向へ移動
し、かつチェン47が半回転するようにモータ48を駆
動する。これにより、横ソータ32の収容板42上に集
積されていた写真プリントPがロッド50に押圧され、
第1ソータ34の挿入部60に位置している収容部へ挿
入される。
ソータ36への移動が完了すると図13のフローチャー
トのステップ258へ移行し、モータ78を駆動して第
2ソータ36を収容部の1ピッチ分だけ下流側(矢印H
方向)へ移動させ、ステップ260へ移行する。なお、
この時点ではステップ252またはステップ254の処
理が実行されているので、第1ソータ34は収容部1ピ
ッチ分だけ移動されている。ステップ260では移動ピ
ッチ格納用のエリアが「2」となっているか否か判定す
る。ステップ260の判定が否定された場合には、横ソ
ータ32の収容板42に集積されている写真プリントP
が、長手方向寸法が所定値未満の写真プリントであると
判断し、ステップ272へ移行する。ステップ272で
はロッド50が収容板42の内側を矢印E方向へ移動
し、かつチェン47が半回転するようにモータ48を駆
動する。これにより、横ソータ32の収容板42上に集
積されていた写真プリントPがロッド50に押圧され、
第1ソータ34の挿入部60に位置している収容部へ挿
入される。
【0066】このとき写真プリントPは、前述のテープ
38及びテープ40によって幅方向位置が一定となるよ
うに収容板42上に集積されており、さらに写真プリン
トPの移動に伴いガイドロッド33によって湾曲が小さ
くなるように、すなわちカールの度合いが小さくなるよ
うに矯正されるので、写真プリントPを第1ソータ34
へ移動させる際にカールによって搬送不良等が発生する
ことはない。ステップ272の処理を実行するとソータ
駆動処理を終了し、前述のメインルーチンの印画紙カッ
ト処理が再開される。
38及びテープ40によって幅方向位置が一定となるよ
うに収容板42上に集積されており、さらに写真プリン
トPの移動に伴いガイドロッド33によって湾曲が小さ
くなるように、すなわちカールの度合いが小さくなるよ
うに矯正されるので、写真プリントPを第1ソータ34
へ移動させる際にカールによって搬送不良等が発生する
ことはない。ステップ272の処理を実行するとソータ
駆動処理を終了し、前述のメインルーチンの印画紙カッ
ト処理が再開される。
【0067】一方、ステップ260の判定が肯定された
場合には、ステップ262乃至ステップ270において
ステップ250乃至ステップ258と同様の処理を行
う。これにより、さらに第1ソータ34は収容部1ピッ
チ分だけ移動される。従って、次のステップ272で挿
入部60に位置している収容部に長手方向寸法が所定値
以上の写真プリントPが挿入されるが、このとき前記収
容部の斜め下側の収容部は写真プリントPを収容してい
ない。このため、この斜め下側の収容部が取出部61に
到達したときにプッシャー68が往復移動されてプッシ
ャー68が収容板58と干渉する等の不都合が発生する
ことはない。
場合には、ステップ262乃至ステップ270において
ステップ250乃至ステップ258と同様の処理を行
う。これにより、さらに第1ソータ34は収容部1ピッ
チ分だけ移動される。従って、次のステップ272で挿
入部60に位置している収容部に長手方向寸法が所定値
以上の写真プリントPが挿入されるが、このとき前記収
容部の斜め下側の収容部は写真プリントPを収容してい
ない。このため、この斜め下側の収容部が取出部61に
到達したときにプッシャー68が往復移動されてプッシ
ャー68が収容板58と干渉する等の不都合が発生する
ことはない。
【0068】また、長手方向寸法が所定値以上の写真プ
リントPが連続したときには、この写真プリントPは図
17に示すように第1ソータ34の収容部に1つおきに
収容される。このため、これらの写真プリントPを第2
ソータ36へ移動させるためにプッシャー68を移動さ
せても収容板58に干渉することはなく、第1ソータ3
4から第2ソータ36への写真プリントPの移動は円滑
に行われる。
リントPが連続したときには、この写真プリントPは図
17に示すように第1ソータ34の収容部に1つおきに
収容される。このため、これらの写真プリントPを第2
ソータ36へ移動させるためにプッシャー68を移動さ
せても収容板58に干渉することはなく、第1ソータ3
4から第2ソータ36への写真プリントPの移動は円滑
に行われる。
【0069】なお、図13のソータ駆動処理では、第2
ソータ36の収容部を間欠的に移動させている。すなわ
ち、第2ソータ36へ写真プリントPを移動させる横送
り処理(ステップ256、268)を行った場合のみ、
第2ソータ36を移動させる(ステップ258、27
0)ので、写真プリントPは長手方向寸法に拘わらず第
2ソータ36の隣接する収容部に順次収容されることに
なり、第2ソータ36に設けられた多数の収容部を有効
利用することができる。また、第2ソータ36は収容部
が略水平方向に沿って配列されているので、収容部に長
手方向寸法が所定値以上の写真プリントPが収容されて
も収容板86の撓み量は小さく、第2ソータ36からの
写真プリントPの取り出し等に悪影響を及ぼすことはな
い。
ソータ36の収容部を間欠的に移動させている。すなわ
ち、第2ソータ36へ写真プリントPを移動させる横送
り処理(ステップ256、268)を行った場合のみ、
第2ソータ36を移動させる(ステップ258、27
0)ので、写真プリントPは長手方向寸法に拘わらず第
2ソータ36の隣接する収容部に順次収容されることに
なり、第2ソータ36に設けられた多数の収容部を有効
利用することができる。また、第2ソータ36は収容部
が略水平方向に沿って配列されているので、収容部に長
手方向寸法が所定値以上の写真プリントPが収容されて
も収容板86の撓み量は小さく、第2ソータ36からの
写真プリントPの取り出し等に悪影響を及ぼすことはな
い。
【0070】次に図15のフローチャートを参照し、本
実施例のスイッチオン割込みルーチンを説明する。この
ルーチンは、照合作業を行っている作業者25によって
スイッチ27またはフットスイッチ31がオンされて第
2ソータ36の収容部の連続移動が指示されると、割込
みがかかって実行される。
実施例のスイッチオン割込みルーチンを説明する。この
ルーチンは、照合作業を行っている作業者25によって
スイッチ27またはフットスイッチ31がオンされて第
2ソータ36の収容部の連続移動が指示されると、割込
みがかかって実行される。
【0071】ステップ350ではモータ78を駆動して
第2ソータ36の収容部を矢印H方向へ移動させる。次
のステップ352ではスイッチ27またはフットスイッ
チ31がオンか否か判定する。作業者は写真プリントP
を収容した収容部が手の届く範囲に到達するまでスイッ
チ27またはフットスイッチ31をオンする。スイッチ
27またはフットスイッチ31がオンされている間はス
テップ352の判定が肯定され、ステップ350が繰り
返し実行されて第2ソータ36の収容部が矢印H方向へ
連続して移動される。
第2ソータ36の収容部を矢印H方向へ移動させる。次
のステップ352ではスイッチ27またはフットスイッ
チ31がオンか否か判定する。作業者は写真プリントP
を収容した収容部が手の届く範囲に到達するまでスイッ
チ27またはフットスイッチ31をオンする。スイッチ
27またはフットスイッチ31がオンされている間はス
テップ352の判定が肯定され、ステップ350が繰り
返し実行されて第2ソータ36の収容部が矢印H方向へ
連続して移動される。
【0072】作業者25の作業位置は前記矢印H方向の
下流側にあるので、写真プリントPを収容している第2
ソータ36の収容部が、作業者25の手の届く範囲外で
ある場合にも前記収容部が作業者25の手の届く範囲へ
向けて連続して移動することになる。このため、作業者
25が照合作業を中断したり、シート収積部29に手の
届く所定の作業位置と写真プリントPを収容している収
容部に手の届く位置との間を往復して作業を行う必要が
なく、照合作業の作業性が向上する。また、より多数件
の写真プリントPを収容するために、例えば第2ソータ
36の収容部の数を多くした場合にも、これによって照
合作業が悪影響を受けることはない。
下流側にあるので、写真プリントPを収容している第2
ソータ36の収容部が、作業者25の手の届く範囲外で
ある場合にも前記収容部が作業者25の手の届く範囲へ
向けて連続して移動することになる。このため、作業者
25が照合作業を中断したり、シート収積部29に手の
届く所定の作業位置と写真プリントPを収容している収
容部に手の届く位置との間を往復して作業を行う必要が
なく、照合作業の作業性が向上する。また、より多数件
の写真プリントPを収容するために、例えば第2ソータ
36の収容部の数を多くした場合にも、これによって照
合作業が悪影響を受けることはない。
【0073】作業者は写真プリントPを収容した収容部
が手の届く範囲まで移動するとスイッチ27またはフッ
トスイッチ31をオフする。これによりステップ352
の判定が否定され、ステップ354へ移行する。ステッ
プ354では第2ソータ36の挿入部88の上流側に位
置している収容部のうち、最も挿入部88に近接してい
る収容部を挿入部88に位置決めして処理を終了する。
これにより、次のソータ駆動処理で、前記位置決めした
収容部に写真プリントPが収容されることになる。
が手の届く範囲まで移動するとスイッチ27またはフッ
トスイッチ31をオフする。これによりステップ352
の判定が否定され、ステップ354へ移行する。ステッ
プ354では第2ソータ36の挿入部88の上流側に位
置している収容部のうち、最も挿入部88に近接してい
る収容部を挿入部88に位置決めして処理を終了する。
これにより、次のソータ駆動処理で、前記位置決めした
収容部に写真プリントPが収容されることになる。
【0074】なお、本実施例ではプリント取り出し14
で検出された写真プリントPの長手方向寸法に基づい
て、第1ソータ34の隣接する収容部へ順次収容させる
か、収容部に1つおきに収容させるかを判断していた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばプ
リンタ部13で印画紙に焼付けた画像のサイズを記憶し
ておき、これに基づいて前記判断を行うようにしてもよ
い。また、収容板58の撓み量は写真プリントPの長手
方向寸法の他に、収容部に収容する写真プリントPの枚
数によっても変化する。このため、1件のオーダに対応
する写真プリントの枚数も検出しておき、長手方向寸法
と枚数とに基づいて収容板58の撓み量を予測して前記
判断を行うようにしてもよい。
で検出された写真プリントPの長手方向寸法に基づい
て、第1ソータ34の隣接する収容部へ順次収容させる
か、収容部に1つおきに収容させるかを判断していた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばプ
リンタ部13で印画紙に焼付けた画像のサイズを記憶し
ておき、これに基づいて前記判断を行うようにしてもよ
い。また、収容板58の撓み量は写真プリントPの長手
方向寸法の他に、収容部に収容する写真プリントPの枚
数によっても変化する。このため、1件のオーダに対応
する写真プリントの枚数も検出しておき、長手方向寸法
と枚数とに基づいて収容板58の撓み量を予測して前記
判断を行うようにしてもよい。
【0075】また、本実施例ではプッシャー68を2回
往復移動させても取出部61に残っている写真プリント
Pがある場合にアラームを発するようにしていたが、3
回以上往復移動させた後にアラームを発するようにして
もよい。
往復移動させても取出部61に残っている写真プリント
Pがある場合にアラームを発するようにしていたが、3
回以上往復移動させた後にアラームを発するようにして
もよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、第1ソ
ータの収容部に挿入されるプリントの寸法を検出し、プ
リントの寸法が所定値以上の場合にはプリントを挿入す
る収容部の斜め下側の収容部にプリントが挿入されない
ように制御したので、第1ソータから第2ソータへのプ
リントの移動を円滑に行うことができる、という優れた
効果が得られる。
ータの収容部に挿入されるプリントの寸法を検出し、プ
リントの寸法が所定値以上の場合にはプリントを挿入す
る収容部の斜め下側の収容部にプリントが挿入されない
ように制御したので、第1ソータから第2ソータへのプ
リントの移動を円滑に行うことができる、という優れた
効果が得られる。
【図1】本発明が適用されたプリンタプロセッサを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の正面図である。
【図5】プリント取り出し部及び横ソータ周辺を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】各ソータの概略構成を示す斜視図である。
【図7】第1ソータと第2ソータのプリント受渡し部を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図8】図7の右側面図である。
【図9】第1ソータと第2ソータのプリント受渡し部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図10】制御回路及び各機器の接続関係を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図11】照合作業を行う作業者の作業位置を示す側面
図である。
図である。
【図12】本実施例のメインルーチンを説明するフロー
チャートである。
チャートである。
【図13】ソータ駆動処理を説明するフローチャートで
ある。
ある。
【図14】プリント横移動処理を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図15】フットスイッチがオンされたときの割込み処
理を説明するフローチャートである。
理を説明するフローチャートである。
【図16】プリント送り出し部のテープの作用を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
【図17】長手方向寸法の大きな写真プリントPが連続
した場合の作用を説明するための第1ソータの側面図で
ある。
した場合の作用を説明するための第1ソータの側面図で
ある。
【図18】(A)及び(B)は、従来のプリント収容装
置の構成及び問題点を説明するための第1ソータ及び第
2ソータの接続部近傍の側面図である。
置の構成及び問題点を説明するための第1ソータ及び第
2ソータの接続部近傍の側面図である。
10 プリンタプロセッサ 32 横ソータ 34 第1ソータ 36 第2ソータ 68 プッシャー 76 センサ 94 カットマークセンサ(検出手段) 96 制御回路 97 エンコーダ(検出手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 仕切板で区画された複数の収容部が傾斜
して配列され前記収容部が循環移動される第1ソータ
と、 前記第1ソータに隣接して配設された第2ソータと、 前記第1ソータの収容部へプリントを挿入する挿入手段
と、 前記挿入手段によって挿入されるプリントの寸法を検出
する検出手段と、 前記第1ソータの収容部内に収容されたプリントを第2
ソータへ移動させる移動手段と、 前記プリントの寸法が所定値未満の場合には隣接する収
容部に順次前記プリントが挿入され、前記プリントの寸
法が所定値以上の場合にはプリントを挿入する収容部の
斜め下側の収容部にプリントが挿入されないように前記
挿入手段を制御する制御手段と、を有するプリント収容
装置。 - 【請求項2】 前記第2ソータは、仕切板で区画されか
つ循環移動可能に略水平方向に配列された複数の収容部
を備え、前記制御手段は、プリントの寸法に拘わらず第
2ソータの隣接する収容部にプリントが順次移動される
ように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項
1記載のプリント収容装置。 - 【請求項3】 前記移動手段は、前記第1ソータの収容
部に収容されたプリントを前記第2ソータ側へ押圧して
移動させる移動部材と、第2ソータへのプリントの移動
が完了したか否かを検出する検出手段と、を備え、前記
移動部材を複数回動作させても前記検出手段が移動の完
了を検出しなかった場合にアラームを発することを特徴
とする請求項1または2記載のプリント収容装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7066692A JPH05273729A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | プリント収容装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7066692A JPH05273729A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | プリント収容装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05273729A true JPH05273729A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13438221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7066692A Pending JPH05273729A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | プリント収容装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05273729A (ja) |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP7066692A patent/JPH05273729A/ja active Pending
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