JPH05273624A - 光波長変換素子およびそれを用いた短波長レーザ光源および短波長レーザ光源を用いた光情報処理装置および光波長変換素子の製造方法 - Google Patents

光波長変換素子およびそれを用いた短波長レーザ光源および短波長レーザ光源を用いた光情報処理装置および光波長変換素子の製造方法

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JPH05273624A
JPH05273624A JP4252439A JP25243992A JPH05273624A JP H05273624 A JPH05273624 A JP H05273624A JP 4252439 A JP4252439 A JP 4252439A JP 25243992 A JP25243992 A JP 25243992A JP H05273624 A JPH05273624 A JP H05273624A
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    • G02F1/377Non-linear optics for second-harmonic generation in an optical waveguide structure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非線形光学効果を用いた光波長変換素子等に
関するもので光導波路の表面に非線形性劣化層を設け基
本波のTM00モードより高調波のTM10モードへの変換
を高効率で行う。また光損傷の影響を低減し高調波を安
定に出力する。 【構成】 LiTaO3基板1に周期状分極反転層3を形成し
た後、プロトン交換により表面にスラブ状の非線形性劣
化層を形成する。その後アニール処理により光導波路2
を製造する。このようにして基本波P1のTM00モード
から高調波P2のTM10モードへ高効率変換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コヒ−レント光を利用
する光情報処理分野、あるいは光応用計測制御分野に使
用する光波長変換素子および短波長レーザ光源および光
情報処理装置および光波長変換素子の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図17に従来の短波長レーザ光源の構成
を示す。半導体レーザ21と光波長変換素子22により
構成されており、半導体レーザ21より出射された基本
波P1はレンズ24,25および半波長板26を介して
光波長変換素子22に形成されている光導波路2に入射
する。入射した基本波P1は光導波路中を最低次モード
であるTM00モードで伝搬し、高調波の最低次モードで
あるTM00モードに変換される。この高調波は光波長変
換素子より放射され短波長レーザビームとして使用され
る。
【0003】図18に従来の光導波路を基本とした光波
長変換素子の構成図を示す。以下0.84μmの波長の基本
波に対する高調波発生(波長0.42μm)について図18
を用いて詳しく述べる(K.Yamamoto, K.Mizuuchi, and
T.Taniuchi, Optics Letters, Vol 16, No15, 1156ペ
ージ, 1991年8月号、参照)。
【0004】図18に示されるようにLiTaO3基板1に光
導波路2が形成され、さらに光導波路2には周期的に分
極の反転した層3(分極反転層)が形成されている。基
本波P1と発生する高調波P2の伝搬定数の不整合を分
極反転層3および非分極反転層4の周期構造で補償する
ことにより高効率に高調波P2を出すことができる。光
導波路2の入射面10に基本波P1を入射すると、光導
波路2から高調波P2が効率良く発生され、光波長変換
素子として動作する。
【0005】この従来の光波長変換素子の製造方法につ
いて図19を用いて詳しく説明する。
【0006】まず図19(a)でLiTaO3基板1に通常のフ
ォトプロセスとドライエッチングを用いてTa6を周期
状にパターニングした後、Ta6のパターンが形成され
たLiTaO3基板1に260℃、50分間プロトン交換を行
いTa6で覆われていないスリット直下に厚み0.8μ
mのプロトン交換層7を形成する。次に同図(b)で6
00℃の温度で10分間熱処理する。熱処理の上昇レー
トは50℃/分である。これにより周期状に分極反転層
3が形成される。プロトン交換層7はLiが減少してお
りキュリー温度がLiTaO3基板1に比べて低下するため部
分的に分極反転を行うことができるからである。次にH
F:HNF3の1:1混合液にて2分間エッチングしT
a6を除去する。さらに上記分極反転層中にプロトン交
換を用いて光導波路を形成した後、同図(c)で光導波
路用マスクとしてTaをストライプ状にパターニングを
行うことでTaマスクに幅4μm、長さ12mmのスリ
ットを形成する。このTaマスクで覆われた基板に26
0℃、16分間プロトン交換を行い0.5μmのプロト
ン交換層5を形成する。次に同図(d)でTaマスクを
除去した後380℃で10分間熱処理を行う。プロトン
交換された保護マスクのスリット直下の領域は屈折率が
0.03程度上昇した光導波路2となる。この場合光導
波路を作製するためのプロトン交換時にLiTaO3の結晶性
が損なわれ非線形光学効果がなくなっていた。つまり最
初にプロトン交換された高屈折率層5が非線形光学効果
を失っていた。しかしながら、熱処理によりプロトン交
換層5は広がり光導波路2となり、その状態で非線形性
はほとんど回復する。
【0007】この従来の方法により作製される光波長変
換素子は光導波路2中を伝搬する波長0.84μmの基本波
P1の最低次モードであるTM00モードに対して、光導
波路2の長さを9mm、基本波P1のパワーを99mW
にしたとき高調波P2の最低次モードであるTM00モー
ドが出力2.4mW、変換効率2.4%で得られてい
た。この場合1W当りの換算変換効率は24%/Wであ
る。
【0008】図で上記光波長変換素子を用いて構成され
ている短波長レーザ光源として100mWの半導体レー
ザを用い70mWが光波長変換素子に入射し1.2mW
のブルー光が短波長レーザビームとして取り出された。
【0009】次に、従来の他の実施例について図を用い
て説明する。この実施例では光導波路中で基本波のTM
00モードと高調波のTM10モードをカップリングさせる
ものである(光導波エレクトロニクス、日本学術振興
会、88ページ参照)。
【0010】図20に光導波路断面の拡大図および基本
波と高調波のモードの電界強度分布を示す。また、同図
(b)に光波長変換素子の光導波路での断面図を示す。
【0011】図20(a)に示すようにTM00モードは
厚み方向に電界のピークが一つである。これに対して、
TM10モードは厚み方向に電界のピークが2つあり、な
おかつこのピークの位相が反転している。ガラス基板1
b上に非線形光学結晶であるZnS2aを形成した後、
スパッタ蒸着により非線形光学効果を有さないTiO 2
による線形層9を装荷する。これにより基本波のTM00
モードと高調波のTM1 0モードへの変換が高効率で行う
ことができる。つまり線形層9がなく非線形光学結晶中
のみで基本波のTM00モードと高調波のTM10モードへ
の変換を行う場合、電界の+E側と−E側で発生した高
調波のエネルギーの打ち消しが生じほとんど高調波はで
ないからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような非線形光
学結晶中に形成された光導波路を基本とした光波長変換
素子では基本波と高調波の最低次モード間の変換、つま
り具体的には基本波のTM00モードから高調波のTM00
モードへの変換を行う場合、光損傷により生じた屈折率
ゆらぎが引き起こす高調波出力の変動が生じるという問
題が見いだされた。図21に光導波路断面での基本波の
TM00モードおよび高調波のTM00モードの電界強度分
布および屈折率分布を示す。光損傷がない場合の通常の
状態では図21(a)に示すように光導波路の部分の屈
折率はLiTaO3基板に対して一様に高い。実際の屈折率分
布はグレーディドであるがここでは説明が簡単な区形分
布としている。光損傷は例えば0.4μm帯の短波長領
域で生じ易く、光の強度が高いところほど大きな屈折率
の低下が生じる現象である。高調波のTM00モードが発
生するとTM00モードの電界のピークを中心として屈折
率は低下する。逆に高調波のTM00モードの周辺の屈折
率は上昇する。そのため基本波のTM00モードが基板側
にずれて基本波と高調波のモードの重なりが低下し、そ
の結果として高調波出力が低下する。高調波出力が低下
すると徐々に光損傷は回復し元の状態に戻る。その後、
この関係を繰り返すため高調波出力は不安定になると考
えられる。具体的には3.5mWの高調波が発生した場
合50%の出力変動を生じた。
【0013】また、従来のようにスパッタ等により非線
形光学結晶上に線形層を付加しTM 00モードより高調波
のTM10モードへの変換を行う場合スパッタにより形成
された層の膜厚が100nm程度ばらつき素子の膜厚に対す
る許容度10〜20nmをはるかに上回っていた。そのため高
い効率は得られていない。この例のように線形層を蒸
着、エピ等により堆積するものは一般的に不均一であり
同様の結果となる。
【0014】そこで本発明では高出力な高調波を出力変
動なく安定に得ることが可能な光波長変換素子およびそ
の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0015】また、本発明では高出力な短波長レーザ光
を出力変動なく安定に得ることが可能な短波長レーザ光
源およびそれを用いた高性能な光情報処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため光波長変換素子の構造に新たな工夫を加え
ることにより高効率でなおかつ安定に高調波を出射する
光波長変換素子を提供するものである。つまり、本発明
は非線形光学結晶中に周期状に形成された分極反転層と
非線形性劣化層または再反転層と光導波路とを有し、前
記光導波路中に励起された基本波の最低次モードを高調
波の高次モードへと変換するという手段を有するもので
ある。
【0017】また本発明は非線形光学結晶中に周期状分
極反転層を形成する工程と、プロトン交換法またはイオ
ン注入法により非線形性劣化層を形成する工程と、光導
波路を形成する工程と、を有することを特徴とする光波
長変換素子の製造方法という手段を有するものである。
【0018】また、本発明は、短波長レーザ光源の構成
に新たな工夫を加えることにより高効率でなおかつ安定
に高調波を出射する短波長レーザ光源を提供するもので
ある。つまり、本発明の短波長レーザ光源は半導体レー
ザと光波長変換素子を備え前記半導体レーザからの基本
波を前記光波長変換素子中に形成された光導波路に入射
させ導波した基本波の最低次モードを光導波路中で高調
波の高次モードに変換し光導波路端面より出射させると
いう手段を有するものである。
【0019】また本発明の光情報処理装置は半導体レー
ザと光波長変換素子を備えた短波長レーザ光源と情報記
録または再生媒体を有し前記光波長変換素子素子中に形
成された光導波路に半導体レーザからの基本波が入射し
光導波路中で発生した高調波の高次モードを光導波路端
面より出射させ空間中に放射された高調波を前記記録ま
たは再生媒体に入射させるという手段を有するものであ
る。
【0020】
【作用】本発明の光波長変換素子によれば非線形光学結
晶表面に非線形性劣化層または再反転層を設けることで
高調波のTM10モードの+E側と−E側の電界の打ち消
しを防ぎ、TM10モードを高効率でなおかつ簡単に作り
出すことができる。高調波のTM10モードにより発生す
る屈折率変化はこのTM10モードの電界のピークが2つ
に分散しているためにTM00モードに比べて大幅に小さ
いことおよび屈折率の増減が基本波のTM00モードに対
して一様に分布することのため基本波の受ける影響は極
めて小さくなる。そのため、このような構成となる光波
長変換素子は高い高調波出力を保ったまま、光損傷によ
る変動を大幅に低減でき安定な高調波出力を得ることが
できる。
【0021】また、本発明の短波長レーザ光源によれば
半導体レーザからの基本波を光波長変換素子中で最低次
モードから高調波の高次モードへと変換させることで高
調波のTM10モードにより発生する屈折率変化はこのT
10モードの電界のピークが2つに分散しているために
TM00モードに比べて大幅に小さいことおよび屈折率の
増減が基本波のTM00モードに対して一様に分布するこ
とのため基本波の受ける影響は極めて小さくなる。その
ため、このような構成となる短波長レーザ光源は高い高
調波出力を保ったまま、光損傷による変動を大幅に低減
でき安定な短波長レーザ光を得ることができる。
【0022】
【実施例】実施例の一つとして本発明の短波長レーザ光
源の構成について図を用いて説明する。図1に実施例の
短波長レーザ光源の構成を示す。半導体レーザ21と光
波長変換素子22により構成されており、半導体レーザ
21より出射された基本波P1はレンズ24,25およ
び半波長板26を介して光波長変換素子22に形成され
ている光導波路2に入射する。また、それぞれの部品は
マウント20に固定されている。入射した基本波P1は
光導波路2中を最低次モードであるTM00モードで伝搬
し、高調波の高次モードであるTM10モードに変換され
る。この高調波は光波長変換素子22より放射され短波
長レーザビームとして使用される。このビームの一部を
ビームカット板30を用いてカットしている。図2にビ
ームカット板30の役割を説明するため短波長レーザ光
源の正面図およびビームの強度分布を示す。高調波P2
のビームは光導波路中で2つの強度に対するピークを持
ち、同じく空間に放射された後も図2に示すようにビー
ム1側と位相が反転しているビーム2側にそれぞれ強度
のピークを持つ。通常のシングルビームを得るためにパ
ワーの小さいビーム2をマウント20に固定されたビー
ムカット板を入れることにより位相反転部でカットして
いる。この実施例のようにビームをカットするという光
学系を入れるというような簡単な構成でシングルビーム
化が可能である。また、ビームカット板の他にピンホー
ルでも同様の効果がある。
【0023】次に短波長レーザ光源の基本構成要素であ
る光波長変換素子の構成について図を用いて説明を行
う。図3に本発明による光波長変換素子の構造図を示
す。非線形光学結晶であるLiTaO3基板1上に光導波路2
および分極反転層3が形成されている。図3(a)が斜
視図、(b)が光導波路2の中心で切った断面図であ
る。LiTaO3基板1には非線形性がLiTaO3に比べて低い非
線形性劣化層5が形成されている。この非線形性劣化層
5はプロトン交換により形成されている。これは酸中の
Hと基板のLiが交換してプロトン交換層である非線形
性劣化層5が形成されているため、このプロトン交換層
の大部分が非線形光学効果を有するLiTaO3から非線形光
学効果を有さないHTaO3に変化するため非線形性は劣化
している。光導波路2に入射した基本波P1は光導波路
2中で高調波P2へと変換される。高調波P2は周期状
に形成された分極反転層3と非分極反転層4により増大
しLiTaO3基板1より放射される。図4に光導波路2の断
面の拡大図を示す。基本波P1は最低次モードであるT
00モードで光導波路2中を伝搬する。基本波の波長が
λ1のときに基本波のTM00モードと高調波のTM00
ードと擬似的に位相整合する。また、図中に示されるよ
うに波長λ2のとき基本波P1は高調波のTM10モード
へと変換される。これは位相整合する波長が実効屈折率
により決っており、高調波の実効屈折率がモードにより
異なるためである。
【0024】この光波長変換素子において、TM00モー
ドとTM10モードの高調波が出力する原理について説明
する。分極反転で基本波P1に対して高調波P2の出力
が得られるのは、擬似位相整合が成立するときである。
この擬似位相整合が成立するのは、分極反転層の周期Λ
がλ/(2(N2ω−Nω)に一致するときに限られ
る。つまり、 Λ=λ/(2(N2ω−Nω))・・・・式1 が成立するときである。ここでNωは基本波(波長λ)
の実効屈折率、N2ωは高調波(波長λ/2)の実効屈
折率である。式1において、光波長変換素子の分極反転
層の周期Λは一定であれば、図4に示すTM00モードと
TM10モードの実効屈折率(Nω、N2ω、N’ω、
N’2ω)は異なるため、式1を満たす基本波の波長λ
は高調波のモードがTM00モードとTM10モードとでは
異なる。したがって、TM00モードの高調波を出力する
基本波の波長λ1と、TM10モードの高調波を出力する
基本波の波長λ2とは、それぞれ一義的に決定される。
よって、TM10モードの高調波を出力するためには式1
を満たす基本波(波長λ2)を入射すればよい。このよ
うに入射する基本波の波長によってTM00モードの高調
波も出力できるし、TM10モードの高調波も出力できる
のである。
【0025】図5中に基本波のTM00モードと高調波の
TM10モードの電界プロファイルを示す。高調波のTM
10モードは位相反転点を境として+側の電界(+E)と
−側の電界(−E)の位相が反転している。この位相反
転点は非線形劣化層5と非線形光学結晶との境界がほぼ
一致している。この+E側では非線形性は損なわれてい
るため基本波から高調波へのエネルギーのやりとりはほ
とんどない。このため+E側では高調波はほとんど発生
しない。そのため−E側での基本波と高調波の重なりの
みをかんがえることができ、簡単に最適化による高効率
化が図れる。非線形性劣化層がない場合は+E側と−E
側で発生する高調波のエネルギーの打ち消しが生じ高調
波への変換はほとんど行われない。
【0026】次に光損傷のもたらす影響について述べ
る。図6に基本波のTM00モードと高調波のTM00モー
ドおよびTM10モードの電界分布および光損傷が生じた
場合の屈折率変化を示す。光損傷は短波長領域(例えば
0.4μm帯)で生じ易く、光の強度が高いところほど
大きな屈折率の低下が生じる現象である。高調波のTM
00モードが発生した場合は光損傷により高調波TM00
ードの電界ピークを中心に屈折率が低下し周辺で屈折率
が上昇するため基本波のTM00モードは内側に移動す
る。これに対してTM10モードが発生した場合は屈折率
低下部分および上昇部分が細かく繰り返すため基本波は
全体として平均屈折率を感じ変動は少ない。さらにパワ
ーが2つのピークに分散されていることが屈折率変化を
少なくしており、結果として基本波の基板側への移動は
ほとんどない。
【0027】次に上述の光波長変換素子の製造方法につ
いて図を使って説明する。図7はその製造工程図であ
る。同図(a)でまずLiTaO3基板1に通常のフォトプロ
セスとドライエッチングを用いてTaを周期状にパター
ニングする。次にTaによるパターンが形成されたLiTa
O3基板1にピロ燐酸中で260℃、30分間プロトン交
換を行いスリット直下に厚み0.65μmのプロトン交
換層を形成した後、550℃の温度で1分間熱処理す
る。熱処理の上昇レートは50℃/秒である。これによ
り分極反転層3が形成される。冷却レートが遅いと不均
一反転が生じるので30℃/分以上が望ましい。プロト
ン交換層はLiが減少しておりキュリー温度が低下する
ため部分的に分極反転ができる。次にHF:HNF3
1:1混合液にて2分間エッチングしTaを除去する。
次に同図(b)で上記分極反転層3に対してプロトン交
換を用いて非線形性劣化層5を形成する。プロトン交換
用マスクとしてTaをストライプ状にパターニングを行
った後、Taマスクに幅4μm、長さ12mmのスリッ
トが形成されたものに260℃、12分間ピロ燐酸中で
プロトン交換を行った。これにより厚み0.45μmの
非線形性劣化層5が形成される。この層は非線形性が損
なわれLiTaO3の非線形光学定数は1/5に低下してい
る。次に同図(c)でTaマスクを除去した後、赤外線
加熱装置を用いて420℃で30秒熱処理を行った。熱
処理により非線形性劣化層5の一部は広がり屈折率が
0.03程度上昇した光導波路2となる。この条件では
非線形性劣化層は残っている。このようにして作製され
た光導波路2および非線形性劣化層5の厚みばらつきは
10nm以下と小さい。これは拡散現象を利用している
ためである。最後に蒸着により保護膜としてSiO2を0.
3μm付加した。上記のような工程により光導波路2が
製造された。この光導波路2の厚みdは1.8μmであ
り分極反転層3の厚み2.0μmに比べ小さく有効に波
長変換される。分極反転層3の周期は3.8μmであり
波長0.84nmに対して動作し、高調波のTM10モー
ドが発生する。なおこの周期にてTM00モードは0.8
1μmにて発生する。光導波路2に垂直な面を光学研磨
し入射部および出射部を形成した。このようにして光波
長変換素子が製造できる。また、この素子の長さは10
mmである。
【0028】次に上述の光波長変換素子を基本構成要素
とした短波長レーザ光源の特性について述べる。80m
Wの半導体レーザより出射された基本波P1は50%が
光波長変換素子に入射する。基本波の波長は0.84μ
mであり、入射部より導波しシングルモード伝搬し、波
長0.42μmの高調波P2が出射部より基板外部に取
り出された。基本波40mWの入力で4mWの高調波
(波長0.42μm)を得た。この場合の変換効率は1
0%であり従来のTM00モードにくらべて2倍の高効率
化が図られている。図8に基本波に対する高調波出力の
関係を示す。TM 10モードはTM00モードに比べ2倍出
力が高い。完全に基本波のTM00モードと高調波のTM
00モードが重なった場合の変換効率は大きいが実際には
最低次モードどうしを重ねるのは困難であるため効率が
低くなる。図9に短波長レーザ光源より出射される高調
波出力の時間依存性を示す。従来の高調波のTM00モー
ド発生を行う短波長レーザ光源においては50%程度の
変動を生じているのに対してTM10モード発生ではほと
んど変動はみられなかった。
【0029】なお本実施例では基本波の最低次モードと
してTM00モード、高調波の高次モードとしてTM10
ードを用いたが、この組合せが最も重なりが大きく変換
効率が高く有効である。
【0030】図10にプロトン交換時間と変換効率の関
係を示す。プロトン交換温度260℃ではプロトン交換時
間12分が最適である。これは非線形性劣化層と非線形性
が劣化していない基板との境界がTM10モードの位相反
転点と一致しているためである。なお本実施例では基本
波の最低次モードとしてTM00モード、高調波の高次モ
ードとしてTM10モードを用いたが、この組合せが最も
重なりが大きく変換効率が高く有効である。
【0031】次に本発明の光波長変換素子の製造方法を
用いた第2の実施例について説明する。光波長変換素子
の構成は実施例1と同様である。この例では実施例1で
非線形性劣化層を用いた代わりに再反転層を用いて構成
した。図11に本実施例の光波長変換素子の製造工程図
を示す。図11(a)でLiTaO3基板1上にプロトン交換
と熱処理により分極反転層3を形成した。次に同図
(b)でスラブ状のプロトン交換層を厚み0.1μm形成
した後540℃で1分熱処理し厚み0.8μmの再反転層5a
を形成した。この再反転層5aの分極は分極反転層3と
反対向きでありLiTaO3基板1の分極方向と一致してい
る。次に同図(c)で光導波路2は燐酸中でのプロトン
交換により作製した後、赤外線加熱装置を用いて400
℃で3分間熱処理を行った。赤外線加熱装置を用いると
短時間加熱が制御よく行うことができる。その厚みは
1.9μm、幅4μm、長さは1cmである。分極反転
の周期は3.8μm、分極反転層の厚みは1.7μmで
ある。波長0.84μmに対してこの実施例での変換効
率は1次の分極反転周期を用いているため高く基本波4
0mW入力で高調波3mWであり、変換効率は7.5%
である。光損傷による変動はなく高調波出力は非常に安
定していた。
【0032】次に本発明の光波長変換素子の製造方法を
用いた第3の実施例について説明する。光波長変換素子
の構成は実施例1と同様である。この例では実施例1と
同様に非線形性劣化層を用いて構成した。図12に本実
施例の光波長変換素子の製造工程図を示す。図12
(a)でLiNbO3基板1a上にSiO2を形成し1080℃、90分
の熱処理により分極反転層3を形成しその後SiO2を除去
した。次に同図(b)で光導波路2はピロ燐酸中でのプ
ロトン交換(230℃、2分)により作製した後、35
0℃で60分間酸素中で熱処理を行った。作製された光
導波路厚みは2μm、幅4μm、長さは1cmである。
さらに同図(c)でピロ燐酸中230℃、10分熱処理
でスラブ状のプロトン交換層を形成した。これが非線形
性劣化層5となる。この層はLiNbO3基板に対して非線形
性が1/7に低下している。分極反転の周期は9μm、
分極反転層の厚みは1.5μmである。波長0.84μ
mに対してこの実施例での変換効率は3次の分極反転周
期を用いているため高く40mW入力で1%である。光
損傷はなく高調波出力は非常に安定していた。この例の
ように光導波路作製後非線形性劣化層を形成すると非線
形光学効果はさらに失われ効率は高い。
【0033】また、イオン注入法を用いHe、Ar等を
非線形光学結晶表面に打ち込むことでも同様に非線形性
劣化層を形成することができる。また、基本波の最低次
モードとしてTE00モード、高調波の高次モードとして
TE10モード等を用いることもできる。
【0034】次に実施例4として本発明の光情報処理装
置について説明を行う。図13に本発明の短波長レーザ
光源の構成を示す。半導体レーザ21と光波長変換素子
22により構成されており、半導体レーザ21より出射
された基本波P1はレンズ24,25および半波長板2
6を介して光波長変換素子22に形成されている光導波
路2に入射する。入射した基本波P1は光導波路2中を
最低次モードであるTM00モードで伝搬し、高調波の最
低次モードであるTM10モードに変換される。この高調
波は光波長変換素子22より放射され短波長レーザビー
ムとして使用される。この実施例では実施例1と異なり
ビームの一部をカットするための光学系は入っていな
い。図14に光情報処理装置の構成を示す。上述の短波
長レーザ光源40から出た出力3mWのビームはビーム
スプリッタ41を通過しレンズ42により情報再生媒体
である光ディスク43に照射される。反射光は逆にレン
ズ42によりコリメートされビームスプリッタ41で反
射されSiによるディテクタ44で信号が読み取られ
る。図15にレンズ42部分の拡大図を示す。短波長レ
ーザ光源40から出たビームは2ビームとなっているた
めこのままでは回折限界まで集光できない。そのためビ
ーム2はレンズ42でカットしビーム1のみをレンズ4
2で取り込み光ディスク43上に集光している。レンズ
42のNAは0.6であり集光スポットサイズは0.6
μmであった。高調波によるビームは安定であり、これ
により高密度読み取り装置が実現できた。記録密度は従
来の0.78μmの半導体レーザを用いた場合の4倍で
あった。
【0035】次に実施例5として本発明の短波長レーザ
光源およびそれを用いた光情報処理装置について説明を
行う。図16に本発明の光情報処理装置の構成を示す。
短波長レーザ光源40の構成は実施例2と同様である。
短波長レーザ光源40から出たビームはポリゴンミラー
47で反射されレンズ48を通過後、情報記録媒体であ
る感光体50が塗布されているAl膜49に照射され
る。ポリゴンミラー47が回転することで感光体50上
を高速でスキャンできる。レンズ48の焦点距離は30
mmであり、ビームの集光スポットサイズは20μmで
ある。また、半導体レーザは10MHzの変調周波数で
変調されており記録媒体がこれにより部分的に露光され
る。その後現像により印刷用原版が作製できる。この装
置では1mm当り50本の分解能のある高精度印刷が実
現できている。また、高調波の安定度は1%以内であ
り、むらの少ない印刷用原板が作製できる。
【0036】なおこの実施例のように集光スポットの形
状にとらわれない応用に関してはビームをカットする必
要はない。
【0037】なお実施例では非線形光学結晶としてLiTa
O3およびLiNbO3を用いたがKNbO3、KTP等の強誘電体
にも適用可能である。また、基本波の最低次モードとし
てTE00モード、高調波の高次モードとしてTE10モー
ド等を用いることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光波長変換
素子によれば、基本波の最低次モードであるTM00モー
ドより高調波の高次モードであるTM10モードへの変換
を周期状分極反転層が形成された非線形光学結晶の表面
に非線形性劣化層または再反転層を設けるという単純な
構成で高効率に行うことできる。これにより高調波発生
時の光損傷を生じにくくし、また屈折率変化を分散でき
るため高出力光波長変換素子から出射される高調波の安
定化が図れる。また、本発明の光波長変換素子の製造方
法によれば簡単な工程でなおかつ均一に非線形性劣化層
または再反転層を形成できるため高効率で安定な光波長
変換素子を提供できその実用的価値は極めて大きい。
【0039】また、本発明の短波長レーザ光源によれ
ば、基本波のTM00モードより高調波のTM10モードへ
の変換を行うことにより高調波発生時の光損傷を生じに
くくし、また屈折率変化を分散できるため高出力光波長
変換素子から出射される高調波の安定化が図れる。ま
た、本発明の光情報処理装置によれば高効率で安定な光
波長変換素子を用いて高精度な光情報処理装置を提供で
きその実用的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の短波長レーザ光源の構
成図
【図2】実施例1の短波長レーザ光源の正面図
【図3】本発明の第1の実施例の短波長レーザ光源に使
用する光波長変換素子の構成図
【図4】基本波と高調波の特性を示す図
【図5】実施例1に使用する光導波路の断面拡大図
【図6】基本波のTM00モードと高調波のTM00モード
およびTM10モードの電界分布図、屈折率分布図
【図7】本発明の第1の実施例の光波長変換素子の製造
方法の工程図
【図8】基本波と高調波出力の関係を示す特性図
【図9】短波長レーザ光源より出射される高調波出力の
時間依存性を示す特性図
【図10】プロトン交換時間と高調波への変換効率の関
係を示す特性図
【図11】本発明の第2の実施例の光波長変換素子の製
造方法の工程図
【図12】本発明の第3の実施例の光波長変換素子の製
造方法の工程図
【図13】本発明の第4の実施例の短波長レーザ光源の
構成図
【図14】本発明の第4の実施例の光情報処理装置の構
成図
【図15】本発明の第4の実施例の光情報処理装置のビ
ームカットの説明図
【図16】本発明の第5の実施例の光情報処理装置の構
成図
【図17】従来の短波長レーザ光源の構成図
【図18】従来の光波長変換素子の構成図
【図19】従来の方法の光波長変換素子の製造工程図
【図20】従来の方法により製造された光波長変換素子
の光導波路の断面図
【図21】従来の基本波のTM00モードから高調波のT
00モードへの変換を行う光波長変換素子の光導波路の
断面図および屈折率分布図
【符号の説明】
1 LiTaO3基板 2 光導波路 3 分極反転層 5 非線形性劣化層 P1 基本波 P2 高調波 21 半導体レーザ 22 光波長変換素子 24、25 レンズ 26 半波長板 30 ナイフエッジ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非線形光学結晶中に、周期状に分極反転層
    と、非線形性劣化層または再反転層と、光導波路とを有
    し、前記光導波路中に励起された基本波の最低次モード
    を高調波の高次モードへと変換することを特徴とする光
    波長変換素子。
  2. 【請求項2】半導体レーザと、光波長変換素子とを備
    え、前記半導体レーザからの基本波を前記光波長変換素
    子中に形成された光導波路に入射させ導波した基本波の
    最低次モードを光導波路中で高調波の高次モードに変換
    し光導波路端面より出射させることを特徴とする短波長
    レーザ光源。
  3. 【請求項3】半導体レーザと、光波長変換素子とを備え
    た短波長レーザ光源と、情報記録または情報再生媒体を
    有し、前記光波長変換素子中に形成された光導波路に半
    導体レーザからの基本波が入射し、光導波路中で発生し
    た高調波の高次モードを光導波路端面より出射させ空間
    中に放射された高調波のビームを前記記録媒体または再
    生媒体に照射することを特徴とする光情報処理装置。
  4. 【請求項4】基本波の最低次モードとしてTM00モード
    を、高調波の高次モードとしてTM10モードを使用する
    請求項1記載の光波長変換素子。
  5. 【請求項5】基本波の最低次モードとしてTM00モード
    を、高調波の高次モードとしてTM10モードを使用する
    請求項2記載の短波長レーザ光源。
  6. 【請求項6】基本波の最低次モードとしてTM00モード
    を、高調波の高次モードとしてTM10モードを使用する
    請求項3記載の光情報処理装置。
  7. 【請求項7】高調波のビームの一部をカットするための
    光学系を有する請求項2記載の短波長レーザ光源。
  8. 【請求項8】高調波のビームの一部をカットするための
    光学系を有する請求項3記載の光情報処理装置。
  9. 【請求項9】高調波のビームの一部をカットするような
    配置となる集光またはコリメータレンズを備えた請求項
    2記載の短波長レーザ光源。
  10. 【請求項10】高調波のビームの一部をカットするよう
    な配置となる集光またはコリメータレンズを備えた請求
    項3記載の光情報処理装置。
  11. 【請求項11】高調波のビームの一部をカットするため
    の光学系としてピンホールまたはビームカット板を有す
    るとを特徴とする請求項2記載の短波長レーザ光源。
  12. 【請求項12】高調波のビームの一部をカットするため
    の光学系としてピンホールまたはビームカット板を有す
    るとを特徴とする請求項3記載の光情報処理装置。
  13. 【請求項13】高調波のビームをカットする領域が位相
    反転部までであることを特徴とする請求項2記載の短波
    長レーザ光源。
  14. 【請求項14】高調波のビームをカットする領域が位相
    反転部までであることを特徴とする請求項3記載の光情
    報処理装置。
  15. 【請求項15】非線形光学結晶中に周期状に分極反転層
    を形成する工程と、プロトン交換法またはイオン注入法
    により非線形性劣化層を形成する工程と、光導波路を形
    成する工程とを有することを特徴とする光波長変換素子
    の製造方法。
  16. 【請求項16】非線形光学結晶中に周期状に分極反転層
    を形成する工程を行った後、前記周期状に形成された分
    極反転層表面に再反転層を形成する工程と、光導波路を
    形成する工程とを有することを特徴とする光波長変換素
    子の製造方法。
  17. 【請求項17】非線形光学結晶がLiNbxTa1-x3
    (0≦X≦1)基板である請求項1記載の光波長変換素
    子。
  18. 【請求項18】非線形光学結晶がLiNbxTa1-x3
    (0≦X≦1)基板である請求項15または16記載の
    光波長変換素子の製造方法
  19. 【請求項19】非線形性劣化層または再反転層と非線形
    光学結晶との境界が高調波のTM10モードの位相反転点
    と一致している請求項1記載の光波長変換素子。
  20. 【請求項20】非線形性劣化層または再反転層と非線形
    光学結晶との境界が高調波のTM10モードの位相反転点
    と一致している請求項15または16記載の光波長変換
    素子の製造方法。
  21. 【請求項21】プロトン交換法を用いて光導波路を作製
    する請求項1記載の光波長変換素子。
  22. 【請求項22】プロトン交換法を用いて光導波路を作製
    する請求項15または16記載の光波長変換素子の製造
    方法。
  23. 【請求項23】分極反転層または光導波路の作製に赤外
    線加熱装置を用いて熱処理することを特徴とする請求項
    1記載の光波長変換素子。
  24. 【請求項24】分極反転層または光導波路の作製に赤外
    線加熱装置を用いて熱処理することを特徴とする請求項
    15または16記載の光波長変換素子の製造方法。
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