JPH0527223U - エンジンの排気系支持装置 - Google Patents

エンジンの排気系支持装置

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JPH0527223U
JPH0527223U JP074326U JP7432691U JPH0527223U JP H0527223 U JPH0527223 U JP H0527223U JP 074326 U JP074326 U JP 074326U JP 7432691 U JP7432691 U JP 7432691U JP H0527223 U JPH0527223 U JP H0527223U
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JP
Japan
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exhaust
exhaust system
reinforcing frame
engine
silencer
Prior art date
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Pending
Application number
JP074326U
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English (en)
Inventor
好孝 中村
恒利 横倉
勝 福入
和美 岡村
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気系の振動が車体側に伝達されるのを効果
的に抑制する。 【構成】 トランスミッション12とリアデファレンシ
ャル16とを補強フレーム18で連結し、これに排気系
20を支持する。上記補強フレーム18よりも後方の位
置で排気サイレンサ32を車体側に支持するとともに、
この排気サイレンサ32と、排気管24において上記補
強フレーム18に支持されている部分との間の位置にフ
レキシブルチューブ30等の振動絶縁体を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンの排気系を支持するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、排気管等からなるエンジンの排気系は、ラバー等の弾性材を介して車体 側に取付けられるのが一般的である。しかしながら、このような構造では、エン ジンに接続された排気系の振動が車体側に伝達され、車内でのこもり音や異音の 発生を招く不都合がある。
【0003】 そこで、実開昭64−29018号公報には、エンジンに連結されたトランス ミッションと、このトランスミッションにプロペラシャフトを介して連結された リアデファレンシャルとの間に補強フレームを設けるとともに、この補強フレー ムにラバー等を介して排気管を懸架したものが提案されている。この構造によれ ば、排気系はエンジン側の補強フレームに主として支持されるため、その分、こ の排気系の振動が車体側に伝達されるのが抑制される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記排気系の後部に排気サイレンサを設ける場合、この排気サイレンサは一般 に上記補強フレームよりも車体後方に配置されるため、この排気サイレンサを補 強フレーム側に懸架することは困難である。すなわち、排気サイレンサについて は従来と同様に車体側に支持しなければならないので、上記公報のように排気管 を補強フレーム側で支持しても、この排気系の振動が上記排気サイレンサを介し て車体側に伝達されてしまう。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑み、排気系の振動が車体側に伝達されるのをよ り効果的に抑制することができる排気系の支持装置を提供することを目的とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、エンジンに連結されたトランスミッションと、このトランスミッシ ョンの後方に配置されたリアデファレンシャルとを補強フレームで連結し、この 補強フレームに排気系を支持するエンジンの排気系支持装置において、排気サイ レンサを上記補強フレームよりも後方の位置に設け、この排気サイレンサを車体 側に支持するとともに、この排気サイレンサと該排気サイレンサ上流の上記排気 系において補強フレームに支持されている部分との間に振動絶縁体を設けたもの である(請求項1)。
【0007】 この装置において、上記排気サイレンサ上流の排気系は固定ブラケットを介し て補強フレームにリジットに固定することが好ましい(請求項2)。なお、ここ でいう「リジットに」とは、ラバー等の振動吸収材を介さず、排気系と補強フレ ームとが略一体的に振動するように、との意である。
【0008】 さらに、上記排気サイレンサ上流の排気系を上記固定ブラケットで包むように して補強フレームに支持するとともに、上記固定ブラケットと排気系との間に耐 熱潤滑部材を介在させることにより(請求項3)、後述のようなより優れた効果 が得られる。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、排気サイレンサの手前に振動絶縁体が設けられているので 、この振動絶縁体よりも排気上流側の部分の振動は排気サイレンサにほとんど伝 達されない。従って、この排気サイレンサが車体側に支持されていても、車体側 への排気系の振動の伝達は大幅に抑制される。
【0010】 また、上記構造において、排気系及び補強フレームはともにエンジン側に接続 されているので、これらの振動状態はほぼ等しい。従って、従来のように排気系 と補強フレームとをラバー等を介して接続するよりも、このようなラバー等を省 略して請求項2記載のように両者をリジットに固定する方が、補強フレームに体 する排気系の相対的な振動が少なくなり、強度的に有利となる。
【0011】 また、上記排気系は非常に高温となり、その長手方向に大きく熱膨張すること になるが、ここで請求項3記載のように、上記排気系を固定ブラケットで包むよ うにして補強フレームに固定し、かつこの固定ブラケットと排気系との間に耐熱 潤滑部材を介在させるようにすれば、上記熱膨張の際、排気系は上記耐熱潤滑部 材と接触しながら固定ブラケットに対して容易に相対変位することができる。従 って、排気系を固定ブラケットに直接固定する場合に比べ、排気系及び固定ブラ ケットに発生する熱応力が大幅に削減される。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1において、エンジン10の後部にはトランスミッション12が連結されて おり、このトランスミッション12には、その後方に延びるプロペラシャフト1 4を介してリアデファレンシャル16が連結されている。そして、このリアデフ ァレンシャル16と上記トランスミッション12とが、前後方向に延びる補強フ レーム18を介して連結されている。
【0014】 一方、上記エンジン10の排気系20は、エンジン10の各ポートに接続され た排気マニホールド22と、この排気マニホールド22に接続された排気管24 とを備えている。この排気管24の途中には触媒コンバータ26が設けられ、同 排気管24の後端には排気サイレンサ32が接続されており、この排気サイレン サ32は、上記補強フレーム18よりも車体後方の位置に配され、マウント34 等を介して車体側に支持されている。そして、上記排気管24において上記触媒 コンバータ26よりも後方の部分で、上記排気サイレンサ2よりも上流側の部分 が複数の固定ブラケット28を介して上記補強フレーム18に固定されるととも に、この固定ブラケット28で支持された部分と上記排気サイレンサ32との間 に、両者間の振動伝達を阻止する振動絶縁体として蛇腹状のフレキシブルチュー ブ30が設けられている。
【0015】 図2〜図4は上記固定ブラケット28及びこの固定ブラケット28による排気 管24の支持構造を示したものである。図示の固定ブラケット28は、排気管2 4を内側(図2では右側)から支持する内側固定板36と、上記排気管24を外 側(図では左側)から包み込むようにして支持する外側固定板38とからなり、 これらの内側固定板36及び外側固定板38と上記排気管24との間に耐熱潤滑 ユニット44が介在した状態で、上記両固定板36,38の上下両端部がボルト 40及びナット42で上記補強フレーム18の側面に固定されている。
【0016】 上記耐熱潤滑ユニット44は、上記排気管24の外径と略等しい内径をもつリ ング状の耐熱潤滑部材46と、図2の左右方向に縦割りされた2つの潤滑部材ブ ラケット47,48とからなっている。これらの潤滑部材ブラケット47,48 は、図4に示すように上記耐熱潤滑部材46の外周面に嵌合するような断面コ字 状の半リング状に形成されており、これらの潤滑部材ブラケット47,48で上 記耐熱潤滑部材46を左右から挾持した状態で両潤滑ブラケット47,48の両 端部が溶接等で結合されている。そして、上記耐熱潤滑部材46の内周面が排気 管24の外周面に接触する状態で、耐熱潤滑ユニット44全体が排気管24に外 篏されている。
【0017】 ここで、上記耐熱潤滑部材46は、上記排気管24の外周面に対する摩擦係数 が非常に小さく、かつ排気系温度に耐え得るものであればよく、その具体的な材 質としては、ステンレス鋼製メッシュの表面にカーボンを付着させたもの等が好 適である。
【0018】 次に、この装置の作用を説明する。
【0019】 図1に示すエンジン10が始動すると、その振動が排気系20における排気マ ニホールド22及び排気管24に伝達されるとともに、トランスミッション12 を介して補強フレーム18に伝達される。すなわち、排気管24及び補強フレー ム18の振動状態はほぼ等しいので、両者をラバー等を介さず図2〜図4に示す ようにリジットに連結し、両者が一体に振動することにより、補強フレーム18 と排気管24との相対的な振動を削減し、その強度的な信頼性を高めることがで きる。
【0020】 一方、排気サイレンサ32は車体側に支持されているが、この排気サイレンサ 32の手前側には振動伝達を阻止するフレキシブルチューブ30が設けられてい るので、このフレキシブルチューブ30よりも上流側の排気管24の振動が排気 サイレンサ32に伝達されることがほとんどない。従って、この排気サイレンサ 32を媒介とする車体側への振動伝達は大幅に抑制され、これによって車室内で のこもり音や異音は大幅に低減する。
【0021】 また、上記排気管24はエンジン10の作動に伴って非常に高温の状態となり 、その長手方向に大きく熱膨張するが、ここで排気管24と固定ブラケット28 との間には耐熱潤滑ユニット44が介在し、排気管24の外周面には耐熱潤滑部 材46が接触した状態にあるので、上記熱膨張の際、排気管24は固定ブラケッ ト28に対して容易に軸方向に相対変位することができる。従って、排気管24 と固定ブラケット28とを直接固定する場合に比べ、両者に発生する熱応力は大 幅に削減される。
【0022】 なお、本考案において、使用する固定ブラケットの個数は問わず、排気系及び 補強フレームの長さに応じて適宜設定すればよい。また、上記実施例では、排気 管24を左右から挾持する固定ブラケット28を示したが、本願の請求項3記載 の考案における固定ブラケットは、排気系を外側から包むように保持するもので あればよく、例えば上側固定板と下側固定板とで排気系を上下から挾み、両固定 板同士をボルト等で締め付けるようにした構造であってもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案は、トランスミッションとリアデファレンシャルとを連結 する補強フレームで排気系を支持する装置において、排気サイレンサと、該排気 サイレンサ上流の排気系において補強フレームに支持されている部分との間の部 分に振動絶縁体を設けたものであるので、配設位置の関係上、上記排気サイレン サを車体側に支持するようにしても、この排気サイレンサを媒介として排気系の 振動が車体側に伝達されるのを効果的に抑制することができ、この振動に起因す る車室内での騒音を大幅に削減することができる効果がある。
【0024】 さらに、請求項2記載の装置のように、上記排気サイレンサ上流の排気系を固 定ブラケットを介して補強フレームにリジットに固定するようにすれば、元来、 振動状態が略等しい排気系と補強フレームとをほぼ一体に振動させるようにする ことにより、両者の間に振動絶縁体を介在させる従来構造に比べ、補強フレーム に対する排気系の相対的な振動を大幅に削減することができ、これによって強度 的な信頼性を向上させることができる効果がある。
【0025】 さらに、請求項3記載のように、上記固定ブラケットで上記排気サイレンサ上 流の排気系を包むように支持するとともに、この固定ブラケットと排気系との間 に耐熱潤滑部材を介在させるようにすれば、排気系がその長手方向に熱膨張する 際、この排気系が固定ブラケットに対して容易に相対変位することができ、これ によって排気系及び固定ブラケットに発生する熱応力を大幅に低減させることが できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるエンジンの排気系支
持装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】上記装置における固定ブラケット及びこの固定
ブラケットによる排気管の支持構造を示す断面正面図で
ある。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】上記排気管の支持構造を示す断面平面図であ
る。
【符号の説明】
10 エンジン 12 トランスミッション 16 リアデファレンシャル 18 補強フレーム 20 排気系 24 排気管 28 固定ブラケット 30 フレキシブルチューブ(振動絶縁体) 32 排気サイレンサ 36 内側固定板 38 外側固定板 44 耐熱潤滑ユニット 46 耐熱潤滑部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡村 和美 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに連結されたトランスミッショ
    ンと、このトランスミッションの後方に配置されたリア
    デファレンシャルとを補強フレームで連結し、この補強
    フレームに排気系を支持するエンジンの排気系支持装置
    において、排気サイレンサを上記補強フレームよりも後
    方の位置に設け、この排気サイレンサを車体側に支持す
    るとともに、この排気サイレンサと該排気サイレンサ上
    流の排気系において補強フレームに支持されている部分
    との間に振動絶縁体を設けたことを特徴とするエンジン
    の排気系支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジンの排気系支持装
    置において、上記排気サイレンサ上流の排気系を固定ブ
    ラケットを介して補強フレームにリジットに固定したこ
    とを特徴とするエンジンの排気系支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のエンジンの排気系支持装
    置において、上記排気サイレンサ上流の排気系を上記固
    定ブラケットで包むようにして補強フレームに支持する
    とともに、上記固定ブラケットと排気系との間に耐熱潤
    滑部材を介在させたことを特徴とするエンジンの排気系
    支持装置。
JP074326U 1991-09-17 1991-09-17 エンジンの排気系支持装置 Pending JPH0527223U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020028322A (ko) * 2000-10-09 2002-04-17 이계안 자동차용 머플러파이프의 설치구조
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