JPH05271627A - 打抜き加工用両面接着テープもしくはシート - Google Patents

打抜き加工用両面接着テープもしくはシート

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Publication number
JPH05271627A
JPH05271627A JP9889892A JP9889892A JPH05271627A JP H05271627 A JPH05271627 A JP H05271627A JP 9889892 A JP9889892 A JP 9889892A JP 9889892 A JP9889892 A JP 9889892A JP H05271627 A JPH05271627 A JP H05271627A
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JP
Japan
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double
pressure
sensitive adhesive
sided adhesive
adhesive tape
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Pending
Application number
JP9889892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Suzuki
伸治 鈴木
Yasuo Kendo
康雄 見藤
Akio Yamaguchi
章夫 山口
Yutaka Moroishi
裕 諸石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の両面接着テープを打抜き加工すると感
圧性接着剤の流動性が大きいため、流動した接着剤が打
抜き端縁からはみ出してしまうため、設計寸法どおりの
ものを製造するのが困難であったので、感圧性接着剤の
流動性を小さくして打抜き加工に好適な両面接着テープ
とする。 【構成】 両面接着テープの接着剤層をスチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体を主成分とし且つ弾
性率が40〜120g/mm2 である感圧性接着剤によ
り形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は打抜き加工して用いる両
面接着テープもしくは両面接着シート(以下、これらを
両面接着テープと称す)に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム状基材の両面に感圧性接着剤層
(粘着剤層)を設けた接着材をセパレータ上に仮着した
両面接着テープは2つの物品を接着させる用途に使用さ
れている。
【0003】そして、近年、図1に示すようにリング状
構造を有するフィルム基材の両面に、感圧性接着剤層を
設けて成る接着材1を所定間隔毎にセパレータ2上に仮
着した両面接着テープも提案されている。
【0004】かようなリング状構造の接着材を有する両
面接着テープは、例えば、実開昭61−126416号
公報、実公昭61−26339号公報に記載されている
ように、磁性層を有する磁気シートの中心部に設けた孔
に金属製芯金を接着させて磁気フロッピィーディスクを
製造するのに使用できる。
【0005】ところで、このリング状構造の接着材をセ
パレータ上に仮着した両面接着テープは、図2に示すよ
うにフィルム状基材の両面に感圧性接着剤層を形成した
接着材原反3をセパレータ2上に仮着した後、該接着材
原反3を打抜き治具によりリング状に打抜き、その余剰
部分3a、3bをセパレータから剥離除去することによ
り得ることができる。この接着材原反の感圧性接着剤と
しては、実開昭61−126416号公報に記載されて
いるようにスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(以下、
SBRと称す)を主成分とするものが使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記SBR
を主成分とする感圧性接着剤は流動性が大きく、接着材
原反の打抜き加工時に作用する応力により流動する。そ
して、この流動によりリング形状の外縁或いは内縁から
はみ出し、その結果、リング状接着材の外径および内径
の寸法や接着材面積が設計値と異なってしまい、不良と
なってしまうという不都合がしばしば生じていた。
【0007】また、打抜き後における該接着剤の流動に
より、リング状部分と剥離除去すべき部分との境界部に
おいて再接着現象を生じ、余剰部分の剥離時にリング状
部分もセパレータから剥離されてしまうこともある。
【0008】従って、本発明は感圧性接着剤の流動が少
なく、打抜き加工に好適な両面接着テープを提供するこ
とを目的とする。
【0009】かような本発明に係る両面接着テープは、
従来品と同様に磁気ディスクの製造に際し、磁気シート
に設けられた孔に金属製芯金を挿入して接着させるのに
用いることができる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は従来技術の有
する上記課題を解決するため、鋭意研究の結果、特定の
ポリマーを主成分とする接着剤を使用することにより、
所期の目的が達成できることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
【0011】即ち、本発明に係る打抜き加工用両面接着
テープはセパレータ上に、スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(以下、SBSと称す)を主成分
とし且つ弾性率が40〜120g/mm2 である感圧性
接着剤層が仮着されて成ることを特徴とするものであ
る。
【0012】本発明において感圧性接着剤の主成分とし
て用いるSBSとしては、スチレン含有量が約20〜6
0モル%のものが好適であることが判明している。そし
て、このSBSには、種々の添加剤を配合することがで
きる。例えば、ポリテルペン系樹脂、脂肪族系石油樹
脂、芳香族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂、水添ロジンエステル系樹脂、クマロン樹
脂、スチレン系樹脂等の粘着付与剤、パラフィン系プロ
セスオイル、芳香族系プロセスオイル等の軟化剤、液状
ゴム(ポリイソブチレン、ポリブテン、液状ポリイソプ
レン等)や二塩基酸エステル等の可塑剤、フェノール
系、アミン系、ベンズイミダゾール系等の老化防止剤等
を添加できる。これら添加剤の配合量は適宜設定する
が、通常、SBS100重量部に対し、粘着付与剤50
〜100重量部、軟化剤0.5〜10重量部、可塑剤5
〜100重量部、老化防止剤0.5〜10重量部であ
る。
【0013】感圧性接着剤を構成する成分および各成分
の配合量を決定するには、この感圧性接着剤の弾性率が
40〜120g/mm2 となるように留意する。弾性率
がこれよりも小さいと流動性が大きくなり、弾性率が大
きいと初期接着力が不足するようになるので、いずれも
好ましくない。
【0014】本発明に係る打抜き加工用両面接着テープ
を得るには、例えば、SBSに所定の添加剤を適量配合
して有機溶媒に溶解して感圧性接着剤溶液を得、これを
セパレータ上に塗布して乾燥すればよい。セパレータと
しては紙、布、プラスチックフィルムにシリコーン樹脂
やフッ素樹脂のような剥離性樹脂を塗布乾燥したもの
や、フッ素樹脂シート、ポリエチレンシートのような非
接着性シートを使用できる。
【0015】また、本発明に係る打抜き用両面接着シー
トはSBSを主成分とし且つ弾性率が40〜120g/
mm2 である感圧性接着剤層をフィルム状基材の両面に
設けた接着材が、セパレータ上に仮着されたものであっ
てもよい。フィルム状基材としては、柔軟性を要求され
るときは織布、不織布等を、寸法精度を要求されるとき
はプラスチックフィルム、金属箔、紙等を使用できる。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。なお、実施例および比較例において、感圧性接着
剤の構成成分の配合量を示す「部」はいずれも「重量
部」である。
【0017】実施例1 スチレン含有量40モル%のSBS100部に対し、ポ
リテルペン系樹脂(粘着付与剤)100部、ナフテン系
プロセスオイル(軟化剤)5部をトルエンに溶解して固
形分濃度40重量%の感圧性接着剤溶液を得る。
【0018】この接着剤溶液を厚さ38μmのポリエチ
レンテレフタレート(以下、PETと称す)フィルムの
両面に塗布し、温度120℃で5分間乾燥することによ
り、該フィルムの両面に各々厚さ45μmの感圧性接着
剤層(弾性率60g/mm2)を有する両面接着材と
し、これを紙にシリコーン樹脂を塗布乾燥して成るセパ
レータ上に仮着して、打抜き加工用両面接着テープを得
た。
【0019】なお、感圧性接着剤の弾性率は、上記感圧
性接着剤溶液をセパレータ上に塗布し、温度120℃で
5分間乾燥することにより、厚さ45μmの接着剤層を
形成し、これを長さ30mm、幅10mmに切断し、次
いで、この接着剤サンプルを万能引張試験機(東洋測器
社製、テンシロンUTM−III−100)を用い、温
度23±3℃、湿度65±20%、チャック間隔10m
m、引張速度50mm/minの条件で荷重−伸長曲線
をグラフ用紙に描き、原点付近の直線部分を延長せし
め、伸長率200%における荷重を読み取る方法で求め
た。
【0020】この両面接着テープにおける感圧性接着剤
のステンレス板に対する接着力(JIS Z 1528
に規定される方法により測定)は、1230g/20m
m幅であった。
【0021】また、両面接着テープにおける感圧性接着
剤の流動性示すズレ距離−剪断応力曲線を図3に示し
た。この曲線は両面テープをテープを縦、横の寸法が各
々20mmになるように切断し、図4に示すように該テ
ープ片4を介してステンレス板5とPETフィルム(厚
さ188μm)6を接着せしめ、万能引張試験機にセッ
トし、温度25℃、引張速度0.5mm/minの条件
で矢印方向に引張り、テープ片4のズレ距離と該テープ
片に作用する剪断応力を測定し、ズレ距離および剪断応
力をグラフ上にプロットして作製した。
【0022】実施例2 ポリテルペン樹脂に代え脂肪族系環状炭化水素樹脂を用
いること以外は実施例1と同様に作業して、弾性率10
0g/mm2 の感圧性接着剤層を有する打抜き加工用両
面接着テープを得た。
【0023】比較例1 SBR100部に対して、ポリテルペン系樹脂30部、
水添ロジンエステル系樹脂60部およびナフテン系プロ
セスオイル5部をトルエンに溶解して固形分40重量%
の感圧性接着剤溶液を得る。この接着剤溶液を用いるこ
と以外は実施例1と同様に作業して、両面接着テープを
得た。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、SBS
を主成分とし且つ弾性率の特定された感圧性接着剤を用
いたので、実施例に示されているように流動性が小さ
く、打抜き加工に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】打抜き加工した両面接着テープの実例を示す平
面図である。
【図2】打抜き加工用両面接着テープの実例を示す斜視
図である。
【図3】両面接着テープの性能を示すグラフである。
【図4】両面接着テープの性能試験の方法を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 接着材 2 セパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸石 裕 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セパレータ上に、スチレン−ブタジエン
    −スチレンブロック共重合体を主成分とし且つ弾性率が
    40〜120g/mm2 である感圧性接着剤層が仮着さ
    れて成ることを特徴とする打抜き加工用両面接着テープ
    もしくはシート。
  2. 【請求項2】 セパレータ上に、スチレン−ブタジエン
    −スチレンブロック共重合体を主成分とし且つ弾性率が
    40〜120g/mm2 である感圧性接着剤層をフィル
    ム状基材の両面に設けた接着材が仮着されて成ることを
    特徴とする打抜き加工用両面接着テープもしくはシー
    ト。
JP9889892A 1992-03-24 1992-03-24 打抜き加工用両面接着テープもしくはシート Pending JPH05271627A (ja)

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JP (1) JPH05271627A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325249A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Nitto Denko Corp 剥離ライナ、および紫外線硬化型粘着シート、並びに該粘着シートの切断加工方法
JP2006089654A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Panac Co Ltd 両面粘着シート
JP2016089010A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 日昌株式会社 粘着シート

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