JP5346226B2 - 研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ - Google Patents
研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5346226B2 JP5346226B2 JP2009045906A JP2009045906A JP5346226B2 JP 5346226 B2 JP5346226 B2 JP 5346226B2 JP 2009045906 A JP2009045906 A JP 2009045906A JP 2009045906 A JP2009045906 A JP 2009045906A JP 5346226 B2 JP5346226 B2 JP 5346226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- sensitive adhesive
- abrasive
- pressure
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
また、このような研磨材固定用両面粘着テープとして、研磨材固定用粘着剤層を構成する粘着剤としてカルボキシル基や水酸基を有するモノマーと(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体に高軟化点の樹脂を配合した熱活性のアクリル系接着剤が用いられたものが提案されている(特許文献1)。
であることを意味する。
本発明の研磨材固定用両面粘着テープにおいて、定盤固定用粘着剤層を構成する粘着剤は、(メタ)アクリル酸ブチルを90重量%以上含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、キシレン樹脂を5〜30重量部含有する感圧型粘着剤に限定されるが、その理由は以下のとおりである。
(メタ)アクリル酸ブチルを90重量%以上含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含有することにより、定盤固定用粘着剤層は、強い粘着力、耐熱性及び再剥離性を有するものとなり、研磨中の剥れを防止することができる。重合性モノマー混合物中の(メタ)アクリル酸ブチルの含有量は、90重量%以上に限定されるが、その理由は、含有量が90重量%未満では耐熱性の向上効果が不十分であるためで、より好ましくは95重量%以上である。
他の重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、n−メチロールアクリルアミド、無水マレイン酸、酢酸ビニル、スチレンなどの(メタ)アクリル酸ブチルと共重合可能なアルキル基の炭素数が1〜12のビニルモノマーが挙げられ、中でも、研磨材へのより高い接着力を発揮して、研磨材からテープの剥離をより防ぐことができる定盤固定用粘着剤層を得られることから、(メタ)アクリル酸を配合することが好ましい。
すなわち、(メタ)アクリル酸の配合が、少なすぎると凝集力が不足し、粘着剤層のせん断抵抗力が低下して研磨時に加わるせん断力によって凝集破壊を招き、剥離しやすくなり、多すぎるとガラス転移点温度がアップし、低温接着性能が低下するおそれがある。
上記共重合体の分子量としては、重量平均分子量で30万〜80万が好ましい。すなわち、分子量が小さいと耐熱性が劣ったり、粘着剤層のせん断抵抗力が低下して研磨時に加わるせん断力によって凝集破壊を招き、剥離しやすくなる場合があり、大きいと、初期タック性が不足する場合がある。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体を得るためには、(メタ)アクリル酸ブチルと、必要に応じて配合する上述の他の重合性モノマーとを、重合開始剤の存在下にてラジカル反応させればよい。なお、重合方法としては、特に限定されず、従来公知の方法が用いられ、例えば、溶液重合、乳化重合、懸濁重合、塊状重合などが挙げられる。
そして、上記重合開始剤としては、特に限定されず、例えば、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシピバレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレートなどが挙げられ、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ヘキシルパーオキシピバレートが好ましい。なお、上記重合開始剤は単独で用いられても、二種以上が併用されてもよい。
上記キシレン樹脂の配合割合は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、5〜30重量部(より好ましくは10〜20重量部)に限定される。その理由は、キシレン樹脂の配合量が5重量部未満であると、粘着剤層のせん断抵抗力が低下して研磨時に加わるせん断力によって凝集破壊を起こして剥れがおきることがあり、30重量部を超えると、初期タック性が高くて貼り直しがしにくくなるとともに、使用後の剥離が困難となる、あるいは、糊残りすることがあるためである。
その他の粘着付与樹脂としては、特に限定されないが、フェノール樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂が挙げられ、これらを単独であるいは併せて用いることができる。
なお、初期タック性は、JIS Z0237に準拠した傾斜式ボールタック試験により判断でき、30°の傾斜で試験をおこなったとき、ボールナンバーが4〜20となることが好ましく、5〜15となることがより好ましい。
そして、上記研磨材固定用両面粘着テープにおける定盤固定用粘着剤層の180°ピール力は、低いと、研磨工程中にスラリー液に含有された酸やアルカリによって定盤固定用粘着剤層が変質されてその粘着力が低下した際に、研磨材固定用両面粘着テープが研磨機定盤から剥離してしまうことがある一方、高いと、糊残りすることがあるので、5〜20/25mmが好ましく、8〜15N/25mmがより好ましい。
ここで、上記研磨材固定用両面粘着テープにおける定盤固定用粘着剤層の180°ピール力は、JIS Z 0237に準拠して測定するものとする。なお、上記180°ピール力の測定方法において、定盤固定用両面粘着テープからなる試験片を試験板(ステンレス板)に貼着させてから180°ピール力の測定を行うまでに、温度25℃、相対湿度50%の雰囲気中に30分間静置するものとする。
定盤固定用粘着剤層の厚みは、特に限定されないが、20〜60μmが好ましく、30〜50μmがより好ましい。
すなわち、定盤固定用粘着剤層の厚みが薄すぎると、研磨工程中に研磨材とともに研磨材固定用両面粘着テープが定盤から剥離したり、研磨材の研磨精度が劣るおそれがある一方、厚すぎると、再剥離性が低下し定盤から剥離させた際に定盤に糊残りが生じるおそれがある。
〔架橋剤〕
上記定盤固定用粘着剤層に用いられる粘着剤には、架橋剤を添加してもよい。上記架橋剤としては、特に限定されず、例えば、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート型架橋剤などが挙げられ、イソシアネート系架橋剤が好ましい。
本発明において、感熱型粘着剤とは、熱圧着後に高い接着力を発揮するものをいう。
上記感熱型粘着剤に用いられる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体としては、上記定盤固定用粘着剤層を構成する粘着剤に用いられるものと同様のものを用いることができる。
また、上記感熱型粘着剤は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、テルペンフェノール樹脂を20〜70重量部(より好ましくは、30〜60重量部)配合することが好ましいが、その理由は、テルペンフェノール樹脂の配合量が20重量部未満であると、感熱型粘着剤として機能しなかったり、粘着力が不足する場合があり、70重量部を超えると、粘着剤層が硬くなってしまい初期タック性が劣る場合があるためである。
また、本発明で用いられるテルペンフェノール樹脂としては、本発明の目的を達成できれば、特に限定されず、例えば、ヤスハラケミカル社のYSシリーズ商品名T115やヤスハラケミカル社のYSシリーズ商品名T130などの市販のテルペンフェノール樹脂を用いることができる。
その他の粘着付与樹脂としては、特に限定されないが、フェノール樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂が挙げられ、これらを単独であるいは併せて用いることができる。
研磨材固定用両面粘着テープにおける研磨材固定用粘着剤層の180°ピール力は、低いと、研磨工程中にスラリー液に含有された酸やアルカリによって研磨材固定用粘着剤層が変質してその粘着力が低下した際に、研磨材が研磨材固定用両面粘着テープから剥離してしまうことがあるため、20N/25mm以上が好ましく、25N/25mm以上がより好ましい。
ここで、上記研磨材固定用両面粘着テープにおける研磨材固定用粘着剤層の180°ピール力は、JIS Z0237に準拠して測定するものとする。なお、上記180°ピール力の測定方法において、研磨材固定用両面粘着テープからなる試験片を試験板(ステンレス板)に貼着させてから180°ピール力の測定を行うまでに、温度25℃、相対湿度50%の雰囲気中に30分間静置するものとする。
研磨材固定用粘着剤層の厚みは、特に限定されないが、60〜100μmが好ましく、70〜90μmがより好ましい。すなわち、研磨材固定用粘着剤層の厚みが薄すぎると、研磨工程中に研磨材固定用粘着剤層から研磨材が剥離したり、研磨材の研磨精度が劣るおそれがある一方、厚いと、研磨工程中に研磨材固定用粘着剤層で凝集破壊が発生することがある。
上記研磨材固定用粘着剤層に用いられる粘着剤には、架橋剤を添加してもよい。上記架橋剤としては、特に限定されず、例えば、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート型架橋剤などが挙げられ、中でも耐熱性及び耐久性等の性能を発現しやすいことからイソシアネート系架橋剤が好ましい。
基材フィルムの材料としては、特に限定されないが、プラスチックフィルムが好ましく、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のフィルム、もしくはこれらの積層体などが挙げられ、耐薬品性、強度的を求めるのであれば、ポリエチレンテレフタレートが好ましく、研磨材との密着性に優れ、研磨材や被研磨物のうねりへの追従しやすさを求めるのであれば、2軸延伸ポリプロピレンが好ましい。
基材フィルムの厚さは特に限定はされないが、10〜200μmが好ましく、25〜70μmがより好ましく、30〜60μmが更に好ましい。すなわち、基材フィルムが、薄すぎると剛性が不足し、その結果研磨精度が不足する(強度が劣り、取り付け性が劣るということもある。)場合があり、厚すぎると、きれいにぴちっと貼ることが難しく作業性が悪いなど、研磨材への取りつけ作業性に問題がでる場合がある。
研磨材固定用両面粘着テープの製造方法としては、例えば、先ず、一面に離型処理が施されてなる離型フィルム2枚と、定盤固定用粘着剤層用の粘着剤に溶剤(例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル等)を加えて形成された定盤固定用粘着剤層用の粘着剤溶液と、研磨材固定用粘着剤層用の粘着剤に溶剤(例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル等)を加えて形成された研磨材固定用粘着剤層用の粘着剤溶液とを用意する。
続いて、定盤固定用粘着剤層用の粘着剤溶液を一方の離型フィルムの離型処理面に塗布して、粘着剤溶液中の溶剤を完全に乾燥、除去することにより離型フィルムの離型処理面上に定盤固定用粘着剤層が形成されてなる定盤固定用粘着剤層積層フィルムを作製する。その一方、研磨材固定用粘着剤層用の粘着剤溶液を他方の離型フィルムの離型処理面に塗布して、粘着剤溶液中の溶剤を完全に乾燥、除去することにより離型フィルムの離型処理面上に研磨材固定用粘着剤層が形成されてなる研磨材固定用粘着剤層積層フィルムを作製する。
そして、この積層体をゴムローラなどによって厚み方向に加圧することによって、定盤固定用粘着剤層、基材層及び研磨材固定用粘着剤層がこの順に積層一体化されてなり、且つ、その定盤固定用粘着剤層及び研磨材固定用粘着剤層の表面に離型フィルムが剥離可能に積層一体化されてなる研磨材固定用両面粘着テープを得ることができる。
研磨材としては、特に限定されないが、たとえば、発泡ポリウレタン等の高分子樹脂素材により形成されたものや無発泡タイプのウレタン樹脂等が挙げられる。
研磨材付き粘着テープの製造方法としては、特に限定されず、例えば、上記のようにして得られた研磨材固定用両面粘着テープの研磨材固定用粘着剤層上に研磨材を重ね合わせて積層物を作製し、この積層物をゴムローラなどによりその厚み方向に加圧することによって、積層一体化させる方法が挙げられる。
〔感熱型粘着剤溶液A1の作製〕
アクリル酸ブチル95重量部と、アクリル酸5重量部とを共重合させて(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量55万)を得た。得られた(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の固形分100重量部に、テルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカル社製商品名T130)を40重量部添加して感熱型粘着剤溶液A1を得た。
〔感圧型粘着剤溶液B1の作製〕
アクリル酸ブチル97重量部と、アクリル酸3重量部とを共重合させて(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量50万)を得た。得られた(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の固形分100重量部に、キシレン樹脂(フドー株式会社製商品名HP100、分子量1000〜1500)を10重量部添加するとともに、溶剤として酢酸エチルを含む感圧型粘着剤溶液B1を得た。
〔研磨材固定用両面粘着テープの作製〕
上記感熱型粘着剤溶液A1を離型フィルムの離型処理面に塗布して、粘着剤溶液中の溶剤を完全に乾燥、除去することにより、離型フィルムの離型処理面上に、表1に示した厚みを有する研磨材固定用粘着剤層A1が形成されてなる研磨材固定用粘着剤層積層フィルムを作製した。
一方、上記感圧型粘着剤溶液B1を離型フィルムの離型処理面に塗布して、粘着剤溶液中の溶剤を完全に乾燥、除去することにより、離型フィルムの離型処理面上に、表1に示した厚みを有する定盤固定用粘着剤層B1が形成されてなる定盤固定用粘着剤層積層フィルムを作製した。
しかる後、基材フィルムとしての厚さ23μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの一面に上記定盤固定用粘着剤層積層フィルムをその定盤固定用粘着剤層B1が基材フィルムに対向した状態となるように積層させる一方、上記二軸延伸ポリプロピレンフィルムの他面に上記研磨材固定用粘着剤層積層フィルムをその研磨材固定用粘着剤層A1が基材フィルムに対向した状態となるように積層させて、積層体を得た。
そして、この積層体をゴムローラなどによって厚み方向に加圧することによって、定盤固定用粘着剤層B1、二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる基材層及び研磨材固定用粘着剤層A1がこの順に積層一体化されてなり、且つ、その定盤固定用粘着剤層B1及び研磨材固定用粘着剤層A1の表面に離型フィルムが剥離可能に積層一体化されてなる研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
キシレン樹脂の配合量を5重量部とした感圧型粘着剤溶液B2を用いて定盤固定用粘着剤層B2を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
キシレン樹脂の配合量を30重量部とした感圧型粘着剤溶液B3を用いて定盤固定用粘着剤層B3を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
キシレン樹脂の配合量を20重量部とした感圧型粘着剤溶液B4を用いて定盤固定用粘着剤層B4を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
〔感圧型粘着剤溶液B1の作製〕
キシレン樹脂として、キシレン樹脂(フドー株式会社製商品名H80、分子量465)を用いた感圧型粘着剤溶液B5によって定盤固定用粘着剤層B5を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体として、アクリル酸ブチル90重量部と、アクリル酸10重量部とを共重合させて得た(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量55万)を用いた感圧型粘着剤溶液B6によって定盤固定用粘着剤層B6を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体として、アクリル酸ブチル90重量部と、アクリル酸9重量部と、アクリロニトリル1重量部とを共重合させて得た(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量55万)を用いた感圧型粘着剤溶液B7によって定盤固定用粘着剤層B7を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
テルペンフェノール樹脂の配合量を20重量部とした感熱型粘着剤溶液A2を用いて研磨材固定用粘着剤層A2を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
テルペンフェノール樹脂の配合量を70重量部とした感熱型粘着剤溶液A3を用いて研磨材固定用粘着剤層A3を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
テルペンフェノール樹脂の配合量を60重量部とした感熱粘着剤溶液A4を用いて研磨材固定用粘着剤層A4を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
定盤固定用粘着剤層B1の厚みを表1に示すとおりにした以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
定盤固定用粘着剤層B1の厚みを表1に示すとおりにした以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
研磨材固定用粘着剤層A1の厚みを表1に示すとおりにした以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
研磨材固定用粘着剤層A1の厚みを表1に示すとおりにした以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体として、アクリル酸ブチル85重量部と、アクリル酸15重量部とを共重合させた(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体(重量平均分子量50万)を用いた感圧型粘着剤溶液B8によって定盤固定用粘着剤層B8を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
キシレン樹脂の配合量を35重量部とした感圧型粘着剤溶液B9を用いて定盤固定用粘着剤層B9を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
キシレン樹脂の配合量を3重量部とした感圧型粘着剤溶液B10を用いて定盤固定用粘着剤層B10を形成した以外は、上記実施例1と同様にして研磨材固定用両面粘着テープを製造した。
研磨材固定用両面粘着テープから縦300mm×横25mmの平面長方形状の試験片を切り出した。この試験片の定盤固定用粘着剤層面に対し、JIS Z0237の傾斜式ボールタック試験方法に基づき、30°の傾斜で試験を行い、停止した最大のボールナンバーを調べた。
研磨材固定用両面粘着テープから縦150mm×横25mmの平面長方形状の試験片を切り出した。この試験片の定盤固定用粘着剤層をステンレス板上に重ね合わせて2kgのローラーで押圧し、試験片をステンレス板上に貼着してから温度25℃、相対湿度50%の雰囲気下にて20分間に亘って放置した後、引張試験機を用いてJIS Z0237(=180度ピール試験)に準拠して粘着力を測定した。
得られた研磨布固定用両面粘着テープの研磨材固定用粘着剤層上に25μm厚みのPETフィルムを裏打ちし、長さ100mm、幅25mmの平面長方形状の試験片を切り出し、試験片の定盤固定用粘着剤層をステンレス板上に重ね合わせて2kgのローラーで押圧し、試験片をステンレス板上に貼着させた後、40℃で60分間に亘って養生させた。
次いで、PETフィルムの下面に試験片が水平に位置した状態となるように配設し、40℃において、試験片の長さ方向の端部に1kgfの荷重を垂直方向に付加し、試験片に荷重を付加してから1時間後の剥離長さを、ルーペを用いて測定した。
上記定盤固定用粘着剤層の粘着力測定方法と同様の要領で試験片をステンレス板から剥離した際のステンレス板上の糊残りの有無を目視観察し、下記基準に基づいて判断した。
○:ステンレス板上に糊残りはなかった。
△:ステンレス板上に部分的に糊残りを生じた。
×:定盤固定用粘着剤層に凝集破壊を生じ、ステンレス板上に全面的に糊残りを生じた。
研磨材固定用両面粘着テープから縦150mm×横25mmの平面長方形状の試験片を切り出した。この試験片の研磨材用粘着剤層をステンレス板上に重ね合わせて2kgのローラーで押圧し、試験片をステンレス板上に貼着してから温度25℃、相対湿度50%の雰囲気下にて20分間に亘って放置した後、引張試験機を用いてJIS Z0237に準拠して粘着力を測定した。
得られた研磨布固定用両面粘着テープの定盤固定用粘着剤層上に25μm厚みのPETフィルムを裏打ちし、長さ100mm、幅25mmの平面長方形状の試験片を切り出し、2kgのローラーで押圧して試験片の研磨材固定用粘着剤層をステンレス板上に貼着させた後、40℃で60分間に亘って養生させた。
次いで、PETフィルムの下面に試験片が水平に位置した状態となるように配設し、40℃において、試験片の長さ方向の端部に1kgfの荷重を垂直方向に付加し、試験片に荷重を付加してから1時間後の剥離長さを、ルーペを用いて測定した。
実施例及び比較例で得られた研磨材固定用両面粘着シートの、研磨材固定用粘着剤層に研磨材としての厚さ1.5mmの研磨パッドを積層し、ゴムロールを用いて貼り合せた。そして、研磨装置定盤に載せて、研磨パッド側からゴムロールを押し当てて定盤固定用粘着剤層を定盤に固定した。
ガラス板を被研磨試験体とし、研磨スラリー(通常CMP用に用いられるスラリーであるCabot Microelectronics社製W2000(pH2.3))を用い、研磨圧力49.0kPa、回転数100rpmで5分間研磨パッドを稼動させた。その後、研磨材固定用両面テープの定盤固定用粘着剤層と定盤の界面について、剥離状態を目視観察した。上述操作を10回行った。
以下の基準で評価した。
◎:はがれも浮きも見られなかった。
○:浮きが1箇所見られた。
△:浮きが2箇所見られた。
×:はがれも浮きも両方見られた。
Claims (3)
- 基材フィルムの一方の面に研磨材固定用粘着剤層が積層一体化され、他方の面に定盤固定用粘着剤層が積層一体化された研磨材固定用両面粘着テープであって、定盤固定用粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸ブチルを90重量%以上含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、キシレン樹脂を5〜30重量部含有する感圧型粘着剤であり、研磨材固定用粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸ブチルを90重量%以上含有する重合性モノマー混合物中の重合性モノマーを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体と、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体の固形分100重量部に対して、テルペンフェノール樹脂を20〜70重量部含有する感熱型粘着剤であることを特徴とする、研磨材固定用両面粘着テープ。
- 定盤固定用粘着剤層の厚みが20〜60μmであり、研磨材固定用粘着剤層の厚みが60〜100μmであることを特徴とする請求項1に記載の研磨材固定用両面粘着テープ。
- 請求項1または請求項2に記載の研磨材固定用両面粘着テープの、研磨材固定用粘着剤層上に研磨材が貼着固定されていることを特徴とする研磨材付き粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009045906A JP5346226B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009045906A JP5346226B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010194699A JP2010194699A (ja) | 2010-09-09 |
JP5346226B2 true JP5346226B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=42819970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009045906A Active JP5346226B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5346226B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5942657B2 (ja) * | 2012-07-19 | 2016-06-29 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 研磨部材固定用両面粘着テープ |
JP6513356B2 (ja) * | 2013-09-13 | 2019-05-15 | 日東電工株式会社 | 研磨パッド固定用粘着シート |
JP7358768B2 (ja) * | 2019-04-16 | 2023-10-11 | Dic株式会社 | 粘着テープ |
JP7388909B2 (ja) * | 2019-12-20 | 2023-11-29 | 日東電工株式会社 | 両面粘着テープ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000077366A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-14 | Nitta Ind Corp | 研磨布及びその研磨布の研磨機定盤への脱着方法 |
JP2002285114A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 研磨材固定用テープ |
JP2008098356A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 両面粘着テープおよびその製造方法 |
JP2008255253A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 研磨材用両面感圧接着シート |
-
2009
- 2009-02-27 JP JP2009045906A patent/JP5346226B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010194699A (ja) | 2010-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3021646B2 (ja) | 位置付けおよび再位置付け可能な感圧接着剤 | |
KR101800470B1 (ko) | 점착 테이프, 적층체 및 화상 표시 장치 | |
TWI617641B (zh) | 感溫性黏著劑 | |
JP5519917B2 (ja) | 研磨布固定用両面粘着テープ | |
JP5520026B2 (ja) | 研磨パッド固定用両面テープ | |
JP2015165023A (ja) | 粘着剤組成物および粘着シート | |
JP2008115272A (ja) | 熱剥離性両面粘着シート及び被加工体の加工方法 | |
KR101832480B1 (ko) | 접합을 생성시키는 방법 | |
JP5346227B2 (ja) | 研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ | |
JP2008255253A (ja) | 研磨材用両面感圧接着シート | |
JP2009209320A (ja) | 研磨材固定用両面粘着テープ | |
JP5346226B2 (ja) | 研磨材固定用両面粘着テープ及び研磨材付き粘着テープ | |
JP2010150494A (ja) | 粘着剤及び研磨布固定用両面粘着テープ | |
JP2009544777A (ja) | 室温で非粘着性の熱活性化可能な接着材料の打ち抜き法 | |
US20160355706A1 (en) | Double-Sided Self-Adhesive Products with High Optical Quality | |
JP6832222B2 (ja) | 両面粘着テープ及びその製造方法 | |
JP6471574B2 (ja) | 研磨パッド固定用粘着剤、および研磨パッド固定用粘着シート | |
JP5432764B2 (ja) | 研磨布固定用両面接着テープ及び研磨布固定用パッド | |
JP4107729B2 (ja) | 熱発泡型粘着剤及び粘着部材 | |
JP2010150512A (ja) | 研磨材固定用両面粘着テープ | |
JP5328467B2 (ja) | 研磨布固定用両面粘着テープ | |
JP2002285114A (ja) | 研磨材固定用テープ | |
JP3967837B2 (ja) | 表面保護フィルム | |
JP5385535B2 (ja) | 研磨布固定用両面粘着テープ及びこれを用いた研磨布積層体 | |
JP2010221366A (ja) | 研磨材固定用両面感圧接着シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130604 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130703 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130816 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5346226 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |