JPH05270229A - 車両のサスペンション制御装置 - Google Patents
車両のサスペンション制御装置Info
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- JPH05270229A JPH05270229A JP4071141A JP7114192A JPH05270229A JP H05270229 A JPH05270229 A JP H05270229A JP 4071141 A JP4071141 A JP 4071141A JP 7114192 A JP7114192 A JP 7114192A JP H05270229 A JPH05270229 A JP H05270229A
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- 238000013016 damping Methods 0.000 claims abstract description 76
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/015—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
- B60G17/018—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by the use of a specific signal treatment or control method
- B60G17/0182—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by the use of a specific signal treatment or control method involving parameter estimation, e.g. observer, Kalman filter
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60G2400/00—Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
- B60G2400/20—Speed
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-
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- B60G2500/22—Spring constant
-
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- B60G2600/00—Indexing codes relating to particular elements, systems or processes used on suspension systems or suspension control systems
- B60G2600/14—Differentiating means, i.e. differential control
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サスペンション機構のばね定数および減衰力
を独立制御して車体の姿勢制御と乗り心地の両立を図
る。 【構成】 マイクロコンピュータ38はアクチュエータ
14a〜14dを制御することによってショックアブソ
ーバ11a〜11dの減衰力を切り換えるとともに、ア
クチュエータ15a〜15dを制御することによって主
エアチャンバ12a〜12dおよび副エアチャンバ13
a〜13dによるばね定数を切り換える。この制御にお
いては、車両が路面上の大きな突起を乗り越えて車体の
上下方向の変位量が大きくなったとき、ばね定数を大き
くして車両の姿勢を制御するとともに、減衰力を小さく
して乗り心地を良好にする。また、車両が凹凸の多い悪
路を走行していて車体の上下方向の速度が大きいとき、
減衰力を大きくして車両の姿勢を制御するとともに、ば
ね定数を小さくして乗り心地を良好にする。
を独立制御して車体の姿勢制御と乗り心地の両立を図
る。 【構成】 マイクロコンピュータ38はアクチュエータ
14a〜14dを制御することによってショックアブソ
ーバ11a〜11dの減衰力を切り換えるとともに、ア
クチュエータ15a〜15dを制御することによって主
エアチャンバ12a〜12dおよび副エアチャンバ13
a〜13dによるばね定数を切り換える。この制御にお
いては、車両が路面上の大きな突起を乗り越えて車体の
上下方向の変位量が大きくなったとき、ばね定数を大き
くして車両の姿勢を制御するとともに、減衰力を小さく
して乗り心地を良好にする。また、車両が凹凸の多い悪
路を走行していて車体の上下方向の速度が大きいとき、
減衰力を大きくして車両の姿勢を制御するとともに、ば
ね定数を小さくして乗り心地を良好にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ばね定数および減衰力
をそれぞれ独立に変更可能なサスペンション機構を制御
する車両のサスペンション制御装置に関する。
をそれぞれ独立に変更可能なサスペンション機構を制御
する車両のサスペンション制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来装置としては、例えば実開昭60−
148105号公報に示されているように、エアチャン
バの体積を第1アクチュエータにより切り換えてばね定
数を変更可能とするとともに、ショックアブソーバ内の
流体通路面積を第2アクチュエータにより切り換えて減
衰力を変更可能としたサスペンション機構が知られてい
る。
148105号公報に示されているように、エアチャン
バの体積を第1アクチュエータにより切り換えてばね定
数を変更可能とするとともに、ショックアブソーバ内の
流体通路面積を第2アクチュエータにより切り換えて減
衰力を変更可能としたサスペンション機構が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来装置
にあっては、走行路面の状態に応じたばね定数および減
衰力の具体的な制御が実現されておらず、車体の姿勢制
御と乗り心地の両立が図られていない。本発明は上記問
題に対処するためになされたもので、その目的は車体の
姿勢制御と乗り心地の両立を図った車両のサスペンショ
ン制御装置を提供することにある。
にあっては、走行路面の状態に応じたばね定数および減
衰力の具体的な制御が実現されておらず、車体の姿勢制
御と乗り心地の両立が図られていない。本発明は上記問
題に対処するためになされたもので、その目的は車体の
姿勢制御と乗り心地の両立を図った車両のサスペンショ
ン制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、ばね定数および減衰力を
それぞれ独立に変更可能な第1および第2アクチュエー
タを有する車両のサスペンション機構を制御する車両の
サスペンション制御装置において、基準高さに対する上
下方向の車体の変位量を検出する変位量検出手段と、上
下方向の車体の速度を検出する速度検出手段と、前記検
出された変位量および速度に応じた制御信号を第1およ
び第2アクチュエータに出力して前記変位量が大きくな
るにしたがってサスペンション機構のばね定数を大きく
制御するとともに同機構の減衰力を小さく制御し、かつ
前記速度が大きくなるにしたがってサスペンション機構
のばね定数を小さく制御するとともに同機構の減衰力を
大きく制御する制御手段とを設けたことにある。
に、本発明の構成上の特徴は、ばね定数および減衰力を
それぞれ独立に変更可能な第1および第2アクチュエー
タを有する車両のサスペンション機構を制御する車両の
サスペンション制御装置において、基準高さに対する上
下方向の車体の変位量を検出する変位量検出手段と、上
下方向の車体の速度を検出する速度検出手段と、前記検
出された変位量および速度に応じた制御信号を第1およ
び第2アクチュエータに出力して前記変位量が大きくな
るにしたがってサスペンション機構のばね定数を大きく
制御するとともに同機構の減衰力を小さく制御し、かつ
前記速度が大きくなるにしたがってサスペンション機構
のばね定数を小さく制御するとともに同機構の減衰力を
大きく制御する制御手段とを設けたことにある。
【0005】
【作用】車体が振動する場合の典型的な例としては、車
両が路面上の大きな突起を乗り越えたとき、路面上に凹
凸が連続する走行路を走行しているときなどがある。前
者の場合には、ばね上の共振周波数に近い1〜2Hz程度
の大きな振幅の振動であり、基準高さに対する上下方向
の車体の変位量は大きいが、上下方向の車体の速度は小
さい(図25のA参照)。したがって、この前者の場
合、制御手段がサスペンション機構のばね定数を大きく
制御するとともに、同機構の減衰力を小さく制御する。
そして、ばね定数が大きく設定されると、変位量が大き
いので、車体の姿勢変化が効果的に規制され、車体の姿
勢制御が有効になされる。また、ばね定数および減衰力
は共に小さいほど車両の乗り心地が良好になることは一
般的に知られていることであり、この場合、サスペンシ
ョン機構の減衰力は小さく設定されるので、この減衰力
の制御により車両の乗り心地の悪化が防止される。
両が路面上の大きな突起を乗り越えたとき、路面上に凹
凸が連続する走行路を走行しているときなどがある。前
者の場合には、ばね上の共振周波数に近い1〜2Hz程度
の大きな振幅の振動であり、基準高さに対する上下方向
の車体の変位量は大きいが、上下方向の車体の速度は小
さい(図25のA参照)。したがって、この前者の場
合、制御手段がサスペンション機構のばね定数を大きく
制御するとともに、同機構の減衰力を小さく制御する。
そして、ばね定数が大きく設定されると、変位量が大き
いので、車体の姿勢変化が効果的に規制され、車体の姿
勢制御が有効になされる。また、ばね定数および減衰力
は共に小さいほど車両の乗り心地が良好になることは一
般的に知られていることであり、この場合、サスペンシ
ョン機構の減衰力は小さく設定されるので、この減衰力
の制御により車両の乗り心地の悪化が防止される。
【0006】一方、後者の場合には、路面の凹凸に対応
した細かな振動であり、前記車体の変位量は小さなもの
となるが、前記車体の速度は速い(図25のB参照)。
したがって、この後者の場合、制御手段がサスペンショ
ン機構のばね定数を小さく制御するとともに、同機構の
減衰力を大きく制御する。そして、減衰力が大きく設定
されると、上下方向の車体の速度が大きいので、車体の
姿勢変化が効果的に規制され、車体の姿勢制御が有効に
なされる。また、この場合には、サスペンション機構の
ばね定数が小さく設定されるので、このばね定数の制御
により車両の乗り心地の悪化が防止される。
した細かな振動であり、前記車体の変位量は小さなもの
となるが、前記車体の速度は速い(図25のB参照)。
したがって、この後者の場合、制御手段がサスペンショ
ン機構のばね定数を小さく制御するとともに、同機構の
減衰力を大きく制御する。そして、減衰力が大きく設定
されると、上下方向の車体の速度が大きいので、車体の
姿勢変化が効果的に規制され、車体の姿勢制御が有効に
なされる。また、この場合には、サスペンション機構の
ばね定数が小さく設定されるので、このばね定数の制御
により車両の乗り心地の悪化が防止される。
【0007】
【発明の効果】上記のような作用説明からも理解できる
とおり、本発明によれば、ばね定数または減衰力のいず
れか一方により車体の姿勢制御が有効になされると同時
に、他方により車両の乗り心地が良好に保たれるので、
車両の姿勢制御と乗り心地を両立させることができる。
とおり、本発明によれば、ばね定数または減衰力のいず
れか一方により車体の姿勢制御が有効になされると同時
に、他方により車両の乗り心地が良好に保たれるので、
車両の姿勢制御と乗り心地を両立させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は車両のサスペンション装置の全体を概略
的に示している。
すると、図1は車両のサスペンション装置の全体を概略
的に示している。
【0009】このサスペンション装置は、車両の左右前
輪および左右後輪にそれぞれ対応して、各輪と車体との
間に設けられたショックアブソーバ11a〜11d、主
エアチャンバ12a〜12dおよび副エアチャンバ13
a〜13dを有する。ショックアブソーバ11a〜11
dは、アクチュエータ14a〜14dによって制御され
るバルブ開度に応じて車体の上下動に対する減衰力を3
段階(ソフト、ミドル、ハード)に変更できるようにな
っている。主エアチャンバ12a〜12dは(主エアチ
ャンバ12a〜12dと副エアチャンバ13a〜13d
とが連通している場合には副エアチャンバ13a〜13
dも)、それらの収容空気量に応じて各輪位置の車高を
連続的に変更できるようになっている。副エアチャンバ
13a〜13dは、アクチュエータ15a〜15dによ
って主エアチャンバ12a〜12dとの連通が切り換え
られるバルブのオンオフにより、主エアチャンバ12a
〜12dと協働して車体の上下動に対するばね定数を2
段階(ソフト、ハード)に変更するものである。なお、
これらのショックアブソーバ11a〜11d、主エアチ
ャンバ12a〜12d、副エアチャンバ13a〜13d
およびアクチュエータ14a〜14d,15a〜15d
は公知技術(例えば、実開昭60−148105号公報
参照)であるので、これらの詳しい説明を省略する。
輪および左右後輪にそれぞれ対応して、各輪と車体との
間に設けられたショックアブソーバ11a〜11d、主
エアチャンバ12a〜12dおよび副エアチャンバ13
a〜13dを有する。ショックアブソーバ11a〜11
dは、アクチュエータ14a〜14dによって制御され
るバルブ開度に応じて車体の上下動に対する減衰力を3
段階(ソフト、ミドル、ハード)に変更できるようにな
っている。主エアチャンバ12a〜12dは(主エアチ
ャンバ12a〜12dと副エアチャンバ13a〜13d
とが連通している場合には副エアチャンバ13a〜13
dも)、それらの収容空気量に応じて各輪位置の車高を
連続的に変更できるようになっている。副エアチャンバ
13a〜13dは、アクチュエータ15a〜15dによ
って主エアチャンバ12a〜12dとの連通が切り換え
られるバルブのオンオフにより、主エアチャンバ12a
〜12dと協働して車体の上下動に対するばね定数を2
段階(ソフト、ハード)に変更するものである。なお、
これらのショックアブソーバ11a〜11d、主エアチ
ャンバ12a〜12d、副エアチャンバ13a〜13d
およびアクチュエータ14a〜14d,15a〜15d
は公知技術(例えば、実開昭60−148105号公報
参照)であるので、これらの詳しい説明を省略する。
【0010】これらの主エアチャンバ12a〜12dに
は、同チャンバ12a〜12dに空気を給排する給排装
置が接続されている。この給排装置は電動モータ16に
より駆動されるコンプレッサ17を備えており、同コン
プレッサ17はチェック弁18、エアドライヤ19、並
列接続されたチェック弁21およびオリフィス22、並
びに各輪毎に設けた電磁切り換え弁23a〜23dを介
して、主エアチャンバ12a〜12dに接続されてい
る。これらの電磁切り換え弁23a〜23dは通常オフ
状態にあり、通電によりオン状態となってチェック弁2
1およびオリフィス22と各エアチャンバ12a〜12
dとの各連通を許容する。また、チェック弁18とエア
ドライヤ19との接続点には電磁切り換え弁24が接続
されており、同弁24は通常オフ状態にあり、通電によ
りオン状態となって前記接続点を大気に連通させる。
は、同チャンバ12a〜12dに空気を給排する給排装
置が接続されている。この給排装置は電動モータ16に
より駆動されるコンプレッサ17を備えており、同コン
プレッサ17はチェック弁18、エアドライヤ19、並
列接続されたチェック弁21およびオリフィス22、並
びに各輪毎に設けた電磁切り換え弁23a〜23dを介
して、主エアチャンバ12a〜12dに接続されてい
る。これらの電磁切り換え弁23a〜23dは通常オフ
状態にあり、通電によりオン状態となってチェック弁2
1およびオリフィス22と各エアチャンバ12a〜12
dとの各連通を許容する。また、チェック弁18とエア
ドライヤ19との接続点には電磁切り換え弁24が接続
されており、同弁24は通常オフ状態にあり、通電によ
りオン状態となって前記接続点を大気に連通させる。
【0011】次に、前述したアクチュエータ14a〜1
4d,15a〜15dおよび電磁切り換え弁23a〜2
3d,24を制御する電気制御装置について説明する。
この電気制御装置は、車高センサ31a〜31d、車高
スイッチ33、舵角速度センサ34、車速センサ35、
前後加速度センサ36および横加速度センサ37を備え
ている。車高センサ31a〜31dは各輪位置にそれぞ
れ設けられ、同位置の車体の路面からの高さ(以下、車
高という)HFL,HFR,HRL,HRR をそれぞれ検出してそ
れらの検出信号を出力する。車高スイッチ33は運転者
により操作されて、車高をハイ/ローまたはそれ以上の
段階に切り換えるスイッチである。舵角速度センサ34
は操舵ハンドルの回転速度を検出して、前輪の舵角速度
θV を表す検出信号を出力する。車速センサ35は車速
Vを検出してその検出信号を出力する。前後加速度セン
サ36は車体の前後方向の加速度GX を検出してその検
出信号を出力する。横加速度センサ37は車体の横方向
の加速度GY を検出してその検出信号を出力する。
4d,15a〜15dおよび電磁切り換え弁23a〜2
3d,24を制御する電気制御装置について説明する。
この電気制御装置は、車高センサ31a〜31d、車高
スイッチ33、舵角速度センサ34、車速センサ35、
前後加速度センサ36および横加速度センサ37を備え
ている。車高センサ31a〜31dは各輪位置にそれぞ
れ設けられ、同位置の車体の路面からの高さ(以下、車
高という)HFL,HFR,HRL,HRR をそれぞれ検出してそ
れらの検出信号を出力する。車高スイッチ33は運転者
により操作されて、車高をハイ/ローまたはそれ以上の
段階に切り換えるスイッチである。舵角速度センサ34
は操舵ハンドルの回転速度を検出して、前輪の舵角速度
θV を表す検出信号を出力する。車速センサ35は車速
Vを検出してその検出信号を出力する。前後加速度セン
サ36は車体の前後方向の加速度GX を検出してその検
出信号を出力する。横加速度センサ37は車体の横方向
の加速度GY を検出してその検出信号を出力する。
【0012】これらの各種センサ31a〜31d,34
〜37および車高スイッチ33はマイクロコンピュータ
38に接続されている。マイクロコンピュータ38はC
PU,ROM,RAMなどからなり、図2に示されたフ
ローチャートに対応したプログラムを実行して、アクチ
ュエータ14a〜14d,15a〜15dおよび電磁切
り換え弁23a〜23d,24を制御する。
〜37および車高スイッチ33はマイクロコンピュータ
38に接続されている。マイクロコンピュータ38はC
PU,ROM,RAMなどからなり、図2に示されたフ
ローチャートに対応したプログラムを実行して、アクチ
ュエータ14a〜14d,15a〜15dおよび電磁切
り換え弁23a〜23d,24を制御する。
【0013】次に、上記のように構成した実施例の動作
を前記フローチャートにしたがって説明する。イグニッ
ションスイッチ(図示しない)がオンされると、マイク
ロコンピュータ38は図2のステップ50にてプログラ
ムの実行を開始し、ステップ51〜65からなる循環処
理を実行して、各輪位置の車高、同位置の車体の上下動
に対するばね定数および減衰力を制御する。
を前記フローチャートにしたがって説明する。イグニッ
ションスイッチ(図示しない)がオンされると、マイク
ロコンピュータ38は図2のステップ50にてプログラ
ムの実行を開始し、ステップ51〜65からなる循環処
理を実行して、各輪位置の車高、同位置の車体の上下動
に対するばね定数および減衰力を制御する。
【0014】この循環処理においては、ステップ51に
て車高スイッチ33の操作状態に応じて目標車高H* を
設定し、ステップ52にて車体が上下に振動していない
状態における各輪位置の車高を目標車高H* に制御す
る。この場合、各車高センサ31a〜31dによりそれ
ざれ検出された各車高HFL,HFR,HRL,HRR が読み込ま
れ、各検出車高HFL,HFR,HRL,HRRの平均的な値が目
標車高H*に等しくなるように、電磁切り換え弁23a
〜23d,24が制御されて、主エアチャンバ12bに
対して空気が給排される。これにより、車体が上下に振
動していないときには、各車高HFL,HFR,HRL,HRR は
目標車高H* に常に設定されて車体の振動に対する基準
となるので、以下この目標車高H*を基準車高H*とい
う。
て車高スイッチ33の操作状態に応じて目標車高H* を
設定し、ステップ52にて車体が上下に振動していない
状態における各輪位置の車高を目標車高H* に制御す
る。この場合、各車高センサ31a〜31dによりそれ
ざれ検出された各車高HFL,HFR,HRL,HRR が読み込ま
れ、各検出車高HFL,HFR,HRL,HRRの平均的な値が目
標車高H*に等しくなるように、電磁切り換え弁23a
〜23d,24が制御されて、主エアチャンバ12bに
対して空気が給排される。これにより、車体が上下に振
動していないときには、各車高HFL,HFR,HRL,HRR は
目標車高H* に常に設定されて車体の振動に対する基準
となるので、以下この目標車高H*を基準車高H*とい
う。
【0015】この車高調整の後、ステップ53にて各車
高センサ31a〜31d、舵角速度センサ34、車速セ
ンサ35、前後加速度センサ36および横加速度センサ
37によってそれぞれ検出された各車高HFL,HFR,
HRL,HRR、舵角速度θV、車速V、前後加速度GXおよ
び横加速度GYを読み込み、ステップ54にて図3〜5
に示す特性のテーブルを参照して舵角速度θV、車速
V、前後加速度GXおよび横加速度GYに基づく制御値X
HV,XGX,XGY を決定する。この場合、制御値XHVは、
舵角速度θV および車速Vが大きくなるにしたがって大
きな値に設定される。制御値XGX,XGY は、前後加速度
GXおよび横加速度GYが大きくなるにしたがって大きな
値にそれぞれ設定される。次に、ステップ55にて制御
値XHV,XGX,XGYを用いた下記数1,2の演算の実行に
よりばね定数制御値X1 および減衰力制御値X2 をそれ
ぞれ計算する。
高センサ31a〜31d、舵角速度センサ34、車速セ
ンサ35、前後加速度センサ36および横加速度センサ
37によってそれぞれ検出された各車高HFL,HFR,
HRL,HRR、舵角速度θV、車速V、前後加速度GXおよ
び横加速度GYを読み込み、ステップ54にて図3〜5
に示す特性のテーブルを参照して舵角速度θV、車速
V、前後加速度GXおよび横加速度GYに基づく制御値X
HV,XGX,XGY を決定する。この場合、制御値XHVは、
舵角速度θV および車速Vが大きくなるにしたがって大
きな値に設定される。制御値XGX,XGY は、前後加速度
GXおよび横加速度GYが大きくなるにしたがって大きな
値にそれぞれ設定される。次に、ステップ55にて制御
値XHV,XGX,XGYを用いた下記数1,2の演算の実行に
よりばね定数制御値X1 および減衰力制御値X2 をそれ
ぞれ計算する。
【0016】
【数1】X1=XHV+XGX+XGY
【0017】
【数2】X2=XGX+XGY 前記ステップ55の処理後、ステップ56にて各車高H
FL,HFR,HRL,HRR から基準車高H* を減算することに
より、上下方向の車体の変位量ΔHFL(=HFL−H*),
ΔHFR(=HFR−H*),ΔHRL(=HRL−H*),ΔH
RR(=HRR−H*) を計算する。次に、ステップ57に
て各車高HFL,HFR,HRL,HRRを時間微分することによ
り上下方向の車体の速度VPFL(=dHFL/dt),V
PFR(=dHFR/dt),VPRL(=dHRL/dt),VPRR(=dH
RR/dt) を計算する。
FL,HFR,HRL,HRR から基準車高H* を減算することに
より、上下方向の車体の変位量ΔHFL(=HFL−H*),
ΔHFR(=HFR−H*),ΔHRL(=HRL−H*),ΔH
RR(=HRR−H*) を計算する。次に、ステップ57に
て各車高HFL,HFR,HRL,HRRを時間微分することによ
り上下方向の車体の速度VPFL(=dHFL/dt),V
PFR(=dHFR/dt),VPRL(=dHRL/dt),VPRR(=dH
RR/dt) を計算する。
【0018】次に、ステップ58にて前記計算した変位
量ΔHFL,ΔHFR,ΔHRL,ΔHRR の各絶対値|ΔH
FL|,|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR| に基づいてマ
イクロコンピュータ38のROM内に記憶されている図
6のメンバーシップ関数に対応したデータをそれぞれ参
照することにより、ばね定数に関し、各絶対値|ΔHFL
|,|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR| が属する各領域
(KS1,KS2,KS3,KS4,KS5)をそれぞれ決定するとと
もに、それらの領域に属する確率をそれぞれ決定する。
この決定方法について一例を上げて説明すると、 絶対
値|ΔHFL|,|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR|の一
つが値ΔHYであれば、この値ΔHYを含む全ての領域K
S4,KS5 が抽出されるとともに、値ΔHYを変数とする
各領域KS4,KS5の関数値「0.65」,「0.35」が各領域K
S4,KS5に属する確率として決定される。
量ΔHFL,ΔHFR,ΔHRL,ΔHRR の各絶対値|ΔH
FL|,|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR| に基づいてマ
イクロコンピュータ38のROM内に記憶されている図
6のメンバーシップ関数に対応したデータをそれぞれ参
照することにより、ばね定数に関し、各絶対値|ΔHFL
|,|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR| が属する各領域
(KS1,KS2,KS3,KS4,KS5)をそれぞれ決定するとと
もに、それらの領域に属する確率をそれぞれ決定する。
この決定方法について一例を上げて説明すると、 絶対
値|ΔHFL|,|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR|の一
つが値ΔHYであれば、この値ΔHYを含む全ての領域K
S4,KS5 が抽出されるとともに、値ΔHYを変数とする
各領域KS4,KS5の関数値「0.65」,「0.35」が各領域K
S4,KS5に属する確率として決定される。
【0019】また、ステップ59にて車体の上下方向の
速度VPFL,VPFR,VPRL,VPRR の各絶対値|VPFL|,|
VPFR|,|VPRL|,|VPRR| に基づいて前記ROM内
に記憶されている図7のメンバーシップ関数に対応した
データを参照することにより、ばね定数に関し、各絶対
値|VPFL|,|VPFR|,|VPRL|,|VPRR| が属する
領域(KV1,KV2,KV3,KV4,KV5)がそれぞれ決定され
るとともに、それらの領域に属する確率がそれぞれ決定
される。この決定方法について一例を上げて説明する
と、絶対値|VPFL|,|VPFR|,|VPRL|,|VPRR|
の一つが値VPY であれば、この値VPY を含む全ての領
域KV1,KV2 が抽出されるとともに、値VPY を変数と
する各領域KV1,KV2の関数値「0.25」,「0.75」が各領
域KV1,KV2に属する確率として決定される。
速度VPFL,VPFR,VPRL,VPRR の各絶対値|VPFL|,|
VPFR|,|VPRL|,|VPRR| に基づいて前記ROM内
に記憶されている図7のメンバーシップ関数に対応した
データを参照することにより、ばね定数に関し、各絶対
値|VPFL|,|VPFR|,|VPRL|,|VPRR| が属する
領域(KV1,KV2,KV3,KV4,KV5)がそれぞれ決定され
るとともに、それらの領域に属する確率がそれぞれ決定
される。この決定方法について一例を上げて説明する
と、絶対値|VPFL|,|VPFR|,|VPRL|,|VPRR|
の一つが値VPY であれば、この値VPY を含む全ての領
域KV1,KV2 が抽出されるとともに、値VPY を変数と
する各領域KV1,KV2の関数値「0.25」,「0.75」が各領
域KV1,KV2に属する確率として決定される。
【0020】そして、ステップ60にて前記決定した領
域および確率に基づいてばね定数制御値Y1 を決定す
る。まず、前記ステップ58,59の処理により決定し
た各領域KS4,KS5,KV1,KV2 に基づいて前記ROM内
に記憶した図8の表に対応したデータを参照することに
より、ばね定数制御値Y1 の属する領域R1〜R5が決定さ
れるとともに、それらの各確率が決定される。なお、こ
れらの領域R1〜R5は数字が大きくなるにしたがってばね
定数が大きくなることを表す。この場合、前記決定され
た領域を例にして説明すると、変位量ΔHFL(または変
位量ΔHFR,ΔHRL,ΔHRR)の絶対値|ΔHFL|(また
は絶対値|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR|)=ΔHY
が属する領域としてKS4,KS5が決定されているととも
に、速度PFL(またはVPFR,VPRL,VPRR)の絶対値|
PFL|(または|VPFR|,|VPRL|,|VPRR|)=VPY
が属する領域としてKV1,KV2が決定されているので、
ばね定数制御値Y1 が属する領域として、領域KS4,K
S5と領域KV1,KV2の全ての組合せに対応した領域すな
わち領域R4,R5 が決定される。また、ばね定数制御値Y
1 がこれらの領域R4,R5に属する確率は、下記のよ
うにしてそれぞれ決定される。
域および確率に基づいてばね定数制御値Y1 を決定す
る。まず、前記ステップ58,59の処理により決定し
た各領域KS4,KS5,KV1,KV2 に基づいて前記ROM内
に記憶した図8の表に対応したデータを参照することに
より、ばね定数制御値Y1 の属する領域R1〜R5が決定さ
れるとともに、それらの各確率が決定される。なお、こ
れらの領域R1〜R5は数字が大きくなるにしたがってばね
定数が大きくなることを表す。この場合、前記決定され
た領域を例にして説明すると、変位量ΔHFL(または変
位量ΔHFR,ΔHRL,ΔHRR)の絶対値|ΔHFL|(また
は絶対値|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR|)=ΔHY
が属する領域としてKS4,KS5が決定されているととも
に、速度PFL(またはVPFR,VPRL,VPRR)の絶対値|
PFL|(または|VPFR|,|VPRL|,|VPRR|)=VPY
が属する領域としてKV1,KV2が決定されているので、
ばね定数制御値Y1 が属する領域として、領域KS4,K
S5と領域KV1,KV2の全ての組合せに対応した領域すな
わち領域R4,R5 が決定される。また、ばね定数制御値Y
1 がこれらの領域R4,R5に属する確率は、下記のよ
うにしてそれぞれ決定される。
【0021】領域R4は領域KS4,KV2の組合せにより
決定されたものであると同時に、値ΔHY が領域KS4に
属する確率は「0.65」であり、かつ値ΔVPYが領域KV2
に属する確率は「0.75」であったので、両確率の小さな
方をとって、ばね定数制御値Y1 が領域R4に属する確率
は「0.65」に決定される。 領域R5は領域KS4,KV1、領域KS5,KV1および領域
KS5,KV2の各組合せにより決定されたものであるの
で、前記と同様な方法により、ばね定数制御値Y1 が
領域R5に属する確率はまず「0.25」、「0.25」および
「0.35」に決定される。そして、これらの確率のうちで
最も大きなものが最終的に選択されて、ばね定数制御値
Y1 が領域R5に属する確率は「0.35」に決定される。な
お、ばね定数制御値Y1 が領域R1〜R5の一つに属する確
率の決定においては、値ΔHY が領域KS1〜KS4に属す
る確率と、値ΔVPYが領域KV1〜KV2に属する確率との
大きい方の値を採用してもよい。また、ばね定数制御値
Y1 が領域R1〜R5のうちで複数のものに属する場合に
は、各領域に属する確率のうちで最も小さい値を採用し
たり、各確率の平均値を採用してもよい。
決定されたものであると同時に、値ΔHY が領域KS4に
属する確率は「0.65」であり、かつ値ΔVPYが領域KV2
に属する確率は「0.75」であったので、両確率の小さな
方をとって、ばね定数制御値Y1 が領域R4に属する確率
は「0.65」に決定される。 領域R5は領域KS4,KV1、領域KS5,KV1および領域
KS5,KV2の各組合せにより決定されたものであるの
で、前記と同様な方法により、ばね定数制御値Y1 が
領域R5に属する確率はまず「0.25」、「0.25」および
「0.35」に決定される。そして、これらの確率のうちで
最も大きなものが最終的に選択されて、ばね定数制御値
Y1 が領域R5に属する確率は「0.35」に決定される。な
お、ばね定数制御値Y1 が領域R1〜R5の一つに属する確
率の決定においては、値ΔHY が領域KS1〜KS4に属す
る確率と、値ΔVPYが領域KV1〜KV2に属する確率との
大きい方の値を採用してもよい。また、ばね定数制御値
Y1 が領域R1〜R5のうちで複数のものに属する場合に
は、各領域に属する確率のうちで最も小さい値を採用し
たり、各確率の平均値を採用してもよい。
【0022】次に、同ステップ60にてばね定数制御値
Y1 が各領域に属する確率とマイクロコンピュータ38
のROM内に記憶されている図9のメンバーシップ関数
に対応したデータとに基づいて、同制御値Y1 が各領域
に属する確率に対応した各領域の面積の論理和を演算す
るとともに、前記面積の重心位置(0〜1)を計算して
同重心位置に対応した値を最終的にばね定数制御値Y1
として決定する。この場合、前述のように、ばね定数制
御値Y1 が各領域R4,R5に属する確率が「0.65」「0.3
5」である場合を例にして説明すると、前記面積の論理
和は図9のハッチングで示した部分となり、このハッチ
ングで示した部分の重心値(0〜1)が最終的なばね定
数制御値Y1 として計算される。
Y1 が各領域に属する確率とマイクロコンピュータ38
のROM内に記憶されている図9のメンバーシップ関数
に対応したデータとに基づいて、同制御値Y1 が各領域
に属する確率に対応した各領域の面積の論理和を演算す
るとともに、前記面積の重心位置(0〜1)を計算して
同重心位置に対応した値を最終的にばね定数制御値Y1
として決定する。この場合、前述のように、ばね定数制
御値Y1 が各領域R4,R5に属する確率が「0.65」「0.3
5」である場合を例にして説明すると、前記面積の論理
和は図9のハッチングで示した部分となり、このハッチ
ングで示した部分の重心値(0〜1)が最終的なばね定
数制御値Y1 として計算される。
【0023】なお、前述のように、本実施例では、ばね
定数制御値Y1 のディファジィ化を重心法を用いて計算
したが、このディファジィ化を面積法(荷重平均法)を
用いて計算するようにしてもよい。この場合、領域R4,
R5の各重心位置に対応した値を各領域R4,R5毎のハッチ
ング部分の面積で重み付けするとともに、それらの総和
を計算した後、同総和を各領域R4,R5毎のハッチング部
分の面積の総和で除算すればよい。
定数制御値Y1 のディファジィ化を重心法を用いて計算
したが、このディファジィ化を面積法(荷重平均法)を
用いて計算するようにしてもよい。この場合、領域R4,
R5の各重心位置に対応した値を各領域R4,R5毎のハッチ
ング部分の面積で重み付けするとともに、それらの総和
を計算した後、同総和を各領域R4,R5毎のハッチング部
分の面積の総和で除算すればよい。
【0024】上記ステップ60の処理後、ステップ61
にて、前記ステップ58の処理と同様に、変位量Δ
HFL,ΔHFR,ΔHRL,ΔHRR の各絶対値|ΔHFL|,|
ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR| に基づいてマイクロ
コンピュータ38のROM内に記憶されている図10の
メンバーシップ関数に対応したデータをそれぞれ参照す
ることにより、減衰力に関し、各絶対値|ΔHFL|,|
ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR| が属する各領域(C
S1,CS2,CS3,CS4,CS5)をそれぞれ決定するととも
に、それらの領域に属する確率をそれぞれ決定する。ま
た、ステップ62にて、前記ステップ59の処理と同様
に、車体の上下方向の速度VPFL,VPFR,VPRL,VPRR の
各絶対値|VPFL|,|VPFR|,|VPRL|,|VPRR| に
基づいて前記ROM内に記憶されている図11のメンバ
ーシップ関数に対応したデータを参照することにより、
減衰力に関し、各絶対値|VPFL|,|VPFR|,|VPRL
|,|VPRR|が属する領域(CV1,CV2,CV3,CV4,
CV5)がそれぞれ決定されるとともに、それらの領域に
属する確率がそれぞれ決定される。
にて、前記ステップ58の処理と同様に、変位量Δ
HFL,ΔHFR,ΔHRL,ΔHRR の各絶対値|ΔHFL|,|
ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR| に基づいてマイクロ
コンピュータ38のROM内に記憶されている図10の
メンバーシップ関数に対応したデータをそれぞれ参照す
ることにより、減衰力に関し、各絶対値|ΔHFL|,|
ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR| が属する各領域(C
S1,CS2,CS3,CS4,CS5)をそれぞれ決定するととも
に、それらの領域に属する確率をそれぞれ決定する。ま
た、ステップ62にて、前記ステップ59の処理と同様
に、車体の上下方向の速度VPFL,VPFR,VPRL,VPRR の
各絶対値|VPFL|,|VPFR|,|VPRL|,|VPRR| に
基づいて前記ROM内に記憶されている図11のメンバ
ーシップ関数に対応したデータを参照することにより、
減衰力に関し、各絶対値|VPFL|,|VPFR|,|VPRL
|,|VPRR|が属する領域(CV1,CV2,CV3,CV4,
CV5)がそれぞれ決定されるとともに、それらの領域に
属する確率がそれぞれ決定される。
【0025】そして、ステップ63にて、前記ステップ
60の処理と同様に、前記決定した領域および確率に基
づいて減衰力制御値Y2 を決定する。この場合も、ま
ず、前記ステップ61,62の処理により決定した各領
域CS4,CS5,CV1,CV2 に基づいて前記ROM内に記憶
した図12の表に対応したデータを参照することによ
り、減衰力制御値Y2 の属する領域R1〜R5が決定される
とともに、それらの各確率が決定される。なお、これら
の領域R1〜R5は数字が大きくなるにしたがって減衰力が
大きくなることを表す。次に、減衰力制御値Y2 が各領
域に属する確率と前記ROM内に記憶されている図13
のメンバーシップ関数に対応したデータとに基づいて、
同制御値Y2 が各領域に属する確率に対応した各領域の
面積の論理和を演算するとともに、前記面積の重心位置
(0〜1)を計算して同重心位置に対応した値を最終的
に減衰力制御値Y2 として決定する。
60の処理と同様に、前記決定した領域および確率に基
づいて減衰力制御値Y2 を決定する。この場合も、ま
ず、前記ステップ61,62の処理により決定した各領
域CS4,CS5,CV1,CV2 に基づいて前記ROM内に記憶
した図12の表に対応したデータを参照することによ
り、減衰力制御値Y2 の属する領域R1〜R5が決定される
とともに、それらの各確率が決定される。なお、これら
の領域R1〜R5は数字が大きくなるにしたがって減衰力が
大きくなることを表す。次に、減衰力制御値Y2 が各領
域に属する確率と前記ROM内に記憶されている図13
のメンバーシップ関数に対応したデータとに基づいて、
同制御値Y2 が各領域に属する確率に対応した各領域の
面積の論理和を演算するとともに、前記面積の重心位置
(0〜1)を計算して同重心位置に対応した値を最終的
に減衰力制御値Y2 として決定する。
【0026】前記ステップ56〜63の処理からなるフ
ァジィ推論によるばね定数制御値Y1および減衰力制御
値Y2の決定後、同制御値Y1,Y2と前記ステップ5
4,55の処理によって決定したばね定数制御値X1お
よび減衰力制御値X2とを用いた下記数3,4の演算の
実行により、各輪毎にばね定数制御値Z1 および減衰力
制御値Z2をそれぞれ計算する。
ァジィ推論によるばね定数制御値Y1および減衰力制御
値Y2の決定後、同制御値Y1,Y2と前記ステップ5
4,55の処理によって決定したばね定数制御値X1お
よび減衰力制御値X2とを用いた下記数3,4の演算の
実行により、各輪毎にばね定数制御値Z1 および減衰力
制御値Z2をそれぞれ計算する。
【0027】
【数3】Z1=X1+Y1
【0028】
【数4】Z2=X2+Y2 次に、ステップ65にて前記各輪毎に計算したばね定数
制御値Z1 および減衰力制御値Z2 に基づいてアクチュ
エータ15a〜15d,14a〜14dをそれぞれ制御
して、主エアチャンバ12a〜12dおよび副エアチャ
ンバ13a〜13dによるばね定数をそれぞれ切り換え
るとともに、ショックアブソーバ11a〜11dの減衰
力を切り換える。
制御値Z1 および減衰力制御値Z2 に基づいてアクチュ
エータ15a〜15d,14a〜14dをそれぞれ制御
して、主エアチャンバ12a〜12dおよび副エアチャ
ンバ13a〜13dによるばね定数をそれぞれ切り換え
るとともに、ショックアブソーバ11a〜11dの減衰
力を切り換える。
【0029】この場合、ばね定数の切り換えにはヒステ
リシスが付与されるようになっていて、図14に示すよ
うに、ばね定数制御値Z1 は所定値Z10,Z11と比較さ
れるようになっている。すなわち、主エアチャンバ12
a〜12dと副エアチャンバ13a〜13dとが連通状
態にあれば、ばね定数制御値Z1 は所定値Z11と比較さ
れて、同制御値Z1 が所定値Z11より大きくなった時点
で、アクチュエータ15a〜15dが制御されて、両チ
ャンバ12a〜12d,13a〜13dが非連通状態に
切り換えられる。これにより、両チャンバ12a〜12
d,13a〜13dによるばね定数はソフト状態からハ
ード状態へ切り換えられる。また、主エアチャンバ12
a〜12dと副エアチャンバ13a〜13dとが非連通
状態にあれば、ばね定数制御値Z1 は所定値Z10と比較
されて、同制御値Z1 が所定値Z10より小さくなった時
点で、アクチュエータ15a〜15dが制御されて、両
チャンバ12a〜12d,13a〜13dが連通状態に
切り換えられる。これにより、両チャンバ12a〜12
d,13a〜13dによるばね定数はハード状態からソ
フト状態へ切り換えられる。
リシスが付与されるようになっていて、図14に示すよ
うに、ばね定数制御値Z1 は所定値Z10,Z11と比較さ
れるようになっている。すなわち、主エアチャンバ12
a〜12dと副エアチャンバ13a〜13dとが連通状
態にあれば、ばね定数制御値Z1 は所定値Z11と比較さ
れて、同制御値Z1 が所定値Z11より大きくなった時点
で、アクチュエータ15a〜15dが制御されて、両チ
ャンバ12a〜12d,13a〜13dが非連通状態に
切り換えられる。これにより、両チャンバ12a〜12
d,13a〜13dによるばね定数はソフト状態からハ
ード状態へ切り換えられる。また、主エアチャンバ12
a〜12dと副エアチャンバ13a〜13dとが非連通
状態にあれば、ばね定数制御値Z1 は所定値Z10と比較
されて、同制御値Z1 が所定値Z10より小さくなった時
点で、アクチュエータ15a〜15dが制御されて、両
チャンバ12a〜12d,13a〜13dが連通状態に
切り換えられる。これにより、両チャンバ12a〜12
d,13a〜13dによるばね定数はハード状態からソ
フト状態へ切り換えられる。
【0030】減衰力の切り換えにもヒステリシスが付与
されるようになっていて、図15に示すように、減衰力
制御値Z2 は所定値Z20〜Z23と比較されるようになっ
ている。すなわち、ショックアブソーバ11a〜11d
の減衰力がソフト状態またはミドル状態にあれば、減衰
力制御値Z2 は所定値Z21,Z23とそれぞれ比較され
て、同制御値Z2 が所定値Z21,Z23よりそれぞれ大き
くなった時点で、アクチュエータ14a〜14dが制御
されて、減衰力がソフト状態からミドル状態へまたはミ
ドル状態からハード状態へ切り換えられる。また、ショ
ックアブソーバ11a〜11dの減衰力がハード状態ま
たはミドル状態にあれば、減衰力制御値Z2 は所定値Z
22,Z20とそれぞれ比較されて、同制御値Z2 が所定値
Z22,Z20よりそれぞれ小さくなった時点で、アクチュ
エータ14a〜14dが制御されて、減衰力がハード状
態からミドル状態へまたはミドル状態からソフト状態へ
切り換えられる。
されるようになっていて、図15に示すように、減衰力
制御値Z2 は所定値Z20〜Z23と比較されるようになっ
ている。すなわち、ショックアブソーバ11a〜11d
の減衰力がソフト状態またはミドル状態にあれば、減衰
力制御値Z2 は所定値Z21,Z23とそれぞれ比較され
て、同制御値Z2 が所定値Z21,Z23よりそれぞれ大き
くなった時点で、アクチュエータ14a〜14dが制御
されて、減衰力がソフト状態からミドル状態へまたはミ
ドル状態からハード状態へ切り換えられる。また、ショ
ックアブソーバ11a〜11dの減衰力がハード状態ま
たはミドル状態にあれば、減衰力制御値Z2 は所定値Z
22,Z20とそれぞれ比較されて、同制御値Z2 が所定値
Z22,Z20よりそれぞれ小さくなった時点で、アクチュ
エータ14a〜14dが制御されて、減衰力がハード状
態からミドル状態へまたはミドル状態からソフト状態へ
切り換えられる。
【0031】上記のような作用説明からも理解できると
おり、上記実施例によれば、図2のステップ54,55
の処理により、車速Vおよび舵角速度θV が大きくなる
とばね定数制御値X1 は大きくなり、また前後加速度G
Xまたは横加速度GYが大きくなるとばね定数制御値X1
および減衰力制御値X2は大きくなる。そして、これら
のばね定数制御値X1および減衰力制御値X2がそれぞれ
大きくなると、サスペンション機構のばね定数および減
衰力が大きく設定されるので、車両の旋回時、車両の加
減速時などのように車体の姿勢が変化する場合に、同姿
勢変化が抑制される。
おり、上記実施例によれば、図2のステップ54,55
の処理により、車速Vおよび舵角速度θV が大きくなる
とばね定数制御値X1 は大きくなり、また前後加速度G
Xまたは横加速度GYが大きくなるとばね定数制御値X1
および減衰力制御値X2は大きくなる。そして、これら
のばね定数制御値X1および減衰力制御値X2がそれぞれ
大きくなると、サスペンション機構のばね定数および減
衰力が大きく設定されるので、車両の旋回時、車両の加
減速時などのように車体の姿勢が変化する場合に、同姿
勢変化が抑制される。
【0032】また、車両が比較的平坦な路面を走行中に
路面上の大きな突起を乗り越えると、車体はばね上共振
周波数に近い1〜2Hz程度の大きな振幅で振動する。こ
の場合、振動の振幅は大きいが、振動の速度は小さい
(図25のA参照)。したがって、ステップ56〜63
の処理により、ばね定数制御値Y1 は大きな値に設定さ
れるとともに、減衰力制御値Y2 は小さな値に設定され
る。これにより、サスペンション機構のばね定数はハー
ド状態に設定されるとともに同機構の減衰力はソフト状
態に設定され、このばね定数により車体の姿勢変化が効
果的に抑制されるとともに、減衰力により車両の乗り心
地が良好に制御される。
路面上の大きな突起を乗り越えると、車体はばね上共振
周波数に近い1〜2Hz程度の大きな振幅で振動する。こ
の場合、振動の振幅は大きいが、振動の速度は小さい
(図25のA参照)。したがって、ステップ56〜63
の処理により、ばね定数制御値Y1 は大きな値に設定さ
れるとともに、減衰力制御値Y2 は小さな値に設定され
る。これにより、サスペンション機構のばね定数はハー
ド状態に設定されるとともに同機構の減衰力はソフト状
態に設定され、このばね定数により車体の姿勢変化が効
果的に抑制されるとともに、減衰力により車両の乗り心
地が良好に制御される。
【0033】さらに、車両が路面上に凹凸の多い悪路を
走行すると、車体がこの路面の凹凸に追従して振動す
る。この場合、車体の振動の振幅は小さいが、振動の速
度は速い(図25のB参照)。したがって、ステップ5
6〜63の処理により、ばね定数制御値Y1は小さな値
に設定されるとともに、減衰力制御値Y2は大きな値に
設定される。これにより、サスペンション機構のばね定
数はソフト状態に設定されるとともに同機構の減衰力は
ハード状態に設定され、この減衰力により車体の姿勢変
化が効果的に抑制されるとともに、ばね定数により車両
の乗り心地が良好に制御される。
走行すると、車体がこの路面の凹凸に追従して振動す
る。この場合、車体の振動の振幅は小さいが、振動の速
度は速い(図25のB参照)。したがって、ステップ5
6〜63の処理により、ばね定数制御値Y1は小さな値
に設定されるとともに、減衰力制御値Y2は大きな値に
設定される。これにより、サスペンション機構のばね定
数はソフト状態に設定されるとともに同機構の減衰力は
ハード状態に設定され、この減衰力により車体の姿勢変
化が効果的に抑制されるとともに、ばね定数により車両
の乗り心地が良好に制御される。
【0034】次に、上記実施例の変形例について説明す
ると、ばね定数の制御に関しては、マイクロコンピュー
タ38のROM内に、図6〜9のメンバシップ関数およ
び図表に示されたデータに代えて、図16〜19のメン
バシップ関数および図表に示されたデータが記憶されて
いる。減衰力制御に関しては、マイクロコンピュータ3
8のROM内に。図10〜13のメンバシップ関数およ
び図表に示されたデータに代えて、図20〜23のメン
バシップ関数および図表に示されたデータが記憶されて
いる。
ると、ばね定数の制御に関しては、マイクロコンピュー
タ38のROM内に、図6〜9のメンバシップ関数およ
び図表に示されたデータに代えて、図16〜19のメン
バシップ関数および図表に示されたデータが記憶されて
いる。減衰力制御に関しては、マイクロコンピュータ3
8のROM内に。図10〜13のメンバシップ関数およ
び図表に示されたデータに代えて、図20〜23のメン
バシップ関数および図表に示されたデータが記憶されて
いる。
【0035】図16,17のメンバシップ関数に関して
は、「0」近傍の変位量ΔHおよび速度VP に対して領
域KS0,KV0がそれぞれ割り当てられ、正の変位量ΔH
および速度VP に対して領域KS1,KS3,KS5,KV1,
KV3,KV5が変位量ΔHおよび速度VP の増加順にそれ
ぞれ割り当てられ、また負の変位量ΔHおよび速度VP
に対して領域KS2,KS4,KS6,KV2,KV4,KV6が変
位量ΔHおよび速度VP の減少順にそれぞれ割り当てら
れている。なお、正は上方向を表し、かつ負は下方向を
表している。図18の図表および図19のメンバシップ
関数において、ばね定数制御値Y1 が属する領域R1〜R7
は、この順に、ばね定数が大きくなることを表してい
る。そして、この場合も、上記実施例の場合と同様に、
変位量ΔHの絶対値|ΔH|が増加するにしたがって、
ばね定数制御値Y1が属する領域は大きなばね定数を表
すものとなっている。また、速度VPの絶対値|VP|が
増加するにしたがって、ばね定数制御値Y1が属する領
域は小さなばね定数を表すものとなっている。ただし、
変位量ΔHおよび速度VP の正負の符号が不一致の場合
におけるばね定数制御値Y1 が属する領域は、変位量Δ
Hおよび速度VP の正負の符号が一致する場合に比べ
て、小さなばね定数を表すものなっていることを特徴と
している。
は、「0」近傍の変位量ΔHおよび速度VP に対して領
域KS0,KV0がそれぞれ割り当てられ、正の変位量ΔH
および速度VP に対して領域KS1,KS3,KS5,KV1,
KV3,KV5が変位量ΔHおよび速度VP の増加順にそれ
ぞれ割り当てられ、また負の変位量ΔHおよび速度VP
に対して領域KS2,KS4,KS6,KV2,KV4,KV6が変
位量ΔHおよび速度VP の減少順にそれぞれ割り当てら
れている。なお、正は上方向を表し、かつ負は下方向を
表している。図18の図表および図19のメンバシップ
関数において、ばね定数制御値Y1 が属する領域R1〜R7
は、この順に、ばね定数が大きくなることを表してい
る。そして、この場合も、上記実施例の場合と同様に、
変位量ΔHの絶対値|ΔH|が増加するにしたがって、
ばね定数制御値Y1が属する領域は大きなばね定数を表
すものとなっている。また、速度VPの絶対値|VP|が
増加するにしたがって、ばね定数制御値Y1が属する領
域は小さなばね定数を表すものとなっている。ただし、
変位量ΔHおよび速度VP の正負の符号が不一致の場合
におけるばね定数制御値Y1 が属する領域は、変位量Δ
Hおよび速度VP の正負の符号が一致する場合に比べ
て、小さなばね定数を表すものなっていることを特徴と
している。
【0036】図20,21のメンバシップ関数に関して
は、「0」近傍の変位量ΔHおよび速度VP に対して領
域CS0,CV0がそれぞれ割り当てられ、正の変位量ΔH
および速度VP に対して領域CS1,CS3,CS5,CV1,
CV3,CV5が変位量ΔHおよび速度VP の増加順にそれ
ぞれ割り当てられ、また負の変位量ΔHおよび速度VP
に対して領域CS2,CS4,CS6,CV2,CV4,CV6が変
位量ΔHおよび速度VP の減少順にそれぞれ割り当てら
れている。図22の図表および図23のメンバシップ関
数において、減衰力制御値Y2 が属する領域R1〜R7は、
この順に、減衰力が大きくなることを表している。そし
て、この場合も、上記実施例の場合と同様に、変位量Δ
Hの絶対値|ΔH|が増加するにしたがって、減衰力制
御値Y2が属する領域は小さな減衰力を表すものとなっ
ている。また、速度VP の絶対値|VP|が増加するに
したがって、減衰力制御値Y2が属する領域は大きな減
衰力を表すものとなっている。ただし、変位量ΔHおよ
び速度VP の正負の符号が不一致の場合における減衰力
制御値Y2 が属する領域は、変位量ΔHおよび速度VP
の正負の符号が一致する場合に比べて、小さな減衰力を
表すものなっていることを特徴としている。
は、「0」近傍の変位量ΔHおよび速度VP に対して領
域CS0,CV0がそれぞれ割り当てられ、正の変位量ΔH
および速度VP に対して領域CS1,CS3,CS5,CV1,
CV3,CV5が変位量ΔHおよび速度VP の増加順にそれ
ぞれ割り当てられ、また負の変位量ΔHおよび速度VP
に対して領域CS2,CS4,CS6,CV2,CV4,CV6が変
位量ΔHおよび速度VP の減少順にそれぞれ割り当てら
れている。図22の図表および図23のメンバシップ関
数において、減衰力制御値Y2 が属する領域R1〜R7は、
この順に、減衰力が大きくなることを表している。そし
て、この場合も、上記実施例の場合と同様に、変位量Δ
Hの絶対値|ΔH|が増加するにしたがって、減衰力制
御値Y2が属する領域は小さな減衰力を表すものとなっ
ている。また、速度VP の絶対値|VP|が増加するに
したがって、減衰力制御値Y2が属する領域は大きな減
衰力を表すものとなっている。ただし、変位量ΔHおよ
び速度VP の正負の符号が不一致の場合における減衰力
制御値Y2 が属する領域は、変位量ΔHおよび速度VP
の正負の符号が一致する場合に比べて、小さな減衰力を
表すものなっていることを特徴としている。
【0037】そして、この変形例においては、上記実施
例の図2のステップ58,59,61,62にて、変位
量ΔHFL,ΔHFR,ΔHRL,ΔHRRの各絶対値|ΔHFL|,
|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR|および速度VPFL,V
PFR,VPRL,VPRR の各絶対値|VPFL|,|VPFR|,|V
PRL|,|VPRR| に代えて、変位量ΔHFL,ΔHFR,ΔH
RL,ΔHRR および速度VPFL,VPFR,VPRL,VPRR そのも
のに基づいて、各領域(KS0,KS1,KS2,KS3,KS4,K
S5,KS6),(KV0,KV1,KV2,KV3,KV4,KV5,
KV6),(CS0,CS1,CS2,CS3,CS4,CS5,CS6),
(CV0,CV1,CV2,CV3,CV4,CV5,CV6)および確率を
決定するようにしている。その他の点について、上記実
施例の場合と同様である。
例の図2のステップ58,59,61,62にて、変位
量ΔHFL,ΔHFR,ΔHRL,ΔHRRの各絶対値|ΔHFL|,
|ΔHFR|,|ΔHRL|,|ΔHRR|および速度VPFL,V
PFR,VPRL,VPRR の各絶対値|VPFL|,|VPFR|,|V
PRL|,|VPRR| に代えて、変位量ΔHFL,ΔHFR,ΔH
RL,ΔHRR および速度VPFL,VPFR,VPRL,VPRR そのも
のに基づいて、各領域(KS0,KS1,KS2,KS3,KS4,K
S5,KS6),(KV0,KV1,KV2,KV3,KV4,KV5,
KV6),(CS0,CS1,CS2,CS3,CS4,CS5,CS6),
(CV0,CV1,CV2,CV3,CV4,CV5,CV6)および確率を
決定するようにしている。その他の点について、上記実
施例の場合と同様である。
【0038】このように構成した変形例においても、車
体の上下方向の変位量ΔHの絶対値|ΔH|が大きけれ
ば、ばね定数制御値Y1 は大きな値に設定されるととも
に、減衰力制御値Y2 は小さな値に設定される。車体の
上下方向の速度VP の絶対値|VP|が大きければ、ば
ね定数制御値Y1は小さな値に設定されるとともに、減
衰力制御値Y2 は大きな値に設定される。したがって、
この変形例においても、上記実施例と同様な効果が期待
される。また、この変形例においては、前記特徴によ
り、車体が基準車高H*に復帰していく場合には、車体
が基準車高H*から離れていく場合に比べて、ばね定数
制御値Y1および減衰力制御値Y2が属する領域を小さな
ばね定数および減衰力を表すものにそれぞれ設定する。
したがって、この場合には、サスペンション機構のばね
定数および減衰力が小さくなる側に制御され、車体が基
準車高H* に向かう復元力が小さくなり、車体の振動を
速く収束させることができる。
体の上下方向の変位量ΔHの絶対値|ΔH|が大きけれ
ば、ばね定数制御値Y1 は大きな値に設定されるととも
に、減衰力制御値Y2 は小さな値に設定される。車体の
上下方向の速度VP の絶対値|VP|が大きければ、ば
ね定数制御値Y1は小さな値に設定されるとともに、減
衰力制御値Y2 は大きな値に設定される。したがって、
この変形例においても、上記実施例と同様な効果が期待
される。また、この変形例においては、前記特徴によ
り、車体が基準車高H*に復帰していく場合には、車体
が基準車高H*から離れていく場合に比べて、ばね定数
制御値Y1および減衰力制御値Y2が属する領域を小さな
ばね定数および減衰力を表すものにそれぞれ設定する。
したがって、この場合には、サスペンション機構のばね
定数および減衰力が小さくなる側に制御され、車体が基
準車高H* に向かう復元力が小さくなり、車体の振動を
速く収束させることができる。
【0039】なお、上記実施例においては、車高スイッ
チ33の選択操作により基準車高を変更可能としたが、
車高スイッチ33を廃して基準車高H* を常に一定に保
つようにすることも可能である。また、上記実施例にお
いては、サスペンション機構のばね定数を2段階に切り
換え可能とするとともに、減衰力を3段階に切り換え可
能としたが、同ばね定数および減衰力をさらに多段に切
り換えできるようにしてもよい。
チ33の選択操作により基準車高を変更可能としたが、
車高スイッチ33を廃して基準車高H* を常に一定に保
つようにすることも可能である。また、上記実施例にお
いては、サスペンション機構のばね定数を2段階に切り
換え可能とするとともに、減衰力を3段階に切り換え可
能としたが、同ばね定数および減衰力をさらに多段に切
り換えできるようにしてもよい。
【図1】 本発明の一実施例を示すサスペンション装置
の全体概略図である。
の全体概略図である。
【図2】 図1のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムのフローチャートである。
プログラムのフローチャートである。
【図3】 舵角速度θVおよび車速Vに対する制御値X
HVの変化特性グラフである。
HVの変化特性グラフである。
【図4】 前後加速度GXに対する制御値XGXの変化特
性グラフである。
性グラフである。
【図5】 横加速度GYに対する制御値XGYの変化特性
グラフである。
グラフである。
【図6】 ばね定数の制御のための車体の上下方向の変
位量ΔHに関するメンバシップ関数を示すグラフであ
る。
位量ΔHに関するメンバシップ関数を示すグラフであ
る。
【図7】 ばね定数の制御のための車体の上下方向の速
度VP に関するメンバシップ関数を示すグラフである。
度VP に関するメンバシップ関数を示すグラフである。
【図8】 ばね定数の制御のための前記変位量ΔHと前
記速度VP との関係を示す図表である。
記速度VP との関係を示す図表である。
【図9】 ばね定数制御値Y1 に関するメンバシップ関
数である。
数である。
【図10】 減衰力の制御のための車体の上下方向の変
位量ΔHに関するメンバシップ関数を示すグラフであ
る。
位量ΔHに関するメンバシップ関数を示すグラフであ
る。
【図11】 減衰力の制御のための車体の上下方向の速
度VP に関するメンバシップ関数を示すグラフである。
度VP に関するメンバシップ関数を示すグラフである。
【図12】 減衰力の制御のための前記変位量ΔHと前
記速度VP との関係を示す図表である。
記速度VP との関係を示す図表である。
【図13】 減衰力制御値Y2 に関するメンバシップ関
数である。
数である。
【図14】 ばね定数制御値Z1 とばね定数の切り換え
点との関係を示すグラフである。
点との関係を示すグラフである。
【図15】 減衰力制御値Z2 と減衰力の切り換え点と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図16】 変形例におけるばね定数の制御のための車
体の上下方向の変位量ΔHに関するメンバシップ関数を
示すグラフである。
体の上下方向の変位量ΔHに関するメンバシップ関数を
示すグラフである。
【図17】 変形例におけるばね定数の制御のための車
体の上下方向の速度VPに関するメンバシップ関数を示
すグラフである。
体の上下方向の速度VPに関するメンバシップ関数を示
すグラフである。
【図18】 変形例におけるばね定数の制御のための前
記変位量ΔHと前記速度VP との関係を示す図表であ
る。
記変位量ΔHと前記速度VP との関係を示す図表であ
る。
【図19】 変形例におけるばね定数制御値Y1 に関す
るメンバシップ関数である。
るメンバシップ関数である。
【図20】 変形例における減衰力の制御のための車体
の上下方向の変位量ΔHに関するメンバシップ関数を示
すグラフである。
の上下方向の変位量ΔHに関するメンバシップ関数を示
すグラフである。
【図21】 変形例における減衰力の制御のための車体
の上下方向の速度VP に関するメンバシップ関数を示す
グラフである。
の上下方向の速度VP に関するメンバシップ関数を示す
グラフである。
【図22】 変形例における減衰力の制御のための前記
変位量ΔHと前記速度VP との関係を示す図表である。
変位量ΔHと前記速度VP との関係を示す図表である。
【図23】 変形例における減衰力制御値Y2 に関する
メンバシップ関数である。
メンバシップ関数である。
【図24】 車体の振動状態を示す波形図である。
【図25】 車体の振動例を示すグラフである。
11a〜11d…ショックアブソーバ、12a〜12d
…主エアチャンバ、13a〜13d…副エアチャンバ、
14a〜14d,15a〜15d…アクチュエータ、1
7…コンプレッサ、31a〜31d…車高センサ、33
…車高スイッチ、34…舵角速度センサ、35…車速セ
ンサ、36…前後加速度センサ、37…横加速度センサ
37、38…マイクロコンピュータ。
…主エアチャンバ、13a〜13d…副エアチャンバ、
14a〜14d,15a〜15d…アクチュエータ、1
7…コンプレッサ、31a〜31d…車高センサ、33
…車高スイッチ、34…舵角速度センサ、35…車速セ
ンサ、36…前後加速度センサ、37…横加速度センサ
37、38…マイクロコンピュータ。
Claims (1)
- 【請求項1】 ばね定数および減衰力をそれぞれ独立に
変更可能な第1および第2アクチュエータを有する車両
のサスペンション機構を制御する車両のサスペンション
制御装置において、 基準高さに対する上下方向の車体の変位量を検出する変
位量検出手段と、 上下方向の車体の速度を検出する速度検出手段と、 前記検出された変位量および速度に応じた制御信号を前
記第1および第2アクチュエータに出力して前記変位量
が大きくなるにしたがって前記サスペンション機構のば
ね定数を大きく制御するとともに同機構の減衰力を小さ
く制御し、かつ前記速度が大きくなるにしたがって前記
サスペンション機構のばね定数を小さく制御するととも
に同機構の減衰力を大きく制御する制御手段とを設けた
ことを特徴とする車両のサスペンション制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4071141A JP3010892B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 車両のサスペンション制御装置 |
US08/037,400 US5342079A (en) | 1992-03-27 | 1993-03-26 | Control apparatus for vehicle suspension mechanism |
DE69325302T DE69325302T2 (de) | 1992-03-27 | 1993-03-29 | Elektrische Steuereinrichtung für und Verfahren zum Steuern eines Aufhängemechanismus eines Fahrzeugs, bei dem die Federkonstante und die Dämpfungskraft getrennt steuerbar sind |
EP93105150A EP0563845B1 (en) | 1992-03-27 | 1993-03-29 | Electric Control Apparatus for and Method of Controlling a Vehicle Suspension Mechanism of which the Spring Constant and the Damping Force can be controlled independently to one another |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4071141A JP3010892B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 車両のサスペンション制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05270229A true JPH05270229A (ja) | 1993-10-19 |
JP3010892B2 JP3010892B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=13452021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4071141A Expired - Fee Related JP3010892B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 車両のサスペンション制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5342079A (ja) |
EP (1) | EP0563845B1 (ja) |
JP (1) | JP3010892B2 (ja) |
DE (1) | DE69325302T2 (ja) |
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