JPH05270227A - サスペンションのリンク機構 - Google Patents

サスペンションのリンク機構

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JPH05270227A
JPH05270227A JP7446992A JP7446992A JPH05270227A JP H05270227 A JPH05270227 A JP H05270227A JP 7446992 A JP7446992 A JP 7446992A JP 7446992 A JP7446992 A JP 7446992A JP H05270227 A JPH05270227 A JP H05270227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
axle
arm
link
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7446992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sugino
健 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP7446992A priority Critical patent/JPH05270227A/ja
Publication of JPH05270227A publication Critical patent/JPH05270227A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体に特別な凹部を設けたり車高を高くした
りすることなく車軸と車体との間に空間を確保すること
ができるサスペンションのリンク機構。 【構成】 車体15と左右一対の車輪11,12を同軸
上に連結する車軸13との間の車幅方向中央よりも一側
方に上下一対のリンクアーム18,19が設けられ、車
幅方向中心に軸15bを介して一端16aを回動可能に
軸支したスイングアーム16が設けられ、リンクアーム
18,19の各一端はスイングアーム16の他端16b
側に回動可能に軸支され、リンクアーム18,19の各
他端は車軸13に回動可能に軸支され、作動前の初期状
態の時にリンクアーム18,19は水平で且つスイング
アーム16と直交し、軸17aと軸17cとの距離L
1、軸17bと軸17dとの距離L2、軸15bと軸1
7bとの距離D1、軸17aと軸17bとの距離D2の
比率がL1:L2=D1:D2と設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サスペンションのリン
ク機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両には車体と車軸との上下方向
の相対位置の変化に連動しつつ車体及び車軸の車幅方向
中心位置のズレを吸収するリンク機構が設けられてい
る。
【0003】また、このようなリンク機構としては、図
3に示されるように、左右一対の車輪1,2を同軸上に
連結する車軸3に設けられた車軸ホルダ(図示せず)に
車軸3の車幅方向中央に位置して上方へ向けて突出され
た突出部4と、この突出部4にその中心を軸5aを介し
て回転可能に軸支されたアーム5と、車幅方向中心位置
から同間隔に設けられ且つ車体6の下面に下方へ向けて
突出された左右一対の突出部6a,6bと、アーム5の
一端に設けられた軸7aと突出部6aに設けられた軸7
bとに回動可能に軸支されたリンクアーム8と、アーム
5の他端に設けられた軸7cと突出部6bに設けられた
軸7dとに回動可能に軸支されたリンクアーム9とを備
えた所謂ワットリンク機構を採用したものがある。
【0004】尚、このようなワット式リンク機構として
は、特開平2−262409号公報に開示されたものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたサスペンションのリンク機構にあっては、車
体6の車幅方向中心から左右両側に向けてリンクアーム
8,9が設けられているため、車体6と車軸3との間に
形成される空間が少なく、例えば、エギゾーストパイプ
やフィラーチューブ(共に図示せず)を配設するための
空間を車体6と車軸3との間に確保することが困難であ
った。
【0006】このため、従来では、車体6にエギゾース
トパイプやフィラーチューブを配設するための凹部(図
示せず)を設けたり、車軸3と車体6との高さ方向の距
離を長く設定していたが、このようなものにあっては、
車高を低くしたり荷物室の床をフラット状態とすること
が困難であるという新たな問題が生じていた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、車体に特別な凹部を設けたり車高を高くしたりす
ることなく車軸と車体との間に空間を確保することがで
きるサスペンションのリンク機構を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、車体と左右一対の車輪を同軸上に連結する
車軸との間に位置し且つ前記車体の車幅方向中央よりも
一側方に位置して上下一対の長リンクアームと短リンク
アームが設けられ、前記車体と前記車軸の何れか一方の
車幅方向中心に設けられた軸に車幅方向に回動可能に一
端を軸支したスイングアームが設けられ、前記各長短リ
ンクアームの各一端は前記スイングアームの他端側に回
動可能に軸支され、前記各長短リンクアームの各他端は
前記車体と前記車軸の何れか他方に回動可能に軸支さ
れ、作動前の初期状態のときに前記長短リンクアームは
水平で且つ前記スイングアームと直交していると共に、
前記長リンクアームの各両軸間の距離をL1、前記短リ
ンクアームの各軸間の距離をL2、前記スイングアーム
の回動中心から前記短リンクアームの前記一端の軸まで
の距離をD1、前記長リンクアームの前記一端の軸から
前記短リンクアームの前記一端の軸までの距離をD2と
するとき、その比率がL1:L2=D1:D2となるよ
うに設定されていることを要旨とする。
【0009】
【作用】このような構成においては、上下一対の長リン
クアームと短リンクアームが車体と左右一対の車輪を同
軸上に連結する車軸との間に位置し且つ前記車体の車幅
方向中央よりも一側方に位置して設けられ、長短スイン
グアームの各一端が車体と車軸の何れか一方の車幅方向
中心に設けられた軸に車幅方向に回動可能に軸支され、
作動前の初期状態のときに一対のリンクアームは水平で
且つ長短スイングアームと直交する様に各一端はスイン
グアームの他端側に各他端は車体と車軸の他方に各々回
動可能に軸支されている。
【0010】しかも、長リンクアームの両軸間の距離を
L1、短リンクアームの各軸間の距離をL2、スイング
アームの回動中心から短リンクアームの一端の軸までの
距離をD1、長リンクアームの一端の軸から短リンクア
ームの一端の軸までの距離をD2とするとき、その比率
がL1:L2=D1:D2となっていることにより、ス
カッフ変化を起こすことなく車体と車軸との距離の変化
に応じてスイングアームとリンクアームとが回動する。
【0011】
【実施例】次に、本発明のサスペンションのリンク機構
の実施例を図1乃至図2に基づいて説明する。
【0012】図1において、左右一対の車輪11,12
を同軸上に連結する車軸13に車軸ホルダ(図示せず)
が設けられ、この車軸ホルダには車軸13の車幅方向中
央よりも一側方に位置して高さの異なる突出部14a,
14bが形成されている。
【0013】一方、車体15の下面には車幅方向中央に
位置して下方に向けて突出された突出部15aが形成さ
れ、この突出部15aの車幅方向中心位置にはスイング
アーム16の一端16aを回動可能に支持する軸15b
が設けられている。
【0014】他方、スイングアーム16の他端16b側
には上下一対の軸17a,17bが設けられ、突出部1
4a,14bには各々軸17c,17dが設けられてい
て、軸17aと軸17cとはリンクアーム18(長リン
クアーム)の両端を回動可能に支持し、軸17bと軸1
7dとはリンクアーム19(短リンクアーム)の両端を
回動可能に支持している。
【0015】この各リンクアーム18,19は、車軸1
3の軸線並びに車体15の車幅方向に延びる軸線が水平
で且つその作動前の初期状態のときに、車軸13の軸線
と各リンクアーム18,19とが平行で且つ各リンクア
ーム18,19がスイングアーム16に直交するように
配設されている。しかも、軸15bと軸17bとの距離
をD1、軸17aと軸17bとの距離をD2、軸17a
と軸17cとの距離をL1、軸17bと軸17dとの距
離をL2とするとき、その比率がL1:L2=D1:D
2となるように設定されている。
【0016】次に、本発明のリンク機構の作用を図2
(A),(B)に基づいて説明する。今、図2(A)に
示した状態、すなわち、リンクアーム18,19が車軸
13の軸線と共に水平で且つリンクアーム18,19が
スイングアーム16と直交した初期状態にあるとする。
【0017】そして、この初期状態から、車両走行時に
おける路面の凹凸等により車軸13と車体15との対向
間隔が、図2(A)に示した間隔h1から図2(B)に
示した間隔h2へと狭くなったとする。
【0018】すると、リンクアーム18は軸17cを回
動支点として図示下方へと回動し、リンクアーム19は
軸17dを回動支点として図示下方へと回動する。さら
に、これらリンクアーム18,19の回動に伴ってスイ
ングアーム16が軸15bを回動支点として図示左へと
回動する。
【0019】このことにより、車軸13と車体15との
対向間隔が変化したたときであっても、車軸13並びに
車体15の水平状態を維持しつつ車幅方向への車軸13
と車体15との相対的なズレ、即ち、スカッフ変化をな
くすことが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサスペン
ションのリンク機構にあっては、車体と左右一対の車輪
を同軸上に連結する車軸との間に位置し且つ前記車体の
車幅方向中央よりも一側方に位置して上下一対の長リン
クアームと短リンクアームが設けられ、前記車体と前記
車軸の何れか一方の車幅方向中心に設けられた軸に車幅
方向に回動可能に一端を軸支したスイングアームが設け
られ、前記各長短リンクアームの各一端は前記スイング
アームの他端側に回動可能に軸支され、前記各長短リン
クアームの各他端は前記車体と前記車軸の何れか他方に
回動可能に軸支され、作動前の初期状態のときに前記長
短リンクアームは水平で且つ前記スイングアームと直交
していると共に、前記長リンクアームの各両軸間の距離
をL1、前記短リンクアームの各軸間の距離をL2、前
記スイングアームの回動中心から前記短リンクアームの
前記一端の軸までの距離をD1、前記長リンクアームの
前記一端の軸から前記短リンクアームの前記一端の軸ま
での距離をD2とするとき、その比率がL1:L2=D
1:D2となるように設定されていることにより、車体
に特別な凹部を設けたり車高を高くしたりすることなく
車軸と車体との間に空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサスペンションのリンク機構の要部の
説明図である。
【図2】本発明のリンク機構の作用を示し、(A)は作
動前の初期状態の概略説明図、(B)は作動状態の概略
説明図である。
【図3】従来のサスペンションのリンク機構の要部の説
明図である。
【符号の説明】
11…車輪 12…車輪 13…車軸 15…車体 15b…軸 16…スイングアーム 16a…一端 16b…他端 17a,17b,17c,17d…軸 18…リンクアーム(長リンクアーム) 19…リンクアーム(短リンクアーム) L1,L2,D1,D2…距離

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と左右一対の車輪を同軸上に連結す
    る車軸との間に位置し且つ前記車体の車幅方向中央より
    も一側方に位置して上下一対の長リンクアームと短リン
    クアームが設けられ、前記車体と前記車軸の何れか一方
    の車幅方向中心に設けられた軸に車幅方向に回動可能に
    一端を軸支したスイングアームが設けられ、前記各長短
    リンクアームの各一端は前記スイングアームの他端側に
    回動可能に軸支され、前記各長短リンクアームの各他端
    は前記車体と前記車軸の何れか他方に回動可能に軸支さ
    れ、作動前の初期状態のときに前記長短リンクアームは
    水平で且つ前記スイングアームと直交していると共に、
    前記長リンクアームの各両軸間の距離をL1、前記短リ
    ンクアームの各軸間の距離をL2、前記スイングアーム
    の回動中心から前記短リンクアームの前記一端の軸まで
    の距離をD1、前記長リンクアームの前記一端の軸から
    前記短リンクアームの前記一端の軸までの距離をD2と
    するとき、その比率がL1:L2=D1:D2となるよ
    うに設定されていることを特徴とするサスペンションの
    リンク機構。
JP7446992A 1992-03-30 1992-03-30 サスペンションのリンク機構 Pending JPH05270227A (ja)

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JP (1) JPH05270227A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541103A (ja) * 2006-06-16 2009-11-26 ラッシーニ,エス.エイ.デ シー.ヴイ. 車両駆動装置の2リーフサスペンション
US8882120B2 (en) 2007-02-07 2014-11-11 Sanluis Rassini International, Inc. Primary air spring and secondary leaf suspension for vehicle

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009541103A (ja) * 2006-06-16 2009-11-26 ラッシーニ,エス.エイ.デ シー.ヴイ. 車両駆動装置の2リーフサスペンション
US8668215B2 (en) 2006-06-16 2014-03-11 Rassini S.A. De C.V. Dual leaf suspension for vehicle drive arrangement
US8882120B2 (en) 2007-02-07 2014-11-11 Sanluis Rassini International, Inc. Primary air spring and secondary leaf suspension for vehicle
US8919795B2 (en) 2007-02-07 2014-12-30 Rassini, S.A. De C.V. Separated primary spring and secondary leaf suspension for vehicle

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