JPH05270052A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05270052A
JPH05270052A JP34560092A JP34560092A JPH05270052A JP H05270052 A JPH05270052 A JP H05270052A JP 34560092 A JP34560092 A JP 34560092A JP 34560092 A JP34560092 A JP 34560092A JP H05270052 A JPH05270052 A JP H05270052A
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JP34560092A
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Shunji Murano
俊次 村野
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LEDプリントヘッドのアレイ毎の出力ばら
つきを、簡単な回路でかつプリンタの高速化に容易に対
応できるように補正する。 【構成】 定電流電源8の出力決定抵抗をアレイ毎に変
更するためマルチプレクサ10を設け、ブロック選択回
路14のブロック選択信号により、出力決定抵抗をマル
チプレクサ10で抵抗R1〜R40を走査して決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、LEDプリントヘッド
やサーマルヘッド、ELプリントヘッド等の画像形成装
置に関し、特に画像ブロック毎の画像形成素子の出力ば
らつきの補正に関する。
【0002】
【従来技術】画像形成装置は、多数の画像形成素子を画
像素子アレイに集積化し、この画像素子アレイを複数個
配置し、駆動回路からの駆動電流で動作させるようにし
たものである。画像形成装置では、駆動回路の集約化
と、データの供給に用いるバスラインの単純化のため、
画像形成素子を例えばアレイ単位にブロック化し、時分
割駆動することが知られている。
【0003】ところで画像形成装置の問題点の1つとし
て、画像形成素子の出力のばらつきがある。このような
出力のばらつきは一つのアレイの中では小さく、アレイ
が変わる毎のばらつきが大きい。そこでアレイ毎に、あ
るいは同じ意味であるが画像ブロック毎に、出力のばら
つきを補正する必要がある。
【0004】出力のばらつきの補正の手段として、画像
素子アレイに加えるストローブ信号の時間を可変にする
ことが提案されている(例えば特開昭61−228,9
73号公報参照)。この手法では、ストローブ信号の幅
を可変にすることでアレイ毎に画像形成素子の駆動時間
を変化させる。しかしながらプリンタの高速化に伴いこ
の手法は限界に達している。例えば1ラインを1.3m
秒で走査し、1ラインに2560個の画像形成素子を設
けて40分割で駆動すると、1画像ブロックの駆動時間
は30μ秒程度となる。アレイ毎の出力のばらつきを±
3%の精度で補正するには、駆動時間を1μ秒程度の単
位で可変に制御する必要がある。これをストローブ信号
の制御で行うには、ストローブ信号の持続時間を画像ブ
ロック毎に1μ秒程度の精度で制御せねばならず、極め
て困難である。
【0005】一方画像形成素子の出力ばらつきを補正す
るため、画像形成素子を出力毎に選別することも考えら
れる。しかしこの手法では選別不良となった画像形成素
子は無駄となり、高価な画像形成素子にロスが生じ、画
像形成装置のコストを増加させる。
【0006】
【発明の課題】この発明の基本的課題は、画像形成素子
の駆動時間とは異なる手法により、画像形成素子の画像
ブロック毎の出力ばらつきを補正することにあり、特に
簡単な回路で容易にばらつきを補正することにある。こ
の発明の副次的課題は、用いるマルチプレクサを小型化
し、出力決定用抵抗の個数を減少させることにある(請
求項7〜9)。
【0007】
【発明の構成】この発明の画像形成装置では、多数の画
像形成素子を複数の画像ブロックに分割し、1ブロック
ずつ駆動回路に接続して時分割駆動する。ここで駆動回
路の出力決定用抵抗を多数設け、スイッチング手段によ
り切り替え、各画像ブロックに適した出力決定抵抗を駆
動回路に接続する。スイッチング手段は、好ましくはマ
ルチプレクサとし、例えば画像ブロックを駆動する順
に、それに適した出力決定抵抗を配置し、マルチプレク
サで順に走査して接続する。駆動回路は好ましくは定電
流回路とし、1ブロック内の画像形成素子の個数だけの
定電流回路を設け、出力決定抵抗はブロック内の各定電
流回路に対し共通とする。また画像形成素子を出力ばら
つきの大きいLEDとした場合に、この発明は特に適し
ている。
【0008】マルチプレクサには例えば、画像ブロック
の個数の出力決定抵抗を接続し、画像ブロックを駆動す
る順に走査して出力決定抵抗を切り替える。この手法で
は、マルチプレクサの規模は画像ブロックの個数で定ま
り、出力決定抵抗の個数も画像ブロックの個数で定ま
る。ところで画像形成装置内の異常ブロックの個数は、
通常は1〜3個程度(例えば全画像ブロック数が40
個)と少ない。そこで異常ブロック毎に個別の出力決定
抵抗を設けると共に、正常ブロック用の出力決定抵抗を
共通化することができる。このためには例えば、先頭の
画像ブロック(最初に駆動するブロック)に対して出力
決定抵抗を配置し、以後異常ブロックとその次の正常ブ
ロックとに出力決定抵抗を配置して、異常ブロックとそ
の次の正常ブロックとで出力決定抵抗を切り替え、異常
ブロックと異常ブロックの間の正常ブロック用には、出
力決定抵抗を1個とすれば良い。この手法では、異常ブ
ロックの個数をnとしてほぼ2n+1個の出力決定抵抗
が必要となる。これ以外に、例えば正常ブロック用の出
力決定抵抗を1個として、出力決定抵抗を共通化し、異
常ブロックに対してのみ個別の出力決定抵抗を設けるよ
うにししても良い。例えばこの場合、異常ブロックに対
してのみマルチプレクサを歩進させ、正常ブロックには
共通の出力決定抵抗を接続するようにする。
【0009】
【発明の作用】この発明では、出力決定抵抗を切り替
え、画像ブロックに応じた出力で駆動する。このため画
像ブロックの駆動時間の制御が不要となる。ここで出力
決定抵抗にマルチプレクサを用いると、マルチプレクサ
で抵抗を走査することで、画像ブロックの出力制御がで
きる。マルチプレクサに接続する出力決定抵抗は、画像
ブロックの全数に応じたものとし、1個ずつ順に走査し
ても良い。あるいは異常ブロック用にのみ個別の出力決
定抵抗を用い、出力決定抵抗の個数を減少させても良
い。
【0010】
【実施例】図1に実施例の回路構成を示す。図におい
て、2は制御回路で、プリンタ本体、例えばプリンタ本
体のCPU、からデータ信号とクロック信号、リセット
信号を受け取り、LEDプリントヘッドを制御する。4
は例えば64進のシフトレジスタで、6は例えば64進
のラッチ回路、A1〜A64は64個のアンド回路、8
は定電流電源で、64個の例えば5mA定電流回路B1
〜B64からなる。
【0011】定電流電源8の出力電流は、外付けの出力
決定抵抗により変化し、ここではR1〜R40の40個
の出力決定抵抗を用いる。なお定電流電源8は例えばミ
ラー定電流回路とし、出力決定抵抗に流れる電流と同じ
電流が各定電流回路B1〜B64から出力されるように
する。定電流電源8に変えて、定電圧電源を用いても良
い。10はマルチプレクサで、ここでは40個のFET
スイッチ等からなるものを用い、FETスイッチで抵抗
R1〜R40の1個を選択して、定電流電源8の出力決
定抵抗として用いる。
【0012】12はバスラインで、12−1〜12−6
4の64本のラインからなる。L1〜L40は40個の
LEDアレイで、各64個のLEDを集積化したもので
ある。ここでは1個のLEDアレイを1個の画像ブロッ
クとして駆動するが、2アレイを1ブロックとしたり、
2アレイを1ブロックとしても良い。T1〜T40はス
イッチングトランジスタで、14はブロック選択回路で
ある。
【0013】図2に、マルチプレクサ10の変形例を示
す。図において、20は新たなマルチプレクサで、22
は例えば分解能6ビットの抵抗ラダー回路、24はEP
ROM等のメモリーで、LEDアレイL1〜L40毎に
発光電流の補正データを例えば6ビット精度で記憶させ
ておく。そしてブロック選択回路14の信号で選択した
画像ブロック(LEDアレイL1〜L40の1個)に応
じた補正データを読み出し、これによってマルチプレク
サ20を制御して、抵抗ラダー回路22の出力抵抗を6
ビットの精度で制御する。この結果、定電流回路電源8
の出力電流は6ビットの分解能(±1.5%)で制御さ
れ、LEDアレイL1〜L40への発光電流は±1.5
%の精度で制御される。
【0014】図2の変形例は、マルチプレクサ以外の部
分については、図1の実施例と同様である。ただし図2
の変形例と図1の実施例とを比較すると、図2の変形例
では抵抗ラダー回路や補正データの記憶用のメモリー2
4を要するが、図1の実施例では、40個の抵抗R1〜
R40をマルチプレクサ10によりブロック選択回路1
4の画像ブロック選択信号で順に走査するだけで良い点
が異なる。また図2の変形例では、マルチプレクサ20
も複雑化する。これは6ビットの抵抗ラダー回路22を
用いるためマルチプレクサ20には少なくとも6個のス
イッチが必要で、これをEPROM24からの40個の
データのうちの一つを選んで制御せねばならないためで
ある。
【0015】実施例の動作を示す。プリンタ本体、例え
ばプリンタ本体のCPUからは、2MHz等の周波数
で、クロック信号CLKと印画データDATAがシリア
ルに転送されてくる。制御回路2ではこれを64進のシ
フトレジスタ4に転送し、シフトレジスタ4ではクロッ
ク信号CLKをシフトクロックとしてデータをシフトさ
せて所定の番地に記憶する。64個のデータがそろう
と、シフトレジスタ4のデータはラッチ回路6に移さ
れ、例えば2クロック待機した後に、62クロック分の
幅のストローブ信号がアンド回路A1〜A64に加えら
れ、定電流回路B1〜B64から、バスライン12に発
光電流が送られる。
【0016】ブロック選択回路14は例えば、64進の
カウンタとデコーダ、アンド回路、1+40進のシフト
レジスタとからなる。ここでシフトレジスタの先頭の1
ビットはビットセット用の特別のビットであり、リセッ
ト信号で先頭のビットにデータビットをセットする。カ
ウンタで64個のクロックをカウントする毎に、カウン
タはシフトクロックを発生し、シフトレジスタのデータ
ビットを1ビットずつシフトさせ、1ラインの印画が終
了するとデータビットを先頭から2番目のビット(アレ
イL1に対応)に戻す。この結果、駆動すべきトランジ
スタT1〜T40に応じた位置にデータがビットセット
される。デコーダではカウンタの信号をデコードし、6
4クロックのうちの1〜62クロックの間シフトレジス
タのデータビットの信号をアンド回路で有効化し、トラ
ンジスタT1〜T40を駆動する。
【0017】定電流回路B1〜B40からの発光電流
と、ブロック選択回路14からのトランジスタT1〜T
40の駆動信号で、所定のLEDアレイが駆動される。
1ラインの駆動周期は例えば1.3m秒であり、1画像
ブロック(LEDの1アレイ)当りの割当時間は例えば
32μ秒、そのうちの発光時間は31μ秒である。
【0018】LEDアレイL1〜L40には、例えば±
25%程度の出力ばらつきがある。ここでいうばらつき
とは、1個のLEDアレイの出力が中心値に対し±25
%程度ばらつくことを指す。良好な印画品質を得るため
には、アレイ毎の平均で出力ばらつきを±5%、より好
ましくは±3%程度の範囲に収める必要がある。ばらつ
きの影響は図形イメージの印画に対し特に強く現れ、ま
た隣接したアレイ間でのばらつきは特に目立って現れ
る。ここでばらつきを除くようにLEDアレイL1〜L
40を選別すると、LEDアレイの収率が低下し、アレ
イが高価なため画像形成装置のコストが増加する。
【0019】そこでLEDプリントヘッドの組立時に、
LEDアレイL1〜L40の発光出力を求め、アレイ毎
に出力平均を算出しておく。抵抗R1〜R40には例え
ば薄膜抵抗を用い、LEDアレイL1〜L40の出力ば
らつきを補正するように、レーザー等で抵抗値をトリミ
ングする。定電流電源8の出力電流は出力決定抵抗の抵
抗値が大きいほど減少し、出力の小さなLEDアレイに
は小さな抵抗値を、高出力のLEDアレイには大きな抵
抗値を割り当てるようにトリミングする。
【0020】このようにして組み立てたLEDプリント
ヘッドを動作させると、ブロック選択回路14の信号が
マルチプレクサ10に送られ、マルチプレクサ10は内
部の40個のスイッチをブロック選択回路14からの信
号で順に1つずつオンさせ、抵抗R1〜R40を定電流
電源8の出力決定抵抗として用いる。この結果抵抗R1
がLEDアレイL1の出力決定抵抗となり、抵抗R2が
LEDアレイL2の出力決定抵抗となり、抵抗R40は
LEDアレイL40の出力決定抵抗となる。このためマ
ルチプレクサ10は、単に40個のスイッチを並列に配
置したもので良く、ブロック選択回路14の信号でこれ
らのスイッチを順に走査すれば良い。
【0021】図3に、マルチプレクサ10による定電流
電源8の制御フローを示す。即ちブロック選択回路14
の信号でトランジスタT1〜T40を順に駆動し、同じ
信号でマルチプレクサ10を動作させて出力決定抵抗を
抵抗R1からR40に順に走査する。
【0022】図4にLEDアレイL1〜L40の出力ば
らつきの補正原理を示す。LEDアレイL1〜L40の
うち出力が大きいものに対しては対応する抵抗R1〜R
40の抵抗値を大きくし、出力が小さいものには抵抗値
を小さくする。定電流回路B1〜B64の出力は1個毎
に定まるのではなく、定電流電源8の外付けの出力決定
抵抗の値で共通に定まる。これは出力決定抵抗への電流
を全ての定電流回路B1〜B64に共通の基準電流とす
るからである。図4に示すように、出力の小さなアレイ
には出力決定抵抗の抵抗値を小さして発光電流を増加さ
せ、出力の大きなアレイには大きな抵抗を用いて発光電
流を減少させ、LEDアレイL1〜L40の出力ばらつ
きを補正する。
【0023】ここではLEDアレイL1〜L40を定電
流駆動したが、定電圧駆動としても良い。また定電流電
源8の構成を変更し個別のLED毎に出力決定抵抗を設
ける場合、LED毎にマルチプレクサ10を設ければL
ED毎の出力ばらつきも補正できる。
【0024】ストローブ信号の幅により、LEDアレイ
L1〜L40のばらつきを補正する従来例と比較する。
従来例で±3%の精度にばらつきを補正するためには、
ストローブ信号の幅を30μ秒×0.03の1μ秒程度
の精度で、LEDアレイL1〜L40毎に補正せねばな
らない。これはストローブ信号の持続時間を2クロック
程度の精度でアレイ毎に変更することを意味し、回路的
に困難である。このためには、アレイ毎の補正条件を記
憶させたメモリーと、ストローブ信号の持続時間の修正
用のデコーダとを用意し、メモリーのデータでデコーダ
の作動条件を切り替えることになり、補正条件を記憶し
た高速メモリーと高速デコーダとが必要になる。ここで
特に図1の実施例と従来例とを比較すると、実施例では
単に40個のスイッチからなるマルチプレクサ10と、
40個のトリミング済みの抵抗R1〜R40を設ければ
良く、補正データを記憶させたメモリーや高速のデコー
ダは必要としない。
【0025】従来例と実施例とを比較すると、実施例で
は画像形成装置の高速化や高解像度化に容易に対応し得
る。例えば解像度を増すため副走査方向を4ラインに分
割すると、従来例では1μ秒×1/4の0.25μ秒で
のストローブ時間の補正が必要となる。これに対して実
施例では、マルチプレクサ10,20による抵抗の切り
替えを用いるためストローブ時間をいかに短くしてもL
EDアレイL1〜L40の出力ばらつきの補正には影響
しない。
【0026】図5に、第2の変形例を示す。図におい
て、26は波形整形回路で、例えばコンパレータを用
い、スイッチングトランジスタがオンしていることを検
出して信号を発生する。28はオア回路、30はカウン
タ、32はデコーダ、34は新たなマルチプレクサであ
る。なおカウンタ30は、プリンタ本体からのリセット
信号でリセットされるようにしておく。またカウンタ3
0とデコーダ32とに替えてシフトレジスタを用い、オ
ア回路28の信号でシフトレジスタの出力ビットを1ビ
ットずつ順にシフトさせるようにしても良い。
【0027】画像形成装置内での異常ブロックの個数は
通常は1〜3個程度で、図5ではLEDアレイL2,L
38の2つのアレイが異常で、出力が所定範囲から外れ
るものとする。そしてこれ以外のLEDアレイは正常
で、出力が所定範囲内にあるものとする。波形整形回路
26では、先頭のLEDアレイL1と、異常なLEDア
レイL2並びにその次のLEDアレイL3、及び次の異
常なLEDアレイL38並びにその次の正常なLEDア
レイL39に対して、スイッチングトランジスタT1等
ののオンを検出する。これ以外の正常なLEDアレイ
は、波形整形回路26には接続しない。
【0028】画像形成装置がリセットされ、最初のLE
DアレイL1がオンすると、スイッチングトランジスタ
T1のコレクタエミッタ電圧から波形整形回路26で検
出し、オア回路28を介して、カウンタ30の初期値を
1とする。デコーダ32はこの値をデコードし、マルチ
プレクサ34で正常なLEDアレイL1に対する出力決
定抵抗R1を駆動する。これらの動作は、LEDアレイ
L1の駆動時の立ち上がり(トランジスタT1のコレク
タエミッタ電圧の立ち下がり)に同期して行う。次に異
常なLEDアレイL2が駆動されると、波形整形回路2
6の信号でカウンタ30を1加算し、デコーダ32でデ
コードして次の出力決定抵抗R2を駆動する。正常なL
EDアレイL3〜L37に対しては、LEDアレイL3
の駆動時に波形整形回路26とオア回路28を介してカ
ウンタ30に1加算し、この間共通の出力決定抵抗R3
で駆動する。次に異常なLEDアレイL38が駆動され
ると、同様にしてカウンタ30の値を1加算し、出力決
定抵抗R4を用いて駆動する。正常なLEDアレイL3
9,L40に対しては、LEDアレイL39駆動時の信
号でカウンタ30の値を1加算し、最後の出力決定抵抗
R5を用いて駆動する。
【0029】これらの結果、必要な出力決定抵抗の個数
は、異常なLEDアレイの個数をnとして、ほぼ2n+
1で与えられる。異常なLEDアレイの個数は、画像形
成装置の検査時に初めて分かるため、波形整形回路26
やカウンタ30、デコーダ32、マルチプレクサ34等
の容量はやや多めに設け、例えばここでは異常なLED
アレイの最大数が4とし、余裕を設けておくのが好まし
い。そしてマルチプレクサ34等の余った容量には、正
常なLEDアレイに対する出力決定抵抗を接続しておけ
ば良い。また波形整形回路26とスイッチングトランジ
スタT1〜T40との接続には、例えばジャンパー線を
用い、画像形成装置の出力の検査後に個別に接続すれば
良い。これらのことは図6,図7の変形例でも同様であ
る。
【0030】図6の変形例では、出力決定抵抗の個数を
さらに減少させる。図において、R1は正常なLEDア
レイに対する出力決定抵抗で、R2,R3は異常なLE
DアレイL2,L38に対する出力決定抵抗である。ま
た36はインバータ、38はワンショットマルチバイブ
レータ、40はシフトレジスタ付きのマルチプレクサ、
42は2つのFETからなるスイッチ回路である。正常
なLEDアレイL1等が駆動されると、インバータ36
の信号によりワンショットマルチバイブレータ38から
信号がスイッチ回路42のS端子に入力され、正常なL
EDアレイ用の出力決定抵抗R1が定電流電源8に接続
される。最初の異常なLEDアレイL2が駆動される
と、オア回路28の信号(異常ブロック駆動信号)によ
りワンショットマルチバイブレータ38から出力が生じ
て、マルチプレクサ40は出力決定抵抗R2をスイッチ
回路42に接続する。同時にワンショットマルチバイブ
レータ38の信号を、R端子からスイッチ回路42に入
力し、出力決定抵抗R2を定電流電源8に接続する。こ
の結果定電流電源8は、LEDアレイL2に対する出力
決定抵抗R2で駆動される。次の異常なLEDアレイL
38に対しては、ワンショットマルチバイブレータ38
の信号により、マルチプレクサ40内のシフトレジスタ
の出力ビットが1ビットシフトし、出力決定抵抗R3が
接続される。この場合にもスイッチ回路42は、マルチ
プレクサ40側に定電流電源8を接続する。
【0031】これらのことを整理すると、正常なLED
アレイは共通の出力決定抵抗R1で駆動され、異常なL
EDアレイL2,L39は各々出力決定抵抗R2,R3
で駆動されることになる。この結果必要な出力決定抵抗
の個数は、異常なLEDアレイの個数+1となる。なお
この変形例では、スイッチ回路42とマルチプレクサ4
0の全体を、1つの実効的なマルチプレクサと考える。
【0032】図7に、第4の変形例を示す。図におい
て、44はプリセッタブルカウンタで、46はプリセッ
タブルカウンタ44のセット値を決定するためのディッ
プスイッチである。この変形例では、画像形成装置の検
査時に異常なLEDアレイを検出し、ディップスイッチ
46を操作して、プリセッタブルカウンタ44のセット
値を定める。またプリセッタブルカウンタ44は、リセ
ット信号によりリセットされるものとする。プリセッタ
ブルカウンタ44は、ブロック選択回路14のブロック
選択信号により1ずつ加算され、その値がセット値に一
致すると、オア回路28に信号が生じる。変形例の場
合、異常なLEDアレイL2とL38で信号が生じる。
そして異常なLEDアレイが選択されている場合には、
ワンショットマルチバイブレータ38の信号でマルチプ
レクサ40に接続した出力決定抵抗を切り替え、正常な
LEDアレイが駆動されている場合には、スイッチ回路
42を操作して出力決定抵抗R1を用いる。この変形例
では、ジャンパー線の配線無しでディップスイッチ46
の操作により、設定ができる。
【0033】実施例はLEDプリントヘッドを例に示し
たが、サーマルヘッド、ELプリントヘッド等の他の画
像形成装置でも同様に実施できる。
【0034】
【発明の効果】この発明では、駆動回路の出力を画像ブ
ロック毎に修正することで、画像形成素子の出力ばらつ
きを補正する。この結果、出力イメージの濃度むらを解
消し、かつ画像形成素子の歩溜りの低下を防止すること
ができる。また画像ブロックの駆動時間を制御する必要
がなく、高速プリンタにも容易に対応できる。さらに、
請求項7〜9の発明では、正常ブロック用の出力決定抵
抗の数を減らし、マルチプレクサを小型化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のLEDプリントヘッドのブロック図
【図2】 変形例のLEDプリントヘッドの要部回路図
【図3】 図1のプリントヘッドの動作フローチャート
【図4】 図1のプリントヘッドの動作特性図
【図5】 第2の変形例のLEDプリントヘッドのブロ
ック図
【図6】 第3の変形例のLEDプリントヘッドのブロ
ック図
【図7】 第4の変形例のLEDプリントヘッドのブロ
ック図
【符号の説明】
2 制御回路 4 シフトレジスタ 6 ラッチ回路 8 定電流電源 B1〜B40 定電流回路 10 マルチプレクサ 12 バスライン L1〜L40 LEDアレイ R1〜R40 抵抗 T1〜T40 スイッチングトランジスタ 14 ブロック選択回路 20 マルチプレクサ 22 抵抗ラダー回路 24 EPROM 26 波形整形回路 28 オア回路 30 カウンタ 32 デコーダ 34 マルチプレクサ 36 インバータ 38 ワンショットマルチバイブレータ 40 マルチプレクサ 42 スイッチ回路 44 プリセッタブルカウンタ 46 ディップスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/355 H04N 1/032 D 9070−5C 1/036 A 9070−5C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ多数の画像形成素子からなる、
    複数の画像ブロックと、 前記の複数の画像ブロックを、1画像ブロック分駆動す
    るための駆動回路と、 前記の駆動回路に、複数の画像ブロックを所定の順序
    で、1画像ブロックずつ接続するためのブロック選択手
    段とを設け、 前記の駆動回路は、出力決定抵抗により出力が変化する
    ものとし、 かつ前記の出力決定抵抗を多数設けると共に、 駆動回路に接続した画像ブロックに応じて、前記の出力
    決定抵抗を切り替えて駆動回路に接続するための、スイ
    ッチング手段を設けた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記のスイッチング手段をマルチプレク
    サとした、請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記の駆動回路を、1画像ブロック分の
    画像形成素子の数からなる定電流回路とした、請求項1
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記の画像形成素子をLEDとした、請
    求項1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記の出力決定抵抗を画像ブロックの個
    数だけ設けた、請求項2の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記のマルチプレクサでは、画像ブロッ
    クを駆動する順序に従って、前記の出力決定抵抗を駆動
    回路に接続するようにした、請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記の画像ブロックは、その出力が所定
    範囲内の正常ブロックと、出力が所定範囲外の異常ブロ
    ックとから成り、 マルチプレクサには、正常ブロックに対する少なくとも
    1個の出力決定抵抗と、異常ブロックの数の出力決定抵
    抗とを接続した請求項2の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 駆動回路に接続する画像ブロックが正常
    ブロックから異常ブロックに変化することと、異常ブロ
    ックから正常ブロックに変化することとを検出して、出
    力信号を発生させるための手段を設けると共に、 この出力信号をマルチプレクサに入力し、出力決定抵抗
    を切り替えるようにした、請求項7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 駆動回路に接続する画像ブロックが異常
    ブロックであることを検出して、異常ブロック駆動信号
    を発生するための手段を設けると共に、 異常ブロック駆動信号により、マルチプレクサで異常ブ
    ロック用の出力決定抵抗を駆動回路に接続し、異常ブロ
    ック駆動信号が無い場合に、正常ブロック用の出力決定
    抵抗を駆動回路に接続するようにした、請求項7の画像
    形成装置。
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