JPH0526927Y2 - - Google Patents

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JPH0526927Y2
JPH0526927Y2 JP14797287U JP14797287U JPH0526927Y2 JP H0526927 Y2 JPH0526927 Y2 JP H0526927Y2 JP 14797287 U JP14797287 U JP 14797287U JP 14797287 U JP14797287 U JP 14797287U JP H0526927 Y2 JPH0526927 Y2 JP H0526927Y2
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oil
bearing
output shaft
elastic member
motor
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、冷却用フアンモータ、プリンター駆
動用モータ、コンパクトデイスクのスピンドル用
モータ等に使用される小型直流モータに関するも
ので、特に出力軸に対し、ラジアル方向の力(側
圧)が負荷として出力軸に加えられない使用形態
の場合に有効な小型直流モータに関するものであ
る。
従来の技術 近年、小型直流モータは、低価格で、低機械雑
音特性が要望されている。
このような小型直流モータとして軸受にオイル
レスメタルを使用したものでは、一般に出力軸と
軸受の〓間(クリアランス)は軸受と出力軸との
摩耗を考慮し、例えば出力軸の径が2mm、軸受用
オイルレスメタルの出力軸に対する有効長が2
mm、軸受間の距離は20mmの場合にクリアランスを
4〜8μm程度必要としていた。したがつてこのク
リアランスがあるためにクリアランス音が発生し
ていた。
以下に従来の小型直流モータについて説明す
る。
第6図は従来の小型直流モータの斜視図を示す
ものである。第6図において、51はモータ取り
付け板で、ビス52a,52bにより円筒状のフ
レーム53の一端に固定されている。54はフレ
ーム53に固定された軸受用オイルレスメタル
で、55は軸受用オイルレスメタル54により軸
支された出力軸である。
56は金属の板バネからなる弾性部材で、その
一端がビス52a,52bによりモータ取り付け
板51に固定され、他端が出力軸55に圧接して
いる。
以上のように構成された小型直流モータについ
て、以下その動作について説明する。
弾性部材56が出力軸55に圧接しているので
出力軸55に一方向の力が加わり、出力軸55と
フレーム53に固定された軸受用オイルレスメタ
ル54の軸受面が弾発的に圧接し、クリアランス
音の発生を防止していた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記の従来の構成では、出力軸5
5に金属の板バネからなる弾性部材56が直接に
接触するため、出力軸55の接触する面は固体潤
滑となり、摩擦係数が大きいので、モータの軸受
ロスが増え、消費される電流値が多くなるととも
にモータ効率を低下させるという問題点があり、
又、出力軸2と弾性部材4の摩耗粉がモータの軸
受部分に入り軸受寿命の不安定、劣化させるとい
う欠点を有していた。
本考案は上記従来の問題点を解決するもので、
モータの軸受寿命の劣化及び軸受ロスを少なくで
きるとともに、クリアランス音の発生を防止する
ことができる小型直流モータを提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本考案の小型直流モ
ータは、フレームに固定され、フレームから突出
した出力軸を回転自在に軸支する第1の軸受用オ
イルレスメタルと、出力軸を貫通させるととも
に、第1の軸受用オイルレスメタルと当接する第
2のオイルレスメタルとを備え、第2のオイルレ
スメタルを出力軸の方へ付勢する弾性部材を設け
たものである。
作 用 この構成によつて第2のオイルレスメタルを介
して出力軸に一方向の力が加わり、その力が加わ
つた出力軸の面は第1、第2のオイルレスメタル
が当接するため、オイル潤滑となり、その当接部
分の摩擦係数は小さくでき、モータの軸受ロスは
大幅に減少する。又、出力軸の摩耗粉を減少でき
るのでモータの軸受寿命の安定化が図れる。
実施例 以下本考案の一実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第1図は本考案の第1の実施例における小型直
流モータの斜視図、第2図は第1図の断面図を示
すものである。第1図及び第2図において、1は
円筒状のフレームで内周部にマグネツト(図示せ
ず)が固着されている。このフレーム1の一端の
中央部にはアマチユア(図示せず)の出力軸2を
突出させるとともに回転自在に支持する第1の軸
受用オイルレスメタル3が設けられている。4は
フレーム1の他端開口部を覆うブラケツトで、こ
のブラケツト4の中央部には出力軸2を支持する
軸受用オイルレスメタル5が設けられている。6
はモータ取付け板であり、フレーム1にビス7b
にて固定される。8は第2のオイルレスメタルで
出力軸2を貫通させており、第1の軸受用オイル
レスメタル3のモータ外側面に当接させている。
この第2のオイルレスメタル8には金属の板バネ
からなる弾性部材9aの一端を当接させており、
この弾性部材9aは他端をモータ取り付け板1に
設けた2つの凸部10aの間にはめこみビス7a
にてモータ取り付け板6に固定されている。
以上のように構成された小型直流モータについ
て、以下その動作を説明する。
まず、金属の板バネからなる弾性部材9aによ
り第2のオイルレスメタル8が矢印A方向に付勢
され、この第2のオイルレスメタル8を介して出
力軸2にラジアル方向の力が加わり、フレーム1
に固定された第1の軸受用オイルレスメタル3の
軸受面に出力軸2が弾発的に圧接し、モータのク
リアランス音の発生がなくなる。
以上のように本実施例によれば、第2のオイル
レスメタル8を介して出力軸2にラジアル方向の
力が加わるといつた構成より、力の加わつている
出力軸面は第1の軸受用オイルレスメタル3、第
2のオイルレスメタル8とのオイル潤滑となり軸
受ロスは大幅に減少するので電流値のUPおよび
モータ効率の低下が抑制でき、又、出力軸2のキ
ズあるいは摩耗粉が減少し、軸受部への異物流入
が減少するのでモータの軸受寿命の安定化が計れ
る。
以下、本考案の第2の実施例について図面を参
照しながら説明する。
第3図は本考案の第2の実施例を示す斜視図で
ある。
本実施例において第1の実施例の構成と異なる
のは、ねじりコイルバネからなる弾性部材9bを
使用し、そのねじりコイルバネからなる弾性部材
9bの一端をモータ取り付け板6に設けた切り欠
き部10bに固定するとともに、ねじりコイル部
分をモータ取り付け板6に設けたリブ部10cで
支持しており、ねじりコイルバネからなる弾性部
材9bの他端を第2のオイルレスメタル8の側面
に当接させ第2のオイルレスメタル8を出力軸2
のラジアル方向(図中矢印B方向)に付勢した点
である。
上記に構成された小型直流モータについて、以
下その動作を説明する。
ねじりコイルバネからなる弾性部材9bによ
り、第2のオイルレスメタル8を介し出力軸2に
ラジアル方向の力を加えることにより、第1の軸
受用オイルレスメタル3に出力軸2が弾発的に圧
接し、モータのクリアランス音の発生がなくな
る。
以上のようにねじりコイルバネからなる弾性部
材9bをモータ取り付け板6に設けた切欠け部1
0bとリブ部10cに取り付けることにより、ビ
ス締めの作業がなくなり生産性が向上する。
以下、本考案の第3の実施例について、図面を
参照しながら説明する。
第4図は本考案の第3の実施例を示す小型直流
モータの正面図である。本実施例において、第2
の実施例と異なる構成は、引張りコイルバネから
なる弾性部材9cを使用し、この引張りコイルバ
ネからなる弾性部材9cの一端をリブ部10cで
固定するとともに、弾性部材9cの他端を第2の
オイルレスメタル8に引つかけて、このオイルレ
スメタル8をラジアル方向(図中矢印c方向)に
付勢した点である。
上記のように構成された小型直流モータの動作
は、第3の実施例と同様である。以上のように引
張りコイルバネからなる弾性部材9cを設けるこ
とにより、より簡素化でき、生産性を向上させる
ことができる。
以下本考案の第4の実施例について、図面を参
照しながら説明する。
第5図は本考案の第4の実施例を示す小型直流
モータの正面図である。本実施例において、第3
の実施例と異なるのは、リング状のゴム材からな
る弾性部材9dをリブ部10cと第2のオイルレ
スメタル8に引つかけて設けた点である。
上記のように構成された小型直流モータの動作
は第3の実施例と同様である。
以上のように弾性部材9dとしてリング状のゴ
ム材を設けることにより、さらに部品コストの低
減が可能となる。
なお、第1〜第4の実施例において、弾性部材
はモータ取り付け板に取り付けたが、モータ取り
付け板をなくしフレームに直接取り付けてもよ
い。又、第1の実施例において、弾性部材を金属
棒としてもよい。
考案の効果 以上の説明から明らかなように本考案は、第2
のオイルレスメタルを出力端の方へ付勢する弾性
部材を設けたことにより、出力軸をラジアル方向
に付勢でき、第2の軸受用オイルレスメタルと出
力軸を確実に摺接させることができる。そのた
め、軸受部のクリアランスによる振動音の発生を
防止できるとともに、軸受ロスを減少でき、軸受
寿命を安定させることができる優れた小型直流モ
ータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例における小型直
流モータの斜視図、第2図は第1図における小型
直流モータの断面図、第3図は本考案の第2の実
施例における小型直流モータの斜視図、第4図は
本考案の第3の実施例における小型直流モータの
正面図、第5図は本考案の第4の実施例における
小型直流モータの正面図、第6図は従来の小型直
流モータの斜視図である。 1……フレーム、2……出力軸、3……第1の
軸受用オイルレスメタル、8……第2のオイルレ
スメタル、9a,9b,9c,9d……弾性部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フレームに固定され、前記フレームから突出
    した出力軸を回転自在に軸支する第1の軸受用
    オイルレスメタルと、前記出力軸を貫通させる
    とともに、前記第1の軸受用オイルレスメタル
    と当接する第2のオイルレスメタルとを備え、
    前記第2のオイルレスメタルを出力軸の方へ付
    勢する弾性部材を設けた小型直流モータ。 (2) 弾性部材は、金属の板バネから成る実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の小型直流モータ。 (3) 弾性部材は、ねじりコイルばねから成る実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の小型直流モー
    タ。 (4) 弾性部材は、引張りコイルばねから成る実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の小型直流モー
    タ。 (5) 弾性部材は、リング状のゴム材から成る実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の小型直流モー
    タ。
JP14797287U 1987-09-28 1987-09-28 Expired - Lifetime JPH0526927Y2 (ja)

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JPS6454751U JPS6454751U (ja) 1989-04-04
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JP5411731B2 (ja) * 2010-02-02 2014-02-12 日本電産サンキョー株式会社 モータの側圧用焼結含油軸受およびその側圧用焼結含油軸受の製造方法

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JPS6454751U (ja) 1989-04-04

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