JPH052684A - 販売登録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】表示器を備えたものにおいて、販売登録を中断
しないで、その時点までの販売点数及び販売金額を表示
する。 【構成】売上登録により登録された売上点数及び売上金
額のデータが累積記憶される総売上エリアの点数メモリ
及び金額エリアの各データに基づいて、責任者のコード
Ｎｏ．の入力により、預／現計キーのキー入力毎に更新
される総売上点数及び総売上金額をＣＲＴディスプレイ
に表示し、責任者の取り消しにより、ＣＲＴディスプレ
イに表示されているその時点までの総売上点数及び総売
上金額の表示をクリアする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、表示器を備えた販売
登録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の販売登録装置においては、登録業
務において顧客が購入した商品の販売点数及び販売金額
等の販売情報が登録され、その販売点数及び販売金額を
累計し総売上点数及び総売上金額としてメモリに記憶し
ていた。そして、その日の所定の時刻において、その時
刻までの主に総売上点数及び総売上金額を点検する点検
業務が行われていた。

【０００３】この点検業務は、例えば販売登録装置に設
けられたキーボードのコントロールキーを通常業務の位
置である「登録」から「点検」の位置に切換える操作に
より、表示器のディスプレイは、図５（ａ）の通常の売
上登録モードの画面表示から図５（ｂ）の点検レポート
照会の点検業務のメニュー画面に切り換わり、とくに良
く行われている「売上点検」の「１」がキー入力される
と、図５（ｃ）に切り換わる。

【０００４】図５（ｃ）においては、外税込みとして総
売上点数が「１２」、総売上金額が「１９７０３９」と
表示されている。なお総売上点数の「１２」の下の
「３」は、その時点までの総顧客数を示している。この
ようにして販売登録装置を操作している者は、その時刻
までの総売上点数及び総売上金額を点検していた。この
ような点検業務は、通常１日に１、２回行われていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このように従来の販売
登録装置においては、点検業務を行うためには通常の売
上登録（販売登録）を中断しなければできないので、顧
客が多く来ているとき等点検業務を行えないという問題
があった。

【０００６】そこでこの発明は、表示器を備えたものに
おいて、販売登録を中断しないでその時点までの販売点
数及び販売金額を表示できる販売登録装置を提供するこ
とを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明は、表示器を備
え、顧客が購入した商品の販売情報を表示器に表示する
と共に、販売金額及び販売点数を登録する販売登録装置
において、顧客に対する登録の締め毎に登録された販売
点数を累計して記憶する累計点数記憶手段と、顧客に対
する登録の締め毎に登録された販売金額を累計して記憶
する累計金額記憶手段と、累計点数記憶手段に記憶され
た累計販売点数及び累計金額記憶手段に記憶された累計
販売金額を表示器に表示する表示制御手段とを設けたも
のである。

【０００８】

【作用】このような構成の本発明において、顧客が購入
した商品に対する登録の締め毎に、その商品の販売点数
及び販売金額を累計して、それぞれ累計点数記憶手段及
び累計金額記憶手段に記憶される。すると表示制御手段
により、表示器に累計点数記憶手段及び累計金額記憶手
段に記憶された累計販売点数及び累計販売金額が表示さ
れる。

【０００９】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。

【００１０】図１において１は制御部本体を構成するＣ
ＰＵ（中央処理手段）である。このＣＰＵ１が行う処理
のプログラムデータが記憶されたＲＯＭ（リード・オン
リー・メモリ）２、前記ＣＰＵ１が処理を行うときに使
用される各種メモリのエリアが形成されたＲＡＭ（ラン
ダム・アクセス・メモリ）３及び前記ＣＰＵ１に時刻デ
ータを供給する時計回路４は、システムバス５を介して
前記ＣＰＵ１と接続されている。

【００１１】前記ＲＡＭ３には、さらに商品情報が記憶
されたＰＬＵファイルが形成されると共に総売上エリア
３１が形成され、その総売上エリア３１にはさらに累計
点数記憶手段としての点数メモリ３１ａ及び累計金額記
憶手段としての金額メモリ３１ｂが設けられている。

【００１２】前記ＣＰＵ１が表示器としてのＣＲＴディ
スプレイ（ＣＲＴ）６をコントロールするためのＣＲＴ
インターフェイス７、キーボード８からの出力信号を入
力するキーボードインターフェイス９、前記ＣＰＵ１が
Ｒ／Ｊプリンタ１０をコントロールするためのＲ／Ｊイ
ンターフェイス１１、商品に添付されているバーコード
等を読取るためのスキャナ１２からの読取り信号を入力
するスキャナインターフェイス１３は、前記システムバ
ス５を介して前記ＣＰＵ１と接続されている。前記キー
ボード８は図２に示すように、設定、休止、登録、従来
の点検業務を行うための点検等の各種モードに切換える
ためのコントロールキー８ａ、責任者の入力又は取消の
ときにキー入力される責任者キー８ｂ、責任者のコード
Ｎｏ．や商品に対応するＰＬＵ番号等を入力するテンキ
ー８ｃ、このテンキー８ｃによりＰＬＵ番号が入力され
たときにそのＰＬＵ番号に対応する商品の商品情報を呼
出すためにキー入力されるＰＬＵキー８ｄ、各商品と対
応して設定され、キー入力により直接対応する商品の商
品情報を呼出すことができるワンタッチキー８ｅ、一人
の顧客に対する売上登録の終了を宣言するための預／現
計キー８ｆ等の各種キーが設けられている。図３に前記
ＣＰＵ１が行う総売上点数・金額の表示処理の流れ図を
示す。まず、キーボードのテンキー８ｃによる責任者コ
ードＮｏ．の入力と責任者キー８ｂのキー入力が連続し
て行われるまでの待機状態となる。

【００１３】テンキー８ｃによる責任者コードＮｏ．の
入力と責任者キー８ｂのキー入力が連続して行われる
と、ＲＡＭ３の総売上エリア３１の点数メモリ３１ａ及
び金額メモリ３１ｂに記憶されているデータを読み出
し、そのデータに基づいてＣＲＴディスプレイ６にその
時点までの総売上点数（累計販売点数）及び総売上金額
（累計販売金額）を表示する。

【００１４】次に責任者キー８ｂがキー入力されるか又
は、テンキー８ｃ及びＰＬＵキー８ｄによる商品情報の
呼び出し、ワンタッチキー８ｅによる商品情報の呼び出
し又はスキャナ１２による商品情報の呼び出しが行われ
るかの待機状態となる。

【００１５】責任者キー８ｂがキー入力されると、ＣＲ
Ｔディスプレイ６に表示されているその時点までの総売
上点数及び総売上金額の表示をクリアして、この総売上
点数・金額の表示処理を終了する。

【００１６】また責任者キー８ｂがキー入力されずにテ
ンキー８ｃ及びＰＬＵキー８ｄによる商品情報の呼び出
し、ワンタッチキー８ｅによる商品情報の呼び出し又は
スキャナ１２による商品情報の呼び出しが行われたとき
には、預／現計キー８ｆがキー入力されたか又は、商品
情報の呼び出しが行われるか又は責任者キー８ｂのキー
入力かの待機状態となる。

【００１７】預／現計キー８ｆがキー入力されると、そ
の時に商品情報の呼び出しにより行われた商品登録に基
づいて、総売上エリア３１の点数メモリ３１ａ及び金額
メモリ３１ｂの各データに新たに登録された売上点数
（販売点数）及び売上金額（販売金額）を加算する。そ
して、再び総売上エリア３１の点数メモリ３１ａ及び金
額メモリ３１ｂに記憶されているデータを読み出し、そ
のデータに基づいてＣＲＴディスプレイ６にその時点ま
での総売上点数及び総売上金額を表示する処理に戻るよ
うになっている。

【００１８】また、テンキー８ｃ及びＰＬＵキー８ｄに
よる商品情報の呼び出し、ワンタッチキー８ｅによる商
品情報の呼び出し又はスキャナ１２による商品情報の呼
び出しが行われると、再び預／現計キー８ｆがキー入力
されたか又は、商品情報の呼び出しが行われるか又は責
任者キー８ｂのキー入力かの待機状態となる。

【００１９】このような構成の本実施例においては、通
常の売上登録業務において、責任者がテンキー８ｃ及び
責任者キー８ｄにより責任者コードＮｏ．を入力する
と、図４に示すように、その時点までの総売上点数Ａ及
び総売上金額ＢがＣＲＴディスプレイ６の表示画面に表
示される。

【００２０】そして、新しく商品情報の呼び出しが行わ
れると、すなわち、新しく売上登録が行われると、預／
現計キー８ｆがキー入力による顧客に対する登録の締め
により、その売上登録のデータに基づいて、ＲＡＭ３の
総売上エリア３１の点数メモリ３１ａ及び金額メモリ３
１ｂに記憶されているデータを更新する。この点数メモ
リ３１ａ及び金額メモリ３１ｂに記憶されているデータ
が更新されると、すぐにＣＲＴディスプレイ６の総売上
点数Ａ及び総売上金額Ｂを、その更新されたデータに基
づいて表示するようになっている。

【００２１】ＣＲＴディスプレイのその時点までの総売
上点数Ａ及び総売上金額Ｂの表示は、責任者キー８ｂが
再びキー入力されて責任者の取り消しが行われたときク
リアされる。

【００２２】このように本実施例によれば、責任者の入
力により、売上登録業務中に点検業務において比較的に
良く行われているその時点までの総売上点数及び総売上
金額をＣＲＴディスプレイの一部に常時表示できて、売
上業務を中断することなく総売上点数及び総売上金額の
点検業務ができる。また、総売上点数及び総売上金額を
常時表示しているため、売上目標に対する達成状況をい
つでも確認できる。

【００２３】なおこの実施例においては、この装置にお
ける総売上点数及び総売上金額を表示するようにした
が、この発明はこれに限るものではなく、例えば責任者
別の累計売上点数及び累計売上金額を表示するようにし
ても良い。

【００２４】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
表示器を備えたものにおいて、販売登録を中断しないで
その時点までの販売点数及び販売金額を表示できる販売
登録装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示すブロック図。

【図２】同実施例のキーボードのキー配置を示す図。

【図３】同実施例の総売上点数・金額の表示処理の流れ
を示す図。

【図４】同時のＣＲＴディスプレイの売上登録業務中の
表示の例を示す図。

【図５】従来例のＣＲＴディスプレイの売上登録、点検
レポート照会及び売計点検照会の業務中の表示の例を示
す図。

【符号の説明】

１…ＣＰＵ、３…ＲＡＭ、３１…総売上エリア、３１ａ
…点数メモリ、３１ｂ…金額メモリ、６…ＣＲＴ、８…
キーボード、８ｂ…責任者キー、８ｃ…テンキー、８ｄ
…ＰＬＵキー、８ｅ…ワンタッチキー、預／現金キー８
ｆ、１２…スキャナ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 表示器を備え、顧客が購入した商品の販
   売情報を前記表示器に表示すると共に、販売金額及び販
   売点数を登録する販売登録装置において、顧客に対する
   登録の締め毎に登録された販売点数を累計して記憶する
   累計点数記憶手段と、顧客に対する登録の締め毎に登録
   された販売金額を累計して記憶する累計金額記憶手段
   と、前記累計点数記憶手段に記憶された累計販売点数及
   び前記累計金額記憶手段に記憶された累計販売金額を前
   記表示器に表示する表示制御手段とを設けたことを特徴
   とする販売登録装置。