JPH0562069A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータが設定されている販売価格を確認
してから売価変更の操作を行えるようにすることで、必
要な場合にのみ売価変更を実行することができ、オペレ
ータの操作負担を低減し登録業務が効率よく行える商品
販売データ処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 商品コードが入力された場合に商品コードに
基づく登録データを表示器に出力して表示し、一時記憶
部２０に商品コードが記憶されていれば、商品コードに
基づいて登録処理を実行した後入力された商品コードを
未登録商品コードとして前記一時記憶部２０に記憶し、
販売価格変更キーと価格入力キーが操作された場合に前
記一時記憶部２０に未登録商品コードが記憶されていれ
ば記憶されている商品コードと入力された販売価格に基
づいて登録処理し前記一時記憶部２０をクリアする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、電子式キャッシュレ
ジスタやＰＯＳシステムなどの商品販売データ処理装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】商品コードを入力することにより販売価
格記憶部からその商品コードに対応する価格データを読
み出して登録処理する商品販売データ処理装置にあって
は、店の運用などで、一時的に特定の商品の販売価格を
変更して販売する場合に対処するための機能を備えてい
る。このような機能を備えた商品販売データ処理装置と
して特開昭５４−６７３５２号公報に記載されている商
品販売データ処理装置が知られている。この商品販売デ
ータ処理装置は、商品の通常の販売価格を前記販売価格
記憶部に設定することで、通常の価格で販売する商品に
ついては、前記販売価格記憶部から読み出した価格デー
タで登録処理するので、オペレータは商品の価格を入力
しなくても登録操作が可能である。また売価変更する商
品については、その商品が売価変更対象商品であること
および売価変更した価格とをオペレータが確認できて、
売価変更を指示する変更指示データおよび売価変更した
価格データの入力が可能であることを前提としたもの
で、売価変更した価格で登録処理する場合のために、入
力される商品コードに対して、販売価格記憶部の価格デ
ータでの登録処理を禁止して、即ち価格を変更して登録
処理することを指示する売価変更指令キーをキーボード
に備え、登録操作は、最初に売価変更した販売価格であ
る価格データを置数入力し、次にこの売価変更指令キー
を入力した後商品コードを入力することによって、入力
された価格データに基づいて登録処理を実行する登録制
御手段を設けたものである。このような構成を備えるこ
とにより商品の販売価格を予め販売価格記憶部に設定し
た価格とは異なる価格に一時的に変更したい場合に、容
易に売価変更をして登録処理を行うことができる。

【０００３】しかしながら従来の商品販売データ処理装
置では、前述したように、売価変更のための販売価格の
入力を商品コードを入力する前に行う必要がある。従っ
て、この装置のオペレータが、登録すべき商品が売価変
更の対象商品であるか否かが不明であると、商品に表示
されその販売時点での販売価格そのものは判っていて
も、その価格が前記販売価格記憶部に設定された価格デ
ータの価格か否か、即ち通常の販売価格か売価変更によ
る価格かが不明な場合は、前記商品に表示された販売価
格が通常の販売価格であって通常の販売価格の登録操作
でよい場合であっても、念のため、売価変更操作によっ
て商品に表示された販売価格の価格データを入力した上
で登録処理をする必要があり、オペレータには煩わしい
ものであった。このようなケースは、一時的に売価変更
する商品の種類が多い場合、また商品の種類を変えて売
価変更が繰り返される場合等に、オぺレータの記憶が曖
昧となってより多発する。前記のように念のため売価変
更操作をする理由は、売価変更されている商品を通常の
販売価格の商品として登録操作をしてしまい、販売価格
記憶部に設定された通常の販売価格である価格データで
の登録データで登録処理がされ、通常の販売価格が表示
部に表示されて、はじめて表示部に表示された価格とそ
の商品に付された価格との相違により、登録した商品が
売価変更された商品であることに気付いた場合、一旦登
録した商品を取り消す操作を行い、改めて売価変更の登
録操作を行って売価変更価格での登録処理をするという
煩雑な操作が必要となり、登録業務の効率が低下するの
で、これを防止するため、登録操作が通常の販売価格の
操作に較べて手間がかかっても念のため売価変更操作に
よる登録を行うものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
商品販売データ処理装置では、その商品のその時点での
販売価格は、商品に表示され認識できるとしても、その
販売価格が通常の価格か売価変更の価格かをオペレータ
が容易に確認できるようにしない限り、売価変更を実施
している期間中は、売価変更の商品か否かが不明な商品
についてはすべて念のために売価変更の登録処理をする
操作を行って商品登録をしなければならず、オペレータ
には操作性の悪いもので、オペレータの負担が増大し、
作業能率が低下するものであった。

【０００５】本発明はこのような従来技術の課題に鑑
み、オペレータが販売価格記憶部に設定されている価格
データを確認した上で売価変更の登録操作を行えるよう
にすることで、必要な場合にのみ売価変更の登録操作を
行えば済むようにして、オペレータの操作負担を低減し
登録業務が効率よく行える商品販売データ処理装置を提
供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の商品販売データ
処理装置は、数値データを入力する置数キー、締め処理
指示データを入力する締め処理キーおよび販売価格の変
更を指示する変更指示データを入力する価格変更キーと
を含むとともに商品コードを入力するためのデータ入力
部と、前記商品コードに対応して商品の価格データを記
憶した販売価格記憶部と、価格データを含む登録データ
を登録処理に応じて表示する表示部と、前記登録データ
を登録処理後にレシートに印字する印字部とを有し、前
記データ入力部から入力される商品コード及びこの商品
コードに対応する前記販売価格記憶部の価格データに基
づいた登録データを登録処理するとともに、前記データ
入力部から入力される商品コード、数値データおよび変
更指示データに基づいて前記数値データを価格データと
した登録データを登録処理し、前記入力部からの締め処
理指示データの入力に基づいて一取引の合計額を前記表
示器に出力して表示するとともに前記印字部でレシート
に前記合計額を印字する締め処理を行う商品販売データ
処理装置において、入力された商品コードを一時記憶す
る一時記憶部と、商品コードの入力に応じて、入力され
た商品コードおよびこの商品コードに対応する前記販売
価格記憶部の価格データに基づいた登録データを前記表
示部に出力して表示するとともに、前記一時記憶部の未
登録商品コードに基づいてこの未登録商品コードおよび
この商品コードに対応する前記販売価格記憶部の価格デ
ータに基づいた登録データの登録処理を実行した後この
一時記憶部に入力された商品コードを未登録商品コード
として記憶する商品コード登録処理制御手段と、前記締
め処理指示データの入力に応じて、前記締め処理の実行
に先立って前記一時記憶部の未登録商品コードに基づい
てこの未登録商品コードおよびこの商品コードに対応す
る販売価格記憶部の価格データに基づいた登録データを
登録処理するとともに前記一次記憶部の未登録商品コー
ドを登録済とする処理を行う締め処理制御手段と、数値
データおよび変更指示データの入力に応じて、前記一時
記憶部の未登録商品コードに基づいてこの商品コードお
よび前記数値データに基づいた登録データを登録処理す
るとともに前記一次記憶部の未登録商品コードを登録済
とする処理をする販売価格変更登録処理制御手段とを備
えたことを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】このような構成の本発明であれば、登録しよう
とする商品コードを入力するとその入力された商品コー
ドに対応する設定された価格データを含む登録データが
表示部に表示され、この入力された商品コードに基づく
登録データの登録処理は保留され、この商品コードの入
力以前に入力され一時記憶部に記憶されていた未登録商
品コードに基づく登録データが登録処理され、前記登録
しようとして入力された商品コードは前記一時記憶部に
未登録商品コードとして記憶される。また前記一時記憶
部に記憶された未登録商品コードの登録データの価格デ
ータは、数値データおよび変更指示データの入力によっ
て前記数値データに変更され、前記表示部に表示されて
いる価格データが前記数値データに変更されるとともに
変更された登録データが登録処理される。 従って登録
処理前にその商品コードを入力して商品コードに対応す
る設定された価格データを表示部で確認し必要に応じて
変更して登録できる。変更不要でそのまま一旦保留した
登録データは、後続の登録操作即ち次の商品コード入力
で登録処理され格別の操作を必要としない。更に、一取
引の最後の登録操作で入力された商品コードについての
設定された価格データによる登録データは締め処理指示
キーの入力で登録処理されるので、格別の付加的登録操
作は不要である。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１はこの実施例の商品販売データ処理装置であ
る電子式キャッシュレジスタのハードウェア構成図であ
る。ＣＰＵ１はデータ入力部であるキーボード６から入
力された各種データに対して演算処理を実行する本装置
の中枢であり、このＣＰＵ１にはアドレスバス、データ
バス、制御線からなるバスライン２を介して固定データ
を記憶するＲＯＭ３、可変データを記憶するＲＡＭ４を
はじめとして、キーボード６を制御するキーボードコン
トローラ５、表示部である表示器７を制御する表示コン
トローラ８、印字部であるＲ／Ｊプリンタ９を制御する
プリンタコントローラ１０、ドロワ開放装置１１への信
号出力用のＩ／Ｏポート１２がつながれている。

【０００９】図２は、キーボード６のキー配置図であ
る。キーボード６は販売価格等の数値を入力する置数キ
ーであるテンキー１３、登録する商品の部門を入力する
部門キー１４、登録した商品の合計額を算出するのに使
用する締め処理キーである小計キー１５、商品コードを
入力して商品を登録する際に使用するＰＬＵキー１６、
商品の販売価格を変更して登録する際に使用する価格変
更キーである売価変更キー１７、締めキーである預／現
計キー１８等が設けてある。テンキー１３とＰＬＵキー
１６が商品コード入力部であり、小計キー１５、預／現
計キー１８がファンクションキーである。

【００１０】図３は前記ＲＡＭ３内の、この実施例で使
用する主要なメモリの構成図である。ＲＡＭ３は商品コ
ードごとに売上を管理する販売価格記憶部である商品テ
ーブル１９、入力された商品コードを、次の商品コード
の入力や小計キー１５などのファンクションキーが入力
されるまで記憶する一時記憶部である一時記憶メモリ
（ａ）２０、入力された商品コードを記憶する登録メモ
リ（ｂ）２１、売価変更キー１７により変更する変更後
の販売価格を記憶する販売価格メモリ２２、一客の合計
額を記憶する合計メモリ２３、登録中であることを示す
登録フラグメモリ２４、売価変更キー１７が入力され販
売価格変更処理中であることを示す売価変更フラグメモ
リ２５などで構成されている。

【００１１】商品テーブル１９は商品コードを記憶した
商品コードエリア１９１、名称を記憶した名称エリア１
９２、設定された販売価格である単価を記憶した単価エ
リア１９３、売上げ累計点数を記憶する点数エリア１９
４、売上累計金額を記憶する売上エリア１９５で構成さ
れている。また登録フラグメモリ２４は、商品登録が開
始されると１がセットされ、売価変更フラグメモリ２５
は売価変更キー１７が操作されたことにより１がセット
されるものである。

【００１２】図４はこの実施例における電子式キャッシ
ュレジスタの処理を示すフローチャートである。なおキ
ー操作は、商品登録の場合は商品コードを置数してＰＬ
Ｕキー１６を入力する。また販売価格変更の場合は、商
品登録のキー操作に続いて価格を置数して売価変更キー
１７を入力する。このキー操作によって、指定した商品
コードの単価を変更して登録することができる。そして
小計キー１５の入力によってその客が買い上げた合計金
額が表示され、客からの預かり金額を置数して預／現計
キー１８を入力することにより、小計額、預かり額、釣
銭額を印字してレシートを発行する。

【００１３】まずステップ１００でキーボード６から何
らかの入力がされるのをまつ。何らかのキーが操作され
るとステップ１０１、１０８、１１５でそれぞれＰＬＵ
キー１６か、売価変更キー１７か、小計キー１５かを判
別する。これらのいずれキーでもなければステップ１１
８でその他の処理を実行する。その他の処理としては、
テンキーから入力された数値を表示器７に表示するとと
もにワークメモリに記憶したり、預／現計キー１８が入
力されたことにより、レシートの発行やメモリのクリア
などの締め処理などがある。

【００１４】入力されたキーがＰＬＵキー１６であれ
ば、ステップ１０２でＰＬＵキー１６が入力されるまえ
に入力されている数値を商品コードとして登録メモリ
（ｂ）２１に記憶する。そしてステップ１０３で登録フ
ラグメモリ２４に１をセットし、ステップ１０３で登録
メモリに記憶した商品コードに基づいて商品テーブルを
参照し該当する商品名、単価を表示器７に出力して表示
する。ステップ１０５で一時記憶メモリ（ａ）２０に商
品コードが記憶されているか判別する。商品コードが記
憶されていなければ、その客に対して始めての商品コー
ドの入力であるのでステップ１０７の一時記憶メモリ
（ａ）２０に登録メモリ（ｂ）２１の商品コードを記憶
させる処理に進む。ステップ１０５で一時記憶メモリ
（ａ）２０に商品コードが記憶されているならば、ステ
ップ１０６でその商品コードについて登録処理を実行す
る。この登録処理はサブルーチンとして、図５をもって
説明する。その後ステップ１０７で今回入力されて登録
メモリ（ｂ）２１に記憶されている商品コードを一時記
憶メモリ（ａ）２０に記憶して再びステップ１００のキ
ー入力待ちに戻る。すなわち今回入力された商品コード
については表示のみを行い次の商品コードの入力などに
より登録されることになる。

【００１５】ステップ１０８で売価変更キー１７が入力
されたと判別した場合は、ステップ１０９で売価変更キ
ー１７が入力されるまえに入力されている数値を販売価
格として販売価格メモリ２２に記憶する。ステップ１１
０で一時記憶メモリ（ａ）２０に商品コードが記憶され
ているか判別する。一時記憶メモリ（ａ）２０に商品コ
ードが記憶されていなければ、操作ミスであるのでステ
ップ１１１でエラー処理をする。商品コードが記憶され
ていればステップ１１２で売価変更フラグメモリに１を
セットして販売価格変更処理中であることをしめし、ス
テップ１１３で一時記憶メモリ（ａ）２０に記憶されて
いる商品コードに該当する商品名と、販売価格メモリ２
２に記憶されている入力された販売価格を表示器７に出
力して表示する。そしてステップ１１４でその販売価格
で登録処理を実行してステップ１００のキー入力処理に
戻る。

【００１６】ステップ１１５で小計キー１５が入力され
たと判別した場合は、ステップ１１６で登録フラグメモ
リ２４に１がセットされているか否かを判別する。１が
セットされていなければなにも商品登録がされていない
ということなのでステップ１１７でエラー処理を実行す
る。登録フラグメモリ２４に１がセットされていたなら
ステップ１１９で一時記憶メモリ（ａ）２０に商品コー
ドが記憶されているか判別する。商品コードが記憶され
ているならば、ステップ１２０でその商品コードについ
て登録処理を実行し、商品コードが記憶されていなけれ
ば、登録処理はスキップしてステップ１２１で合計メモ
リ２３に記憶されているその客の買い上げ金額を表示器
７に出力して表示し、再びステップ１００のキー入力処
理に戻る。

【００１７】図５は図４のステップ１０６、１１４、１
２０の登録処理を示すサブルーチンのフローチャートで
ある。ステップ１５０で売価変更フラグメモリ２５に１
がセットされているか否かを判別して、１がセットされ
ていなければ通常の登録処理なのでステップ１５１で一
時記憶メモリ（ａ）２０に記憶されている商品コードに
対応する商品テーブル１９の売上エリア１９５、および
合計メモリ２３に単価を加算し、点数を加算する。そし
てステップ１５２で一時記憶メモリ（ａ）２０に記憶さ
れている商品コードに対応する商品テーブル１９の商品
名称、および単価をＲ／Ｊプリンタ９に出力して印字す
る。また売価変更フラグメモリ２５に１がセットされて
いる場合は売価変更処理中であるので、ステップ１５５
で一時記憶メモリ（ａ）２０に記憶されている商品コー
ドに対応する商品テーブル１９の売上エリア１９５、お
よび合計メモリ２３に販売価格メモリ２２の価格を加算
し、点数を加算する。そしてステップ１５６で一時記憶
メモリ（ａ）２０に記憶されている商品コードに対応す
る商品テーブル１９の商品名称、および売価変更である
こと示すデータと販売価格メモリ２２の価格をＲ／Ｊプ
リンタ９に出力して印字する。その後ステップ１５３で
一時記憶メモリ（ａ）２０の内容をクリアし、ステップ
１５４で売価変更フラグメモリ２５の内容をクリアして
登録処理を終了する。なおステップ１０３、１０５、１
５１、１５２、１０７が商品コード登録処理制御手段で
あり、ステップ１１０、１１１、１５５、１５６、１５
３が販売価格変更登録処理制御手段であり、ステップ１
１９、１５１、１５２、１５３が締め処理制御手段であ
る。そして一時記憶メモリ（ａ）２０に記憶されている
商品コードが未登録商品コードである。

【００１８】つぎにこの実施例の動作を説明する。いま
仮にチョコレートとリンゴを客が買うものとし、リンゴ
は通常２００円であるが売価変更を行い１５０円で売る
ものとする。図６はこの動作説明で発行されるレシート
をしめした図である。まずオペレータはチョコレートの
商品コードである００１を置数してＰＬＵキー１６を入
力する。一時記憶メモリ（ａ）２０に商品コード００１
が記憶されるとともに表示器７に「チョコ １００」な
る表示がなされる。この時点ではレシートには登録商品
に関する印字はなされない。つぎにリンゴの商品コード
の００２を置数してＰＬＵキー１６を入力すると、表示
器７には「リンゴ ２００」なる表示がされる。そして
一時記憶メモリ（ａ）２０に商品コードがあることか
ら、この商品コードに基づいて登録がされる。すなわち
チョコレートの１００円が商品テーブル１９のチョコレ
ートの売上エリア１９５に加算され、合計メモリ２３に
加算される。さらに、「チョコ １００」なる印字が実
行される。それが図６の（ア）である。オペレータは表
示器７に表示されたリンゴの価格を見て売価変更の必要
を認識し、販売価格である１５０を置数して売価変更キ
ー１７を入力する。これにより一時記憶メモリ（ａ）２
０の商品コードと販売価格メモリ２２の価格に基づいて
登録処理がなされる。すなわち販売価格メモリ２２の１
５０円が商品テーブルのリンゴの売上エリア１９５に加
算され、合計金額メモリに加算される。さらに、「リン
ゴ 売変 １００」なる印字が実行される。それが図６
の（イ）である。そして小計キー１５が入力されると合
計メモリ２３の内容が表示され、預／現計キー１８が入
力されると小計額、税額、預かり、釣り等を印字してレ
シートを発行して一客の登録を終了する。

【００１９】上述したように今回の発明では商品コード
の入力が行われても入力された商品コードについては名
称、単価等を表示するのみで次の商品コードの入力もし
くは小計キーなどのファンクションキーの入力によって
登録処理がなされるので販売価格の変更が必要か否かを
オペレータは商品コードを入力することで容易に判別で
き、また従来の登録操作に加えて特別に操作キーが増え
ることもなく販売価格の変更をできるようになる。

【００２０】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。たとえば本実施例では、キーボードから商品
コードの入力をおこなったが、バーコードスキャナーを
用いておこなってもよく、また電子式キャッシュレジス
タについて説明したが、ホストと端末からなり、ホスト
に商品テーブルを有するＰＯＳシステムであっても適用
することができる。また締め処理キーとして小計キー１
５をもって説明したが預／現計キー１８を締め処理キー
としてもよい。さらには一時記憶メモリ（ａ）２０に商
品コードがあるか否かで判別しているが、一時記憶メモ
リ（ａ）２０のデータが有効か無効かを示すフラグ等を
設けてそれによって判別してもよい。表示例、印字例も
この実施例に限定されるものではなく、その他本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。

【００２１】

【発明の効果】上述したように本発明の商品販売データ
処理装置であれば、販売価格記憶部に記憶されている価
格データでの販売は商品コードの入力だけで、また価格
データの変更は商品コードの入力で設定された価格デー
タを表示部で確認してから数値データおよび変更指示デ
ータの入力操作で可能であるので、通常の販売価格での
登録操作を複雑にすることなく売価変更する商品の確認
が容易にできるので、確実に単価変更をおこなうことが
できるとともに、オペレータは必要以上に販売価格の変
更操作をすることも要しないので、効率よく通常価格で
の登録操作および販売価格の変更操作を行うことができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の商品販売データ処理装置の一実施例を
示す電子式キャッシュレジスタのハードウェア構成図で
ある。

【図２】同実施例におけるキーボードのキー配置図であ
る。

【図３】同実施例における主要なメモリの構成図であ
る。

【図４】同実施例における電子式キャッシュレジスタの
処理を示すフローチャートである。

【図５】同実施例における登録処理を示すフローチャー
トである。

【図６】同実施例におけるレシートを示す図である。

【符号の説明】

６ キーボード ７ 表示器 １５ 小計キー １７ 売価変更キー ２０ 一時記憶メモリ ２２ 販売価格メモリ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 数値データを入力する置数キー、締め処
   理指示データを入力する締め処理キーおよび販売価格の
   変更を指示する変更指示データを入力する価格変更キー
   とを含むとともに商品コードを入力するためのデータ入
   力部と、前記商品コードに対応して商品の価格データを
   記憶した販売価格記憶部と、価格データを含む登録デー
   タを登録処理に応じて表示する表示部と、前記登録デー
   タを登録処理後にレシートに印字する印字部とを有し、
   前記データ入力部から入力される商品コード及びこの商
   品コードに対応する前記販売価格記憶部の価格データに
   基づいた登録データを登録処理するとともに、前記デー
   タ入力部から入力される商品コード、数値データおよび
   変更指示データに基づいて前記数値データを価格データ
   とした登録データを登録処理し、前記入力部からの締め
   処理指示データの入力に基づいて一取引の合計額を前記
   表示器に出力して表示するとともに前記印字部でレシー
   トに前記合計額を印字する締め処理を行う商品販売デー
   タ処理装置において、 入力された商品コードを一時記憶する一時記憶部と、 商品コードの入力に応じて、入力された商品コードおよ
   びこの商品コードに対応する前記販売価格記憶部の価格
   データに基づいた登録データを前記表示部に出力して表
   示するとともに、前記一時記憶部の未登録商品コードに
   基づいてこの未登録商品コードおよびこの商品コードに
   対応する前記販売価格記憶部の価格データに基づいた登
   録データの登録処理を実行した後この一時記憶部に入力
   された商品コードを未登録商品コードとして記憶する商
   品コード登録処理制御手段と、 前記締め処理指示データの入力に応じて、前記締め処理
   の実行に先立って前記一時記憶部の未登録商品コードに
   基づいてこの未登録商品コードおよびこの商品コードに
   対応する販売価格記憶部の価格データに基づいた登録デ
   ータを登録処理するとともに前記一次記憶部の未登録商
   品コードを登録済とする処理を行う締め処理制御手段
   と、 数値データおよび変更指示データの入力に応じて、前記
   一時記憶部の未登録商品コードに基づいてこの商品コー
   ドおよび前記数値データに基づいた登録データを登録処
   理するとともに前記一次記憶部の未登録商品コードを登
   録済とする処理をする販売価格変更登録処理制御手段と
   を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。