JPH05268396A - Fax装置とfax接続装置 - Google Patents

Fax装置とfax接続装置

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JPH05268396A
JPH05268396A JP4065376A JP6537692A JPH05268396A JP H05268396 A JPH05268396 A JP H05268396A JP 4065376 A JP4065376 A JP 4065376A JP 6537692 A JP6537692 A JP 6537692A JP H05268396 A JPH05268396 A JP H05268396A
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JP
Japan
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fax
information
facsimile
unit
sending
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Application number
JP4065376A
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English (en)
Inventor
Satoshi Asanuma
沼 智 浅
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着信FAXの着信者を自動的に判断し、該当
者に着信を表示器で通知し、発信者名等による通知、F
AX出力先の指定、着信者別のFAX履歴管理等を可能
にする。 【構成】 発信側FAX装置の記憶部13に着信相手を
特定する内線番号等の識別情報、発信者名称等のメッセ
ージ情報および出力先を指定する制御情報を記憶させ、
発信原稿に先だって相手側FAX接続装置(ボタン電話
装置)に送付する。この情報を受け取ったFAX接続装
置の情報受信部は着信相手番号と着信相手との参照テー
ブルからFAXの着信相手を特定させ、該当者のFAX
着信表示器を制御してFAXの着信を通知させる。また
FAXごとに着信相手が特定できるので、FAXの出力
先の指定および個人単位のFAX履歴管理が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信FAXの着信相手
を自動的に判断し、該当者に対する視覚表示、発信者名
表示等による着信通知、FAX出力先の着信および発信
側からの指定、着信相手別のFAX履歴管理等ができる
FAX装置とFAX接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FAX装置は、FAX単体で使用
されるか、またはボタン電話主装置に接続され、ボタン
電話装置の端末として使用されていた。
【0003】図16に従来のFAX装置の構成を示す。
図16において、100はFAX装置の全体を示し、1
01は送信原稿読み取り部および符号化部、102は符
号化された原稿を局線に送出しやすい形式に変換する変
調部、103は相手着信応答を検出する応答検出部、1
04は変調、符号化された受信原稿を元にもどす復調
部、105は受信原稿を印刷して取り出す印刷部、10
6はPBダイヤル送出部、107は着信応答キャリヤの
送出および相手応答キャリヤの受信を行なう着信応答キ
ャリヤ送受信部、108は着信FAXを検出する着信検
出部、109は局線インタフェース部(I/F)、11
0はダイヤルパルス(DPダイヤル)送出部、111は
相手ダイヤル番号の入力や発信操作を行なうキー操作
部、112はこのFAX装置100全体を制御する制御
部である。
【0004】次に上記従来例の動作について説明する。
FAX発信操作においては、まず発信原稿を原稿読み取
り部および符号化部101にセットし、キー操作部11
1から相手ダイヤル番号を入力する。このダイヤル番号
を制御部112が認識し、局線I/F109により局線
を捕捉し、DPダイヤル送出部110またはPBダイヤ
ル送出部106により局線へダイヤル信号を送出する。
着信相手がこの着信に応答したことを示す着信応答信号
を応答検出部103および着信応答キャリヤ送受信部1
07により検出した後、原稿読み取り部および符号化部
101により発信原稿が読み込まれ、変調部102によ
りFM変調され、局線I/F109を通じて局線へ送出
される。
【0005】FAX着信操作においては、まず局線から
の着信信号を着信検出部108により検出し、その後制
御部112は、局線I/F109を制御して局線着信に
応答し、着信応答キャリヤ送受信部107により着信応
答キャリヤを局線に送出する。この信号を検出した発信
側FAXは、原稿の送出を開始する。この原稿は、復調
部104により復調され、印刷部105によって印刷原
稿として取り出される。
【0006】受信側FAX装置では、受信された印刷原
稿に書かれている着信相手を読むことで、自己が着信者
であることを知ることができる。また、発信側FAX装
置は、原稿送出前に自己のFAX番号、名称を送出する
機能を有し、受信側FAX装置は、このFAX番号、名
称を受信印刷原稿の先頭に印刷する機能を持つため、こ
の印刷を受信原稿から読み取ることで、FAXの発信元
を確認することができる。
【0007】図17はこのFAX装置100が、ボタン
電話主装置に接続されて使用される場合の構成を示す。
図17において、200はボタン電話主装置、201
a,201b,201cは局線インタフェース部(I/
F)、202は局線とFAX装置100との接続を行な
う通話路スイッチ、203はボタン電話機300とボタ
ン電話主装置200との制御データの交換を行なう通信
インタフェース部(I/F)、204はボタン電話主装
置200の全体を制御する制御部、205はFAX装置
100の呼び出し応答検出をおこなうFAX装置呼び出
し/応答検出部である。300はボタン電話主装置20
0に接続されたボタン電話機、301はボタン電話主装
置200を通して局線と通話を行なう通話回路、302
はハンドセット、303はボタン電話主装置200の通
信I/F203に接続された通信I/F、304は制御
部、305はキー操作部である。
【0008】次に上記従来例の動作について説明する。
通常、通話路スイッチ202は、あらかじめ定めてある
FAX優先局線とFAX装置100とを接続するよう
に設定されている。この局線からボタン電話主装置2
00にFAX着信が発生すると、局線I/F201cが
着信を検出して制御部204へ通知するとともに、制御
部204は、FAX装置呼び出し/応答検出部205を
制御してFAX装置100を呼び出す。FAX装置10
0がこの呼に応答後、応答検出キャリヤを局線へ送出
すると、局線を介して受信される原稿は、FAX装置
100から印刷原稿として取り出すことができる。
【0009】一方、FAX装置100からの発信は、通
常、通話路スイッチ202を介してFAX装置100と
FAX優先局線が接続されているため、FAX装置1
00を単独で使用する場合と同様にして行なうことがで
きる。
【0010】また、FAX装置100がFAX優先局線
を使用していない場合、ボタン電話機300の操作に
より通話路スイッチ202を切り替え、通常局線また
はを使用して通信することが可能であり、局線を有効
に利用することができる。この場合のFAX受信におけ
る通信プロトコルを図18に示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のFAX装置およびFAX接続装置としてのボタン電
話装置には、以下のような種々の課題がある。
【0012】課題1として、複数の人々が1台のFAX
装置を共同して使用する場合、従来のFAX装置単独ま
たはFAX装置がボタン電話主装置に接続されて使用さ
れていても、FAXの発信者がFAXの発信手続きと同
時に、FAX着信相手にFAXの送付を通知することは
できず、緊急の場合FAX送付とは別に電話等でFAX
の送付を相手側に通知することが必要であるという問題
があった。
【0013】課題2として、FAX受信者は、どこから
のFAXが届いているか確認するには、FAX装置の設
置場所へ行き、受信されているFAXの中から自分宛の
FAXを捜し、そのFAXから発信元を読解しなければ
ならず、FAX受信と同時に、発信元を確認することが
できないという問題があった。
【0014】課題3として、FAX装置からの出力は、
FAX装置から印刷原稿として取り出されるため、FA
Xにより送付した原稿の内容は、全ての人が見ることが
可能であり、FAX内容の機密を保持することができな
いという問題があった。
【0015】課題4として、着信相手別にFAXの受信
履歴を取ることができず、そのため受信情報の管理や費
用の精算をすることができないという問題があった。
【0016】本発明は、このような複数の人々が1台の
FAX装置を共同して使用する場合の諸課題を解決した
FAX装置およびFAX接続装置を提供することを目的
とするものである。
【0017】本発明の第1の目的は、上記課題1を解決
するものであり、発信側FAX装置からFAX発信の操
作と同時に、着信相手を特定する識別情報を着信側に送
付できるようにすることである。
【0018】本発明の第2の目的は、上記課題2を解決
するものであり、送信側FAX装置からFAX送付の操
作と同時に、着信相手に発信者名称等のメッセージ情報
を送付できるようにすることである。
【0019】本発明の第3の目的は、上記課題3を解決
するものであり、送信側FAX装置からFAX送付の操
作と同時に、着信相手ごとにFAX原稿の出力先、例え
ばFAX装置から印刷出力するのか、またはファクシミ
リ蓄積装置に格納するのかを指定する制御情報を送付で
きるようにすることである。
【0020】本発明の第4の目的は、上記課題1、2、
3を解決するために、着信相手を特定する識別情報、メ
ッセージ情報、制御情報等の付加情報を、PBダイヤル
信号送出部を利用してPB信号によって伝送できるよう
にすることである。
【0021】本発明の第5の目的は、上記課題1、2、
3を解決するために、上記付加情報を、FAX原稿送付
時の変調部を利用してモデム信号によって伝送できるよ
うにすることである。
【0022】本発明の第6以降の目的は、本発明のFA
X装置から発信されるFAXの着信側FAX装置が接続
されるFAX接続装置についてのものである。
【0023】本発明の第6の目的は、上記課題1を解決
するために、本発明のFAX装置から送付される着信相
手を特定する識別情報を受信し、この識別情報をもとに
着信相手を判別し、判別された着信相手に対してFAX
着信を表示器を通して視覚的に通知するとともに、FA
X接続装置に接続されているFAX装置からFAX原稿
を取り出せるようにすることである。
【0024】本発明の第7の目的は、上記課題2を解決
するために、発信側FAX装置が、FAX原稿送付に先
だって送出する自己FAX番号を受信し、このFAX番
号を直接、またはこのFAX番号に対応した発信者名称
を着信相手に通知できるようにすることである。
【0025】本発明の第8の目的は、上記課題2を解決
するために、本発明のFAX装置から送付されるメッセ
ージ情報を受信し、このメッセージ内容を着信相手に通
知できるようにすることである。
【0026】本発明の第9の目的は、上記課題3を解決
するために、本発明のFAX装置から送付される着信相
手を特定する識別情報を受信し、これをもとに、あらか
じめ着信者ごとに設定されているFAX原稿出力先に応
じて、受信FAXを出力できるようにすることである。
【0027】本発明の第10の目的は、上記課題3を解
決するために、本発明のFAX装置から送付される制御
情報により、FAX原稿の出力先を発信側から指定する
ことができ、重要なFAXにおいては、ファクシミリメ
ール蓄積装置の着信者別の個別ボックスに蓄積できるよ
うにすることである。
【0028】本発明の第11の目的は、上記課題4を解
決するために、本発明のFAX装置から送付される着信
相手を特定する識別情報を受信し、これをもとに、着信
相手ごとにFAX着信時間、枚数等の履歴を記憶し、外
部のプリンタ等の出力装置に出力できるようにすること
である。
【0029】本発明の第12の目的は、上記課題1、
2、3、4を解決するために、本発明のFAX装置から
送出される着信相手を特定する識別情報、メッセージ情
報、制御情報等の付加情報を、PBダイヤル受信手段に
より復調できるようにすることである。
【0030】本発明の第13の目的は、上記課題1、
2、3、4を解決するために、本発明のFAX装置から
送出される上記付加情報を、モデム(復調器)により復
調できるようにすることである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の手段を用いる。まず請求項1に記載
の発明は、FAX発信操作において、相手FAX番号に
着信相手を特定する識別情報を付加して送出するように
したものである。
【0032】請求項2に記載の発明は、上記請求項1記
載の発明に対し、発信者名称等のメッセージ情報を付加
して送出するようにしたものである。
【0033】請求項3に記載の発明は、上記請求項1記
載の発明に対し、送付原稿の出力先をFAX装置にする
か、ファクシミリメール蓄積装置にするかを指定する制
御情報を付加して送出するようにしたものである。
【0034】請求項4に記載の発明は、上記請求項1、
2、3の発明に対し、着信相手を特定する識別情報、メ
ッセージ情報、制御情報等の付加情報を局線へ伝送させ
るための変換方式にPB信号を用い、これらの情報をダ
イヤル送出のために用いられるPBダイヤル送出手段を
利用して変換、送出するようにしたものである。
【0035】請求項5に記載の発明は、上記請求項1、
2、3の発明に対し、上記付加情報の変換方式にFM変
調方式を用い、これらの情報をFAX原稿の情報を変調
する手段を利用して変換、送出するようにしたものであ
る。
【0036】請求項6に記載の発明は、局線インタフェ
ース手段と、FAX装置を接続して局線を通じてFAX
原稿を送受信する手段と、請求項1記載のFAX装置か
ら送付されてきた識別情報を受信してFAXの着信相手
を決定する手段と、このFAX着信相手の表示器にFA
X着信を通知する手段を備えたものである。
【0037】請求項7に記載の発明は、請求項6の発明
に、FAX発信側から通知される自己FAX番号を着信
相手の表示器に表示するようにしたものであり、また、
このダイヤル番号と発信者名称との対応テーブル部を設
けることにより、着信相手に発信者名称で通知するよう
にしたものである。
【0038】請求項8に記載の発明は、請求項6の発明
に、メッセージ情報を復調する手段を設けるとともに、
着信相手に相手から送付される発信者名称、FAXタイ
トル等のメッセージ情報を表示器に表示するようにした
ものである。
【0039】請求項9に記載の発明は、請求項6の発明
に、着信相手ごとのFAXが蓄積できる個人メールボッ
クスを持ったファクシミリメール蓄積装置が接続できる
接続部、着信相手ごとに受信FAXの出力先を指定する
FAX出力先記憶部を設け、この記憶部の情報に応じて
受信FAXを出力することができるようにしたものであ
る。
【0040】請求項10に記載の発明は、請求項9の発
明に、さらに発信側から送付される制御情報受信部を設
け、この制御情報を解読し、FAX出力先記憶部の内容
も参照し、受信FAXの出力先を指定することができる
ようにしたものである。
【0041】請求項11に記載の発明は、請求項6の発
明に、時計、カレンダ部、FAX枚数カウンタ部、FA
X履歴記憶部、外部出力装置接続部を設け、着信相手ご
とに受信FAX時間、相手先、枚数を履歴として記憶
し、外部出力装置に出力することができるようにしたも
のである。
【0042】請求項12に記載の発明は、請求項4記載
の発信側FAX装置から送付される付加情報をPBダイ
ヤル受信手段により復調するようにしたものである。
【0043】請求項13に記載の発明は、請求項5記載
の発信側FAX装置から送付される付加情報をモデム復
調手段により復調するようにしたものである。
【0044】
【作用】したがって、請求項1に記載の発明によれば、
発信側FAXは、発信操作に先だって相手側FAX番号
および着信相手を特定する識別情報をキー操作により入
力し記憶させ、FAX発信操作後、相手がこの呼に応答
したことを検出したときには、着信相手を特定する識別
情報を相手側へ送出することにより、FAX送付ととも
に着信相手の情報を一回の操作で送付することができる
という効果を有する。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、発信側F
AXは発信操作に先だって発信者名称やFAXのタイト
ル等のメッセージ情報をキー操作により入力して、請求
項1記載の発明と同様に、FAX発信操作後、相手がこ
の呼に応答したことを検出したときには、着信相手を特
定する識別情報および発信者名称等のメッセージ情報を
FAXの送付とともに一回の操作で送付することができ
るという効果を有する。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、発信側F
AXの発信操作に先だって相手側の着信先をFAX装置
かまたはファクシミリメール蓄積装置かを指定する制御
情報を、請求項1に記載の発明と同様に相手に送付する
ことにより、着信側でのFAX出力先を着信相手および
FAX発信ごと制御することができ、FAX内容の機密
の保持ができるという効果を有する。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、着信相手
を特定する識別情報、メッセージ情報、制御情報を局線
へ送出するために、PBダイヤル送出部のPB信号変換
機能を共用し、これらの情報をPB信号に変換すること
により、特別な変換機能を使用せずに、情報を局線に送
出することができるという効果を有する。
【0048】請求項5に記載の発明によれば、上記情報
を局線に送出するため、通常FAX原稿を送付するため
にFM変調する変調部(モデム)の機能を利用し、これ
らの情報をFM変調することにより、特別な変換機能を
使用せずに、情報を局線に送付することができるという
効果を有する。
【0049】請求項6に記載の発明によれば、発信側F
AX装置からの着信信号を検出し、着信に応答した後、
送信側FAX装置から送出される着信相手を特定する識
別情報を受信し、この情報とあらかじめ登録してある着
信相手とを対応させ、目的の着信相手の表示器にFAX
着信があったことを通知することができるという効果を
有する。
【0050】請求項7に記載の発明によれば、着信応答
後、発信側FAX装置から送出されるFAX番号を読み
込み、これを目的の着信相手の表示器に表示させること
ができるという効果を有する。また、FAX番号と発信
者名称との対応テーブルを検索し、発信者名称を目的の
着信相手の表示器に表示させ、発信者名称を通知するこ
とができるという効果を有する。
【0051】請求項8に記載の発明によれば、着信応答
後、送信側FAX装置から着信相手を特定する識別情報
に引き続いて送出されるメッセージ情報を読み込み、こ
のメッセージ情報を復調し、目的の着信相手の表示器に
表示させることができるという効果を有する。
【0052】請求項9に記載の発明によれば、着信相手
が着信FAXの出力先をFAX装置か、またはファクシ
ミリメール蓄積装置の自分のメールボックスに出力する
かをあらかじめ定めておき、FAX着信があるつど、着
信相手の設定した出力先を判断し、着信FAXを所定の
装置に出力させることができるという効果を有する。
【0053】請求項10に記載の発明によれば、着信応
答後、発信側FAX装置から着信相手を特定する識別情
報に引き続いて送出される制御情報を解読し、着信FA
Xの出力先をFAX装置から印刷された原稿として取り
出すか、またはファクシミリメール蓄積装置内の該当の
着信相手のメールボックスに出力するかを制御すること
ができるという効果を有する。
【0054】請求項11に記載の発明によれば、FAX
の着信のつど、着信相手、時刻、日付、FAX枚数をF
AX履歴記憶部に記憶し、外部からの操作により着信相
手ごとのFAX受信履歴を出力することができるという
効果を有する。
【0055】請求項12に記載の発明によれば、着信応
答後、請求項4に記載の発明における送信側FAX装置
からPB信号によって伝達される各種情報の受信を、P
Bダイヤル受信手段により実現することができるという
効果を有する。
【0056】請求項13に記載の発明によれば、着信応
答後、請求項5に記載の発明における送信側FAX装置
からFM変調され伝達された各種情報の受信を、モデム
復調手段により実現することができるという効果を有す
る。
【0057】
【実施例】図1は本発明の請求項1に対応する第1の実
施例の構成を示すものである。図1において、1は送信
原稿読み取り部および符号化部、2は符号化された信号
を変調する変調部、3は相手応答検出をおこなう応答検
出部、4は変調された受信信号を復調する復調部、5は
受信原稿を印刷して取り出す印刷部、6はPBダイヤル
送出部、7は応答キャリヤ送受信部、8は着信検出部、
9は局線I/F、10はDPダイヤル送出部、11はキ
ー操作部、12は制御部、13はFAX番号や着信相手
番号等の識別情報等を記憶する記憶部、14は記憶部1
3から識別情報等を読み出す読み出し部、15は着信相
手番号等を変調する変調部である。
【0058】次に、上記第1の実施例の動作について説
明する。まずFAX発信者は、原稿読み取り部および符
号化部1に送信原稿をセットし、相手側FAX番号およ
び着信相手番号をキー操作部11から入力する。この情
報は、一度記憶部13に記憶される。その後、キー操作
部11の操作により、制御部12は、FAX発信動作を
開始する。まず局線I/F9により局線を捕捉し、DP
ダイヤル送出部10またはPBダイヤル送出部6により
ダイヤル信号を送出する。次に局線を介して相手着信側
から返される着信応答信号を応答検出部3により検出
後、記憶部13に記憶されている着信相手番号を読み出
し部14を介して変調部15に伝え、伝送しやすい形式
に変調した後、局線に送出する。その後、原稿読み取り
部および符号化部1は、送信すべき原稿を読み取り、自
己FAX番号および名称とともに変調部2により変調し
た後、局線I/F9を通じて局線に送出する。
【0059】図2の(a)は、上記第1の実施例におい
て送出されるダイヤル情報の形式を示している。すなわ
ち、相手側FAX番号Aと内線番号のような着信相手番
号Bと区切り識別コード*との組み合わせからなる。
【0060】このように、上記第1の実施例によれば、
相手応答検出後、着信相手番号を着信側にFAX発信と
同一操作で送付することができるため、FAX着信側
で、FAX着信相手の特定が行なえるという効果を有す
る。
【0061】図3は本発明の請求項2に対応する第2の
実施例の構成を示すものであり、上記第1の実施例の構
成にメッセージ情報をコード化するコード化部16を追
加したものであり、他の構成は同じなので重複した説明
は省略する。
【0062】次に、上記第2の実施例の動作について説
明する。まずFAX発信者は、原稿読み取り部および符
号化部1に送付原稿をセットし、相手側FAX番号およ
び着信相手番号、そして発信者名称等のメッセージ情報
をキー操作部11から入力する。メッセージ情報は文字
情報であるため、後の変調がしやすいようにコード化部
16により数字コードに変換され、他の入力された番号
とともに記憶部13に記憶される。その後、上記第1の
実施例の動作と同様に、着信応答検出後、記憶部13に
記憶されている着信相手番号およびメッセージ情報が局
線に送出され、続いて原稿読み取りおよび符号化部1か
ら原稿が読み取られて局線に送出される。
【0063】図2(b)は、上記第2の実施例における
ダイヤル情報の形式を示しており、相手側FAX番号
A、着信相手特定番号B、メッセージ情報Cおよび区切
り識別コード*からなっている。
【0064】このように、上記第2の実施例によれば、
着信相手番号と、メッセージ情報に書かれた発信者名称
やFAXのタイトル等をFAX発信と同一操作で送付す
ることができるため、FAX着信側でFAXごとに着信
相手の特定、発信者名称、FAXのタイトル等の情報を
得ることができるという効果を有する。
【0065】次に、本発明の請求項3に対応する第3の
実施例について説明する。構成は図1に示した第1の実
施例と同じなので、以下に動作についてのみ説明する。
まず第1の実施例の動作と同様に、原稿読み取り部およ
び符号化部1に原稿をセットし、相手側FAX番号、着
信相手番号、そして相手側へFAXの出力先を指定する
制御情報、例えば“0”ならばFAX装置、“1”なら
ばファクシミリメール蓄積装置を指定するコードをキー
操作部11から入力する。これらの情報は記憶部13に
記憶され、相手の着信応答検出後、記憶部13に記憶さ
れている着信相手番号および制御情報が局線に送出さ
れ、続いて原稿読み取り部および符号化部1にセットし
た原稿が読み取られ、変調されて局線に送出される。
【0066】図2(c)は、上記第3の実施例における
ダイヤル情報の形式を示しており、相手側FAX番号
A、着信相手番号B、制御情報Dおよび区切り識別コー
ド*からなっている。
【0067】このように、上記第3の実施例によれば、
着信相手番号と、FAXの出力先を示す制御情報をFA
X発信と同一操作で送付することができるため、FAX
着信側でFAX受信者の特定、FAXの出力先の選択が
できるという効果を有する。
【0068】なお、上記第1、第2および第3の実施例
を組み合わせることにより、同一のFAX装置で各実施
例を合わせた効果を得ることができる。この時の識別情
報の形式は、図2の(d)に示すように、相手側FAX
番号A、着信相手番号B、メッセージ情報C、制御情報
Dおよび区切りコード*からなっている。
【0069】図4は本発明の請求項4に対応する第4の
実施例の構成を示すものであり、図3に示した第2の実
施例における変調部15を省略して、その機能をPBダ
イヤル送出部6により実現したものであり、他の構成は
上記第2の実施例と同じなので重複した説明は省略す
る。
【0070】次に上記第4の実施例の動作について説明
する。FAX発信からFAX原稿送付までの一連の動作
は、上記第2の実施例とほぼ同様であり、その一連の動
作中で、記憶部13に記憶されている情報が、読み出し
部14を介してPBダイヤル送出部6に伝えられる点が
異なる。PBダイヤル送出部6は、この数値情報をPB
信号に変換し、局線I/F9を介してPBダイヤル送出
と同様に局線に送出する。
【0071】このように、上記第4の実施例によれば、
記憶部13に記憶されている情報の変調を、PBダイヤ
ル送出部6を利用することにより実現することができる
ため、特別な変調部を追加することなく情報の伝達を行
なえるという効果を有する。
【0072】図5は本発明の請求項5に対応する第5の
実施例の構成を示すものであり、図3に示した第2の実
施例における変調部15を省略して、その機能を送信原
稿を変調する変調部2により実現したものである。すな
わち、記憶部13に記憶されている情報を読み出し部1
4を介し変調部2に伝え、変調部2は、この数値情報に
FM変調をかけ、局線I/F9を介してFAXの送信原
稿と同様に局線に送出する。
【0073】このように、上記第5の実施例によれば、
記憶部13に記憶されている情報の変調を、FAXの送
信原稿を局線に送出するために使用される変調部を利用
することにより実現できるため、特別な変調部を追加す
ることなく情報の伝達を行なえるという効果を有する。
【0074】図6は本発明の請求項6に対応する第6の
実施例の構成を示すものであり、以降の実施例は、本発
明をFAX接続装置としてのボタン電話装置に適用した
ものである。
【0075】図6において、20はボタン電話主装置、
21は局線インタフェース(I/F)、22はFAX装
置40またはボタン電話機50等と局線との接続をおこ
なう通話路スイッチ、23はボタン電話機50とボタン
電話主装置20との間で制御データの交換を行なう通信
インタフェース(I/F)、24はボタン電話主装置2
0全体を制御する制御部である。局線I/F21は、ダ
イヤルパルス(DPダイヤル)送出部25、局線着信の
応答、局線の捕捉をおこなう直流ループ回路26および
着信検出部27を備えている。28は発信側FAX装置
から送出される付加情報を受信して復調する情報受信
部、29は着信相手番号と着信相手の対応を示す対応テ
ーブル記憶部、30はFAX装置呼び出し/応答検出部
である。40は通常のFAX装置であり、50は通常の
ボタン電話機である。ボタン電話機50において、51
はボタン電話主装置20を介して局線と通話を行なう通
話回路、52はハンドセット、53は通信I/F、54
は制御部、55はキー操作部、56はLCD表示器であ
る。
【0076】次に上記第6の実施例の動作について説明
する。まず通常のFAX装置40は、通話路スイッチ2
2によりFAX優先局線に接続されており、発信側F
AX装置からの着信があった場合、着信検出部27が着
信を検出し、直流ループ回路26を制御して着信に応答
する。発信側FAXが上記第1の実施例のFAX装置の
場合、直流ループ回路26により着信応答を検出して着
信応答を返すと、発信側FAX装置は着信相手を特定す
る着信相手番号を送出してくる。この着信相手番号は、
情報受信部28により受信され、この番号をもとに制御
部24は、着信相手番号と着信相手との対応テーブル記
憶部29の参照テーブルを検索し、いくつかあるボタン
電話機のうち着信FAX装置40に対応するボタン電話
機50を決定する。その後制御部24は、該当するボタ
ン電話機50のLCD表示器56に着信を表示し、FA
X着信を通知する。LCD表示器56の代わりにLED
表示器を設け、これを点灯させるように構成してもよ
い。その後、発信側FAXから送付されてきたFAX原
稿は、通話路スイッチ22を介してFAX装置40に伝
えられ、FAX装置40から印刷されて取り出される。
【0077】このように、上記第6の実施例によれば、
上記第1の実施例のFAX装置からのFAX着信の応答
により、その着信相手を判断して対応するボタン電話機
50のLCD表示器56に表示してFAX着信を通知
し、通常のFAX装置40により着信相手を特定したF
AX原稿の受信が行なえるという効果を有する。
【0078】図7は本発明の請求項7に対応する第7の
実施例の構成を示すものであり、上記第6の実施例にお
けるボタン電話主装置20に復調部(モデム)31を設
けたものであり、他の構成は同じなので重複した説明は
省略する。
【0079】次に上記第7の実施例の動作について説明
する。発信側FAXからの着信を検出し、着信相手番号
を読み込み、着信相手を特定するまでの動作は、上記第
6の実施例と同じである。その後、発信側FAX装置か
らFAX送付に先だって送出される発信側の自己FAX
番号を受信し、このFAX番号を復調部31が受信し、
制御部24が着信通知相手のボタン電話機50のLCD
表示器56にこの発信者FAX番号を表示する。
【0080】このFAX番号の送出は、FAX装置が従
来から持つ機能であり、このFAX番号を復調部31で
受信することにより、特にFAX番号の送出機能を発信
側FAX装置に備える必要はないという効果を有する。
また、FAX着信相手には、FAX着信通知のみでなく
発信相手を通知することができるという効果を有する。
【0081】なお、図8に示すように、図7の構成に発
信者FAX番号と発信者名称の対応テーブル記憶部32
を追加することにより、着信相手に、発信者のFAX番
号だけでなく、発信者名称をもボタン電話機50のLC
D表示器56に表示することができるという効果を有す
る。
【0082】図9は本発明の請求項8に対応する第8の
実施例の構成を示すものであり、図6に示した第6の実
施例におけるボタン電話主装置20の情報受信部28に
メッセージコード復号部28Aを追加したものであり、
他の構成は同じなので重複した説明は省略する。
【0083】次に上記第8の実施例の動作について説明
する。発信側FAXからの着信を検出して応答した後、
図3に示した第2の実施例のFAX装置から送付されて
きた着信相手番号を情報受信部28により受信して着信
相手を特定するとともに、コード化されたメッセージ情
報をメッセージコード復号部28Aにより復号して、制
御部24が着信通知相手のボタン電話機50のLCD表
示器56にメッセージ内容を文字情報として表示する。
【0084】このように、上記第8の実施例によれば、
FAX発信者はFAX着信相手のボタン電話機にいま送
付したFAXの発信者名称やタイトル等を表示させるこ
とができるという効果を有する。
【0085】図10は本発明の請求項9に対応する第9
の実施例の構成を示すものであり、図6に示した第6の
実施例の構成に、受信FAXをFAX装置40またはフ
ァクシミリメール蓄積装置60のどちらへ出力するのか
を着信相手ごとに設定記憶するFAX出力先設定記憶部
33と、ファクシミリメール蓄積装置60を接続するた
めの接続部34とを追加したものである。ファクシミリ
メール蓄積装置60は、FAX着信相手ごとに設けられ
ているメールボックスを選択するメールボックス選択ス
イッチ61および着信相手ごとの複数の個別メールボッ
クス62を備えている。
【0086】次に上記第9の実施例の動作について説明
する。受信FAXの着信相手が特定された後、制御部2
4は、該当着信相手に対する着信FAXの出力先が、F
AX装置40またはファクシミリメール蓄積装置60で
あるかを識別する。個別の着信相手に対する出力先は、
あらかじめボタン電話機50のキー操作部55の操作に
よりFAX出力先設定記憶部33に記憶されている。出
力先がファクシミリメール蓄積装置60である場合は、
通話路スイッチ22を切り替え、FAX優先局線をフ
ァクシミリメール蓄積装置60へ接続し、さらにメール
ボックス選択スイッチ61を制御し、該当着信相手の個
別メールボックス62を選択する。これにより受信され
たFAXは、該当者の個別メールボックス62に収納さ
れる。さらに制御部24は、該当者のボタン電話機50
に対し、個別メールボックス62にFAXが収納された
ことをLCD表示器56に表示して通知する。
【0087】このように、上記第9の実施例によれば、
あらかじめ着信者が着信FAXの出力先を定めておくこ
とにより、FAXを自分専用のメールボックスに直接収
容することができるので、着信FAXの内容を他人に見
られることが防止でき、FAX内容の機密保持ができる
という効果を有する。さらに、上記第7または第8の実
施例と組み合わせることで、発信相手の判別ができるた
め、発信者別に、受信FAXの出力先を区別することも
できるという効果を有する。なお、図11は上記第9の
実施例における通信プロトコルを示している。
【0088】図12は本発明の請求項10に対応する第
10の実施例の構成を示すものであり、上記第9の実施
例の構成に、本発明の第3の実施例のFAX装置から送
付される制御情報を識別する制御情報識別部35を追加
したものである。
【0089】次に上記第10の実施例の動作について説
明する。識別情報受信部28が受信FAXの着信相手番
号を検出し、それに続くFAXの出力先を制御する制御
情報を制御情報識別部35が検出して出力先の特定を行
なうと、制御部24は、これに応じて第9の実施例と同
様に、受信FAXをFAX装置40かまたはファクシミ
リメール蓄積装置60に出力し、該当するボタン電話機
50のLCD表示器56に対し通知を行なう。
【0090】このように、上記第10の実施例によれ
ば、発信側から着信側のFAXの出力先を指定すること
ができるので、発信側でFAX内容の機密保持を行なう
ことができるという効果を有する。またFAX出力先設
定記憶部33の設定内容と発信側より指定されるFAX
の出力先が異なった場合は、双方の内容を比較しFAX
の出力先を制御部24により決定させることができる。
【0091】図13は本発明の請求項11に対応する第
11の実施例の構成を示すものであり、図6に示した第
6の実施例の構成に、FAX履歴記憶部36、カレンダ
時計部37、FAX受信枚数カウンタ部38およびプリ
ンタ70を接続するためのプリンタ接続部39を追加し
たものである。
【0092】次に上記第11の実施例の動作について説
明する。受信FAXごとに情報受信部28により着信相
手番号を受信し、FAX枚数カウンタ部38が送付され
たFAX枚数をカウントすると、制御部24は、FAX
着信相手ごとにFAX枚数カウンタ部38から得られた
FAX枚数、カレンダ時計部37から得られた日時をF
AX履歴記憶部36に記憶する。このFAX履歴記憶部
36の出力は、ボタン電話機50のキー操作部55の操
作によりプリンタ70から出力される。
【0093】このように、上記第1の実施例によれば、
着信相手ごとに受信FAX時間、相手先、枚数等を履歴
として管理することができるので、受信情報の管理や費
用の精算ができるという効果を有する。また、上記第8
の実施例に示したメッセージ情報の伝送機能を組み合わ
せることで、このFAX履歴にFAXのタイトル等のメ
ッセージも追記することができるという効果を有する。
【0094】本発明の請求項12に対応する第12の実
施例の構成は、上記した第6から第11の実施例におけ
る情報受信部28をPBダイヤル受信機に置き替えたも
のであり、図4に示した第4の実施例のFAX装置から
PB信号に変換されて伝送される着信相手番号等の信号
を受信し、このPBダイヤル受信機により元の情報に復
元するようにしたものである。
【0095】図14は上記第12の実施例における通信
プロトコルを示している。
【0096】このように、上記第12の実施例によれ
ば、PB信号により情報の伝送を行なうことにより、高
速で信号を伝達することができるという効果を有する。
【0097】本発明の請求項13に対応する第13の実
施例の構成は、上記した第6から第11の実施例におけ
る情報受信部28をモデム(復調器)に置き替えたもの
であり、図5に示した第5の実施例のFAX装置からF
M変調されて伝送される着信相手番号等の信号を受信
し、このモデム(復調器)を使用して元の情報に復元す
るようにしたものである。
【0098】図15は上記第13の実施例における通信
プロトコルを示している。
【0099】このように、上記第13の実施例によれ
ば、着信相手番号等の信号も送付原稿と同一のデータと
して取り扱いが可能となり、FAX装置の従来から持つ
自己FAX番号送出機能等を利用することにより、特に
回路を追加することなく、FAXの送出する信号を取り
出すことができるという効果を有する。
【0100】
【発明の効果】本発明は、上記各実施例から明らかなよ
うに、以下に示す効果を有する。
【0101】請求項1に対応する発明では、送信側FA
X装置からFAX送付の操作と同時に、着信相手を特定
する識別情報を送付することができるので、特定のFA
X着信者にFAX着信を直ちに通知することができる。
【0102】請求項2に対応する発明では、FAX送付
の操作と同時に、FAXの発信者名等のメッセージ情報
を送付することができるので、FAX着信側に発信者名
やFAXのタイトル等を通知することができる。
【0103】請求項3に対応する発明では、FAX送付
の操作と同時に、FAXの着信側でのFAX出力先を指
定する制御情報を送付することができるので、他人に見
られたくない書類をファクシミリメール蓄積装置へ格納
する等、FAX出力先を発信側で制御することができ
る。
【0104】請求項4に対応する発明では、着信相手を
特定する識別情報、メッセージ情報、制御情報をPB信
号により伝送することができるので、従来のPBダイヤ
ル送出部を利用し、構成の簡素化を図ることができる。
【0105】請求項5に対応する発明では、上記着信側
へ送付する各情報をFAX原稿の変調部を利用して送出
することができるので、構成の簡素化を図ることができ
る。
【0106】請求項6に対応する発明では、請求項1に
記載のFAX装置から送付される着信相手を特定する識
別情報を受信し、着信相手を特定することができるの
で、FAXが着信したことを該当者に直ちに通知するこ
とができる。
【0107】請求項7に対応する発明では、FAX装置
から送付される自己FAX番号を受信することができる
ので、FAXの着信者にFAX番号および/または発信
者名称を通知することができる。
【0108】請求項8に対応する発明では、請求項2に
記載のFAX装置から送付されるメッセージ情報を受信
することができるので、FAX着信相手に発信者名称や
FAXタイトル等の情報を通知することができる。
【0109】請求項9に対応する発明では、FAXの着
信相手を特定することができるので、着信FAXの出力
先を着信相手ごとに指定することができる。
【0110】請求項10に対応する発明では、請求項3
に記載のFAX装置から送付される制御情報により着信
側のFAXの出力先を切り替えることができるので、F
AX内容の機密を保持することができる。
【0111】請求項11に対応する発明では、FAX着
信のつど着信相手が特定できるので、FAX受信履歴を
取ることができる。
【0112】請求項12に対応する発明では、請求項4
に記載のFAX装置からPB信号に変換されて送付され
てきた識別情報、メッセージ情報、制御情報等の付加情
報を元の情報に復調することができるので、PB信号に
よる高速の情報伝達を行なうことができる。
【0113】請求項13に対応する発明では、請求項5
に記載のFAX装置から送付原稿と同じ方式で変調送付
されてきた上記付加情報を元の情報に復調することがで
きるので、特別な回路を付加することなくFAX着信者
へ伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する第1の実施例にお
けるFAX装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】本発明の請求項1、2、3に対応する各実施例
におけるFAX装置が送出するダイヤル情報の形式を示
すデータ構造図
【図3】本発明の請求項2に対応する第2の実施例を示
す概略ブロック図
【図4】本発明の請求項4に対応する第4の実施例を示
す概略ブロック図
【図5】本発明の請求項5に対応する第5の実施例を示
す概略ブロック図
【図6】本発明の請求項6に対応する第6の実施例にお
けるボタン電話装置の概略ブロック図
【図7】本発明の請求項7に対応する第7の実施例にお
けるボタン電話装置の概略ブロック図
【図8】本発明の請求項7に対応する第7の実施例の変
形例を示す概略ブロック図
【図9】本発明の請求項8に対応する第8の実施例にお
けるボタン電話装置の概略ブロック図
【図10】本発明の請求項9に対応する第9の実施例に
おけるボタン電話装置の概略ブロック図
【図11】本発明の請求項9に対応する第9の実施例に
おける通信プロトコルを示すシーケンス図
【図12】本発明の請求項10に対応する第10の実施
例におけるボタン電話装置の概略ブロック図
【図13】本発明の請求項11に対応する第11の実施
例におけるボタン電話装置の概略ブロック図
【図14】本発明の請求項12に対応する第12の実施
例における通信プロトコルを示すシーケンス図
【図15】本発明の請求項13に対応する第13の実施
例における通信プロトコルを示すシーケンス図
【図16】従来のFAX装置の構成を示す概略ブロック
【図17】従来のFAX装置を収容したボタン電話装置
の概略ブロック図
【図18】従来のFAX受信における通信プロトコルを
示すシーケンス図
【符号の説明】
1 送信原稿読み取り部および符号化部 2 変調部 3 応答検出部 4 復調部 5 印刷部 6 PBダイヤル送出部 7 応答キャリヤ送受信部 8 着信検出部 9 局線インタフェース部(I/F) 10 DPダイヤル送出部 11 キー操作部 12 制御部 13 着信相手番号等の記憶部 14 読み出し部 15 変調部 16 メッセージ除法コード化部 20 ボタン電話主装置 21 局線インタフェース部(I/F) 22 通話路スイッチ 23 通信インタフェース(I/F) 24 制御部 25 DPダイヤル送出部 26 直流ループ回路 27 着信検出部 28 情報受信部 28A メッセージコード復号部 29 着信相手番号と着信相手との対応テーブル記憶部 30 FAX装置呼び出し/応答検出部 31 復調器(モデム) 32 発信者FAX番号と発信者名称との対応テーブル
記憶部 33 FAX出力先設定記憶部 34 ファクシミリメール蓄積装置接続部 35 制御情報識別部 36 FAX履歴記憶部 37 カレンダ時計部 38 FAX枚数カウンタ部 39 プリンタ接続部 40 FAX装置 50 ボタン電話機 51 通話回路 52 ハンドセット 53 通信インタフェース部(I/F) 54 制御部 55 キー操作部 56 LCD表示器 60 ファクシミリメール蓄積装置 61 メールボックス選択スイッチ 62 個別メールボックス 70 プリンタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局線インタフェース手段と、相手側FA
    X番号に着信相手を特定する識別情報を付加し、変調し
    て局線へ送出する手段と、送付原稿を読み取り符号化
    し、変調して局線へ送出する手段と、相手からの着信を
    検出して受信原稿を復調して印刷する手段と、これら各
    部を制御する制御手段とを備えたFAX装置。
  2. 【請求項2】 着信相手に発信者名称を含むメッセージ
    情報を付加して送出する手段を備えた請求項1記載のF
    AX装置。
  3. 【請求項3】 着信相手に送付原稿の出力先を指定する
    制御情報を付加して送出する手段を備えた請求項1また
    は2記載のFAX装置。
  4. 【請求項4】 付加した情報を変調して局線へ送出する
    手段をPBダイヤル送出手段によって共用した請求項1
    から3のいずれかに記載のFAX装置。
  5. 【請求項5】 付加した情報を変調して局線へ送出する
    手段を送信原稿を変調する手段によって共用した請求項
    1から3のいずれかに記載のFAX装置。
  6. 【請求項6】 局線インタフェース手段と、FAX装置
    を接続して局線を通じてFAX原稿を送受信する手段
    と、請求項1記載のFAX装置から送付されてきた識別
    情報を受信してFAXの着信相手を決定する手段と、こ
    のFAX着信相手の表示器にFAX着信を通知する手段
    を備えたFAX接続装置。
  7. 【請求項7】 相手FAX装置から原稿送付に先だって
    送付される自己FAX番号を読み込む手段と、FAX受
    信者へこのFAX番号および/またはこのFAX番号か
    ら参照された発信者名称を表示器に表示する手段とを備
    えた請求項6記載のFAX接続装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のFAX装置から送付され
    るメッセージ情報を復調する手段と、FAX受信者へこ
    のメッセージ情報を表示器に表示する手段とを備えた請
    求項6または7記載のFAX接続装置。
  9. 【請求項9】 ファクシミリメール蓄積装置の接続手段
    と、着信側で着信相手ごとに受信FAXの出力をFAX
    装置かファクシミリメール蓄積装置のいずれかに指定す
    る手段と、この指定にもとづいて受信FAXの出力先を
    切り替える手段とを備えた請求項6から8のいずれかに
    記載のFAX接続装置。
  10. 【請求項10】 請求項3記載のFAX装置から送付さ
    れるFAX出力先の制御情報を受信して受信FAXの出
    力先を切り替える手段と、着信側であらかじめ定めた受
    信FAXの出力先と発信側からの制御情報で指定された
    FAXの出力先との優先準位を定める手段を備えた請求
    項9記載のFAX接続装置。
  11. 【請求項11】 FAX履歴記憶手段と、カレンダ時計
    手段と、FAX受信枚数カウンタ手段と、プリンタ接続
    手段とを備えた請求項6から10のいずれかに記載のF
    AX接続装置。
  12. 【請求項12】 請求項4記載の発信側FAX装置から
    送付される付加情報をPBダイヤル受信手段により復調
    する請求項6記載のFAX接続装置。
  13. 【請求項13】 請求項5記載の発信側FAX装置から
    送付される付加情報をモデム復調手段により復調する請
    求項6記載のFAX接続装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3014220A1 (de) * 1979-04-17 1980-10-30 Ferranti Ltd Laserenergie-steuerschaltung
JPH08204884A (ja) * 1995-01-26 1996-08-09 Nec Telecom Syst Ltd ボタン電話装置

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