JPH05268092A - 逐次比較方式a/dコンバータ - Google Patents
逐次比較方式a/dコンバータInfo
- Publication number
- JPH05268092A JPH05268092A JP4063190A JP6319092A JPH05268092A JP H05268092 A JPH05268092 A JP H05268092A JP 4063190 A JP4063190 A JP 4063190A JP 6319092 A JP6319092 A JP 6319092A JP H05268092 A JPH05268092 A JP H05268092A
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- Japan
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- converter
- comparison voltage
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、回路規模が小さく、しかも、検出精
度の高いA/Dコンバータを提供することを目的とす
る。 【構成】比較電圧生成回路において、分解能を高くした
領域、および、分解能を低くした領域を設けることによ
り実現する。 【効果】本発明によれば、回路規模が小さく、しかも、
検出精度の高いA/Dコンバータを実現できるため、A
/Dコンバータの高性能化,低コスト化を図ることがで
きる。
度の高いA/Dコンバータを提供することを目的とす
る。 【構成】比較電圧生成回路において、分解能を高くした
領域、および、分解能を低くした領域を設けることによ
り実現する。 【効果】本発明によれば、回路規模が小さく、しかも、
検出精度の高いA/Dコンバータを実現できるため、A
/Dコンバータの高性能化,低コスト化を図ることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、A/Dコンバータの制
御回路に係り、特に比較電圧生成回路に関する。
御回路に係り、特に比較電圧生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の逐次比較方式A/Dコンバータに
おいては、フルスケール電圧、即ちA/Dコンバータ基
準電圧を抵抗により等分割し、各抵抗の接続点をスイッ
チ群に接続し、スイッチのON/OFFを制御すること
により比較電圧を生成していた。
おいては、フルスケール電圧、即ちA/Dコンバータ基
準電圧を抵抗により等分割し、各抵抗の接続点をスイッ
チ群に接続し、スイッチのON/OFFを制御すること
により比較電圧を生成していた。
【0003】例として、図5に、8ビット分解能の逐次
比較方式A/Dコンバータの構成例を示す。この場合、
比較電圧生成回路1においては、28(=256)個の抵
抗を直列に接続して基準電圧を分圧することにより、比
較電圧を生成していた。また、別の例として、図6に、
10ビット分解能の逐次比較方式A/Dコンバータの構
成例を示す。この場合、比較電圧生成回路15において
は、210(=1024)個の抵抗を直列に接続して基準電
圧を分圧することにより、比較電圧を生成していた。
比較方式A/Dコンバータの構成例を示す。この場合、
比較電圧生成回路1においては、28(=256)個の抵
抗を直列に接続して基準電圧を分圧することにより、比
較電圧を生成していた。また、別の例として、図6に、
10ビット分解能の逐次比較方式A/Dコンバータの構
成例を示す。この場合、比較電圧生成回路15において
は、210(=1024)個の抵抗を直列に接続して基準電
圧を分圧することにより、比較電圧を生成していた。
【0004】尚、図5,図6の比較電圧生成回路1,1
5において、両端の抵抗値は、比較電圧に1/2LSB
のオフセット誤差を持たせるために、その他の部分の抵
抗値に比べ、それぞれ、1/2倍、および3/2倍の値
となっている。
5において、両端の抵抗値は、比較電圧に1/2LSB
のオフセット誤差を持たせるために、その他の部分の抵
抗値に比べ、それぞれ、1/2倍、および3/2倍の値
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、A/Dコンバータの分解能は、ビット数が
多くなればなるほど比較電圧を細かくできるため、精度
は良くなるが、反面、それだけスイッチ制御用回路の規
模が大きくなるために高価となっていた。上記の例をと
ると、10ビットA/Dコンバータの分解能は、8ビッ
トA/Dコンバータに比べ4倍となり、4倍高精度の測
定ができる反面、比較電圧生成回路の規模も4倍に大き
くなる。
来技術では、A/Dコンバータの分解能は、ビット数が
多くなればなるほど比較電圧を細かくできるため、精度
は良くなるが、反面、それだけスイッチ制御用回路の規
模が大きくなるために高価となっていた。上記の例をと
ると、10ビットA/Dコンバータの分解能は、8ビッ
トA/Dコンバータに比べ4倍となり、4倍高精度の測
定ができる反面、比較電圧生成回路の規模も4倍に大き
くなる。
【0006】本発明では、逐次比較方式A/Dコンバー
タにおいて、比較電圧生成回路の規模を増大させる事な
く分解能を上げる事、あるいは、分解能を下げる事なく
比較電圧生成回路の規模を減少させる事を目的とする。
タにおいて、比較電圧生成回路の規模を増大させる事な
く分解能を上げる事、あるいは、分解能を下げる事なく
比較電圧生成回路の規模を減少させる事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段を、以下に説明する。
の手段を、以下に説明する。
【0008】逐次比較方式A/Dコンバータの比較電圧
生成回路において、分解能の低い電圧領域と、分解能の
高い電圧領域とを設け、精度の高い測定を必要とする電
圧領域に分解能の高い電圧領域を、また、精度の高い測
定を必要としない電圧領域に分解能の低い電圧領域を対
応させるものである。
生成回路において、分解能の低い電圧領域と、分解能の
高い電圧領域とを設け、精度の高い測定を必要とする電
圧領域に分解能の高い電圧領域を、また、精度の高い測
定を必要としない電圧領域に分解能の低い電圧領域を対
応させるものである。
【0009】ここで、比較電圧生成回路における、分解
能の低い電圧領域と、分解能の高い電圧領域の配置は、
第1の発明においては、固定する方式、また、第2の発
明においては、スイッチと制御回路を設けて自由に切換
えできるようにする方式である。
能の低い電圧領域と、分解能の高い電圧領域の配置は、
第1の発明においては、固定する方式、また、第2の発
明においては、スイッチと制御回路を設けて自由に切換
えできるようにする方式である。
【0010】なお、A/Dコンバータの分解能は、8ビ
ット構成乃至10ビット構成の例で説明してきたが、本
発明は、これらのビット数に限定したものではなく、何
ビット構成でも良い。
ット構成乃至10ビット構成の例で説明してきたが、本
発明は、これらのビット数に限定したものではなく、何
ビット構成でも良い。
【0011】
【作用】本発明によれば、逐次比較方式A/Dコンバー
タにおいて、比較電圧生成回路の規模を増大させる事な
く分解能を上げること、あるいは、分解能を下げる事な
く比較電圧生成回路の規模を減少させることができる。
タにおいて、比較電圧生成回路の規模を増大させる事な
く分解能を上げること、あるいは、分解能を下げる事な
く比較電圧生成回路の規模を減少させることができる。
【0012】
【実施例】図1に、本発明の請求項1による一実施例を
示す。抵抗値256Rの抵抗6と、抵抗値512Rの抵
抗7、及び、抵抗値256Rで8ビット分解能の比較電
圧生成回路1を直列に接続することにより、比較電圧生
成回路1から出力される比較電圧Vref は、10ビット
分解能となる。即ち、GNDから基準電圧VADまでの総
抵抗値1024Rに対し、比較電圧生成回路1が作るこ
とのできる比較電圧差の最小値がRとなるからである。
この時、比較電圧生成回路1のブロックでは、256個
の抵抗にそれぞれスイッチを接続するため、回路規模は
大きく、従って、回路面積は大きくなるが、抵抗6、お
よび、抵抗7ではその必要がなく、回路面積を小さくで
きる。
示す。抵抗値256Rの抵抗6と、抵抗値512Rの抵
抗7、及び、抵抗値256Rで8ビット分解能の比較電
圧生成回路1を直列に接続することにより、比較電圧生
成回路1から出力される比較電圧Vref は、10ビット
分解能となる。即ち、GNDから基準電圧VADまでの総
抵抗値1024Rに対し、比較電圧生成回路1が作るこ
とのできる比較電圧差の最小値がRとなるからである。
この時、比較電圧生成回路1のブロックでは、256個
の抵抗にそれぞれスイッチを接続するため、回路規模は
大きく、従って、回路面積は大きくなるが、抵抗6、お
よび、抵抗7ではその必要がなく、回路面積を小さくで
きる。
【0013】図1では、10ビット分解能となる電圧範
囲が、GNDから1/4VADである場合を示している
が、図2(a)に10ビット分解能となる電圧範囲が1
/4VADから1/2VADである場合を、図2(b)に10
ビット分解能となる電圧範囲が1/2VADから3/4V
ADである場合を、図2(c)に10ビット分解能となる
電圧範囲が3/4VADからVADである場合を示す。
囲が、GNDから1/4VADである場合を示している
が、図2(a)に10ビット分解能となる電圧範囲が1
/4VADから1/2VADである場合を、図2(b)に10
ビット分解能となる電圧範囲が1/2VADから3/4V
ADである場合を、図2(c)に10ビット分解能となる
電圧範囲が3/4VADからVADである場合を示す。
【0014】図1,図2のような4種類のA/Dコンバ
ータを製作しておき、これらの内から、高い分解能を必
要とする電圧範囲に合わせて、適当なA/Dコンバータ
を選択すれば良い。
ータを製作しておき、これらの内から、高い分解能を必
要とする電圧範囲に合わせて、適当なA/Dコンバータ
を選択すれば良い。
【0015】また、図3に、本発明の請求項2による一
実施例を示す。本実施例では、抵抗値256Rで8ビッ
ト分解能の比較電圧生成回路1と直列に、抵抗値256
Rの抵抗6,9、及び、抵抗値512Rの抵抗7,8を
接続し、それらの接続を、スイッチ11〜スイッチ14
により切り換えられるようになっている。スイッチ11
〜スイッチ14は、2ビットレジスタ10の設定により
制御され、このレジスタの設定をソフトウェアにより変
更することにより、図1,図2の実施例と同等の機能を
実現するものである。
実施例を示す。本実施例では、抵抗値256Rで8ビッ
ト分解能の比較電圧生成回路1と直列に、抵抗値256
Rの抵抗6,9、及び、抵抗値512Rの抵抗7,8を
接続し、それらの接続を、スイッチ11〜スイッチ14
により切り換えられるようになっている。スイッチ11
〜スイッチ14は、2ビットレジスタ10の設定により
制御され、このレジスタの設定をソフトウェアにより変
更することにより、図1,図2の実施例と同等の機能を
実現するものである。
【0016】以上、本発明による実施例を、10ビット
分解能のA/Dコンバータの例で説明してきたが、分解
能は10ビットに限定する必要はなく、何ビットの場合
でもよい。また、LSIチップの構成についても、A/
Dコンバータ機能のみを有する専用LSIに限定するも
のではなく、A/Dコンバータ機能を搭載したワンチッ
プマイクロコンピュータLSIであってもよい。
分解能のA/Dコンバータの例で説明してきたが、分解
能は10ビットに限定する必要はなく、何ビットの場合
でもよい。また、LSIチップの構成についても、A/
Dコンバータ機能のみを有する専用LSIに限定するも
のではなく、A/Dコンバータ機能を搭載したワンチッ
プマイクロコンピュータLSIであってもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、回路規模が小さく、し
かも、検出精度の高いA/Dコンバータを実現できる。
例えば、10ビット分解能のA/Dコンバータを、従来
の8ビット分解能のA/Dコンバータ並みの回路規模で
実現できる。また、8ビット分解能のA/Dコンバータ
は、従来の6ビット分解能のA/Dコンバータ並みの回
路規模で実現できる。このため、A/Dコンバータの高
性能化,低コスト化を図ることができる。
かも、検出精度の高いA/Dコンバータを実現できる。
例えば、10ビット分解能のA/Dコンバータを、従来
の8ビット分解能のA/Dコンバータ並みの回路規模で
実現できる。また、8ビット分解能のA/Dコンバータ
は、従来の6ビット分解能のA/Dコンバータ並みの回
路規模で実現できる。このため、A/Dコンバータの高
性能化,低コスト化を図ることができる。
【図1】本発明の請求項1の一実施例を示す逐次比較方
式10ビットA/Dコンバータの構成図である。
式10ビットA/Dコンバータの構成図である。
【図2】同じく構成図である。
【図3】本発明の請求項2の一実施例を示す逐次比較方
式10ビットA/Dコンバータの構成図である。
式10ビットA/Dコンバータの構成図である。
【図4】同じく構成図である。
【図5】従来技術における逐次比較方式8ビットA/D
コンバータの構成図である。
コンバータの構成図である。
【図6】従来技術における逐次比較方式10ビットA/
Dコンバータの構成図である。
Dコンバータの構成図である。
1…8ビット分解能の基準電圧生成回路、2…コンパレ
ータ、3…A/Dコンバータ制御回路、4…8ビット逐
次比較レジスタ、5…データバス、6,9…抵抗値25
6Rの抵抗、7,8…抵抗値512Rの抵抗、10…2
ビットレジスタ、11,12,13,14…スイッチ、
15…10ビット分解能の基準電圧生成回路。
ータ、3…A/Dコンバータ制御回路、4…8ビット逐
次比較レジスタ、5…データバス、6,9…抵抗値25
6Rの抵抗、7,8…抵抗値512Rの抵抗、10…2
ビットレジスタ、11,12,13,14…スイッチ、
15…10ビット分解能の基準電圧生成回路。
Claims (3)
- 【請求項1】逐次比較方式A/Dコンバータの比較電圧
生成回路において、分解能の低い電圧領域と、分解能の
高い電圧領域とを設けたことを特徴とする逐次比較方式
A/Dコンバータ。 - 【請求項2】請求項1記載の逐次比較方式A/Dコンバ
ータにおいて、分解能の低い電圧領域と、分解能の高い
電圧領域とを切り換えるための切り換え回路を設けたこ
とを特徴とする逐次比較方式A/Dコンバータ。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の逐次比較方式A/D
コンバータを含むことを特徴とするマイクロコンピュー
タLSI。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063190A JPH05268092A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 逐次比較方式a/dコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063190A JPH05268092A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 逐次比較方式a/dコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05268092A true JPH05268092A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13222065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4063190A Pending JPH05268092A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 逐次比較方式a/dコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05268092A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017135576A (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 株式会社リコー | 光電変換素子、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP4063190A patent/JPH05268092A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017135576A (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 株式会社リコー | 光電変換素子、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |