JPH11340830A - 逐次比較型a/dコンバータ回路 - Google Patents

逐次比較型a/dコンバータ回路

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JPH11340830A
JPH11340830A JP16627998A JP16627998A JPH11340830A JP H11340830 A JPH11340830 A JP H11340830A JP 16627998 A JP16627998 A JP 16627998A JP 16627998 A JP16627998 A JP 16627998A JP H11340830 A JPH11340830 A JP H11340830A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の縮小を実現する。 【解決手段】 第1ないし第3の電圧切換スイッチ3
6,38,40は基準電圧生成ブロック2が生成した基
準電圧を切り換えてそれぞれ第1ないし第3の基準電圧
入力端子28,32,34に供給する。コンパレータ1
8の出力を監視しながらこれらのスイッチにより基準電
圧を切り換えることでアナログ電圧入力端子26に入力
されたアナログ電圧のデジタルコードを決定する。そし
て、第3のコンデンサ24の容量は第2のコンデンサ2
2の容量の約1/2に設定されているので、第3の電圧
切換スイッチ40を切り換えた際の、コンパレータ18
の第2の入力端子14における電圧変化を、第2の電圧
切換スイッチ38を切り換えた場合より小さくすること
ができ、上位側の各ビット値を決めるための基準電圧生
成ブロック2をそのまま用いて最下位ビットの値を決定
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は逐次比較型A/Dコ
ンバータ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】逐次比較型A/Dコンバータ回路は、ア
ナログ電圧を多数の基準電圧と逐次比較することでアナ
ログ電圧のデジタルコードを生成するものであり、変換
時間は長いものの、回路規模を小さくできるという利点
を有している。逐次比較型A/Dコンバータ回路は、そ
の原理上、多数の基準電圧を生成するための電圧生成手
段が必ず必要であり、この電圧生成手段は集積回路では
例えば基準電圧生成ブロックとして形成され、具体的に
は多数の同一抵抗値の抵抗を直列接続して電圧を分圧す
ることで多数の基準電圧を生成する構成となっている。
【0003】しかし、基準電圧生成ブロックを構成する
抵抗は、生成するデジタルコードの最大値に相当する数
だけ必要である。したがって、デジタルコードのビット
数を1ビット上げると抵抗の数は2倍になり、集積回路
における基準電圧生成ブロックのレイアウト面積は2倍
となってしまう。そのため、逐次比較型A/Dコンバー
タ回路は一般に高分解能のA/D変換には不向きとされ
ているが、それでも集積回路の一層の小型化のために高
分解能の逐次比較型A/Dコンバータ回路が望まれてい
る。
【0004】この要請に応えるため、例えば、特開平4
−278724号には、基準電圧生成ブロックは上位ビ
ットの生成に必要な分解能で構成し、基準電圧生成ブロ
ックを容量結合手段により上位ビットと下位ビットに分
割してディジタルコードを生成する方式が提案されてい
る。この先行技術文献に開示されている方式では、上位
ビットのディジタルコードの生成は並列比較により行っ
ているが、上位ビットおよび下位ビットを両方とも逐次
比較のみにより行うことも可能であり、例えば図5に示
したような回路構成とすることができる。
【0005】図5に示した逐次比較型A/Dコンバータ
回路102は、12ビットのA/D変換を行うものであ
り、1024の抵抗R1〜R1024を直列接続し両端
に電圧を印加して構成した基準電圧生成ブロック10
4、コンパレータ106、第1のコンデンサ108、第
1のコンデンサ108より容量の小さい第2のコンデン
サ110、スイッチ回路112などにより構成されてい
る。A/D変換を行う際は、まずスイッチ114をアナ
ログ電圧入力端子116側に倒した状態で、デジタルコ
ードを取得すべきアナログ電圧をアナログ電圧入力端子
116に印加して第1および第2のコンデンサ108,
110を充電させ、その後、スイッチ114を第1の入
力端子118側に倒してスイッチ回路112を操作す
る。
【0006】スイッチ回路112の操作では、まず、第
1の入力端子118に対してスイッチ回路112を通じ
基準電圧生成ブロック104から基準電圧を切り換えて
供給し、例えばコンパレータ106の出力がローレベル
からハイレベルに変化する1つ手前の基準電圧に設定す
る。スイッチ回路112の切り換えはデジタル信号によ
り行い、そして上述のように基準電圧を設定した時のデ
ジタル信号の値が求める上位側のデジタルコードとな
る。次に、第2の入力端子に対して同様にスイッチ回路
112を通じ基準電圧生成ブロック104から基準電圧
を切り換えて供給し、コンパレータ106の出力を監視
することで基準電圧を適切な値に設定する。ここで、第
2のコンデンサ110の容量は第1のコンデンサ108
の容量より小さいので、スイッチ回路112を例えば上
述の場合と同じピッチで切り換えたとしてもコンパレー
タ106に供給される電圧はより小さいピッチで変化す
ることになり、したがって、より高分解能のA/D変換
が可能となる。そして、このときスイッチ回路112を
切り換えるためにスイッチ回路112に与えたデジタル
信号の値が求める下位側のデジタルコードとなる。
【0007】この逐次比較型A/Dコンバータ回路10
2では、基準電圧生成ブロック104は例えば上位10
ビットの生成に必要な分解能で構成すればよく、したが
って基準電圧生成ブロック104を構成する抵抗の数を
減らすことができ、逐次比較型A/Dコンバータ回路1
02の小型化を実現できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子機器の小
型化は常に重要な課題であり、種々の電子機器で用いら
れる逐次比較型A/Dコンバータ回路に対する小型化の
要求はきわめて強い。そこで本発明の目的は、一層の小
型化が可能な逐次比較型A/Dコンバータ回路を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、順位付けられた複数の出力端子から各出力端
子の順位に対応する電圧を出力する基準電圧生成手段を
備え、前記基準電圧生成手段の前記出力端子から出力さ
れる各電圧と、与えられたアナログ電圧とを逐次比較す
ることにより前記アナログ電圧のデジタルコードを生成
する逐次比較型A/Dコンバータ回路であって、第1お
よび第2の入力端子を有し前記第1の入力端子に一定電
圧が印加されているコンパレータと、前記コンパレータ
の前記第2の入力端子に一端がそれぞれ接続された第1
ないし第3のコンデンサと、前記アナログ電圧を入力す
るアナログ電圧入力端子と、第1の基準電圧入力端子
と、前記アナログ電圧入力端子および前記第1の基準電
圧入力端子のいずれかを前記第1のコンデンサの他端に
接続する入力切換スイッチと、前記第2および第3のコ
ンデンサの他端にそれぞれ接続された第2および第3の
基準電圧入力端子と、前記基準電圧生成手段の各出力端
子のいずれかを前記第1の基準電圧入力端子に接続し
て、前記デジタルコードの上位側のビットの値を決定す
るための電圧を前記第1の基準電圧入力端子に供給する
第1の電圧切換スイッチと、前記基準電圧生成手段の複
数の前記出力端子から選択した一部の前記出力端子のい
ずれかを前記第2の基準電圧入力端子に接続して、前記
デジタルコードの下位側の1つまたは複数の第1の下位
ビットの値を決定するための電圧を前記第2の基準電圧
入力端子に供給する第2の電圧切換スイッチと、前記基
準電圧生成手段の複数の前記出力端子から選択した一部
の前記出力端子のいずれかを前記第3の基準電圧入力端
子に接続して、前記デジタルコードにおける前記第1の
下位ビットよりさらに下位側の1つまたは複数の第2の
下位ビットの値を決定するための電圧を前記第3の基準
電圧入力端子に供給する第3の電圧切換スイッチとを備
えたことを特徴とする。
【0010】本発明の逐次比較型A/Dコンバータ回路
では、第3のコンデンサの容量を第2のコンデンサの容
量より小さく設定すれば、基準電圧生成手段が生成した
基準電圧を第3の電圧切換スイッチにより、第2の電圧
切換スイッチと同じ電圧ピッチで、あるいはより大きい
電圧ピッチで切り換えて第3の基準電圧入力端子に供給
しても、コンパレータの第2の入力端子における電圧変
化は第2の電圧切換スイッチを切り換えた場合より小さ
くなる。したがって、さらに下位側のビット値を決定す
ることができ、より高分解能のA/D変換を行うことが
できる。そのため、本発明により、少ない数の基準電圧
を生成する基準電圧生成手段を用いて高分解能のA/D
変換を行うことが可能となり、例えば集積回路化した場
合、基準電圧生成手段のレイアウト面積を小さくして逐
次比較型A/Dコンバータ回路の一層の小型化を実現で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による逐次比
較型A/Dコンバータ回路の一例を示す回路図、図2は
図1の逐次比較型A/Dコンバータ回路を構成するスイ
ッチ回路を詳しく示す構成図である。本実施の形態例の
逐次比較型A/Dコンバータ回路1は、アナログ電圧よ
り12ビットのデジタルコードを生成するものであり、
図1に示したように、基準電圧生成ブロック2、スイッ
チ回路4、ならびに比較部6を含んで構成されている。
基準電圧生成ブロック2は、順位付けられた複数の出力
端子T0、T1、…、T511を備え、各出力端子よ
り、各出力端子の順位に対応する基準電圧を出力する。
基準電圧生成ブロック2は、本実施の形態例では512
のほぼ同一抵抗値の抵抗R1〜R512を直列接続して
構成され、抵抗R1の、抵抗R2と反対側の端子は低圧
側の基準電位点8に、抵抗R512の、抵抗R511と
反対側の端子は高圧側の基準電位点10にそれぞれ接続
されている。そして、出力端子T0が低圧側の基準電位
点8に接続されている他は、出力端子T1〜T511は
それぞれ各抵抗どうしの接続点に接続されている。ここ
では各出力端子T0〜T511より出力される電圧をそ
れぞれV(0LSB)、V(1LSB)、…、V(29
−1LSB)と表す。
【0012】比較部6は、反転入力端子である第1の入
力端子12および非反転入力端子である第2の入力端子
14を有し第1の入力端子12に電源16により一定電
圧が印加されているコンパレータ18と、コンパレータ
18の第2の入力端子14に一端がそれぞれ接続された
第1ないし第3のコンデンサ20,22,24と、アナ
ログ電圧を入力するアナログ電圧入力端子26と、第1
の基準電圧入力端子28と、アナログ電圧入力端子26
および第1の基準電圧入力端子28のいずれかを第1の
コンデンサ20の他端に接続する入力切換スイッチ30
と、第2および第3のコンデンサ22,24の他端にそ
れぞれ接続された第2および第3の基準電圧入力端子3
2,34とを含んで構成されている。
【0013】本実施の形態例では、第1のコンデンサ2
0は第2のコンデンサ22の約16倍の容量を有し、第
3のコンデンサ24は第2のコンデンサ22の約1/2
倍の容量を有している。第3のコンデンサ24は具体的
には、集積回路内では第2のコンデンサ22と同容量の
単位容量コンデンサセルを2つ直列に接続することで構
成でき、一方、第1のコンデンサ20は第2のコンデン
サ22と同容量の単位容量コンデンサセルを16個並列
に接続することで構成できる。
【0014】なお、第1および第3のコンデンサ20,
24は、単位容量コンデンサセルをこのように直列に接
続したりあるいは並列に接続して構成する以外にも、必
要な容量を有する単一のコンデンサとして構成すること
も無論可能である。さらに、第3のコンデンサ24を1
つの単位容量コンデンサセルで構成し、第1および第2
のコンデンサ20,22を上記単位容量コンデンサセル
を並列接続して構成することも可能である。また、上記
電源16の電圧は、コンパレータ18が正常に動作する
ために十分な電圧として、本例ではコンパレータ18に
供給する電源電圧の1/2とする。
【0015】スイッチ回路4は、図2に示したように、
第1ないし第3の電圧切換スイッチ36,38,40に
より構成されている。第1の電圧切換スイッチ36は、
基準電圧生成ブロック2の各出力端子のいずれかを第1
の基準電圧入力端子28に接続して、デジタルコードの
上位側の9ビットの値を決定するための電圧を第1の基
準電圧入力端子28に供給する。第2の電圧切換スイッ
チ38は、基準電圧生成ブロック2の複数の出力端子か
ら選択した一部の出力端子のいずれかを第2の基準電圧
入力端子32に接続して、デジタルコードの第2位およ
び第3位の2ビットの値を決定するための電圧を第2の
基準電圧入力端子32に供給する。第3の電圧切換スイ
ッチ40は、基準電圧生成ブロック2の複数の出力端子
から選択した一部の出力端子のいずれかを第3の基準電
圧入力端子34に接続して、デジタルコードの最下位の
ビットの値を決定するための電圧を第3の基準電圧入力
端子34に供給する。
【0016】第1の電圧切換スイッチ36の入力端子は
基準電圧生成ブロック2の各出力端子にそれぞれ接続さ
れ、デジタル制御信号42の値にもとづいて、各出力端
子のいずれかを第1の基準電圧入力端子28に接続す
る。第2の電圧切換スイッチ38の入力端子は、基準電
圧生成ブロック2の出力端子T4、T8、T12、T1
6にそれぞれ接続され、デジタル制御信号44の値にも
とづいて、これらの出力端子のいずれかを第2の基準電
圧入力端子32に接続する。第2の電圧切換スイッチ3
8はこのように接続されているため、第2の電圧切換ス
イッチ38を切り換えた際の第2の基準電圧入力端子3
2における電圧の変化ピッチは、第1の電圧切換スイッ
チ36を切り換えた際の第1の基準電圧入力端子28に
おける電圧の変化ピッチの4倍となる。第3の電圧切換
スイッチ40の入力端子は、基準電圧生成ブロック2の
出力端子T4、T6、T10にそれぞれ接続され、デジ
タル制御信号46の値にもとづいて、これらの出力端子
のいずれかを第3の基準電圧入力端子34に接続する。
【0017】次に、このように構成された逐次比較型A
/Dコンバータ回路1の動作について説明する。まず、
アナログ電圧をアナログ電圧入力端子26に印加して初
期設定を行う場合の動作を説明する。このとき、入力切
換スイッチ30はアナログ電圧入力端子26側に倒し、
第2および第3の電圧切換スイッチ38,40は共に基
準電圧生成ブロック2の出力端子T4をそれぞれ第2お
よび第3の基準電圧入力端子32,34に接続する状態
に設定する。この状態でデジタルコードを取得すべきア
ナログ電圧をアナログ電圧入力端子26に供給し、第1
ないし第3のコンデンサ20,22,24を充電させ
る。なお、この状態のとき、コンパレータ18の出力が
ローレベルとハイレベルの中間のレベルとなるように、
コンパレータ18はあらかじめ調整されているものとす
る。第1の基準電圧入力端子28は初期設定時には動作
に無関係であるため、第1の電圧切換スイッチ36はど
のような状態に設定してもかまわない。ただし、つづく
デジタルコード生成動作に要する時間を短くするために
は出力端子T256を第1の基準電圧入力端子28に接
続する状態とすることが望ましい。
【0018】第1ないし第3のコンデンサ20,22,
24の充電が完了し、各部の電圧が安定すれば初期設定
は終了であり、第1段階のデジタルコードの生成動作に
移るべく入力切換スイッチ30を第1の基準電圧入力端
子28側に倒し、基準電圧生成ブロック2の出力電圧を
第1の電圧切換スイッチ36を通じて第1の基準電圧入
力端子28に供給する状態とする。
【0019】基準電圧生成ブロック2は512の出力端
子から512通りの電圧を出力しており、電圧を逐次切
り換えて比較を行うことでアナログ電圧入力端子26に
入力したアナログ電圧を表す9ビットのデジタルコード
を生成することができる。具体的には、コンパレータ1
8の出力を監視しながらデジタル制御信号42の値を順
次変化させ、コンパレータ18の出力18Aが例えばロ
ーレベルからハイレベルに変化したとき、制御信号42
を1段前の値に戻し、そのデジタル制御信号42の2進
値を求めるデジタルコードとする。このようにして得ら
れたデジタルコードがアナログ電圧を表す上位9ビット
のデジタルコードである。
【0020】ここで、コンパレータ18の動作について
詳しく説明しておく。入力切換スイッチ30をアナログ
電圧入力端子26側に接続した場合の第2の入力端子1
4における電圧をV0、入力切換スイッチ30を第1の
基準電圧入力端子28側に接続した場合の第2の入力端
子14における電圧をVr、アナログ電圧をAin、第
1の基準電圧入力端子28の電圧をV(x)、出力端子
T4の電圧をV(4LSB)とおくと、第1ないし第3
のコンデンサ20,22,24が保持する全電荷量は、
入力切換スイッチ30を切り換えても保存されるので、
次式が成立する。
【0021】
【数1】
【0022】したがって、この式より次式が得られる。
【0023】
【数2】
【0024】[数2]より、第1の基準電圧入力端子2
8の電圧V(x)がアナログ電圧Ainより小さいとき
はVr−V0は負であり、Vr<V0であるから、コン
パレータ18の出力18Aはローレベルとなる。一方、
第1の基準電圧入力端子28の電圧V(x)がアナログ
電圧Ainより大きくなるとVr>V0となるので、コ
ンパレータ18の出力18Aはハイレベルとなる。した
がって上述のようにコンパレータ18の出力を監視しつ
つ第1の電圧切換スイッチ36を切り換えることでデジ
タルコードを取得することができる。
【0025】次に、第2段階として、デジタルコードの
第2位および第3位の2ビットの値を取得する場合の動
作を説明する。この場合には、第1の電圧切換スイッチ
36はデジタルコードの上位9ビットを求めた際の状態
に固定し、第2の電圧切換スイッチ38を切り換えて第
2の基準電圧入力端子32に種々の電圧V(y)を供給
する。この場合には、第2の基準電圧入力端子32の電
圧が変化するので、[数1]に相当する式は次式とな
る。なお、[数3]中のV1は、上記9ビットを求めた
際に最終的に第1の基準電圧入力端子28に供給した電
圧である。また、V(x)は上述のようにコンパレータ
18の出力がローレベルからハイレベルに変化する1段
階前の電圧に設定するので、V1<Ainである。
【0026】
【数3】
【0027】したがって、この式より次式が得られる。
【0028】
【数4】
【0029】[数4]において、第2の基準電圧入力端
子32の電圧V(y)の係数は2であり、一方、[数
2]では第1の基準電圧入力端子28の電圧V(x)の
係数は32であるから、V(y)が変化した場合の第2
の入力端子14の電圧Vrの変化は、V(x)が変化し
た場合の1/16倍であることが分かる。したがって、
上述の場合と同様、コンパレータ18の出力を監視しな
がらデジタル制御信号44の値を変化させ、第2の電圧
切換スイッチ38を切り換えて第2の基準電圧入力端子
32の電圧V(y)をV(4LSB)からV(8LS
B)、V(12LSB)、V(16LSB)へ変化させ
ることで、デジタル制御信号44の2進値として、12
ビットのデジタルコードの第2位および第3位の2ビッ
トの値を取得することができる。
【0030】次に、第3段階として、デジタルコードの
最下位ビットの値を取得する場合の動作を説明する。こ
の場合には、第1の電圧切換スイッチ36はデジタルコ
ードの上位9ビットを求めた際の状態に固定し、第2の
電圧切換スイッチ38はデジタルコードの上記2ビット
を求めた際の状態に固定し、第3の電圧切換スイッチ4
0を切り換えて第3の基準電圧入力端子34に種々の電
圧V(z)を供給する。
【0031】この場合には、第3の基準電圧入力端子3
4の電圧が変化するので、[数1]に相当する式は次式
となる。なお、[数5]中のV2は、上記2ビットを求
めた際に最終的に第2の基準電圧入力端子32に供給し
た電圧である。そして、V(y)はコンパレータ18の
出力がローレベルからハイレベルに変化する1段階前の
電圧に設定するので、32(V1−Ain)+2(V2
−V(4LSB))<0となっている。
【0032】
【数5】
【0033】したがって、この式より次式が得られる。
【0034】
【数6】
【0035】[数6]において、第3の基準電圧入力端
子34の電圧V(z)の係数は1であり、一方、[数
2]では第1の基準電圧入力端子28の電圧V(x)の
係数は32であるから、V(y)が変化した場合の第2
の入力端子14の電圧Vrの変化は、V(x)が変化し
た場合の1/32倍であることが分かる。したがって、
基準電圧V(8LSB)を第3の基準電圧入力端子34
に供給して比較することで最下位ビットの値を決めるこ
とができる。
【0036】ただし、最下位ビットゆえデジタルコード
値に適用範囲をもたせる必要があり、具体的には、
‘0’から‘1’の間の境界値としては基準電圧V(6
LSB)を用いることが適当である。一方、‘1’から
‘0(桁上がりに相当)’の間の検出については基準電
圧V(10LSB)の適用によって実行する。したがっ
て、コンパレータ18の出力を監視しながらデジタル制
御信号46の値を変化させ、第3の電圧切換スイッチ4
0を切り換えて第3の基準電圧入力端子34の電圧V
(z)をV(4LSB)からV(6LSB)、V(10
LSB)へ変化させることで、デジタル制御信号46の
2進値として、12ビットのデジタルコードの桁上がり
を含めた最下位ビットの値を取得することができる。な
お、桁上がりが生じた場合には、すでに求めた上位11
ビットのデジタルコードを修正することになる。
【0037】このように、本実施の形態例の逐次比較型
A/Dコンバータ回路1では、9ビット分解能の基準電
圧を生成する基準電圧生成ブロック2を用いて12ビッ
トのA/D変換を行うことができ、したがって、図5に
示した従来の逐次比較型A/Dコンバータ回路の場合に
比べ、基準電圧生成ブロック2を構成する抵抗の数は半
減している。そのため、例えば集積回路化した場合、基
準電圧生成ブロック2のレイアウト面積を大幅に削減す
ることができる。例えば、単位抵抗セル(抵抗R1、R
2、…)1本当たりのレイアウト面積を11[μ
2]、単位容量セル1個当たりのレイアウト面積を7
30[μm2]とした場合、抵抗R1、R2、…と第1
ないし第3のコンデンサ20,22,24の総レイアウ
ト面積は、11×29+730×(16+1+2)=1
9502[μm2]となる。これに対して図5に示した
逐次比較型A/Dコンバータ回路102の場合、この面
積は11×210+730×(16+1)=24184
[μm2]となり、レイアウト面積を大幅に削減できる
ことが分かる。
【0038】次に本発明の第2の実施の形態例について
説明する。図3は本発明の第2の実施の形態例を構成す
る基準電圧生成ブロックを示す回路図である。図中、図
1と同一の要素には同一の符号が付されている。図3に
示した基準電圧生成ブロック50のように、基準電圧生
成ブロックを抵抗の代わりにコンデンサを用いて構成す
ることも可能であり、基準電圧生成ブロック50では上
記抵抗R1、R2、…、R512をコンデンサC1、C
2、…、C512に置き換えている。このような構成で
も上記基準電圧生成ブロック2の場合と同様の基準電圧
を生成することができる。ただし、供給先である第1な
いし第3の基準電圧入力端子28,32,34に接続さ
れた第1ないし第3のコンデンサ20,22,24の充
放電により基準電圧が変動してしまうのを防ぐため、基
準電圧はバッファ52を介して各基準電圧入力端子に供
給する構成とすることが望ましい。
【0039】この第2の実施の形態例では、基準電圧生
成ブロック50がコンデンサにより構成されているので
この箇所のレイアウト面積は抵抗を用いた場合に比べて
大きくなるが、集積回路製造におけるプロセス条件によ
っては、バイアス依存性等により単位抵抗セルの相対精
度が得られな場合もあり、そのような条件では、コンデ
ンサを用いた構成は有効である。
【0040】次に、第3の実施の形態例について説明す
る。図4は第3の実施の形態例を示す回路図である。図
中、図1と同一の要素には同一の符号が付されいる。図
4に示した逐次比較型A/Dコンバータ回路54では、
基準電圧生成ブロック51は、基準電圧生成ブロック2
に比べて抵抗の数は半分の256となっており、順位付
けられた複数の出力端子T0、T1、…、T255を備
え、各出力端子T0〜T255より各出力端子の順位に
対応する256段階の基準電圧が出力される。
【0041】また、比較部56は、第4のコンデンサ5
8および第4の基準電圧入力端子60が追加されている
点で比較部6と異なっている。そして、第4のコンデン
サ58の一端はコンパレータ18の第2の入力端子14
に接続され、第4の基準電圧入力端子60は第4のコン
デンサ58の他端に接続されている。また、第4のコン
デンサ58の容量は第2のコンデンサ22の容量の約1
/4倍となっており、具体的には単位容量コンデンサセ
ルを4つ直列に接続して構成することができる。
【0042】スイッチ回路62を構成する第1の電圧切
換スイッチ36の入力は基準電圧生成ブロック51の各
出力端子にそれぞれ接続され、デジタル制御信号の値に
もとづいて、各出力端子のいずれかを第1の基準電圧入
力端子28に接続して、デジタルコードの上位側の8ビ
ットの値を決定するための電圧を供給する。第2の電圧
切換スイッチ38の入力は、基準電圧生成ブロック51
の出力端子T4、T8、T12、T16にそれぞれ接続
され、デジタル制御信号の値にもとづいて、これらの出
力端子のいずれかを第2の基準電圧入力端子32に接続
して、デジタルコードの第3位および第4位の2ビット
の値を決定するための電圧を供給する。第3の電圧切換
スイッチ40の入力は、基準電圧生成ブロック51の出
力端子T4、T8にそれぞれ接続され、デジタル制御信
号の値にもとづいて、これらの出力端子のいずれかを第
3の基準電圧入力端子34に接続して、デジタルコード
の第2位のビットの値を決定するための電圧を供給す
る。第4の電圧切換スイッチ41の入力は、基準電圧生
成ブロック51の出力端子T4、T6、T10にそれぞ
れ接続され、デジタル制御信号の値にもとづいて、これ
らの出力端子のいずれかを第4の基準電圧入力端子60
に接続して、デジタルコードの最下位ビットの値を決定
するための電圧を供給する。
【0043】この逐次比較型A/Dコンバータ回路54
の動作は上述した逐次比較型A/Dコンバータ回路1の
動作と基本的に同じであり、初期設定の後、第1ないし
第4の電圧切換スイッチを順次切り換えて、デジタルコ
ードの上位8ビット、下位第3位と第4位の2ビット、
下位第2位の1ビット、最下位の1ビットを順次決定し
ていく。そして、この第2の実施の形態例の逐次比較型
A/Dコンバータ回路54では、基準電圧生成ブロック
51を構成する抵抗の数は上記基準電圧生成ブロック2
の半分であるから、集積回路化した際のレイアウト面積
をさらに縮小することができ、特に、よりビット数の多
いA/Dコンバータ回路を構成する場合に有効である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の逐次比較型
A/Dコンバータ回路では、第3のコンデンサの容量を
第2のコンデンサの容量より小さく設定すれば、基準電
圧生成手段が生成した基準電圧を第3の電圧切換スイッ
チにより、第2の電圧切換スイッチと同じ電圧ピッチ
で、あるいはより大きい電圧ピッチで切り換えて第3の
基準電圧入力端子に供給しても、コンパレータの第2の
入力端子における電圧変化は第2の電圧切換スイッチを
切り換えた場合より小さくなる。したがって、さらに下
位側のビット値を決定することができ、より高分解能の
A/D変換を行うことができる。そのため、本発明によ
り、少ない数の基準電圧を生成する基準電圧生成手段を
用いて高分解能のA/D変換を行うことが可能となり、
例えば集積回路化した場合、基準電圧生成手段のレイア
ウト面積を小さくして逐次比較型A/Dコンバータ回路
の一層の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による逐次比較型A/Dコンバータ回路
の一例を示す回路図である。
【図2】図1の逐次比較型A/Dコンバータ回路を構成
するスイッチ回路を詳しく示す構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態例を構成する基準電
圧生成ブロックを示す回路図である。
【図4】第3の実施の形態例を示す回路図である。
【図5】従来の逐次比較型A/Dコンバータ回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
1……逐次比較型A/Dコンバータ回路、2……基準電
圧生成ブロック、4……スイッチ回路、6……比較部、
8……低圧側の基準電位点、10……高圧側の基準電位
点、12……第1の入力端子、14……第2の入力端
子、16……電源、18……コンパレータ、20……第
1のコンデンサ、22……第2のコンデンサ、24……
第3のコンデンサ、26……アナログ電圧入力端子、2
8……第1の基準電圧入力端子、30……入力切換スイ
ッチ、32……第2の基準電圧入力端子、34……第3
の基準電圧入力端子、36……第1の電圧切換スイッ
チ、38……第2の電圧切換スイッチ、40……第3の
電圧切換スイッチ、41……第4の電圧切換スイッチ、
42……デジタル制御信号、44……デジタル制御信
号、46……デジタル制御信号、50……基準電圧生成
ブロック、51……基準電圧生成ブロック、52……バ
ッファ、54……逐次比較型A/Dコンバータ回路、5
6……比較部、58……第4のコンデンサ、60……第
4の基準電圧入力端子、62……スイッチ回路、102
……逐次比較型A/Dコンバータ回路、104……基準
電圧生成ブロック、106……コンパレータ、108…
…第1のコンデンサ、110……第2のコンデンサ、1
12……スイッチ回路、114……スイッチ、116…
…アナログ電圧入力端子、118……第1の入力端子。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順位付けられた複数の出力端子から各出
    力端子の順位に対応する電圧を出力する基準電圧生成手
    段を備え、前記基準電圧生成手段の前記出力端子から出
    力される各電圧と、与えられたアナログ電圧とを逐次比
    較することにより前記アナログ電圧のデジタルコードを
    生成する逐次比較型A/Dコンバータ回路であって、 第1および第2の入力端子を有し前記第1の入力端子に
    一定電圧が印加されているコンパレータと、 前記コンパレータの前記第2の入力端子に一端がそれぞ
    れ接続された第1ないし第3のコンデンサと、 前記アナログ電圧を入力するアナログ電圧入力端子と、 第1の基準電圧入力端子と、 前記アナログ電圧入力端子および前記第1の基準電圧入
    力端子のいずれかを前記第1のコンデンサの他端に接続
    する入力切換スイッチと、 前記第2および第3のコンデンサの他端にそれぞれ接続
    された第2および第3の基準電圧入力端子と、 前記基準電圧生成手段の各出力端子のいずれかを前記第
    1の基準電圧入力端子に接続して、前記デジタルコード
    の上位側のビットの値を決定するための電圧を前記第1
    の基準電圧入力端子に供給する第1の電圧切換スイッチ
    と、 前記基準電圧生成手段の複数の前記出力端子から選択し
    た一部の前記出力端子のいずれかを前記第2の基準電圧
    入力端子に接続して、前記デジタルコードの下位側の1
    つまたは複数の第1の下位ビットの値を決定するための
    電圧を前記第2の基準電圧入力端子に供給する第2の電
    圧切換スイッチと、 前記基準電圧生成手段の複数の前記出力端子から選択し
    た一部の前記出力端子のいずれかを前記第3の基準電圧
    入力端子に接続して、前記デジタルコードにおける前記
    第1の下位ビットよりさらに下位側の1つまたは複数の
    第2の下位ビットの値を決定するための電圧を前記第3
    の基準電圧入力端子に供給する第3の電圧切換スイッチ
    と、 を備えたことを特徴とする逐次比較型A/Dコンバータ
    回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のコンデンサは前記第2のコン
    デンサの約16倍の容量を有することを特徴とする請求
    項1記載の逐次比較型A/Dコンバータ回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の電圧切換スイッチを切り換え
    た際の前記第2の基準電圧入力端子における電圧の変化
    ピッチは、第1の電圧切換スイッチを切り換えた際の前
    記第1の基準電圧入力端子における電圧の変化ピッチの
    4倍であることを特徴とする請求項2記載の逐次比較型
    A/Dコンバータ回路。
  4. 【請求項4】 前記第3のコンデンサは前記第2のコン
    デンサの約1/2倍の容量を有することを特徴とする請
    求項1記載の逐次比較型A/Dコンバータ回路。
  5. 【請求項5】 前記第3の電圧切換スイッチは前記デジ
    タルコードの最下位ビットの値を決めるための電圧を前
    記第3の基準電圧入力端子に供給することを特徴とする
    請求項4記載の逐次比較型A/Dコンバータ回路。
  6. 【請求項6】 前記第3のコンデンサは前記第2のコン
    デンサとほぼ同一容量のコンデンサを2つ直列にして構
    成されていることを特徴とする請求項4記載の逐次比較
    型A/Dコンバータ回路。
  7. 【請求項7】 前記基準電圧生成手段は直列に接続され
    たほぼ同一抵抗値の複数の抵抗を含み、前記複数の抵抗
    の直列回路の両端に電圧を印加して、各抵抗どうしの接
    続点に生成される電圧がそれぞれ前記出力端子を通じて
    出力されることを特徴とする請求項1記載の逐次比較型
    A/Dコンバータ回路。
  8. 【請求項8】 前記基準電圧生成手段は直列に接続され
    たほぼ同一容量の複数のコンデンサを含み、前記複数の
    コンデンサの直列回路の両端に電圧を印加して、各コン
    デンサどうしの接続点に生成される電圧がそれぞれ前記
    出力端子を通じて出力されることを特徴とする請求項1
    記載の逐次比較型A/Dコンバータ回路。
  9. 【請求項9】 各コンデンサの前記接続点に生成される
    電圧はバッファ回路を介して前記出力端子に供給される
    ことを特徴とする請求項8記載の逐次比較型A/Dコン
    バータ回路。
  10. 【請求項10】 コンパレータの第2の入力端子に一端
    が接続された第4のコンデンサと、 第4のコンデンサの他端に接続された第4の基準電圧入
    力端子と、 基準電圧生成手段の複数の出力端子から選択した一部の
    前記出力端子のいずれかを前記第4の基準電圧入力端子
    に接続して、デジタルコードにおける前記第2の下位ビ
    ットよりさらに下位側の1つまたは複数のビットの値を
    決定するための電圧を前記第4の基準電圧入力端子に供
    給するする第4の電圧切換スイッチと、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の逐次比較型A
    /Dコンバータ回路。
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