JPH05267963A - オーディオ再生システム - Google Patents

オーディオ再生システム

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Publication number
JPH05267963A
JPH05267963A JP9215292A JP9215292A JPH05267963A JP H05267963 A JPH05267963 A JP H05267963A JP 9215292 A JP9215292 A JP 9215292A JP 9215292 A JP9215292 A JP 9215292A JP H05267963 A JPH05267963 A JP H05267963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
power
power supply
power amplifier
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP9215292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Ienaka
正憲 家中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9215292A priority Critical patent/JPH05267963A/ja
Publication of JPH05267963A publication Critical patent/JPH05267963A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力および装置コストを増大させずに、
パワーアンプの出力余裕を増大させて再生音のダイナミ
ックレンジを拡大する。 【構成】 デジタル処理による時間遅延が生じる前のオ
ーディオ信号の信号レベルに基づいてパワーアンプ出力
段の動作電源電圧を最適化制御させる。 【効果】 上記目的が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ再生システ
ム、さらにはオーディオ信号をデジタル処理してからパ
ワー再生するオーディオ再生システムに適用して有効な
技術に関するものであって、たとえばサランドなどの音
場制御を行なうオーディオ再生システムに利用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のオーディオ再生システムでは、オ
ーディオ信号を単に電力増幅してスピーカなどの負荷へ
出力するだけではなく、DSP(デジタル信号処理装
置)を使用した信号処理によって上記オーディオ信号に
音場制御などの加工も施すようになってきた(たとえ
ば、日経BP社「日経エレクトロニクス 1988年1
0月31日号、no.459」99〜115ページ:次
世代オーディオの萌芽,音場制御を参照)。図5は従来
のこの種のオーディオ再生システムの概略構成を示した
ものであって、1はオーディオ入力信号をデジタル化す
るA/D変換器、2は音場制御などの信号処理をデジタ
ル処理によって行なうDSP、3は上記デジタル処理を
行なうためにオーディオ信号を一時的に格納するメモリ
ー、4はデジタル処理されたオーディオ信号をアナログ
変換するDA変換器、5はアナログ変換されたオーディ
オ信号を電力増幅するパワーアンプ、6は上記パワーア
ンプ5の出力Poによって駆動される負荷としてのスピ
ーカ、7は上記パワーアンプ5に一定の動作電源電圧V
oを供給する電源回路、8はバッテリあるいは商用電源
などの外部電源である。この場合、上記パワーアンプ5
は再生音質の品位を確保するために従来からのリニアー
回路によって構成され、とくに出力段51については、
A級あるはAB級といったリニアー動作の出力回路を用
いて構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。すなわち、最近のオーディオ
再生システムでは、たとえばCDプレイヤー(コンパク
ト・オーディオ・ディスク)などの広ダイナミックレン
ジの信号源の普及により、パワーアンプ5の高出力化に
対する要求が非常に強い。再生音のダイナミックレンジ
を拡大するためには、パワーアンプ5に大きな出力余裕
をもたせなければならないからである。
【0004】一方、オーディオ再生用のパワーアンプ5
は、前述したように、再生音質の品位を確保するために
従来からのリニアー回路によって構成され、とくに出力
段51については、A級あるはAB級といったリニアー
動作の出力回路を用いて構成される。上記パワーアンプ
5において、再生音のダイナミックレンジを拡大するた
めに大きな出力余裕を持たせると、すなわち最大出力値
が大きくなるように動作条件を設定すると、パワーアン
プ出力段51にて定常的に消費される電力が上記最大出
力値に応じて増大し、これにともない発熱も多くなって
大がかりな放熱対策が必要になる。
【0005】以上のように、従来のオーディオ再生シス
テムでは、再生音のダイナミックを拡大するためにパワ
ーアンプに大きな出力余裕をもたせるようにすると、消
費電力および装置コストが増大する、という問題が生じ
る。本発明の目的は、消費電力および装置コストをそれ
ほど増大させることなく、パワーアンプの出力余裕を増
大させて再生音のダイナミックレンジを拡大する、とい
う技術を提供することにある。本発明の前記ならびにそ
のほかの目的と特徴は、本明細書の記述および添付図面
からあきらかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。すなわち、デジタル処理されたオ
ーディオ信号をアナログ変換してリニアー動作のパワー
アンプに電力増幅させる一方、出力電圧が外部から可変
制御される出力可変型電源装置によって上記パワーアン
プ出力段の動作電源電圧を供給させるとともに、上記デ
ジタル処理による遅延時間が経過する前のオーディオ信
号の信号レベルに基づいて上記出力電圧を可変制御させ
る、というものである。
【0007】
【作用】上述した手段によれば、パワーアンプにおける
消費電力をオーディオ信号の出力レベルに応じて自動的
に最適化制御することができる。これにより、消費電力
および装置コストをそれほど増大させることなく、パワ
ーアンプの出力余裕を増大させて再生音のダイナミック
レンジを拡大する、という目的が達成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら説明する。なお、図において、同一符号は同一あ
るいは相当部分を示すものとする。図1は本発明の技術
が適用されたオーディオ再生システムの一実施例を示し
たものであって、1はオーディオ入力信号をデジタル化
するA/D変換器、2は音場制御などの信号処理をデジ
タル処理によって行なうDSP、3は上記デジタル処理
を行なうためにオーディオ信号を一時的に格納するメモ
リー、4はデジタル処理されたオーディオ信号をアナロ
グ変換するDA変換器、5はアナログ変換されたオーデ
ィオ信号を電力増幅するパワーアンプ、51はその出力
段、6は上記パワーアンプ5の出力Poによって駆動さ
れる負荷としてのスピーカ、7は上記パワーアンプ5に
動作電源電圧Voを供給する電源回路、8はバッテリあ
るいは商用電源などの外部電源である。
【0009】上記パワーアンプ5は再生音質の品位を確
保するために従来からのリニアー回路によって構成さ
れ、とくに出力段51については、A級あるはAB級と
いったリニアー動作の出力回路を用いて構成される。こ
のパワーアンプ5の出力段51は、上記電源回路7から
供給される出力電圧Voを電源としてリニアー動作する
ことにより、負荷であるスピーカ6を駆動する。上記電
源回路7はスイッチング制御方式のDC−DCコンバー
タであって、外部からの制御によって出力電圧Voが可
変設定されるように構成されている。この出力可変型の
電源回路7の出力電圧Voは、上記DSP2におけるデ
ジタル処理による遅延時間が経過する前のオーディオ信
号の信号レベルに基づいて、可変制御されるようになっ
ている。C1は電解コンデンサによる比較的大容量の電
源バイパス容量である。
【0010】次に、動作について説明する。図2は、上
述したオーディオ再生システムにおいて、パワーアンプ
出力Poと電源電圧Voの関係を示す。同図に示すよう
に、電源電圧Voはパワーアンプ5の出力Poに応じて
増減する。
【0011】図3は、上述したオーディオ再生システム
において、電源電圧Voとパワーアンプ出力Poの時間
軸上における変化状態の一例を示す。同図において、パ
ワーアンプ出力段51の動作電源電圧Voは、上記DS
P2におけるデジタル処理による遅延時間が経過する前
のオーディオ信号の信号レベルに基づいて制御されるこ
とにより、パワーアンプ5の出力Poが増大するとき
は、その増大の時点よりもta分だけ先行して増大し、
パワーアンプ5の出力Poが減少するときは、その減少
の時点よりもtd分だけ遅れて減少させられる。そし
て、いずれの時点においても、上記電圧Voは、パワー
アンプ5が飽和することなく電力増幅動作を行なうのに
必要最低限の電圧に若干のマージン分pdだけを上乗せ
した電圧となるように維持される。
【0012】これにより、パワーアンプ5における消費
電力をオーディオ信号の出力レベルに応じて自動的に最
適化制御することができる。この電源電圧Voの最適化
制御により、平均的な消費電力を減らすことができる。
これにともなって発熱量も減少するため、放熱対策が容
易になって装置のコストを低減させることができる。し
たがって、消費電力および装置コストをそれほど増大さ
せることなく、パワーアンプ5の出力余裕を増大させて
再生音のダイナミックレンジを拡大することができるよ
うになる。
【0013】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、図4に示すように、DSP2から独立して設けられ
た電源制御回路71によって、DSP2に入力される前
のオーディオ信号のレベルに基づく電源電圧Voの可変
制御を行なってもよい。以上の説明では主として、本発
明者によってなされた発明をその背景となった利用分野
であるオーディオ再生システムに適用した場合について
説明したが、それに限定されるものではなく、たとえば
SSB送信機のリニアーアンプなどにも適用できる。
【0014】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。すなわち、オーディオパワーアンプの出力動作に
必要な電源電圧が最適化されることにより、消費電力お
よび装置コストをそれほど増大させることなく、パワー
アンプの出力余裕を増大させて再生音のダイナミックレ
ンジを拡大することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術が適用されたオーディオ再生シス
テムの一実施例を示す回路図
【図2】上記システムでのパワーアンプ出力Poと電源
電圧Voの関係を示すグラフ
【図3】上記システムでの電源電圧Voとパワーアンプ
出力Poの時間変化例を示すグラフ
【図4】本発明の技術が適用されたオーディオ再生シス
テムの別の実施例を示す回路図
【図5】従来のオーディオ再生システムの概要を示す図
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 DSP(デジタル信号処理装置) 3 メモリー 4 DA変換器 5 パワーアンプ 51 パワーアンプのの出力段 6 スピーカ 7 電源回路 8 外部電源 Vo 電源電圧 Po 出力電圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル変換されたオーディオ信号をデ
    ジタル処理するデジタル信号処理装置と、このデジタル
    信号処理装置によって処理されたオーディオ信号をアナ
    ログ変換するA/D変換器と、アナログ変換されたオー
    ディオ信号を電力増幅するパワーアンプと、出力電圧が
    外部から可変制御される出力可変型電源装置とを有し、
    上記パワーアンプの出力段を動作させる電源電圧を上記
    電源装置から供給するとともに、上記デジタル処理によ
    る遅延時間が経過する前のオーディオ信号の信号レベル
    に基づいて上記電源装置の出力電圧を最適化制御するこ
    とを特徴とするオーディオ再生システム。
JP9215292A 1992-03-17 1992-03-17 オーディオ再生システム Pending JPH05267963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9215292A JPH05267963A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 オーディオ再生システム

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JP9215292A JPH05267963A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 オーディオ再生システム

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Publication Number Publication Date
JPH05267963A true JPH05267963A (ja) 1993-10-15

Family

ID=14046454

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9215292A Pending JPH05267963A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 オーディオ再生システム

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JP (1) JPH05267963A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9154095B2 (en) 2013-03-15 2015-10-06 Bose Corporation Boost-on-demand amplifier
US9184705B2 (en) 2013-03-15 2015-11-10 Bose Corporation Feedback mechanism for boost-on-demand amplifiers

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9154095B2 (en) 2013-03-15 2015-10-06 Bose Corporation Boost-on-demand amplifier
US9184705B2 (en) 2013-03-15 2015-11-10 Bose Corporation Feedback mechanism for boost-on-demand amplifiers

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