JPH05267813A - 厚膜回路基板、その製造方法および厚膜回路基板製造用基板 - Google Patents

厚膜回路基板、その製造方法および厚膜回路基板製造用基板

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JPH05267813A
JPH05267813A JP6575992A JP6575992A JPH05267813A JP H05267813 A JPH05267813 A JP H05267813A JP 6575992 A JP6575992 A JP 6575992A JP 6575992 A JP6575992 A JP 6575992A JP H05267813 A JPH05267813 A JP H05267813A
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JP
Japan
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thick film
conductor pattern
film circuit
circuit board
circuit element
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Application number
JP6575992A
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Inventor
Yoshihiro Kondo
芳弘 近藤
Michio Asai
道生 浅井
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/16Printed circuits incorporating printed electric components, e.g. printed resistor, capacitor, inductor
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0097Processing two or more printed circuits simultaneously, e.g. made from a common substrate, or temporarily stacked circuit boards

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Abstract

(57)【要約】 【目的】銅からなる厚膜導体パターン間に設けられた厚
膜抵抗体を有する厚膜回路基板を製造する際に、厚膜抵
抗体と厚膜導体パターンとの位置関係を容易に確認する
ことができる厚膜回路基板、その製造方法および厚膜回
路基板製造用基板を提供する。 【構成】セラミックス基板2上に設けた酸化ルテニウム
系厚膜抵抗体71〜74の両側辺部上に一部延在して銅
からなる厚膜導体パターン6を有する厚膜回路基板3が
厚膜回路基板製造用基板1内に複数形成されている。厚
膜回路基板3が形成されていないセラミックス基板2上
の周辺部に、厚膜抵抗体71〜74及び導体パターン6
に対応して、これらの位置関係を確認するための酸化ル
テニウム系厚膜抵抗体51〜54及び厚膜導体パターン
16が形成されている。厚膜抵抗体51〜54及び導体
パターン16の位置関係を確認することにより、厚膜抵
抗体71〜74及び導体パターン6の位置関係を確認す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚膜回路基板、その製
造方法および厚膜回路基板製造用基板に関し、特に厚膜
抵抗体等の膜状回路素子が銅導体パターン間に形成され
ている厚膜回路基板、その製造方法および厚膜回路基板
製造用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックス等の基板上に設けられた電
極間に厚膜抵抗体を有する厚膜回路基板が知られてい
る。この厚膜回路基板は、通常このような厚膜回路基板
を複数枚有する厚膜回路基板製造用基板をまず形成し、
その後個々の厚膜回路基板に分割することにより製造さ
れている。この厚膜回路基板には、セラミックスなどの
基板上に設けられた厚膜導体パターンの間に厚膜抵抗体
を有する単層型のものと、前記基板上に複数層の厚膜導
体パターンが設けられ、この厚膜導体パターンの間に厚
膜抵抗体を有する多層型のものとがある。前記厚膜回路
基板は、セラミックス等の基板上に、厚膜導体パター
ン、絶縁層または厚膜抵抗体などを形成するペーストを
個別にスクリーン印刷したのち焼成する工程を繰り返し
行うことにより製造される。
【0003】この種の厚膜回路基板では、基板上に形成
される厚膜導体パターンの集積度が高度化されるほど配
線が微細化されるので、導体抵抗の低減が必要になる。
そこで、前記厚膜導体パターンを導体抵抗の小さい銅に
より形成することが行われている。
【0004】この場合、銅の厚膜導体パターンは空気中
で加熱すると銅が酸化される一方、安定した特性が要求
される厚膜抵抗体としては酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
のように通常空気中で焼成される材料が用いられるか
ら、銅の厚膜導体パターンを形成した後に、その上に厚
膜抵抗体ペーストを塗布し焼成するという方法を採るこ
とはできない。そこで、このような銅の酸化を防止する
ために前記基板上に印刷された厚膜抵抗体形成用ペース
トを空気中で焼成して、まず厚膜抵抗体を形成し、その
後、銅の厚膜導体ペーストを前記厚膜抵抗体上に一部延
在するように印刷して窒素雰囲気中で焼成して銅からな
る厚膜導体パターンを形成する方法が採られている。そ
して、この場合、厚膜導体パターンは、通常、略方形状
に形成される厚膜抵抗体の側辺部に沿って該側辺部を被
覆するようにして形成される。
【0005】ところで、この種の厚膜回路基板において
は、厚膜抵抗体と厚膜導体パターンとの接合範囲が極端
に小さい場合等には、両者間の導通不良等が生じる虞れ
があることから、厚膜抵抗体と厚膜導体パターンとの接
合範囲、あるいは両者の位置関係を確認することはその
品質管理上、重要な事項となっている。そして、このよ
うな確認は、厚膜抵抗体や厚膜導体パターンを印刷する
ための印刷機のセッティングの変更等があった時に、特
に、重要であり、より好ましくは、各厚膜回路基板、あ
るいは各厚膜回路基板製造用基板毎に行うことが好まし
い。
【0006】しかしながら、前述したように、銅等の厚
膜導体パターンを厚膜抵抗体の側辺部に沿って該側辺部
を被覆するようにして形成した場合には、厚膜抵抗体の
厚膜導体パターンとの接合箇所である側辺部が該厚膜導
体パターンにより隠されてしまうため、両者の位置関係
を確認することが困難なものとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、銅等の不活性または還元雰囲気中で焼成
する金属からなる導体パターン間に設けられた厚膜抵抗
体等の膜状回路素子を有する厚膜回路基板を製造する際
に、該膜状回路素子と導体パターンとの位置関係を容易
に確認することができる厚膜回路基板、その製造方法お
よび厚膜回路基板製造用基板を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板上
に設けられた第1の膜状回路素子と、該第1の膜状回路
素子上に一部延在して前記基板上に設けられた不活性ま
たは還元雰囲気中で焼成する金属からなる第1の導体パ
ターンとを有する厚膜回路基板、が形成されている厚膜
回路基板製造用基板において、前記厚膜回路基板が形成
されていない部分の前記厚膜回路基板製造用基板上に、
前記第1の膜状回路素子と前記第1の導体パターンとの
位置関係を確認するための第2の膜状回路素子と不活性
または還元雰囲気中で焼成する金属からなる第2の導体
パターンとが設けられていることを特徴とする厚膜回路
基板製造用基板が得られる。
【0009】この場合、前記第1および第2の膜状回路
素子が前記厚膜回路基板製造用基板に同時に設けられた
ものであると共に、前記第1および第2の導体パターン
が前記厚膜回路基板製造用基板に同時に設けられたもの
であることが好ましい。
【0010】また、前記第1の導体パターンが前記第1
の膜状回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設
けられている場合には、前記第2の導体パターンは、前
記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子上に延
在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜状回路素子
の側辺部上に部分的に存在する部分を備えて設けられて
いることを特徴とする。
【0011】あるいは、前記第2の導体パターンは、前
記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子の外側
に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜状回路
素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分を備えて
設けられていることを特徴とする。
【0012】あるいは、より好ましくは、前記第2の導
体パターンは、前記第1の導体パターンの前記第1の膜
状回路素子上に延在する部分の幅に対応する幅で前記第
2の膜状回路素子の側辺部上に部分的に存在する部分
と、前記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子
の外側に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜
状回路素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分と
を備えて設けられていることを特徴とする。
【0013】また、本発明によれば、基板上に設けられ
た第1の膜状回路素子と、該第1の膜状回路素子上に一
部延在して前記基板上に設けられた不活性または還元雰
囲気中で焼成する金属からなる第1の導体パターンとを
有する厚膜回路基板の製造方法において、前記厚膜回路
基板が形成される厚膜回路基板製造用基板の前記厚膜回
路基板が形成されない部分上に、前記第1の膜状回路素
子と同時に第2の膜状回路素子を設ける工程と、前記第
1の導体パターンと同時に前記第2の膜状回路素子上に
一部延在する不活性または還元雰囲気中で焼成する金属
からなる第2の導体パターンを設ける工程とを有するこ
とを特徴とする厚膜回路基板の製造方法が得られる。
【0014】また、前記第1の導体パターンを前記第1
の膜状回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設
ける場合には、前記第2の導体パターンを、前記第1の
導体パターンの前記第1の膜状回路素子上に延在する部
分の幅に対応する幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部
上に部分的に存在する部分を備えて設けたことを特徴と
する。
【0015】あるいは、前記第2の導体パターンを、前
記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子の外側
に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜状回路
素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分を備えて
設けたことを特徴とする。
【0016】あるいは、より好ましくは、前記第2の導
体パターンを、前記第1の導体パターンの前記第1の膜
状回路素子上に延在する部分の幅に対応する幅で前記第
2の膜状回路素子の側辺部上に部分的に存在する部分
と、前記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子
の外側に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜
状回路素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分と
を備えて設けたことを特徴とする。
【0017】さらにまた、本発明によれば、基板上に設
けられた第1の膜状回路素子と、該第1の膜状回路素子
上に一部延在して前記基板上に設けられた不活性または
還元雰囲気中で焼成する金属からなる第1の導体パター
ンと、前記第1の膜状回路素子と前記第1の導体パター
ンとの位置関係を確認するための第2の膜状回路素子と
不活性または還元雰囲気中で焼成する金属からなる第2
の導体パターンと、を有することを特徴とする厚膜回路
基板が得られる。
【0018】この場合、前記第1および第2の膜状回路
素子が前記基板に同時に設けられたものであると共に、
前記第1および第2の導体パターンが前記基板に同時に
設けられたものであることが好ましい。
【0019】また、前記第1の導体パターンが前記第1
の膜状回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設
けられている場合には、前記第2の導体パターンは、前
記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子上に延
在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜状回路素子
の側辺部上に部分的に存在する部分を備えて設けられて
いることを特徴とする。
【0020】あるいは、前記第2の導体パターンは、前
記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子の外側
に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜状回路
素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分を備えて
設けられていることを特徴とする。
【0021】あるいは、より好ましくは、前記第2の導
体パターンは、前記第1の導体パターンの前記第1の膜
状回路素子上に延在する部分の幅に対応する幅で前記第
2の膜状回路素子の側辺部上に部分的に存在する部分
と、前記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子
の外側に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜
状回路素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分と
を備えて設けられていることを特徴とする。
【0022】尚、前記不活性または還元雰囲気中で焼成
する金属は、好ましくはCuである。
【0023】また、前記第1および第2の膜状回路素子
として、好ましくは厚膜抵抗体が用いられる。
【0024】
【作用】本発明においては、前記第1の膜状回路素子と
前記第1の導体パターンとの位置関係を確認するための
前記第2の膜状回路素子と前記第2の導体パターンとを
設けたので、これらの第2の膜状回路素子と第2の導体
パターンとの位置関係から、第1の膜状回路素子と前記
第1の導体パターンとの位置関係を確認することができ
る。
【0025】このような位置確認用の第2の膜状回路素
子および第2の導体パターンは、それぞれ前記第1の膜
状回路素子および第1の導体パターンと同時に設けてお
けば、該第2の膜状回路素子および第2の導体パターン
の位置関係を、第1の膜状回路素子および第1の導体パ
ターンの位置関係と精度よく対応させることが可能とな
る。
【0026】そして、前記第1の導体パターンが前記第
1の膜状回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して
設けられるような場合には、前記第2の導体パターン
を、例えば、前記第1の導体パターンの前記第1の膜状
回路素子上に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2
の膜状回路素子の側辺部上に部分的に存在する部分を備
えて設けておけば、該第2の導体パターンの第2の膜状
回路素子の側辺部上に部分的に存在する部分の幅から、
前記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子上に
延在する部分の幅を確認することができ、これにより、
第1の膜状回路素子と第1の導体パターンとの位置関係
を確認することができる。
【0027】あるいは、前記第2の導体パターンを、前
記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子の外側
に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜状回路
素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分を備えて
設けておけば、該第2の導体パターンの第2の膜状回路
素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分の幅か
ら、前記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子
上に延在する部分の幅を確認することができ、これによ
っても、第1の膜状回路素子と第1の導体パターンとの
位置関係を確認することができる。
【0028】そして、より好ましくは、前記第2の導体
パターンを、前記第1の導体パターンの前記第1の膜状
回路素子上に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2
の膜状回路素子の側辺部上に部分的に存在する部分と、
前記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子の外
側に延在する部分の幅に対応する幅で前記第2の膜状回
路素子の側辺部の外側に部分的に張り出した部分との両
部分を備えて設けておけば、これらの部分の幅から、前
記第1の導体パターンの前記第1の膜状回路素子上に延
在する部分の幅と、前記第1の導体パターンの前記第1
の膜状回路素子の外側に延在する部分の幅との両者を確
認することができ、第1の膜状回路素子と第1の導体パ
ターンとの位置関係をより確実に確認することができ
る。
【0029】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明を実
施例に基づいてさらに詳しく説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
平面模式図、図2は図1のII−II線断面図、図3は
図1のIII−III線断面図、図4は第2の実施例の
構成を示す平面模式図、図5は図4のV−V線断面図、
図6は図4のVI−VI線断面図、図7は位置確認用の
厚膜導体パターンのパターン例を示す図である。
【0031】本発明の第1の実施例の厚膜回路基板製造
用基板1は、図1および図2に示すように、セラミック
ス基板2の中央部に同一の配線パターンを有する厚膜回
路基板3が例えば4個形成されており、厚膜回路基板3
が形成されていないセラミックス基板2上の周辺部に銀
−白金合金からなる例えば4組の電極対(41a,41
b)〜(44a,44b)が設けられている。各組の電
極対(41a,41b)〜(44a,44b)は、それ
ぞれセラミックス基板2の略対角線上で対になるように
配置されている。各組の各電極対41a,41b……4
4a,44bの間には、厚膜回路基板3内に形成された
4種類のシート抵抗の酸化ルテニウム系厚膜抵抗体、例
えば71〜74とそれぞれ同時に同一の厚膜抵抗体用ペ
ーストを用いて各組毎に形成された酸化ルテニウム系厚
膜抵抗体51〜54が設けられている。この場合、例え
ば電極対41a,41bのそれぞれに対応して形成され
る酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51は、厚膜回路基板3
内に形成される酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71と基本
的には同一の向きおよび同質のものであり、その両側辺
部を各電極対41a,41b上に延在させて形成されて
いる。他の組の電極対(42a,42b)〜(44a,
44b)に対応する酸化ルテニウム系厚膜抵抗体52〜
54も、これと同様である。
【0032】なお、厚膜抵抗体71および51、72お
よび52、73および53、並びに74および54は、
それぞれ例えば、10Ω/□、100Ω/□、1kΩ/
□、10kΩ/□用の酸化ルテニウム系厚膜抵抗体用ペ
ーストを用いて形成した。
【0033】厚膜回路基板3内のセラミックス基板2上
には、図1および図3に示すように、これに形成された
各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74の両側辺部の
位置に、本実施例では説明を簡略化するために厚膜抵抗
体周辺のみを示した銅からなる厚膜導体パターン6が設
けられている。
【0034】この厚膜回路基板3において、銅からなる
厚膜導体パターン6は、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
71〜74の両側辺部上に一部延在して形成されてい
る。さらに詳しくは、厚膜導体パターン6は、各酸化ル
テニウム系厚膜抵抗体71〜74の両側辺部に沿って該
両側辺部をそれぞれ被覆するようにして延在し、各酸化
ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74の側辺部上に延在す
る部分6aと、該部分6aの外側のセラミックス基板2
上に張り出した部分6bとを有している。
【0035】また、厚膜回路基板製造用基板1の周辺部
のセラミックス基板2上には、図1および図2に示すよ
うに、これに形成された各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
51〜54の両側辺部の位置に、回路基板3内の厚膜導
体パターン6と同時に形成された銅からなる厚膜導体パ
ターン16が設けられている。
【0036】この厚膜導体パターン16は、各酸化ルテ
ニウム系厚膜抵抗体51〜54の両側辺部上の一部に部
分的に延在して形成されている。さらに詳しくは、厚膜
導体パターン16は、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体5
1〜54の両側辺部に沿って該側辺部の一端部寄りの箇
所のみを被覆するようにして延在し、各酸化ルテニウム
系厚膜抵抗体51〜54の側辺部上に部分的に延在する
部分16aと、該部分16aの外側の前記各電極対41
a,41b……44a,44b上に張り出した部分16
bとを有している。従って、各酸化ルテニウム系厚膜抵
抗体51〜54の両側辺部の他端部側の箇所は露出され
ている。
【0037】この場合、図2および図3に示すように、
厚膜導体パターン16の各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
51〜54の側辺部上に存在する部分16aの幅w
a は、その酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54に対
応する酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74の側辺部
を被覆する厚膜導体パターン6の該側辺部上に延在する
部分6aの幅Wa と同一とされている。さらに、これと
同様に、厚膜導体パターン16の各酸化ルテニウム系厚
膜抵抗体51〜54の側辺部上から張り出した部分16
bの幅wb は、その酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜
54に対応する酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74
の側辺部を被覆する厚膜導体パターン6の該側辺部上か
ら張り出した部分6bの幅Wb と同一とされている。
【0038】前記厚膜回路基板製造用基板1および厚膜
回路基板3は、次のようにして製造した。
【0039】まず、あらかじめ用意したセラミックス基
板2の周辺部上に銀−白金合金の導体ペーストをスクリ
ーン印刷により所定のパターンに印刷し、空気中、85
0℃の温度で60分間焼成し、これにより、前記電極対
41a、41b……44a,44bを形成した。
【0040】次に、このように電極対41a、41b…
…44a,44bを形成したセラミックス基板2におい
て、厚膜回路基板3内のセラミックス基板2上およびセ
ラミックス基板2の周辺部の一対の対角部に設けられた
電極対41a,41b上に、10Ω/□用の酸化ルテニ
ウム系厚膜抵抗体用ペーストを、該電極対41aおよび
41bを目合わせマークとして用いてスクリーン印刷に
より同時に所定のパターンに印刷した。
【0041】なお、このような目合わせマークとして
は、互いに略対角線上に配置された電極対(41a,4
1b)〜(44a,44b)の、あらかじめ厚膜回路基
板3内のセラミックス基板2上の所定シート抵抗群と相
対的な位置関係が決められたいずれの組を使用してもよ
く、本実施例では例えば電極対41a,41bの組を使
用した。以下の製造工程においても同様である。
【0042】その後、上記の場合と同様にして、厚膜回
路基板3内および周辺部の他の組の電極対(42a,4
2b)〜(44a,44b)上に夫々100Ω/□、1
kΩ/□、10kΩ/□の酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
ペーストを順次、スクリーン印刷により印刷した。その
後、空気中、850℃の温度で60分間焼成し、これに
より、前記酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74、5
1〜54を形成した。
【0043】次に、厚膜回路基板3内の各酸化ルテニウ
ム系厚膜抵抗体71〜74の両側辺部上およびその周辺
のセラミックス基板2上、並びに周辺部の酸化ルテニウ
ム系厚膜抵抗体51〜54の両側辺部上およびその周辺
の電極対41a、41b……44a,44b上に銅の厚
膜ペーストを、前記電極対(41a,41b)〜(44
a,44b)を目合わせマークとしてスクリーン印刷に
より同時に所定のパターンに印刷し、窒素雰囲気中、6
00℃の温度で45分間焼成した。これにより銅の厚膜
導体パターン6および16を形成して、厚膜回路基板製
造用基板1を得た。この場合、前述したように、厚膜導
体パターン6は、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜
74の両側辺部に沿って該両側辺部をそれぞれ被覆する
ようにして延在して形成され、また、厚膜導体パターン
16は、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54の両
側辺部上の一部に部分的に延在して形成される。さら
に、オーバーコートガラス印刷・焼成、レーザートリミ
ング等を実施し、厚膜回路基板が完成される。また、厚
膜回路基板製造用基板1を分割して4枚の厚膜回路基板
3を得る場合もある。
【0044】このようにして得られた厚膜回路基板製造
用基板1および厚膜回路基板3にあっては、厚膜導体パ
ターン6は、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74
の両側辺部をその全長にわたって被覆しているので、各
酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74と厚膜導体パタ
ーン6との接合範囲あるいは位置関係を確認することは
困難であるものの、本実施例においては、各酸化ルテニ
ウム系厚膜抵抗体71〜74および厚膜導体パターン6
に対応する酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54およ
び厚膜導体パターン16を用いて、各酸化ルテニウム系
厚膜抵抗体71〜74および厚膜導体パターン6の位置
関係を確認することができる。
【0045】すなわち、例えば、酸化ルテニウム系厚膜
抵抗体51上に形成される厚膜導体パターン16にあっ
ては、前述したように、酸化ルテニウム系厚膜抵抗体5
1の両側辺部に沿って該側辺部の一端部寄りの箇所のみ
を被覆して設けられ、該側辺部の他端部の箇所は外部に
露出しているので、酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51の
側辺部上に部分的に延在する部分16aの幅wa と、該
部分16aの外側の前記電極対41aあるいは41b上
に張り出した部分16bの幅wb との両者を容易に測定
することができる。
【0046】一方、前述したように、酸化ルテニウム系
厚膜抵抗体51に対応する酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
71上に形成される厚膜導体パターン6にあっては、そ
の酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71の側辺部上に延在す
る部分6aの幅Wa と、該部分6aの外側のセラミック
ス基板2上に張り出した部分6bの幅Wb とが、それぞ
れ厚膜導体パターン16の酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
51の側辺部上に延在する部分16aの幅wa と、その
外側に張り出した部分16bの幅wb と同一となるよう
に形成されている。なお、このような形成は、前述のよ
うに、互いに対応する酸化ルテニウム系厚膜抵抗体5
1,71を同時に形成し、さらに、これらに対応する厚
膜導体パターン16,6を同時に形成するようにするこ
とにより、容易に行うことができる。
【0047】従って、厚膜導体パターン16の前記部分
16a,16bの幅wa ,wb を測定すれば、厚膜導体
パターン6の前記部分6a,6bの幅Wa ,Wb を把握
することができ、これにより、酸化ルテニウム系厚膜抵
抗体71とその両側辺部に位置する厚膜導体パターン6
との接合範囲、あるいは位置関係を確認することができ
る。なお、このような位置関係の確認に際しては、前記
一組の電極41a,41b上にそれぞれ形成された酸化
ルテニウム系厚膜抵抗体51,51および厚膜導体パタ
ーン16のいずれか一方の組を用いればよいが、両者を
用いた場合には、酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71とそ
の両側辺部に位置する厚膜導体パターン6との位置関係
をより確実に確認することができる。
【0048】これと同様にして、他の酸化ルテニウム系
厚膜抵抗体72〜74とその両側辺部に位置する厚膜導
体パターン6との位置関係についても、これらにそれぞ
れ対応する酸化ルテニウム系厚膜抵抗体52〜54およ
びその両側辺部に位置する厚膜導体パターン16を用い
て確認することができる。
【0049】本実施例では、各酸化ルテニウム系厚膜抵
抗体72〜74とその両側辺部に位置する厚膜導体パタ
ーン6との位置関係の確認をより確実なものとするため
に、厚膜導体パターン16の前記部分16a,16bの
両者の幅wa ,wb が厚膜導体パターン6の前記部分6
a,6bの幅Wa ,Wb に一致するように厚膜導体パタ
ーン16を形成したが、必ずしも両者を一致させる必要
はなく、いずれか一方のみを一致させるようにしてもよ
い。これは、厚膜導体パターン6の全幅は、あらかじめ
所定の値に定まっているので、これに対応する厚膜導体
パターン16の前記部分16a,16bのいずれか一方
の幅wa ,wb が判れば、これから厚膜導体パターン6
の前記部分6a,6bの幅Wa ,Wb を把握することが
できるからである。
【0050】なお、本実施例においては、予め電極対4
1a,41b……44a,44bを設けているから厚膜
回路基板3内の各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜7
4に対応して、これと同時に形成される各酸化ルテニウ
ム系厚膜抵抗体51〜54は、前記電極対41a,41
b……44a,44b上に形成されることになる。従っ
て、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54の抵抗値
をこれに対応する電極対41a,41b……44a,4
4bを介して測定すれば、銅からなる厚膜導電パターン
6を設ける前に、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜
74の抵抗値を厚膜抵抗体71〜74の形成段階で先行
確認することも可能である。
【0051】本発明の第2の実施例の厚膜回路基板製造
用基板11は、図4および図5に示すように、セラミッ
クス基板2の中央部に同一の配線パターンを有する厚膜
回路基板12が4個形成されており、厚膜回路基板12
が形成されていないセラミックス基板2上の周辺部に、
厚膜回路基板12内に形成される銀−白金合金からなる
厚膜導体パターン13と同時に形成された銀−白金合金
からなる4組の電極対(41a,41b)〜(44a,
44b)が前記第1の実施例と同様に設けられている。
各組の各電極対41a,41b……44a,44bの間
には、厚膜回路基板12内に形成された4個の酸化ルテ
ニウム系厚膜抵抗体71〜74とそれぞれ同時に同一の
厚膜抵抗体用ペーストを用いて各組毎に形成された酸化
ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54が設けられている。
この場合、厚膜抵抗体71および51、72および5
2、73および53、並びに74および54は、それぞ
れ例えば、10Ω/□、100Ω/□、1kΩ/□、1
0kΩ/□用の酸化ルテニウム系厚膜抵抗体用ペースト
を用いて同一形状に形成した。
【0052】厚膜回路基板12は、図4および図6に示
すように、セラミックス基板2上に設けられた銀−白金
合金からなる厚膜導体パターン13上の一部に厚膜絶縁
層14が形成され、厚膜絶縁層14上に銅からなる厚膜
導体パターン6が設けられている。
【0053】この銅からなる厚膜導体パターン6は、前
記第1の実施例と同様に、厚膜回路基板12のセラミッ
クス基板2上に形成された各酸化ルテニウム系厚膜抵抗
体71〜74の両側辺部に沿って該両側辺部をそれぞれ
被覆するようにして延在し、各酸化ルテニウム系厚膜抵
抗体71〜74の側辺部上に延在する部分6aと、該部
分6aの外側のセラミックス基板2上に張り出した部分
6bとを有している。
【0054】また、厚膜回路基板製造用基板11の周辺
部のセラミックス基板2上には、図4および図5に示す
ように、これに形成された各酸化ルテニウム系厚膜抵抗
体51〜54の両側辺部の位置に、前記各酸化ルテニウ
ム系厚膜抵抗体71〜74に対応する厚膜導体パターン
6と同時に形成された銅からなる厚膜導体パターン16
が設けられている。
【0055】この厚膜導体パターン16は、前記第1の
実施例と同様に、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜
54の両側辺部に沿って該側辺部の一端部寄りの箇所の
みを被覆するようにして延在し、各酸化ルテニウム系厚
膜抵抗体51〜54の側辺部上に部分的に延在する部分
16aと、該部分16aの外側の前記各電極対41a,
41b……44a,44b上に張り出した部分16bと
を有している。そして、図5および図6に示すように、
厚膜導体パターン16の各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
51〜54の側辺部上に存在する部分16aの幅w
a は、その酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54に対
応する酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74に側辺部
を被覆する厚膜導体パターン6の該側辺部上に延在する
部分6aの幅Wa と同一とされ、さらに、厚膜導体パタ
ーン16の各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54の
側辺部上から張り出した部分16bの幅wb は、その酸
化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54に対応する酸化ル
テニウム系厚膜抵抗体71〜74に側辺部を被覆する厚
膜導体パターン6の該側辺部上から張り出した部分6b
の幅Wb と同一とされている。
【0056】前記厚膜回路基板製造用基板11および厚
膜回路基板12は、次のようにして製造した。
【0057】まず、セラミックス基板2上に銀−白金合
金の導体ペーストをスクリーン印刷により所定のパター
ンに印刷し、空気中、850℃の温度で60分間焼成し
て、電極対41a,41b……44a,44bおよび銀
−白金合金からなる厚膜導体パターン13を形成した。
次に、銀−白金合金からなる厚膜導体パターン13上に
絶縁ガラスをスクリーン印刷により所定のパターンに印
刷し、空気中、850℃の温度で焼成して、厚膜絶縁層
14を形成した。なお、絶縁ガラスの印刷、焼成は3回
繰り返して行い焼成後の膜厚が40〜50μmとなるよ
うにした。
【0058】次に、セラミックス基板2の厚膜回路基板
12内および周辺部の一対の対角部に設けられた電極対
41a,41b上に、10Ω/□用の酸化ルテニウム系
厚膜抵抗体用ペーストを、例えば、該電極対41aおよ
び41bを目合わせマークとして用いてスクリーン印刷
により同時に所定のパターンに印刷した。
【0059】その後、上記の場合と同様にして、厚膜回
路基板12内および周辺部の他の組の電極対(42a,
42b)〜(44a,44b)上に夫々100Ω/□、
1kΩ/□、10kΩ/□の酸化ルテニウム系厚膜抵抗
体ペーストを順次、前記電極対41aおよび41bを目
合わせマークとして用いてスクリーン印刷により印刷し
た。その後、空気中、850℃の温度で60分間焼成
し、これにより、前記酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71
〜74、51〜54を形成した。
【0060】次に、厚膜回路基板12内の各酸化ルテニ
ウム系厚膜抵抗体71〜74の両側辺部およびその周辺
のセラミックス基板2上、並びに周辺部の酸化ルテニウ
ム系厚膜抵抗体51〜54の両側辺部およびその周辺の
電極対41a、41b……44a,44b上に銅の厚膜
ペーストを、前記電極対(41a、41b)〜(44
a、44b)を目合わせマークとしてスクリーン印刷に
より同時に所定のパターンに印刷し、窒素雰囲気中、6
00℃の温度で45分間焼成した。これにより銅の厚膜
導体パターン6および16を形成して、厚膜回路基板製
造用基板11を得た。この場合、前述したように、厚膜
導体パターン6は、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71
〜74の両側辺部に沿って該両側辺部をそれぞれ被覆す
るようにして延在して形成され、また、厚膜導体パター
ン16は、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54の
両側辺部上の一部に部分的に延在して形成される。さら
に、第1の実施例と同様にオーバーコートガラスの印刷
・焼成、レーザートリミング等を実施し、厚膜回路基板
が完成される。また、厚膜回路基板製造用基板11を分
割して4枚の厚膜回路基板12を得る場合もある。
【0061】このようにして得られた厚膜回路基板製造
用基板11および厚膜回路基板12にあっては、前記第
1の実施例と全く同様にして、各酸化ルテニウム系厚膜
抵抗体71〜74および厚膜導体パターン6に対応する
酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54および厚膜導体
パターン16を用いて、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
71〜74および厚膜導体パターン6の位置関係を確認
することができる。すなわち、各酸化ルテニウム系厚膜
抵抗体71〜74および厚膜導体パターン6の位置関係
を確認する際には、そのそれぞれに対応する厚膜導体パ
ターン16の酸化ルテニウム系厚膜抵抗体51〜54の
側辺部上に延在する部分16aの幅wa およびその外側
に張り出した部分16bの幅wb の両者、あるいはいず
れか一方を測定すれば、これから、厚膜導体パターン6
の各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74の側辺部上
に延在する部分6aの幅Wa およびその外側に張り出し
た部分16bの幅Wb を把握することができ、これによ
り、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74および厚
膜導体パターン6の位置関係を確認することができる。
【0062】なお、この第2の実施例においても、前記
第1の実施例と同様に、酸化ルテニウム系厚膜抵抗体7
1〜74および51〜54の形成段階において、酸化ル
テニウム系厚膜抵抗体51〜54の抵抗値をこれに対応
する電極対41a、41b……44a,44bを介して
測定すれば、各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体71〜74
の抵抗値を先行確認することが可能である。
【0063】以上説明した各実施例においては、位置確
認用の厚膜導体パターン16を、図1および図4に示し
たように、位置確認用の各酸化ルテニウム系厚膜抵抗体
51〜54の対角線上に配置するようにしたが、このよ
うな配置パターンに限らず、図7に示すように、種々の
配置パターンが挙げられる。図7に示すいずれの配置パ
ターンとしても、厚膜導体パターン16の酸化ルテニウ
ム系厚膜抵抗体51〜54上に存在する部分の幅とその
外側に張り出した部分の幅とを容易に測定することがで
きることは明らかである。
【0064】また、以上説明した各実施例においては、
電極対41a,41b……44a,44b、酸化ルテニ
ウム系厚膜抵抗体51〜54、および銅の厚膜導体パタ
ーン16をセラミックス基板2上の周辺部に形成した
が、厚膜回路基板3,12内にこれらを設ける余地があ
るときは厚膜回路基板3,12内に設けてもよいことは
もちろんである。
【0065】
【発明の効果】本発明において、厚膜回路基板内の第1
の膜状回路素子と第1の導体パターンとの位置関係を確
認するための第2の膜状回路素子および第2の導体パタ
ーンを設けることにより、この第2の膜状回路素子およ
び第2の導体パターンの位置関係を確認すれば、第1の
膜状回路素子と第1の導体パターンとの位置関係を容易
に確認することができる。
【0066】そして、このような位置確認用の第2の膜
状回路素子および第2の導体パターンは、それぞれ第1
の膜状回路素子および第1の導体パターンと同時に設け
ておけば、該第2の膜状回路素子および第2の導体パタ
ーンの位置関係を、第1の膜状回路素子および第1の導
体パターンの位置関係と精度よく対応させることがで
き、第1の膜状回路素子と第1の導体パターンとの位置
関係を精度よく確認することができる。
【0067】また、特に、第1の導体パターンが前記第
1の膜状回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して
設けられるような場合には、位置確認用の第2の導体パ
ターンを、第1の導体パターンの第1の膜状回路素子上
に延在する部分の幅に対応する幅で位置確認用の第2の
膜状回路素子の側辺部上に部分的に存在する部分を備え
て設け、あるいは、第1の導体パターンの第1の膜状回
路素子の外側に延在する部分の幅に対応する幅で位置確
認用の第2の膜状回路素子の側辺部の外側に部分的に張
り出した部分を備えて設けておけば、位置確認用の第2
の導体パターンの第2の膜状回路素子の側辺部上に存在
する部分、あるいは、その外側に張り出した部分を容易
に測定することができ、これにより、第1の膜状回路素
子と第1の導体パターンとの位置関係を容易に確認する
ことができる。
【0068】そして、このとき、第1の導体パターンに
対応して、第2の導体パターンの第2の膜状回路素子の
側辺部上に部分的に存在する部分およびその外側に張り
出した部分の両者を設けておけば、第1の膜状回路素子
と第1の導体パターンとの位置関係をより確実に確認す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる厚膜回路基板製造用基板の一実
施例の構成を示す平面模式図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】本発明に係わる厚膜回路基板製造用基板の他の
実施例の構成を示す平面模式図。
【図5】図4のV−V線断面図。
【図6】図4のVI−VI線断面図。
【図7】図7は位置確認用の厚膜導体パターンの配置パ
ターン例を示す図。
【符号の説明】
1、11…厚膜回路基板製造用基板、 2…セラミック
ス基板、3、12…厚膜回路基板、 6、16…銅から
なる厚膜導体パターン、51〜54、71〜74…厚膜
抵抗体。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に設けられた第1の膜状回路素子
    と、該第1の膜状回路素子上に一部延在して前記基板上
    に設けられた不活性または還元雰囲気中で焼成する金属
    からなる第1の導体パターンとを有する厚膜回路基板、
    が形成されている厚膜回路基板製造用基板において、前
    記厚膜回路基板が形成されていない部分の前記厚膜回路
    基板製造用基板上に、前記第1の膜状回路素子と前記第
    1の導体パターンとの位置関係を確認するための第2の
    膜状回路素子と不活性または還元雰囲気中で焼成する金
    属からなる第2の導体パターンとが設けられていること
    を特徴とする厚膜回路基板製造用基板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の厚膜回路基板製造用基板に
    おいて、前記第1および第2の膜状回路素子が前記厚膜
    回路基板製造用基板に同時に設けられたものであると共
    に、前記第1および第2の導体パターンが前記厚膜回路
    基板製造用基板に同時に設けられたものであることを特
    徴とする厚膜回路基板製造用基板。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の厚膜回路基板製造
    用基板において、前記第1の導体パターンが前記第1の
    膜状回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設け
    られ、前記第2の導体パターンは、前記第1の導体パタ
    ーンの前記第1の膜状回路素子上に延在する部分の幅に
    対応する幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部上に部分
    的に存在する部分を備えて設けられていることを特徴と
    する厚膜回路基板製造用基板。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の厚膜回路基板製造
    用基板において、前記第1の導体パターンが前記第1の
    膜状回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設け
    られ、前記第2の導体パターンは、前記第1の導体パタ
    ーンの前記第1の膜状回路素子の外側に延在する部分の
    幅に対応する幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部の外
    側に部分的に張り出した部分を備えて設けられているこ
    とを特徴とする厚膜回路基板製造用基板。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載の厚膜回路基板製造
    用基板において、前記第1の導体パターンが前記第1の
    膜状回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設け
    られ、前記第2の導体パターンは、前記第1の導体パタ
    ーンの前記第1の膜状回路素子上に延在する部分の幅に
    対応する幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部上に部分
    的に存在する部分と、前記第1の導体パターンの前記第
    1の膜状回路素子の外側に延在する部分の幅に対応する
    幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部の外側に部分的に
    張り出した部分とを備えて設けられていることを特徴と
    する厚膜回路基板製造用基板。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の厚膜回
    路基板製造用基板において、前記不活性または還元雰囲
    気中で焼成する金属はCuであることを特徴とする厚膜
    回路基板製造用基板。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の厚膜回
    路基板製造用基板において、前記第1および第2の膜状
    回路素子は、厚膜抵抗体であることを特徴とする厚膜回
    路基板製造用基板。
  8. 【請求項8】基板上に設けられた第1の膜状回路素子
    と、該第1の膜状回路素子上に一部延在して前記基板上
    に設けられた不活性または還元雰囲気中で焼成する金属
    からなる第1の導体パターンとを有する厚膜回路基板の
    製造方法において、前記厚膜回路基板が形成される厚膜
    回路基板製造用基板の前記厚膜回路基板が形成されない
    部分上に、前記第1の膜状回路素子と同時に第2の膜状
    回路素子を設ける工程と、前記第1の導体パターンと同
    時に前記第2の膜状回路素子上に一部延在する不活性ま
    たは還元雰囲気中で焼成する金属からなる第2の導体パ
    ターンを設ける工程とを有することを特徴とする厚膜回
    路基板の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の厚膜回路基板の製造方法に
    おいて、前記第1の導体パターンを前記第1の膜状回路
    素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設け、前記第
    2の導体パターンを、前記第1の導体パターンの前記第
    1の膜状回路素子上に延在する部分の幅に対応する幅で
    前記第2の膜状回路素子の側辺部上に部分的に存在する
    部分を備えて設けたことを特徴とする厚膜回路基板の製
    造方法。
  10. 【請求項10】請求項8記載の厚膜回路基板の製造方法
    において、前記第1の導体パターンを前記第1の膜状回
    路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設け、前記
    第2の導体パターンを、前記第1の導体パターンの前記
    第1の膜状回路素子の外側に延在する部分の幅に対応す
    る幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部の外側に部分的
    に張り出した部分を備えて設けたことを特徴とする厚膜
    回路基板の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項8記載の厚膜回路基板の製造方法
    において、前記第1の導体パターンを前記第1の膜状回
    路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設け、前記
    第2の導体パターンを、前記第1の導体パターンの前記
    第1の膜状回路素子上に延在する部分の幅に対応する幅
    で前記第2の膜状回路素子の側辺部上に部分的に存在す
    る部分と、前記第1の導体パターンの前記第1の膜状回
    路素子の外側に延在する部分の幅に対応する幅で前記第
    2の膜状回路素子の側辺部の外側に部分的に張り出した
    部分とを備えて設けたことを特徴とする厚膜回路基板の
    製造方法。
  12. 【請求項12】請求項8乃至11のいずれかに記載の厚
    膜回路基板の製造方法において、前記第1および第2の
    膜状回路素子は、厚膜抵抗体であることを特徴とする厚
    膜回路基板の製造方法。
  13. 【請求項13】基板上に設けられた第1の膜状回路素子
    と、該第1の膜状回路素子上に一部延在して前記基板上
    に設けられた不活性または還元雰囲気中で焼成する金属
    からなる第1の導体パターンと、前記第1の膜状回路素
    子と前記第1の導体パターンとの位置関係を確認するた
    めの第2の膜状回路素子と不活性または還元雰囲気中で
    焼成する金属からなる第2の導体パターンと、を有する
    ことを特徴とする厚膜回路基板。
  14. 【請求項14】請求項13記載の厚膜回路基板におい
    て、前記第1および第2の膜状回路素子が前記基板に同
    時に設けられたものであると共に、前記第1および第2
    の導体パターンが前記基板に同時に設けられたものであ
    ることを特徴とする厚膜回路基板。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載の厚膜回路基
    板において、前記第1の導体パターンが前記第1の膜状
    回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設けら
    れ、前記第2の導体パターンは、前記第1の導体パター
    ンの前記第1の膜状回路素子上に延在する部分の幅に対
    応する幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部上に部分的
    に存在する部分を備えて設けられていることを特徴とす
    る厚膜回路基板。
  16. 【請求項16】請求項13または14記載の厚膜回路基
    板において、前記第1の導体パターンが前記第1の膜状
    回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設けら
    れ、前記第2の導体パターンは、前記第1の導体パター
    ンの前記第1の膜状回路素子の外側に延在する部分の幅
    に対応する幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部の外側
    に部分的に張り出した部分を備えて設けられていること
    を特徴とする厚膜回路基板。
  17. 【請求項17】請求項13または14記載の厚膜回路基
    板において、前記第1の導体パターンが前記第1の膜状
    回路素子の側辺部に沿って該側辺部を被覆して設けら
    れ、前記第2の導体パターンは、前記第1の導体パター
    ンの前記第1の膜状回路素子上に延在する部分の幅に対
    応する幅で前記第2の膜状回路素子の側辺部上に部分的
    に存在する部分と、前記第1の導体パターンの前記第1
    の膜状回路素子の外側に延在する部分の幅に対応する幅
    で前記第2の膜状回路素子の側辺部の外側に部分的に張
    り出した部分とを備えて設けられていることを特徴とす
    る厚膜回路基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0909117A2 (en) * 1997-10-08 1999-04-14 Delco Electronics Corporation Method of making thick film circuits
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