JPH0526754U - インストルメントパネルの衝撃吸収構造 - Google Patents

インストルメントパネルの衝撃吸収構造

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JPH0526754U
JPH0526754U JP7665291U JP7665291U JPH0526754U JP H0526754 U JPH0526754 U JP H0526754U JP 7665291 U JP7665291 U JP 7665291U JP 7665291 U JP7665291 U JP 7665291U JP H0526754 U JPH0526754 U JP H0526754U
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JP
Japan
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instrument panel
steering
column
shock
core
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Withdrawn
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JP7665291U
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積 山本
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝突して衝撃力が加わってもステアリングコ
ラムおよびコラムカバーがその衝撃を受けて移動して衝
撃エネルギを吸収し、衝撃吸収機能を十分に発揮できる
衝撃吸収構造を提供する。 【構成】 インストルメントパネルコア7に車室内側に
突出する突出コア部21を設け、この突出コア部21に
は、その先端部23および側部に折曲加工による段差部
24,27を設けるとともに、その段差部24,27に
開口孔28を穿設する。そして、この突出コア部21に
ステアリングコラム10が衝撃荷重を受けて前方へ移動
したときコラムカバー13の段部15との衝突によって
破断して衝撃を吸収する衝撃吸収部29を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車の衝突時における乗員を保護するインストルメントパネ ルの衝撃吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は自動車のインストルメントパネル1を示すもので、このインストルメ ントパネル1には各種メータ等を設けた計器盤2、各種スイッチ3、センタベン チレータ4およびサイドベンチレータ5等が設けられている。
【0003】 インストルメントパネル1は、通常は合成樹脂成形品からなり、機械的強度が 弱く、図5に示すように車体に対して固定されている。すなわち、6はデッキク ロスメンバであり、左右のフロントピラー(図示しない)に固定されている。
【0004】 このデッキクロスメンバ6には金属板からなるインストルメントパネルコア7 が固定され、このインストルメントパネルコア7に対してインストルメントパネ ル1が取り付けられている。インストルメントパネルコア7の下縁部には車室内 側に突出する突出コア部8が一体に設けられており、この突出コア部8はインス トルメントパネル1の裾部1aによって覆われている。
【0005】 また、前記デッキクロスメンバ6にはブラケット9が設けられ、このブラケッ ト9にはステアリングコラム10が固定されている。このステアリングコラム1 0にはステアリングシャフト11が回転自在に支持され、この一端部にはステア リングホイール12が設けられ、他端部はステアリングユニット(図示しない) に連動している。
【0006】 前記ステアリングコラム10の上端部にはウインカーレバー、ワイパレバーの 基端部が取り付けられるとともに、これらレバーによって作動する各種スイッチ 等の機器が設けられる。したがって、この機器類を包容するコラムカバー13が 設けられている。
【0007】 このコラムカバー13は合成樹脂成形品からなり、その上面部は前記インスト ルメントパネル1の裾部1aおよび突出コア部8との干渉を防止するために凹部 14が設けられている。したがって、この凹部14によってコラムカバー13に 前記突出コア部8と対向する段部15が形成されている。
【0008】 また、前述のように構成されたステアリングコラム10には衝突時の乗員の保 護の目的から衝撃吸収機能を備えている。すなわち、衝突時に乗員の胸がステア リングホイール12に衝突して衝撃力Aが加わったとき、ステアリングコラム1 0がその衝撃を受けて矢印B方向に移動して衝撃エネルギを吸収するようになっ ている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述のように構成されたインストルメントパネル1であると、衝 突時に乗員の胸がステアリングホイール12に衝突して衝撃力Aが加わったとき 、ステアリングコラム10がその衝撃を受けて矢印B方向に移動すると、コラム カバー13も一緒に同方向に移動する。
【0010】 したがって、コラムカバー13の段部15が剛性の高いインストルメントパネ ルコア6の突出コア部8に衝突し、コラプス荷重値が高くなり、衝撃エネルギを 十分に吸収することができないという問題がある。
【0011】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 衝突時に乗員がステアリングホイールに衝突して衝撃力Aが加わったときステア リングコラムおよびコラムカバーがその衝撃を受けて矢印B方向に移動して衝撃 エネルギを吸収し、衝撃吸収機能を十分に発揮できるインストルメントパネルの 衝撃吸収構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記目的を達成するために、デッキクロスメンバと、このデッ キクロスメンバに固定された下縁部に車室内側に突出する突出コア部を有したイ ンストルメントパネルコアと、このインストルメントパネルコアを覆うように設 けられ計器盤、各種スイッチおよびベンチレータ等が設けられるインストルメン トパネルと、前記デッキクロスメンバに固定されたステアリングコラムと、この ステアリングコラムに回転自在に支持され一端部にステアリングホイールを有し 、他端部をステアリングユニットに連動させたステアリングシャフトと、前記ス テアリングコラムに設けられ機器類を包容するとともに前記突出コア部に対向す る段部を有したコラムカバーとからなり、
【0013】 前記突出コア部には、その先端部および側部に折曲加工による段差を有すると ともに、その段差部に開口孔を有し、前記ステアリングコラムが衝撃荷重を受け て前方へ移動したときコラムカバーの段部との衝突によって破断して衝撃を吸収 する衝撃吸収部を設けたことにある。
【0014】
【作用】
衝突時に乗員の身体がステアリングホイールに衝突して衝撃力Aが加わった とき、ステアリングコラムがその衝撃を受けて矢印B方向に移動すると、コラム カバーも一緒に同方向に移動する。したがって、コラムカバーの段部がインスト ルメントパネルコアの突出コア部に衝突すると、突出コア部は、先端部および側 部に折曲加工による段差を有するとともに、その段差部に開口孔を有しているた め、機械的強度が弱く、コラムカバーの段部との衝突によって破断して衝撃を吸 収する。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明するが、従来と同一構成部 分は同一番号を付して説明を省略する。
【0016】 図1〜図3に示すように、デッキクロスメンバ6に固定された金属板からなる インストルメントパネルコア7には車室内側に突出する突出コア部21が一体に 設けられており、この突出コア部21はインストルメントパネル1の裾部1aに よって覆われている。
【0017】 前記突出コア部21の基端部22と先端部23は折曲加工により段差部24を 有しており、この先端部23には下側にコ字状に折曲した折曲部25が設けられ ている。前記先端部23の両側部26,26は下側へL字状に折曲された段差部 27が設けられている。
【0018】 さらに、前記段差部24および27には隣接する両側面に跨がって開口する矩 形状の複数個の開口孔28…が設けられている。すなわち、複数個の開口孔28 …によって突出コア部21が衝撃を受けたときに破断しやすく形成し、破断に伴 う変形によって衝撃力を吸収する衝撃吸収部29を形成している。
【0019】 また、前記突出コア部21の段差部24は先端部23が衝撃を受けたときに基 端部22の下側に潜り込んで破断するようにしたものであって、破断しやすく、 衝撃荷重値の低減が図れるように形成している。
【0020】 車両の衝突時に乗員の身体がステアリングホイール12に衝突して衝撃力Aが 加わったとき、ステアリングコラム10がその衝撃を受け、衝撃吸収機能が作用 して矢印B方向に移動し、コラムカバー13も一緒に同方向に移動する。
【0021】 したがって、コラムカバー13の段部15がインストルメントパネルコア6の 突出コア部21に衝突する。この場合、突出コア部21の先端部23に対してコ ラムカバー13の段部15が衝突し、その衝撃力によって開口孔28を有した段 差部24,27が破断し、突出コア部21の先端部23は基端部22の下側へ潜 り込んで破断する。
【0022】 この結果、ステアリングコラム10の衝撃吸収機能が十分に作用して矢印B方 向に移動し、コラムカバー13も突出コア部21を破断しながら同方向に移動す るため、衝撃吸収機能を十分に発揮して衝撃エネルギを吸収することになる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、インストルメントパネルコアの一 部を破断しやすい構造に形成することによって、衝突時に乗員がステアリングホ イールに衝突して衝撃力が加わってもステアリングコラムおよびコラムカバーが その衝撃を受けて移動して衝撃エネルギを吸収する。したがって、衝撃吸収機能 を十分に発揮でき、安全性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わるインストルメント
パネルの衝撃吸収構造の縦断側面図。
【図2】同実施例に係わるインストルメントパネルコア
の斜視図。
【図3】(a)は図2のa−a線に沿う断面図、(b)
は図2のb−b線に沿う断面図。
【図4】一般的なインストルメントパネルの斜視図。
【図5】従来のインストルメントパネルの縦断側面図。
【符号の説明】
1…インストルメントパネル、6…デッキクロスメン
バ、7…インストルメントパネルコア、10…ステアリ
ングコラム、11…ステアリングシャフト、12…ステ
アリングホイール、13…コラムカバー、15…段部、
21…突出コア部、23…先端部、24,27…段差
部、28…開口孔、29…衝撃吸収部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキクロスメンバと、このデッキクロ
    スメンバに固定された下縁部に車室内側に突出する突出
    コア部を有したインストルメントパネルコアと、このイ
    ンストルメントパネルコアを覆うように設けられ計器
    盤、各種スイッチおよびベンチレータ等が設けられるイ
    ンストルメントパネルと、前記デッキクロスメンバに固
    定されたステアリングコラムと、このステアリングコラ
    ムに回転自在に支持され一端部にステアリングホイール
    を有し、他端部をステアリングユニットに連動させたス
    テアリングシャフトと、前記ステアリングコラムに設け
    られ機器類を包容するとともに前記突出コア部に対向す
    る段部を有したコラムカバーとからなり、前記突出コア
    部には、その先端部および側部に折曲加工による段差を
    有するとともに、その段差部に開口孔を有し、前記ステ
    アリングコラムが衝撃荷重を受けて前方へ移動したとき
    コラムカバーの段部との衝突によって破断して衝撃を吸
    収する衝撃吸収部を設けたことを特徴とするインストル
    メントパネルの衝撃吸収構造。
JP7665291U 1991-09-24 1991-09-24 インストルメントパネルの衝撃吸収構造 Withdrawn JPH0526754U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7665291U JPH0526754U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 インストルメントパネルの衝撃吸収構造

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JP7665291U JPH0526754U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 インストルメントパネルの衝撃吸収構造

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JPH0526754U true JPH0526754U (ja) 1993-04-06

Family

ID=13611338

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7665291U Withdrawn JPH0526754U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 インストルメントパネルの衝撃吸収構造

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JP (1) JPH0526754U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073053A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 トヨタ自動車株式会社 ステアリングコラム装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013073053A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 トヨタ自動車株式会社 ステアリングコラム装置

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Legal Events

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Effective date: 19951130