JPH0526697B2 - - Google Patents

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JPH0526697B2
JPH0526697B2 JP61022986A JP2298686A JPH0526697B2 JP H0526697 B2 JPH0526697 B2 JP H0526697B2 JP 61022986 A JP61022986 A JP 61022986A JP 2298686 A JP2298686 A JP 2298686A JP H0526697 B2 JPH0526697 B2 JP H0526697B2
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JP
Japan
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reflector
steering
sub
level
lamp
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JP61022986A
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Hiromi Shibata
Atsushi Toda
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
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Priority to FR868613537A priority patent/FR2587947B1/fr
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Priority to KR1019860008234A priority patent/KR920004780B1/ko
Priority to DE19863633179 priority patent/DE3633179A1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハンドル操舵に連動して灯光手段の
照射方向を可変する車輛用コーナリングランプシ
ステムに関するものである。
〔従来の技術〕
車輛、殊に自動車には夜間前方を照射するため
の灯光手段として、前面左右に各々前照灯を備え
ているが、この前照灯は自動車の正面のみを固定
して照射するものであり、カーブに差し掛つた場
合等は自動車の進行方向を充分照射し得ない状態
となる。つまり、カーブを曲がるコーナリングの
際等において、実際に進もうとする進行方向への
充分な照射がなされず、危険の生ずる虞れがあつ
た。
そこで、このような問題を改善するために、従
来より、自動車のハンドル操舵に連動させて前照
灯の照射方向を可変し、進行方向を照射するよう
に構成したコーナリングランプシステムが提案さ
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このような従来のコーナリング
ランプシステムによると、ハンドル操舵を行なう
前に前照灯の照射方向を可変することができない
ために、例えば交差点を右折する時などは、対向
車線の無燈火の自転車や、横断歩道上の歩行者の
発見が遅れる等の問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、光源の背面側に回転可能に配置されたサブ
リフレクタおよび、このサブリフレクタの背面側
に固定的に配置され光源からの光を反射して正面
方向へ向けるメインリフレクタを有してなる灯光
手段と、一方側および他方側へのハンドル操舵に
連動して操舵量に応じたアツプ信号およびダウン
信号を送出する操舵量検出手段と、この操舵検出
手段からのアツプ信号およびダウン信号に基づい
てそのカウント値をアツプおよびダウンするカウ
ンタ手段と、このカウンタ手段でのカウント値に
応じてサブリフレクタを回転移動させ、このサブ
リフレクタの反射する光源からの光の照射方向を
可変する照射方向可変手段と、サブリフレクタの
反射する光源からの光の反射方向を、カウンタ手
段でのカウント値とは無関係に、方向指示手段作
動期間中継続して方向指示側の最大振れ角度位置
に固定する照射方向固定手段とを備えている。
〔作用〕
従つてこの発明によれば、ハンドル操舵を行う
前に方向指示側の走行路を照射することが可能と
なる。この際、メインリフレクタの反射光による
正面方向への照射が継続されたままの状態で、サ
ブリフレクタの反射光の照射方向が方向指示側の
最大振れ角度位置に固定される。
〔実施例〕
以下、本発明に係る車輛用コーナリングランプ
システムを詳細に説明する。第1図は、このコー
ナリングランプシステムの一実施例を示す回路構
成図でらる。同図において、1はハンドル連動の
スリツト円板(図示せず)に取着されたフオトセ
ンサ、2はこのフオトセンサ1の送出する電気信
号を処理する処理回路、3はこの処理回路2の送
出する処理信号に基づいて自動車の前面右側に備
え付けられた図示せぬ前照灯(以下、右ランプと
呼ぶ)を駆動する右ランプ駆動ユニツト、4は同
じく処理回路2の送出する処理信号に基づいて自
動車の前面左側に備え付けられた図示せぬ前照灯
(以下、左ランプと呼ぶ)を駆動する左ランプ駆
動ユニツト、5は直流電源、6はターン信号生成
回路、7は方向指示装置である。
フオトセンサ1は、発光ダイオード11、フオ
トトランジスタ12および抵抗R1、R2よりなる
第1のフオト・インタラプタ13と、発光ダイオ
ード14、フオトトランジスタ15および抵抗
R3、R4よりなる第2のフオト・インタラプタ1
6とから構成されており、フオトセンサ1の出力
端子17および18には、自動車のハンドル操舵
に連動して、第2図aおよびbに示すような
「1」レベルおよび「0」レベルの交互する同一
波形のパルス状電気信号が発生するようになつて
いる。すなわち、ハンドルを中立点より時計方向
へ回転(右回転)することによつて、0°を中心と
する正方向の電気信号が、反時計方向へ回転(左
回転)することによつて、0°を中心とする負方向
の電気信号が発生するようになつており、aは出
力端子17に発生する電気信号を、bは出力端子
18に発生する電気信号を示している。出力端子
17に発生する電気信号は、出力端子18に発生
する電気信号よりも位相が90°進んでおり、ハン
ドルが中立点にある時、即ち第2図における0°の
時、出力端子18に発生する電気信号は「1」レ
ベルより「0」レベルへ、あるいは「0」レベル
から「1」レベルへと変化する立ち下がりあるい
は立ち上がり時期にあり、出力端子17に発生す
る電気信号は「0」レベル状態にある。
一方、処理回路2は、ナンドゲート21,2
2、インバータ23、R・Sフリツプフロツプ回
路24,25、アンドゲート26,27、UP/
DOWNカウンタ28およびデコーダ/ドライバ
29,30により構成されており、フリツプフロ
ツプ回路24および25は負論理入力のオアゲー
ト241,242および251,252により構
成されている。そして、フオトセンサ1の出力端
子17に発生する電気信号がナンドゲート21お
よび22の一端と、フリツプフロツプ回路24お
よび25のリセツト端子24rおよび25rとに
入力されるようになつており、フオトセンサ1の
出力端子18に発生する電気信号が、アンドゲー
ト26の一端と、ナンドゲート22の他端とイン
バータ23とに入力されるようになつている。そ
して、インバータ23の反転出力がナンドゲート
21の他端およびアンドゲート27の一端へと入
力されるようになつている。また、ナンドゲート
21および22の出力は、フリツプフロツプ回路
24および25のセツト端子24sおよび25s
に入力されるようになつており、フリツプフロツ
プ回路24および25の出力はQ出力端子24q
および25qを介してアンドゲート26および2
7の他端へ入力されるようになつている。そし
て、アンドゲート26および27の出力がUP/
DOWNカウンタ28のアツプ入力端子28uお
よびダウン入力端子28dに入力されるようにな
つており、UP/DOWNカウンタ28は入力端子
28uあるいは28dに「1」レベルの信号が入
力される毎にそのカウント値をアツプあるいはダ
ウンし、そのカウント値に応じたデジタル信号を
出力端子28A〜28Dを介してデコーダ/ドラ
イバ29および30の入力端子29A〜29Dお
よび30A〜30Dに送出するようになつてい
る。そして、デコーダ/ドライバ29および30
はこのデジタル信号を受けて、出力端子29a〜
29oおよび30a〜30oの内の所定の出力端
子を選択しそのレベルを「0」とするようになつ
ている。すなわち、第2図におけるN点におい
て、UP/DOWNカウンタ28におけるカウント
値は零となるように設定されており、この時デコ
ーダ/ドライバ29および30は出力端子29h
および30hを選択し、この出力端子29hおよ
び30hのレベルのみを「0」レベルとするよう
になつている。そして、UP/DOWNカウンタ2
8においてカウント値が1ずつアツプする毎に、
「0」レベルとなる出力端子を29hから29g,
29f……29aおよび30hから30g,30
f……30aと順次繰り上げるようになつてい
る。また、UP/DOWNカウンタ28におけるカ
ウント値が零から1ずつダウンする毎に、「0」
レベルとなる出力端子を29hから29i,29
j……29oおよび30hから30i,30j…
…30oと順次繰り下げるようになつている。
尚、カウントアツプ後のカウントダウンあるいは
カウントダウン後のカウントアツプにおいても、
「0」レベルとなる出力端子は順次隣接する出力
端子へと繰り下がりあるいは繰り上がるようにな
つていることは言うまでもない。そして、デコー
ダ/ドライバ29の出力端子29aおよび29b
がアンドゲート291を介して処理回路2の出力
端子2aに、29cおよび29dがインバータ2
92およびナンドゲート293を介して出力端子
2bに、29eおよび29fがインバータ294
およびナンドゲート295を介して出力端子2c
に、29g,29hおよび29iがインバータ2
96およびナンドゲート297を介して出力端子
2dに接続され、出力端子29jおよび26k,
29lおよび29m,29nおよび29oがそれ
ぞれ出力端子2e,2f,2gに接続されてい
る。また、デコーダ/ドライバ30の出力端子3
0aおよび30b,30cおよび30d,30e
および30fは出力端子2h,2i,2jに接続
され、出力端子30g,30hおよび30iがイ
ンバータ301およびナンドゲート302を介し
て出力端子2kに、出力端子30jおよび30k
がインバータ303およびナンドゲート304を
介して出力端子2lに、出力端子30lおよび3
0mがインバータ305およびナンドゲート30
6を介して出力端子2mに、そして出力端子30
nおよび30oがアンドゲート307を介して出
力端子2nに接続されている。
しかして、処理回路2の出力端子2a〜2gが
右ランプ駆動ユニツト3の摺動基板31上に形成
された半円帯状の導体パターン32および33に
摺接する摺動接点34b〜34hに接続されてお
り、摺動接点34bおよび34hに隣接する摺動
接点34aおよび34iがリレー35および36
のコイル351および361を介して直流電源5
の正極性側に接続されている。そして、直流モー
タ39の両接続端にリレー35の常開・常閉接点
352およびリレー36の常開・常閉接点362
が接続され、リレー35が通電付勢状態となつた
とき、常開・常閉接点352のコモン端子352
cと常開接点端子352aとが導通し、直流モー
タ39の一端に直流電源5の正極性側が接続され
るようになつている。また、リレー36が通電付
勢状態となつたとき、常開・常閉接点362のコ
モン端子362cと常開接点端子362aとが導
通し、直流モータ39の他端に直流電源5の正極
性側が接続されるようになつている。すなわち、
常開・常閉接点352および362は、通常その
コモン端子352cおよび362cと常閉接点端
子352bおよび362bとが導通状態にあり、
この時直流モータ39は両端は接地されている。
そして、直流モータ39に常開・常閉接点352
を介して直流電源が供給された時、該モータはラ
ンプ駆動軸8を時計方向に回転させ(図示右回
転)、このランプ駆動軸8の右回転に伴つて導体
パターン32および33も摺接基板31と一体と
なつて右回転するようになつている。また、直流
モータ39に常開・常閉接点362を介して直流
電源が供給された時、ランプ駆動軸8は左回りに
回転し、このランプ駆動軸8は左回転に伴つて導
体パターン32および33は摺動基板31と一体
となつて左回転するようになつている。尚、ラン
プ駆動軸8の右回転および左回転によつて、車輛
前面右側に備え付けられた右ランプの照射方向が
変化するようになつており、ランプ駆動軸8が右
回転することにより、右ランプの照射方向が運転
席から見て右方向へ回転移動し、ランプ駆動軸8
が左回転することにより、右ランプの照射方向が
左方向へ回転移動するようになつている。
また、処理回路2の出力端子2h〜2nは左ラ
ンプ駆動ユニツト4の導体パターン42および4
3に摺接する摺動接点44b〜44hに接続され
ており、摺動接点44bおよび44hに隣接する
摺動接点44aおよび44iがリレー45および
46のコイル451および461を介して直流電
源5の正極性側に接続されている。そして、直流
モータ49の両端にリレー45の常開・常閉接点
452およびリレー46の常開・常閉接点462
が接続され、直流モータ49に常開・常閉接点4
52を介して電源が供給されたとき、該モータは
ランプ駆動軸9を右回転させ、左ランプの照射方
向を右方向へ回転移動させ、直流モータ49に常
開・常閉接点462を介して直流電源が供給され
たときは、駆動軸9を左回転し、左ランプの照射
方向を左方向へ回転移動するようになつている。
一方、方向指示装置7は、フラツシユユニツト
71と自動車の方向転換時に操作するウインカス
イツチ72と右および左方向指示灯73および7
4とにより構成されており、ウインカスイツチ7
2の操作により方向指示灯73および74が点滅
するようになつている。また、ターン信号生成回
路6は、NPNトランジスタTr1、コンデンサC1
ダイオードD1および抵抗R5〜R8よりなる第1の
ターン信号生成回路61と、NPNトランジスタ
Tr2、コンデンサC2、ダイオードD2および抵抗R9
〜R12よりなる第2のターン信号生成回路62と
から構成されており、方向指示装置7のウインカ
スイツチ72と右方向指示灯73との接続点に発
生する電圧が抵抗R5を介して第1のターン信号
生成回路61のダイオードD1に入力されるよう
になつている。また、方向指示装置7のウインカ
スイツチ72と左方向指完灯74との接続点に発
生する電圧が抵抗R9を介して第2のターン信号
生成回路62のダイオードD2に入力されるよう
になつている。すなわち、ウインカスイツチ72
を操作して右方向指示灯73を点滅させると、コ
ンデンサC1の充電々位が上昇してトランジスタ
Tr1がオンとなり、処理回路2のアンドゲート2
91およびナンドゲート293,295,297
へ「0」レベルの信号電圧が入力されるようにな
つている。つまり、この「0」レベルの信号がタ
ーン信号生成回路61の生成するターン信号であ
り、このターン信号は、左方向指示灯74を点滅
させたときも同様にして第2のターン信号生成回
路62において生成され、処理回路2のアンドゲ
ート307および302,304,306に入力
されるようになつている。
次に、このように構成された車輛用コーナリン
グランプシステムの動作を説明する。すなわち、
今、自動車が方向指示装置7を作動させない状態
で直進走行を行つており、ハンドルが中立点に位
置しているものとする(第2図のN点)。この時、
UP/DOWNカウンタ28におけるカウント値は
零であり、デコーダ/ドライバ29および30は
出力端子29hおよび30hのみが「0」レベル
となつている。つまり、デコーダ/ドライバ29
の出力端子29a〜29gおよび29i〜29
o、デコーダ/ドライバ30の出力端子30a〜
30gおよび30i〜30oが全て「1」レベル
となつており、この時第1および第2のターン信
号生成回路61および62の出力は「1」レベル
となつているので、アンドゲート291および3
07、ナンドゲート293,295および30
4,306の出力が「1」レベルとなり、ナンド
ゲート297および302の出力のみが「0」レ
ベルとなる。つまり、処理回路2の出力端子2a
〜2nの内、2dおよび2kのみが「0」レベル
となり、図示状態において右ランプ駆動ユニツト
3のコイル351および361、左ランプ駆動ユ
ニツト4のコイル451および461に電流が流
れず直流モータ39および49は回転しない。し
たがつて、右ランプおよび左ランプの照射方向は
この時正面を向いて停止した状態を維持する。
しかして、このような状態からハンドルを右回
転し右操舵を開始すると、フオト・インタラプタ
13および16の送出する電気信号が「1」およ
び「0」レベルとなる(第2図のa点)。これに
より、ナンドゲート21の出力が「1」レベルよ
り「0」レベルと変わり、R・Sフリツプフロツ
プ回路24がセツトされ、Q出力端子24qが
「1」レベルとなる。さらに右操舵を行い第2図
におけるb点に達すると、フオトセンサ1の出力
端子17および18が共に「1」レベルとなり、
アンドゲート26の2入力が共に「1」レベルと
なつて、UP/DOWNカウンタ28のアツプ入力
端子28uに「1」レベルの信号が入力され、カ
ウンタ28におけるカウント値が1だけカウント
アツプする。これにより、デコーダ/ドライバ2
9および30はそれまで送出していた「0」レベ
ルの信号を出力端子29gおよび30gに繰り上
げて送出するようになる。そして、さらに右操舵
を続けると、フオトセンサ1の出力端子17およ
び18が「0」および「1」レベルとなり(第2
図のc点)、R・Sフリツプフロツプ回路24の
リセツト端子24rが「0」レベルとなり、この
フリツプフロツプ回路24がリセツトされ、Q出
力端子24qが「0」レベルとなつて、次のカウ
ントに備える。しかして、第2図のd点に達する
と、ナンドゲート21の出力が「1」レベルより
「0」レベルへと変わり、フリツプフロツプ回路
24がセツト状態となり、Q出力端子24qが再
び「1」レベルとなつて、第2図のe点に達した
時点でアンドゲート26の出力が「1」レベルと
なり、UP/DOWNカウンタ28におけるカウン
ト値がさらに1だけカウントアツプする。このカ
ウント値のアツプにより、デコーダ/ドライバ2
9および30はそれまで送出していた「0」レベ
ルの信号を出力端子29fおよび30fに繰り上
げて送出し、ナンドゲート295の出力が「0」
レベルとなつて、処理回路2の出力端子2a〜2
nの内、出力端子2cおよび2iが「0」レベル
となる。これによつて、右ランプ駆動ユニツト3
および左ランプ駆動ユニツト4のコイル351お
よび451に摺動接点34aおよび44a、導体
パターン32および42、摺動接点34dおよび
44d、出力端子2cおよび2jの経路で電流が
流れる。そして、このコイル351および451
の通電付勢により、常開・常閉接点352および
452のコモン端子352cおよび452cと常
開接点端子352aおよび452aとが導通状態
となり、直流モータ39および49が回転しラン
プ駆動軸8および9が右回転する。このランプ駆
動軸8および9の右回転により右および左ランプ
の照射方向が右回り、即ち操舵方向に移動すると
共に、摺動基板31および42がその導体パター
ン32,33および42,43に摺動接点34a
〜34iおよび44a〜44iを摺接させながら
右回転する。そして、摺動接点34dおよび44
dが導体パターン32および42より離れること
により、リレー35および45のコイル451お
よび451への通電付勢が解除され、常開・常閉
接点352および452のコモン端子352cお
よび452cと常開接点端子352aおよび45
2aとが非導通状態となり、直流モータ39およ
び49への給電が遮断される。直流モータ39お
よび49は慣性により若干回転した後停止し、摺
動基板31および41はその導体パターン32と
33との対向間隙31aおよび42と43との対
向間隙41aの略中央に摺動接点34dおよび4
4dを配した状態で停止する。以下同様にして右
操舵を続けることによりUP/DOWNカウンタ2
8におけるカウント値が順次アツプし、デコー
ダ/ドライバ29および30の送出する「0」レ
ベルの信号位置が順次繰り上がり、直流モータ3
9および49が断続的に右回転し、右ランプおよ
び左ランプの照射方向が段階的に右回りに移動す
る。
一方、ハンドルを中立点より左回転し、左操舵
を行なつた場合は、UP/DOWNカウンタ28に
おけるカウント値が順次カウントダウンし、デコ
ーダ/ドライバ29および30の送出する「0」
レベルの出力信号位置が出力端子29hおよび3
0hより順次繰り下がり、右および左ランプ駆動
ユニツト3および4のランプ駆動軸8および9が
断続的に左回転し、右および左ランプの照射方向
が階段的に左回りに移動する。もちろん、右操舵
した後からの左操舵、あるいは左操舵した後から
の右操舵の場合であつても、UP/DOWNカウン
タ28におけるカウント値は順次カウントダウン
あるいはカウントアツプされて、このカウント値
に応じて右および左ランプの照射方向が変化する
ことは言うまでもない。また、本実施例における
右ランプおよび左ランプの照射方向の段階的な振
れ角度は10°となつており、したがつて右ランプ
および左ランプは左右に最大30°振ることができ
るようになつている。そして、このような振れ角
度を得るために摺動接点34b〜34hおよび摺
動接点44b〜44hは等角度間隔で配設され、
且つ右および左ランプの照射方向を一段階で10°
振るに充分な間隔となつている。
以上は、ハンドル操舵の際、方向指示装置7を
作動させない場合の動作について説明したが、一
般にハンドル操舵を行なう場合には、方向指示装
置7の動作が伴う。例えば交差点を右折する際に
は、法規上右方向指示等73を前もつて点滅させ
なければならない。この時、ターン信号生成回路
61のトランジスタTr1は、右方向指示灯73の
点滅によりオン状態となり、処理回路2のアンド
ゲート291およびナンドゲート293,29
5,297の一端には「0」レベルのターン信号
が入力される。したがつて、デコーダ/ドライバ
29の出力状態に係わらず、すなわちUP/
DOWNカウンタ28でのカウント値は無関係に、
アンドゲート291の出力が「0」レベルとな
り、ナンドゲート293,295,297の出力
が「1」レベルとなつて、右ランプ駆動ユニツト
3のコイル351に摺動接点34a、導体パター
ン32、摺動接点34b、出力端子2aの経路で
電流が流れ始める。これによつて、直流モータ3
9が回転してランプ駆動軸8を右回転させ、右ラ
ンプの照射方向が右方向に最大振れ角度30°の
位置まで回転して停止する。すなわち、右折する
前に右方向指示灯73を点滅させると、右ランプ
の照射方向がその方向指示側(右方向側)の最大
振れ角度位置まで自動的且つ強制的に回転移動
し、曲がろうとする走行路を固定して照射するよ
うになる。したがつて、対向車線の無燈火の自転
車や横断歩道上の歩行者を一早く発見することが
でき安全性が向上する。一方、左ランプは、ター
ン信号生成回路62におけるターン信号の生成が
なされないので、ハンドル操舵に連動してその照
射方向が可変し、右折に伴つて段階的に右方向へ
回転移動する。そして、右折後のハンドルの逆回
転により方向指示装置7の右方向指示灯73の点
滅が自動的に解除されると、ターン信号生成回路
61におけるターン信号の生成が中断され、アン
ドゲート291およびナンドゲート293,29
5,297の一端への入力信号が「0」レベルよ
り「1」レベルへと反転する。これによつて、右
ランプの照射方向は、最大振れ角度位置固定状態
を脱し、左ランプの照射方向と同期してハンドル
操舵に連動して戻るようになる。
また、上記動作は右方向指示灯73を点滅させ
ながら右折する場合の動作について説明したが、
左方向指示灯74を点滅させながら左折する場合
も同様にして、今度はターン信号生成回路62が
「0」レベルのターン信号を生成し、これによつ
て左ランプの照射方向が方向指示灯74の点滅期
間中継続してその方向指示側(左方向側)の最大
振れ角度位置に固定されるようになり、ハンドル
操舵に前に曲がろうとする走行路上の障害を一早
く発見することができるようになる。
尚、本実施例においては、右ランプおよび左ラ
ンプとして第3図に示すようなサブリフレクタ回
動式の前照灯100を用いている。すなわち、同
図において101はメインリフレクタであり、1
02はサブリフレクタ、103は光源である。サ
ブリフレクタ102は第1図のランプ駆動軸8あ
るいは9に連動して回転するようになつている。
自動車が直進状態にあるときは、メインリフレク
タ101およびサブリフレクタ102による反射
光の照射方向は同一となつている。このような状
態から、自動車が例えば右折するとハンドル操舵
に連動してランプ駆動軸が断続的に右回転し、サ
ブリフレクタ102のみが第4図に示すように回
転移動する。このサブリフレクタ102の回転移
動により、サブリフレクタ102において反射す
る光は図示右方向へ向かつて照射される。つま
り、サブリフレクタ102の反射光が進行方向を
照射することになる。この時、メインリフレクタ
101の反射光は正面を照射しており、前照灯全
体を可動させる方法に比して夜間走行時の視界が
広がり、安全性が向上する。また、このようなサ
ブリフレクタ可動式の前照灯100を用いれば、
方向指示灯点滅期間中継続して、メインリフレク
タ101の反射光が正面を照射したままの状態
で、サブリフレクタ102の反射光の照射方向が
方向指示側の最大振れ角度位置に固定されるの
で、トータル的な拡散角が広がり、方向指示側お
よび正面方向への双方の視界が確保される。
〔発明の効果〕
以上説明したことから明らかなように本発明に
よれば、ハンドル操舵を行う前に方向指示側の走
行路を照射することが可能となり、いち早く走行
路上の障害を発見することができ、夜間走行時の
安全性が向上する。
この際、メインリフレクタの反射光による正面
方向への照射が継続されたままの状態で、サブリ
フレクタの反射光の照射方向が方向指示側の最大
振れ角度位置に固定されるので、トータル的な拡
散角が広がつて、方向指示側および正面方向への
双方の視界が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車輛用コーナリングラン
プシステムの一実施例を示す回路構成図、第2図
はこのコーナリングランプシステムに用いるフオ
トセンサの出力波形図、第3図はこのコーナリン
グランプシステムを用いて駆動する前照灯の一例
を示す概略内部構成図、第4図はこの前照灯の動
作説明図である。 1……フオトセンサ、2……処理回路、3……
右ランプ駆動ユニツト、4……左ランプ駆動ユニ
ツト、6……ターン信号生成回路、7……方向指
示装置、8……右ランプ駆動軸、9……左ランプ
駆動軸、28……UP/DOWNカウンタ、29,
30……デコーダ/ドライバ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光源の背面側に回転可能に配置されたサブリ
    フレクタおよび、このサブリフレクタの背面側に
    固定的に配置され前記光源からの光を反射して正
    面方向へ向けるメインリフレクタを有してなる灯
    光手段と、 一方側および他方側へのハンドル操舵に連動し
    て操舵量に応じたアツプ信号およびダウン信号を
    送出する操舵量検出手段と、 この操舵量検出手段からのアツプ信号およびダ
    ウン信号に基づいてそのカウント値をアツプおよ
    びダウンするカウンタ手段と、 このカウンタ手段でのカウント値に応じて前記
    サブリフレクタを回転移動させ、このサブリフレ
    クタの反射する光源からの光の照射方向を可変す
    る照射方向可変手段と、 前記サブリフレクタの反射する光源からの光の
    反射方向を、前記カウンタ手段でのカウント値と
    は無関係に、方向指示手段作動期間中継続して方
    向指示側の最大振れ角度位置に固定する照射方向
    固定手段と を備えたことを特徴とする車輛用コーナリングラ
    ンプシステム。
JP61022986A 1985-09-30 1986-02-06 車輛用コ−ナリングランプシステム Granted JPS62181938A (ja)

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FR868613537A FR2587947B1 (fr) 1985-09-30 1986-09-29 Systeme d'eclairage d'angle pour vehicule
US06/913,129 US4733333A (en) 1985-09-30 1986-09-29 Cornering lamp system for vehicle
KR1019860008234A KR920004780B1 (ko) 1985-09-30 1986-09-30 차량용 코너링 전조등시스템
DE19863633179 DE3633179A1 (de) 1985-09-30 1986-09-30 Kurvenfahr-scheinwerfersystem fuer fahrzeuge

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