JPH05264832A - ガイド溝付き光導波路の製作方法 - Google Patents

ガイド溝付き光導波路の製作方法

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JPH05264832A
JPH05264832A JP4091996A JP9199692A JPH05264832A JP H05264832 A JPH05264832 A JP H05264832A JP 4091996 A JP4091996 A JP 4091996A JP 9199692 A JP9199692 A JP 9199692A JP H05264832 A JPH05264832 A JP H05264832A
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mask material
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Motohiro Yamane
基宏 山根
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調心作業を必要とせず、コアとガイド溝の相
対位置の精度が高い光導波路を製作できるようにする。 【構成】 シリコン基板1の表面に光導波路のバッファ
層2を、その上にコア層3を形成し、同コア層3の表面
にコアパターンとガイド溝パターンとが表示されている
フォトマスクを重ね、それらのパターンをコア層3に転
写してコア層3の上に同パターンと同じ形状のマスク材
4を形成し、同シリコン基板1のうちマスク材4でマス
クされない部分をエッチングしてエッチングされない部
分にガイド溝縁5とコア6とを形成し、同ガイド溝縁5
の上を溝縁用マスク材7でマスクしてマスクしてコア6
の回りにクラッド層8を形成し、シリコン異方性エッチ
ングによりシリコン基板1のうち隣合うガイド溝縁5の
内側にガイド溝9を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバとの接続に使
用されるガイド溝付き光導波路の製作方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】光導波路と光ファイバを接続するには、
従来は光導波路と光ファイバのコアとが一致するように
調心した後、光ファイバを光導波路に接着剤で固定して
いた。しかし、接着剤は硬化時に収縮するため固定時に
光導波路と光ファイバとの位置がずれてしまい、精度良
く接続することが困難であった。また、微調整による調
心や接着剤による固定を行う必要があるため接続作業に
時間がかかり、また光ファイバを光導波路から取外すこ
とができないため光導波路の利用が著しく限定されてし
まうという問題があった。
【0003】上記問題を解決するため従来は光ファイバ
を接続剤を用いずに接続でき、しかも光ファイバの着脱
が可能な光導波路が提案されている。この光導波路は図
3のようにコネクタベ−スAと、導波路基板Bと、二本
のガイドピンCとから構成さている。この光導波路の組
立ては、導波路基板Bをコネクタベ−スAに接着固定
し、次に、ガイドピンCを導波路基板51に挿入し、ガ
イドピンCを導波路基板Bのコアと設計値通りの位置関
係になる様に調心してから、ガイドピンCをコネクタベ
−スAに接着固定して行なわれている。
【0004】次に、前記光導波路のコアと光ファイバD
との接続は、光ファイバDが固定されているコネクタE
の嵌合穴QにガイドピンCを挿入することにより行な
う。しかし、この方法でもガイドピンCの調心が必要で
あるためコネクタベ−スA、導波路基板B、ガイドピン
Cの組み立てに時間がかかる。
【0005】従来は図3の光導波路の他に図4の光導波
路も提案されている(特開平1−291204)。これ
は、コアFの両側にV字状のガイド溝Gを形成した導波
路基板Hの上に、台形状の重合溝Iが形成されている重
合基板Jを重合してなる。そして前記ガイド溝Gと重合
溝Iとで形成される嵌合穴Kに、光ファイバLが挿入固
定されている光コネクタMのガイドピンNを嵌入するこ
とにより、光ファイバLと光導波路のコアFとが光接続
されるようにしてある。この光導波路は部品の組み立て
に調心を必要とせず組み立てが簡単であるという利点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4の導波路基板Hは
シリコン(Si)基板上に石英ガラスを通常の火炎堆積
法により堆積してコアFを形成し、同コアFの両側に機
械加工によりガイド溝Gを形成してある。この場合、ガ
イド溝GとコアFとの相対的位置の精度を良くしなけれ
ばならないが、従来はコアFとガイド溝Gを別々の装置
で別工程で形成しているので、前記の相対的位置が設計
値通りになりにくい。また、ガイドピンNの製作もコア
F、ガイド溝Gの製作と別に行なわれるので、組み立て
作業の悪化、組み立て精度の低下を招き、光導波路と光
コネクタMとを接続したときに光導波路のコアFと光コ
ネクタMの光ファイバNとが位置ずれして接続ロスが増
加するという問題があった。
【0007】本発明の目的は調心作業を必要とせず、し
かもガイド溝とコアとの相対位置の精度が良好な光導波
路を製作できるガイド溝付き光導波路の製作方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためコアとガイド溝との製作を一枚のフォトマスク
を用いて同じ工程で形成するようにしたものである。即
ち、図1(a)のようにシリコン基板1の表面に光導波
路のバッファ層2を、その上にコア層3を形成し、同コ
ア層3の表面にコアパターンとガイド溝パターンとが表
示されているフォトマスクを重ね、それらのパターンを
コア層3に転写して図1(b)のようにコア層3の上に
同パターンと同じ形状のマスク材4を形成し、同シリコ
ン基板1のうちマスク材4でマスクされない部分をエッ
チングしてエッチングされない部分に図1(c)のよう
にガイド溝縁5とコア6とを形成し、同ガイド溝縁5の
上を図1(d)のように溝縁用マスク材7でマスクして
コア6の回りにクラッド層8を形成し、図1(e)のよ
うにシリコン異方性エッチングによりシリコン基板1の
うち隣合うガイド溝縁5の内側にガイド溝9を形成する
ものである。
【0009】
【作用】本発明のガイド溝付き光導波路の製作方法によ
ればコア6とガイド溝9の相対位置が一枚のフォトマス
クで決められるので、コア6とガイド溝9の相対位置の
精度が向上する。また、ガイド溝9の深さは隣合うガイ
ド溝縁5間の間隔で決められるので、その間隔をフォト
マスク上でコントロ−ルすることによりガイド溝9の深
さを任意に選択することもできる。
【0010】
【実施例】図1に本発明のガイド溝付き光導波路の製作
方法の一実施例を示す。その製作は次の〜の順に行
なう。
【0011】.図1(a)のSi基板1として(10
0)面結晶のものを使用し、同Si基板1の表面に石英
ガラスを火炎堆積法を用いて積法させて、下にバッファ
層2を、その上にコア層3を形成する。
【0012】.コア層3の表面に図示しないレジスト
を塗布し、その上に図示しないガイド溝パターンとコア
パターンが表示されているフォトマスクをのせ、その上
から光を照射してガイド溝パターンとコアパターンの部
分を感光してコア層3の上にガイド溝パターンとコアパ
ターンを転写し、図1(b)のように同パターンと同じ
形状のマスク材4を形成する。このとき、ガイド溝パタ
ーンはSi基板1の(110)面と平行になるように、
例えば、Si基板1のオリエンテ−ションフラットを基
準に位置合わせをする。また、位置合わせの精度を上げ
る為にプリエッチングを行ない、それをもとに位置合わ
せをする。
【0013】.フッ素系エッチングガスによる反応性
イオンエッチングを行なって、図1(c)のようにバッ
ファ層2、コア層3のうちマスク材4でマスクされてい
ない部分のみをエッチングし、残りの部分にガイド溝パ
ターンと同じ形状のガイド溝縁5と、コアパターンと同
じ形状のコア6とを形成する。エッチングは完全にSi
基板1が露出するまで行う。エッチングの終了後、除去
剤を用いてマスク材4を除去する。
【0014】.再び火災堆積法を用いて図1(d)の
ようにコア6の回りにクラッド層8を形成する。このと
き、ガイド溝縁5の上にそれを埋込まない様に板状の溝
縁用マスク板7をのせて仮固定し、ガイド溝縁5にクラ
ッド層8が堆積しないようにする。この溝縁用マスク板
7はクラッド層8を形成した後に取り除く。
【0015】.図1(e)のガイド溝縁5をマスクと
してSi基板1を異方性エッチングする。この場合、エ
チレンジアミンピロカテコ−ル等のアルカリエッチング
液に図1(c)のSi基板1を浸せば、Si基板1のう
ちが露出している箇所のみエッチングされて、図1
(e)のように隣り合うガイド溝縁5の間にV字状のガ
イド溝9が形成される。
【0016】本発明のガイド溝付き光導波路の製作方法
では、図1(d)のクラッド層8を形成する工程と、図
1(e)のガイド溝9を形成する工程の順序を逆にして
も良い。
【0017】本発明のガイド溝付き光導波路の製作方法
で製作した光導波路と、光ファイバが固定された光コネ
クタとを接続するには図2のようにする。先ず、光導波
路20に重合基板21を重合し接着固定し、光導波路2
0のガイド溝9と重合基板21にエッチングや機械加工
等で製作されている重合溝22とにより嵌合穴23を形
成する。この場合、重合基板21にはSi基板1と熱膨
張係数が同じシリコンか、ほぼ同じであるボロシリケ−
トガラス等を使用する。
【0018】次に、図2の嵌合穴23に光コネクタ24
から突出しているガイドピン25を嵌入して、光コネク
タ24に挿入されている光ファイバ26の接合端面27
を光導波路20のコア6に光学的に接合する。
【0019】
【発明の効果】本発明のガイド溝付き光導波路の製作方
法によれば次のような効果がある。 .コア6とガイド溝9の相対位置の精度が高い光導波
路を製作できる。 .コア6とガイド溝9の相対位置の精度が高いので、
光導波路のガイド溝9に、光コネクタ24のガイドピン
25を嵌入するだけで光導波路20のコア6と光コネク
タ24の光ファイバ25の光軸が一致し、調心作業を必
要としないので接合作業が容易になる。 .ガイド溝9の深さを容易に調節でき、しかも深さの
精度を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明のガイド溝付き光導波
路の製作方法の工程説明図。
【図2】本発明の製作方法で製作されたガイド溝付き光
導波路を用いた光ファイバの接続方法の説明図。
【図3】従来の光導波路と光ファイバの接続方法の説明
図。
【図4】従来の光導波路と光ファイバの他の接続方法の
説明図。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 バッファ層 3 コア層 4 マスク材 5 ガイド溝縁 6 コア 7 溝縁用マスク材 8 クラッド層 9 ガイド溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板1の表面に光導波路のバッ
    ファ層2を、その上にコア層3を形成し、同コア層3の
    表面にコアパターンとガイド溝パターンとが表示されて
    いるフォトマスクを重ね、それらのパターンをコア層3
    に転写してコア層3の上に同パターンと同じ形状のマス
    ク材4を形成し、同シリコン基板1のうちマスク材4で
    マスクされない部分をエッチングしてエッチングされな
    い部分にガイド溝縁5とコア6とを形成し、同ガイド溝
    縁5の上を溝縁用マスク材7でマスクしてマスクしてコ
    ア6の回りにクラッド層8を形成し、シリコン異方性エ
    ッチングによりシリコン基板1のうち隣合うガイド溝縁
    5の内側にガイド溝9を形成することを特徴とするガイ
    ド溝付き光導波路の製作方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000019343A (ja) * 1998-07-02 2000-01-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光導波路素子
GB2381082A (en) * 2001-10-17 2003-04-23 Marconi Caswell Ltd Optical waveguide with alignment feature in core layer
CN100367059C (zh) * 2001-01-16 2008-02-06 莫列斯公司 光纤的无源对准连接
JP2015064413A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 富士通株式会社 光半導体素子とその製造方法

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US9239438B2 (en) 2013-09-24 2016-01-19 Fujitsu Limited Optical semiconductor element and method of manufacturing the same

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