JPH05263898A - 歯車変速機のサブギヤ装置 - Google Patents

歯車変速機のサブギヤ装置

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Publication number
JPH05263898A
JPH05263898A JP6233092A JP6233092A JPH05263898A JP H05263898 A JPH05263898 A JP H05263898A JP 6233092 A JP6233092 A JP 6233092A JP 6233092 A JP6233092 A JP 6233092A JP H05263898 A JPH05263898 A JP H05263898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
disc spring
sub
small diameter
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6233092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Ono
大機 小野
Naomichi Adachi
直道 足立
Takaharu Takeshita
敬治 竹下
Akihiko Ikeda
暁彦 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP6233092A priority Critical patent/JPH05263898A/ja
Publication of JPH05263898A publication Critical patent/JPH05263898A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当該サブギヤ装置の組付性を改善すること。 【構成】 ギヤ11の側面に同ギヤ11の歯数と異なる
歯数のサブギヤ21を相対回転自在に配設し、ギヤ11
のボス部11aに形成された小径段部11bに組付けら
れる係止部材(軸受12)とサブギヤ21間に介装され
る皿ばね22によってサブギヤ22をギヤ11に向けて
付勢するようにしてなる歯車変速機のサブギヤ装置Aに
おいて、皿ばね22の内周部22aが同皿ばね22の自
由状態にてギヤ11のボス部11aに嵌合されるように
するとともに、この皿ばね22の内周端に軸方向に延び
て同皿ばね22の自由状態にて小径段部11bにまで延
び出す舌部22bを複数個設けて、前記係止部材が小径
段部11bに組付けられるとき前記係止部材により舌部
22bが軸方向に押動されて皿ばね22が圧縮変形され
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に接続されて
使用される歯車変速機において、ギヤのバックラッシを
解消してギヤ打音の発生を防止する歯車変速機のサブギ
ヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯車変速機のサブギヤ装置は、従来、種
々なものが提案されており、その一つとして実開昭63
−150158号公報にて、ギヤの側面に同ギヤの歯数
と異なる歯数のサブギヤを相対回転自在に配設し、前記
ギヤのボス部に形成された小径段部に組付けられる軸受
と前記サブギヤ間に介装される皿ばねによって前記サブ
ギヤを前記ギヤに向けて付勢するようにしてなるものが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のサブギヤ装
置においては、軸受と皿ばね間に皿ばねを圧縮するため
のスペーサが組付けられるようになっていて、ギヤのボ
ス部に形成された小径段部に軸受を組付ける前の状態で
は、皿ばねが自由状態でその内周部は小径段部にまで延
び出すため、皿ばねとスペーサはギヤのボス部に同軸的
に組付けることができず、軸受を小径段部へ組付けると
きにスペーサと皿ばねを小径段部に挟み込んでしまうこ
とがある。本発明は、上記した問題に対処すべくなされ
たものであり、その目的は当該サブギヤ装置の組付性を
改善することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、ギヤの側面に同ギヤの歯数
と異なる歯数のサブギヤを相対回転自在に配設し、前記
ギヤのボス部に形成された小径段部に組付けられる係止
部材と前記サブギヤ間に介装される皿ばねによって前記
サブギヤを前記ギヤに向けて付勢するようにしてなる歯
車変速機のサブギヤ装置において、前記皿ばねの内周部
が同皿ばねの自由状態にて前記ギヤのボス部に嵌合され
るようにするとともに、この皿ばねの内周端に軸方向に
延びて同皿ばねの自由状態にて前記小径段部にまで延び
出す舌部を複数個設けて、前記係止部材が前記小径段部
に組付けられるとき前記係止部材により前記舌部が軸方
向に押動されて前記皿ばねが圧縮変形されるようにし
た。上記した係止部材は軸受であってもギヤスプライン
であってもよい。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による歯車変速機のサブギ
ヤ装置においては、皿ばねの内周部が同皿ばねの自由状
態にてギヤのボス部に嵌合されるようにしたため、ギヤ
のボス部に形成された小径段部に係止部材を組付ける前
の状態にて、皿ばねをギヤのボス部に同軸的に組付ける
ことができ、小径段部に係止部材を組付けるときに皿ば
ねが小径段部に挟み込まれることはない。また、皿ばね
の内周端に軸方向に延びて同皿ばねの自由状態にて小径
段部にまで延び出す舌部を複数個設けて、係止部材が小
径段部に組付けられるとき係止部材により舌部が軸方向
に押動されて皿ばねが圧縮変形されるようにしたため、
スペーサが不要になる。したがって、当該サブギヤ装置
の組付性が大幅に向上するとともに、部品数を減じてコ
ストダウンを図ることができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1に示した歯車変速機においては、カウン
タギヤ11とこれを回転自在に支承する軸受12間にサ
ブギヤ装置Aが配設されている。カウンタギヤ11は、
入力軸13に一体的に形成したインプットギヤ14に常
時噛合している。軸受12は、カウンタギヤ11のボス
部11aに形成した小径段部11bに嵌合したのちスナ
ップリング15によって抜け止めすることによりカウン
タギヤ11に組付けられている。なお、入力軸13は軸
受16によって回転自在に支承されていて、図示左端に
てクラッチ装置を介して内燃機関(共に図示省略)に接
続されるようになっている。
【0007】サブギヤ装置Aは、サブギヤ21と皿ばね
22によって構成されている。サブギヤ21は、その歯
数がカウンタギヤ11の歯数より一枚多く形成されてい
てインプットギヤ14に常時噛合しており、カウンタギ
ヤ11のボス部11aに回転自在に組付けられ、カウン
タギヤ11の図示左側面に摩擦係合している。一方、皿
ばね22は、係止部材としての軸受12とサブギヤ21
間に介装されていてサブギヤ21をカウンタギヤ11に
向けて付勢している。かかる構成により、両ギヤ11,
14が回転するとき、カウンタギヤ11とサブギヤ21
間に相対回転が生じてすべり摩擦が生じ、両ギヤ11,
14間のバックラッシが解消されギヤ打音の発生が防止
される。
【0008】ところで、本実施例においては、図1〜図
3にて示したように、皿ばね22の内周部22aが同皿
ばね22の自由状態(図2の状態)にてカウンタギヤ1
1のボス部11aに嵌合される形状であり、また皿ばね
22の内周端に舌部22b(詳細は図3参照)が複数個
設けられている。各舌部22bは、皿ばね22の内周端
から略直角に折り曲げられて軸方向に延びていて、先端
は皿ばね22の自由状態にてカウンタギヤ11の小径段
部11bにまで延び出しており、図2の状態から軸受1
2が小径段部11bに組付けられるとき軸受12により
各舌部22bが軸方向に押動されて図1にて示したよう
に皿ばね22が圧縮変形されるようになっている。
【0009】このように、本実施例においては、皿ばね
22の内周部22aが同皿ばね22の自由状態にてカウ
ンタギヤ11のボス部11aに嵌合されるようにしたた
め、カウンタギヤ11のボス部11aに形成された小径
段部11bに軸受12を組付ける前の状態にて、皿ばね
22をカウンタギヤ11のボス部11aに同軸的に組付
けることができ、小径段部11bに軸受12を組付ける
ときに皿ばね22が小径段部11bに挟み込まれること
はない。また、皿ばね22の内周端に軸方向に延びて同
皿ばね22の自由状態にて小径段部11bにまで延び出
す舌部22bを複数個設けて、軸受12が小径段部11
bに組付けられるとき軸受12により舌部22bが軸方
向に押動されて皿ばね22が圧縮変形されるようにした
ため、スペーサが不要になる。したがって、当該サブギ
ヤ装置Aの組付性が大幅に向上するとともに、部品数を
減じてコストダウンを図ることができる。
【0010】上記実施例においては、カウンタギヤ11
側にサブギヤ装置Aが配設される例について説明した
が、当該サブギヤ装置は上記インプットギヤ14側に配
設されることもあり、インプットギヤ14側に配設され
る場合には、インプットギヤ14と軸受16間に配設さ
れる場合とインプットギヤ14とこれに圧入固定される
ギヤスプライン17間に配設される場合の2タイプがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】 軸受を組付ける前段階での断面図である。
【図3】 皿ばねの部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
11…カウンタギヤ、11a…ボス部、11b…小径段
部、12…軸受(係止部材)、21…サブギヤ、22…
皿ばね、22a…内周部、22b…舌部、A…サブギヤ
装置。
フロントページの続き (72)発明者 竹下 敬治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 池田 暁彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤの側面に同ギヤの歯数と異なる歯数
    のサブギヤを相対回転自在に配設し、前記ギヤのボス部
    に形成された小径段部に組付けられる係止部材と前記サ
    ブギヤ間に介装される皿ばねによって前記サブギヤを前
    記ギヤに向けて付勢するようにしてなる歯車変速機のサ
    ブギヤ装置において、前記皿ばねの内周部が同皿ばねの
    自由状態にて前記ギヤのボス部に嵌合されるようにする
    とともに、この皿ばねの内周端に軸方向に延びて同皿ば
    ねの自由状態にて前記小径段部にまで延び出す舌部を複
    数個設けて、前記係止部材が前記小径段部に組付けられ
    るとき前記係止部材により前記舌部が軸方向に押動され
    て前記皿ばねが圧縮変形されるようにしたことを特徴と
    する歯車変速機のサブギヤ装置。
  2. 【請求項2】 前記係止部材が軸受またはギヤスプライ
    ンであることを特徴とする請求項1に記載の歯車変速機
    のサブギヤ装置。
JP6233092A 1992-03-18 1992-03-18 歯車変速機のサブギヤ装置 Pending JPH05263898A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6233092A JPH05263898A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 歯車変速機のサブギヤ装置

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JP6233092A JPH05263898A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 歯車変速機のサブギヤ装置

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JPH05263898A true JPH05263898A (ja) 1993-10-12

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ID=13197020

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JP6233092A Pending JPH05263898A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 歯車変速機のサブギヤ装置

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JP (1) JPH05263898A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100898909B1 (ko) * 2007-12-24 2009-05-26 대림자동차공업주식회사 축의 부품 조립 구조
JP2013096527A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Aisin Ai Co Ltd 歯車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100898909B1 (ko) * 2007-12-24 2009-05-26 대림자동차공업주식회사 축의 부품 조립 구조
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