JPH05263323A - カードのシリンダ制動装置 - Google Patents

カードのシリンダ制動装置

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JPH05263323A
JPH05263323A JP34981492A JP34981492A JPH05263323A JP H05263323 A JPH05263323 A JP H05263323A JP 34981492 A JP34981492 A JP 34981492A JP 34981492 A JP34981492 A JP 34981492A JP H05263323 A JPH05263323 A JP H05263323A
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motor
cylinder
rotation
speed
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JP34981492A
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Shunpei Asakura
俊平 朝倉
Harumi Hirai
春美 平井
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期にわたってカード(梳綿機)の回転中の
シリンダを、速やかにかつ、確実に停止させる制動装置
を得る。 【構成】 シリンダを駆動する第1モータIM1は、電
磁開閉器の常開接点MS−a1を介して交流電源R,
S,Tに接続してあると共に、リレーの接点CTTB−
a1を介して整流器RECに接続してある。常開接点M
S−a1は運転中は閉じ、停止時に開き、接点CTTB
−a1はその逆の動作をする。従ってシリンダを停止さ
せるときには交流モータIM1に整流器RECから直流
電流が流れ、いわゆるダイナミックブレーキがかかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカードの、とりわけシ
リンダーを制動する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カード(梳綿機)は、通常重量の極めて
大きい、従って慣性が大きなシリンダーを駆動モータで
回転させるようにしてある。このようなカードの保守を
行う場合には、シリンダーが回転していては危険なの
で、シリンダが完全に停まってから保守作業を行うが、
前述のようにシリンダーは慣性が大きいために、駆動モ
ータへの通電を断っても10分近く惰性回転を続け、速
やかに保守作業にとりかかれない問題があった。
【0003】このような問題を解決するために、特開昭
55−132718号には、シリンダーと一体のシリン
ダー軸にブレーキディスクを一体に取付け、シリンダを
停止させるときには、このブレーキディスクをキャリパ
ーがブレーキパッドを介して両側から締付けてシリンダ
ーを制動し、3秒程度でシリンダーを停止させるものが
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の制動装
置はシリンダー軸と一体のブレーキディスクをキャリパ
ーで締付ける機械的なものであって、相当大きな摩擦抵
抗がブレーキパッドとブレーキディスク間に生じ、ブレ
ーキパッドは短い使用期間で摩耗、損傷し、長期にわた
って安定した制動機能を保障するものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は長期にわたって
シリンダ制動を確実に行う制動装置を提供することを目
的とし、カードのシリンダーを制動する装置において、
シリンダを駆動する交流モータを、交流電源と直流発生
装置とに切換装置を介して接続し、この切換装置は交流
モータと交流電源との接続から、交流モータと直流発生
装置との接続へ切換え、また、その逆に切換え可能とし
てあることを特徴とする。
【0005】
【作用】シリンダーを回転させるとき切換装置により交
流モータに交流電源を接続し、直流発生装置と接続しな
い。シリンダーを停めるとき、切換装置を切換えて、直
流発生装置を交流モータへ接続し、交流電源を接続しな
い。これにより、交流モータに直流電流による制動がか
かり、シリンダーは短時間で停止する。
【0006】
【実施例】次に本願を、実施例を示す図面によって詳細
に説明する。図1は、本願の駆動系統を示す配置説明図
で次のようである。図面において1は第1モータIM1
によって駆動する第1駆動系で、第1モータIM1の回
転は伝導手段2によってシリンダー3、テーカインロー
ラ4及び図示を省略したフラットに伝えられ、これ等を
所定の回転方向に回転させる。5はテーカインローラ4
(間接的にシリンダー3)の回転速度を検出する回転検
出器で、テーカインローラ4に取付けた検出歯車6と、
回転する検出歯車6の歯数を検出してパルス信号を発す
るパルス発生器PGとからなり、而して第1モータIM
1は、直流電流によって制動を行なう所謂ダイナミック
ブレーキによって制動されるようになっている。次に第
2モータIM2によって駆動される第2駆動系7は、第
2モータIM2の回転が上記同様に適宜の伝導手段8を
介してドッファー9、フィードローラ10、ドッフィン
グローラ11、デリベリーローラ12、更にはカレンダ
ーローラ13及び図示を省略したコイラー部に伝えら
れ、これ等のローラ群を夫々所定の方向に回転させる。
又第2モータIM2は上記した従来技術と同様、電流の
周波数の変化にて回転速度を制御する交流可変速制御装
置インバータINVによって制御される。
【0007】上記した第1、第2駆動系1、7は、図2
及び図3に示した電気回路により、以下に詳記する如く
に運転制御が行なわれる。第1モータIM1は第1の切
換装置として示す電磁開閉器MSの常開接点MS−a1
を介して三相の交流電源R、S、Tに接続される交流モ
ータで、又第1モータIM1にはブレーキ回路DBが接
続されている。ブレーキ回路DBは、直流発生装置とし
て示す整流器REC、リレーCTTB、該リレーCTT
Bと並列に設けられたタイマーTR1、タイマーTR1
の常閉接点TR1−b1これと直列に設けられた電磁開
閉器MSの常閉接点MS−b1、及び第2の切換装置と
して例示するリレーCTTBの常開接点CTTB−a1
等からなり前記整流器RECは第1モータIM1に常開
接点CTTB−a1を介して接続され、後記の如くにし
て第1モータIM1に直流電流を供給する。第2モータ
IM2は電磁接触器MCの常開接点MC−a1接点及び
インバータINVを介して電源R、S、Tに接続され
る。
【0008】インバータINVの入力端子14、15は
電磁接触器MCの常開接点MC−a2を介して互いに接
続され、また入力端子16、17間には回転速度設定回
路DSCの設定電圧が印加されるように接続され、この
設定電圧に応じてインバータINVが第2モータIM2
の回転速度を制御するようになっている。この回転速度
設定回路DSCにおいて、18は直流定電圧が印加され
る端子で、抵抗Rを介して同調端子19に接続され、こ
の同調端子19はドッファ高速運転用リレーRYHの常
閉接点RYH−b1を介して低速設定用ボリュームVR
Lに、またドッファ高速運転用リレーRYHの常開接点
RYH−a1を介して高速設定用ボリュームVRHに夫
々接続されている。また上記低速設定用ボリュームVR
Lの端子20は常閉接点RYH−b2を介して、又高速
設定用ボリュームVRHの端子21は常開接点RYH−
a2を介して夫々上記入力端子16に夫々接続されてい
る。
【0009】次に、上記同調端子19には同調回路SC
Cの出力電圧が印加されるように接続されている。この
同調回路SCCにおいて、FVは、回転検出器5から送
られるパルスの周波数をテーカインローラ4の回転速度
が定格回転速度であるとき、両方の出力電圧が略同じに
なるような係数の下で電圧値に変換する為の周波数−電
圧変換器(以下変換器FVと称す)である。従って、変
換器FVの出力電圧はテーカインローラ4の回転速度の
増、減速度合に応じた値を示す。これらの変換器FVの
入力側端子22は上記回転検出器5のパルス発生器PG
に夫々接続され、出力側端子23はダイオードDを介し
て上記同調端子19に接続されている。
【0010】図3は第1、第2モータIM1、IM2の
駆動制御回路を示している。この駆動制御回路におい
て、PB1は第1モータIM1の起動用スイッチで上記
電磁開閉器MSに対して直列に接続され、起動用スイッ
チPB1を閉じると常開接点MS−a2が励磁されて電
磁開閉器MSが自己保持されるようになっている。TR
は上記電磁開閉器MSに対して並列に接続されたタイマ
ーで、これの設定時間は第1モータIM1が起動されて
から第1駆動系1が正常な紡出運転速度に達する迄の時
間に設定されている。PB2は第1モータIM1の停止
用スイッチで、上記PB1と直列に接続されている。C
TTBは前記ブレーキ回路DBのリレーで、PB2と並
列に接続され更に該CTTBと並列にタイマーTR1が
接続されている。従ってPB2が押されるとCTTB及
びTR1が励磁するとともに接点CTTB−a2が閉じ
て自己保持され、接点CTTB−a1が閉じてタイマー
TR1に設定された所定時間だけ第1モータIM1に直
流電流を供給して制動を行なう。
【0011】PBLは第2モータIM2の低速運転用ス
イッチで、PBLを閉じると常開接点MC−a3が閉路
となって電磁接触器MCが励磁されるようになってい
る。PBHは第2モータIM2の高速運転用スイッチ
で、ドッファ高速運転用リレーRYHとタイマーTRの
常開接点TR−a1を介して直列に接続され、かつ、リ
レーRYHに対して並列な補助リレーRYAとも接続さ
れ、電磁接触器MCが動作し、かつ第1モータIM1の
第1駆動系1が正常回転に達した状態で高速運転用スイ
ッチPBHを閉じると補助リレーRYAが励磁し、常開
接点RYA−a1が閉路となって高速運転用リレーRY
Hが励磁されるようになっている。PBSは第2モータ
IM2の停止用スイッチである。
【0012】又上記駆動回路には、次のような安全装置
24が設けられている。即ち、上記回転検出器5のパル
ス発生器PGから出力されたパルス信号が、単位時間当
たりの回転数即ちパルス周波数が所定の設定値より大き
いとき常開接点MD−a1が閉じ、この設定値より小さ
いとき常開接点MD−a1が開くように作用する検知器
MDが付設されている。この検知器MDの設定値は、テ
ーカインローラ4の正常回転時におけるパルス周波数よ
り数%低い値に設定され、テーカインローラ4の回転速
度が何らかの原因によって正常回転時より数%低い設定
値以下になると、この検知器MDが検知して常開接点M
D−a1を開くようになっており、第1モータIM1の
第1駆動系1が正常紡出運転速度に達してタイマーTR
の常閉接点TR−b1が開いた後は、この検知器MDの
常開接点MD−a1を介して電磁接触器MCが励磁され
るようになっている。また、上記電磁接触器MCの自己
保持回路にはスライバー切れ等の紡出異常があった時に
開路となる常閉接点RYS−b1が接続され、高速運転
用リレーRYHの自己保持回路にはラップ減少時に開路
となる常閉接点RLC−b1が接続されている。更にま
た、満缶時に開路となる常閉接点RFC−b1が高速運
転用リレーRYHとタイマーTRの常開接点TR−a1
の間に直列に接続されている。
【0013】上記した電気回路により、機台は第4図に
示す如くに運転制御が行なわれる。尚第4図において実
線は第1駆動系1のシリンダー3の回転速度を、点線は
第2駆動系7のドッファー9の回転速度を示している。
【0014】以上において機台の運転を開始するには、
シリンダー起動用スイッチPB1とドッファー低速起動
用スイッチPBLを同時に閉路とする。これによって電
磁開閉器MS、タイマーTRが励磁するとともに、PB
Lを押すことにより電磁接触器MCが励磁して夫々が自
己保持され、これにより第1モータIM1が起動してシ
リンダー3テーカインローラ4が回転し順次増速され
る。テーカインローラ4の回転により回転検出器5の検
出歯車6が回転し、パルス発生器PGはこれを検出して
パルス信号を発信する。而して同調回路SCCにおける
変換器FVの出力側端子23の電圧は、テーカインロー
ラ4の増速度合即ちパルスの発信回数の増加に応じて上
昇し、これにより同調端子19からダイオードDを通っ
て変換器FVに流れていた電流が減少し、よって同調端
子19の電圧が上昇する。
【0015】同調端子19の電圧が上昇し始めると、ド
ッファー9の低速設定用ボリュームVRLの端子20の
電圧も上昇し、インバータINVに入力される直流電圧
が上昇し始める。そしてこの直流電圧がインバータIN
Vによって最低出力周波数を出す為の追従可能電圧(追
従可能電圧の近くに設定された設定電圧でも良い)より
大きくなると、aの時点でインバータINVが第2モー
タIM2を回転起動し始め次第に増速される。第1モー
タIM1の増速に伴ない上記出力側端子23の電圧が上
昇し電圧がbの時点で同調端子19の電位になると、そ
の後テーカインローラ4が更に速く回転されても同調端
子19の電圧が一定に保たれ、ドッファは低速設定用ボ
リュームVRLで設定された所定の低速度で定速回転さ
れる。次に、テーカインローラ4の回転速度が更に増速
され、シリンダー3が正常回転速度より僅かに低い速度
にまで増速されると安全装置24の検知器MDが動作し
てその常開接点MD−a1が閉路となる。その後タイマ
TRの設定時間が経過し、シリンダー3が正常な高速回
転速度迄増速されると、タイマーTRはタイムアップし
常開接点TR−a1は閉路に、常閉接点TR−b1は開
路にされる。この場合、タイマーTRの常閉接点TR−
b1が開いても常開接点MD−a1が閉じているので、
電磁接触器MCは励磁状態が維持され、第2モータIM
2が停止されることはない。
【0016】その後、シリンダー3、テーカインローラ
4等の正常運転状態を確認してcの時点でドッファ9の
高速運転用スイッチPBHを閉じると、高速運転用リレ
ーRYHと補助リレーRYAが励磁されて自己保持さ
れ、回転速度設定回路DSCの常閉接点RYH−b1が
開路に、常開接点RYHa1が閉路にされる。従って、
それまでの低速設定ボリュームVRLに代わって高速設
定用ボリュームVRHの端子21の電圧がインバータI
NVに入力され、第2モータIM2は高速回転に切換え
られる。これによりドッファ9は高速設定用ボリューム
VRHで設定された速度まで増速され、この高速度で定
速回転される。なお、上記高速運転用スイッチPBHを
第1、第2駆動系1、7が未だ正常回転速度に到達して
いない状態で閉じた場合には、タイマーTRの常開接点
TR−a1が開いているのでドッファが高速側に切換え
られることはない。
【0017】上記の正常紡出運転状態にあるとき、仮に
テーカインローラ4にウエブ詰りや異物の介入によるベ
ルトのスリップ或いはベルト外れ等の何らかの原因によ
って正常回転速度より僅かに低い速度即ち検知器MDが
動作する速度より低下すると、安全装置24の常開接点
MD−a1が開いて電磁接触器MCの励磁が解かれ、第
2モータIM2の駆動が停止され、これによりテーカイ
ンローラ4とフィードローラ10間でのウエブ詰りによ
るトラブルを未然に防止することができる。なお、上記
のように検知器MDが作動した場合には報知ブザーやラ
ンプ等によって作業者に異常を知らせることが好まし
い。
【0018】次に、正常紡出運転状態にあるとき、dの
時点でドッファ9の停止用スイッチPBSを開いたり、
スライバー切れ等の異常が発生して所謂ドッファのスト
ップモーションが作用し常開接点RYS−b1が開いた
場合には、電磁接触器MCの自己保持が解かれてこの電
磁接触器MCが非励磁となり、これにより第2モータI
M2の駆動が停止され、第2駆動系の回転は即座に停止
される。その後、eの時点で低速起動用スイッチPBL
を閉じると、上記異常原因が除去されていれば上記と同
様に回路が作動して低速回転を行い、更に所定時に高速
運転用PBHを閉じることにより、ドッファー9は高速
回転となり正常運転に復帰する。
【0019】上記正常紡出運転状態にあるとき、fの時
点で満缶となりオートカウンター(図示せず)からの減
速信号により減速信号用リレーの常閉接点RFC−b1
が開路になると、高速運転用リレーRYHの励磁が解か
れてドッファ9等は低速回転に切換えられ、この間にケ
ンス交換を行ない終了後gの時点でカウンターをリセッ
トすると、高速運転用リレーRYHが励磁されてドッフ
ァ9等が再び高速回転に切換えられる。
【0020】また、図示を省略するが、正常紡出運転状
態において、ラップ減少による減速信号用リレーの常閉
接点RLC−b1が開路になると、高速運転用リレーR
YHと補助リレーRYAの励磁が解かれてドッファ9等
は低速回転に切換えられ、その後ラップ交換をした後高
速運転用スイッチPBHを閉じると、高速運転用リレー
RYHと補助リレーRYAが再び励磁されてドッファ9
等が高速回転に切換えられる。又正常運転時に、品質の
点検ケンス交換等によりドッファー9を低速回転にする
必要が生じた場合には、低速起動用スイッチPBLを閉
じると、高速運転用リレーRYHと補助リレーRYAと
の励磁が開放し、上記同様ドッファー9は低速となる。
【0021】最後に、第1駆動系1と第2駆動系7との
同調停止は次のようにして行なわれる。h点においてシ
リンダー停止用スイッチPB2を開くと、電磁開閉器M
SとタイマーTRの励磁が解かれて第1モータIM1の
回転は停止し、第1駆動系1は惰性回転となって回転数
は除々に低下し、回転数の変化は前記同様に回転検出器
5により検出される。而して上記の如くPB2が開かれ
ると、リレーCTTB及びタイマーTR1が励磁して自
己保持され、これによってブレーキ回路DCの接点CT
TB−a1が閉じ、惰性回転を行なっている第1モータ
に直流電流が供給され、第1モータIM1は直流電流に
よる所謂ダイナミックブレーキによって制動が行なわれ
るので、従来の如き惰性回転による自然停止と異なり、
第1駆動系1の停止時間tは極めて短時間にかつばらつ
きがないように惰性回転の制御が行なわれ、而して第1
駆動系1の停止時間は、停止時に各部に及ぼす衝撃等そ
の他を勘案し、本実施例では必要最小限の二分(従来の
1/3)で停止するように制動を行なっている。この
時、従来のようにブレーキシューを用いるような機械的
なブレーキでないから、摩耗損傷する部分がないので、
保守の手間がなくなる。
【0022】上記のようにして第1駆動系1にダイナミ
ックブレーキによる制動が行なわれるとともに、タイマ
ーTRの励磁開放により接点TR−a1が開いてリレー
RYHが開放し、第2駆動系7即ちドッファー9等は減
速回転に切換えられ、前記した満缶及びラップ減少時と
同様にして第2駆動系7は減速回転を開始する。以上の
如くに制動が行なわれている第1駆動系1の回転数が所
定の回転数以下になると、同調端子19の電圧は低下し
始め該電圧の低下は、当然のことながら第1駆動系1の
減速の度合(パルス発信の回数)に追従する。上記電圧
の低下はインバータINVの端子16に入力される電圧
の低下となり、第2モータIM2の回転速度は更に低下
して第2駆動系7は減速されるが、この減速度合は上記
から明らかなように完全に第1駆動系1の回転速度に同
調し、これに追従するようにインバータINVによって
制御される。
【0023】而して減速回転を行なっている第1駆動系
1の回転が停止寸前の極低速回転となると、インバータ
INVの端子16に入力される電圧が、設定電圧として
示す最低周波数の追従不能電圧以下になり、インバータ
INVの出力が無電圧となって第2モータIM2の駆動
が停止し、その直後第2モータIM2の停止と略同時に
第1駆動系1の惰性回転が停止してカード全体が完全に
停止し、次いでタイマーTR1がタイムアップすること
によりその常閉接点TR1−b1が開き、リレーCTT
Bの励磁が解かれてダイナミックブレーキは解放する。
【0024】上記実施例においては、1台のカードの運
転方他についてのみ述べたが、本願の適用は電気回路に
多少の変更を加えるのみにて、タンデムカードの運転方
法にも容易に実施し得るものであり、又回転検出器によ
る第1駆動系の回転速度の検出はテーカインローラに限
定されるものでなく、シリンダーの回転速度を直接検出
することも可であり、その型式も接触形等上記と同等の
作用を行なうものに変更してもよい。また、上記では2
つのモータを使用するカードで説明したが、1つのモー
タでシリンダを含む全てのカードドラムを回転させるカ
ードにも適用されることは言う迄もない。
【0025】
【発明の効果】本願は以上において詳記したようにシリ
ンダを回転駆動する交流モータを、交流電源と直流発生
装置に切換装置を介して接続したので、シリンダ回転時
には交流モータに交流電源を接続してシリンダ回転を行
わせ、回転しているシリンダを停める時には、交流モー
タに与える電流を交流から直流に切換えるようにでき、
その結果、交流モータに直流電流によるダイナミクブレ
ーキがかかり、シリンダを短時間で停止させることがで
きる。しかもこのブレーキはブレーキパッド等を用いる
ものではないために、摩耗もなく、長期にわたって制動
機能が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カードの駆動系を示す図である。
【図2】電気回路図である。
【図3】電気回路図である。
【図4】作動説明図である。
【符号の説明】
3 シリンダー、 IM1 第1モータ(交流モー
タ)、DB ブレーキ回路、 MS 電磁開閉器(第1
の切換装置)、CTTB リレー(第2の切換装置)、
REC 整流器(直流発生装置)、R,S,T 交流
電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードのシリンダーを制動する装置にお
    いて、シリンダを駆動する交流モータを、交流電源と直
    流発生装置とに切換装置を介して接続し、この切換装置
    は交流モータと交流電源との接続から、交流モータと直
    流発生装置との接続へ切換え、また、その逆に切換え可
    能としてあることを特徴とするカードのシリンダ制動装
    置。
JP34981492A 1992-12-02 1992-12-02 カードのシリンダ制動装置 Pending JPH05263323A (ja)

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